樹「くぅ~!やっぱ俺たちが召喚されたらライダーだろうな!いいなあ召喚されたいなあ!」
拓海「俺ら普通の幽霊だし、大体お前も俺もドライバーだろ」
樹「なんだよ夢がねーなー。それにお前は群馬の英雄じゃねーかよー。もしかしたらあるかもしれないだろー」
拓海「そんなことあるわけないだろー。天国まで来てくだんねーこと言うなよ」スー
樹「お前は死んでも……!?拓海ぃ!!お前透けてるぞ!!!?」
拓海「え?…………あ、ホントに呼ばれたみたい……」スー
樹「マジかよぉ!?」
拓海「ちょっと行ってくる……」フッ
樹「たっ、拓海ぃ!!」
VIPがあんまりにもすぐ落ちるからこっちでやる付き合ってくれ
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1379429503
英霊本人は聖杯戦争にでないけどな
ちゃんと立ってたのか気づかなかった
>>2
そんな設定だったっけ?
凛「ナンタラコンチャラナンタラコンチャラ(呪文)」
凛「ナンタラ!(呪文)」
ドーン!
凛「! 居間の方ね!」ダッ
居間
ガチャ
拓海「……いてー」サスサス
凛「!」
凛(Tシャツにジーパン……)
凛(あ!きっとサーヴァントじゃないのね!なんか降ってきちゃったのね!)
拓海「ん……?アンタが俺のマスター?」
凛(随分地味なのが来たわね……)
凛「えーと……アンタサーヴァントじゃないわよね?」
拓海「いや……そうだけど……」ポリポリ
凛「そう……」
凛(思いっきりハズレ引いたわ……)
拓海「……」ボーッ
凛「あ、クラスは?」
拓海「あー……たぶん、ドライバー」
凛「ハズレ引いたわ」
拓海「俺別に英霊とかじゃないのにいきなり知識ぶち込まれてさ……俺の車みたいな状況なんだけど……どうすればいい?」
凛「」
凛(なんてこと……いえ嘆いてもしょうがないわ。なんとかしてこいつと勝ち進むしかない)
凛「とりあえず宝具とかある?あれば軽くでいいから説明……めんどくさいわ。見せてくれる?」
拓海「宝具?……いくつかあるみたいだけど……じゃあとりあえずアレから」
カッ
凛「きゃあ!」
シュウウウウ
凛「……車?」(しかも"藤原豆腐店(自家用)"って。真名隠す気ないわね。まあわかんないけど)
拓海「うん。ハチロクってんだ……?あれ?おかしーな」
凛「どうしたの?」
拓海「このハチロク。俺のハチロクじゃないんだ……」
凛「どういうこと?」
拓海「いや……まあいいか。これでも充分だろ」ガチャ
拓海「とりあえず助手席"ナビシート"に乗ってくれよ」バタン
凛「ちょっと待って!?家のなかで運転始めるつもり!?」ガチャバタン
拓海「大丈夫だよ……たぶん」
凛「たぶん!!?」
拓海「固有結界出すから……」
凛「固有結界!?」
拓海「踏ん張っててくれよ。固有結界……」
"秋名山"
ンキキキキーッ
ドゥッドゥンドゥンドゥン
ドゥッドゥッドゥードゥッドゥッドゥドゥッドゥ
ドゥッドゥッドゥードゥッドゥッドゥドゥッドゥ
ドゥッドゥッドゥードゥッドゥッドゥドゥッドゥ
ドゥッドゥッドゥードゥッドゥッドゥドゥッドゥ
凛「……?なんか音楽聞こえない?」
拓海「さあ?アイドリングじゃないか?」
ドゥッドゥッドゥードゥッドゥッドゥドゥッドゥ
凛「そうかしら……?」
拓海「じゃあ行くぞー」グォン
凛「う、うん」
ドゥッドゥッドゥードゥッドゥッドゥドゥッドゥー…………
インフォメーション!
凛「!!!!??」
秒速で伝わる時代!
凛「ちょっと!」
でもchoiceの仕方がワカラナイ
拓海「なに?」クイッガコッ
ギャギャギャギャ
凛「きゃーーーー!」
Money can't buy my love なんてノンキなヤツに
ギャラリー「ラリアートさんかーい!」
凛「なんなのよコレ!!?」
マニュアルどおりにただ抱き合い!
愛がないことに気がつかない!
凛「ストップ!ストップ!うわっうわっうわーー!!!」
拓海「」グッグルン
ギャギャギャギャ
窒息する前に叫ぼうぜ Ho!!!!!! in the midnight dream!
凛「ちょっと!アンタにも聞こえてるでしょ!?」
息さえつけない 眠れない街
隙も見せずに笑いあって
凛(ホントに息もつけないわよ!)グググ
嘘さえSafety ホントがEmpty
危ないぐらいにwanna shut and break out!
ギャラリー「(Now we gotta start Let's get move!)」
凛(あいつら……直接脳に……!)
拓海「そろそろ"アレ"行くぞ」
凛「え!?なによアレって!?」
Let's move into the brand new world
Let's dive into the brand new trip
広い世界に怯えてる
拓海「」グッガコッギッグルン
凛「ちょっと!ちょっと!」
始まったばかりのNow we go full speed and funky beat
凛「無茶よ!そんなスピードで行けるわけがないわ!このバカ!岩の壁に突っ込むわよ!」
ハチロク「」ウオオオオッ
ガコン!
ギャリギャリギャリ!
凛「きゃーーーー!!!」
凛「キャーーーー!」
凛「キャーーーー……」
凛「キャー…………?」
凛(あれ!?曲がってる!?どうして…………!)
ギャリギャリギャリ!
凛(なるほど!側溝に片輪落としてるのね!)
凛(こうすればスピードに相対して大きくなる遠心力を気にすることなくインを走れる!)
凛(究極のインベタ走行ってわけね!)
拓海「」グイー
凛(さすがに聖杯から召喚されるだけあってただ者じゃな…………)
ハチロク「」キンコン キンコン
凛(…………なにやってんだろ私)
きっと輝くaround the world
ハチロク「」キキーッ
拓海「……」ガチャバタン
凛「……」ガチャバタン
拓海「……」
凛「…………」クルッ
拓海「!」
凛「オエーーーー!!」ビチャビチャ
拓海「だ……大丈夫か!?」
ここのサーヴァントの項目とか参考にするといいよ
ttp://members3.jcom.home.ne.jp/walachia/tmyougo/tukihime-fate-s.html
まあとにかく、英霊は直接召喚じゃないってことで
深夜にも同じスレがあったけど、こっちが本スレでいいの?
とりあえず支援
凛「うう……」フラフラ
拓海「おはよー、遠坂」
凛「おはよう……」フラフラ
拓海「……大丈夫か?学校があるんだろ?ハチロクで送ろうか?」
凛「……お願いしようかしら……」フラフラ
ハチロク「」ブロロロロロ
拓海「遠坂ー。俺はなにをしてたらいいんだ?」
凛「そうね……霊体化できないんでしょ?なにかあったら呼ぶからこの辺ブラブラしててくれる?」
拓海「そんなんでいいのか?」
凛「だってしょうがないじゃない。ただのドライバーなんですもの……」
拓海(なんか悪いことしちゃったなあ……)
放課後
凛(ちゃんといるかしら……)テクテク
ハチロク「」ボボボボボ
拓海「おーい、遠坂ー」フリフリ
凛「ちゃんと居たわね」
拓海「当たり前だろ。早くのれよ」
凛「ええ」ガチャバタン
ブロロロロロ
一成「豆腐屋の彼氏が居るのか。以外だな」
士郎「人それぞれなんだから構うなよ」
凛「荷物を置いたら出掛けるわよ」
拓海「いいけど、どこに行くんだ?」
凛「他のサーヴァントを探しに行くに決まってるでしょ!」
拓海「あー……わかった」
凛「なによ、乗り気じゃないわね?」
拓海「別に……」
凛「聖杯が欲しくないの?」
拓海「……願い事とかないし……」
凛「え。ないの?」
拓海「そんなのないよ。ちゃんと成仏したし」
凛「じゃあなんでサーヴァントしてんのよ!?」
拓海「さあ……」
凛「さあ、って……わけわかんないやつね……」
拓海「でも、オレ遠坂の言うこと聞くのは嫌いじゃないから一応手伝うよ」
凛「そ、そう。ありがと……」
ハチロク「」ギャギャアアアアアアアアア
凛「ちょっと!」
拓海「なんだよ」
ハチロク「」クンッゴワアアア
凛「この車飛べるとは聞いてないわよ!?」
ハチロク「」フワアアアギギャフワアアアアア
拓海「オレも知らなかったけど……生きてる頃に一回飛んだことあったからな……」
凛「なによそれ!?」
ハチロク「」フワアアアンフワアアアアア
拓海「そうだ。遠坂」
凛「なに?」
拓海「学校の方にサーヴァントの気配があるけど」
凛「え!?早く言いなさいよ!」
拓海「どうする?」
凛「行きなさい!特急!」
拓海「わかった」ガコッ
ハチロク「」クンッ
凛「ぬぉあっほ!」ガクッ
ハチロク「」ゴアアアアアアアアアアアアアアアア
校庭
ランサー「へへへー。今日はどいつと闘おうか……」
ゴワアアアアアアアア!
ランサー「ん?」クルッ
ハチロク「」ギギャギャアアアアアアアアア
ランサー「うわあああああ!!!??」バッ
ヒュッ
ハチロク「」キキジャジャーッ
凛「チッ!外してんじゃないわよ!!!」
拓海「なあホントに轢くのか?やだよオレ……なんか気分悪いし……」
ランサー「ハアハア……」
ランサー「サーヴァントとマスターか!?」バッ
凛「答える義理はないわ!」
拓海(答えてるよーなもんじゃねーか……)
ランサー「チッ!」(あの車も宝具ってわけか……)
ランサー(負ける気はしねーが車が宝具ってのが気になる)
ランサー(今回は逃げとくか)ダッ
凛「あ、逃げた!追いなさい!」
拓海「車じゃ校舎の中まで入れないって。降りていこーぜ」
凛「チッ!肝心なときに役に立たないわね!」
拓海(ひでー言われよー……)
士郎「ぐわあああああ!」
拓海&凛「!!?」
ランサー「へへへ。見られたからにはしょうがねーからな。あばよ」ヒュッ
士郎「うう……」
凛「拓海!アンタはアイツを追って!」
拓海「いや……」
凛「!?」
拓海「アイツはここで倒す……!」
固有結界"秋名山 夜 晴れ"
ギャラリー「」ガヤガヤ
ランサー「なっ!なんだここは!?」
凛「なんで固有結界展開してんのよ!?衛宮くんの手当てもしなきゃいけないのに!!」
拓海「ごめん……後ろにいるから手当てしてやってくれ」
凛「もう!なんなのよ!」
樹「おい拓海ぃ!」ニュッ
凛「きゃあっ!?」バッ
樹「あ、拓海のマスターですか?こいつケッコー抜けてるところもあるんでどうかよろしくお願いしますね」
凛「あ、はあ……」
拓海「なんだよ樹」
樹「拓海ぃお前勝算はあるのか?」
拓海「ないよ……けど」
拓海「関係ないやつ巻き込んだアイツはどうしても許せないから……」
樹「そっか……頑張れよ!応援してるからな!」ダッ
拓海「おう」
士郎「うう……」
ガヤガヤ
ランサー「ここはどこなんだ……?」
池谷「カウント行くぞ!」
凛&ランサー「!!!?」
池谷「5!」
ランサー「なんだかよくわからねぇが……」
池谷「4!」
ハチロク「」ボボボボボボ
池谷「3!」
ランサー「要するに……」グ…
池谷「2!」
拓海「……」ググッ
池谷「1!」
ランサー「競争だろ!!!」ダッ
拓海「!」ガコッ
池谷「ゴーーッ!!」バッ
凛「いやアンタ誰よ!!?」
ハチロク「」ゴワアアアアアアアア
池谷「拓海は大丈夫かな……」スタスタ
ケンジ「心配だよなあ」
樹「なに言ってんですか!拓海は大丈夫ですよ!」
池谷「とは言ってもなあ……」
ケンジ「サーヴァントが相手じゃさすがに分が悪いぜ……」
樹「大丈夫です!ここは秋名で、走ってるのは拓海のハチロクっすよ!?」
樹「今までだって不利だ不利だって言われて、それでも勝ってきたんです!」
樹「今日も絶対に勝ちますよ!」
池谷「……そうだな、樹の言う通りだ。この秋名で拓海が負けるわけないよな」
ケンジ「へへ、またおれらの悪い癖がでちまったな」
樹(負けんなよ、拓海ぃ……)
啓介「おい兄貴。藤原は大丈夫なのか?」
涼介「どうだろうな。俺もサーヴァントを相手にドッグファイトをした経験がないからわからないな」
啓介「ったく……死んでるくせにまだ山で走るなんて、アイツは正真正銘峠の職人だぜ」
涼介「フ……そうだな」
ギギャアアアアアアアアアア
ダダダダダダダダ
啓介「やはりサーヴァント相手じゃ無理があるか……」
涼介「いや……そんなこともなさそうだ」
啓介「なに?」
啓介「兄貴。そりゃどういうことだよ」
涼介「サーヴァントの戦闘力は平均して戦闘機一機分と言われている」
啓介「まじかよ。それならなおさら……」
涼介「いや、戦闘力とは言ったがよく考えてみろ。なにもスピードが戦闘機のそれとは限らないだろう?」
涼介「例えばあの槍。あの槍の攻撃翌力が戦闘機の機関銃と同じわけがない」
啓介「なるほどな……つまり、大まかな戦闘力の配分の話をしてるんだろう?」
涼介「そういうことだ」
涼介「槍にも戦闘力の配分は流れている。だから少なくとも戦闘機より早くなることはない」
啓介「けどよ兄貴。戦闘機ってのはものによっちゃ軽く音速越えんだぜ?スピードに当てる配分がいくらか少なくなってもやっぱり速いぜ」
涼介「そうだろうな……だが啓介、想像してみろ」
涼介「例えばお前のFDがマッハを出せるようになったとする」
啓介「ああ……」
涼介「お前はその車で峠を攻めることができるか?」
啓介「え?そりゃあただスピードが上がっただけ…………!」
涼介「アクセルワークの特訓をしたお前にならわかるだろう。スピードが出せるようになるほどブレーキの踏みが難しくなる」
涼介「例え時速500キロを叩き出そうと、峠で出せるのは精々200キロ。そんなスピードは峠にはいらないんだ」
涼介「その上、峠でバトルになると差分の300キロが必要のない手札になる」
啓介「待てよ兄貴。その話だと"出る"んじゃないか?」
涼介「ああ。条件はそろっている。その上ここは秋名だ。"出る"だろうな……」
涼介「"藤原ゾーン"が」
なんか日本語がところどころおかしいわ。ごめん
ランサー「」ダダダダダダダダダダダダダタ
ハチロク「」ギギャアアアアアアアアアア
凛「拓海!さっさと抜きなさいよ!」
拓海「わかってるけど……なんで遠坂が熱くなってんだよ」
凛「衛宮君のこともあるけど!アイツフライング気味で飛び出したのよ!?許せないわ!!」
拓海(コイツはよくわかんないなー……)クイッガコッ
ゴワアアアアアアアアア
ドッフオ!
>>45
訂正
>涼介「アクセルワークの特訓をしたお前にならわかるだろう。スピードが出せるようになるほどブレーキの踏みが難しくなる」
>涼介「アクセルワークの特訓をしたお前にならわかるだろう。スピードが出せるようになるほどアクセルの踏みが難しくなる」
ブレーキ→アクセル
お前らよく考えろよwwwwww凛は魔術師なんだから機械が苦手に決まってるだろ?wwwwwwwwwwwwww
大体何も言われず急に攻められたら拓海の運転でもさすがに吐くってwwwwwwwwwwwwwwwwwwww(今更忘れてたなんて言えない……)
ランサー(ちっ……どうしてもコーナーで追い付かれちまう)ダダダダダ
ランサー(二本の足じゃヤツの車みてえに方向を変えながら滑れねえんだ!)ダダダダダ
ランサー(どうする……!?なにか……なにかないのか!!)ダダダダダ
ランサー(………!!!!)ダダダダダ
凛「さあ拓海!追い付いたわよ!轢きなさい!」
拓海「えー、やだなー」
凛「いいから早く!」
拓海「わかったよ……次のコーナー抜けたら…………!?」
凛「なっ!?」
ランサー「おりゃああああ」ヒュッ
ドスッガリガリガリ!
凛「やっ、槍を地面に刺して無理矢理減速した!!?」
凛「拓海!路面が!」
拓海「くそっ!」ガコックイッ
ハチロク「」ガッコンガッコン
ランサー「へっ!!今のうちに!!」ダダダダダ
凛「アイツ!!!なんて卑怯なの!!?」
拓海「」プツッ
実況から来て毎日見てるぞ。
頑張ってくれ。
>>60
うわごめんありがとう
ランサー(へっ!この強引な減速である程度スピードが出せる!)ダダダダダダダダダダダ
ランサー(あとは逃げきるだけ、すぐにバックミラー(?)の点にしてやるぜ!)ガガガガガガガ
ギギャアアアアアアア!
ガコックンッ!
ドッフォ!
ダダダダダダダ!
ガガガガガガガ!
(イニシャルD~)
拓海「イニシャルD」
(イニシャールD!)
ランサー(?おかしい……既に三つのコーナーを抜けたってのにまったく離せねえ……)ダダダダダダダダダダダ
ハチロク「」ゴワアアア
ランサー(クソッ!次だ!次のコーナーで引き離す!)ダダダダダダダダダダダ
ランサー「オラ!」ドス
ガガガガガガガ!
ズボッ!
ダッ!
ランサー「うおらああああああ!!!」ダダダダダダダダダダダ
ランサー「どうだ!?」
ピカ!
ランサー「な!?」ダダダダダダダダダダダ
ハチロク「」ギギャアアアアアア
涼介「そろそろ出た頃か……」
啓介「ああ……アレはあの辺りで出る……」
涼介&啓介「"藤原ゾーン"」
ランサー(今のは確実に離したハズ!俺の……サーヴァントの感覚が鈍ってるわけじゃねえ!)ダダダダダダダダダダダ
ランサー(なんだ……!?なにが起こってやがる!?)ダダダダダダダダダダダ
ハチロク「」ギギャアアアアアア ドッフォ
凛「ちょっと拓海!」
拓海「…………」ムカムカ
凛(聞こえてない……)
でもドライバーって
近代限定でバイクか自動車限定のライダーでしかないよな…
>>65
俺は逆に初見でZEROのライダーとかが安定感あるものに乗ってる方が違和感あったなあ
まあライダーの意味合いが違うんだろうしだからなんだって話だけど
涼介「藤原のハチロク……通常空間なら飛べる仕様になっているらしいが、この固有結界内でそれはない。挙動に関して言えば普通の車となんら変わりはない」
涼介「だが、だからこそ秋名を再現したこの固有結界(ステージ)で満足に戦える」
啓介「ああ、生前と憎らしいほど代わり映えのしない走りだろうさ。ただ馬力があるだけのやつには絶対に負けないような走り……」
涼介「そして藤原ゾーン。例え相手が車でなくとも違和感は覚えるだろう」
啓介「曲がれるはずのないスピードでコーナーに突っ込み、それでまがっちまう藤原特有のリズム」
啓介「その上、相手を観察することが得意な武道家とあっちゃあ嫌でもはまっちまうだろうぜ」
涼介&啓介「"藤原ゾーン"に」
ランサー(なんだ……!?なんださっきから!?なぜ俺の後ろにぴったりついてこられる!?)ダダダダダ
ランサー(この数あるカーブをいったいどんなスピードでクリアしてるってんだ!?)
ハチロク「」ゴワアアアアアアア
ランサー(……ちっ、こうなったら…………)ヒュッ
拓海「!!」クイッ
ランサー「オラァッ!」ドスッ
ガリガリ
ドスッガリガリ
ドスッガリガリ
ドスッガリガリ
凛「なっ!?私達の進路を塞ぐように地面にいくつも穴を!!」
拓海「」ブチブチッ
ランサー「へへへ!要するに俺の前に出さなきゃいいんだろ!?じゃあこうしちまえば簡単だろう!」ダダダダダ
凛「アイツ~!」
拓海「……もうゆるさねえ……」
凛「え?」
グォワン!
凛「ひゃあっ!」ガクン
拓海(このクソヤローもーゆるさねーぞ。テメーがその気ならこっちもとことんやってやらー!)スッ
凛「えっ!?ちょっと!?」
シュン、ウィーン
ランサー「…………!?」ダダダダダ
ランサー(消えた……後ろから光が来ない……やっとちぎったか……?)ダダダダダ
ランサー(……いや!音がする!後ろにいるのは確かだ!)ダダダダダ
ランサー(あいつライトを消しやがった!クソッ!道路をズタズタにしようにもヤツがどの辺りを走ってるかわかんねえんじゃ意味がねぇ!)ダダダダダ
ランサー(どうする!?どうする!?)ダダダダダ
ランサー(どう……!)ダダダダダ
ランサー(……音が……真横から……!?)ダダダダダ
ウィーン、パッ
ハチロク「」ゴワアアアアアアア
凛「よし!並んだ!」
拓海「」コク
凛「轢っけぇぇぇぇぇぇぇえ!!!!」
ハチロク「」グイイイ
ランサー「なにィ!?しっかりと後方確認をしてからの幅寄せだとォ!?」ダダダダダ
ランサー「こっちは歩行者、交通弱者だぞ!?一体なに考えてやがる!?巻き込み事故の恐ろしさをしらねぇのか!!?」ダダダダダ
凛「うるさい!市の公共物に傷をつけるようなヤツに言われたくないわ!!」
ランサー「はぁ!?ここは固有結界だろうが!!」ダダダダダ
凛「そうよ、固有結界!だから例え故意に人を轢こうとも免取の恐れはないのよ!」
ランサー「てめぇらあああああああ!!!!!」ダダダダダ
ピキーン!
ランサー&凛「!」
ランサー「……へっ、どうやら今日はここまでみてーだ」ダダダダダ
凛「なんですって!?」
ランサー「俺は令呪で"それぞれのサーヴァントと一度ずつ戦って帰って来い"と命じられているからな。令呪の力でここともオサラバさ」ダダダダダ
凛「~~~~~~~!!!」
ランサー「へ、またやろうぜパンダトレノ!あばよ!」ヒュッ
凛「があ~~~~~~~!!!!」
拓海「……」
ハチロク「」ゴワアアアアアアア
士郎「うう……」
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