梓「今からゲームをしましょう」(305)
唯「え!何何~!?」
澪「ゲーム?」
梓「はい!ロシアンルーレットです!」ゴトン
律「おわっ!銃だー!」さわ・・
梓「あーまだ触らないでください、危ないですから」
絶対音感は回転数を聞き取るのに役立つのかね?
澪「ひぃぃ!これ・・・本物じゃないよな?」
梓「そんな~あはは(笑)これはムギ先輩に用意してもらいました」
紬「うふふ」
律「本物くせー!!?」
唯「ところでロシアンルーレットって何?」
梓「それはですね」
梓「この銃は装弾数六発のものです。そして中に1発だけ入っています」
唯「ふむふむ」
梓「まずこのようにシリンダーを回転させます」しゅるるるるる
律「おーかっけー!」
澪「ひぃぃ」
梓「そして順番に・・・」
和「博士に頼んで防弾メガネにしてもらった」
でもロシアンルーレットって、口かこめかみを狙うんだよな
チャ
唯「あずにゃん!?危ないよ!?」
梓「大丈夫です、説明だけですから」
梓「おほん、そして自分の頭に銃口を向けて・・・撃ちます」
紬「ヨシキター!」
梓「まあまあムギ先輩、焦らないでください(汗)」
梓「そして撃っても弾が出なければ次の人に順番が回って行く訳です」
梓「弾は一発、5発分は弾がでません。ですので運が良ければみなさんは無事です」
唯「そうなの!?わーい!」
梓「さあ順番を決めましょうか」
紬「そうね♪」
澪「待て待て待て!!なあ梓、なんでこんなことをするんだ?私は嫌だぞ!」
梓「澪先輩、私は信じています。」
澪「へ?」
梓「私たち五人はどんな苦難も乗り越えてきました・・・ですのでこんな事ぐらい私たちなら楽勝です!そしてこれを乗り切り!より一気団結しましょう!」
澪「梓・・・」
律「まあ、よくできてるけどオモチャなんだろ?やろーぜ澪!」
澪「オモチャ・・・うぅぅ・・・」
紬「じゃあ順番を決めましょうか♪」
梓「そうですね、じゃあじゃんけんで負けた人からやるという事で」
唯「ほーい!!みんな行くよー!じゃーん!!けーん!!」
「「ぽん!!!」」
梓「あ、私負けちゃいましたね」
唯「わー♪あずにゃんだー!」
梓「ふむ・・・わかりました。やります!」
シンジ「やります!僕が死にます!」ガチャガチャガチャガチャガチャ…パンッ
梓「みなさん見ててください、弾は一発しか入っていませんね?」
律「ああ」
澪「おい・・・大丈夫なのか・・・」
梓「はい、・・・ではシリンダーを」シュルルルルル
唯「後でそれやりたーい!」
梓「私が成功したらできますよ先輩」カチャ
梓「・・・・・ではみなさん。いきます」
ガチャン!!
梓「はぁ・・・・・はぁ・・・・ふぅ・・・・」ぷるぷる
唯「え?成功!?」
紬「うん!成功よ唯ちゃん!」
唯「そうなの!?わーい!よかったねーあずにゃん」ぎゅ
梓「は・・・はい!・・・どんなもんです・・・」ぷるぷる
律「よーし!じゃんけんすっぞー!」
「「じゃーんけーんぽーん!!」」
唯「あちゃー!負けちった」
梓「唯先輩・・・ですか」(きっと大丈夫・・・・きっと大丈夫きっと大丈夫きっと大丈夫きっと大丈夫きっと大丈夫・・・)
唯「おぉー!重ーい!かっこいい銃だねー!」カチャ
紬「あぁ!人に向けちゃ駄目よー」
澪「ひぃぃ!!」
唯「ごめんごめーん!」
梓(唯先輩は・・・私たちは大丈夫)ぶつぶつ
これってもし死んだら、自殺になるのか他殺になるのか
唯「よぉーし!これをこうやって!」しゅるるるるる
律「お!うまいなー!」
唯「えへへ~、うん!それで頭に向けると」カチャ
唯「では!平沢唯!行っきまーす!!」
梓「唯先輩!」
ガチャン!!
唯「あれ?成功?」
梓「・・・・はい!!そうです!成功ですよ唯先輩!!」うるうる
唯「ほんと?わーいわーい!!」
律「ほう、梓に唯で二連勝か、そろそろ誰か失敗するんじゃないか~」
澪「こっち見ながら言うな~!!」
紬「さあ!どんどんいこー!」
何を賭けてロシアンしてるんだ
「「じゃんけーんぽーん!!」」
律「あちゃー私か!」
梓「はい」
唯「律っちゃん。ご冥福をお祈りするね!」
律「いやまだ死んでねーよ!!たくっ・・・じゃあやるか」
しゅるるるるる
律「じゃ。行くぞぉー」カチャ
律「ごくり・・・うおりゃあああ!!!!」
ガチャン!!
律「・・・・・へへへ。やったぜ」ぷるぷる
唯「あははー律っちゃんビビり過ぎー」
澪「お前らよくやるよほんと・・・」
紬「後は私たちだけね澪ちゃん」
澪「あぁ・・・そうだな・・・怖い・・・」ぷるぷる
梓「さあ。お二人じゃんけんです」
澪「うぅ・・・じゃんけん・・」
紬「ぽーん!!」
澪「か・・・勝った!!勝ったぞ!」
律「なーんだ。でもまあムギが成功なら澪ちゃんはやるはめになるんだけどねうぷぷ」
澪「うるさい!!」
紬「・・・・ごくり・・・」
唯「ん? ムギちゃんが汗をかいている・・・っ!!」
紬「・・・・」しゅるるるる
澪(お・・・おい!ムギの奴なんであんなに真剣なんだ・・・)ぼそぼそ
律「えー?雰囲気じゃないの!よ!ムギ!がんばれよぃ!」
紬「う・・・うん!」
紬「い・・・いきます・・・」カチャ
梓「ムギ先輩・・・がんばって!」
紬「・・・・」うなずく
唯「どうなるかなどうなるかなー」わくわく
紬「はぁあああ!!!」
_,====ミミミヽ、
,,==≡ ミヽミヾミミミ、ヾ、
_=≡≡三ミミミ ミミヾ、ソ)),,》 .
彡彡二二三≡ミ-_ ミミ|ノノj )||ヽ, )、
__,,,,,,,,,/彡二二二 ,- __ミ|/ノ ノノノノ) ||
-=二ミミミミ ----==--'彡 ∠ミミ_ソノノノノ ノ
//>=''"二二=-'"_/ ノ''''')λ彡/
,,/ ̄''l 彡/-'''"" ̄-=彡彡/ ,,-''",,,,,,,ノ .彡''"
(, ,--( 彡 ,,-- ===彡彡彡"_,-_ ヽ Υ
ヾ-( r'''''\ //=二二''''''彡ソ ̄ ∠__\ .\ソ .|
\;;;; \ Ζ彡≡彡-'''',r-、> l_"t。ミ\ノ,,r-v / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
\;;;; \ 彡""彡彡-//ヽ" ''''''"" ̄'''""(エア/ /
\;; \'''''')彡ヽ// | (tv /| , r_>'| <一体みんな誰と戦っているんだ
\;;; \'" \ ,,"''-,,ノ,r-", / r'''-, .j \
\;;; \ /,,>--'''二"''' r-| 二'" / __ \______
\;;r'""彡_l:::::::::::::::::::::: /./_ " / ̄ ̄"===-,
紬(・・・・ん・・・ここは・・・)
天使「あははははは」
天使「うふふふふ」
紬(ここは・・・そうか・・・天国なのね・・・・)
天使「あははははムギちゃん」
天使「あははははは」
紬(そう・・・私天国に・・・・)
「ムギちゃん!!ムギちゃん!!!」
紬「!?ほわぁ!!!」
唯「成功だよムギちゃん!!よかったねーあははは!」
紬「あれ?ああそうか・・・一瞬気絶して変な夢を・・・よかった・・・本当によかった・・・」うるうる
律「あははー!成功しただけで泣くなよーw演技かー?」
梓「よかった・・・さて。澪先輩、最後です、どうぞ」
澪「ひぃ!わ・・・私は・・・」
梓「駄目です!!みんながんばってやりました!!澪先輩!絶対大丈夫ですから!!これを乗り越えて私たちは完璧なバンドになるんです!!」
澪「完璧な・・・バンド・・・」
紬「そうよ澪ちゃん!後は澪ちゃんが成功するだけ!」
澪「成功・・・・」
律「澪。さっさとやれー!」
唯「澪ちゃん!このドキドキ感、やったらくせになるかもよー??」
澪「・・・・よし・・わかった!やろう!」
梓「!はい!澪先輩!ありがとうございます!!」
澪「よし、みんなで成功させよう。」
紬「その意気よ!澪ちゃん!!」
律「澪!まあがんばれよー」ほじほじ
澪「なんだその私は失敗する前提みたいな応援の仕方はー!!」
澪「うぅぅ!!よし!!これをこうして・・・」
しゅるるるるる
澪「う・・・・・うぅ・・・・重い」
唯「がんばれー!」
梓「ファイトです!澪先輩!!」
紬「生きて帰ってくるのよ、澪ちゃん」うるうる
律「ムギ演技うめーw澪ー、では!お願いします」
澪(失敗したらどんな仕掛けだ?怖い・・・怖いよぉ・・・)ぷるぷるぷるぷる
澪「なあ梓・・・」
梓「はい」
澪「これ失敗しても・・痛くないよな?」
梓「痛み・・・そうですね。痛くないと思いますよ。」
澪「そうか!なら・・・」
梓「でも失敗はありえません!私たちなら大丈夫です!!」
澪「そうか、そうだよな!」パアアアア
澪「じゃあ・・・行くぞ」カチャ
唯「どうなるかなどうなるかなー」
澪「行きます!!!」
律(ん・・・なんだこの胸騒ぎは)とくん・・・
澪「はあああああ!!!」
律「お!おい・・・m」
なんで毎回回してんだよと突っ込もうと思ったけどもう突っ込まれてたのでやめた
・・・・・・・・・・・・・・
梓「み・・・みお・・・せんぱ・・・・い」
紬「み・・・・お・・・ちゃ・・・・」
梓「澪先輩ー!!!!!!!!」
紬「澪ちゃあああああああん!!!!!」
律「そんな・・・・・澪が・・・・そんな・・・」
律「成功だなんて・・・くそー!!!」
澪「へ?成功?」
唯「そうだよ澪ちゃん!!あはははー!」
梓「信じてました!!私たちは無事全員成功すると信じてましたー!!」(号泣)
紬「よかった!!放課後ティータイム!ばんざーい!!!ばんざーい!!」
澪「よかった~。怖かった・・・」ドキドキ
梓「ほんとに・・・ほんとによかった・・・」
唯「これでみんな成功だね!!でもこれ失敗したら・・・」
ガチャ
唯「ん?さわちゃーん!」
さわ子「ん~?あなた達何してるの?え・・・銃?」
梓「あ・・・あ・・・・実は・・・」
さわ子「こんなオモチャ持ってきちゃ駄目じゃないもー」ひょい
紬「実はロシアンルーレットを・・」
さわ子「ロシアンルーレット?あなた達そんな事してたの?」
梓「そ!!そんなこととはなんですか!!」むか!
ちょっとウトウトしてたら
5人がちんこを交代でしごいて「ロシアンルーレット」とか言ってる夢見た。
さわ子「そんな怒る事無いじゃない・・・で、あなた達ルールは知ってるの?」
唯「もちのろんろん!!」
さわ子「ふーん、で。誰が失敗したの?」
律「いや、誰も失敗してないんだなーそれが」
さわ子「うそ!?全員やったのに?」
紬「ええ♪」
さわ子「凄い強運ね・・・ルール間違ってたんじゃない?」
梓「へ?」
カチャカチャ
さわ子「弾は一発ね。あってる」
梓「はい!」
さわ子「で、回す」しゅるるるる
梓「やりました!」
さわ子「で、撃つ」
ガチャン
梓「ひっ!!先生!?」
さわ子「で、そのまま次の人に回すと」
梓「え?また回さないんですか?」
さわ子「そうよ?もしかして順番のたびに回してたの?そんなの成功するに決まってるじゃなーい!」
唯「へー、そうなんだー」
律「それもそうだな。あはは」
澪「なるほど・・成功して当たり前だった訳だな」
紬「そうね」
梓「・・・・・・るです・・・」ぷるぷる
梓「みなさん!もう一度やりましょう!今度はちゃんとしたやりかたで!!」
澪「お、おい梓!」
唯「もう一回ー!いいよいいよー!」
律「よぉーし!じゃあやるか!」
紬「ヨシキター!」
梓「じゃあ・・・さっきの順番で私から・・・やります!!」
唯「えーでもそれじゃああずにゃん成功しやすいじゃーん」
梓「あ・・・それもそうですね・・」
律「じゃあじゃんけんしようぜ!」
梓「はい!」
澪「またか」とほほ
さわ子「じゃあ私も参加するわ」
梓「!!駄目です!それじゃあ一人絶対失敗しちゃいます!!」
さわ子「えー?それが面白いんじゃなーい」
梓「いいえ駄目です!これは私たちの問題です!ですので先生は入らないでください!」
さわ子「ひ!ひどい!!うわああん!」たたたたたがちゃん
律「あぁ行っちゃった・・・おい梓そんなに言わなくても・・・」
梓「いいえ!いいんです!では行きますよみなさん!じゃんけーん」
「「「ぽん!!」」」
澪「か!!勝ったー!!!」
律「いやいや、負けただろ澪」
澪「いーや。これは最初に負けた方が有利だ!!だからこれは勝ちだ!!」
梓「そうですね。有利です。では澪先輩。お願いします!」
唯「がんばれー」
紬「澪ちゃん!ファイト!」
澪「よし!では・・・」カチャ
確かに6人でロシアンは面白いかもな。
ただ、順番決めはじゃんけんじゃなくてもっと心理戦の酷があるのがいいな。
「バーーーーーーーーン!!!!!」
澪「ひぃぃ!!!」
律「あはははごめんごめん!!」
梓「ちょ!律先輩!!冗談はやめてください!!」
律「あははwでは気を取り直して澪さんどうぞー」
澪「うぅぅ・・・行くぞ・・・」ぷるぷる
ガチャ!!
唯「おぉぉー!成功だね!」
鷲津じゃないけどそこに至るまでの全員の反応が見たい
別に先にやったほうが当たる確率低いとかなくね?
ガァーンッ!
唯「! り、りっちゃーーーんッ…!!」
律「…いや!大丈夫だッ、『クレイジー・ダイヤモンド』で受け止めたぜッ…!」ギュルルルル
>>88算数の勉強からやり直せ
梓「・・・よし!ではじゃんけんです!じゃーんけーん」
「「ぽん!!」」
紬「負けちゃったー」
唯「ムギちゃんかー」
紬「じゃあさっそく」
梓「ムギ先輩!さっきとは違って失敗する確率があがってます・・・だから・・・」
紬「・・・大丈夫。私は・・・私たちは負けない!(キリッ」
梓「!!ムギ先輩・・・ッッ!!」
紬「では・・・」カチャ
紬(・・・・)
みんな・・・みんな!!
ありがとう!!
紬「ほあぁぁああ!!!!」
梓「ムギ先輩ぃぃぃ!!!!」
紬(ん・・・私は・・・)
天使「うふふふ・・・」
紬(あら・・・そっか・・・私は天国に)
唯「成功だねむぎちゃーん!」
紬「ほわああ!!ヘブン!?あぁ・・夢か・・・」
梓「よかったです!!信じてました!ムギ先輩!!」
単純な確率計算だったら同じだろうけど
確率論的にそれはありえない
サイコロの目が確率どおりに出るか?
唯「よし!次から失敗する確率がぐんとあがるね!!」ドキドキ
梓「はい!でも大丈夫です私たちなら・・・いきます、じゃんけん」
「「ぽん!!」」
梓「・・・私ですね」
律「梓かー。そろそろじゃないか?」
唯「そうかなー?あずにゃんなら大丈夫!」
梓「唯先輩・・・そうですね、大丈夫です!やってやるです!!!」カチャ
梓(・・・・・・)
なぜ私はこんなことをみなさんとやろうと思ったのだろう・・・
日々の部活動。ライブでの達成感。それらで私は満足できなかったのか?
できなかった・・・・
もうすぐ卒業してしまう先輩達・・・
何か・・・何か今までの物が壊れる気がして・・・
それなら・・・・いっそ・・・壊すか・・・より強くするかしたかったんだ・・・
梓「そうだ・・・皆さんと分かれるならいっそ・・・」ぼそ
唯「?あずにゃん?」
梓「うぅぅぅ唯先輩」ぽろぽろ
律「お・・おい梓?」
梓「うぅぅ・・・」
澪「おい、やっぱやめよう!それ失敗すると痛いんだろやっぱり!?」
紬「梓ちゃん・・・・」
>>93
てめーがな
自分より前の人の確率を入れると皆一緒
深刻になるのは浅はかな人間の逃げに過ぎないが、逃げて得られるものもあるし、そういう自由は認識できるものである。
唯「大丈夫だよあずにゃん。私たちみんなで成功するんでしょ?私たちならわけないよ♪」
梓「あ・・・はい!・・・はい!!!」うるうる
梓(そうだ!!私たちはこれを乗り越えて一致団結するんだ!!先輩達が卒業しても!!放課後ティータイムが永久に無くならない団結力を手に入れるんだ!!)
梓「生きます!!唯先輩!!律先輩!!紬先輩!!澪先輩!!!」
>>115
確率論を勉強して出直しな
唯「行っけー!!!!」
梓「ふん!!」
ガチャン
梓「~~~~~ッ!!!!」
律「おー!すげぇ!成功じゃん!!」
梓「あ・・・あ・・・」ぷるぷる
紬「梓ちゃん!梓ちゃーん!!」ぎゅうう
梓「あ・・・・せ・・・こ・・・」ちょろ・・・
じょーーーーー
澪「ん?え?ちょ梓!!下!!え!!??」
唯「あずにゃん!!下!!もらし・・!!ムギちゃん雑巾!!ムギちゃん?」
紬「よかった・・・本当によかった・・(涙)」ぎゅうう
律「お・・・おい・・なんで泣いたりおしっこしたり・・・梓とムギおかしくないか?反応が・・・」
唯「よっぽど失敗したら痛いんだね!!これは緊張してきた!!」
澪「とりあえずあずさ!!下着脱いで!!スカートも!!ジャージに着替えるんだ!!」
梓「ん・・・大丈夫です・・・続けてください」
澪「いや!した濡れてるし着替えないと!!」
紬「澪ちゃん、今はそんな事してる場合じゃないの」
律「えええ!?!?なんで!???」
唯「そっか、ならしかたない!律っちゃん!さいしょはぐー!」
律「待て待て待てーい!!?」
律「たく・・・しかたねぇ。いくぞ、じゃんけん」
唯律「ぽん!!」
律「あー!負けたー!!!」
唯「あはは~!律っちゃんの負けー!」
澪「おい、失敗すると痛いっぽいぞ!今のうちにやめた方が・・・」
律「いや、私も男だ!!腹をくくるぜ!!」
澪「いや!女だぞ!?」
律「よーし・・・て、ん??」
梓(信じてます、律先輩)ジー
紬(律っちゃん、私待ってるから)ジー
律(あの二人さっきからおかしいぞ・・・まさかこれ・・・)
律(本物じゃないか?)
律「考え過ぎか・・・行くぞ!」カチャ
梓「律先輩!!」
紬「律っちゃん!!」
律「ん?何?」
梓「あわわ!!すいません!お、お願いします」
律(やっぱりおかしい・・・)
律「・・・・じゃあ行くぞ・・・」
律(・・・・)
律「うおりゃあああああああああ!!!」
梓「あああああ律先輩いいいい!!!」(号泣)
紬「うわああああ律っちゃああああん!!!」(号泣)
律「・・・・やっぱおかしいと思ったぜ」
梓「あ・・・え?律先輩・・・?もうやりました?」うるうる
律「いーや。まだだよ」
律「・・・なあ、なんでこの銃ムギに頼んでまで用意したんだ?オモチャなんだろ?どこでも買えるんじゃないのか?」
梓「へ?・・・それは・・・」
律「お前達二人の反応はさっきからおかしい!!これさ・・・」
梓(え?え?)
律「・・・本物じゃないのか?」
唯「!?」
澪「んなわきゃ・・・」
紬「ええそうよ」
梓「!!!?」
梓「ちょ・・・ムギせんぱ・・」
紬「やっぱり言わなきゃ駄目だよ梓ちゃん。そう。本物よ」
澪「え?嘘だろ?何言ってんだよ?」
唯「本物?」
梓「・・・はい・・・本物です・・・」
律「なんでこんな事してるんだ?私たち?なんでこんなことさせるんだ私たちに!!」ドン!!
梓「あ・・・あ・・・」
律「ほら!机に傷が付くほど重い。本物か・・・なぜこんなことさせた?」
梓「ひ・・・ご・・ごめ・・・」うるうる
律「ちゃんと説明してもらおうかああ!!!」
紬「律っちゃん!!!!!!!!!」
律「・・・なんだよムギ?」
紬「私が説明するわね」
紬「最初に梓ちゃんは私に相談してくれたわ。私たちが卒業してもまたバンドできるかって。」
梓「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい.......」
律「それで?」
紬「私は言ったわ。ええ、ずっと出来るはずだって。でも梓ちゃんは・・・」
梓「そんなのただの言葉です!!私は確証が欲しいんです!ずっと・・・ずっとみなさんといっしょにバンドがしたいんです!!!」
紬「梓ちゃん・・・」
梓「私は!もしみなさんが卒業したらきっと・・・全員で集まれない気がするんです・・・」
紬「それは仕方ない事じゃない・・・?」
梓「ええ、仕方ないかもしれません。でもそんなの嫌です!きっと会わない日が続いたら・・・思い出も忘れて行くんです・・・」
梓「そんなの嫌です!!だから、調べたんですよ!私!何をするべきかを!!」
紬「何を?」
梓「ゲームをするんです。命をかけたゲームをメンバー五人で」
紬「そう言って梓ちゃんは私に銃を用意して欲しいと頼まれたの。」
梓「ごめんなさい.....ごめんなさい....」
唯「それで用意したの?」
紬「ええ。梓ちゃんは本気だった。だから私もやろうと思ったのよ」
澪「むちゃくちゃだな。命をなんだと思ってる!!」
紬「でも、私も信じてみたかったの・・・このゲームを乗り越えて、一致団結したかったの!!」
律「そんなの・・・お前らふたりでやれよな・・・」
梓「ごめ.......さ.....ごめ.....な....さ.....」
紬「私たち五人でやらなきゃ意味無いでしょ?」
律「阿呆か!!!なんであたし達の同意も無しに始めてんだよ!!!意味ないだろうがああああ!!」
唯「律っちゃん!」
律「唯!お前も言ってや・・・なんだよ・・・」
唯「次は律っちゃんの番だよ!はい!」
澪「な!!?唯!!?」
律「お前も頭おかしくなったのか?」
唯「律ちゃん。大丈夫、私たちならできる!!あずにゃん」
梓「は....はい....」
唯「怖かったんだね~、寂しかったんだね~。よしよし。」
梓「唯先輩・・・」
唯「みんなでこんなゲームちょちょいと乗り越えてさ!!またバンドしよう!!音楽しよう!!」
律「ふざけんなし・・・もう・・・こんな部活・・」
唯「律っちゃん!!!!!怒るよ!?それ以上言うと!!!」
律「お前・・・死ぬかもしれないんだぞ!!!人ごとだと思って!!」
唯「わかった。じゃあ私が今からやるから。その後律っちゃんね!!」カチャ
梓「ゆ・・・唯先輩!!」
唯「ならいいでしょ!?律っちゃん!!!」
律「な・・・なんでそんな・・・事までして・・・・」
唯「あずにゃん!安心して!卒業してもみんないっしょだから!!じゃあ!行くよ!!」
梓「は・・・はい・・・はい!!!はい!!!!!!」
唯「い・・・い・・・・て?あれ?銃は?」
律「・・・・私の番だろ。順番守れ」
澪「おい!律!?」
律「仕方ねえ。梓!このゲーム乗った!!!私たちは生きて帰る!!だろ!!みんな!!!」
梓「嘘・・・律先輩・・・!」
紬「ヨシキター!!」
唯「うん!律っちゃん隊員、ご武運を!!!」
律「しゃああああおらああああああ!!!!」
澪「律ぅぅぅぅぅうううう!!!!!!」
唯「りっちゃんだめ!!わたしがする!!」
パーンッ
10年後
ゆい「あーあー」
うい「はいはい、お姉ちゃん」
りつ「よう」
うい「あ、みなさん」
みお「久しぶりだね」
うい「そうですね」
むぎ「あれからもう10年もたつのね」
ごき「やっと出所できました。ゆい先輩、ごめんなさい。わたしがあの時あんな…」
うい「もういいんですよ、ほらお姉ちゃんだいぶよくなったんですよ」
みたいな
律「しゃあああああああ!!」
澪「律ぅぅぅぅぅうう!!!」
律「らああああああ!!!!」
澪「律ぅぅぅぅぅうう!!!」
律「ほぇええええい!!!」
澪「律ぅぅ!!・・・」
律「ちょえいさあああ!!!!」
澪「いや・・・」
律「とうりゃああああ!!!」
澪「いやはよやれよ!!!」
律「みんな、大好きだぞおおおおおお!!!!!!ほい!!!」
澪「り・・・律ぅぅうううううううううううう!!!!!!!!」
ガチャン
律「・・・・・」
唯「~~!!!!」
紬「やた・・・やったあああ!!!!!」
梓「り・・・律先輩!!!やりました!!せいこ・・・成功ですぅぅぅ!!!」
律「あ・・・あわわわ・・・」ぷるぷる
澪「律ぅぅぅぅ!!」ぎゅううううううう
律「う・・・うわあああああん!!」ジョォォォォオォオオオ
唯「あ!!律っちゃんも漏らしちゃった」
澪「へ?ひゃわ!!濡れ・・!濡れ!!!」
律「しょ...しょうがないだろ....怖かったー.....」ちょろろろろ
紬「あと・・・一人ね・・・すごい・・・あと一人・・・」
梓「はい・・・・先輩・・・唯先輩!!!!???どこ!!!?」
律「な・・・逃げた!!!?」
紬「あ。いた、あそこ!!」
梓「へ?ギター?」
唯「よいしょ、やっぱギー太といっしょに苦難を乗り越えてみたいと思って背負ってみました!」じゃかじゃかじゃーん♪
紬「似合ってるわよ、唯ちゃん」
律「あぁ、だな」
唯「えへへ~♪じゃあ!平沢唯!行きます!」
梓「先輩!!私!!私!!唯先輩の事が好きです!!!信じてます!!!」
澪「ああ!信じてるぞ!!てえ?好き?」
梓「ええ!!大好きです唯先輩!!!だから一生一緒にいましょう!!」
律「道山か!」
唯「うん!私も好きだよあずにゃん!!!一生一緒にITEKUREYA!!」
律「だから道山か!!!」
紬「もう///唯ちゃん///梓ちゃんたらこんなときに///」ぷゎわわん
唯「みんなー!!!!!一生みんなでバンドしようねー!!!!!!!」カチャ
唯「~~~ンッ!!!!」
梓「唯先輩ぃぃぃいいいいい!!!!!!」
ガチャン
唯「お・・・お・・・・・」ぷるぷる
梓「ゆ・・・唯先輩?・・・・ゆ・・・や・・・やた・・・」
紬「やた・・・やたやたやたやたや・・・・」
澪「う・・・嘘だろ?おおぉ」
律「う・・・うおおおお!!!!!成功だあああああ!!!!!」
梓「やりました!!信じてました唯先輩!!うわああああん!!」抱きっ
唯「はう!!やった・・・やったあああ!!!!!!」じょおおおおおおおおお
澪「うお!?盛大に漏らし始めた!!!?」
梓「信じてました!!!私!!信じてました!!!!」(号泣)
律「私もだぁ~!うわぁぁん!!」(号泣)
澪「うぇぇんん!!みんな一生離れないぞぉ!!うぇぇぇん!!」(号泣)
唯「うん!うん!!うぇぇええええええん!!ぎぇぴー!!」(号泣)
紬「ぐすん・・・放課後ティータイムさいこー!!!!!!」(号泣)
こうして私たちは生死を乗り越え、より強い絆に結ばれた
ガチャ
五人「!!!!!?」ビクゥゥ
斎藤「終わりましたかな?」
紬「な!?斎藤!!?」
唯「え?誰??」
紬「何しに来たの!!?今あなたが入れる空気じゃないの!!帰りなさい!!」
律「ムギの家の執事みたいだな」
斎藤「お嬢様。私は信じておりました、さて、銃を回収させていただきます、そうしたらすぐに帰らさしてもらいます」
梓「あ・・・あの・・・もしかしてこの銃を用意してくれたのって・・・」
斎藤「ええ、私でございます」
唯「へーそうなんだー」
斎藤「では確かに回収させていただきました、お嬢様、失礼します・・・」
紬「いいから早く出て行きなさい!!」ぷんすかぷんすか
ガチャ・・・バタン
カチャ
斎藤「!!!すごい・・・誰も当たっていなかったようですね」
お嬢様。わたくし信じておりました。お嬢様方みなさまがこのゲームに勝つ事を。
・・・・最初銃を用意しろと言われた時は何事かと思いましたが・・・
説明するお嬢様に胸をうたれ、わたくしもみなさんを信じ、銃を用意した所存でございます
まあしかしこの銃、実は当たりを轢いた場合、弾が出ない用私自ら改造を施してあるのです・・・しかし弾は本物を入れてありますので・・・少し内心冷や汗をかいておりました・・・
チャ
斎藤「しかしみなさま無事に乗り越えました。私め驚きを隠せません!銃口を頭にむけるだけでこれほど怖いとは・・・」
カチャ
斎藤「ふふふ・・・当たりを轢いたらどうなっていたか試しますか」
唯「みんなで命の危機を乗り越えた後のケーキはおいしいねー!もぐもぐ」
梓「はい、唯先輩///」
澪「あはは梓は唯にベッタリだなー」
唯「えへへ~!あずにゃん一生一緒だもんね!あずにゃん!」なでなで
律「だから道山か!!」
梓「にゃあ~///」
紬「うふふ////いいわ~////ゆい×あず////」
梓「えー、ごほん、みなさん。本当ごめんさい!」
梓「こんな危ない事皆にさして・・・本当すみませんでした!!」
唯「あずにゃん・・」
梓「私・・・この後自首します・・・だから」
紬「いいえ、梓ちゃんは悪くないわ、自首するなら私だけで」
唯「駄目ー!!それじゃあ離ればなれになっちゃうよ!!だから駄目!!」
澪「自覚があるなら。もういい!だからよし!」
梓「みなさん・・・ありがとう・・・ございます・・・」
梓「本当に・・・いいんですか?」うるうる
律「もちろん!梓も紬も国家権力に渡してたまるかー!!」
澪「なんだそれwあは」
唯「ぷ!ぷふふ!!あはははは!!!」
紬「うふ!あはははは!!」
梓「み・・・みなさん・・・あは・・あはははは!!」
五人「あはははは!!!!!」
よかった・・・みなさんに会えて・・・・よかったです!!!!!!!
律「あはは・・・あー・・・ムギ、お茶おかわr・・・」
ズドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
五人「!!!?」ビクビクビクーン!!!
紬「ひっ!!?な・・・何?」
唯「!!!うわぁ~びっくりしたぁ~!!」
律「部室の外か?!ん?澪?」
澪「な・・・なんだあれ・・・ガラスになんか・・・赤いのが・・・」
梓「え???な・・・何が・・・」
紬「!!!」たたたたた
律「おい!!ムギ!!」
ガチャ
紬「・・・・・」
斎藤「 」
紬「斎藤・・・?何してるのおおおおおおおおおおおおおおお!!!?????」
終わり
エピローグ
紬「言い訳はよしなさい」
斎藤「ですが・・・わたくしめ、ちゃんと改造したと思い自ら試そうと・・・」
紬「私が怒ってるのはそこじゃないの!!何?改造?そんなことして私たちの命をかけたチャレンジを無駄にしたの!!?」
斎藤「すすすすいません!!!ですが皆様成功していました!!ちゃんと確認しましたら弾がちょうど」
紬「だから言い訳はよしなさい!!」
斎藤「申し訳ありません・・・」
紬「まったく・・・反省しなさい・・・」うるうる
斎藤「お・・・お嬢様?」
紬「死んだと・・・思ったんだから・・・」うるうる
斎藤「すいません・・・ですがお嬢様、琴吹財閥の再生医療スタッフのお陰でどうにか死なずに済みました・・・ありがとうございます・・・本当に・・・」
紬「・・・感謝なさい・・・」
斎藤「は!!はい!!お嬢様!!!」ぶわっ
紬「・・・・それにしてもあの後大変だったのよ?」
ガチャ!!バタン!!
紬「みんな!!きちゃ駄目!!」
唯「な・・・何が・・斎藤?さん・・・じゃないの?」ぷるぷる
澪「怖い怖い怖い怖い」がくがくがくがく
ピピピピピ
紬「もしもし?紬よ。今すぐ学校に来て!!そして軽音部部室前に誰も寄せ付けないで!!今すぐに!!!」
ガラララララ
SP「は!!!」
律「な!?窓から!!?」
和「何今の音!!通して!!!」
さわ子「どきなさい!!なんなのあなた!!」
SP「はい、この機械の先端を見てくださいみなさーん」
パシャ!!!
和「・・・ささ。生徒会室いかなきゃ」
さわ子「テストの採点・・・」
SP「この機械すげぇ・・・ゴクリ・・・」
琴吹科学研究所
研究員「まずこの死体から採取したDNAをこのクローン体に入力する」
研究員「そうしてこのボタンを押すと」ポチ
ぐわんぐわんぐわんぐわん!!!
チーン!!
斎藤「・・・・・」
研究員「鼓動確認、脳波動正常。成功です!お嬢様!」
紬「そう。よくやったわ。」
ポチ
紬「なんとかなった・・・」
唯「ちょっとムギちゃん!こんなときに電話なんて・・・」
梓「そうです!さっきの黒服の人は一体!!!ドアの前の人達は誰だったんです!?」
澪「怖い怖い怖い」ガクガクガク
律「あれから何十分たってんだ!?おいムギ!いい加減に」
紬「はい。みんなこの機械の先端を見て♪ほら!澪ちゃんも!」
澪「ほわあ!?」
梓「な!?何を」
パシャ!!!
梓「・・・・唯先輩///」
唯「ケーキおいしいー!もぐもぐ」
澪「食べたら練習するぞ!」
律「そんなこと言わずにほら!あーん!!」
澪「な////・・・あむ///」ぱく!
紬「うふふ」
終わり
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