上条「五和と付き合いたい」 神裂「」(962)
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神裂「!!!」
上条「冗談だよ」
この流れでお願いします
神裂「い、五和ですか。その、何故五和なのです? もちろん彼女が良い女性であるのは分かりますが……」
上条「聞いてくださいよ神裂さん。上条さんの周りの女性ときたら……」
『とーま! ごはんはまだなのかな! お腹が減ったんだよ! ご飯ご飯ご飯――』
『またアンタは! そんなに妹っていう響きが好きかぁぁ!!』ビリビリ
『上条! 貴様またクラスの女の子に手を出して――、問答無用!!』
『上条ちゃんは出席日数が足りないので補習でーす』
上条「こんな感じで、上条さんの不幸は加速していくばかりなのです」
神裂(自業自得なものも混ざっている気がしますが……)
上条「だからこう、疲れて帰ってきた時においしいご飯が完成していたりとか」
上条「ご飯を食べながら、こっちの話に笑顔で相槌を打ってくれる人が居たりとかに憧れてさ……」
神裂「……それで五和に、と」
上条「ああ。五和って料理凄く上手いし、性格も穏やかだしさ。あんな娘が彼女になってくれたらいいなーなんて」
神裂「あ、あの!」
上条「ん?」
神裂「わ、私も自分で梅干しを漬けたりしますし、和食ならそれなりに作れるのですが……」
上条「え、あ、そうか。凄いな」
上条(……あれ? なんか会話繋がってなくないか?)
神裂(……ああ、そうですか。私は最初から眼中に無いということですか。確かにお淑やかとは言えないかもしれませんが!)
神裂「で、どうしたんです?」
上条「え?」
神裂「そういう話なら五和に直接伝えたらいいじゃないですか。何故私に話したのです」
上条(あれ、神裂さん怒ってらっしゃる?)
神裂「何故黙っているのですか? 貴方の願いを聞いてわざわざ学園都市まで来たというのに。用がないなら帰りますよ」
上条「あの、神裂さん怒ってます?」
神裂「怒る? なぜ私が怒らなければいけないのです。その理由をよければ説明していただけませんか、さあ!」
上条(マズイ! なぜか分からんがすげぇ怒ってる!)
上条「は、はは、上条さんの勘違いだったみたいですね。そ、それより、五和の事で神裂にお願いしたいことがあってさ」
神裂「…………何です?」
上条(こえーよ!! やっぱり建宮とかにしとけば良かったかもしれない……)
上条「えーっと、それで五和のところに行ってみようかと思うんだけど、理由がないと変だろ? だから――」
神裂「……私が、貴方に用事があることにしろと?」
上条「まあ、そんなとこです……」
神裂「それなら電話ででもいいじゃないですか……」ガックリ
上条「後、元は同じ組織の上司と部下だったんだし、五和の好みとか趣味とかしらないかなーと思ってさ」
神裂「……随分積極的ですね。そんなに五和が好きなんですか?」
上条「あー、いやなんつーか」
『カミやん。待ってるだけじゃカワイイ彼女なんてできないんやで? 自分から行動せな』
上条「っていう言葉に妙に感銘を受けて……」
神裂(誰だか知りませんが余計な事を……)
上条「まあ、五和みたいな娘が上条さんと付き合ってくれるなんてことは無いだろうけど、何もしないうちから諦めるのも良くないと思いまして」
神裂(……これを素で言っているのですから大したものですよね)
上条「って、そうだ。神裂」
神裂「何です?」
上条「最初に聞こうと思ってたんだけど、五和って恋人が居たりすんのかな? それだったらさずがに……」
神裂「!!」
神裂(私が知る限り五和に恋人はいないはずですが……)
神裂(もし、もしですよ? ここで、実は五和には恋人がいる、と言ったら――)
~~~~~~~~~~~~~~~~~
上条「そっか……。中々かわいくてフリーな娘なんていないよなー」ガックリ
神裂「あ、あの! 上条当麻!」
上条「どうした神裂?」
神裂「五和のことは残念でしたが……、その、私ならばお付き合いしている男性はいないのですが……」
上条「本当か!? 実は、聞く前から神裂は恋人いるんだろうなって諦めてたんだよ!」
神裂「そ、そんな。私は貴方一筋で……」カァァ
上条「本当か? 神裂」
神裂「え、ええ。私は……」
ガシッ
上条「火織……結婚してくれ」キリッ
上条火織「はい、喜んで……」
チュッ
~~~~~~~~~~~~~~~~~
神裂「なんてことになってしまうのでは! いけません、今はまだ……!」
上条「あ、あのー、神裂さん?」
神裂「は、はい! もちろん和風はいいんですけど、実は洋風のウェディングドレスにも憧れてて!」
上条「わ、和風? ウェディングドレス?」
神裂「――え?」
上条「え、えーと。もしもーし」
神裂「ッッッ!!! ――コホン、すみません。少し立ちくらみしてしまったようで」
上条(現在進行形で座っているわけですが……)
上条「あのー、それで五和は……」
神裂「……五和に、恋人は――」
なんかねーちん派と五和派で真っ二つに見えるんだけどどうすればいいんだろう
どっちでも行けるけど両方書くのは辛いな
どっちか選んでください>>66(無効なら下を採用)
1 神裂「はあ……、多分いないですよ」(五和ルート)
2 神裂「――いない、はずです」(神裂ルート)
2だにゃー
じゃあ神裂さんで
~~~~~~~~~~~~~~~~~
神裂「――いない、はずです」
上条「そ、そっか。いやー良かった。始まる前から失恋っていうのも悲しいしなー」
神裂「あ、あの!」
上条「よし、じゃあ早速行こうぜ。もう荷物は詰めてあるしさ」
神裂「……はい。わかりました」
ガチャ バタン
飛行機内
上条「そういや普通に連れて来ちまったけど、神裂も空港の審査通れるんだな」
神裂「ええ。一応、ゲストということになっていますから」
上条「へぇー。魔術師が全員壁を乗り越えて入ってくるわけじゃないんだな」
神裂「あの……」
上条「なんだ?」
神裂「本当に五和に、……その、告白をするのですか?」
上条「……無謀だって言いたいんだろ? 上条さんももちろん分かってるけどさー」
神裂「……分かってないじゃないですか」ボソ
今の場面設定がよくわからん
書いてる人でもいいけど、分かる人説明を…
上条「――え? なんか言ったか?」
神裂「いえ、何も。あっちに着いたら案内しますので、着くまでは寝てますね」スッ
上条「え、ああ。分かった」
落ち着かない。彼が、五和と付き合いたいなんて言った時から。
胸の奥が、痛くて、苦しくて――いや、だめだ。
少しだけ眠ったら――、ちゃんと忘れて彼と五和の成り行きを見守ろう。
私は、そうするべきなんだ。
>>81
五和に会いにイギリスに行きたいけど、理由もなく突然行ったら不自然
だから、神裂さんが上条さんをイギリスに呼んだってことにして、お願い。てな感じです
英国女子寮前(神裂さんは先に寮に入りました)
上条「よく考えなくても、女子寮に男が入るのはまずいよな……。まあ、神裂が上手くやってくれると思うけど」
上条「ふぅー、緊張してきた。五和いるのかな」
ドサッ
上条「?」
五和「あ、あれ? 上条、さん? 本物?」ゴシゴシ
上条「うお、五和……」
五和「ど、どうしたんですか? その、誰かに会いに来たとか……?」
上条「あ、ああ。神裂にちょっと呼ばれてな」
五和「あ……、そうですか女教皇様の用事ですか」シュン
五和「あ、すみません。すぐ呼んで来ますね」タッ
上条「あ、ストップ五和!」
五和「は、はい。なんでしょう?」
上条「この荷物……買い出しか?」
五和「ええ、今日の夕飯の当番は私なので」
上条「さすがに寮の人数分となると多いな、よっと」
五和「あ、いいですよ! それより先に――」
上条「別に急ぐ用じゃないから大丈夫だって。どこに持っていけばいいんだ?」
五和「すみません……。では、食堂にお願いします」
上条「よし、案内頼むな」
五和「はい!」
上条(いきなり五和に会っちまって驚いたけどこれはこれで、ラッキーだったな)
スタスタスタ
五和「いえ、一人では無かったんですけど途中でアンジェレネさんとはぐれてしまって……」
上条「ふーん、そういうことか」
五和「寮の方から携帯に連絡が来て、アンジェレネさんはもう帰ってると聞いて私も帰ってきたんですよ」
上条「大変だったろ? あんなに量あったら」
五和「い、いえ一応鍛えているので……、それより上条さんは今夜は……」
上条「あー、ここで泊めてくれると嬉しいかなーなんて思うんだけど、でも無理だったら――」
五和「大丈夫です!! なんだったら私の部屋に泊まってください!」
上条「え、五和の部屋ってそれはさすがに――!」
五和「あ、いえ、その私はもちろん廊下で寝ますからご心配なく――」
ガチャ
アニェーゼ「さっきから何をゴチャゴチャと騒いで――って、貴方は」
アンジェレネ「五和さんごめんなさい! つい焼きたてのチョココロネの香りにつられて――、あれ?」
オルソラ「あらあら、重そうな荷物なのでございますよ」
ルチア「上条当麻――?」
ザワザワ ワイワイ
上条「はは……、お久しぶりです」
神裂の部屋
シェリー「おーい、幻想殺しがお前を訪ねてきたらしいぞ」
神裂「そうですか。今行き――」
シェリー「? どうした? あまり嬉しそうじゃないな」
神裂「何がです? それより早く行きましょう。待たせては悪いですし」
スタスタ
シェリー「……何であいつが来てるのに不機嫌なんだ?」
食堂
オルソラ「はいはーい。みなさんも配膳を手伝って欲しいのでございますよー」
アニェーゼ「おー、さすがシスターオルソラと五和嬢が当番の日だけあって大盛況っすね」
アンジェレネ「わたし、もうお腹ペコペコですー」
ルチア「まったく。シスターともあろうものが食事一つでこんな風になるとは……」
アニェーゼ「ラッキーですねあなた。今日はここ一ヶ月で一番上手いメシが出る日ですよ?」
上条「それは楽しみだな」
上条「五和、付き合ってくれ」
五和「」
上条「い・・・五和さん?もしもーし五和さーん?」
五和「」
上条「いつわ・・・って気絶してるっ!?」
みたいな感じですか?わかりません><
ID変わっちゃったけど>>19です
途中で落ちてゴメン
明日っつか今日休みだから頑張って書く
~食事中~
上条「うおおお!! 何これ! すげぇうまい!」ガツガツ
アニェーゼ「ホントですね……、ていうか見た目からして今日は気合の入りが違いますね」モグモグ
アンジェレネ「もが、ふぐむぐがが、もぐがが?」
ルチア「……シスターアンジェレネ、食べてる時に喋らないでください」
アンジェレネ「もっがー、ほんあおいひいひょうひをはへふのはひはひぶりで……」ガツガツ
ルチア「だから、ちゃんと飲み込んでから喋りなさい!」
―厨房―
五和「……良かった。喜んでくれてる」グッ
オルソラ「五和さん。あなたもあちらに行かれてはどうです?」
五和「え、でも……」
オルソラ「片付けのことは気にしなくてもいいのでございますよ。折角作った料理を食べていただいているのですから、
ついでに、お近くでお話をしたらいいと思うのでございますよ」
五和「……あ、ありがとうございます!!」ダッ
オルソラ「……本当にあの方は女性の好意を集めるのがお上手でございますね」
オルソラ(けれど、五和さんに比べて神裂さんの表情が優れないのには何か理由があるのでございましょうか……)
~食後~
上条「いやー、マジでうまかったって。あれは自慢していいレベルだと思うぞ。なあ?」
アニェーゼ「ええ。ウチの隊の連中も大喜びでしたしね」
五和「いえ、そんな……。それよりみなさん食後のお飲み物は何にします?」
アンジェレネ「わたし、アッサムにミルクとシュガーたっぷりのミルクティーがいいですー!」
ルチア「アンジェレネ……少しは自重なさい!! 五和さん、お茶くらい私たちが用意しますよ」
アンジェレネ「で、でも……」
ルチア「シスターアンジェレネ?」ギロ
アンジェレネ「はっ、はい! お手伝いします!!」
五和「いえいえ、大丈夫ですよ。お茶の用意はしてますので、大した手間じゃありませんし」
ルチア「しかし――」
アニェーゼ「いいじゃないですかシスタールチア。偶には甘えちまいましょうよ。私はダージリンでお願いしますね」
五和「はい。ルチアさんは……」
ルチア「……すみません。では、シスターアニェーゼと同じものを」
五和「はい。上条さんはどうしますか?」
上条「あー、紅茶はよく分かんなくてな。どれがいいんだろ……」
五和「でしたら日本茶もありますよ。そっちを淹れましょうか?」
上条「ホントか? それならお茶を頼んでいいか?」
五和「ええ。では、少し待ってて下さい。」
スタスタ
上条「……」
アニェーゼ「あれ? 神裂さんは何をしているんですかね。おーい、一緒にお茶しませんかー?」
神裂「! い、いえ、私は……」
アニェーゼ「何をボソボソ言ってるんですか。アンタだって少年と喋りたいことあるでしょうに」グイグイ
神裂「ちょ、ちょっと押さないでください!」
アニェーゼ「ほらほら、さっさと座っちまってくださいよ」
神裂(な、何故上条当麻の隣の席に!)
五和「お待たせしました――あ、女教皇様。いつものお茶でいいですか?」
神裂「え、ええ。お願いします」
五和「分かりました、少し待ってください。皆さんの分のお茶です」スッ
神裂(五和はこういうさりげない気遣いができる……。そこに彼も……)
――――――――――――――
アニェーゼ「――とまあ、女ばっかりってのも意外と息苦しかったりするもんなんですよ」
上条「そのへんは男にはわかんない感覚だなー」
五和「あはは……」
アンジェレネ「にゅう……」
ルチア「シスターアンジェレネ。眠るなら自分の部屋に――」
アニェーゼ「そういや、あなたは結局どういった用件でイギリスくんだりまで来たんです? 神裂さんが呼んだと聞きましたが……」
上条「あー、いやその」
神裂「た、大した用事ではなかったのですが少し彼に話しておきたいことがありまして……」
アニェーゼ「? 個人的な用ですか……? 実は……えーと、何でしたっけ、『逢引』とかだったりするんですか?」
神裂「!?」
ルチア「シスターアニェーゼ、その逢引というのはどういった……」
アニェーゼ「それはですね……」ゴニョゴニョ
ルチア「……な! そ、そんな不潔な!」
アニェーゼ「相変わらず堅物ですね。いいじゃないですかそれくらい――」
神裂「ふざけないでください!!!」バン!
「!?」
アンジェレネ「ふひゃっ!?」
神裂「彼にはちゃんとした用事があって来てもらったのです! 勝手な憶測をされては困ります!!」
上条「お、おい……」
五和「女教皇様……?」
アンジェレネ「あ、あれ? 皆さんどうしたんですか?」キョロキョロ
神裂「……あ」
アニェーゼ「……すみませんね。冗談のつもりだったんですが――」
神裂「あ、いえ、その……」
神裂「――ッ、すみません。私は先に休みます」
スタスタスタ
上条「あ、あのさ、神裂も少し疲れてたんじゃないか? だから……」
アニェーゼ「ふふっ、あなたがフォローしなくても大丈夫ですよ。あの程度でどうこう思ったりはしませんし」
上条「そ、そうか」
アニェーゼ(しかし元々お堅い性格なのは知っていましたが、今の態度は少し変ですね……。何かあったんですかね)
~翌日~ 神裂の部屋
五和「わ、私が上条さんを案内するんですか!?」
神裂「ええ。彼への用事は昨日のうちに済みましたし、今日はゆっくり英国観光でもしては、と思っていたのです」
五和「で、でも私でいいんでしょうか……」
神裂「他の人達は用事がある人も多いですし、何より同じ日本人の方が彼も安心できるのではないかと思いまして」
五和「そ、そうですか……。あ、でもそれなら」
神裂「なんです?」
五和「あ、その女教皇様でもいいのではないかと……」
神裂「!? わ、私はいいのです! それより五和のほうが彼と一緒に居たいのでは――」
五和「――え?」
神裂「あ、そうではなくて、私も用事があってですね……」
五和「あの……、女教皇様」
神裂「な、なんです?」ビクッ
五和「その、なんて言うか……上手く言えないんですけど、――遠慮とかしてませんか?」
神裂「……!」
五和「だって、その…女教皇様も上条さんを……」
神裂「五和」
五和「は、はい!」
神裂「貴女がどうだか知りませんが、勝手に私の思考を貴女の思考で纏めないでください」
五和「す、すみません! でも……」
神裂「いいから早く行きなさい。彼はもう寮の前で待っているはずですから」
五和「……はい」
タッタッタッ
神裂「…………」
ガンッ!
神裂「馬鹿ですか私は……。五和にあたってどうするんです……」
神裂(本当は五和に上条当麻の真意を伝えるはずだったのに……)
上条『五和って料理上手いし、あんな娘が彼女になってくれたらなーなんて』
神裂「――ッ!」
神裂「……何故、五和なんですか」
神裂「料理が上手いとか、性格が穏やかだとかなら他にも居るじゃないですか」
神裂「何故……、なぜ!!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
五和『女教皇様!! 聞いてください、凄い人がいたんですよ! 二百人を超える戦闘員の中に素手で突っ込んで行って――』
神裂(五和はずっと……)
五和『ああ、建宮さん、対馬さん……勇気の出せない私を許してください……』
神裂(ずっと……)
五和』あ、女教皇様! 上条さんが来ているんですよ! 今日の食事当番が私だなんて夢のようです……』
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
神裂(私なんかよりもずっと、五和は彼のことを強く――)
神裂「……迷う必要なんてないじゃないですか」
『それだけの力があって……なんでそんなに無能なんだよ……』
『だから、俺と天草式。あとイギリス清教と――お前』
神裂「…………ッ!」
神裂「私は――」
「そういうことだったんですか」
神裂「!?」
アニェーゼ「や、盗み聞きしちゃって済みませんね」
シェリー「まあ、あんだけデカイ声出してれば聞き耳立てなくても聞こえるわな」
オルソラ「まあまあ」
神裂「貴女たち……何を」
アニェーゼ「事情は大体わかりましたよ。つまりなんの因果かあの少年が五和嬢にアプローチを始めたと」
神裂「!!」
オルソラ「それで貴女様に仲介役を頼んだと。本当にあの方は性質の悪いお子様なのでございますよ」
神裂「ち、ちがっ!」
シェリー「で、アンタは元部下を想って身を引こうとか考えちゃってたわけだ」
神裂「……」
アニェーゼ「で? どうなんですか?」
神裂「……どう、とは?」
アニェーゼ「私たちがどうこうしようって言っても、アンタがスタートラインにも立てないってんじゃどうしようもありませんからね」
神裂「スタートライン……?」
オルソラ「神裂さんは、彼のことをどう思っておいでなのでしょうか」
神裂「ッ! 私は――」
シェリー「この後に及んでしらばっくれるってのは無しにしろよ。お前の正直な気持ちを教えろよ」
神裂「私の……気持ち」
そんなの――決まっている
世間知らずで、鈍感で――
『彼女』を奪っていく敵として相見えて
彼の事を少しずつ知って――
多大な迷惑をかけてしまって――
それを笑って、迷惑なんかじゃないと言ってくれて――
相談を受けて――
彼に呼び出されてちょっとだけ緊張して――
彼が五和と付き合いたいと言って――
そのことで少しだけイライラして――
彼が五和に微笑んでいるのを見て――
五和が彼に微笑んでいるのを見て――
彼と五和の仲を取り持とうだなんて――やっぱり、辛くて。
神裂「私、は……」
神裂「……私だって、彼の事が、上条当麻が――好きなんです」
アニェーゼ「っし!」
オルソラ「あらあら」
シェリー「よしよし」
神裂「な、なんですかその反応は!」
アニェーゼ「まあまあ。それで、彼が帰ってきたら告白しちまうんですよね?」
オルソラ「まあまあ。人様の告白をみるなんて初めてなのでございますよ」
シェリー「いいねぇ、なんか創作したくなってくるな」
神裂「ちょ、ちょっと待ってください! 私は彼に想いを伝える気は無いのです!
アニェーゼ「何故です?」
神裂「何故って……そもそも彼は五和に――」
アニェーゼ「それがそもそもの疑問なんですよね。あの少年は、ホントに五和嬢のことが好きなんすかね?」
神裂「――え?」
アニェーゼ「好きならそれこそ今のアンタのように、もうちょっと……何て言うんですかね、オーラ的なものが出てもいいと思うんですよ」
シェリー「まあ、そうだな。アイツの五和に接する態度は特におかしいところはない。それが逆に変だと」
オルソラ「そうですね。五和さんに気持ちが向いているなら、それこそ五和さんの気持ちを察してもいい筈ですし……」
神裂「し、しかし現に上条当麻は五和を彼女にしたいと――」
オルソラ「もしかしたら――、彼も今その違和を、感じているかもしれません」
上条&五和サイド
五和「あ、あの、どうでしたか? 一通り有名な観光名所は回ったと思うんですけど……」
上条「え、ああ、凄え楽しかったよ」
五和「そ、そうですか! 良かったです……」ニコニコ
上条(神裂にお膳立てしてもらって……五和と二人きりになれた)
上条(五和と一緒に行動して……楽しかったのは嘘じゃない)
上条(でも……)
女子寮
上条&五和「ただいまー」
アンジェレネ「お帰りなさい! 夕ご飯までは後一時間半くらいですよ」
ルチア「シスターアンジェレネ……貴女の思考は食事関連のことしか……」クドクド
神裂「あ……、お帰りなさい。その――楽しかったですか?」
上条「ああ、楽しかったよ。――あのさ、夕食まで部屋で休んでていいかな?」
五和「……あっ、すみません! 私が連れ回しちゃったから……」
上条「そんなことねーって。ただ、時差とかがあってちょっとな」
五和「……はい」
神裂「……?」
上条「悪いな。じゃあ休ませてもらうよ」
神裂「ええ。ごゆっくりどうぞ」
神裂「五和。彼の様子何か変では――」
五和「――あ、はは」ポロポロ
神裂「五和!? どうしたのです!」
シェリー「……どうした?」ポンポン
オルソラ「ハンカチをお使いになりますか?」
五和「す、すみませ、ひぐっ、すみません」
アニェーゼ「……何かあったんですか?」
五和「い、いえ、たいしたことじゃ…ないんですけど」
神裂「……」
五和「ぐすっ…わ、たし……ふられちゃった、みたい、で」
神裂「!!」
五和「わ、わかっていたんです。ひっく、でも、なんか…勘違いしちゃって」
シェリー「泣いていいんだぞ?」
五和「わ、私は、ちが、片想いでよく…て、でも、我慢できな……く、ああ」
五和「うわああああああああああああああああ!!!」
オルソラ「……大丈夫なのでございますよ」
神裂(五和が……振られた?)
あれ
えーと、ごめんなさい>>253>>255>>256の3レスは無かったことにしてもらえるでしょうか
深夜のテンションと酔いのせいで行き当たりで書いたけど
これじゃ曖昧な「俺達の恋愛はこれからだ!」Endにしかならないんで
>>251の続きから再開したいと思います
女子寮
上条&五和「ただいまー」
アンジェレネ「お帰りなさい! 夕ご飯までは後一時間半くらいですよ」
ルチア「シスターアンジェレネ……貴女の思考は食事関連のことしか……」クドクド
神裂「あ……、お帰りなさい。その――楽しかったですか?」
上条「ああ、楽しかったよ。――あのさ、夕食まで部屋で休んでていいかな?」
五和「……あっ、すみません! 私が連れ回しちゃったから……」
上条「そんなことねーって。ただ時差ボケが直らないだけだよ。今日は本当に楽しかった、ありがとな五和」
五和「いえいえ。私も凄く楽しかったですから!」
ルチア「さて、私たちも部屋に戻りましょうか。シスターアンジェレネ」
アンジェレネ「は、はい。それではまた後で!」
スタスタスタ
五和「あ、じゃあ私も一旦部屋に――」
神裂「あ、あのっ! 五和!」
五和「は、はい。なんですか?」
神裂「その……上条当麻と一緒にいて、えーと、何か変わったことはありませんでしたか?」
五和「変わったこと……ですか? 一応周りを警戒してはいましたけど、別段不審な人物も……」
神裂「い、いえ、そうではなくてですね、上条当麻の言動とか、その、あの……」
五和「えーと……?」
神裂「も、もしかして貴方たち二人の関係が変わったりということがあったりだとか……」
五和「あはは、全然無かったですよ。あ、でも露店で売っていたアクセサリーを上条さんがプレゼントしてくれて……」
神裂「そ、そうですか。それは良かったですね」
五和「はい! じゃあ、私部屋に戻りますね」
神裂「ええ、それでは」
神裂(どうやら今日は告白しなかったようですね……)
神裂(だったらまた二人きりになれる機会を作ってあげなければ……。しかし)
『それがそもそもの疑問なんですよね。あの少年は、ホントに五和嬢のことが好きなんすかね?』
神裂(けれど、彼は確かに――)
神裂「彼の部屋を……訪ねてみましょうか」
神裂「どちらにしろ、明日以降の予定を決めなければなりませんしね……」
スタスタ
客室前廊下
コンコン
上条「はい?」
神裂「あ、上条当麻、私です神裂です。少しお話が……」
ガチャ
上条「神裂か。ちょうどお前のとこに行こうかと思ってたんだ」
神裂「え? そうだったのですか?」
上条「ああ、ちょっと話があってな。とりあえず入ってくれよ」
神裂「ええ、お邪魔します」
バタン
上条「そっちの椅子使ってくれ。俺はベッドに座るからさ」
神裂「はい、それで話というのは――」
上条「いや、神裂の用事が先でいいぞ」
神裂「い、いえ。大した用事ではありませんので、貴方の話とやらを先に……」
上条「そうか? んじゃあ言うけど……」
神裂「……」ゴクン
上条「スマン! 神裂」
神裂「……は? ちょ、ちょっと待ってください! いきなり頭を下げられても困ります!」
上条「いやー、神裂にはちゃんと謝んなきゃと思って」
神裂「あ、あの、すみませんが順序立てて話してもらえないでしょうか。正直訳がわかりません」
上条「その……五和に告白するのやめようと思うんだ」
神裂「…………え?」
上条「お前に面倒持ちかけたくせに、勝手に決めて悪いとは思っているんだけどさ」
神裂「な、何故です!? 今日一体何があったのです!?」
上条「特別なにかあったわけじゃないんだけどな。ただ……俺は五和が好きなわけじゃなかったみたいなんだ」
神裂「五和が好きじゃ、なかった……?」
神裂「で、でも貴方は五和の性格や長所を知って告白したいと思ったのでは……?」
上条「それもさ、別に五和を見てたわけじゃなかったんだよ。他の誰かと比べて、勝手に理想に五和を嵌めこんだだけだった」
神裂「……」
上条「じゃあ例えば、五和より料理が上手くて性格も良いって子がもしいたら、俺はどうしたんだろうってさ」
神裂「し、しかし、五和は……」
上条「五和はさ、俺のイメージとか関係なくスゲェいい奴だった。俺が楽しめるようにいろいろ気を遣ってくれたりさ」
上条「今日、それを再認識できて……でも、俺のこの気持ちはやっぱり『違う』と思った」
神裂「そ、そんなの分からないじゃないですか。単なる貴方の考えすぎかも……」
上条「そうかもしれない。でも、少なくとも五和の好きって気持ちとは違うものだった」
神裂「! 貴方、もしかして五和に……?」
上条「いや、世間話の一環として聞いてみたんだよ。人を好きになるってどういうもんなのかなーってさ」
神裂(それを、貴方が五和に聞きますか……。悪意は無いんでしょうが本当に性質が悪い……)
上条「その時さ――」
『あ、あくまで私が考えているだけっていうか、変なこと言うかもしれませんけど――』
『俺が聞いたんだから、変だなんて思わないって』
『そ、そうですか。人を好きだっていう気持ち……ですよね』
『ああ』
『最初は、なんとなく意識してしまう感じで、その意識がどんどん強くなっていって』
『……』
『その人の一挙一動が気になって、あんまり会えたりとかしなくても全然薄れなくて……』
『……』
『いつの間にか……どうしようもなくなってて、どうやったら良く思ってもらえるだろうとか考えても、結局なんにもできなくて
その人が、他の誰かと仲良くしていたりすると胸がチクチクしてきたり……
他にも、いろいろイヤなこと考えちゃったりもするんですけど……それ以上に』
『ずっと、ドキドキするのが続く感じで、以前より話せるようになっても慣れたりなんかしなくて。
いつの間にかずっとその人のことを考えるようになってたり、ちょっとだけアピールできたりしたらずっと嬉しかったり……』
『……』
『……あ、あれ? すみません、なんだかメチャクチャですよね。上手く言えなくて――』
『いや、そんなこと』
『……多分ですけど、いろんな気持ちですぐにいっぱいになって抑えられなくなっちゃうんですよ。誰かを「好き」になると』
神裂「…………」
上条「少なくとも、俺は納得できた。それだけ強い気持ちなんだろうなってのもさ」
神裂(抑えきれない気持ち……)
上条「その話を聞いたのもあって、俺の気持ちは胸を張れるようなものじゃなかったって気づいてさ」
神裂(彼から連絡をもらって、嬉しくて――なのに、話は五和のことばかりでイライラして……)
上条「だから……神裂には協力してもらったのに悪いけど――」
神裂(この感情を私は伝えても……)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
アニェーゼ「ま、少年の気持ちは置いときましょう。彼なら自分で気付くでしょうしね」
シェリー「それより、お前のことだよな」
神裂「し、しかし、万一彼が五和を想っていなかったとしても変わりません! 五和は私などよりもずっと彼を……」
アニェーゼ「だから自分はいいと? 好きなんでしょう、少年のことが」
神裂「それは……」
シェリー「いいけどな。お前がそれでもいいってんなら」
神裂「そ、そうですよね」
シェリー「ああ。そうやって納得したフリして、ずっとしかめた面で過ごせばいいんじゃないか」
神裂「なっ!!」
シェリー「正直、昨日今日とお前は明らかに普通じゃなかったぞ」
神裂「わ、私は……」
アニェーゼ「ま、確かにあまり怒鳴られたくはありませんねぇ」
神裂「でも、五和は……」
オルソラ「わたくしの、私見ではございますが」
神裂「……?」
オルソラ「確かに、五和さんは上条さんに対して並々ならぬ感情を持っているのでございましょう」
神裂「そ、そうです! そうなんです!!」
オルソラ「――けれど、神裂さんの想いも、わたくしには決して小さいものには見えないのでございますよ」
神裂「……!」
オルソラ「それに、五和さんは神裂さんに変に気を遣われたら、むしろそれを気に病んでしまうようなお人なのではないでしょうか」
神裂「……それ、は」
オルソラ「その辺りはもちろん、わたくしなどより神裂さんの方がご存知なのでございましょうが」
神裂「でも……」
アニェーゼ「……」イラッ
アニェーゼ「ま、後はアンタ次第っすよ。さーて、私は今日どんな衣装で少年の部屋に忍び込みましょうかねー」
神裂「!?」
オルソラ「……! あらあら、アニェーゼさんは昨日も行ったのでございましょう? 今日はわたくしがお伺いする予定なのですよ」
神裂「ちょ、ちょっと待ってください! 一体何の話を……!」
シェリー「ふむ、そういえば新しく買ったネグリジェがあったな。今夜はあれを……」
アニェーゼ「あら、みんな同じ腹積もりでしたか。でしたらどうです? いっそ今夜は三人同時にってのは」
オルソラ「あらあらまあまあ、では夕食に精のつく料理をお出ししたほうがよろしいでしょうか」
神裂「だ、だめです!! そんなのは……!」
アニェーゼ「何故です?」
神裂「だ、だって、だって……」
オルソラ「なんでしょう?」
神裂「……ええ、そうですよ! 嫌なんですよ!! 彼が他の女性ばかりと仲良くしているのは! 私だって、もっと見てもらいたいんです!
もっと近づきたいんです! もっと……好きになってもらいたいんですよ!!!」
五和・・・
「「「……」」」
神裂「ハァ……、ハァ……」
シェリー「よし、頑張れよ」ポンポン
スタスタスタ
アニェーゼ「撃沈したら骨くらいは拾ってあげますから」
スタスタスタ
オルソラ「ファイト! でございますよ」グッ
スタスタスタ
神裂「え、あれ……?」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
神裂「……」
上条「あのー、神裂。怒ってる……のか?」
神裂「……怒ってますよ!!」
上条「え、そのゴメン」
神裂「なんなんですか貴方は! 人のことを散々悩ませておいて、一人で勝手に結論を出して!!」
上条「か、神裂さん……?」
神裂「私が…貴方から話を聞いてどれだけ辛かったかなんて貴方にはわからないでしょう!!」
上条「……え?」
神裂「……」ハァハァ
上条「……神裂、俺お前に何か悪いこと――」
神裂「好き……なんです」
上条「え――」
神裂「私は、貴方の事が――好きなんです」
上条「……ま、マジ、ですか?」
神裂「……マジですよ。だから貴方が五和と付き合いたいなんて言うから、イライラしたりして、それなのに貴方は全然……」
上条「そ、それは悪かった……」
神裂「いえ、でも、その私にも問題がありましたので……」
上条「そ、そっか」
神裂「はい……」
上条「……」
神裂「……」
上条&神裂(く、空気が……)
上条「あのさっ!」神裂「あのっ!」
神裂「あ……、ど、どうぞお先に」
上条「じゃ、じゃあ……その、何で上条さんのことを好きになったんでしょうか」
神裂「ッ~~!!」カァァ
神裂「そ、それを、言わなければなりませんか……?」
上条(う、上目遣い……)
上条「いや、その冗談じゃないのは分かるんだけど……その、好かれるようなことをした記憶も無いっていうのが……」
神裂「……だから、ですよ」
上条「……?」
神裂「貴方が、そういう人で、何の見返りも求めずインデックスや天草式を救うために体を張るから……」
神裂「だから、私は恩を感じるだけじゃなくて、自然と貴方を好きに――ッッ!? あ、いや、その!」
上条「……はは」
神裂「……そういうこと、です。いい…ですかね?」
上条「……ああ、その、ありがとう」
神裂「れ、礼を言われることでは……」
上条「そ、そっか。なんか嬉しかったからさ」
神裂「そ、そうですか」カァァ
上条「それで、神裂の方は……?」
神裂「はい?」
上条「いや、さっき何か言いかけただろ?」
神裂「あ、ええ。その……私は貴方に告白をしたわけですが」
上条「……は、はい」
神裂「い、いちいち赤くならないで下さい! 話が進まないでしょう!」
上条「か、神裂さんも顔赤いっすよ……」
神裂「……き、気付かないふりをして…ください」
上条「わ、分かった」
神裂「それで告白に関してなのですが……」
上条「……あ、そっか。俺が返事を――」
神裂「……いえ、それはいいんです」
上条「え? でも……」
神裂「わ、分かっていますから。貴方にとって私が特別ではないことくらい」
上条「いや、それは……」
神裂「いいんです。でも……覚悟してください」
上条「な、なにをでせう」
神裂「私にだって女らしい部分はあるのですから、こ、これからは何でもするつもりです」
上条「な、何でも!?」
神裂「は、はい。貴方に好きになってもらうためならば……、なんだってできます」
上条「神裂……」
神裂「さしあたって――」ゴソゴソ
上条「……綿棒?」
神裂「ひ、膝枕で……耳かきなどいかがでしょうか」ポンポン
上条「」
神裂「あ……、ダメ、でしたか……?」
上条「ダメジャナイデス、オネガイシマス」
神裂「は、はい!」
「あの、気持ちいいですか?」 「ああ……」
~数日後~
空港
上条「いやー、すっかりお世話になったな」
オルソラ「いえいえ、また遊びに来てほしいのでございますよ」
アニェーゼ「ウチの隊の連中も喜びますからね。また顔を見せてやって下さい」
上条「ああ、また来るよ。そういやシェリーは?」
オルソラ「それが誘ったのですが……昨日徹夜したから寝る、と」
上条「ははっ、あいつらしいな」
五和「あ、上条さん。そろそろ搭乗時間ですよ」
上条「ホントだ、じゃあ行くか。五和もありがとな、おかげで楽しかったよ」
五和「いえいえ、私も楽しかったです。是非また来てください」
上条「じゃ、またな。みんな」
オルソラ「ええ」
アニェーゼ「へいへい」
五和「はい」
スタスタスタ……
アニェーゼ「さて、私たちも帰りましょうか」
オルソラ「折角ですから、少し買い物をしていきませんか?」
五和「あ、いいですね。女教皇様も――、女教皇様?」
神裂「オルソラ、頼みがあるのですが」
オルソラ「はい? なんでございましょう」
神裂「しばらくの間、寮の管理業務を変わっていただきたいのですが」
オルソラ「はあ……、構いませんがどちらかにお出かけになるのでございますか?」
神裂「ええ、そんなところです。……感謝しますオルソラ。それでは」ダッ
五和「女教皇様……?」
学園都市
インデックス「一体とうまはどういうつもりなのかな!? わたしが小萌の家に行ってるうちにイギリスに行くだなんて!!」ガジガジ
上条「わ、悪かったって! ちゃんとお土産も買ってきたから勘弁してくれ!」
インデックス「イギリス人の私にイギリス土産なんて何を考えてるのとーまは!」ガジガジ
上条「安心しろ!! ちゃんと学園都市の空港に着いてから買った物だ!!」
インデックス「それはもはやお土産ですらないかも!! わたしのこと忘れてたんだねとーまは!!!」ガブリ
上条「んぎゃー!!!」
インデックス「まったく……。あれ? とーま、部屋の電気がついてるみたいだけど」
上条「なに!? 出る時消し忘れたのか? 電気代が……不幸だ。って、あれ鍵が……」
ガチャ
神裂「お帰りなさい、お二人とも」
インデックス「あれ? かおりだ、どうしたの?」
上条「か、神裂さん……? どうして」
インデックス「む、なんだかすごく良い匂いがするんだよ!」
神裂「ええ、お腹が空いているのではないかと思いまして夕食の準備をしておきました」
インデックス「ホントに!?」
ダダダダッ!!
インデックス「す、すごい豪華なご飯があるんだよ! こんなご馳走初めてかも!!」
上条「神裂……?」
神裂「言ったじゃないですか……何でもするって」
上条「た、確かにそう聞いたけど……」
神裂「あ、あと寝袋は持参してますので、どこかスペースを貸してくれるとありがたいのですが……」
上条「と、泊まるのか!?」
神裂「そうさせていただければ……その、朝食も作ります。学校に行く時はお弁当も……」
上条「て、手作り弁当でせうか?」
神裂「は、はい。あと、よろしければ……」
上条「ま、まだなにか……?」
神裂「……お背中もお流しします。き、希望していただけるならば」
上条「」
~その後~
神裂「はい、お弁当です。いってらっしゃい当麻」
上条「ああ、いつもありがとな。じゃ、行ってきます」
ガチャ ガチャ
上条「あ、よう土御門」
土御門「おお、カミやん。おやおや、ねーちんは今日も手作り弁当片手にお見送りですかい! いやー、あっついにゃー」
上条「はは……」
神裂「い、いいじゃないですか。好きな人に喜んでもらいたいのは当たり前でしょう」カァァ
土御門「…………ちくしょー! 開き直りやがって! 俺には舞夏がいるからいいんだにゃー!!」
ダダダダダッ!!
上条「……ぷっ」
神裂「ふふふっ」
「「あはははっ」」
~夜~
神裂「さて、そろそろ寝ましょうか」
上条「あー、そうだ。ちょっと相談があるんだけどいいか?」
神裂「はあ、相談ですか。もちろん構いませんが」
上条「えーっとだな、内容は恋愛相談なんだけど……」
神裂「……え?」
上条「あー、そうじゃなくて、その、なんていうかだな」
神裂「……はい」ゴク
上条「その……神裂火織と付き合いたいんだ」
神裂「」
End
終わった……。書くの遅くてすんませんでした
スレタイで五和期待してた人はごめんなさい
アフターは……どうしよう
じゃあ、明日書けたら頑張って書きます……
でも、ねーちんといちゃいちゃを短編的に書くんで中身はない感じになりそう
背中流し(水着着用?)とか
弁当忘れて学校に突撃とかそんな感じをやるかも……
not18禁のいいネタがあれば使わせてもらうかもなんで、こんなんどうよとかあったらレスお願いします
寝ます
>>1なら五和ルートを書いてくれると信じている
バルタン星人
>>1だァ
書き溜めが消えた上に風邪でダウンしてた
五和√読みたい人が多いなら今から書くけど…
文才無いからあまり期待しないでくれ
アフターストーリーは無しということでおk?
熱が38.5℃ありますた
遅くてもいいなら書くよ
書いて欲しいけど熱あるなら無理しなくていいよ
治るのまってるから
上条「あぁ…五和と付き合いたい」
神裂「」
神裂「どどどどdどうしてですか上条当麻!」アワアワ
上条「あのー?落ち着いてください神裂さん」アセアセ
神裂「ッ! 」
神裂「何故あの子なのです!」
駄目だ頭痛いorz
今は寝ていいから明日書いておくれ(´・ω・`)
無理すンじゃねェ
とりあえず貼っときますね
保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 40分以内
02:00-04:00 90分以内
04:00-09:00 180分以内
09:00-16:00 80分以内
16:00-19:00 60分以内
19:00-00:00 30分以内
保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 60分以内
02:00-04:00 120分以内
04:00-09:00 210分以内
09:00-16:00 120分以内
16:00-19:00 60分以内
19:00-00:00 30分以内.
見えてないようなので
保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 40分以内
02:00-04:00 90分以内
04:00-09:00 180分以内
09:00-16:00 80分以内
16:00-19:00 60分以内
19:00-00:00 30分以内
保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 60分以内
02:00-04:00 120分以内
04:00-09:00 210分以内
09:00-16:00 120分以内
16:00-19:00 60分以内
19:00-00:00 30分以内.
・上条(悪)シリーズ
・上条「その幻想に」垣根「常識は通用しねえ」
・インデックス「好きだよ、あくせられーた」一方通行「…はァ?」
最近のだとこの辺りは読んで損はない
>>642
一番下もシリーズ物だぞ
ついでに一番上のと一番下の作者同じっていう
>>643
マジか
dat落ち心配ないし改行制限緩いSS速報でじっくり読みたいんだが
あの人SS速報でやんの嫌がってる感じなんだよなぁ…
上条さんと五和が夫婦になれば全ヒロインが相手にならないくらいにいちゃらぶしてくれるはずなのに。
上条さんを名前で呼ぼうとするだけで
五和「あの……え、えー、と……と、とーま、さん」
上条「――――!」
五和「……きゃわーっ! ごめんなさい忘れて下さいっ!」
とかいって上条さんの記憶が無くなるまで槍でぶん殴ってくれる筈なのに。
>>1がまだ来てないみたいだし、一応書くって言ったのでちょっとだけ書きます
ただのいちゃいちゃ話でしかないし短いと思うけど
上条「――と、言うわけで昨日から晴れて俺たちは恋人同士になったわけだが……」
神裂「ええ、そういうことなのですが……」
上条&神裂(何をすればいいんだろう……?)
神裂アフター スタート
~告白翌日の夜~
神裂「と、とりあえずご飯を食べましょうか」
上条「そ、そうだな。そうしようぜ」
・
・
・
上条「……ごちそうさま。今日も美味かった」
神裂「……はい、お粗末さまでした」
カチャカチャ
上条「あ、片づけは手伝うぞ」
神裂「い、いえ、休んでて頂いても……」
上条「いつもやってるし、気にすんなよ」
神裂「そ、そうですね。じゃあ、いつもどおり私が食器を洗いますので……」
上条「ああ、俺は食器を拭いて片付けるよ」
ジャー ワシャワシャ ジャー キュッキュッ カチャ
上条「……」フキフキ
神裂「……」ジャー
上条&神裂(食事中の会話ゼロ……)
上条(あ、あれー? 俺いつも神裂と何話してたっけ。普段は話すこといっぱいあるのに……?)
神裂(な、何故何も言葉が出てこないんでしょう。いつもなら考えずともいくらでも話題が出てくるはずなのに……)
上条「……あ」
神裂「……あ」
上条&神裂「「インデックスは……!」」
上条「……小萌先生のとこ、だよな」
神裂「……ええ。『今日くらいは二人きりにしてあげるんだよ』と言ってくれたんですよね」
上条&神裂「「……」」
上条&神裂(会話終了……)
上条(……なんでだろ。今までは――)
上条「いつっ!!」
神裂「どうしましたか!?」
上条「……あー、食器が欠けてたみたいだ。指引っ掛けちまった」
神裂「少々待ってください。今救急箱を……」
上条「え? いいって神裂――」
神裂「消毒しますよ」
上条「……」
神裂「痛くありませんか?」
上条「……ん。なあ、神裂」
神裂「はい、なんでしょう」
上条「……なんか、変な雰囲気だったな。さっきまで」
神裂「――え?」
上条「……」
神裂「……そう、ですね。ええ本当に」
上条「なんか緊張しちまってたのかな。今までも一緒にいたってのにな」
神裂「意味合いが違うからではないでしょうか。今日からは恋人同士――あ」
上条「――そうだな。今日からは恋人同士、だ」
神裂「……はい!」
上条「よし。さーて、風呂でも入るかな」
神裂「……あ」
上条「えーっと、ジャージどこに置いたっけか……」
神裂「……」クイッ
上条「ん? どうした、神裂」
神裂「あ、あの……」
上条「?」
神裂「い、以前、貴方の背中を流すと進言した時……のことなのですが」
上条「は、はあ……」
神裂「あの時それはまだ早いから、と断られた記憶があるのですが……」
上条「そ、そんなこともあったなー」
神裂「今の、恋人同士という立場なら……いい、ですよね?」
上条「」
バスルーム
上条(お、おおお落ち着け上条当麻。冷静になるんだ。ただ背中を流して貰うだけだ、やましいことは何も……)
コンコン
上条「は、はいっ!?」
神裂「あ、あの、入ってもいいでしょうか?」
上条「ど、どうぞ……」
カラカラ……
神裂「失礼します……」
上条「ぶほっ!?」
神裂「ど、どうしました!?」
上条「た、タオル……」
神裂「あ、その、さすがに恥ずかしかったのでバスタオルを……」
上条(神裂のスタイル+安物の小さいバスタオル=可能性無限大 なんてことだ……)
神裂(当麻の……裸)カァァ
神裂(て、照れている場合ではありません! 私から言い出したのですから……)
神裂「では、その……流しますね」
上条「は、はい。お願いします!」
ゴシゴシ ゴシゴシ……
上条「――」
神裂「あの……どう、ですか?」
上条「ああ、なんかすげー気持ちいい……」
神裂「そ、そうですか」ホッ
神裂「……」ジー
上条「どうした?」
神裂「あ、いえ……結構傷があるのですね」
上条「あー、そうなのか? 背中は自分じゃ分かんないからなー」
神裂「……」ツゥ・・・
上条「神裂?」
神裂「あ……、すみません! 流しますね」
上条「……?」
ザァー……
上条(さてさて、背中流しイベントは恙無く終了して、今現在は一人で湯舟でくつろいでいます)
神裂「……」
上条(――とはいきませんでしたよヒャッホイ! 何故か背中合わせで入浴中です!!)
上条(薄っぺらいバスタオル越しに神裂さんの肌の感触が……!)
上条(……あ、ヤバい。いろんな意味でヤバい!)
上条(や、やめろ! さっきのバスタオル姿の神裂を思い浮かべるんじゃない! あ、いやマジで――)
神裂「あ、あのっ!」
上条「はひっ!?」
神裂「……? え、えーと……昨日のことなんですが」
上条「え? 昨日……?」
神裂「はい。その……貴方が告白してくれた時のこと、です」
上条「あ、ああ……」
神裂「あ、あの告白自体はとても、非常に嬉しかったのですが……」
上条「……うん?」
神裂「あの…何か一言付け足して欲しかったりするのです、が……」
上条「一言?」
神裂「……はい。その言葉さえいただければ、私はもう――」
神裂(何も、抑える必要は――)
上条(足りない一言? 俺は昨日神裂に……あ)
上条「もしかして……なんだけど」
神裂「は、はい!」
上条「あー……」
上条(改めて言うのって恥ずかしいな。でも、もし「これ」なら……これを言葉にしてくれた神裂に失礼だよな)
上条「えーっと」
神裂「……」ドキドキ
上条「――好きだ。神裂」
上条「……」
神裂「……」
上条(あれ? もしかしてハズし――!?)
フニョッ
上条(ふおおおおおっ!? 上条さんの背中に素敵物体が!?)
神裂「私も――大好きです! 当麻!」
グイッ
上条「!?」
神裂「……ん!」
上条「――!」
神裂「……っぷは」
上条「」
神裂「誰よりも……愛しています」ギュウ・・・
神裂「――では、先に上がりますね!」
サバッ! ガラガラ ピシャン!
上条「」
~就寝~
上条「な、なあ神裂さん……これはさすがに」
神裂「い、いいでしょう。これくらい」ギュウ・・・
上条(混浴の後に同衾……明日青ピにぶっ飛ばされても文句言えねぇな)
上条(ま、でも……)
上条「俺も嬉しいことには……違いないんだよな」ボソ
神裂「……なにかいいました?」
上条「ん? こうして横になってると、神裂を上から眺めたりもできて新鮮だなーって」
神裂「……」クイッ
上条「?」
神裂「……やはり、背の高い女は嫌ですか……?」
上条「身長なんか関係なく神裂以外じゃ嫌だっつの」
神裂「え、あ……」カァァ
上条(さすがにクサかったか……? つーか恥ずかしい……)
神裂「あ、ありがとうございます……」
上条「……ん」
神裂「でも…いつまで私は『神裂』なのですか? 『当麻』」
上条「……寝るか」
神裂「当麻――むぐっ!」
ギュッ
上条「お休み――火織」
神裂「……はい、当麻」
End
二本目
神裂「むう……」
神裂「せっかく作った弁当が、テーブルに残ったままです……。今日の朝はバタバタしていたから忘れたんでしょうか……」
神裂「当麻の学校には購買もあるらしいですし、忘れたとしても問題はないのでしょうが……」
神裂「……」
神裂「今日の肉じゃがは会心の出来だったのに……」
神裂「……よ、よし」イソイソ
神裂「……ガスの元栓は切りましたし、電気も消しました。インデックスは土御門の妹さんと遊んでいるようですし……」
神裂「ふー、さて行きましょうか」
ガチャ
神裂「えーと、学校への道は確かこっちを……」
神裂(当麻に学校への道のりを聞いておいたのは正解でしたね)
神裂「あ、ここですね。この道を右に……」
上条のクラス
小萌「ですから、その時先生ははっきりと訂正したのですよー。私はれっきとした社会人なのですと――」
上条(もはや化学とは何の関係もない話になってるな……。ま、後五分もすれば終わりだし別にいいか)
上条「……」チラッ
上条(サッカーか。いいなー体育、折角だから思いっきり体を――、って、えええええ!!!????)
小萌「か、上条ちゃん!? いきなり立ち上がってどうしたのです、窓の外に何かあるのですか?」
まーた上条が奇行を…… いや、ちょっと待て。外に―― えっ、なになに?
小萌「あわわ……、教室が一気に無法地帯に……、み、みんなーまだ授業中なのですよー?」
ザワザワ…… ヒソヒソ……
神裂「な、何か視線を感じますね……。別段変な格好はしていないつもりですが……」
校舎内
神裂「人が増えて視線の量も一気に増えたような……、一体なぜ――あっ」
神裂「当麻!」ブンブン
上条(めっちゃ嬉しそうに手振ってる……)
……おい、また上条か。 和風美人もゲット済みとは……。 ちくしょう……
上条(いらぬ恨みを無制限に買っている気がする……)
神裂「そ、そのお弁当を忘れたでしょう? 届けに来たのですが――」
上条「あー……、とりあえずあれだ。目立ちすぎるのもなんだから場所を変えよう」グッ
神裂「え、は、はい……」
スタスタスタ
屋上
上条「ふう……、ここなら大丈夫だろ」ドサ
神裂「あ、あの当麻。何かいらぬ注目を集めてしまったみたいなのですが何故でしょうか……」
上条(そりゃあ、学校にいきなり着物美人が現れれば騒ぎにもなりますよね……)
神裂「……?」
上条(確かに以前、普段の衣装は露出が多すぎるって話をした記憶はあるけどさ……)
神裂「あ、あの……」
上条「あー……、学校ってのは生徒と先生以外はあまり入って来ないからなー。誰なんだろうって見てたんじゃないか?」
神裂「なるほど……そうでしたか」
上条「それより、弁当なんだけど……」
神裂「あ、ええ。今朝は忙しかったので忘れてしまったのだろうと――」
上条「……あー、スマン。実は今日は午前授業だったんだよ。火織に言っとくの忘れちまっててさ」
神裂「あ……、そう、だったのですか。すみません、私こそ早とちりをしてしまいまして……」ガックリ
上条「――でも、ちょうど良かったよ」
神裂「……え?」
上条「学校終わったら、火織と一緒に飯食いに行こうと思ってたから、来てくれて良かった」
神裂「あ……!」
上条「弁当、あるんだろ? 食べようぜ」
神裂「はい!」
パカッ
上条「肉じゃが、卵焼き、焼き魚、ほうれん草の和え物、漬物に炊き込みご飯……相変わらずすげぇな……」
上条「じゃあ早速……ん? 箸は……って火織?」
神裂「……」スッ
神裂「……あーん」
上条「」
神裂「……当麻?」
上条「……あ、いや、うん、いただきます」パクッ
神裂「おいしい……ですか?」
上条「……めちゃくちゃ美味い」
神裂「――良かったです」ニコ
上条(うん、なんかもうあれだ。バカップルなんて非難はこの幸福に比べたら気にならん)
神裂「次は……肉じゃがをどうぞ。自信作なんです」
上条「ん、サンキュ」
神裂「はい、あーん……」
上条「むぐむぐ……、うめえ!!」
神裂「ありがとうございます。さあ、次は――」
パシッ
上条「火織の番、な?」
神裂「は、はい!?」
上条「ほら、あーん」
神裂「え!? あ…その。…………あー」
神裂「もぐもぐ……、お、美味しいです」
上条「だ、だよな。ほらもう一口」
神裂「いえ、今度は貴方が食べて――」
――――――――――――――――――――
青ピ「……なあ、土御門クン」
土御門「……なんだ?」
青ピ「憎しみで人を殺せたら……、どんなに簡単やろうね?」
土御門「……帰ろうぜい」
End
三本目
上条「ただいまー」
シーン……
上条「……あれ? 火織のやつ出掛けてんのかな」
スタスタスタ
神裂「……」
上条「って、なんだいるんじゃねーか。おーい、火織……?」
神裂「zzz……」
上条「何だ、寝てたのか」
上条「しっかし、どうせ寝るんだったら横になったほうがいいだろうに。こんな固いベットに寄りかかって寝なくても……」
神裂「zzz……」
上条「……そりゃ疲れるよな。俺よりずっと早く起きて朝飯に弁当用意して、必要悪の教会の仕事もやってるみたいだし」
上条「うっし、たまには上条さんが腕を振るいますか。火織のウデには遠く及ばないだろうけど」
上条「さーて、冷蔵庫に何があったっけなー」
神裂「うう…ん、とう、ま」
上条「は、はいっ!?」ビクッ
神裂「……むにゅ」
上条「……寝言か?」
上条「しかし……」ジー
上条(火織ってやっぱ美人だよなぁ。スタイルもいいし。こんな娘が俺の為に世話を焼いてくれて……幸せだ)
神裂「とう、ま」
上条「……はは、何か照れるな。火織の夢の中でくらい、少しはカッコイイことしとけよ上条ー」
神裂「……」パチッ
上条「あ、起きた――」
神裂「あ……とうま」スッ
上条「え」
ギュッ……
上条「か、火織!?」
神裂「とうま……とうま」
上条「ね、寝ぼけてるのか!? 目覚ませ火織――!」
神裂「好きです……当麻」
上条「」
神裂「……んー」チュッ
上条「むぐっ――ちょ、かかかか、神裂さーん……?」
神裂「……スー、スー、zzz……」
上条「起きてない……のか?」
上条(なんか生殺し感がすごい……)
上条「はぁ……、やれやれ。さっさと……」
グイッ
上条「?」
グイッ グイッ
上条「あ、あれ?」
神裂「zzz……」ガッチリ
上条「お、おい、嘘だろ?」
上条「――はは、抜けねえ。さすが聖人の力……ってか?」
ムニュムニュ
上条「ははは……」
上条(シャレにならないんですけどー!?)
~10分後~
神裂「にゅむう……」
上条(そ、そうだ今日は数学と英語の宿題があったんですよね、ほ、補習は免れないとなーあはは……)
~30分後~
神裂「とうまぁ……」スリスリ
上条(ステイル、土御門、青髪ピアス、災誤センセ、一方通行、アックアで夢のハーレム完成だ! やったね!!)
~1時間後~
神裂「好き……です」ギュッ・・・
上条(もういいですよね!? 上条さんは精一杯頑張りましたよね!? どう考えても無実ですよね!?)
神裂「とうま……」
上条(火織さんのあんなとこやこんなとこが、上条さんに刺激を――もう無理です! ゴメン!)クワッ
神裂「……」スー スー
上条「火織……」
神裂「…………?」スー スー
上条「……できねーよな。やっぱ」ポンポン
上条「寝てるところをなんて……さ。いつか火織とはちゃんと……」
神裂「……」スッ
上条「っと、あれ? 外れた! ふぅー、危なかった……」
神裂「…………」
――――――――――――――――――
インデックス(ね、ねえとーま。かおりとケンカしたの?)ヒソヒソ
上条(い、いや、そんなことはないんだけど……)
神裂「……二人とも、何をコソコソ話しているのですか」
インデックス「きょ、今日もおいしいねって話していたんだよ!」
上条「そ、そうだな。こんな料理が毎日食べられるなんて幸せだな俺達!」
神裂「……ありがとうございます」パクパク
上条(やっぱり怒ってる……)
インデックス(あれ? でも、なんかかおりちょっとだけ……)
神裂「……ごちそうさまでした。先に片付けます」
カチャカチャ スタスタ
神裂(……もうちょっと強引でも、私は良かったんですよ? ――でも)
神裂「現金――ですよね。彼の言葉も嬉しかった、だなんて」
インデックス「――と、こんな感じでとうまとかおりのイチャイチャは際限なしに続いていくんだよ!」
インデックス「今の状況でも、とうまの家に居ていいって言ってくれる二人には感謝してるけど……」
インデックス「正直、甘い空気を吸いすぎてさすがの私でも胸焼けがしてくるかも!」
インデックス「でも、二人とも幸せそうだから心の広い私は多めに見てあげるんだよ!」
上条「おーい、インデックス。どうしたんだ?」
神裂「夕食ができましたよ。さあ食べましょう」
インデックス「うん! 今行くんだよ。じゃあ、ばいばい!」
神裂アフター エンド
と、いうことで終了です。ガチエロ期待してた人はごめんなさい。
それでは
てす
上条「五和が護衛にきてくれたとき、きっと良い嫁になると思ったんだけどさ、結局俺の願望だったんだよな。」
神裂「し、しかしどうしてそれを私に?」
的な?
五和にwktkしてスレを開いて待ち続けたのに未だないとはどういうことなんだよ!
建宮「おまえさん・・・・・・このままでいいと思ってんのか?」
五和「え・・・・・・? なんのことですか?」
建宮「とぼけるんじゃないのよ! このままこのスレが落ちてもいいかって聞いてるんだ!」
建宮「せっかく『上条「五和と付き合いたい」 神裂「」』ってスレタイなのに・・・・・・このまま上裂で終わっていいのかって聞いてるのよ」
五和「・・・・・・それ、は・・・・・・」
建宮「いいはずないのよなぁ・・・・・・そう思ってるのなら、五和。これを」スッ
五和「これは・・・・・・大精霊チラメイド・・・・・・」
建宮「これもって学園都市にいってくるのよな」
五和「はい・・・・・・!」ギュッ
建宮「後は書き手が現れれば大団円なのよな」
五和「書き手?」
建宮「いや、なんでもないのよ」
誰か書いてくれないかなぁ
五和「でも、前回は護衛って理由がありましたけど、今回はなんて言えば……」
建宮「好きだから来ちゃいました、とかそんなのでいいのよ」
五和「た、建宮さんっ!?」
建宮「別に嘘じゃないのよな」
五和「そう、ですけど……」
建宮「変に理由を作ったりして行く方が後々面倒なのよな」
五和「そうなんですか……?」
建宮「そうなのよ。それに、好きって一言を言うだけでそれからが有利に働くのよな」
五和「?」
建宮「年頃の男が好きですって言われて意識しないはずがないのよ」
建宮「後は態度や仕草で表せば自ずと五和に対して好感を抱くはずなのよな」
五和「態度や仕草……」
建宮「おいしい料理を作るだけでも男にとったらすごい嬉しいと思うのよなぁ……」
五和「わかりました。私、がんばります!」
建宮「その意気込みなのよな、五和」
上条「補修終わったぁ……うおっ、もうこんな時間か!」
上条「タイムセール間に合うかな……」
‐某スーパー‐
上条「間に合わなかった……不幸だ……」
上条「困ったな、冷蔵庫の中空っぽなんだよなぁ……」
上条「……帰るか」トボトボ
上条「ってあれは……おーい、五和ー」
五和「え? 上条さん!?」
上条「五和、だよな? こんなところでどうしたんだ?」
五和「上条さんの家に向かってたところですけど……」
上条「俺の家……? まさかまた魔術関連のことか?」
五和「いえ、そうじゃなくて今回は……その……」
上条「? とりあえず立ち話もなんだし、家まで行くか」
場所は変わって上条宅
禁書「おかえり、とうまー」
上条「ただいまインデックス」
五和「お、お邪魔します……」
禁書「あれ、いつわ? なんでいつわがここにいるの?」
上条「おう、ちょうどそこで会ってな。家に用があったみたいだから」
禁書「ふーん、そうなんだ。ねぇ、今日の晩御飯は?」
上条「晩飯……あっ!」汗ダラダラ
五和「どうかしたんですか?」
上条「今日タイムセール逃したから何もないんだった……」
禁書「つまりどういうことかな、とうま?」
上条「つまりですね……ええっと……」
五和「食材だったら、買いにいきましょうか?」
五和「突然押しかけて何もしないのは悪いですし……」
禁書「ここはいつわのご好意に甘えたほうがいいと私は思うんだよ」
上条「いや、そうだけど……迷惑じゃないか? 五和」
五和「迷惑なんかじゃありませんよ? むしろ嬉しいです」
上条「えっ?」
五和「な、なんでもないです! じゃあ行ってきますね」
上条「待った、俺もいくよ」
五和「えっ、いいんですか……?」
上条「だって場所わかんないだろ?」
五和「あ……はい……」
禁書「珍しく気が利いてると思ったら、当麻はやっぱり当麻だね」
上条「はぁ? なんだそりゃ」
禁書「とりあえず行ってくるといいかも。お腹空いてもう限界なんだよ」
上条「はいはい……じゃあ行こうか、五和」
五和「はい!」
スーパー向かう途中
上条「そういえば、どうしてこっち来たんだ?」
五和「休暇を頂いたので……その……」
上条「ならよかった。前みたいに魔術師がきたのかと思ってビックリしたんだけど、そういう訳でもないのか」
五和「はい、今回はそういうのではないから平気です」
上条「そっか、じゃあ学園都市にきたのは観光とか?」
五和「えっと、そうでもなくて……」
上条「えっ、じゃあなんだろ?」
五和「その……上条さんに……」ボソボソ
上条「えっ? ごめん、最後よく聞き取れなくて……なんて言ったんだ?」
五和「なっなんでもないです! 理由は後でじゃダメですか?」
上条「別にいいけど……おっ、ついたぞ」
スーパーにて
五和「上条さんはなにか食べたいものとかあります?」
上条「うーん……久しぶりにカレーが食べたい、かな」
五和「わかりました、じゃあ今晩はカレーにしましょう」
上条「五和の料理は本当にうまいから楽しみだな」
五和「あ、ありがとうござます」
五和「他にもなにか買っていきましょうか」
上条「大丈夫なのか?」
五和「遠慮なんかしないでください、そのためにこっちに来たんですから」
上条「そっか、じゃあお願いしようかな」
アリガトウゴザイマシター
上条「結構買ったな……なんか悪いな、五和」
五和「そんなことないですよ」
上条「せめて買い物袋くらい持つよ」
五和「じゃあ、お願いしますね」
上条宅
上条「ただいまー」
禁書「おかえりなんだよ、とうま、いつわ」
五和「インデックスさん、晩御飯はカレーだけど大丈夫ですか?」
禁書「カレー久しぶりかも! それに大好きだから問題ないんだよ」
五和「じゃあ早速作っちゃいましょうか」
上条「俺も手伝うよ、五和」
五和「上条さんとインデックスさんはのんびりしてていいですよ?」
上条「そういうわけにもいかないだろ……インデックスも手伝ってくれ」
禁書「わかったんだよ、何を手伝えばいいのかな」
上条「買ってきたものを冷蔵庫に入れてくれないか?」
禁書「わかったんだよ」
五和「じゃあ上条さんはジャガイモの皮むきをお願いしますね」
上条「わかった」
そんなこんなでカレー完成
「「「いただきます」」」
上条「やっぱり五和の腕前はすごいな」モグモグ
禁書「一週間毎食カレーでも飽きないかも」モグモグ
五和「そんなことないですよ。それに上条さんも一緒に作ってたじゃないですか」
上条「ほとんど見てるだけだったけどな……」
五和「そんなことないですよ」
禁書「とうまの料理もうまいけど、いつわの料理はもっとうまいんだよ!」
上条「ほら、インデックスもこう言ってるぞ?」
禁書「いっそのこと五和がここに住んで毎日ご飯作ってもらいたいくらいなんだよ!」
五和「!?」
上条「毎日こんなおいしいものが食べられるなら幸せだけど、それはさすがに無理だろ……」
五和「無理じゃなかったらいいんですか……?」
上条「上条さんは大丈夫っていうかむしろ嬉しいですけど……」
五和「そうですか……ウフ、ウフフ……」
上条「(どうしたんだ……急に五和が笑い出したぞ……?)」
五和「(建宮さんの言ってたとおりです……。少なくとも、この調子でいけば……)」
「「「ごちそうさまでした」」」
上条「さて、じゃあ洗いますか」スッ
五和「後片付けなら私がやりますよ?」
上条「いやいや料理まで作ってもらっておいて、ここは上条さんに任せてください」
五和「すみません」
ガチャガチャザァァーーー……
禁書「ねぇ、いつわ」
五和「なんですか? インデックスさん」
禁書「いつわはさ、とうまのこと好きなんだよね?」
ちょっと幼児なんで空けます。誰か代わってくれると有難い
スミマセン、色々あって帰ってきた、そんな自分を応援してる。
幼児の人ではありません、ロリコンによるただの誤変換です。
原作未読で遅筆だけど大丈夫でしたら再開します。
五和「……」チラッ
禁書「洗い物してるときって割と水の音で聞こえないから大丈夫なんだよ?」
五和「……はい。好き、です」
禁書「そっか。なら、できるだけとうまの傍にいて欲しいんだよ」
五和「どうして……ですか?」
禁書「私ね、とうまには感謝してもしきれないんだよ」
禁書「助けてもらったこともあるし、いっつもご飯作ってもらってるし、寝る場所まで譲ってもらってるんだよ」
禁書「それなのに、私はとうまの助けになれない。何もできないんだよ」
五和「そんなことないと思いますよ?」
禁書「ありがとう、いつわ。でも、私なんかよりも、いつわのほうが助けになってるんだよ」
禁書「とうまはいつも不幸だって言ってるけどね、いつわと一緒のとうまを見ると幸せそうなんだよ」
五和「そう……でしたか?」
禁書「私にはそう見えたんだよ。それに、五和のことも大好きだから、幸せになってほしいんだよ」
五和「インデックスさん……」
上条「おーい、二人で何はなしてるんだ?」
五和「えっ!? いや、その……」
禁書「な、なんでもないんだよ、とうま」
上条「……? 風呂お湯入ったけど五和、先入るか?」
五和「は、はい。 じゃあお言葉に甘えて」
上条「まぁ、インデックス。なんか五和慌ててたけど、何話してたんだ?」
禁書「秘密かも!」
上条「まぁいいや、五和があがったらお前も入れよ?」
風呂場
五和「インデックスさんはああ言ってましたけど……もし上条さんがインデックスさんのことを好きだったら……」ブクブク
五和「とりあえず悩んでいても仕方ないですし、出ますか……」ザバァ
ガラッ
上条「あ」
五和「」
五和「か、かかかか上条さんっ!?」
上条「違う! これはタオルを持ってきただけでありまして、決して疚しい気持ちがあったというわけでは……ごめんっ!!」
バタンッ
五和「(み……見られちゃいました……)」フキフキ
ガチャッ
五和「あ、あがりました……」
上条「あ、あぁ……」
禁書「じゃあつぎ私入ってくるんだよ」バタンッ
上条「!?(気まずい、いつになく空気が重い……ッ)」
五和「(上条さんと、ふ、二人っきり……)」
上条「あ、あのー……五和さん?」
五和「(落ち着いて落ち着いて)な、なんですか?」
上条「さっきは、その、申し訳ありませんでした」ドゲザ
五和「気にしないでください! その、気にしてませんから」
上条「ほ、本当でせうか……?」
インモラルセックスさんはそんなこと言わない
ガンゴンバキン!! と、拳を振り落とす音が連続した。
上条当麻にしては珍しく、一撃では済まさなかった。
_、、ィ,._ _ _
\\\ゞ´ ヾ , ',___、 ヽ
(⌒\Z ,w'レviゞ {ィ|rwniト }
\ ヽヽ(l. ゚ -゚ノ 文句はねぇよな? ○i、゚ヮ゚|l_,○
(mJ ⌒\ .U__リ史.リ!_し ハ,,ハ
ノ ∩ / / _,ノ八. ヾ、 O(゚ヮ゚,,O
( | .|∧_∧ ``''=''=ー'"´ `c_,,o)~
/\丿 | ( ) ←>>861
(___へ_ノ ゝ___ノ
五和「恥ずかしかっただけですから……」
上条「次からは気をつけます……って五和、そういえばいつまでいるんだ?」
五和「あ……(そういえばいつまでいるんだろう? 建宮さんに訊くの忘れてました)」
上条「休暇だっけか? そしたらそんなに長くはないか」
五和「あ……そのことなんですけど……」
上条「うん?」
五和「実は……休暇じゃなくて、上条さんに伝えたいことがあって来たんです」
上条「俺に?」
五和「はい……えっと……その……」
五和「」ゴクリ
五和「私、実はかみじょ「いい湯だったんだよ!」んです!」
上条「……ごめん五和、なんて言ったんだ?」
五和「…………なんでもないです……」グスッ
禁書「?」
上条「じゃあ俺風呂入ってくるな」
五和「はい……」
バタンッ
禁書「どうしたの? なんか暗いんだよ、いつわ」
五和「まだ、まだ大丈夫です……」
禁書「? 平気ならいいんだよ!」
五和「あの、インデックスさん……ひとついいですか?」
禁書「なにかな、いつわ?」
五和「インデックスさんから見て、上条さんって好きな人っていると思いますか?」
禁書「特にこの人が好きっていうのはないと思うんだよ」
五和「そうですか……」ホッ
禁書「でも、逆にそれが心配なんだよ」
五和「?」
禁書「好きだって言われたら、誰にでも靡きそうなんだよ!」
五和「(確かに、上条さんの取り巻く人たちは皆奇麗だし……)」
禁書「だからこそ、五和には早めに気持ちを伝えてもらいたいんだよ」
五和「(一応、さっき言ったんですけど……)」
五和「インデックスさんは、いいのですか?」
禁書「なにがいいのかな?」
五和「インデックスさんも、上条さんのことが好きですよね?」
禁書「うん、大好きなんだよ!」
五和「……なら、なんでそれを本人に言わないんですか?」
禁書「さっきも言ったけど、私じゃとうまの助けになれないし、幸せにできないんだよ」
禁書「それに、とうまは私のことそういう目で見てないし、これからも見れないと思うんだよ」
禁書「私にとって、とうまの家に居候でいることが一番のカタチだから」
禁書「だから、これでいいんだよ」
五和「そう、ですか……インデックスさんは、強いですね」
禁書「そうかな?」
五和「そうですよ。私なんかよりも、ずっと」
ガチャッ
上条「あーいい湯だった……さて」
上条「早速だけど、五和の寝る場所についてだ」
上条「普段は上条さんが風呂場で、インデックスがベッドで寝てるわけだが」
上条「どうしますか」
禁書「とうまといつわが風呂場で寝ればいいと思うんだよ」
上条「まずはお前がベッドで寝るというその幻想をぶち殺す!」
禁書「いつわと一緒に寝るところは否定しないんだね」
上条「もちろんそこは否定しますよ? 上条さん狼になっちゃいます」
上条「で、普通に考えて五和がベッドで寝て、だ」
五和「上条さんも一緒に寝るんですね」
上条「いやいやだから上条さんはそんなことしませんよ?」
禁書「私はどこで寝ればいいのかな」
上条「インデックスはベッドの隣の床にでも布団を敷いて、だ」
上条「俺は風呂場で寝ると」
上条「これでいいよな?」
五和「上条さんは大丈夫なんですか……?」
上条「インデックス来てからずっと風呂場だけど、慣れれば意外と平気なもんだぜ」
禁書「ごめんね、とうま」シュン
上条「珍しくしおらしいこと言うな、インデックス」
禁書「珍しくは余計かも」
上条「まぁ、女の子を風呂場で寝かせるわけにもいかないしな。風邪引いたらつらいだろうし」
五和「上条さんって本当に優しいんですね」
上条「そうか? 当たり前のことだと思うんだけど……」
禁書「(そういうこと平気で言えて、しかも無自覚だからタチが悪いんだよ)」
五和「あ、そうだ! 上条さん、インデックスさん、お土産持ってきたんです」
上条「お土産?」
五和「はい、ちょっと待っててください」ガサゴソ
五和「(この建宮さんがくれた、一生一緒にいられるという魔法のアイテム……)ほら、これです」
上条「お、どれどれ」パカッ
キューピーン
上条「な、なんだ体が」
五和「引っ張られる!(上条さんとぶつかる///)」
ドカーン
五条「ククク……」
インデックス「!?」
五和「どうぞ」
禁書「わぁ! おいしそうなんだよ!」
五和「急いで買ったので、あまりどれがいいとかわからなかったんですけど……」
禁書「そんなことないんだよ! とってもおいしいんだよ!」モゴモゴ
上条「ってもう食べてんのかよ……」
五和「いま紅茶淹れますね」
上条「へぇ……このチョコおいしいな……キャドバリー? って名前なのかな」
五和「お口に合ってなによりです。紅茶、入りました」
上条「おっ、サンキュー」ズズズ
上条「……なんか、どれもこれも上条さんにはご縁がないくらいおいしいなぁ」
五和「あと、上条さんにはこれを」スッ
上条「おお……なんかすごい煌びやかなラッピング……開けてもいいのか?」
五和「はい、どうぞ」ニッコリハガン
上条「これは……」
上条「……どうやって開けるんだ?」
五和「あっ、この箱の裏の……」ココユビサス
上条「おっ、開いた」パカッ
上条「えっと、これは……」
禁書「チョコ型のでかいチョコなんだよ」
五和「だいぶ遅くなってしまいましたが、バレンタインチョコです」
上条「え? バレンタイン?」
五和「やっぱりもう遅いですよね……」
上条「そんなわけないだろ? もらえるだけ有難いですよ、ほんと」ウンウン
五和「ならよかったです……」
上条「義理でも上条さんはすごく嬉しいですよ」
五和「……義理じゃ、ありません」
上条「義理じゃない? そっか……え? ってことは本命!?」
五和「そ、そうです……」
上条「え、嘘……だよな?」
チョコ型の…チョコ?
五和「うそなんかじゃありません!」
上条「えっ……あ、いや……」
五和「……すみません、急に大声出しちゃって」
上条「いや、その……」
五和「もう、寝ますね」ゴシゴシ
バタンッ
禁書「……とうま、今のもとうまが悪いかも」
上条「今のも、ってなんだよ」
禁書「いつわ、泣いてたよ?」
上条「……あぁ」
禁書「誰が、泣かせたの?」
上条「……」
禁書「もういいんだよ。私も寝るんだよ。おやすみ」ゴロン
上条「おい、そこはベッド……はぁ、不幸……」
上条「……不幸なのは俺じゃないか……」
>>891
スミマセン、ハート型のチョコに脳内変換お願いします。
ガチャッ
上条「……五和?」
五和「……」
上条「あのさ、さっきはゴメン。言い訳にしか聞こえないだろうけど、聞いて欲しいんだ」
上条「俺、本命のチョコなんてもらえたのが信じられなかったんだ」
上条「今までそういうことなかった(多分)し、五和がくれるだなんて思ってなかったからさ」
上条「だから、さ。その、ありがとな。すごく嬉しかった」
五和「……」
上条「……」
五和「……嬉しかっただけですか?」
上条「え?」
五和「他になんか、言うことはないんですか?」
上条「えっと、その……」
五和「……こっち、来てください」
今更だけど、地の文入れたり、///入れた方がいいのかな?
毛布の狭間から出た五和の手が、ちょいちょいと手招きをしている。
俺はそのまま風呂場へと足を踏み入れると、五和が起き上がり、急に抱きついてきた。
細い腕が腰の後ろにしっかりと回され、身動きが取れないほどにホールドされている。
後ろに倒れそうになるけど、踏ん張って踏み止まる。耳を五和の髪がくすぐっていて、少しこそばゆい。
いつも使っているはずのシャンプーの香りが、ふわりと鼻腔と心をくすぐる。嗅ぎ慣れているはずなのに、どこか興奮を覚える。
そんな香りを胸いっぱいに吸い込みながら、五和の言葉に耳を傾けた。
「わたしは、上条さんのことが好きです……」
「……あぁ」
「言葉じゃ言い表せないくらいに、好きなんです……」
ぎゅっ、と擬音が聞こえるのではないかというくらい、その腕は強く強く抱きしめてくる。
「……」
「愛してます。わたしと、付き合ってください」
正直、こんな大真面目な告白を受けてもまだ信じられないというのが本音だ。
でも、そんな理由にこじつけてさっきと同じ反応をとれば、間違いなく五和を傷つけてしまうのは確かだ。
信じられないとか、俺のどこに惚れたんだろうとか、思うところ色々あるが、今はそんなことを考えている場合じゃない。
俺が五和に対してどう思っているのか。
天草式十字凄教の1人。料理を含む家事がすごく上手で、気立てのいい娘。さっき見てしまったけど、胸がでかかった。
それに年上お姉さん、上条さんの好みどストライク。幾度となく彼女には助けられた。
そんな彼女に好きだと言われて、嬉しくないはずがない。
付き合ってくれと言われて付き合わない奴がいたら見てみたいくらいだ。
答えは、もう決まっている。
ただ、想いと一緒に、口に出すだけだ。
なんかエロゲーっぽくなってきて
(・∀・)イイ
「俺も、好きだ。五和のことが、好きだ」
「俺も五和と付き合いたい」
「すごく、嬉しいです…………」
さっきあんなひどいことを言ってしまった手前、愛してるとは言えなかったけど、それでも気持ちは十二分に伝わったと思う。
震える体で、震える声を絞り出す五和をゆっくりと抱きしめる。
俺も五和も抱きしめあうというこの状況が心地よいのか、ずっとそうしていた。
「大丈夫か……?」
「はい、その嬉しくて涙が止まらなくて……」
「そっか、よかった」
どちらからともなく腕をほどくと、五和が恥ずかしそうに言った。
「顔、洗ってきますね」
別にそんなの気にしないんだけどなぁ、と思いつつ腕に残る感触を思い出す。
女の子の体って、柔らかいんだなぁとか考えながら、浴槽の縁に腰掛ける。
すみません、風呂入ってきます
新しくスレ立てた方が良いんじゃないか?
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