ゲンドウ「ネルフに行きたくない」(708)
冬月「………は?」
ゲンドウ「だから行きたくない」
冬月「碇、お前は自分が何を言ってるのか分かっているのか?」
冬月「こんな時にもし使徒が襲来したら…」
ゲンドウ「ミサ……いや、葛城君に任せて下さい」
冬月「碇?碇?」
ツーツーツー
冬月「…………」
ミサト宅
ミサト「シンジ君、おはよう」
シンジ「ああ」
ミサト「シンジ君?」
シンジ「……ああ」
アスカ「なんかこいつ、やっぱり変よ…。話掛けても『ああ』しか言わないし。」
ミサト「でも検査じゃ大丈夫だったみたいだし…」
ミサト「何かあったの?シンちゃん?」
シンジ「問題ない」
ミサト・アスカ「…………」
プルルルルル
ミサト「はい。もしもし葛城ですが」
ミサト「ああ。リツコ。………えっ」
ミサト「司令が休み?何で……今日は実験なんでしょ。司令がいなきゃ……」
シンジ「……………!」
ミサト「困ったわね……副司令は……」
シンジ「おい」
ミサト「シンちゃん?ごめんね今電話……」
シンジ「貸せ。」
ミサト「えっ?」
シンジ「貸せ!」
ガチャッ
ツーツーツー
ミサト「し…シンちゃん!?今大事な電話の途中なのよ?何を…」
シンジ「………」
ピッピッピッピッ
プルルルルル
ミサト「シンジ君、一体どこに電話を……」
アスカ「………」
ゲンドウ宅
ゲンドウ「…………う……うっ……うっ」
ゲンドウ「なんで………何でこんなことになっちゃったんだよぉ……」
ゲンドウ「うっ………」
ゲンドウ「僕に司令なんか……無理だよ……」
――話は昨日の朝に遡る。
朝
ゲンドウ「ん……んん」
ゲンドウ「………ねむい」
ゲンドウ「げ!こんな時間!学校遅れちゃうよ!」
ゲンドウ「……アスカもミサトさんも起こしてくれればいいのに……。」
ゲンドウ「先に行っちゃったのかなぁ」
諜報部員「おはようございます。」ヌッ
ゲンドウ「………!?」
諜報部員「碇司令、お迎えにあがりました」
ゲンドウ「司令?僕が?何で」
諜報部員「何で………と言われましても」
ゲンドウ「司令は父さんでしょ」
諜報部員「碇司令のお父上は随分前に亡くなられておりますが」
ゲンドウ「父さんの父さんは……でしょう」
ゲンドウ「僕の父さんは生きてるでしょ。」
諜報部員「………。」
諜報部員「それより碇司令、赤木博士はいかがいたしましょう」
ゲンドウ「リツコさん?リツコさんがどうしたって……」
リツコ「ん………騒がしいわね……」
ゲンドウ「!?」
リツコ「あら、諜報部員さん。プライベートを覗き見?
良い趣味とは言えないわね」
諜報部員「申し訳ございません。ですが、本日は会議がありまして時間的に…」
ゲンドウ「えっ」
ゲンドウ「何でリツコさん……まっ裸なんですか?」
リツコ「あら、朝から私に何を言わせたいのかしら」
ゲンドウ「うわぁ!す……すすすすいませ………」ガバッ
ゲンドウ「……えっ」
ゲンドウ「僕も……」
ゲンドウ「裸?」
ゲンドウ「えっえっ何で何で」
リツコ「………変な人」
ゲンドウ「…………」
リツコ「どうなさったんですか?急に頭を抱えて」
ゲンドウ「………鏡、鏡はどこですか」
諜報部員「あの……あちらになりますが」
鏡
に近づくゲンドウ
ゲンドウ「………」
ゲンドウ「……………父さん?」
諜報部員「ええ。ですからさっきからあなたは司令だと……」
ゲンドウ「じゃあ………父さんはリツコさんと………」
ゲンドウ「………」
リツコ・諜報部員「?」
ゲンドウ「うわあぁぁぁああああああああああああああ!!!!!!!!」
ゲンドウ「僕は父さんで……」
ゲンドウ「じゃあ父さんは……」ブツブツ
リツコ「………過労による精神疾患かしらね」
プルルルルル
諜報部員「ああ。碇司令がどうも…ああ。救護の手配を」
諜報部員「では、行きますよ」ガシッ
ゲンドウ「ちょっ…!何するんですかぁ!」
諜報部員「申し訳ありません。ご病気の可能性がありますので。」
ゲンドウ「うわぁ!やめて!やめて!」
ゲンドウ「僕は大丈夫です!正常です!極めて普通です!」
諜報部員「………ううっ」
リツコ「…………」
救護室
ゲンドウ「…………」
シンジ「…………」
ゲンドウ「……あの」
ゲンドウ「父さんも、ここに連れてこられたんだね」
シンジ「………ああ」
ゲンドウ「僕もね、碇シンジです。正常ですって何回も言ったんだけどね」
ゲンドウ「どうも信じて貰えなくて」
ゲンドウ「むしろ頭がおかしくなったとしか思われなくてさ」
シンジ「………私もだ。」
シンジ「セカンドが泣き叫んでいた。」
ゲンドウ「あはは……」
以
下
名
前表記改変
ゲンドウ(シンジ)「これから……どうしようか父さん」
シンジ(ゲンドウ)「とりあえずお前は私として私はお前として過ごす他ないだろう。」
シンジ(ゲンドウ)「いくら私が碇ゲンドウだと主張しても信憑性は皆無だろうからな。」
ゲンドウ(シンジ)「じゃあ僕が…父さんに……?」
シンジ(ゲンドウ)「そうだ。やれ。」
ゲンドウ(シンジ)「いやだよ!僕が父さんの代わりなんて出来ないよ!」
シンジ(ゲンドウ)「やれ!」
ゲンドウ(シンジ)「いやだよ!」
リツコ「…………本当に異常はなかったの?」
諜報部員「ええ……一応は」
ミサト「リツコー。シンジ君の検査どうだったぁ?」
リツコ「問題は見つからなかったわ。」
ミサト「そう……」
リツコ「ただ……」
リツコ「様子はやっぱりおかしいままだわ。
シンジ君は司令っぽく。司令はシンジ君っぽくなってるの。」
シンジ(ゲンドウ)「やれ!」
ゲンドウ(シンジ)「嫌だよ!出来ないよ!」
ミサト「…確かにねぇ。」
リツコ「で、原因を考えたんだけどもしかしたら……」
シンジ「綾波はどうしてこのスレに書き込むの?」
レイ「支援だから」
ミサト「もしかしたら?」
リツコ「……いえ。ホンの少しだけ二人からパターン青の『痕跡』が検出されたの。」
リツコ「でもまあ、シンジ君はいつもエヴァに乗ってる事だし、
ある意味使徒と接触してきた訳だからそう言う事はあってもおかしくないのだけど。」
リツコ「司令も使徒との接触は経験している可能性もあるから…
今回の二人の異変に使徒が関係してるかどうかは微妙なところね。」
ミサト「じゃあ…どうすればいいの?」
リツコ「原因がはっきりしないんじゃ見守るしかないわね。」
リツコ「ミサト、しっかりシンジ君を監視して置きなさいよ。彼、家出癖があるから。」
ゲンドウ「はぁ………」
ゲンドウ「結局どうにもならなかったなぁ…」
ゲンドウ「父さんの代わりって一体何をすれば…」
冬月「おや、碇。赤木君から話は聞いたが…心配したぞ。」
ゲンドウ「えっと……」
ゲンドウ「えっと……」
ゲンドウ「どなたでしたっけ」
冬月「……………」
冬月「私の事も分からなくなるとは……もはや末期だな。」
冬月「ユイ君が今のお前の姿を見たらなんと言うか…」クドクド
冬月「第一、お前は危機管理があるのかないのか。赤木君との事が世間に知れればお前は…」クドクド
冬月「全く、ユイ君も嘆いていたな。お前はどこか抜けていると…私がお前の立場なら…」クドクド
ゲンドウ「あの……」
冬月「なんだ、碇。」
ゲンドウ「さっきから何度も出てくる……」
ゲンドウ「ユイ君って……」
冬月「……………」
冬月「それはお前なりの精一杯の冗談かね?」
ゲンドウ「いや……僕は……」
冬月「………もういい。」
冬月「これから老人との会議だ。頼むぞ、碇。」
ゲンドウ(会議かあ……)
ゲンドウ(父さんからメモ貰ったけど…大丈夫かなぁ…)
一方更衣室
シンジ「……………ん?」クシャッ
シンジ「プラグスーツの着用とは………中々難しいな」グシャグシャ
シンジ「どちらに腕を入れるのか……」
シンジ「こちらか」ビリッ
シンジ「…………」
プシュッ
アスカ「シンジー!着替え終わったー?」
シンジ「…………」
アスカ「あ…アンタ………」
綾波「プラグスーツ、破いたのね。」ヌッ
シンジ・アスカ「!?」
アスカ「ちょっと、いきなり出てきたらビックリするじゃない!」
綾波「あら、そのつもりはなかったのだけど。」
綾波「碇くん、着方分からないの?」
シンジ「ああ」
綾波「じゃあ、新しいのそこにあるから…着せてあげるわね」
シンジ「ああ」
アスカ(…まるで……夫婦?)
アスカ(むっ………)
アスカ「シンジ、あたしの方がファーストよりプラグスーツ着るの上手いわよ。」
綾波「上手いも下手もないと思うんだけど」
アスカ「あるのよ!どうせなら着るのが上手い人間から教わりたいでしょ」
シンジ「………そういうものなのか」
アスカ「とりあえず、スーツ出してきなさい私が教えて…」
綾波「そんな時間、ないと思うの。私が着せて…」
アスカ「あたしが!」
綾波「私が」
シンジ「……もういい。こうなるならやはり自分で……」
アスカ「うるさいわね!あんたは黙ってなさい!」
綾波「碇君。時間がないわ。右腕を…」バッ
アスカ「ファースト勝手に…!」
シンジ「待てセカンド。引っ張るとプラグスーツが…」
ビリッ
綾波・アスカ「あっ…………」
シンジ「…………」
ミサト「ちょっと…何やってるの?あなた達…」
ミサト「あーあー…予備のスーツまで破いちゃって…」
綾波・アスカ「………ごめんなさい」
シンジ「………すまなかった。」
ミサト「もう、どうしてこんな…」
アスカ「……だってシンジが」
シンジ「私の所為か?」
アスカ「えっ」
シンジ「先程の一連の行動、お前が余計な事をしなければ済んだ話ではなかったのか。」
アスカ「えっ…………」
シンジ「セカンド、君は情緒が……」
アスカ「……何なのよ」
シンジ「?」
アスカ「朝から変で………心配してたってのに……」
アスカ「こっちの気も知らないで……バカシンジ!」タッ
ミサト「…………はあ。」
綾波「…………」
シンジ「………何だと言うのだ。一体。」
ミサト「シンジ君。今のは言い過ぎよ。」
シンジ「………しかし」
ミサト「アスカは……自己表現が少し人より苦手なのよ。」
ミサト「あなたを心配してしたことなの。」
シンジ「………にしては」
ミサト「不器用過ぎたわね。プラグスーツは後で発注し直すから今日のテストは制服のままでいいわ。」
シンジ「……ああ。」
ミサト「じゃ、遅れないでね。レイ、行くわよ。」
綾波「…………」
綾波「………はい」
プシュッ
シンジ「…………セカンド」
シンジ(あれではシンジも………苦労するわけだな。)
一方司令室
ゼーレ01「碇、エヴァの運用状況はいかほどかね」
ゲンドウ(うわぁ………箱に囲まれてるよ……)
ゲンドウ(しかもなんだろう………この圧迫感)
ゲンドウ「え………ええと、エヴァは現在、問題なく稼働中。新システ…ムについても随時試験を開始してます。」
ゼーレ02「そうか。しかし、大幅な整備の遅れは予算の無駄使いに過ぎん。」
ゼーレ03「補完計画にも影響を及ぼすぞ」
ゲンドウ(補完計画?)
ゲンドウ(………そんなこと紙に書かれて……)
ゼーレ01「補完計画についての進行状況は。」
ゲンドウ「えっ」
ゼーレ02「とぼけるつもりかね?」
ゲンドウ「いえ…そう言うつもりじゃ……」
冬月(小声で)「碇、どうした。」
ゲンドウ(小声で)「いえ……いきなり補完計画とか言う事について聞かれたんで……」
冬月(小声で)「とりあえず、いつものセリフで会議を終わらせるんだな」
ゲンドウ(小声で)「……セリフ?」
ゼーレ06「二人でコソコソと…一体どうしたのかね?」
ゲンドウ「いや、あの………」
ゼーレ01「まあ良い。とにかく、君には期待しているよ。」
ゲンドウ「………はあ。」
パッ
ゲンドウ「…………ふう。」
ゲンドウ「やっと終わった………」
ゼーレ02「先程の碇の態度……気になるな。」
ゼーレ05「ああ。『ゼーレのシナリオ通りに』……といつも口癖の様に言っていたのだが…」
ゼーレ03「左様。それに何かを誤魔化しているようだったな。」
ゼーレ06「冬月とコソコソしていたのも怪しかったな。」
ゼーレ04「もしや…我々を裏切るつもりでは……」
ゼーレ01「………碇、お前は一体何を企んでいる。」
※シンジ君は何も企んでいません
ゲンドウ「怖かった………」
冬月「どうした、碇」
ゲンドウ「………帰ります」
冬月「は?」
ゲンドウ「暗い部屋で怖い箱に囲まれて……」
ゲンドウ「よく分かんないこと聞かれて……」
ゲンドウ「あんな拷問みたいのがまだ……続くんですよね」
冬月「拷問とは……それがお前の仕事だろう。」
冬月「その代わり雑務は私が………」
ゲンドウ「もう嫌だ……あんな怖い思いしたくない……」
冬月「碇?お前は自分が……」
ゲンドウ「………いやだ。いやだ………」
ゲンドウ「……帰ります!」ダッ
冬月「碇!?」
実験室
ミサト「よーし。それじゃあシンジ君も支度出来たことだし、シンクロテスト始めるわよー」
シンジ「………ああ。始めたまえ。」
アスカ「…………ふん」プイッ
綾波「…………」
ミサト「…………やれやれ」
リツコ「ま、シンジ君が変わったことだし、今まで通りってことが無茶なのよ。」
リツコ「見物ね。……もしかしたら、シンジ君がこうなってしまった原因が見つかるかもしれないし。」
リツコ「あわよくば技術の進歩が見込めるかもしれないし。」
リツコ(もうシンジ君みたいな司令と寝たくないし)
ミサト「それじゃ、テストスタート!」
シンジ「………ん、」
シンジ「しかし今更だが……」
シンジ「身体はシンジだが中身は私(ゲンドウ)だ。」
シンジ「この場合……シンクロ、出来るのか?」
マヤ「……センパイ!シンジ君に変化が!」
リツコ「変化?」
マヤ「それが……シンクロ率なんですけど……」
ミサト「シンクロ率がどうしたの?」
マヤ「丁度、前回のテストの半分なんですよ。」
シンジ「身体に…微妙な負担が………」
シンジ「………シンクロ、出来ているのか……」
ミサト「まさか!そんな急激にシンクロ値が……間違いないの?」
マヤ「機器には問題ありません。」
リツコ「…………」
シンジ「………これが………シンクロ………」
シンジ「ユイと一つになるなど………何年ぶりか………」
シンジ「………」ニヤリ
アスカ「なんか………あいついつにもなくニヤニヤしてて気持ち悪いわ……」
綾波「嬉しいのよ。きっと。」
アスカ「はあ?」
綾波「……自分自身がシンクロしてる訳じゃないのに。」
シンジ「…………なんだ、このイメージは。直接脳に送り込まれてくる。」
シンジ「…………これが、シンクロか。」
??「…………なた」
シンジ「……………!」
??「…………あなた」
シンジ「…………お前は」
??「あなた、シンジと……」
シンジ「…………シンジと?」
??「して………」
シンジ「…………何だ?」
シンジ「……待て」
シンジ「………待て!」
ハッ
ミサト「はい。テスト終了!上がっていいわよん!」
アスカ「ふふん。シンクロ率あたし1上がっちゃったわ。」
アスカ「シンジー、あんたは?」
シンジ「………15%。通常の半分か。」
アスカ「あら、天下のシンジ様がねー。残念ですこと。」
ミサト「それじゃー、今日はここまで。お疲れさま。」
アスカ「じゃ、私もう帰るわね。」
シンジ「ああ。私も帰る。」
綾波「……………」
ミサト「待って!みんな、今日は私が送っていくわ。」
ミサト(万が一…シンジ君が逃げ出したりしたら大変だし……)
ミサト「リツコ、あんたは?」
リツコ「私は少し残るわ。」
ミサト「そっ」
綾波「碇指令はぁはぁ…ハァハァハァ」
ネルフ内廊下
ミサト「でねー加持がさぁ」
アスカ「えーそれはミサトが悪いわよ」
綾波「…………」
シンジ「…………」
冬月(碇め………)タッタッ
ミサト「あ、副司令お疲れさまです。そんなに急いで…どうなさったんですか?」
冬月「おお葛城君。碇は見なかったのかね。」
ミサト「司令が?どうなさったんですか?」
冬月「今朝から様子が変でな…終いには脱走しまったんだよ。」
ミサト「えっあの司令が?」
冬月「困った事に…碇でないと分からない資料の処理があってな…」
シンジ「放っておけ。」
ミサト・冬月「………!?」
ミサト「シンジ君、あなた副司令になんて口を!」
ミサト「謝りなさい。」
シンジ「………何故だ」
ミサト「年上に敬意を払う。当たり前のことでしょ」
シンジ「しかし私は……」
シンジ(そうだ。今私は………)
綾波「碇くん、謝るべきだわ。」
シンジ「…………」
シンジ「…………いつもすまない」
冬月(……『いつも』?)
シンジ「必要だから呼ばれたまでだ」
ゲンドウ「せっかく久しぶりに会ったのに…ひどいよシンジ!」
綾波「」
シンジ「…保守だ」
シンジ「あーとにかくだな、」
ミサト「シンジ君」
シンジ「とにかく、その件についての資料はFー20の引き出しにある。……ます。」
冬月「そうか。しかし、何故君がそのことを?」
シンジ「父……いや……シンジは……そうだ。父さんから聞きました。」
冬月「ほお。あの碇がな。」
冬月「………進歩したものだ。」
ミサト「んじゃ、いくわよ。シンジ君。」
シンジ「それでは後はよろしくお願いします。」
シンジ「冬月先生」
アスカ「冬月副司令さようなら」
綾波「さよなら」
冬月「ああ。さようなら。」
冬月(冬月先生…………?)
lミ′  ̄ ー-'" '=ミニ彡彡/‐、ヽ
l;l ,_-‐ 、 __,,.. - 、 彡彡彳、.// この感じ!?
_______∧,、_∥ `之ヽ、, i l´ _,ィ辷ァ-、、 彡彡'r ノ/_ ______
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'`'` ̄ 1  ̄フ/l l::. ヽこ~ ̄ 彡彳~´/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ´ :l .l:::. 彡ィ-‐'′
ゝ、 / :. :r-、 彡′
/ ィ:ヘ `ヽ:__,ィ='´ 彡;ヽ、
_,,..-‐'7 /:::::::ヽ _: :_ ヽ ィ´.}::ヽ ヽ、
_,-‐'´ { ヽ:::::::::ヘ `'ー===ー-- ' /ノ /::::::ヘ, ヽー、
ゲンドウ「あぁ、間違いないZIPだ」
ミサトの車内
ミサト「♪」キキーッ
アスカ「ちょっと!何、用もないのにドリフトしてんのよ!」
シンジ「…………」
シンジ(いつも葛城君はこんな荒い運転をしているのか)
シンジ(……赤木君の言う通りだな。流石は大学からの友人と言ったところか。)
ミサト「ねえ、シンジ君。」
シンジ「何だ」
ミサト「お父さんと……話、出来たのね」
シンジ「?」
ミサト「ふふっ。中々お父さんと話す機会も勇気も無いって言ってたけど…」
ミサト「お父さんの仕事の資料の場所とかまで聞けるようになったなんて進歩じゃない。」
シンジ「わた………いや、父さんと話をと言うのは……」
ミサト「やだ。あんなにお父さんのこと怖がってたじゃない。」
ミサト「電話しても繋がらない出ても軽くあしらわれる…って。」
ミサト「シンジ君は、お父さんと会えなかった分の時間を埋めたいのよね。」
ミサト「まあ、碇司令って愛想がいいほうじゃないしね。私も萎縮しちゃいがちだけど。」
シンジ「……………」
ミサト「でもね、やっぱり…冷たそうに見える司令でも時々人間なんだなって感じるときがあるのよ。」
シンジ「…………例えば」
ミサト「例えば?うーーーーん………」
アスカ「……ないのね。」
ミサト「いや、あるわよ?あるけど……思い付かないだけよ!」
シンジ「……………」
冬月「良スレだな」
ゲンドウ「ああ」
ミサト「と…とにかく!良かったわ。」
シンジ「…………良くない」
ミサト「え?」
シンジ「根本的な部分は何も解決出来てない。」
シンジ「………分からないんだ。私に、その資格があるのかと」
シンジ「ないのなら…いっそ、近づかぬままの方が幸せなのではないかと。」
ミサト「でも、お互いそうやって逃げていたら」
ミサト「お互いを傷付け合うことになるわよ。いつか。」
シンジ「…………」
ミサト「なーんてね。まあ、シンジ君は頑張ってるわよ十分。」
アスカ「そうねー。あたしが司令の子供だったら近付こうとも思わないもん」
ミサト「アスカーぁ!」
シンジ「……………」
ミサト「それじゃ、久々にラーメンでも食べに行きますか!」
アスカ「賛成!ファーストも付き合うわよね?」
綾波「ええ。」
ミサト「じゃあ決まり!」
シンジ(私に決定権は無いのか………)
ラーメン屋
シンジ(ラーメン屋など……何年ぶりか)
シンジ(シンジの姿でなければ……とても来れないな)
アスカ「じゃー私、海鮮タンメン大盛り!」
ミサト「私は…ラーメンと餃子とジョッキビール」
綾波「私はミニラーメンチャーシュー抜きとチャーハングリンピース抜き」
店主「あいよ!お客さんは?」
シンジ「あ……ああ………」
シンジ「ではまず生ビールと…」
アスカ「!?」
ミサト「!?」
店主「!?」
綾波「………」
シンジ「?」
店主「お………お客さん、流石にビールは出せませんぜ……」
シンジ「何故だ。この店はメニューに書いてあるものが出せないのか。」
店主「いえね、そこのお姉さんには出せますよ」
シンジ「人によって出す出さないを決めるのか?」
店主「そりゃそうですよ…」
シンジ(……なんという店だ。)
シンジ「差別ではないか。」
店主「そりゃあ差別しますよ。お姉さんと中学生じゃ。」
シンジ「…………!」
綾波「私は死なないわ、あなたが守るもの」
シンジ「保守」
シンジ(そうか…私は今……)
店主「はい!生おまち!」
ミサト「ごめんなさいねー」プッハー
ミサト「コラ、シンちゃん駄目でしょー」
シンジ「いや葛城君、君も駄目なんじゃないのか」
ミサト「なんで?」
綾波「………車」
ミサト「あっ」
「パターン黒!やるおです!!」
____
/_ノ ヽ、_\
ミ ミ ミ o゚((●)) ((●))゚o ミ ミ ミ
/⌒)⌒)⌒. ::::::⌒(__人__)⌒:::\ /⌒)⌒)⌒)
| / / / |r┬-| | (⌒)/ / / //
| :::::::::::(⌒) | | | / ゝ :::::::::::/
| ノ | | | \ / ) /
ヽ / `ー'´ ヽ / /
| | l||l 从人 l||l l||l 从人 l||l バ
ヽ -一''''''"~~``'ー--、 -一'''''''ー-、 ン
ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒_(⌒)⌒)⌒)) バ
〔YARUO〕
店主「へい!海鮮タンメン大盛り、ラーメン、餃子、ミニラーメンチャーシュー抜き、チャーハングリンピース抜き、のりラーメン麺お待ち!」
シンジ(のりラーメンか……ユイが良く食べていた。)
シンジ(……絶対に普段頼めないからな)
アスカ「おー!美味しそうだわ。」
綾波「…………チャーハンの中にも……チャーシュー……」
アスカ「ほら、貸しなさいよ。チャーシュー取ってあげるから」
綾波「………ありがと」
ミサト「ん、でさぁ頼むわよ加持ー!ラーメン奢るからぁ…」
シンジ「………セカンド」
アスカ「何?シンジ」
シンジ「………いつも、こんな感じなのか」
アスカ「そうだけど………なんでわざわざそんな事聞くのよ。」
シンジ「………」
ミサト「お願い!じゃあ、餃子もつけちゃう!」
シンジ「………楽しいな」
アスカ「へ?」
シンジ「心底楽しいと思ったのは久々だ。」
アスカ「その言い種だといつもはつまんないみたいじゃない。」
ミサト「………え?チャーハンも?………仕方ないわね。だから早く来てよ!」
シンジ「つまらない訳じゃない。」
綾波「…………」
シンジ「ただ、何かに追われ、囚われていてこの事に気がつかなかっただけ……か」
アスカ「ふーん」
アスカ「いつの間にか小難しいことを言うようになっちゃったのね。」
ミサト「よし!じゃ交渉成立ね!待ってるわよ!」
シンジ「礼を言う。…………ありがとう」
一方ゲンドウ宅
ゲンドウ「う…………ううっ…………」
ゲンドウ「もう嫌だ…………」
ゲンドウ「何であんな皆…怖いんだよ……」
ゲンドウ「僕に司令なんて出来るわけなかったんだ………」
ゲンドウ「隣にリツコさんが裸で寝てるし……」
ゲンドウ「父さんとリツコさんは一体何なんだよ……。」
ゲンドウ「それにあの人達が言ってた補完計画って……」
ゲンドウ「父さんは、僕の知らないところで何をやってるんだよ……」
ゲンドウ「もう怖いことに巻き込まれたくない。」
ゲンドウ「…ネルフに行きたくない。」
ゲンドウ「……………身体が戻るまで休もう。」
そ
ん
な
訳
で>>7に戻る。
プルルルルルルルルル
ゲンドウ「もう……いやだ。」ブツブツ
ゲンドウ「電話に出たくない」ブツブツ
シンジ「…………」
シンジ「出ないか。」
シンジ「…………」
ピッピッピッピッ
プルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル
ゲンドウ「…………うう」
ゲンドウ「……うるさい出ないぞ!」
プルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル
シンジ「…………」
アスカ「なんかシンジの顔………怖いわよ」
ミサト「狂気に満ちてるわね。」
シンジ「………」
ピッピッ
シンジ「…………」
シンジ「出ない、か。」
ミサト「シンジ君、一体どこへ掛けてたの?」
シンジ「…………」
プルルルルルルルルル
ミサト「はい、もしもし葛城ですが」
ミサト「……え?使徒?」
ネルフ本部発令所
ミサト「まさかこんな時に使徒が襲来するなんてねー。」
ミサト「司令は?」
マヤ「はい。いま諜報部が司令の自宅へ…。相当てこずっているようですが……」
冬月「………言わんこっちゃない。」
諜報部員A「さあ、司令!急いで下さい!」
ゲンドウ「嫌だ!僕に司令なんて出来ないよ!嫌だよ!」
諜報部員B「さあ、司令!」
ゲンドウ「嫌だ!嫌だ!僕に出来るわけないよ!」
諜報部員A「…………おい、」
諜報部員B「ああ。」
ゲンドウ「えっえっ何するの?何するの?」
諜報部員A「すいません!」ゴスッ
ゲンドウ「………ぐはっ」
…………………
……………
…………
………
ゲンドウ「……………!」
冬月「お目覚めかね、碇?」
ゲンドウ「ここは……。」
冬月「ネルフだ。使徒が襲来したというのにお前は……」
ゲンドウ「!」
ゲンドウ「嫌だ!帰る!」ガタッ……ガクン
冬月「そう言うと思ってお前を椅子に縛って置いて正解だったな」
ゲンドウ「…………!」
ゲンドウ「やだ!こんなの酷いよ!ミサトさん!」
ミサト「…………リツコ、本当に異常は無かったのね?」
リツコ「………一応は」
ここで限界です……寝ます。
ごめんなさい……
乙
寝るな!
寝るな!
いま寝たら何にもならないんだよ!
保守 / ̄ ̄\
___ / _ノ ヽ_ \
/_ _ \ |-{::::::::}_{::::::::}- |
/__ ___\ | (__人__) .|
/\::::::::::/ ^ヽ:::::::::/ヽ | `⌒/⌒ ̄ 〃ヽ
|  ̄(__人__) ̄ | | /ノl //ノーく/
\ `⌒’ / ヽ v `` \
___ | \ /l__ ___ >\ /ヽ_
::::::::::/:::\ l`i イ j /:::ヽ:::::::::: / //::/ > <ヽ:/
ゲンドウ「僕はここにいてもいいんだ!」
保守
冬月「おめでとう」
保守
ミサト「おめでとう」
保守
保
守
感
謝
の後SS、再び
た
だ
い
ま。
マヤ「使徒、こちらに接近中!」
日向「使徒を肉眼で確認。」
ゲンドウ「……………」
冬月「…………おい、碇。」
ゲンドウ「………総員第一種戦闘配置」ボソッ
(デーンデーンデーンデーンドンドン)
ミサト「という訳で準備して!シンジ君プラグスーツの着用の仕方、分かるわよね?」
シンジ「あ……ああ」
アスカ「ってあんたまだ着終わってないの?」
シンジ「………」ゴソゴソ
シンジ「よし!…………入ったぞ」ビリッ
綾波「裏表、反対よ」
オペレータ「第一次、接続開始。」
マヤ「エントリープラグ、注水。」
シンジ「………ぐはっ」
シンジ(LCL………飲んでしまった……)
ゲンドウ(父さんがエヴァに………)
ゲンドウ(………無茶だよ!)
オペレータ「内部電源、充電完了。」
オペレータ「外部電源用コンセント、異常無し。」
マヤ「了解、エヴァ初号機、射出口へ。進路クリアー、オールグリーン!」
リツコ「エヴァ、発進準備完了!」
ミサト「かまいませんね?」
ゲンドウ「えっ……何が……」
ミサト「エヴァを発進させてもかまいませんね?」
ゲンドウ「えっえっ」
ミサト「発進!」
シンジ「ぐはっ」
(パーッパッパパーパーパパパパー)
シンジ(舌を噛んでしまった……)
シンジ「しかし、こんな風に見えていたのだな。データとは丸で違う。」
シンジ「……………」クンクン
シンジ「シンジのにおいがするな」
マヤ「エヴァ、三機とも発進完了。現在、待機中です。」
アスカ「あれが敵!?二体もいるじゃない!」
シンジ「………。」
ミサト「じゃ、今回の使徒について説明するわね。」
ミサト「アスカの言う通り敵は今までとは違って二体。」
アスカ「仕方ないからそれぞれ分担して敵を倒せば…」
ミサト「ところがどっこい。そうは問屋が卸さない。」
リツコ「もともとは『1体』の使徒だったんだけど、普段はこうやって分裂していて、
コアがどこにあるか分からない様にしてるの。
ある意味影分身みたいなものね。」
アスカ「それじゃーどうすりゃいいのよ!」
ミサト「ひたすら攻撃を防ぐ。で、くっついて1体になり、コアが丸出しなところで叩く。」
アスカ「なんか…単純な作戦ね。」
ミサト「シンプルイズベストよ。」
シンジ(……ヤシマ作戦から成長していないな。)
アスカ「ふーん。ま、いいわ。さっさと片付けちゃいましょ」
ミサト「それではAパターンを……」
リツコ「待った。エヴァの配置に疑問が残ります。
私はBパターンを推奨するわ。」
ミサト「なによ。」
リツコ「思いがけない相手の攻撃に対処できないわ。」
ミサト「思いがけないって…こっちは散々テストして……」
リツコ「一時退避も視野に入れるべきだと言ってるの。」
リツコ「司令は、どう思われます?」
ゲンドウ「えっ………僕?」
シンジ「待て!奴は………」
ミサト・リツコ「シンジ君は黙ってて」
シンジ「………」
ミサト「………司令。ご決断を」
ゲンドウ「えっえっ」
リツコ「ご決断を」
ゲンドウ「でも……」
ゲンドウ「…………」チラッ
冬月「総指揮権はお前が持っている。
司令であるお前が決めろ。」
ゲンドウ「でも僕はどっちも正しい様に思えて………」
冬月「逆接の多い奴だな。お前が決めろ。」
ゲンドウ「…………」チラッ
マヤ「…………」カタカタカタカタカタカタ
日向「………メガ一郎、汚れたなぁ…」フキフキ
青葉「フンフンフンフンジャーン!」
ゲンドウ「…………」
ミサト「司令!」
リツコ「司令!」
ゲンドウ「僕には…………」
ゲンドウ「僕には決められないよ!」
アスカ「………ちょっと!ミサト!」
ミサト「どうしたのアスカ?」
アスカ「突然敵が融合し始めたんだけど…こっちに………キャアッ!」
マヤ「使徒、エヴァに攻撃!」
ミサト「アスカ!」
リツコ「やっぱり退避させるべきだわ!」
ミサト「ダメよ!次…いつ融合するか分からないのに……」
マヤ「司令!」
ゲンドウ「……嫌だよ!決められないよ!」
シンジ「………役に立たないやつめ」
日向「零号機、パレットライフルを装備!」
綾波「くっ……ここからなら…コアを狙える……」バババババババババババ
使徒「グシャァ!」
綾波「ダメ!コアがつぶれない!」
使徒「グシャァ!」ブンッ
綾波「キャア!」
ミサト「シンジ君!レイの援護を!」
シンジ「どう使えばいいか分からない!ここか?」バババババババババババ
シンジ「とにかく………どちらかはやく決めろ!」バババババババババババ
リツコ「引き上げるのか」
ミサト「全力で突っ込むのか……」
冬月「碇!」
ゲンドウ「僕には………分かんないよ!」ガタッ!ガタッ
ゲンドウ「帰る!もう嫌だよ!」ガタッガタッ
ゲンドウ「ほどいてよ!ほどいてよミサトさん!父さん!」
シンジはゲンドウを見習えww
アスカ「もう……なんなのよ!早く指示を………」
使徒「グシャァ!」シュバッ
ミサト「使徒が………また増えた?」
シンジ「………まずい!レイ!セカンド!」
アスカ・綾波「ぐはっ!」
リツコ「同時攻撃…」
ゲンドウ「綾波!アスカ!」
ミサト「……………退避!機体を戻して!」
マヤ「はい!」
シンジ「……………」
ミサト「パイロット二名は!?」
マヤ「生きています!」
ミサト「生命維持システム最大に……」
ゲンドウ「……………」
ゲンドウ「アスカが………綾波が…………」
ゲンドウ「どうしよう………」
プルルルルルプルルルルル
ゲンドウ「!」
ゲンドウ「………初号機から………通信?」
シンジ「……………」
ゲンドウ「…………父さん」
シンジ「お前が招いた結果だ。何故こうなったか、分かるか?」
ゲンドウ「でも、どっちも正しかったし…二人が揉めなければ……」
シンジ「そうだ。どちらも正しい。しかし、どちらか選らぶ必要があった。」
ゲンドウ「………どう言うこと?」
シンジ「お前が『どちらも選らぶことをしなかった。』だから、こうなった。」
シンジ「その場のベストな決断を下すのが司令の仕事だ。例え……非情な決断でも、な。」
ゲンドウ「どうして僕がこんな………」
シンジ「私がお前でお前が私だからだ。
……それ以外に理由はあるまい。」
ゲンドウ「……………」
本来乗れないゲンドウの中身がシンジなら
今のシンジゲンドウと一緒にエントリーに入っちゃえば
シンクロ率は跳ね上がりそう!
リツコ「参ったわね」
ミサト「どうにか爆雷で足止め出来たけど次の攻撃まで時間がないわね。」
ミサト「くっそー加持め。こう言う時に限ってあいつ出張なんだよなー」
リツコ「で、どうするつもり。葛城作戦部長さん?」
ミサト「うう…………」
ミサト「うーーー」
ミサト「……………」
ミサト「お手上げ」
リツコ「だと思って面白いデータ、持ってきてあげたわよ。」
ミサト「なになに!」
リツコ「昨日一日調べてたのよ。」
ミサト「もしかして………あの二人がおかしくなったことに関係あるの?」
リツコ「ふふっ。使徒に打ち勝つ切札は、『親子愛』…ってとこかしら?」
病室
アスカ「……………」
アスカ「ここは………」
シンジ「目が覚めたか。病院だ。」
アスカ「私………」
シンジ「使徒から攻撃を受けて気を失ったそうだが。」
アスカ「そう。」
アスカ「…………レイは?」
シンジ「見ての通り、まだ目を覚ましていない。」
綾波「…………」
アスカ「隣に居たの……。」
シンジ「ああ。」
ピッピッピッピッピッピッ
アスカ「………あのさ、」
シンジ「なんだ。」
アスカ「一つ…聞いていい?」
シンジ「ああ。」
アスカ「また、バカシンジのせいでしょ」
シンジ「…………」
アスカ「やっぱり…シンジ、シンジじゃないわよね。」
シンジ「………言っている意味が良くわからないが」
アスカ「つまりね、アンタはシンジの格好した別の誰かってこと…よね」
シンジ「…………」
シンジ「いつから分かっていた?」
アスカ「ラーメン屋…くらいからかしら。
あんなこと、シンジは絶対言わないもの。
最初は本気でシンジがおかしくなっちゃったのかと思ったけど。」
シンジ「………そうか。」
アスカ「そりゃそうよ。シンジと一緒に暮らしてるんだから。」
アスカ「ま、散々タメ口聞いちゃたわけだし…あえてアンタ誰?とは聞かないけど。」
シンジ「…………ふっ」
綾波「私は…プラグスーツの時からです」
アスカ「わぁ!?」
アスカ「あんた、いきなりビックリするじゃない!」
綾波「……驚かせるつもりは無かったんだけど。」
司令室
リツコ「報告します。」
ゲンドウ「…………」
リツコ「現在使徒をN2爆雷によって攻撃しましたが、
焼却できたのは構成物質の18%。足止めにしか過ぎません。」
冬月「しかし、次の攻撃までの時間稼ぎは出来ただろう」
リツコ「次の攻撃予想時刻は6時間後。」
ゲンドウ「パイロットは?」
リツコ「負傷したファースト、セカンド共に軽傷。
しかし問題は…機体の方でして…損傷率が30%を越えています。」
リツコ「先程コアに直接攻撃を加え、かつ破壊するために必要なエネルギーを試算したのですが…」
リツコ「零号機、弐号機共にできる限りの修復をしても…
戦闘に参加出来ても初号機の援護のみと言った所でしょうか。」
冬月「ではその初号機は?」
リツコ「パイロットと機体とのシンクロ率が低く、
コアを破壊するほどのパワーを出すには無理があるのではないかと。」
ゲンドウ「じゃ……じゃあ……どうすれば……」
リツコ「方法は二つあります。」
リツコ「一つは本部を使徒ごと自爆させること。
もう一つは初号機とパイロットのシンクロ率を今までの数値に戻すこと」
冬月「そんな方法が……あるのかね?」
リツコ「ええ。……成功するかどうかはある意味賭けですが。」
リツコ「失礼ながら、ここ数日の司令とシンジ君について調べさせていただきました。」
ゲンドウ「……………!」ビクッ
リツコ「先日の検査にて二人からはごく僅かですか使徒の痕跡が発見されました。」
冬月「………どう言うことかね」
リツコ「お二人は使徒との接触した経験がありますので、不思議ではないのですが。」
冬月「何故今回の作戦と関係が?」
リツコ「問題は使徒のパターンんの方ですわ。
…精神に介入した後が確認されました。
恐らく精神侵食型の…形をもたない情報系の使徒でしょう。」
冬月「見えない敵、か。」
冬月「遂に使徒は人の心を攻撃対象としたか…」
リツコ「ええ。」
リツコ「もしかしたら二人は知らず知らずのうちに、何らかの原因により使徒に汚染された可能性があります。」
冬月「使徒は…殲滅されたのかね」
リツコ「さあ。今となっては。」
リツコ「ただ、今回二人の人格が入れ替わったのも…その影響ではないのかと。」ニヤリ
ゲンドウ「………!!!」
冬月「人格が………入れ替わった?」
リツコ「つまりはシンジ君が司令に司令がシンジ君に……」
リツコ「そう言うことよね?シンジ君。」
ゲンドウ「……………」
ゲンドウ「…………はい。」
冬月「なんと……碇は碇の息子だったとな!」
リツコ「これならばシンジ君…いや、司令のシンクロ率が半分しか無いことにも説明がつきます。」
冬月「何だかややこしいな」
リツコ「ではどうすればいいか。身体はシンジ君。精神は司令。だから…シンクロ率が半分。」
リツコ「ならば、そこにシンジ君の精神を足せばいいんです。
多少ノイズが入っても………ね?」
ゲンドウ「まっ………まさか………」
リツコ「そ。まさかのまさか。本部を丸々破壊するよりかは実害は少なくてよ。」
リツコ「それに、…責任は取るべきじゃなくて?」
ゲンドウ「…入っていい?父さん」
シンジ「構わん」
ゲンドウ「で……………」
ゲンドウ「出来ました………」
ミサト「ぶっ……」
ミサト・アスカ「ぶはははははははははははは!!!!!!!!!」
ゲンドウ「………」
ゲンドウ「このスーツを着るのも……二回目か。」
リツコ「シンジ君我慢してね。司令があなたのスーツ、みんな破っちゃったから
アスカのしか…………むふっ」
シンジ「……………」
ミサト「ヒイッー!ヒイッー!」
アスカ「アッハゾー!」
綾波「…………」
綾波「……………ぷっ」
マヤ「やだ…司令におっぱいが…」
日向「マ…ヤちゃ…プーッ!」
青葉「ふふ…フンッ…………」
シンジ「…………赤木くん、本当にこれでなければダメか?」
リツコ「はい。MAGIの試算でも14%と一番高い数値を叩き………プゥゥゥゥゥゥゥ」
ゲンドウ「…………」
シンジ「………任務遂行中だ。笑うな。」
冬月「良かったじゃないか碇。お前が人を笑わせるなんて何年……ふんっ!」
シンジ「だから笑うなと………」
リツコ「…………ふう。」
リツコ「まあ冗談はさておいて。敵はもうそこまで迫って来ているわ。」
ミサト「では、作戦を伝えます。」
ミサト「損傷した零号機と弐号機は初号機の援護、ガードを担当。」
綾波「わかりました。初号機を守ればいいんですね。」
アスカ「ま、任せときなさいよ」ポンッ
シンジ「…………」
ゲンドウ「アスカ、そっちは父さんだよ。」
アスカ「あっ、そういやシンジはこっちだったわね…。」
冷静な僕には何が面白いのかわk
ミサト「リツコによれば、我々の戦力が維持出来る範囲内で敵が再び融合するのはこれが最後。」
ミサト「ダメなら本部ごと自爆することになるわ。
民間人は避難させてあるけど…ネルフ職員の犠牲は免れない。」
ゲンドウ「…………はい。」
ミサト「で、使徒が融合したタイミングに合わせて零号機と弐号機が攻撃。
2機が使徒の注意をそらしている間に、初号機がキックなりパンチなりで攻撃するって作戦なんだけど……」
ミサト「リツコ、ホントに司令とシンジ君を同時にエヴァに乗せるって…大丈夫なの?」
リツコ「理論上はね。言わば今の二人は
ある意味、シンジ君を二つに分裂させたようなものだから。」
アスカ「正にこの使徒にはお誂え向きってわけね。」
リツコ「まあ上手く行くか否かは……」
リツコ「二人次第ってとこかしら?」
>>351
ゲンドウ「笑えばいいと思うよ」
オペレータ「冷却終了。」
オペレータ「右腕の再固定完了。」
マヤ「停止信号プラグ、排出終了。」
オペレータ「了解。エントリープラグ挿入。」
オペレータ「プラグ固定終了。」
オペレータ「第一次接続開始。」
ゲンドウ「まさか…父さんとエヴァに乗ることになるなんて…思っても見なかったよ」
シンジ「………ああ。」
シンジ「しかし、自分のプラグスーツ姿とは…中々気持ちの悪いものだな。」
ゲンドウ「その姿で歩いてる僕の身にもなってよ」
シンジ「………ふっ。そうだったな。」
ゲンドウ「………ねえ、父さん。」
シンジ「どうした。」
ゲンドウ「今まで僕は父さんって、冷たい人なんだなって思ってたんだ。」
ゲンドウ「父さんに感情があるのか疑ったこともあった。」
シンジ「…………散々な言われようだな」
ゲンドウ「でもね、父さんの立場になって…その時に何をすべきなのか
決断を下すってことが…凄く難しいんだって事が分かった様な気がするんだ。」
シンジ「…………」
ゲンドウ「僕はとても父さんにはなれないや。」ニコッ
ゲンドウ「……まあ、リツコさんとのことは正直最低だと思ったけど」
リツコの裸二回見たくせにその言い草w
シンジ「………ふっ」
シンジ「赤木君との事を含めて…そんな、お前が思っているような立派なものではない。」
シンジ「私も私情に突き動かされているクチだ。」
シンジ「シンジ、私よりお前の方が良くやっているよ。」
ゲンドウ「…………」
ゲンドウ「父さん……でも、父さんは一体何をやろうとしているの?」
ゲンドウ「箱の人たちが言ってた『補完計画』って何?」
シンジ「………」
ゲンドウ「ねえ、父さ…」
シンジ「お前は知らなくて……」
マヤ「エントリープラグ、注水。」
シンジ・ゲンドウ「…………ゴホッ」
シンジ「ゴホッゴホッ」
ゲンドウ「父さん大丈夫!?」
シンジ「気管にはいった……」
ミサト「もう…無駄口叩いてたからですよ」
オペレータ「主電源接続!」
オペレータ「全回路、動力伝達。」
マヤ「第二次コンタクトに入ります。A10神経接続、異常無し。」
リツコ「思考形態は、日本語を基礎原則としてフィックス。初期コンタクト、すべて問題なし。」
マヤ「双方向回線開きます。」
マヤ「シンクロ率、43.5%」
リツコ「理論通りね。いけるわ!」
>>365
乙。これは笑うなって方が無理wwwwwww
ってかLCLって気管やら肺に入るもんじゃないの
ミサト「発進準備!」
オペレータ「1番から15番までの安全装置を解除。」
オペレータ「内部電源、充電完了。」
マヤ「了解。エヴァ初号機、射出口へ。オールグリーン!」
リツコ「発進準備完了!」
ミサト「いいわね。シンジ君、碇司令」
シンジ「ああ。」
ゲンドウ「はい。」
ミサト「エヴァンゲリオン初号機、発進!」
>>378
そりゃそうだったな。
すまないが…そこは補完してもらえると嬉しいです
(パーッパッパパーパーパパパパー)
ミサト「最終安全装置、解除!」
ミサト「エヴァンゲリオン初号機、リフトオフ!」
アスカ「やれやれ……ようやくお出ましね。」
ゲンドウ「ミサトさん、ここから一体どうすれば……」
ミサト「二人の心をユニゾンさせる必要があるわ。」
ゲンドウ「ゆっ……ユニゾン!?父さんと?」
リツコ「シンジ君、司令。まずは二人とも『歩くこと』を考えて」
ゲンドウ・シンジ(歩くこと………)
ゲンドウ・シンジ(歩く………)
シンジ・ゲンドウ「歩く!」
初号機「…………」ガシーン!
リツコ「歩いたわ!」
リツコ「全くもって素晴らしいサンプルね。」
ミサト「じゃあ、ジャンプしてみて。」
シンジ・ゲンドウ(ジャンプ…………)
初号機「…………」ピョン
初号機「…………」ドーン!
ミサト「流石は仲は良くなくとも親子と言うか……」
日向「………葛城さん!」
ミサト「どうしたの?」
日向「使徒が融合を始めました!」
アスカ「いよいよね。」
アスカ「行くわよ、優等生」
綾波「ええ」
使徒「キシャアアアアアア!」
ミサト「出来るだけ使徒を弱らせて。」
ミサト「攻撃、開始!」
アスカ「………行くわよ、アスカ」
青葉「零号機、弐号機共にパレットライフルを装備。」
アスカ「とおりゃあああああああああああああ!!!!!」バババババババババババ
綾波「くっ………」バババババババババババ
ゲンドウ「…………」
シンジ「…………」
ゲンドウ「父さん。」
シンジ「どうした。」
ゲンドウ「…………僕ら、出来るのかな」
シンジ「何を今更」
ゲンドウ「ねえ、二人の心をユニゾン…させるんだよね」
シンジ「そうだ。」
ゲンドウ「僕は……確かに父さんの事を少し分かったような気がするんだ」
シンジ「そうか。」
ゲンドウ「でも…やっぱり父さんについて分からないところが多すぎる。」
ゲンドウ「補完計画って何?ねえ?それに母さんについて何で殆ど教えてくれないの?」
ゲンドウ「父さんはどうして僕から遠ざかろうとするの?」
ゲンドウ「ねえ?」
シンジ「………今は戦闘の事だけを考えろ」
ゲンドウ「……父さんはいつもそうだ。」
シンジ「…………」
シンジってユイの名前知らなかったっけ?
墓参りしてなかった?
アスカ「…………チッ、弾数が足りなくなってきたわ!」バババババババババババ
綾波「…………葛城作戦部長!」
ミサト「リツコ、使徒のダメージは?」
リツコ「ギリギリ…ってところかしら。まあ、賭けではあるけど」
ミサト「……………」グイッ
ミサト「シンジ君、碇司令、聞いてる?」
シンジ「………ああ」
ゲンドウ「………はい。」
ミサト「あなた達の出番よ。」
ミサト「………やれるわね?」
シンジ「やるしかなかろう。」
ゲンドウ「そう……ですね。」
ミサト「そう。じゃあ、新・ユニゾン作戦発動!初号機、定位置に!」
アスカ「…………」カチッカチッ
綾波「弾切れね」
ミサト「アスカ、レイ!作戦発動よ。避けて!」
アスカ「頼んだわよ……シンジ」
綾波「碇司令」
使徒「キシャアアアアアア!」
シンジ「行くぞ、シンジ。」
ゲンドウ「………はい。」
使徒「キシャアアアアアア!」
日向「使徒、初号機に接近中!」
初号機「…………」タッタッタッタッ
シンジ・ゲンドウ「走る!走る!走る!走る!走る!」
初号機「……………」タッタッタッタッタッタッタッタッ
>>406
冬月先生とユイさんの関係が分からないって前提と単にパニクっていたって設定です。
シンジ「走る!走る!走る!」
ゲンドウ「走る!走る!走る!」
使徒「キシャアアアアアア!」
リツコ「シンクロ率はどう?」
マヤ「安定しています。」
ミサト「二人共、その距離で一気に跳び上がって…コアを一気に攻撃!」
シンジ「跳ぶ!跳ぶ!跳ぶ!」
ゲンドウ「跳ぶ!跳ぶ!跳ぶ!」
初号機「…………」シュバッ
使徒「……………!?」
シンジ「キックキックキックキックキックキック」
ゲンドウ「キックキックキックキックキック」
初号機・シンジ・ゲンドウ「ぐああああああああああ!!!!」
使徒「!」
………ピシッ
リツコ「コアにヒビが!」
ミサト「…………やったか!?」
使徒「……………」
使徒「キシャアアアアアアアアアアアアアアアア!」グワッ
ゲンドウ「う………そ」
ミサト「シンジ君!司令!避けて!」
ゲンドウ・シンジ「…………ぐはっ!」
マヤ「………コアの破壊に失敗。」
ミサト「どうして………」
リツコ「攻撃の瞬間、一時的だけどシンクロ率が下がってしまったのよ。」
マヤ「シンクロ率………低下したままです!」
ミサト「司令、シンジ君!早く起き上がって!」
使徒「キシャアアアアアア!」ガン!ガン!
ゲンドウ「………もう嫌だ」
ゲンドウ「もう嫌だよこんなの!」
青い炎ドクンフラグ
ガン!ガン!ガン!ガン!
シンジ「…………くっ」
シンジ(ユイ、人とは)
シンジ(所詮、分かり合えぬ生き物なのだろうな)
シンジ(不覚ながらも…「分かり合うこと」を望んだ結果がこれか。)
シンジ「……無様だな」
ミサト「二人とも!」
ゲンドウ「起き上がりたくても起き上がれないんですよ!」
ミサト「リツコ、一体何が……!」
リツコ「私にも分からないわ。こんなケース分からないもの!」
シンジ(自爆させるにもシンジが………)
シンジ(ユイ、お前は一体何を考えている)
ゲンドウ「……痛い!痛いよ!降ろして!降ろして!」
シンジ(…………我ながら)
シンジ(何もできないとは情けないな)
リツコ「エヴァの防御システムは?」
マヤ「シグナル、作動しません。」
日向「フィールド、無展開!」
ピーッ
マヤ「エヴァ初号機、完全に停止しました。」
ミサト「…………くっ」
リツコ「仕方ない、わね。」
ミサト「………皆、早く避難して。自爆装置を発動させるわ。」
ミサト「……パイロットは?」
日向「二人とも……意識がありません。」
マヤ「………葛城さん!」
ミサト「どうしたの?」
マヤ「エヴァに……異変が」
――――――――
シンジ「…………僕。」
シンジ「………僕?」
シンジ「元に………戻ってる?」
ゲンドウ「そのようだな。」
シンジ「………父さん!」
シンジ「……………ふっ」
ゲンドウ「どうした?」
シンジ「ふ………ふ………」
シンジ「プフフフフフフフフフ」
ゲンドウ「何が可笑しい」
シンジ「父さんの…格好変わってない……」
ゲンドウ「!」
シンジ「あははははははは」
ゲンドウ「…………」
シンジ「…………ふう」
ゲンドウ「…………」
シンジ「も……もう大丈夫」
シンジ「それより父さん…ここはどこ?」
シンジ「父さんと僕以外、何もないし誰もいない。」
ゲンドウ「……ここは」
ゲンドウ「……エヴァの中だ。」
シンジ「エヴァの……中?」
ゲンドウ「私も知っていたが来たことはない。」
ゲンドウ「良いものだな。」
ゲンドウ「それより、シンジ。」
ゲンドウ「私に何か聞きたかったのだったな。」
シンジ「父さん、補完計画って…何?……母さんのこともどうして話してくれないの?」
ゲンドウ「シンジ、私は親として未熟だ。」
シンジ「誤魔化さないでよ」
ゲンドウ「違う。私が言いたい事はだな」
ゲンドウ「お互いのことを全て、知る必要はあるのかと言うことだ。」
ゲンドウ「それが、例え親子であっても」
シンジ「どういう…こと?」
ゲンドウ「私と赤木君の事を知ってお前は私を最低だと言ったな。」
シンジ「………うん」
ゲンドウ「それに対して私は弁明するつもりもない。
お前に理解して貰おうとも思わない。」
シンジ「………どうして?」
ゲンドウ「では逆に聞こう。お前はお前の全てを私に話したいか?理解させたいか?」
シンジ「……………!」
シンジ「それは…………」
シンジ(確かにアスカにキスしようとしたこととか)
シンジ(ミサトさんの谷間とかリツコさんの太ももにドキドキしたこととか)
シンジ(綾波の胸を揉んだこととか)
シンジ「………知られたくないです」
ゲンドウ「私も同じだ。」
ゲンドウ「補完計画についてはお前に知らたくない。」
シンジ「…………でも!」
ゲンドウ「だが、お前の力を借りていることも事実だ。」
ゲンドウ「しかしいつか…いつかはお前に話すつもりだ。」
ゲンドウ「待っては貰えないか」
シンジ「……………」
ゲンドウ「まあ、信じて欲しいなどとは都合の良い話だろうな。」
ゲンドウ「私はそれだけのことをお前にして来なかったのだから」
シンジ「………僕は、父さんの立場になった」
シンジ「でも………やっぱり父さんの事は分からないや」
ゲンドウ「私もだ。お前の立場になったがどうもセカンドや葛城君については分からない。」
ゲンドウ「人とは所詮分かり合えぬ生き物なのだよ。」
『だけど、「分かり合おうとする」事は出来るわ』
ゲンドウ「ユイ……!」
シンジ「母………さん」
『ふふ。久しぶりね。』
シンジ「どうして………」
シンジ「母さん?母さんがなんでここに……」
『シンジ、あなた。お互いがお互いになりきることで』
『お互いを完全に理解することはなくても、お互いの中の存在に対して
「理解しようと努力する事」は出来たんじゃない?』
シンジ「それは………。」
『お父さんのこと、ちょっとは好きになれたんじゃない?』
シンジ「…………ちょっと失望もしましたけど」
ゲンドウ「……………」
『ふふ。それが出来ればあとは大丈夫。』
ゲンドウ「しかし、ユイ!」
『あなた…今はまだ約束の時じゃ…ないわ』
『心配しなくても忘れたりしないわよ』
ゲンドウ「…………」
『ふふっ』
『ん……ふふふふふふふふ』
『ふふふふふふふ!!』
ゲンドウ「………ユイ、お前もか」
『……んふっ』
『ふぅ。………ごめんなさい』
ゲンドウ「…………」
『今度はきっと…大丈夫。シンジも少しはお父さんの事信じられそうでしょ?』
ゲンドウ「………ユイ」
シンジ「…………はい。」
『じゃあ、もう一度行ってらっしゃい。』
シンジ「でも、どうやって…」
『ふふっ。任せて置いて。』
『………それよりここ、何だか寒いわね』
追い付いてしまったww(笑)
これからバイトなんだけどwww(笑)
帰ってくるまで残ってないかなあw()笑
残ってたぁぁあwww()笑
wwwwwwwww()
…………………
………………
………
ゲンドウ「…………夢?」
シンジ「違う。夢の向こう側だ。」
シンジ「………行くぞシンジ」
ゲンドウ「…………はい!」
初号機「…………」
初号機「……………」ピカッ
オペレータ「エヴァ、再起動!」
マヤ「そんな………!」
ミサト「まさか…」
リツコ「暴走!?」
アスカ「シンジ!」
綾波「無事だったのね」
アスカ「ミサト!援護するから、武器を!」
ミサト「え………ええ」
日向「零号機、弐号機ハンドガンを装備!」
アスカ「行くわよ!レイ」
綾波「ええ」バババババババババババ
使徒「キシャアアアアアア!」
初号機「………」ガシッ
使徒「!?」ドゴッ
ミサト「すごい…さっきとは比べ物にならないほど動きが……」
リツコ「一家が揃ったか……。」
使徒「キシャアアアアアア!」ブンッ
ミサト「まずい!初号機に!」
アスカ・綾波「させない!」
使徒「キシャアアアアアア!」ガッ
アスカ・綾波「………ぐはっ」
マヤ「使徒の攻撃が弐号機と零号機に直撃!」
ゲンドウ「アスカ!」
シンジ「レイ!」
アスカ「ぐっ…………」
アスカ「ほら、さっさと攻撃しなさいよ!」
ゲンドウ「でも!」
綾波「早く!」
シンジ「………シンジ、やるぞ」
ゲンドウ「………」
ゲンドウ「………」キッ
ゲンドウ「走る!走る!走る!走る!走る!走る!」
シンジ「跳ぶ!跳ぶ!跳ぶ!跳ぶ!跳ぶ!跳ぶ!跳ぶ!跳ぶ!跳ぶ!」
ミサト「………すごい」
使徒「!」
ゲンドウ・シンジ「キックキックキックキックキックキックキックキックキックキックキックキックキックキック」
初号機・シンジ・ゲンドウ「ウオオオオオオオオオオオ!!」
>>465
>ゲンドウ「アスカ!」
>シンジ「レイ!」
戻ったんじゃないのかよ
支援!
使徒「!!」
ピシッ
初号機・シンジ・ゲンドウ「ウオオオオオオオオオオオ」
ピシッピシッ
マヤ「信じられません!シンクロ率が……300%越えています!」
初号機(ユイ)・シンジ・ゲンドウ「いっけええええええええええ!!」
使徒「キシャアアアアアア!!」
冬月「勝ったな」
…………………
冬月「………むう」
ドッ……ゴォオオオオオオオオオオオオン!
マヤ「も………」
マヤ「目標、完全に沈黙しました。」
ミサト「あ………」
ミサト「や………やった?」
アスカ「勝った!」
リツコ「………家族愛、ねえ」
綾波「へくちゅっ」
ミサト「それよりパイロットの方は?」
マヤ「確認、取れません!」
ミサト「救護班、急いで!」
……………………
………………
…………
シンジ「また………何もない」
シンジ「父さん!父さん!」
綾波「碇くん」
シンジ「……綾波!」
綾波「違う。綾波レイじゃない。あなたの中の綾波レイ」
シンジ「?」
シンジ「ここは一体……どこなの?」
綾波「夢の向こう側」
綾波「碇くんのココロの中」
シンジ「元の世界じゃ…ないのか」
ゲンドウ「元の世界?そんなものは最初からない」
シンジ「父さん!」
シンジ「……どういうこと?」
ゲンドウ「お前の『一部』にしか過ぎない」
シンジ「使徒は?使徒はどうなったの?」
リツコ「殲滅されたわ」
リツコ「あなたの望む『家族愛』でね」
シンジ「何を言ってるのか全く……」ブルッ
シンジ「…どうしてここはこんなに寒いの?」
アスカ「あんたバカァ?」
アスカ「あんたが望んだ結果でしょ」
シンジ「どうしたら、どうしたら元に戻れるの?」
アスカ「戻ってるじゃない」
シンジ「…………え?」
シンジ「違う。僕が言ってるのは………」
綾波「入れ替わっていることになっていただけで」
アスカ「最初から、誰も入れ替わってなかった。」
シンジ「なに?何なんだよ!」
ミサト「つまり」
ゲンドウ「………お前の心の補完の一部だ」
綾波「あなたは望んだ。『お父さんことを知りたい』と」
アスカ「『お父さんに自分を知ってほしい』ってね。」
ミサト「だからあなたはお父さんとシンジ君を入れ替えた。」
リツコ「そうなればイヤでもお互いを知らざるをえないわね」
シンジ「そんな………」
シンジ「じゃあこれは……」
ゲンドウ「補完計画」
ゲンドウ「そのものだ。」
綾波「だからあなたは元には戻れない。」
綾波「あなたが他人を知りたいと願う限り」
シンジ「そんな………」
シンジ「嘘だ」
アスカ「本当」
シンジ「嘘だ嘘だ」
ミサト「本当よ」
シンジ「嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ」
綾波「本当なの」
シンジ「嘘だ!」
ゲンドウ「本当だ」
……………………
………………
…………
ミーンミンミンミーンミーンミンミンミーンミーンミンミンミーン
シンジ「…………」ハッ
ミサト「大丈夫シンジ君?……いや司令?」
アスカ「うなされてたけど……」
シンジ「僕は………」
シンジ「僕は!」ガバッ
シンジ「ミサトさん!鏡は?」
ミサト「あっちだけど……」
シンジ「嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ」
ゲンドウ「それ本当か!?」
シンジ「嘘だ! ああっ!!」
綾波「ブプスッ」
シンジ「髭がない!」
シンジ「サングラスもない!」
シンジ「………僕は」
シンジ「碇シンジだ!」
ミサト「……どうにか、元に戻れたみたいね」
アスカ「………やれやれ。」
綾波「…………」
ミーンミンミンミーンミーンミンミンミーン
ミサト「リツコによると…もう使徒の痕跡らしきものも、綺麗さっぱり消えたらしいわ」
ミサト「とんでもない2日間だったみたいね。シンジ君?」
シンジ「あははは……イタッ」
ミサト「まあ……でもお父さんを良く知るいい機会になったわね」
シンジ(隣にリツコさんが寝てたのはビックリしたけど……)
ミサト「キョドる司令も面白かったけど」
ミサト「それにしても碇司令のプラグスーツは傑作だったわね……ぶふっ」
アスカ「ちょっ……思い………グフフッ」
シンジ「…………」
シンジ「それ、父さんじゃなくて僕だったんですけど」
ミサト「それじゃー、今日は大事をとって入院ってことだけど、一人で大丈夫?」
シンジ「平気ですよ。子供じゃないんだから!」
アスカ「子供じゃない!」
ミサト「このシンジ君、なーんかしっくり来ないわね…」
シンジ「…………」ギロッ
ミサト「やだ、冗談よ!」
アスカ「しっかし何だったのかしらねー」
ミサト「さてね。じゃー置き引きには気を付けるのよシンジ君」
シンジ「………はい」ムッ
綾波「……………」
ミーンミンミンミーンミーンミンミンミーン
シンジ「……………」
シンジ「…………静かになっちゃったな」
シンジ「……………」
シンジ(父さんとこれから……何か変わるんだろうか)
シンジ(…………期待しない方がいいな)
ガラッ
「……………」
シンジ「もおミサトさん……忘れ物ですか?」
シンジ「仕方な…………」
ゲンドウ「……………」
シンジ「!」
シンジ「父さん………どうして?」
ゲンドウ「確かめに来たのだ。……本当に戻れたのかどうか。」
シンジ「……………そうなんだ」
ゲンドウ「ああ」
シンジ「…………」
ゲンドウ「…………」
ミーンミンミンミーンミーンミンミンミーン
ゲンドウ「夢をみた」
シンジ「………どんな」
ゲンドウ「覚えていない」
シンジ「ははっ………僕もだよ」
ミーンミンミンミーンミーンミンミンミーン
ゲンドウ「…………」
シンジ「…………」
ゲンドウ「…………大丈夫か」
シンジ「父さんこそ。……凄く痛かったし」
ゲンドウ「…………問題ない」
シンジ「そう」
ミーンミンミンミーンミーンミンミンミーンミーンミンミンミーンミーンミンミンミーン
ゲンドウ「なあシンジ」
シンジ「…………何」
ゲンドウ「どうせ私もお前もこの1日使い物にならない」
シンジ「?」
ゲンドウ「だからだな………」
ミーンミンミンミーンミーンミンミンミーン
ゲンドウ「夕飯はどうするつもりだ」
シンジ「えっ………病院で出るでしょ」
ゲンドウ「しかしだな…………」
シンジ「何が言いたいの?父さん」
ゲンドウ「ああ………」
ゲンドウ「上手いラーメン屋を見つけた」
ミーンミンミンミーンミーンミンミンミーン
シンジ「父さんがラーメン屋?意外だな」
ゲンドウ「だからだな……」
シンジ「…………」
シンジ「食べてみたいな」
ゲンドウ「…………!」
シンジ「連れていってよ」
ゲンドウ「…………ああ。」
ゲンドウ「行こう」
ミーンミンミンミーンミーンミンミンミーン
店主「ラッシャーイ」
……………………
…………
……
店主「マイドー」
シンジ「美味しかったね。」
ゲンドウ「…………ああ」
シンジ「父さんもビールとか飲むんだね」
ゲンドウ「………たまにだがな」
シンジ「ふぅーん」
ゲンドウ「……………」
ゲンドウ「今日のビールは旨かった」
シンジ「良かったね」
ゲンドウ「………ああ。」
病院
シンジ(小声で)「でもこっそり病院脱け出しちゃって大丈夫だったかな」コソコソ
ゲンドウ「なに、構わんよ」
シンジ「……………」コソコソ
ゲンドウ「…………」
シンジ(小声で)「こんな風に父さんと話が出来るとは思わなかった」
ゲンドウ「そうだな」
シンジ(小声で)「………ねえ、父さん」
ゲンドウ「なんだ」
シンジ「なんかさ、この2日間大変だったけど」
シンジ「なんて言うか………楽しかった」
ゲンドウ「……………」
ゲンドウ「私もだ」
アフィコピペブログ転載禁止
ピカッ
ゲンドウ・シンジ「!?」
看護士「あ!見つけた!」
看護士「ダメじゃないですかー病院脱け出しちゃっ!」
看護士「もう消灯時間過ぎてますよ」
ゲンドウ「……すまない」
看護士「お二人はVIPなんですから…護衛の方達が探し回ってましたよ」
ゲンドウ「冬月のやつが後でうるさそうだな………」
看護士「とにかく!お部屋に戻って下さい!」
ゲンドウ「…………分かった」
シンジ「あはは………じゃ、父さん」
シンジ「……おやすみなさい」
ゲンドウ「ああ」
ガラッ
シンジ「はあ……。護衛の人に怒られちゃったな」
シンジ「…………」ボフッ
シンジ「ふふっ」
シンジ(父さんが不器用だって……)
シンジ(分かった様な気がするな。)
プルルルルルルルルル
シンジ「?」
シンジ「………父さんから?」
ゲンドウ『寝てしまったか』
シンジ「………寝てないから出てるんだけど」
ゲンドウ『ああ………そうだったな』
シンジ「何?」
ゲンドウ『いや………そのだな………』
シンジ「………?」
ゲンドウ『………明日、今日中止になった実験がある。来い。』
ゲンドウ『いや………』
ゲンドウ『来てくれ。』
シンジ「…………」
シンジ「…………」クスッ
シンジ「うん。分かったよ。」
シンジ「おやすみ、父さん。」
ゲンドウ「………ああ」
このスレのおかげで数ヶ月ぶりに親父に電話できました
ゲンドウ「……………」
ゲンドウ「我ながら小恥ずかしいものだな」
シンジ(……………父さん、か)
シンジ(…………ふふ)
……………………
………………
……………
ミーンミンミンミーンミーンミンミンミーンカーンカーン
ミーンミンミンミーンミーンミンミンミーンカーンカーン
「…………ん」
カーン………カーン………
「ん…………朝から……騒がしいな」
『来い………いや、来てくれ』
「………ふふっ。」
「何だかあの事件のおかげで……父さんと上手くやれそうだな……」
カーン………ミーンミンミンミーンミーンミンミンミーン…カーンカーン
「ん………?」
「あれっ病室……」
コンコン
「はーい」
ゲンドウ「えっと、ダミーシステム?に切り替えましょう」
マヤ「しかし、アレはまだ実験段階で……」
ゲンドウ「いいですよ。やりましょうよ、ダミーシステム。」
マヤ「は、はい…」ウィーーン
シンジ「なんだ!何をしたシンジ!前が見えん!」
>>565
俺も想像したww
ミーンミンミンミーンミーンミンミンミーンカーンカーン
「はい」
諜報部員「……………」
(あれ、護衛の人?)
「何かあったんですか」
カーンカーン……カーンカーン……
諜報部員「今何時だと思っている」
「…………時間?」
諜報部員「…………10時45分」
諜報部員「遅刻だ」
諜報部員「碇司令もお怒りだぞ……」
諜報部員「……いやあまり怒ってはいなかったか」
(そういえば時計………)
「あれっ」
ミーンミンミンミーンミーンミンミンミーン
「そう言えばここって……」
諜報部員「着替えたまえ」
「…き……替えって……これ、冗談ですよね?」
「だって………」
諜報部員「寝ぼけているのか知らないがとにかく早くしたまえ」
ミーンミンミンミーンミーンミンミンミーンカーンカーン
カーン……カーン……
諜報部員「ファーストチルドレン……」
諜報部員「綾波レイ」
カーン…カーンカーン………
綾波「えっ」
―終劇―
ミーンミンミンミーンミーンミンミンミーン
シンジ⇔綾波
だと・・・
お付き会いどうもありがとうでした。
久々にちゃんとした?エヴァのSSが書ききれて良かったです
なんだかややこしい文章になってしまってごめんなさい。
保守して下さったみなさんもありがとうございました。
V
I
P、感謝した後
綾波「へー、女の子の体ってこうなってるんだ」
シンジ「・・・フケツ」
補完計画が続いてるってこと?
それとも入れ替わっただけ?
綾波「い、いっしょにお風呂とか、入れるわけないよ!」
ゲンドウ「親子だ、問題ない」
あと、設定としてはこれはシンジの理想の世界というか、ある意味シンジの都合の良い世界というか
TV版の補完計画が「こうだったらいいのにな」って感じで書いたっていうか…
即席の文章なのでその辺が伝わったか不安なのですが、
色々と補完していただけると嬉しいです
>>600
補完計画は続く。
多分シンジが分かりあいたいと思った人間全員と入れ替わり、その人間全員がシンジを理解しようとし、シンジがその人間全員を理解しようとするまで
キレイに終わって欲しかったが、こういう終わり方のほうがある意味原作に忠実でエヴァらしいというか・・・
乙
ミサト「シンジくん、あなたが乗るのよ。」
シンジ「構わん」
ミサト「えっ」
シンジ「乗せろと言っている」
ゲンドウ「ミサトさん、乗せるなら早くしてください。じゃないなら帰ってよ。」
ミサト「は、はい…」
_,,,.,、、、、、、...,,_
.,,-‐'^ ̄ U .´¨'''¬ー----、、.,_
.,,r'″ 」し ¨┐
../ }「 U (,
,r′ ,ノ‐'^゙¨'v .r冖''''''''''''v .}
./′ U .| ● ゙l | 〕 }
ヽv.,_ .ノ ,,v-| }, ● .} U .}
¨'''':i(,., ,/ \ _/゙'-、.,__ ,,/ ーーーー┐ .}
.) .¨''ーv,_「 .¨'''.¨ア¨^''-、 `¨′ .___,,,,,,.〕,、、、v-ト冖'^¨
.| ..|^'‐、, | } ヾ⌒ .} .|
._ ( U | .¨′ \..../ ----厶、、....i|,_
´¨^^''''∨ー─┼v、 〕 .| ,厂
\ .ノ U .| .^'''ーv. ノ ノ
._,ェ、レ‐ I .,ノ゙'ーvr′
,.-'''^″ エ I U .,/′.,/ .¨''ー-
┘ ¨¬<ェミエ7'''''^^^^^¨¨¨¨¨¨¨¨¨'リ7ァz(″
⌒^'''~-------ー冖¨′
使徒云々言ってたから入れ替えてるのはイロウル的な何かだろうか
>>1乙
頼むからまた書いてくれ
久しぶりにSSで笑ったわ
まだスレが残ってたwwwwwww
>>630
そのつもり。イロウルさんとアラエルさんを足して二で割った感じ?
あとイスラフェルもモデルにした。
新劇じゃ出なかったからなぁ…
>>631
ゲンドウとマダオが入れ替わるのとか
ゲンドウと初号機がズッコンバッコンするのとかもよろしくね!
>>654
まさかエヴァの歯の隙間にゲンドウが挿入するSSの人か?
>>656
良くわかったなw
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません