霧切「学園を脱出した後、苗木くんが朝日奈さんと付き合った……」 (10)

霧切「……なぜかしら」

霧切「苗木くんは明らかに私とフラグが立っていた筈……」

霧切「指切りしたり、私を庇って処刑されそうになったり、そんな彼を私が直接救いに行ってフラグを立てたのに……」

霧切「……なぜ」ジワッ

――――
――
朝日奈「でも意外だったな~」

苗木「何が?」

朝日奈「苗木って絶対、霧切ちゃんの事が好きだと思ってたよ」

苗木「あはは、冗談は止めてよ。自分が処刑されそうになった時に、ボクを犯人のように仕向けた人を好きになる訳ないでしょ?」

朝日奈「へぇ~苗木って結構、根に持つタイプなんだ」

苗木「それは違うよ! それにボクは最初から朝日奈さんが好きだったんだから、霧切さんは関係ないよ」ギュッ

朝日奈「んっ、……えへへ」

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