戦士「大丈夫だ、魔法使い。君は俺が守る！」

魔法使い「ちょっ戦士まで！真面目な感じやめてよね！」

戦士「だから魔法使い…この戦いが終わったら」

僧侶「！」

勇者「戦士！その先は…！」

戦士「生きて帰れたら…俺と結婚してくれ！！」

魔法使い「///」

勇者「（あっさり死亡フラグたてやがった）」ｺｿｺｿ

僧侶「（そうでなくてもド天然で筋肉バカな典型的な死に急ぎタイプなのに）」ｺｿｺｿ

戦士「俺の故郷で…おまえと…一緒に小さな店を開きたいんだ」

魔法使い「戦士///・・・！」ﾊｯ

魔法使い「何バカなこと言ってるのよ！…そんなことは無事帰ってから言いなさいよね///」

戦士「それもそうだな」ﾆｯ

勇&僧「（がんがんフラグたてとるー！！！！）」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

戦士「それにしても魔王城の入り口にしては静かすぎると思わないか？」

勇者「あっ、あぁ…そうだな」

魔法使い「私たちにビビってるんじゃないのwww」

僧侶「またこの娘は…すぐに調子にｎ」

ギィィィィィィィィィィバタンッッ！！

魔法使い「！！！」ﾋﾞｸｩ

幹部「ヒッヒッヒッようこそ勇者ご一行…我が主の城へ！！」

魔物×1000「キシャーー！！！」×1000

幹部「まずは前座からいこうかのぉ。ヒッーヒッヒッヒッ」

勇者「…大層なお出迎えなことで！！」ｼﾞｬｷ

魔法使い「ザコがどれだけ出てきたって！！」ﾎﾞｩ

戦士「…」

戦士「皆…先へ進め」

魔法使い「へっ？」

戦士「ここは俺に任せろ！俺が食い止める！」

魔法使い「な馬鹿なこといってんのよ！！」

戦士「まだ入り口にすら入っていないのにここで消耗するのは得策ではない」

魔法使い「あんた一人で」

戦士「魔法使い…大丈夫だ。俺は強い」ﾆｨ

勇者「（まさかのまたフラグキターーーー！！）」ｶﾞﾋﾞﾋﾞｰﾝ

魔法使い「…分かったわよ」

僧侶「（そして魔法使いもあっさりーーーー！？）」ｶﾞﾋﾞﾋﾞｰﾝ

戦士「魔法使い。これを」ﾎﾟｲ

魔法使い「なっなによ」ｼﾞｬﾗ

戦士「俺の両親の形見だ。お守り代わりになるぞ」ﾆｲ

魔法使い「こんなのもらえないわよ！！」

戦士「違う。預けるだけだ。後で取りに行く…お前ごとな」ﾆｨ

魔法使い「バカ…///」

勇者「（戦士△－－－－！！！でもまたフラグたてよった！！）」

戦士「さぁ勇者！僧侶！おまえらも先にいけ！！」

勇者「おっおう！…先で待ってるぜ！」

戦士「なんなら魔王でも倒してもらっていると助かるんだがな」ﾆｨ

勇者「フッ馬鹿なこと言ってんじゃねーよ」

僧侶「（勇者さん勇者さん、それもフラグやで）」ｺｿｺｿ

勇者「しまった！！」

幹部「なにをこそこそやっておる！！魔物共！！勇者たちを蹴散らせ！！」

魔物×1000「キシャシャ―――」魔物×1000

魔法使い「きた！！」

戦士「行け！！魔法使い！！」

魔法使い「えぇ！煙幕魔法！！」ﾄﾞﾛﾝ

幹部「煙に紛れて戦うつもりか！！小癪な！！」

幹部「…ん？」

戦士「…うまく抜けたようだな」ｽﾗﾝ

幹部「勇者たちはどこへ消えた！！！」

戦士「魔王直属ともあろう者がなんと間抜けよ」

幹部「まさか！！」

戦士「さぁ来い魔物共！！大陸最強の戦士が相手になるぞ！！」

ここまでたった死亡？フラグ

・生きて帰れたら…俺と結婚してくれ
・俺の故郷で…おまえと…一緒に小さな店を開きたいんだ
・ここは俺に任せろ！俺が食い止める！
・俺の両親の形見だ。お守り代わりになるぞ
　違う。預けるだけだ。後で取りに行く…お前ごとな
・なんなら魔王でも倒してもらっていると助かるんだがな

以降、魔王城侵入編へ続く！…のか？

～魔王城２F～

勇者「やけに静かだな…」ｻﾞｼｭ

僧侶「即死魔法・一部…そうね、ザコしかいないわ」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀ

魔法使い「…戦士」ｼﾞｬﾗ

勇者「魔法使い、戦士を信じろ」

魔法使い「！だ、誰も戦士の心配なんかしてるんじゃないんだからね！！」ﾂﾝ

僧侶「…本当にアニメみたいなパーティね」

～魔王城　城門～

戦士「はっ！次！！」ｻﾞｼｭ

幹部「何をやっておる！！人間一匹ぐらい取り囲んで潰してしまえ！！」

戦士「（数が多いな…門が後ろにあるから攻撃範囲は狭いんだが）」ｻﾞｼｭﾊﾞｼｭ

戦士「体力が持つか…」ｶﾞｼｭｯ

戦士「こんなことならサーロイン・ミディアムステーキ（特大）、全部食ってこりゃよかったか」ﾆｨ

勇者「（フラグがたった気がするで！！）」ﾋﾞｸｩ

勇者「これはまさにフラグのＩＴ革命や～」ﾊﾞﾘﾊﾞﾘ

僧侶「勇者…またフラグ感じたのね」ｿｸｼｿｸｼ

魔法使い「何二人共遊んでるのよ！！」ｺﾞｫｫｫｫ

幹部2「そこまでだ」

魔法使い「何！？」

幹部2「よくぞここまで…っと、どうやら仲間を一人見捨ててきたようだな」

魔法使い「見捨ててなんかないわよ！！」

魔法使い「あいつは…必ず追いついてくる！！」

幹部2「どちらでもよいわ！！おまえらもここで死ぬのだｋ」

僧侶「即死魔法・強」

幹部2「」

僧侶「本当にザコばっかね」

勇者「あぁ。魔王の間はもうすぐのはずだ！」

～魔王の間前～
勇者「いくぞ！魔法使い！僧侶！」ﾊﾞｯ

勇者「！！！」

～城門前～
戦士「はぁはぁはぁ…あらかた片付いたか…」

魔物×1000「」

幹部「」

？？「見事也。人間よ」

戦士「…」

戦士「…フッ」

戦士「こんなところまで出てきてどうした？魔王よ」

魔王「なに、貴様の戦いは全てみておったよ」

魔王「確かに貴様は強い。恐らく他の３人も同じレベルであろう」

戦士「何がいいたい？」

魔王「簡単な事だよ、戦士君。弱っている敵を各個撃破。戦術の基本だと思わないかね」

戦士「魔王の癖に、みみっちぃ事をするんだな」ｽﾗﾝ

魔王「堅実、と褒めてほしいとこだよ」ｺﾞｫ

戦士「丁度、体があったまってきたとこだったよ」ｶﾞｷﾝ

魔王「ほざけ。満身創痍とはまさに貴様のことだな！」

戦士「くっ！」

戦士「（やばいな…止むを得ないが『アレ』を使うか…）」

戦士「この俺をあまく見るなよっ！」

勇者「急いで戻るぞ！！」ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ

僧侶「まんまと嵌められたわね…」ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ

魔法使い「…」ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ

魔法使い「（戦士…お願い無事でいてっ…！！）」

【ここまでのあらすじ】
死亡フラグたてまくりの戦士△

という訳で再開しまーす。

戦士「…」ﾘｮｳﾃﾀﾞﾗﾝ

魔王「くっくっくっ。ついに諦めたか」

魔王「その体で我と少しでも対等に戦ったことの敬意を称し」

魔王「跡形もなく消し去ってやろう！」ｺﾞｫｫｫｫｫｫ

戦士「…」

魔王「死ね！！！」ﾄﾞｺﾞｫ！

魔王「…後は勇者たちか」

戦士「…！」ｶﾞｼｭｯ

魔王「！！！」ｶﾞｷﾝ

魔王「…貴様、何故生きている」ｽﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞ

戦士「…」ｽｯ

魔王「それよりも…」

魔王「なんだその力は！！！」ｶﾞｷﾞﾝｯ

戦士「…」ﾄﾞｺﾞｯ

戦士「いいさ…貴様の冥土の土産に教えてやろう」

魔王「ちょっ…それこっち側の台詞じゃ…」

勇者「最強フラグ、ｷﾀ━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━!!!」ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ

魔法使い「なっなによ！？」ﾋﾞｸｩ

僧侶「勇者…また感じたのね」ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ

勇者「|艸`)ｷﾀﾖ|　|´艸`)ｷﾀﾖ|　|( *´艸`)ｷﾁｬｯﾀﾖ♪」ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ

魔法使い「なっなにがきたってのよ」ｵﾄﾞｵﾄﾞ

戦士「この力は『生命の力』…」ｶﾞｷﾝ

戦士「つまり俺の命を力に変えているわけだが」ｶﾞｷﾝﾊﾞｼｭ

魔王「？」ｶﾞｷｯｯ

戦士「もちろんダイレクトに寿命が削れる」ｶﾞﾌｯ

魔王「フッ…フハハハハハハハ！！！」

魔王「ただの特攻ではないか！戦略性の欠片もない！！」ｺﾞｫｫｫ！

戦士「…」ﾊﾞｼｭｯ

魔王「我が地獄の炎も切る…か」

魔王「だが！それでも我には届かない！」

戦士「…いや、魔王。今日が貴様の命日となる！」

戦士「ただし俺もだがな」ﾆｨ

魔王「ちょ…だからそれこっち側の…ってか我が言いたかった台詞！！」

勇者「ｷﾀﾜｧ━━━━━━(n‘∀‘)η━━━━━━ !!!!!」

戦士「…聖十字闘気斬！！！」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

魔法使い「何！なんなのこの振動！！？」ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ

僧侶「勇者」

勇者「あぁ。戦士…」ｷﾞﾘ

魔法使い「戦士がどうしたの！？ていうかもう入り口よ！…戦士待ってて！！」

ギィィィゴゥゥゥゥン

魔法使い「！！」

勇者「！」

僧侶「土埃で何も見えない…」

魔法使い「戦士！」ﾀﾞｯ

勇者「待て！魔法使い！」

勇者「ちっ！…僧侶！すぐに周囲の探知頼む」

魔法使い「！」

？？「はぁはぁ…」

魔法使い「戦士…」ｼﾞﾜｧ

戦士「・・・なんだ？もう魔王は倒しちまったのか？」ﾆｨ

魔法使い「戦士！！」ｶﾞﾊﾞｯ

戦士「おいおい…いきなり飛びつくなよな」ﾖｼﾖｼ

勇&僧「戦士さん生きてはった――――！！」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

戦士「おいおい…勝手に人を殺すなよな」

戦士「とはいいつつ…自分の生命力を全て変換したつもりだったが」

戦士「どうやら…俺にも生への執着心があったみてーだ」

魔法使い「バカバカバカ…」ｸﾞｽｯ

魔法使い「本当に心配したんだからね…」

戦士「というよりはこいつへの執着心かな」ﾆｨ

勇者「せんっっし△ェェェェェェエエ！！！！」

僧侶「勇者さん…ただのリアクション芸人みたいになってますわ」

僧侶「！！！！」

魔王「…人間の分際で我に手傷を負わせるとは」ﾕﾗﾘ

魔法使い「！！」

勇者「！！」

戦士「…やはり仕留めきれていなかったか」

戦士「奴は強い！！全員でかかる・・・」ﾊﾞﾀｯ

魔法使い「戦士！！」

僧侶「大丈夫よ！気を失っているだけ…でもこれ以上動ける体じゃないわ」

勇者「魔法使い！戦士は休ませてやれ。今度は俺たちの番だ」ｼﾞｬｷ

魔法使い「戦士…ちょっとだけ待っててね！」

僧侶「・・・魔王の様子が？」

魔王「―――くくく」

魔法使い「？」

魔王「はーはっはっはっはっはっはっはっ！！！！」

勇者「…何が可笑しい」

魔王「我は魔王也！！世界を統べる魔物の王よ！！！」

魔王「人間共よ…その男が目覚めた時に伝えると言い」ｸﾙ

勇者「待て！どこに」

　　　　「再びあいまみえようぞ」

魔法使い「消えた…？」

勇者「僧侶！」

僧侶「完全に気配が消えたわ」ﾌﾙﾌﾙ

ここまでたった死亡？フラグ

・サーロイン・ミディアムステーキの食べ残し
・自分の命と引き換え的な技使用
・「冥土の土産に教えてやろう」
・「今日が貴様の命日となる」

魔王の真意は！？戦士はいつ死ぬのか！？
次回「パインサラダ」へ続く？

　

～とある町宿～

戦士「！」ﾊﾞｯ

魔法使い「戦士！！」ｳﾜｰﾝ

戦士「俺は…」

勇者「よー目覚めはどうだ？」

戦士「悪くない…が魔王は！！？？」

勇者「逃げられたよ。魔王もその配下も綺麗さっぱり消えちまった」

戦士「そうか…」

勇者「まぁそう暗い顔するなって」

勇者「魔法使いも僧侶も寝ずにおまえに看病していたんだからな」

僧侶「ZZZ」

魔法使い「えぐっひぐっ」ｸﾞｽｸﾞｽ

戦士「…すまない」

勇者「勇者ぱんちっ」ｺﾞｯ

戦士「…痛い」

勇者「謝るんじゃねーよ」

勇者「謝るのはこっちの台詞だ」

戦士「勇者…」

勇者「それに…」

戦士「？」

勇者「おまえのおかげで俺は新しいスキルを覚えてしまった…」

戦士「…あの技ならやめておけ」

勇者「勇者きっく！」ｹﾞｼ

戦士「？？」ｲﾀｲ

勇者「馬鹿野郎。あんな力二度と使うんじゃねーよ」

勇者「ってか使う暇なんか与えねーし」

戦士「…」

勇者「分かったか？最強の戦士さんよ」

戦士「…うむ」

戦士「ではおまえが覚えた技とは一体？」

勇者「…こみ」

戦士「なんだと？」

勇者「ツッコミだよ！馬鹿野郎～ウワーン！！」ｶﾞﾁｬ　ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ…

戦士「何なんだ一体…それに魔法使い。おまえもいつまでくっついている」

魔法使い「だ…て、か、かえったらい、いっしょになろ、って」ﾋｸﾞ

魔法使い「私…もう戦士から離れない！！」ｶﾞﾊﾞｯ

僧侶「ツンからデレのみになった―――――！！！！」ｶﾞﾊﾞｯ

僧侶「ってあれ？戦士さん、起きていらっしゃったの？」

戦士「あぁ。ありがとう僧侶」ﾆｯ

魔法使い「戦士戦士戦士戦士戦士戦士戦士---！！！」ｽﾘｽﾘ

戦士「…どうしたらいいんだ」

僧侶「自分で撒いた種はしっかり回収なさい」

魔法使い「♪」

僧侶「意識が戻ってもまだ怪我人…もう少し寝ていなさい」

戦士「あぁ」

僧侶「私は勇者を探してきます」

～町Bar～

勇者「…」ｶﾗﾝ

？？「お1人かしら」

勇者「僧侶…」

僧侶「フフ、そんな顔してちゃいい男が台無しですよ」ｸｽ

勇者「俺は今回何もできなかった…」

勇者「『勇者』ってなんのためにあるんだろうな」ｸﾞﾋﾞ

僧侶「分かりませんわ」

僧侶「でも…」

僧侶「皆の『希望』には違いありません

勇者「…」

僧侶「だから次、頑張りましょ」ﾆｺ

勇者「ああ！そうだな！」

僧侶「もう少しでジョブ『ツッコミ』マスターできますよ！」

勇者「うわぁぁぁああああん」

～町宿～

魔法使い「ねぇ戦士？」

戦士「どうした？」

魔法使い「故郷でどんなお店やりたいの///」

戦士「そうだな…俺の故郷ではある有名な料理があってな…」

戦士「それをどこよりも美味く出せる店にしたいんだ」

魔法使い「そっか///」

魔法使い「ちなみにどんな料理なの？」

戦士「ん？そうだな。ある果物が絶対必要なんだが…」

魔法使い「じゃー私も頑張ってそれを作れるようになる！！」

戦士「！」

魔法使い「だから…ね？」

魔法使い「一番初めは戦士に食べてほしーな///」

戦士「任せろ！」

戦士「一緒に食おう！」

　　「パインサラダ」

　そして一週間・・・

勇者「さて！戦士も回復したことだし再び旅に戻りますか！」

僧侶「治療側としてはまだ半分しか治せてませんけどね」

魔法使い「いいわよ！私が守るんだから！」ﾌﾝｽ

戦士「はっはっはっ！動けるようになっただけマシさ」

戦士「それよりも勇者…なんだその背中に背負っているものは？」

勇者「巨大ハリセン」ﾎﾞｿ

戦士「はぁ？」

僧侶「戦士…そこには触れないであげて」

勇者「…」ｸﾞｽ

魔法使い「さぁ！まずはどこにいく！？」

戦士「そうだな…西の大陸で魔物が活性化していると聞いた」

戦士「まずは情報収集がてら歩いて向かうか」ﾆｲ

魔法使い「はい！」

戦士「俺たちの旅の再スタートだ！」

勇者「…パインサラダ。世界で最も有名なフラグ…」ﾎﾞｿ

勇者「たてよったで～～～！！！！！！！！！！」

戦&魔「！」ﾋﾞｸｳｯ

僧侶「フフフ」

ここまでの死亡？フラグ
・パインサラダ