美琴「ベクトル操作ってなに?」(157)
一方「…はァ?」
美琴「ベクトルの意味がわかんないんだけど。私、中2だし」
一方「あァ…まァ、確かに中学で習うような内容じゃねェけど…」
美琴「二次方程式みたいなもの?」
一方「いや確かに数学だけどな…」
美琴「で、ベクトルってなによ?」
一方「めんどくせェな…まァいいや…教えたとこで俺には勝てないしな」
一方「まずベクトルってのは質量の持つ向き…」
美琴「慣性の法則!」
一方「いや理科じゃねェし!」
美琴「慣性の法則を自在に操る…って強いの?」
一方「いやだから…」
一方「…まァお前の攻撃は俺に届かねェ…俺は最強の第一位だからな」
美琴「じゃあかえる。バイバイ」
一方「えェっ!?」
一方「いや!お前!このくだらねェ実験を止めに来たンじゃねェのか!?」
美琴「うん」
一方「じゃあ簡単に諦めンなよ!?」
美琴「だって私じゃアンタに勝てないンでしょ?」
一方「まァ…攻撃は届かねェしな…」
美琴「かえる。バイバイ」
一方「だから待てって!?」
美琴「なによー」
一方「お前はひねくれたガキかっての!勝てないから無理って…まずは何でも試してみろよ!」
美琴「中2だもん。子どもだもん」
一方「いや、そうなンだけどよ…」
美琴「もう暗いからかえる。バイバイ」
一方「テメェのお姉様はどうなってンだ!?」
御坂妹「私に言われても。妹だし。とミサカはry」
一方「あァもゥ!…ってホントに帰っちまったし!」
美琴「……」テクテク
麦野「…あれー?」
美琴「…アンタは」
麦野「どこのジャリガキかと思ったらクソ忌々しい第三位様じゃねぇの。あの時は世話になったわねー…」
美琴「……」
美琴「ねぇ」
麦野「あん?」
美琴「アンタの能力ってなに?」
麦野「……」
麦野「はぁ?」
麦野「いや…実際に戦って見せたじゃん?」
美琴「破壊力が凄かった」
麦野「わかってんじゃん」
美琴「だからアレなに?」
麦野「……」
麦野「…あぁ。能力の名前か?第四位の原子崩し(メルトダウナー)」
美琴「原子ってなによ」
麦野「めんどくせぇ!」
美琴「仕方ないじゃん中2だし」
麦野「そっかまだ中学生…絹旗と同じぐらいのガキなのか…」
美琴「良いから教えてよ」
麦野「…しゃーねぇな。優しいお姉様がわかりやすく教えてやるから感謝しな」
麦野「まず結論から言うと原子崩しは電子を固定して操ることができる能力だ」
美琴「わかった」
麦野「えっ?」
美琴「全身ビーム砲ね」
麦野「その呼び方なんかイヤだな…」
美琴「ありがと。バイバイ」
麦野「ええっ!?」
麦野「…ってちょっと待てコラぁ!テメェ絶対わかってねぇだろ!?」
美琴「わかったもん。バイバイ」
麦野「……」
麦野「…いやこの際能力講釈なんかどうでもいい…テメェにはでっけぇ借りがあるんだ…ここで返させて…!」
垣根「おい、そこの姉ちゃん。なにガキをイジメてんだ…って第四位?」
麦野「…!第二位…!」
麦野「…テメェには関係ねぇ!すっこんでろ!」
垣根「レベル5が中学生をイジメてんだぜ?こんなこと他に知れたらレベル5全体の品格に関わるから迷惑なんだよ」
麦野「…邪魔すんならテメェからブチコロスぞクソメルヘン!」
垣根「おいおい…穏やかじゃねぇな…まぁいいさ」
垣根「俺の未元物質(ダークマター)にテメェの常識は通用しねぇ」
垣根「何故レベル5に能力の序列が存在してるのかわからせてやるぜ…!」
美琴「ねぇ」
垣根「あん?アブねーから早く逃げろよガキ」
美琴「未元物質ってなに?」
垣根「はぁ?」
麦野「おい第二位。一応誤解の無いように言っとくけどコイツ第三位だから。イジメてたわけじゃないから」
垣根「えっ、そうなの」
美琴「うん」
垣根「…第三位は中学生だったのか…いや年齢なんざ関係ねぇな」
垣根「俺は垣根帝督 。レベル5。序列は第二位だ」
美琴「それで未元物質ってなに?」
垣根「…第三位なら気になってもおかしいことじゃねぇな」
垣根「いいぜ特別に教えてやる」
垣根「未元物質ってのはこの世に存在しない素粒子を生み出して操作する能力だ」
美琴「……」
垣根「……」
美琴「バイバイ」
垣根「ええっ!?」
垣根「いや待て!お前絶対今理解してなかっただろ!?」
美琴「だって中2だもん。かえる。バイバイ」
垣根「だから待てって!」
麦野「確かにテメェの能力はよくわかんねぇわ。超能力ってか魔術に近いのか?」
垣根「テメェまで!?お、おい第三位!これ見ろ!」バサッ
美琴「わぁ、翼だ」
垣根「凄いだろ。だからもう少しだけ話をさせてくれ」
麦野「似合わねーなメルヘン野郎」
垣根「自覚してんだよ。あの野郎と同じセリフ吐くな」
美琴「すごい」サワサワ
垣根「凄いだろ。この白い翼は飛行や防御、攻撃にも使えるんだ」
美琴「わかった」
垣根「で、未元物質 だけど…」
美琴「わかりやすく説明してくれてありがと。バイバイ」
垣根「ええっ!?」
麦野「未元物質=羽を生やして戦う。ってことになったみたいだな」
垣根「いや、それ能力の本質じゃねぇし!」
麦野「良いじゃねぇか。私なんか原子崩し=全身ビーム砲だし」
美琴「遅くなっちゃった」スタスタ
上条「あれ?ビリビリ?こんな時間に会うなんて珍しいな」
美琴「ビリビリって言わないで」
上条「ごめん」
美琴「うん」
上条「帰るのか?もう遅いから上条さんが近くまで送ってあげますよ。中2だし」
美琴「ありがと。中2じゃなくても嬉しい」
上条「じゃあ行こうか」
美琴「うん」
上条「何してたんだ?」
美琴「お勉強してた」
上条「へぇ。こんな時間までエラいな」
美琴「えへへ」
上条「今の中2って何の勉強してるんだ?」
美琴「慣性の法則」
上条「あぁ…理科でそんなんやった記憶あるなぁ…」
美琴「全身ビーム砲」
上条「えっ?」
美琴「あと、もふもふしてた」
上条「なんだそりゃ」
美琴「ねぇ」
上条「ん?」
美琴「なんで私の攻撃消えちゃうの?」
上条「えっ?あぁ、この右手のことか?」
美琴「なんで右手で消えちゃうの?」
上条「うーん…なんでだろうな」
美琴「超能力?」
上条「いや超能力でも魔術でも無いらしい」
美琴「じゃあなに?」
上条「なんだろうな」
美琴「中2だからわかんない」
上条「だよな」
美琴「ついた」
上条「そだな」
美琴「ありがと。バイバイ」
上条「うん。バイバイ」
美琴「ただいま」
黒子「お姉様!こんな遅くまで一体何処へ行ってたんですの!?」
黒子「ま…まさかまたあの殿方と…」ワナワナ
美琴「お勉強してた」
黒子「なんだお勉強でした。さすがお姉さま」
美琴「えへへ」
美琴「ねぇ」
黒子「なんでしょう」
美琴「黒子の能力は空間移動」
黒子「はい」
美琴「黒子と戦ったのは座標移動」
黒子「はい」
美琴「違いがわからないから教えて」
黒子「えーと…」
美琴「そうだよね。黒子中1だからわかんないよね」
黒子「お役に立てずに申し訳ありません…」
美琴「ううん。私こそごめん。中2なのにこんなこと聞いちゃって」
つぎのひ
美琴「ねぇ」
淡希「あら…珍しいお客さんね」
美琴「座標移動ってなに?」
淡希「えっ?」
美琴「黒子に聞いてもわからなかった。中1だから」
淡希「…えーと」
美琴「私も中2だからわからない」
淡希「そっか中2か。じゃあわからないかもしれないわね」
美琴「うん。教えて」
淡希「座標移動は他の空間移動能力と違って始点と終点が固定されてないの」
美琴「わかった」
淡希「だから…」
美琴「ありがと。バイバイ」
淡希「えぇっ!?」
美琴「空間移動はどこでもドア。座標移動は四次元ポケット。わかった」スタスタ
淡希「いや違う!その認識は違う!…って待って!」
絹旗「あれ?あなたは…」
美琴「アンタは…」
絹旗「絹旗です。絹旗最愛。先日は超お世話になりましたね」
美琴「能力者?」
絹旗「はい、一応」
美琴「なんて能力?」
絹旗「窒素装甲です」
美琴「どんな能力か教えて。中2だからわかんない」
絹旗「私は超中1ですが」
美琴「バイバイ」
絹旗「えぇっ!?」
絹旗「いや!超待ってください!どんな能力かまだ説明してませんから!」
美琴「でも中1でしょ?」
絹旗「ええ、まぁ」
美琴「私は中2なの」
絹旗「超先輩ですね」
美琴「でしょ?」
絹旗「はい」
美琴「バイバイ」スタスタ
絹旗「えぇっ!?だからどういう…だあー超行っちゃったよ…」
美琴「早く家に帰って黒子に座標移動のことを説明してあげなきゃ」
美琴「あれ?」
上条「また自販機にお札飲まれた…不幸だ…」
美琴「なにしてるの」
上条「…ビリビリか」
美琴「ビリビリ言わないで。中2だけど悲しくなる」
上条「ごめん」
美琴「それでどうしたの」
上条「それがこの自販機にお札を飲まれたんだ…」
美琴「なにか飲みたいの?」
上条「コーラ飲みたいな」
美琴「待ってて」チャリン…ガコン
美琴「はい」
上条「いいのか?中2なのに人に奢ったりして」
美琴「中2だけどお金はたくさんあるから」
上条「そっかレベル5だもんな」
美琴「うん」
上条「帰るのか?」
美琴「うん」
上条「奢ってもらったお礼に上条さんが今日も送りますよ」
美琴「ありがと。えへへ」
垣根「どうすれば中2にわかりやすく未元物質を…」ブツブツ
一方「おい、第二位。いつから中2のストーカーなンて趣味にしたンだ?」
麦野「メルヘンロリコンストーカーってかぁ!傑作だなぁ!」
垣根「うるせぇよ慣性の法則に全身ビーム砲!!」
美琴「学園都市のみんなは親切で優しい人達ばかりなので今日も学園都市は平和です」
上条「おわり?」
美琴「おわり。バイバイ」
おわりです
こんな中2SSを読んでくれてありがとう
バイバイ
マジでメールきたwwありがとう
最後に100だけ自演で取っちゃう
美琴「ねぇ黒子、百合ってなに?」
黒子「お、御姉様!?ようやく此方の道へ興味を示されたのですのっ、黒子感激ですの!」
美琴「それで百合ってなに?」
黒子「(し、しかしここで下手に動けば拒絶されてしまいますわ・・・そ、そうですのあれを・・・)」
黒子「で、では準備してきますので御姉様はここでお待ち下さい」
美琴「準備が必要なんだ、うん待ってる」
別室
黒子「(ウフフ・・・今日と言う日の為に準備を怠らなかった甲斐がありましたわ!これとこれを・・・)」カチャカチャ
ガチャッ
黒子「おねえさまぁ~、今からみっちりレクチャー致しますのでその前にこれをお飲み下さいな」
美琴「なにこれ?椰子の実サイダー?」
黒子「そ、そうですの・・・始める前に気分を高める為に好きなドリンクを摂取する必要があるのですわ」
美琴「ふーん・・・そうなんだ」ゴクゴク
黒子「(今回のは今までとは薬のレベルが違いますの!流石の御姉様とは言え・・・い、いけませんわ!想像しただけで・・・)」ジュルリ
>>112
続かないの?
美琴「・・・」ゴクゴク
黒子「・・・」ジュルリ
美琴「・・・!?」ボンッバタッ
黒子「な、御姉様!?」
黒子「(ど、どういう事ですの、調合は確かに完璧な筈・・・どうしましょう・・・)」
美琴「///」プシュー・・・
黒子「(し、しかしこれはある意味でのチャンス到来!)」
黒子「ウヘヘヘ・・・」ゴソゴソ
美琴「う・・・く、黒子・・・?」ボーッ
黒子「お、御姉様!お気づきになられましたか!」
美琴「ふえ・・・何で下着姿になってるの・・・///」カーッ
黒子「先程お飲みになられたドリンク効果ですの」ウフフ
美琴「・・・これが百合?ジュース飲んで下着になるのが?」
黒子「い、いえこれは下準備ですわ!先に言っておきますが下着になられたのは御姉様自ら進んでやられたことですの、無自覚に本能的に」
黒子「(ここまできたら上手く誤魔化すしかありませんわ!)」
美琴「・・・///」
黒子「それではレクチャー開始ですの」ニヤニヤ
カッカッカッ・・・
黒子「では・・・、、!?(この足音・・・ま、まさか!)」
ガチャ!
寮監「白井、風紀委員の方から・・・」
美琴「///」
黒子「」
寮監「・・・」
寮監「白井、風紀委員の身でありながら仕事をサボりそしてこの現状、わかっているな?」ギロッ
黒子「い、いえ・・・これには事情が・・・」
寮監「まぁいい風紀委員の方がお呼びだ、責任問題になる前に早く支部へ向かえ」
黒子「ほっ(く・・あと少しでしたのにこの腐れババァめ!)」
寮監「何か言ったか?それと今回の件は見逃せん、明日寮内の全体を白井、貴様一人でやれ」
黒子「」
美琴「///」
どうでもいいけど今書いてるやつ>>1だぞ
ID辿れば分かる
えっ
なんで俺が書いてることになってるの
既に半泣きのガキの携帯知りたい?
俺に言われてもなぁ
俺は今からでもコピペくさいメアドに送ってあげた方が良いのかしら
このもしもしのIDだけでどう特定されたのかわからない俺も中2かなぁ
これ以上俺がここいるとキリが無い気がするのでバイバイ
みんなホント中2なのに読んでくれてありがとね
もうなんなのさ
違う奴がメール送って俺が送らなかったことにキレてんの?
ハッキリ言った方が良いかな
送る気無いから
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