エレン「28週後....」(15)
アルミン「もうそんなに経ったのか、、、」
エレン「そうだ、、”奴ら”のおかげで巨人共は絶滅したが、、生き残ってる人はどれぐらいいるだろう?」
ミカサ「、、、、多分、、私たちだけ、、」
三人「、、、、」
エレン「ちょっと屋上に行ってくる、、」
~屋上~
エレン「俺らが最後なのかもな、、、」
綺麗な草原、そこを走りまわる人々、、いや、正確に言うなら人だったもの。やっと手に入れた外の世界をああやって堪能してるのだろう、いやあれは堪能してるのではない、生きてる俺らみたいなものを殺意のこもった目で探し回っているだけだろう。
あいつらに噛まれた人はほんの数秒で、あいつらの同類になる。そしてあいつらの体液が、体に入っただけでもだ。最初の感染者はマルコだった、いきなりジャンに噛みついてその後、、、
たちまち広がり、人々はどんどんと減っていって、巨人も減っていった。
やっと手に入れた自由、しかしこの状況じゃ喜べるわけがない。俺達三人は、逃げて逃げて、やっとの思いでこの古城に着いた。
エレン「、、、先に逃げるとするか、、、すまないアルミン、ミカサ」、、、ドサッ!
3時間後、、、
~屋上~
アルミン「嘘だろ、、、エレン、、」
遙か下の地面に横たわっているエレンの亡骸、その目は空を見ているが、もう何も見えてないのだろう。
ミカサ「どうしたの、、?」
アルミン「エレンが飛び降りた、、、」
ミカサ「!!!!」
屋上を包む沈黙と絶望、対照的に空は青かった。
二日後、、、
~一階~
アルミン(あれからミカサは何も喋らなくなった、、、)
エレンの気持ちは分からなくはない、こんな希望も無い世界で生きてくより、死んだ後の世界が楽なんだろう。いづれ、僕たちにもその日は来るんだろうが、、、
アルミン「!!、、、またあの夢か、、、」
あれから、アルミンは生存者探索に出た調査兵団に救出され、また壁の中での生活に戻ってきた。ミカサはというと、エレンが自殺した四日目にエレンの後を追った。
調査兵団団長によると、あの悪夢を引き起こしたウイルスはレイジと呼ばれる物であり、巨人撲滅のために研究してた物だそうだ。投与された動物が、何者かにとき放たれて感染が広まったらしい。壁の中にいた感染者は全員餓死し、内地に立てこもっていた兵達によってこの安全は確保された。
28日後......
悪夢は繰り返されてしまった、、、、
~シガンシナ区、壁上~
駐屯兵A「赤の煙弾、、、本気なのか?司令官は、、、」
分隊長A「クッ、、、全員に告ぐ!門に集まってる生存者全員を砲撃せよ!例外は無しだ!」
駐屯兵B「感染者が来た!ぐわああああ!」
~ウォールマリア門前~
憲兵A「撃て!撃て!!ウォールマリアを何としても死守するんだ!!」
憲兵B「巨人よりは大分マシだが、知ってる顔が何人もいる!!」
金髪の青年から始まった、レイジによる悲劇。ウォールマリアは突破され、人類の活動圏はウォールローゼまで後退した。
~ウォールローゼ~
少年「フーフー、、、駆逐してやる、、一匹残らず!、、、、」
完
期待した人 スマンw
ちょいと書いてみたかっただけさw
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