ミカサ「巨人飼っていい?」(19)
ある日ミカサは、街の角にダンボールに入った3m級の巨人を見つけた。
これがミカサと巨人の出会いだった。
ミカサ「どうしてこんな所にいるの?」
巨人「アガァウッ!!」
(ガンッ!)
ミカサ「あっ!」
巨人は鎖でつながれている。
ミカサ(お父さんに伝えよう)
巨人「ウゥゥ」
ミカサ「なんかかわいそう。」
ミカサは家に帰ると冷蔵庫からミルクを取り出し巨人のいる場所へ走って戻った。
巨人「アゥアゥ」
ミカサ「これ・・・」
ミカサはミルクをお皿にいれて巨人の前においた。
巨人「フンッ!」
巨人は、ミルクの入ったお皿を蹴飛ばした。
ミカサ「やっぱ飲まないよね。」
ミカサは夜になったので、一回家に戻ることにした。
ミカサ「お父さん、お父さん」
ミカサ父「なんだいミカサ」
ミカサ「巨人はなにをたべるの?」
ミカサ父「なんでいきなり」
ミカサ「えっ!えーと・・気になるから!」
ミカサ父「しかしちょいと残酷な話になってしまうぞ。」
ミカサ「うん・・」
あのいまさらですが。街の角ではなく、森にします。
ミカサ父「巨人は・・人間を食べるんだ」
ミカサ「えっ!嘘でしょ。」
ミカサ父「だから人類は巨人から身を守るためこの壁を築き上げた。」
ミカサ「そ、そうなんだ・・」
ミカサ父「まぁとうさんもあまり詳しくないからね。」
ミカサ母「なにそんなこと教えてんの!」
ミカサ父(ギクッ!)「いやぁいつかは知ることになるんだしいいじゃないか。」
ミカサ母「まだミカサは子供よ!いい加減にしなさい。」
ミカサ父「す、すまん」
ミカサ母「もう、ご飯できたから食べましょう。」
ミカサ・ミカサ父「ハーイ」
次の日になりまたミカサは、巨人のところに行った。
ミカサ「ごめんね。ご飯あげれなくて。人間以外に食べれる物は無いの?」
巨人「アィアウェー」
巨人はずっとミカサの方をさしている。
ミカサ「・・・・」
ちょっと疲れたんで休みまーす。
ミカサ「もうどうすれば・・・」
それから何日間ずっと巨人の場所にはいかなくなった。
そしていつしか巨人の存在自体を忘れてしまった。
そしてあの最悪の日が、きてエレンの家にお世話になることになった次の日、悪い報告が伝わってきた。
エレン「ん?森に鎖につながった巨人がいただって?おもしれー。」
ミカサ「え!ちょっと、その巨人今どこにいるの?」
エレン「えっと~今は~研究所だって、解体でもされてんじゃね。」
(ガタガタバンッ!)
エレン「おい!どこ行くんだミカサ」
ミカサ「ハァハァ・・忘れてた・・・ごめんね・・・本当にごめんね・・・ハァハァ」
エレン「クソッ! どこ行ったんだよあいつ!!」
ミカサ「ハァハァ・・待っててね、今いくから。」
.
.
.
~研究所~
ミカサ「ハァハァ・・巨人は...巨人はいますか?」
研究所の人「そう簡単に部外者をいれるわけにはいかないね。」
ミカサ「・・・・」
研究所の人「まぁ世にも珍しい巨人の見たさもわかるけどね・・・これは私たちにとっても貴重な研究材料でね・・」
(タッタッタッ)
研究所の人②「あーあダメだよあんな言い方しちゃあ、もっとやさしくいわな・・」
研究所の人「?何だあの子」
研究所の人②「どうした?」
研究所の人「なんかあの子・・銃持ってないか。」
研究所の人②「んなわけ・・えぇっ!」
ミカサ「どけよおっさん」
(バババババババババババババババババババババババババババババババ)
研究所の人・研究所の人②
「アバウバババァウバフッ!!!!!」
(ドサッ!ドサッ!)
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