シャア「ええいっ!起きろ、ハマーン!」(797)
ハマーン「はっ!?ここはどこだ!シャア!」
シャア「私にも分からんのだよ」
ハマーン「確か貴様とセダンで戦っていたはずでは…」
シャア「ああ、だが見てのとおりまったく知らない場所だ」
ハマーン「するとシャア、貴様も気絶していたのか?」
シャア「そうだ。…しかし、ここは一体どこだという」
ソシエ「あっ!目が覚めたのね。お姉さま、気がついたみたいよ」
シャア「誰だ!?」
キエル「私はキエル・ハイム…あなた方は気絶していたのですよ」
ハマーン「やはりそうか…それで、ここはどこなのだ?」
ソシエ「どこって、ここはイングレッサ領のビシニティじゃないのさ」
シャア「イングレッサ…?ビニシティ…?」
シャア「ではこのビシニティというのはどこのコロニーなのだ?」
ソシエ「お姉さま、コロニーって?」
キエル「さぁ…」
シャア「(コロニーではない?)するとここは地球か!?」
ソシエ「地球ですって?アハハッ、あなたって面白い冗談を言うんですね」
キエル「これっソシエ、やめなさい。目が覚めたばかりで混乱しているのよ」
ソシエ「ごめんなさ~い」
キエル「ここはアメリア大陸のイングレッサ領、ビシニティですよ」
シャア「ハマーン、貴様アメリア大陸というのを知っているか?」
ハマーン「いいや、知るわけがなかろう」
シャア「う~む……キエル嬢、一つ質問しても?」
キエル「どうぞ」
シャア「今は何年か教えてもらえないだろうか?」
キエル「はい、正暦2343年ですけど…」
シャア「!?」
ハマーン「この話ぶりから察すると、どうやら冗談ではないみたいだな」
シャア「ああ、つまり私たちは別の世界に来てしまったということか」
ハマーン「あるいはべつの時代かもしれないぞ、シャア」
シャア「ふむ…さて、どうする」
ソシエ「ねぇ、お二人ってどういう関係なんです?それにどうして気絶していたんですか?」
シャア「そ、それは……ああ、じつは私たちは夫婦なのだよ」
ハマーン「なっ!?」
シャア「新婚旅行の最中に悪漢に襲われてしまってね…それで倒れてたというわけさ」
キエル「まぁ…そうだったんですか」
ハマーン「シャア!これはどういうわけだ!なぜ貴様と夫婦にならんといかんのだ!」
シャア「なら別の世界から来たと話すのか?話を合わせろ、ハマーン」
ハマーン「くっ…やってくれたな、シャア」
ハマーン「その通りだよ。まったくこいつは頼りにならん夫でね」
ハマーン「悪漢に殴られて真っ先に倒れる…情けない男なのだよ」
ソシエ「ええっ!それって最低じゃないですか」
シャア「(ハマーンめ、よくもそんなウソをべらべらと…)」
ハマーン「おかげで私たちは知らない土地で一文なし」
ハマーン「こんな男と結婚したのが間違いだったな、シャア!」
シャア「……」
ソシエ「ねぇお姉さま、この人たちを家で雇うってのはどうかしら?」
キエル「それは良い考えですねソシエさん。聞けばお金もないというですし」
シャア「しかし、迷惑なのでは?」
ソシエ「あらっそれは大丈夫よ。ちょうどジャシカたちがやめたばかりだし」
キエル「ええ、もしよければハイム家の執事とメイドとして働いてみませんか?」
ハマーン「どうする?シャア」
シャア「どうせ帰る場所もないのだ。ここに留まって様子を探ってみるさ」
ハマーン「いいだろう。ならキエル・ハイムとやら、世話になるぞ」
キエル「ええ、ではお願いします。えっと、ハマーンさん?」
ハマーン「自己紹介がまだだったな。私はハマーン・カーン」
シャア「シャ…クワトロ・バジーナだ。よろしく頼む」
ソシエ「そうだわ!さっそくハマーンさんのメイド服を新調しなければ」
ハマーン「メイド服…だと?」
ソシエ「そうよ。あなたは我が家のメイドなんですから、ふりっふりのメイド服を着てもらわなきゃ」
ハマーン「なっ!?」
シャア「ハハハッ!似合っているではないか、ハマーン」
ハマーン「ええいっ!笑うな!」
キエル「とてもお綺麗ですよ、ハマーンさん」
ハマーン「くっ…ところでシャア、貴様のそのかっこうはなんだ?」
シャア「ああ、これは執事の正装だ。貴様ほどではないが似合ってるだろう?」
ハマーン「知らん!」
ソシエ「ねぇお姉さま、この二人って本当に夫婦なのかしら?」
キエル「夫婦にも様々な形があるのですよ、ソシエさん」
ソシエ「ふ~ん、よく分かんないや」
こうしてクワトロ・バジーナとハマーン・カーンは
ハイム家の執事とメイドとして仕えることになったのだが…
―2年後―
シャア「成人式…ですか?」
ソシエ「そう。そこであなたにお父様の車でマウンテンサイクルまで送ってもらいたいの」
シャア「なるほど。承知しました」
ソシエ「それとハマーンさんも一緒にね」
ハマーン「私も?」
ソシエ「せっかくの成人式なんですから、二人に祝ってもらいたいのよ」
ハマーン「分かりました。お嬢様の頼みとなら」
ソシエ「それじゃあ、よろしく頼むわね」
シャア「なるほど、あの巨像を輪にして成人の儀を行うのか」
ハマーン「シャア、もうここに来て二年になるのだな」
シャア「ああ…」
ハマーン「ずいぶんと余裕だな。貴様、帰りたいと思わないのか」
シャア「そしてまた貴様に殺されそうになるか?」
ハマーン「違う!私はただ…共に来てほしかっただけだ」
シャア「共に来て私にザビ家復興の片棒を担げと?」
ハマーン「そうではない!そうではなく……」
ドドドッ
シャア「なんだ!?」
ソシエ「大変よ!イングレッサが燃えてるわ!」
ハマーン「見ろ、シャア!」
シャア「あれは…モビルスーツか!?」
ドドドドッ
ソシエ「うわぁっあぁぁぁホワイトドールが動いたぁぁ!」
シャア「ソシエ!」
ソシエ「クワトロさん!この子、動くみたい!」
シャア「ガンダム…いや、髭がある」
ソシエ「やっぱり動くわ。クワトロさん!私、イングレッサまで行ってみます」
シャア「ダメだ!いますぐ降りるんだ!」
ソシエ「どうしてよ!街にはお姉さまもいるのよ!急いで助けなきゃ!」
シャア「待てっ!待つんだ!――ええいっ!これだから女という奴は」
ハマーン「乗れっ!シャア」
シャア「ハマーン、ソシエを追いかけてくれ」
ハマーン「そのつもりだ。しっかりと掴まれよ、シャア!」
シャア「ぐっ…!あらっぽい運転をする!」
グエン「これでは話が違うではないか!」
グエン「ええ、そうです。そちらの代表者を――おいっ聞こえるのか!」
通信士「ダメです。通信が途絶しました」
グエン「今すぐ復旧させろ!――これでは一方的な虐殺ではないか!」
リリ「大丈夫ですわ。まもなく例の機械人形がこちらに到着しますわ」
グエン「そのルジャーナで発見されたという機械人形は、本当に動くのですか?」
リリ「ええ、もちろんですわ。赤いおツノの機械人形ならきっと形成を逆転できますわ」
グエン「赤い、ツノですか…」
ハマーン「くっ!」
シャア「どうした!なぜ急に止まる、ハマーン!」
シャア「んっ?ミリシャの部隊が揉めているのか?」
マリガン「だから、ここを通せというに!」
ヤーニ「ダメだ!あんたたちを通すわけにはいかねぇ!」
マリガン「リリ様にこの機械人形を届けなければならないのだ!」
ヤーニ「うるせぇ!こいつが俺たちの街を壊しやがったんだ!」
兵士「そうだ!その機械人形をぶっ壊せ!」
マリガン「う~違うというのに!イングレッサのバカ共が!」
ヤーニ「なにを!やるかこの野郎!」
兵士「ルジャーナのミリシャは引っ込みやがれ!」
兵士「そうだ!そうだ!」
ハマーン「静まれ、兵士たちよ!」
シャア「ハマーン…?」
ハマーン「兵士たちよ、静まれ!」
兵士「ありゃハイム家のハマーンさんだ」
ハマーン「兵士たちよ、諸君らは何のために存在する!」
ハマーン「ミリシャ同士で争うためか!仲間同士でやり合うためか!」
ハマーン「否!あの燃えさかる街から市民を守るためだ!」
兵士「……」
ハマーン「ならば貴様らが戦うべきはあの巨大な敵だ!」
ヤーニ「そんなことは分かってんだよ!だけど戦力が違いすぎんだ!」
ハマーン「なら座して死ね!」
ヤーニ「なっ!?」
ハマーン「臆病者はここで死ね。だが街を守りたいというのなら、戦え!」
ハマーン「兵士たちよ!私に続け!私と共に戦うのだ!兵士たちよ!」
兵士「うおぉぉぉぉぉぉ!!!」
ヤーニ「クワトロの旦那、あんたの嫁さんは何者だ」
シャア「ハマーン・カーン…あれはそういう女だ」
シャア「だがハマーンのおかげでこの場は収まった…」
マリガン「やれやれ、これでリリさまのもとに運べる」
シャア「おやっ?こ、この機体はもしや!?」
ハマーン「では今から私の指揮に従ってもらう!」
ハマーン「各部隊は負傷者を救護した後、前線を後退!」
シャア「ハマーン!こいつを見てくれ!」
ハマーン「なんだ、……これはザク!?」
マリガン「ちが~う!これはかの偉大なボルジャーノ公にあやかって名付けられた」
シャア「このザクでソシエを追いかけてくる」
ハマーン「できるか?シャア」
シャア「ああ、やってみせるさ」
マリガン「こらぁー!勝手に乗るでない!」
ハマーン「兵士たちよ、紹介しよう。我がミリシャの守護神にして」
ハマーン「この戦いに勝利をもたらしてくれる存在…ボルジャーノンだ!」
兵士「うぉぉぉぉぉぉ!!」
シャア「クワトロ・バジーナ、出るぞ!!」
ソシエ「なによ、こいつら!人の邪魔をしてぇー!」
フィル「地球にはMSはなかったのではないのか!」
ポォ「少佐!敵を包囲しました!」
フィル「よーし!このまま一気に鹵獲するぞ」
ソシエ「逃げれない!どうしよう!」
ポォ「もらったぁぁぁぁぁぁ!!」
ドドォン
ポォ「なっなんだ!?」
ソシエ「あ、赤い機械人形…!?」
シャア「やれやれ、間一髪ってところだな」
すんません。再開しやす
シャア「聞こえるか!ソシエ!」
ソシエ「シャアさん?シャアさんがその機械人形に乗ってるの!?」
ポォ「地球人風情がぁぁぁ!!」
フィル「待て!ポォ少尉!」
シャア「そこっ!」
ポォ「なっ!?私の攻撃をよけた!?」
ポォ「こ、コイツ…私を馬鹿にして――きゃっ!」
シャア「なめるなよ」
フィル「ポォ!撤退だ」
ポォ「くっ…これでは私は愚か者ではないか」
ソシエ「クワトロさん…あなたって一体何者!?」
シャア「私はクワトロ・バジーナだ。それ以上でも以下でもない」
ハマーン「シャア!無事だったか!」
シャア「ああ、だがイングレッサは危ない状況だ」
ソシエ「そうだったわ!お姉さま!ボストニア城にはまだお姉さまがいるんだわ!」
シャア「待て!ソシエ!――ええいっ!じゃじゃ馬娘が、世話を焼かせる」
ハマーン「シャア、貴様はソシエを追え」
シャア「そういうハマーン、お前はどうするつもりだ」
ハマーン「フッ、私はここで敵の部隊を食い止める」
シャア「死ぬなよ、ハマーン」
ハマーン「貴様に心配されるとは…私も堕ちたものだな」
ヤーニ「ハマーンさん!新手の部隊が来やしたぜ!」
ハマーン「よしっ!各自、持ち場へ――くっ、このスカートというのは歩きづらいわ!」
ビリリリ
ハマーン「これでいい。各自持ち場へ急げ!」
ヤーニ「バカ野郎!てめぇーらどこ見てやがるんだ!さっさと持ち場へ行け!!」
ディアナ「ミラン執政官!これはどういうことです」
ミラン「はて、どういう意味でしょうか?」
ディアナ「私はイングレッサに兵を進めろとは命令していません!」
ミラン「しかし、地球人が敵対する意志を示しております。やむおえません」
ディアナ「くっ…ハリー中尉、ハリー・オード中尉はおりますか!」
ハリー「はっ」
ディアナ「親衛隊に命じます。すぐにディアナカウンターの戦闘を止めさせなさい」
ハリー「よろしいので?」
ディアナ「これ以上戦ってはよけいな血を流すだけです。お願いできますね?」
ハリー「かしこまりました。――親衛隊、スモー出撃するぞ!」
グエン「なんということだ!ディアナ・カウンターはイングレッサを壊滅させるつもりか!」
キエル「(ソシエさんは大丈夫かしら…)」
グエン「キエル嬢、それにリリ様、ここは危険です……」
リリ「グエンさま!あれを見てください!」
大尉だったかもしれない。すんません
フィル「どうやらここが市街地らしいな――制圧を開始するぞ!」
ポゥ「汚名を返上してやる。そうでなければ私は…私は…」
グエン「そうだ!敵の機械人形が街になだれ込んでるのだ!ボストニア城の守りを固めろ!」
グエン「ミハエル大佐はどうしたのだ!――負傷した!?」
リリ「ミハエル大佐が?」
グエン「では一体、誰がミリシャの指揮を執っているのだ!――えっ?」
グエン「ハマーンさん?…な、何者なのだ!?」
キエル「ハマーンさんがミリシャを動かしているんですか?」
グエン「知っているのですか?」
キエル「はい、ハイム家のメイドをしている方です」
グエン「メイドだと!?」
リリ「まぁ面白い。メイドさんが軍隊を指揮なさってるのですね」
キエル「一体、どうしてハマーンさんが…」
グエン「ええいっ!この際、誰でもいい!そのハマーンとやらにつなぐのだ!」
ヤーニ「ハマーンさん、グエン閣下からです」
ハマーン「よしっ!つなげ」
グエン「グエン・ラインフォードだ。ミリシャを指揮しているのは君か?」
ハマーン「そうだ。現在、ミリシャは私が掌握している」
グエン「君が何者かは問うまい…今は全部隊を引き連れてボストニア城へと向かってくれ」
ハマーン「全軍を?申し訳ないがグエン卿、その命令には従えないな」
グエン「なぜだ!」
ハマーン「敵は大型のMS二機、対する我々は武装車両と歩兵だ。これでは結果が目に見えてるでしょう」
グエン「MS?機械人形のことか?いや、しかし、今は――」
ハマーン「だが不安と申すならご安心を。そちらに赤い彗星が向かわせた。」
グエン「赤い彗星…?おいっ!君、一体、何のことだ!」
リリ「グエンさま!き、機械人形ですわ!!」
フィル「見つけたぞ!蛮族どもがぁぁぁぁ!!」
シャア「ええいっ!!やらせんはせんよ!!」
グエン「赤い…彗星……!?」
リリ「赤いおツノの……ボルジャーノンですわ!」
グエン「ではあれがマウンテンサイクルから発見された機械人形なのですか!」
フィル「貴様か…赤いツノ!私の邪魔をしてくれるなぁぁ!!」
シャア「ええいっ!このカカシもどきが!」ドドドドッ
フィル「そんなやわな攻撃、このウォドムには利かんわ」
シャア「ザクマシンガンでは奴の装甲には敵わんか…それなら!」
フィル「むっ!?どこに隠れた!?」
ポゥ「少佐!上です!頭です」
シャア「大きければ良いというものではないな」
フィル「むおぉぉぉぉぉ!!!」
ポゥ「きさまぁぁぁ!!少佐から離れろぉぉぉぉ!」
フィル「だ、ダメだ!ポゥ!ここでビーム砲を使ったら――」
シャア「ええいっ!敵のパイロットは何を考えている!」
ハリーは途中で大尉に昇進したんじゃなかったっけ
>>126んじゃ中尉ですすめます。ども
ポゥ「離れろぉぉぉぉ!!」
ハリー「待て!ポゥ中尉!!」
シャア「なんだあの金色のMSは!?」
ポゥ「邪魔をするな!親衛隊が!」
ハリー「停戦命令が出ている。ディアナ様のご命令だ」
ポゥ「ディアナ様の命令だと?しかし、今ここで奴を叩いておかなければ!」
ハリー「ならポゥ中尉、命令違反で銃殺刑になるか」
ポゥ「そうだ…私はディアナ・カウンターなのに…それなのに勝手なことを…」
ハリー「そちらの赤いMSも停戦してもらいたい!」
シャア「……いいだろう」
ハリー「ところで、君の戦いぶりを拝見した。是非とも名をお聞かせいただきたい」
シャア「……クワトロ・バジーナだ」
ハリー「君の名を覚えておこう!クワトロ・バジーナ!ではさらばだ」
ハリー「あのMSの扱い、並みのパイロットではなかった…
いるのだな、地球人にも優秀なパイロットが…」
戦闘から一夜明け……
ソシエ「見て!ここに写ってるのってクワトロさんじゃない!?」
キエル「まぁ、ほんとですわ」
クワトロ「なっ!」
ソシエ「えっと、何々…『ノックスに赤い彗星現る!』ですって」
ソシエ「“ディアナカウンターの侵攻をたった一人で食い止めた若きパイロット、
クワトロ・バジーナはハイム家に仕える執事である…彼の活躍によって
ノックスは崩解の危機を免れることができた」
ソシエ「ちょっと!なによこれ!なんで私の活躍が載ってないのよ!」
メシエ「だってあんたはドジばかりしていたんでしょ?」
ソシエ「そうだけどさ……あー!ハマーンさんも写ってる!」
ハマーン「なんだと!?」
メシエ「“太ももを露出してミリシャを指揮する乙女”ですって」
ソシエ「負傷したミハエル大佐に代わって奮戦するハマーン・カーン。
だが清楚な婦人が肌を露にするのはいかがなものだろうか…ですって」
ハマーン「しょ、しょうがないではないか!スカートは歩きにくいのだ」
キエル「でもお二人のおかげでノックスは壊滅せずにすみましたわ」
シャア「ああ、だが問題はこれからだ」
グエン「それを君達と話し合いたいのだよ、クワトロ夫妻」
シャア「グエン卿!?」
ハマーン「ほう、貴公がグエン卿であったか…昨日は失礼した」
グエン「そうですか、あなたがハマーンさんで。なるほど、お美しいお方だ」
シャア「それで?私たちと何を話したいと?」
グエン「単当直入に申しましょう。お二人には私と共に働いてもらいたい」
ハマーン「ほう…」
グエン「ハマーンさん、あなたには負傷したミハエル大佐に代わってイングレッサ・ミリシャを
指揮していただきたい」
ハマーン「よいのか?女が、それもメイドが軍の指揮を取るなどと」
グエン「構わんでしょう。時代が変わろうとしているのですよ、あなたみたいな人が必要だ」
ハマーン「そうだな。私が指揮官なら、ミリシャに入隊したいという女性が増えるかも知れんな」
グエン「いえ、私はそこまで打算的ではありませんよ。お引き受けいただけますか?」
ハマーン「いいだろう。イングレッサ・ミリシャは私が指揮しよう」
ソシエ「すご~い!ハマーンさんがミリシャを統率するなんて!」
メシエ「でもさ、それってクワトロさんの立場がまずくなるんじゃないの?」
ソシエ「あらっどういうことよ?」
メシエ「だから奥さんがミリシャの指揮官だなんてカカア天下じゃないのさ」
ソシエ「そっか、クワトロさん、ハマーンさんの尻にしかれるってことね」
シャア「(勝手なことを言ってくれる…)それで、私はどう協力すればいいのだ?」
グエン「クワトロさん、あなたにはミリシャの司令官代行を務めてもらいたい」
シャア「私が司令官代行だと!?しかしなぜ私が…」
グエン「これは一種の保険ですよ」
シャア「保険?」
グエン「ええ、保険です。まぁ、いずれお話する機会はあるでしょう。その時にご説明しますよ」
シャア「(この男、一体何を考えている…)」
ほんとだ。メシャーの間違いです。めんご
メシェーねww
夕方まで外出します…申し訳ない
グエン「それともう一つ、お二人にお願いがあるのですよ」
シャア「まだ何か?」
リリ「月の女王様のご提案で晩餐会をお開きになるんですって」
グエン「ええ、互いの友好を深めるのを目的として…だそうです」
シャア「私たちにそれに出席せよと?」
グエン「そうです。是非とも夫婦で出席していただきたい」
シャア「(夫婦で参加か…)」
ハマーン「何か不服か?シャア」
シャア「いや、べつに――いいだろう、是非とも出席させてもらおう」
グエン「では本日の18時…例の機械人形でボストニア城へお越しください」
シャア「承知した。(なるほど、月の連中にイングレッサの武力を紹介しようという腹か)」
ハマーン「……キエルお嬢様、お願いがあるのですが」
キエル「はい、なんでしょう?」
ハマーン「ドレスを、晩餐会に着ていくドレスを仕立ててもらえないでしょうか?」
キエル「ええ、もちろんですわ」
誤字名前の間違い多すぎ
もっと頑張れ
ソシエ「お姉さま、ハマーンさんの仕度はすみましたかー?」
キエル「ええ、ばっちりですよ」
ハマーン「ど、どうだろうか?ソシエお嬢様」
ソシエ「すっご~い!ハマーンさんとても綺麗よ!ねぇお姉さま」
キエル「そうですね。これならクワトロさんも惚れ直すかもしれませんね」
ハマーン「なっ!?なぜ私がやつのために」
ソシエ「ハマーンさんったら顔真っ赤~」
キエル「まぁ、クスクス」
ハマーン「キエルお嬢様まで…」
シャア「ハマーン!何をしている!出発する時間だぞ」
ソシエ「ちょっと~!クワトロさん、レディの部屋に入ってくるなんて失礼よ!」
シャア「あっいや、これは失礼した」
ソシエ「えぇー!?その真っ赤な服装は何なのよ!袖がないじゃない」
シャア「どうだ?似合うだろ?」
ソシエ・キエル・ハマーン「………」
>>169反省してまーす
―ボストニア城―
グエン「そうか、クワトロ夫妻が到着したか」
グエン「ムーンレイスの皆さん、あれが我がミリシャの機械人形ボルジャーノンです」
ディアナ「まぁ、あの赤いのが…」
ハリー「(あの時の機体…ではパイロットはクワトロ・バジーナか)」
グエン「紹介しましょう。機械人形の肩に乗っているのはハマーン・カーン。ミリシャの指揮官です」
ハリー「ほぉ…地球ではご婦人が軍の指揮を執る」
グエン「ええ。そうして機械人形のパイロットが…もうすでに皆さんご存知でしょう」
グエン「クワトロ・バジーナです!」
シャア「やぁ、どうも」
グエン「なっ!?」
ディアナ「まぁ!」
ハリー「なるほど、これが地球人の服装というものですか」
グエン「いえ、あれは特別です…」
シャア「うーむ、何かまずかったのだろうか?」
ディアナ「ハリー中尉、どうして皆さん、踊らないのです?」
ハリー「まだお互いに警戒しているのかと…」
シャア「いかんな…これでは場がしらけてしまう」
ハマーン「なら貴様がムーンレイス側の人間を踊りに誘うべきだな、シャア」
シャア「なぜ私が…」
ハリー「ご婦人、私と踊ってはいただけませんか?」
ハマーン「誰かさんもこうあってほしいものだな。いいだろう、お相手しよう」
シャア「くっ…」
リリ「クワトロさん、そんな事ではハマーンさん、愛想つかせてしまいますわよ」
シャア「ハハッ、これは手厳しい…(ええいっ!不甲斐ない)」
ハマーン「ほう、ハリー中尉は踊りが上手なのだな」
ハリー「紳士のたしなみ、でしょう」
ハマーン「なるほど、そのとおりだ」
ヤーニ「あーどいた、どいた」
グエン「おいっ!なんだ!誰が入っていいと許可した」
ハマーン「私だ!――ハリー中尉、とても楽しい踊りだった」
ハリー「いえ、こちらこそ」
ハマーン「ヤーニ軍曹、例の件か?」
ヤーニ「ええ、こちらへ……」
シャア「(ハマーンの奴め、一体何をこそこそ動き回っている)」
ヤーニ「ハマーンさんの言ったとおりでした」
ハマーン「ではイングレッサのマウンテンサイクルからMSが出たのだな?」
ヤーニ「MS…?ええ、丸っこいのとフワフワ浮いてるのが何台も」
ハマーン「そうか。ではすぐに私もそちらへ向かう。発掘作業はそのまま続けろ」
ヤーニ「了解です」
ハマーン「フフッ、これでミリシャの戦力を拡充することができるというものだ」
ハマーン「まったく、面白い世界に来たものだよ」
ソシエ「もうやだー!つまんなーい!」
メシェー「ほらっ口を動かすヒマがあったらホワイトドールを動かしてよ!」
ソシエ「だってさっきから機械人形を引き揚げてばっかりなんだもん!」
ソシエ「あ~あ、私もドレス着て晩餐会に行きたかったな~」
メシェー「そうだね…今頃、ハマーンさん……えっ?ハマーンさん!?」
ソシエ「何言ってるのよ、ハマーンさんはボストニア城で……ハマーンさんだ!」
ヤーニ「てめぇら!ハマーンさんが来たんだ!気合入れて発掘しろよ!」
ハマーン「諸君、ご苦労であった。交代を定めて各自休息を取るように!」
ヤーニ「バカ野郎!胸ばかり見てんじゃねー!オラッ!さっさと動け!」
ハマーン「お嬢様、発掘の方は順調かな?」
ソシエ「ええ、さっきから機械人形がゴロゴロ出てきたわよ」
ハマーン「(カプールか…イマイチだな)」
ソシエ「この子、カプルっていうんですよ。私が名付けたの」
ハマーン「他にはないのか?」
メシャー「機械人形じゃないけど…ふわふわ浮いてるのならいくつかありますよ」
メシャー「ほらっ、これですよ」
ハマーン「ファンファンか…」
ソシエ「ファンファン?そっか、フワフワ浮いてるからファンファンね」
メシェー「えーそんな名前やめようよ…」
ハマーン「発掘されたのはこれだけか?」
ソシエ「そうよ」
ハマーン「(くっ…これでは危ういな…)」
メシェー「あっ!そういえばシドじいさんが違う山で何か見つけたって」
ハマーン「なに!それは本当か?」
メシェー「ええ、けっこう大きな機械人形だったみたいよ」
ハマーン「そうか…よしっ!ソシエ、メシェー、私をその山まで案内してくれ」
ハマーン「他の者は発掘作業を続けろ!」
ハマーン「(この勝負に勝つには良い機体を掘り当てなくてはな…)」
グエン「できればハマーンさんも会談の席に臨んでほしかったのですが…」
シャア「申し訳ない。昨日からどこへ行ったのやら…」
グエン「女房のしつけをするのも夫の勤めですよ。クワトロ大尉」
シャア「はぁ…(ええいっ!若造が何を言う)」
グエン「さて、ムーンレイスとの会談なのですが」
シャア「やはり一定の領地を求めてくる…そう考えているのですか?」
グエン「ええ、問題はどこまで譲歩できるかです」
シャア「(なるほど…難しい問題だ)」
グエン「ムーンレイスの交渉団が来たか。通せ」
アジ「昨日の晩餐会はとても楽しかったです。まずは礼を申し上げましょう」
グエン「いえ、こちらこそムーンレイスの方々と親睦を深めることができました」
アジ「ではその親睦の証として…我々にサンベルト一帯を割譲してもらいたい」
グエン「サンベルトをですか!?」
シャア「(ずいぶんと強気に出たな…)」
飯。ちょっと失礼
アジ「当然でしょう。元々は我らの故郷なのですよ。むしろこれでも譲歩したくらいです」
グエン「何を仰る!あなた方が捨てた荒地を開墾したのは私たちなのですよ!」
シャア「(これではスペースノイドとアースノイドの対立と変わらんではないか)」
シャア「(フッ、人間とは進歩しないものなのかもしれんな…だが)」
アジ「兎に角、サンベルトは割譲させてもらう――うっ!?」
イルの長老「お前たちに渡してなるものか。先祖伝来の土地を」
ハリー「グエン卿!これが蛮族のやり方か!」
グエン「待て!これは違う!」
ハリー「蛮族には力を以って報復とさせていただく!」
イルの長老「うっ!」
ハリー「交渉は決裂した!グエン卿…この代償は大きいぞ」
グエン「待ってくれ!まだ話し合う余地は…!!」
シャア「無駄だ。今はそれよりもノックスの守りを固めるべきだ」
グエン「再度侵攻を開始するというのですか?クワトロ大尉は」
シャア「ああ…(ちぃ、肝心な時にハマーンがいないとは!)」
コレン「なぁ~隊長さんよ~、いつになったら出撃できんだ~」
フィル「知らん!」
コレン「こっちはよ~!身体がなまってしょ~がね~んだよ!」
コレン「知ってるんだぜ~赤い彗星がいるのはよ~」
ブルーノ「ヤコップ、赤い彗星ってなんだ?」
ヤコップ「俺が知るかよ」
コレン「でてこーい!赤いすいせーい!!」
フィル「まったく、一体誰があの連中を連れてきたのだ」
ポゥ「少佐、ミラン執政官から報告です」
フィル「なに?――そうか、交渉は決裂したか」
フィル「おいっお前たち!出撃の準備をしろ」
コレン「おっお~!ってことはやらせてくれるのか!?」
コレン「あの赤い彗星とよ!」
フィル「赤いだか青いだか知らんが貴様らには戦ってもらうぞ」
コレン「く~~!待ってろよ~赤い彗星さんよ!」
シド「そうじゃ!優しく扱うんじゃぞ!」
ソシエ「シドじいさーん!機械人形が見つかったんですってー?」
シド「ああ、ソシエの嬢ちゃん…それにハマーンさんまで」
ソシエ「こらっ、胸元をじろじろ見ないの」
ハマーン「それで?発掘されたという機体はどれなのだ」
シド「あれじゃよ。最初埋まっとった時は黄金でも発見したかと思ったわい」
ソシエ「すごーい、全身金ピカじゃない」
メシェー「そうかな…センス悪いと思うけど」
ハマーン「ああ、だから奴のためにあるのだろ」
ソシエ「どういうこと?」
メシェー「私が分かるわけないでしょ」
ジョゼフ「シドじいさん!こっちに来てくれ。もう一台見つかった」
ソシエ「何々?べつの機械人形?」
ジョゼフ「いや、こいつは機械人形じゃないな。よく見てみろよ」
メシェー「ほんとだ。なんかフライパンに似てるね」
メシェー「もしかしたらこいつ、空を飛ぶんじゃないかな」
ソシエ「メシェー分かるの?」
メシェー「お父さんならたぶん」
ラダラム「お~い!メシェー!」
ソシエ「噂をすればラダラムさんだ」
メシェー「ちょっとお父さん!ブルワンを飛ばしてどうしたのよ!?」
ラダラム「ああ、ハマーンさんはいるか?クワトロさんから伝言なんだ」
ハマーン「シャアから?伝言の中身は?」
ラダラム「至急戻れって。ノックスが攻撃されてんだ」
ソシエ「そんな!ハマーンさん、どうしよう!?」
ハマーン「すぐにノックスへと戻ろう。だがこの百式は運びたいな」
ソシエ「この金ぴかの機械人形?」
メシェー「…ねぇお父さん、このフライパンって空を飛ぶんじゃない?」
ラダラム「んっ?ああ、操縦や構造がそんな感じだな」
メシェー「だったらさ、このフライパンで――」
シャア「全部隊を投入しろ!ハマーンが見つけた機械人形もだ!」
シャア「ええいっ!このままではノックスが崩解してしまうぞ!」
コレン「見つけぜ~!赤い彗星さんよ~!」
シャア「なんだ!?」
コレン「このコレン・ナンダーさまに倒されてもらいなってな!」
シャア「なんだこの感じは!?こいつ、私を知っているのか!?」
コレン「おいっブルーノ!ヤコップ!手を出すんじゃねーぞ!」
ブルーノ「はいはい、分かってますよ」
ヤコップ「俺たちの仕事は街を破壊する、ね」
コレン「ほらほら!ん~?どうしたんだよ、赤い彗星~!テメェの力はそんなものか~?」
シャア「くっ!舐めた真似を!」
コレン「おらっ!腕が取れちまったぜ~」
シャア「ええいっ!あたりどこが悪いとこんなものか!」
コレン「死ねろや~~~!!」
シャア「!!」
コレン「のわっ!?」 ドゴゥゥン
ラダラム「よっしゃ!命中!」
メシェー「お父さん!前!前!」
シャア「なんだあの機体は!?」
ハマーン「まずは窮地を脱したみたいだな」
メシェー「ハマーンさん!この次はどうするんです?」
ハマーン「私をこの機体ごとシャアのもとに降ろしてくれ」
メシェー「お父さん、聞こえたわね!」
ラダラム「了解!」
ハマーン「シャア!受け取れ!!」
シャア「あの機体は……百式か!?」
コレン「させるかよ~!!」
シャア「ちぃ!メインカメラがやられてしまった!」
ハマーン「シャア!貴様を死なせはせん!」
シャア「前に出るな!ハマーン!」
ハマーン「さぁ撃つが良い!だがこの男は死なせんぞ!」
コレン「………」
シャア「なんだ!?なぜ動きが止まった!?」
コレン「ハ、ハ、ハ、ハマーンさまぁぁぁぁぁ!!」
ハマーン「!?」
コレン「俺ですよぉ~!ハマーンさまぁ~!」
ハマーン「誰だ!なぜ私の名を知っている!顔を見せろ!」
コレン「俺ですよ~!ハマーンさまぁ!コレン・ナンダーですよ~!」
シャア「ハマーン、貴様の知り合いか?」
ハマーン「いや、知らん。アクシズでも見たことない顔だ」
コレン「ハマ~ンさまぁ~~!」
ハマーン「貴様!私を知っているならなぜ攻撃をしようとする!」
コレン「だってそいつが!赤い彗星がいるんですよ~!」
ハマーン「(シャアも知っているのか?)やつは私の味方だ。大人しく投降しろ」
コレン「そんな…ハマーンさまが赤い彗星と一緒にいるなんて…うわぁぁぁ」
ハマーン「今だ!シャア、そいつの乗れ!」
シャア「再び、この機体に乗れることができるとはな…」
シャア「クワトロ・バジーナ…百式、出るぞ!」
コレン「おりゃやぁぁぁぁl!!」
シャア「遅い!!」
ハマーン「フッ、勝負あったな」
コレン「ハマーンさまぁぁぁぁぁぁ」
ヤコップ「はいはい、撤退しますよ」
ブルーノ「ほらっ軍曹、急いでくださいよ」
シャア「退いてくれたか…だがノックスは」
グエン「ボストニア城が倒壊しただと!あれはノックスのシンボルなのだぞ!」
ヤーニ「何してるんだ!早く非難してください!」
グエン「ヤーニ軍曹!何をしている!ノックスの守りを固めろ!」
ヤーニ「もうイングレッサは終わりです!」
グエン「なん…だと…!?」
グエン「それはどういう意味だ!」
ヤーニ「どうもこうも、もうあんたは領主でもなんでもないんだよ!」
グエン「くっ…そんな…」
ヤーニ「よーし!ハマーンさんの命令だ!ルジャーナの連中と合流する」
グエン「………」
リリ「すべて失ってしまいましたわね。グエン様」
グエン「まだいらしたのですか?」
リリ「ええ、グエン様を見ていたくて……でもまだ奥の手があるのでしょ?」
グエン「さすがはリリ様ですね。そのとおりです、保険をかけておきました」
リリ「保険…ですか?」
グエン「ええ、こういう事態を想定してクワトロ大尉に司令官代行の地位に就かせました」
リリ「彼にアメリアを合衆させるおつもりなんですの?」
グエン「そうです。我々には英雄が必要なのです。彼が表舞台から…」
リリ「そしてグエン様は裏で各領主と話を進める」
グエン「リリ嬢、次の舞台はルジャーナになります。お力を貸してください」
リリ「もちろんですわ…でも面白くなってきましたわね」
リリ「グエンさまとクワトロさん、果たしてどちらが最後に勝つのでしょうね」
グエン「その勝利者が私でありたいと…そう思いますよ」
シャア「そうか…では我々もルジャーナと合流するべきか」
ハマーン「ああ、ルジャーナにもマウンテンサイクルがあるみたいだしな」
シャア「……その前にハマーン、貴様に言いたいことがある」
ハマーン「なんだ?」
シャア「もう二度と私のために無茶をするな」
ハマーン「!?」
シャア「いいな、二度と危険な真似をするなよ」
ハマーン「そ、そう思うのならあまり不甲斐ない姿を見せないでもらおうか」
シャア「なっ!」
ハマーン「まったく、頼りない夫をもつと女房が苦労する」
シャア「ええいっ!好き放題言ってくれる!」
ソシエ「ここがルジャーナ領!?良い所ね~」
メシェー「遊びに来たんじゃないんでしょ!」
ソシエ「分かってるわよ。でも着いて早々、穴掘りだなんて~」
ハマーン「シドさんはいるか」
シド「なんですかな?」
ハマーン「ムーンレイスの技術者を連れてきた。以後、彼と協力してほしい」
フォレス「フォレスです。よろしくどうぞ」
シド「ああ、こちらこそ。さっそくなんじゃが…これを見てもらえんかね?」
フォレス「これはなんでしょう…一部だけ露出してますが、とても大きいですね」
シド「わしゃ宇宙船と睨んでるんだが…どうじゃろうか?」
フォレス「宇宙船?なるほど…この形状はその可能性が高いですね」
ハマーン「宇宙船か…(すると月へ直接攻撃することも可能になるな)」
ソシエ「ところでハマーンさん、クワトロさんは?」
ハマーン「シャアか?奴なら別行動だ」
ハマーン「今頃、滑稽な任務を任されているはずだ」
クワトロ「君はクワトロ・バジーナという人を知っているか?」
カミーユ「えっ?」
ってのが4コマであったな
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 ̄ ̄  ̄ ̄ ウィィン
ジ・Oは金色にはいりますか
>>343
あれは黄土色けして金には成れません
の
ハマーン「これで終わりにするか、続けるか・・・シャア!」
シャア「そんな決定権がry」
バシィッ
シャア「痛い!」
シャア「ハマーン、めしー」
ハマーン「待っていろ!もう少しで出来る!」
ハマーン「できたぞ、いい加減自分の食事は自分で作れ」
シャア「んまんま。夫婦なんだし別にいいじゃん」
ハマーン「この世界に来てからの貴様の態度はなんだ…たるみすぎにもほどがあるぞ!」
シャア「ジオンとかザビ家とかもうどうでもよくなってきたしここで二人で暮らすのもいいかなって」
ハマーン「馬鹿な…!目を覚ませシャア!!」
シャア「だって子供もできちゃったしもっとお金稼がなくちゃいけないじゃん?」
ハマーン「ぐ…それはそうだが…///」
>>1早く帰ってこい
シャア「メイド服を笑ってすまなかったな、結構似合ってるぞハマーン」
ハマーン「なっ・・・///」
シャア「うっわ赤くなってやんのー」
ガルマ「謀ったなシャア」
シャア「何か言ったか?」
ハマーン「何も言っておらん!!」
シャア「ガルマの声がきこえたような・・・」
>>1まだー
この世界に強化前マシュマーとゴットンが召喚されたら
シャアにイチャモン付けて絡みまくるんだろうな
>>375
こんなへたくそでよければ
ロラン「メーリさんの、ひっつっじ♪」
婦長「まあ、のんきだこと!夕方の手術までには終わらせるんだよ!」
ロラン「はっ、はい!!」
ロラン「…」
ロラン「毎日毎日、洗濯って何でこんなに大変なんだろ…」
ロラン「でも、コヨーテに噛まれた傷を治してくれたのは婦長さんなんだから、しっかり恩返ししなくちゃ」
ロラン「ここにも洗濯機みたいなの、あればいいのに」
ハマーン「それをやる、感謝しろ」
シャア「なんだこれは・・・石炭か?」
ハマーン「せっ・・・・・チョコに決まっている・・・どうせ1つも貰ってないのだろう」
シャア「バレンタインか?それなら2日前に終わってr」
ハマーン「いいから貰っておけ!当然義理だからな!!///」
ハマーン「あと執事服似合っていたぞ、シャア」
シャア「なっ…///」
ハマーン「フッ、顔が赤いぞ、シャアこの間の仕返しだ」
ハマーン「フフン♪(お花に水やり中)」
ハマーン「おや、枯れてる…」ピキーン
キョロキョロ
ハマーン「こんな所で朽ち果てる己の身を呪うがいい!」ビシッ
ソシエ「ハマーンさん…」
ディアナ「ハマーンさん…」
クワトロ「ハマーン…」
ハマーン「」
あえてエルメス
ハマーン「新たに機械人形が発掘されただと?どれ」
キエル「あら、お髭のホワイトドールに似てますわ」
シド「こいつ、可変機構をもっとるようじゃぞ。どうじゃ赤い彗星殿」
シャア「灰色のゼータ・・・試験機とでもいうのか」
ジョゼフ「こいつはスゲェや、単機で空も飛べるってマニュアルに書いてある。乗って動かしてみてくれよミリシャのエースパイロットさんよ」
シャア「なに、私にガンダムに乗れというのか・・・」
ハマーン「いいじゃないかシャア、コックピットの中で小僧に寝取られた少女と再開できるかも知れんぞ」
シャア「ッ!キサマッ!」
ハマーン「ふんっ」
シャア「・・・いいだろう、私のざk・・・ボルジャーノンと同じカラーリングにしてくれたまえ(君の導きなのかララァ)」
ハマーン「(まだ、あの少女の亡霊に憑かれているのか。情けない男だシャア・・・)」
ハマーン「難儀なものだな、私も」
ジョゼフ「へへっ、見ろよフラン。こいつ、俺が見つけたんだぜ」
フラン「うわぁーすごい大きいのね」
ジェゼフ「ビルケナウ、それがこいつの名前だ」
フラン「えっ?」
ジェゼフ「この機械人形でディアナカウンターを倒してやるぜ!」
フラン「やめて!」
シャア「これは…」
ハマーン「クインテット・キュベレイ!」
シャア「まさに黒歴史だ!埋め戻せ!苦情が来る!」
>>409
シャア「ララァ・・・」
ハマーン「」バキッ!グシャ!
シャァ「うわっ待て何をs」
ハマーン「あと5分だ……」
シャア「さっきも言っていたではないか!早く朝ごはんを食べろ!」
って感じのスレだと思ったら全然違った
∀に登場してほしいMSは?
>>516
グルンドゥールとクインテット・キュベレイ
.シャア「・・・ここは・・・ゼダンの空域・・・!?」
ハマーン「・・・どうやら戻って来れた様だな・・・」
.シャア「・・・・・・・・・」
ハマーン「・・・・・・・・・」
.シャア「ハマーン・・・昔を思い出さないか・・・
共に同じ理想郷を夢見ていたあの頃を・・・」
ハマーン「・・・今更何を言うのか・・・シャア・・・」
.シャア「ハマーン・・・
私はあの異世界に導かれたのは単なる偶然ではないと思うのだ・・・」
ハマーン「・・・何が言いたいのだ・・・シャア・・・」
...シャア「ハマーン・・・直に話がしたい・・・
百式のハッチを開く・・・こちらに来てくれないか・・・」
ハマーン「!!・・・何を馬鹿げた事を・・・
夢見の刻は終わったのだ! シャア!!」
...シャア「撃ちたければ撃つがいい・・・
今の私はお前になら撃たれるのも構いはしない・・・」
ハマーン「・・・シャア・・・
よかろう・・・そちらに行ってやる・・・」
...シャア「・・・敢えて言おう・・・
アクシズ以来だな・・・ハマーン・・・」
ハマーン「気安く私の名を口にするな・・・シャア・・・」
...シャア「・・・ハマーン・・・」
ハマーン「・・・シャア・・・ 」
...シャア「・・・ハマーン・・・!」
ハマーン「・・・シャア・・・!! 」
これはノーマルスーツを脱ぎ捨てスペースファックの予感
...シャア「私に・・・力を貸してはくれないか・・・ハマーン」
ハマーン「・・・どういう事なのだ・・・シャア・・・?」
...シャア「アクシズを地球に落下させる」
ハマーン「!!」
...シャア「その為にはお前の力が必要なのだ・・・」
ハマーン「・・・正気で言っているのか・・・それは・・・?」
...シャア「あの異世界は恐らく我々の行く末を包括した世界なのだと思う・・・
その世界に私の思い描いた歴史は無かった・・・」
ハマーン「さすがだな・・・シャア・・・
私も同じ事をあの異世界に感じていた・・・」
...シャア「私はアクシズを率いて
地球連邦政府、並びに地球に巣食う愚民共を粛清する・・・!!」
ハマーン「シャア・・・お前にはそういった一足飛びの尖った思想に走る節がある・・・
だが・・・お前のそういう部分に私は惹かれていた・・・
あの頃も・・・そして今も・・・」
...シャア「・・・いいのかハマーン・・・こんな私で・・・」
ハマーン「フッ・・・
あの異世界でのママゴト程度で、この私の心がこうも動かされるとはな・・・
よかろう・・・シャア! アクシズを見事地球に落下させて見せよ!!」
...シャア「!・・・ハマーン・・・私を導いてくれ・・・!!」
ハマーン「そして要所々々で弱気にもなる・・・フッ・・・フフフ」
...シャア「・・・そうだな・・・そうかもしれないな・・・私は・・・」
ハマーン「ゼダンの門空域に展開する全アクシズ将兵達よ!
これより我々はこの空域を一時離脱する!
そして新たな指導者を迎える事となった! その名は・・・!!」
フィル「解せんな」
ポゥ「は・・・?」
フィル「野蛮人に骨董品のMSでいいようにされて・・・これでいいのか!?」
ポゥ「ッ!申し訳ありませんッ!」
フィル「泣くな。お前を責めているわけではない。親衛隊を出せばいいものを、ディアナ様はおやさし過ぎる」
ポゥ「しかし、あの赤色のMS、あれは手ごわいですよ。それにまるでMS戦を知っているかのような采配。指揮官は、あのグエン郷でしょうか?」
フィル「・・・・・・」
ポゥ「?・・・大尉?」
フィル「名誉挽回のチャンスは欲しくないか?ポゥ」
ポゥ「しかし!」
フィル「悲しくも慈悲深さで身動きの取れないディアナ様に代わって蛮族を掃討しようというのだ」
ポゥ「命令違反ですよ!」
フィル「では指をくわえて蛮族のいいようにするのを見ていろというのか!」
ポゥ「・・・」
>>543の指摘の通りSF(スペースwファックwww)方向に持っていくつもりだったが、
急激に「新訳Z→逆シャア」に繋げたくなり、こう相成った・・・
これだから1レス毎に書くのは当の本人も先が読めねぇwww
あ・>>1 続き頼むwww
おかげで「∀」を初見するハメになっちまったよwww
フィル「やつらはマウンテンサイクルから次々MSを掘り出している。ムーンレイスの技術者もそれに興味を持ち脱走者まで出る始末だ」
ポゥ「・・・しかし、ディアナ様は時の流れに任せよと。地球人を傷つけてはならないと・・・」
フィル「このままでは月から増援が来る前にやつらの兵力が我々を上回るかも知れん。アグリッパ派のこともある」
ポゥ「・・・」
フィル「このままではディアナ様が危ないのだ。・・・やってくれるな?ポゥ」
ポゥ「・・・はい」
――――――――――――――――――
シャア「このZプラスという機体・・・悪くないな」
ハマーン『バカンス・フライト中申し訳ないが出てもらうぞ』
シャア「からかうなよ・・・敵襲か?」
ハマーン『そのようだ。敵のカカシが一機、マウンテンサイクルの発掘場に向かっている。やれるな?』
シャア「シャア・アズナブルをなめてくれるな。だが、あの砲撃は厄介だな」
ハマーン『あぁ、MSにあたらずとも地域に被害が出る。むやみに撃たせるなよ』
シャア『難しいことを安々といってくれる」
ハマーン『シャア・アズナブルなのだろう?』
シャア「チィ、揚足を・・・。C型装備を上げてくれ」
ハマーン『その機体と一緒に発掘された装備だな。使えるかわからんぞ』
シャア「やってやるさ」
ハマーン『よし、装備は現地へ向かわせた。直接受け取ってくれ』
シャア「マウンテンサイクルだな?よぅし、クワトロ・バジーナ、Zプラス、出るぞ」
ポゥ「戦闘をしなくとも、マウンテンサイクルを叩けばッ!」
―― ピピピピピッ
ポゥ「やはり来たか野蛮人め」
ポゥ「!!なんだこのスピードは!」
シャア「ふふ・・・間に合ったかな」
ポゥ「可変MSだと!?蛮族がァ・・・スペースノイドのマネをしてッ!」
シャア「おっと・・・」
ポゥ「こいつぅ!ちょこまかとッ!」
シャア「攻撃が荒いな。・・・・・・この息遣い、女・・・泣いているのか・・・?」
ポゥ「このっ、このオォォ!」
シャア「ええい、やりずらいではないか。下がれ女!未熟な兵士が前線に出るなど」
ポゥ「野蛮人がァ!なめるなァアア!」
シャア「チィッ!」
ヴォン!
ポゥ「あ!脚が!」
ハリー「そこの赤いMS、やめていただきたい」
シャア「金色のMS・・・たしかスモーとか言ったな」
ポゥ「親衛隊が今更ノコノコと!何をしに来た!?」
ハリー「たいそうな口を叩くじゃないか、親衛隊出撃の原因が」
ポゥ「ぐっ・・・。これはディアナ様のためを」
ハリー「ならば今すぐソレイユへ帰艦しろ」
ポゥ「このまま引き下がれるか!赤いMSは私がやる!」
ハリー「親衛隊の命令に逆らうのはディアナ様を裏切る行為だと知ってもらおう」
ポゥ「うっ・・・、うわあぁぁぁ!」
ハリー「ウォドムを回収しろ」
シャア「銀色のスモーがカカシを連れ帰ってくれるのか。しかし、知らぬ間に囲まれていたとはな」
ハリー「ミリシャのパイロットどの、迷惑をかけた。ここはこの親衛隊のハリーに礼を尽くさせて欲しい」
シャア「いいだろう。しかし何故武器を納めない」
ハリー「それは・・・こぉいぅことだッ!」
ブン!
シャア「ッ!貴様ッ!何のつもりだ!?」
ハリー「旧式と思って見逃していたが、コレほどのMSが眠っていたとはな。流石に私も焦るというもの」
シャア「チィ!」
ハリー「部下は全員下がらせた。ミリシャのMSパイロット殿に一騎討ちを申し込む!」
シャア「それが礼というわけか。拒否権はあるのかな」
ハリー「問答無用!」
シャア「ええい、金色のMS、よく動く!」
ハリー「安心して欲しい、コックピットは狙わない」
シャア「言わせておけばっ、そこ!」
ハリー「なんの!」
シャア「ビームを無効化しただと!?」
ハリー「コレほどのパイロットはムーンレイスにもそうそういまい。本当に貴殿は何者なのだ!?」
シャア「ええい、宇宙(そら)で戦うように動く」
ディー!ディー!
シャア「なにっ?故障だと・・・メカニックは何をやっているのだ」
ハリー「遅い!そこ!」
ヴォン
シャア「くっ!鈍いぞガンダム!」
ブン!
ハリー「もらった!」
シャア「ぐあぁ!脚部背面にスラスターがあるのか」
ハリー「勝負あったな」
フィフィフィ!ミサイルアラート!フィフィフィ!ミサイルアラート!
ハリー「!?くそっ!仲間ごと私をやるつもりか地球人!」
シャア「ミサイルにファンファンが固定されている?いや違う、あれは・・・」
ハマーン『――――赤い彗星の名が泣いているぞ!シャア』
シャア「ハマーン!!どこから通信してきている!?」
フィフィフィ!ミサイルアラート!フィフィフィ!ミサイルアラート!
シャア「まさか、あのファンファンに乗っているのか!?無茶な!下がれハマーン!」
ハマーン『言っただろう』
ハマーン「貴様を殺させはしない、と!」
ハリー「小型の戦闘兵器に人が乗っている?ミサイルではないのか?」
ハマーン「受け取れ!シャア」
シャア「!C型装備か!無茶をする」
ハリー「ミサイルに偽装された装備か!やらせん!」
ハマーン「少し待ってもらおう!金色のMS!」
ハリー「骨董品の戦闘兵器・・・ちょろちょろと!やる気なのか!?」
シャア「――――装備完了した。下がれハマーン」
ハマーン「世話の焼ける男だ」
シャア「妻に世話をかけるのは、夫の甲斐性だ」
ハマーン「なっ!・・・恥ずかしいことを言ってくれる!」
ハマーン(だが何だ、この気持ちは・・・暖かい)
シャア(ハマーンから流れる意識・・・不思議と嫌ではない)
ハリー「長距離用のビーム兵器か・・・外せばマウンテンサイクル地下を崩すことになりかねんぞ!」
シャア「貴様に当てれば、どうということはない」
ハリー「距離をつめればそんな兵器など!」
シャア「そのスモーというMS、接近戦に特化しているようだな。迂闊に近づけさせはしないさ」
ハリー「変形した!?」
シャア「そのMSの機動性は高くても追いつけまい!」
ハリー「速い!スカートがあれば・・・」
ハリー「しかし、そう速く移動していては、私に当てるのは難しいだろう」
シャア「ふ、どうかな」
ハリー「まさか、正気か!?」
シャア「見えるぞ!金色のMS!」
シャア(私を導いてくれ・・・ララァ・・・ハマーン)
シャア「そこだッ!!」
ハリー「くそっ!Iフィールド!」
バシィッ!
ハリー「ヒートファンがっ!Iフィールドを貫通するとは・・・」
シャア「ええぃ、砲身が自身のビームで溶けただと?機体肩部にもガタがきたか、ポンコツめ!」
ハリー「あのビーム兵器が壊れなかったら危なかったな・・・」
シャア「この私、シャア・アズナブルが射精しようというのだ」
ハマーン「よくもずけずけと人の中に入る。恥を知れ、俗物!」
シャア「だがこの時点での射精は古今例が無い」
ハマーン「それも考えようだな。このハマーン、見くびってもらっては困る」
シャア「私が持たん時が来ているのだ」
ハマーン「こんな所で射ち果てる己の身を呪うがいい」
シャア「ええい、ままよ!」
,ヘニニヽ ,ヘニコ , ―--、
| |(◎i ||(/i)i /" /" 〉
| |(◎i ||/_|)i /'ニニ/ ,ヘ./ λ
___ | |(◎i レ__ トレ'ミ /\|: i ∥i
_|∥ト, , --------vλ 〉--i----メд┘ヽーv=、_l: | ∥.|
|○)~|\iヽ,____ ´ ̄`ー\/_____|__/ トvイ ヽ__∨i/ 人 ∥ ヽ.
|○) .|ヾ.\ト-vレ-‐´ ̄ ̄\ 〈-、∧l人,-、 〉i ∨ /:::::\ 〃::ヽ i
|ニニニ|ヾ、` \ハ_____ i回 〉---|`ヽ、___/|~ ̄|i|: |::::::::::::i___||::::::::| |
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.\___\|~ト 、 ||\ト、__ ∧| ____| `ヽ|____l三_| |: ヽ;;;::`ー、 ,-´;;//
|_________|\i|ト、 |\レ丁 λ三人 〉-〉_-ト、 `ヾ. `ヽ::::||::://
\_______.\||``ト、 |-′/ ゞ、`ェェェ/回ェ=〈 \ ヾ. |::::|:::| |
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ゝヒ___.|ニi ̄ レ´l /ヾニ、、__||=||_,,i┤ \.人__ |: |:||:| |
, -‐―--- 、, ‐|./ 〃 √`┬′ ゞ、__`//i .`i `i|i´|
ノ """" i))ゝ、__/.ノ /'"" `ー<,_λ | ∥|
/""";;;;;;;;;;;;;;:::.. ト、ニ,==i》 i ,==- /\ ヽ .| .|
〈;;;;;;;;;;''''"""""' |゛\;;;/ ゞ, ,;; /゛ l 〉| ハl
ゝ、==- ___________.ト、ミ ノ ~l`ー-―´`ゞ-、i.へレ' ノ
__〉i ̄ぐ|; "/ `‐ィ′ `‐´i`ー-、 ヾ,人
уλ._ |; / "/ `'‐λ `ー-´_,λ
〈.〈/  ̄∧ '/ / `'ー-‐、/
〉、ヽ__//レ;_/
`ヾ-‐ ´
へ ヽ , /_- , | | | //
へ \ /// /| | |、|_|_//,/
へ .ヽ ///' / /| | 、,_/
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∧ .:::::::ヽ //|//// .// .::::::
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.::::::::_,.|―| / // _/ | | .::::' ソ | ._,|
.:::,/' / / / |_ - ̄~ - .| | ゝ::,! / |____ゝ
.ヽ::ヽ -/ ./ / >,_ヽ/ | ゝ ./ | /`ヽ |--く
./\-_ / __,. ―ヽ'<| | / ,-,, | _ ノ l_::::::.....::::::: ̄ |- |
/`、チ-| _,.-'l ヾ\| | ヽ |(|' `| ' / ` --、,. -::,._:: /|-,
//,レ'~ \\\\ ヽ\ | ゝ |::::__, -| |、`
/ // \_ ,______<-/ ヽ \, ,, , ,., (( <___|/ |
\/-、 _―ノ |_ ~二/-――=--'=ニ--l
\ ヽ /:::::::: ) / | / ,. ',_- |>二二 -ll弋,___
::::....\) ./ .::. r / (__ , ヘ ,/ _,.-'. _,/' ̄ \
_,.- '~ / ::. / |/ ||// ,/ .|l ´―' ̄ :::::: \
| /:::::--― ' i |
...シャア「機体との相性はどうだ? ハマーン」
ハマーン「良好だよ・・・シャア」
...シャア「そうか・・・お前用に開発させたものだからな・・・そうでなくては困る」
ハマーン「フッ・・・そういう貴様こそやはり赤い機体がお似合いだ・・・」
...シャア「笑ってくれて構わんよ・・・ハマーン」
ハマーン「サザビー・・・アクシズMS技術の結晶だな・・・」
...シャア「ならばα・アジールはMA技術の・・・」
ハマーン「フン・・・馴れ合いは御免だ・・・シャア」
...シャア「・・・すまない・・・」
ハマーン「フフフ・・・総帥ともあろうお方がそんな弱気では困るのだよ」
...シャア「ハマーン・・・そろそろ戦闘空域に入るぞ!
αは私の後方に着けろ! あくまでも実戦テストだという事を忘れるな!!」
ハマーン「お前らしくなってきたな・・・
フッ・・・精々この私を守ってくれよ・・・シャア!」
...シャア「右前方にジェガン9機編隊!
私が7機を引き受ける! お前は残り2機を仕留めろ!!」
ハマーン「了解したよ赤い彗星・・・ファンネル!!」
...シャア「5・・・6・・・7! 全機撃破!
ハマーン! そちらはどうか!!」
ハマーン「11機撃破だ
左上方の別編隊も片付けておいたよ・・・」
...シャア「フッ・・・お前とαの組み合わせは最良のようだな・・・」
ハマーン「アムロ・・・レイ・・・か」
...シャア「ロンド・ベルに所属している
我々の行く手を阻む最大の障壁と言っていいだろう・・・」
ハマーン「1年戦争での話は何度も聞かせてもらったな・・・この私にやれるのか?」
...シャア「お前にはやらせはしない・・・これは私個人の問題でもあるのだからな・・・」
ハマーン「だが向こうはこの私を放ってはくれないだろう」
...シャア「だからその前に私がやる・・・
その時はハマーン・・・手出しはするなよ・・・」
ハマーン「それは心強いものだな・・・シャア
だが総帥の身に危険が及ぶとなれば黙って座視する訳にはいかないぞ・・・」
...シャア「フツ・・・私も随分と心配されたものだな・・・
赤い彗星の名はまだ色褪せていない事を証明してみせるよ・・・ハマーン」
ハマーン「・・・シャア・・・今日はもう休まないか・・・αでの初の実戦で少し疲れたようだ・・・」
...シャア「そうだな・・・私もお前の援護を考えての戦闘で気疲れしたよ・・・ハマーン」
ハマーン「・・・シャア・・・」
...シャア「・・・ハマーン・・・」
アムロ「カミーユ Zの具合はどうなんだ?」
カミーユ「あ、アムロさん
ええ・・・これで5度目のバージョンアップですからね・・・」
アムロ「冷や飯喰らいのロンド・ベルには
コイツがあるだけでも助かりものだからな・・・」
カミーユ「でも・・・アムロさんの新ガンダムもあと少しで完成でしょう?」
アムロ「ああ・・・月のアナハイムに受領に行く間、
このZとカミーユ・・・君が艦隊の要になる・・・調整は万全にしておいてくれ」
カミーユ「了解です!
・・・アムロさん・・・来るでしょうか・・・クワトロ大尉・・・」
アムロ「ああ・・・間違いなく奴は出てくるよ・・・
カミーユ・・・その時は迷うなよ あいつはクワトロではなく赤い彗星のシャアなんだ・・・」
カミーユ「・・・はい・・・」
アムロ「アストナージ! Zの強化を進めてくれ!!」
アストナージ「任せておいて下さいよ! 大尉!!」
アストナージ「いいかカミーユ お前も分かっちゃいるだろうが
コイツの性能はもう限界まで引き上げている状態だ・・・」
カミーユ「はい・・・
今度のバージョンで機体強度の許容領域を遥かに超えていますね・・・」
アストナージ「そう心配するな! 全体のバランスは戦闘可能な範囲に調整してある!
オマエの腕ならこんなバケモノじみた機体でも乗りこなせるって!!」
カミーユ「そうでしょうか・・・でもやるだけやってみますよ! アストナージさん!!」
アストナージ「よーし! Zガンダム! 出すぞ!!」
カミーユ「カミーユ! Z・Ver.5! 行きます!!」
シャア「5thルナの核パルスは順調に稼動しているようだな・・・」
ハマーン「その様だ・・・進入速度・角度共に良好だ・・・
このまま何も無ければ・・・と言いたいところだが・・・」
シャア「どうやら来た様だな・・・ハマーン
核パルスの守備に回る必要があるな・・・ここは私が出る・・・」
ハマーン「手心は加えるなよ・・・シャア」
シャア「分かっているよ 艦隊の指揮は任せる」
ハマーン「了解だ・・・
各艦戦闘ブリッジに移行!
サザビー発進後、30秒間の援護射撃を行う! 第一戦闘配備急げ!!」
カミーユ「見えた! 5thルナ・・・落下を阻止出来るのか・・・
ジェガン部隊は陽動を兼ねて全機アクシズ艦隊へ!
核パルスへはZのみで突入! 各員の健闘を!!」
カミーユ「・・・ここが核パルス・エンジンの基部・・・
しかし何故こうもたやすく入り込めたんだ・・・ あ!!」
シャア「・・・・・・・・・」
カミーユ「あ・・・赤いモビルスーツ!
それにこの感じは・・・クワトロ大尉!!」
シャア「・・・・・・・・・」
カミーユ「クワトロ大尉! こんな事はもう止めて下さい!
何故あなたが隕石落としなんて事をするんですか!!」
シャア「・・・ファンネル・・・」
カミーユ「大尉!!
・・・Z! Ver.5! フル・パワー!!」
シャア「アムロの機体はまだ届いていない様だな・・・」
ハマーン「お前も物好きなものだな・・・
サイコ・フレームの技術を流出させてでもアムロ・レイとの決着に拘る・・・」
シャア「アムロを倒したとしてもそれが情けない機体では意味は無い・・・
・・・Zガンダム・・・かなりのカスタム化がなされていた様だったが・・・」
ハマーン「あの少年・・・いや、今はもう青年か・・・苦しませはしなかったのだろう?」
シャア「ああ・・・ここで手をこまねいている訳にはいかないのでな・・・」
ハマーン「フッ・・・その非情さ・・・正に赤い彗星のそれだな・・・」
シャア「アクシズにはアムロも新たなガンダムで臨んでくるだろう・・・
ハマーン・・・決して油断はするなよ・・・あのアムロ・レイは」
ハマーン「フフフ・・・もう何度も聞かせてもらったはずだが?
シャア・・・アクシズ降下の際には私も出なければなるまい・・・」
シャア「ハマーン・・・
今更だがお前は後方にて艦隊指揮に専念してはくれないか?」
ハマーン「フッ・・・私にαを与えておきながらよく言う・・・
それにそれはお互い様ではないのか? シャア総帥」
シャア「そうだったな・・・
アクシズ降下作戦・・・生き延びてくれよ・・・ハマーン」
ハマーン「・・・お互いにな・・・シャア」
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