小鳥「輝ける者」 (20)

ピヨと美希と対話SSです

なにぶん稚拙でつまらないと感じる人もいると思いますが最後まで読んで頂ければ幸いです


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1378456009


美希「ただいま帰ったのーーー!!!」

小鳥「あら、美希ちゃんお帰りなさい」

美希「ただいまなの、あれ今小鳥しかいないの?」

小鳥「皆仕事にレッスン、律子さんもプロデューサーさんも営業だししばらくは二人っきりね」

美希「むー!ハニーに会いたくて急いで帰ってきたのに!」

小鳥「あら、私じゃ不満だったかしら」

美希「ううん、そんなことないの!でもやっぱりハニーが一番なの!」

小鳥「ふふ、相変わらずね…そうだ、皆が帰ってくるまでお話しましょ?」

美希「うん!いいよ!小鳥と二人で話すってなんか新鮮なの!でもお仕事いいの?」

小鳥「今日は比較的仕事は少ないし休憩がてらね」

美希「それならいいの!」


美希「でも改めて話すって言っても何を話すの?」

小鳥「そうねえ…やっぱり最近のアイドル活動についてかしらね、テレビとかではよくあなた達のことは見るけど直接どう思ってるとか気になるし」

美希「アイドルか…ミキはね、アイドルしててすーっごく楽しいの!毎日がキラキラしてるしみんなと一緒にいるときも楽しいし何よりもハニーと一緒にキラキラ出来るのがすごく嬉しいの!」

小鳥「楽しそうで何よりね、それにしても美希ちゃんはプロデューサーさんが大好きなのね」

美希「うん!ハニーはミキのことをキラキラさせてくれる人だし、ミキもハニーだから頑張れるの!」

小鳥「あら、今あなたがキラキラ出来るのはプロデューサーさんだけじゃなくて何よりもあなたが頑張ったからよ」

美希「確かに頑張ったの、でもハニーはミキに頑張るってことを教えてくれたの、ミキが頑張って自分に応えてくれたら絶対にミキのことをキラキラさせてくれるって言ってくれたから頑張れるの!」

美希「ミキね、今まで出来ないことなんてなかったの、なんでも人以上に出来たの、だからアイドルだって簡単に出来ると思ってた、でもそれだけじゃダメだってハニーは教えてくれたの」

美希「ミキが頑張ろうって思ったのはあの時ハニーの本気の気持ちがミキにもわかったから、それに…あの時のハニーは…とてもキラキラしてたの」

小鳥「やっぱりプロデューサーさんはすごい人なのねえ…この人数をもれなくトップアイドルにしちゃうし」

美希「うん!ハニーはとってもすごいの!」


小鳥「私ね…正直皆が羨ましいのよ」

美希「小鳥…そういえば小鳥も昔アイドルだったって」

小鳥「うん、でも美希ちゃんや皆見たいに輝くことは出来なかった…輝けないのならせめて他の人が輝くのを支えて近くて見れたらなあって思っt……

美希「そんなことないの!!」

小鳥「み、美希ちゃん!?」

美希「小鳥だってキラキラしてるの!嬉しい時は一緒に喜んでくれて悲しい時は一緒に悲しんでくれて辛い時は慰めてくれた美希達をずっと支えてくれた小鳥がキラキラしてない訳がないの!」

小鳥「美希…ちゃん」グスッ

美希「確かに小鳥は今アイドルじゃないけどミキ達の仲間でミキ達と同じようにキラキラしてるのは間違いないの」

小鳥「美希ちゃん…ありがとう、なんか今この瞬間に夢が叶った気分だわ」

美希「アハッ☆流石にそれは大げさなの!」


小鳥「大げさじゃないわ、だって私はずっと輝きたかったんだもの、私が一番望んだアイドルという形じゃないけれど、それでも皆を支える仲間として輝いているならそれはもう夢が叶ったと同義よ」

美希「そう言ってもらえるとこっちも嬉しいの!」

美希「でも思えば改めて小鳥に感謝したことってないの、なんか小鳥が支えてくれるのが当たり前みたいなのが少しあったみたいなの」

小鳥「そんなことはないわよ、皆が売れて、何より楽しくアイドルをやれれば私はそれだけで満足なのよ」

美希「それじゃミキが納得しないの!」

小鳥「美希ちゃん…」

美希「小鳥!聞いてなの!」

小鳥「は、はい!」

小鳥(なんか愛の告白みたい…)

美希「小鳥!いつもミキや皆のために頑張ってくれてありがとうなの!これからも一緒にがんばろうね!」


小鳥「」プルプル

美希「小鳥?」

小鳥「美希ぢゃあぁん!!」ガバッ

美希「うわっ!なんなのなの!」

小鳥「うん!うん!お姉さん頑張るよ!その言葉だけで10年は頑張れるよ!!」

美希「こ、小鳥はあと10年も事務員やるつもりなの?」

小鳥「美希ちゃん達みたいに夢を叶える支えになれて、それで皆が喜んでくれるならそれでもいいわね」グスッ

美希「そのころには流石にミキ達もいなくなっちゃってるの」

小鳥「でも多分ここにはあなた達の他にも夢を追い求める子達が入ってくると思うの、私はその子達も支えてあげたいし、その子達の笑顔がみたいの」

美希「やっぱり小鳥は凄いなあ…」

小鳥「そんなことないわよ」テレテレ

美希「そんなことあるの!ミキもアイドルをやめたらここの事務員やるのもいいかもって思うの」


小鳥「あら、美希ちゃんは今からアイドルをやめた時のことなんて考えてるの?」

美希「そんなにすぐ辞めるわけじゃないよ?あずさくらいの年ぐらいまではアイドルでいようと思ってるの」

小鳥「随分と計画的というかキッパリしてるのねえ」

美希「うん!それくらいじゃないとミキの夢を叶えるには難しいから」

小鳥「あら、夢はもう叶ったんじゃないの?それとも別の夢があるの?」

美希「確かに小鳥の言う通り夢は叶ったの、でもそれは夢の一つに過ぎないの!アイドルを満足いくまでやったらアイドルよりも重要な次の夢を叶えるの!」

小鳥「アイドルよりも重要な夢…よかったらお姉さんにその夢を教えてくれないかしら」

美希「うん!小鳥には特別のミキの夢を教えちゃうの!」


小鳥(美希ちゃんも他の皆もすごくキラキラ輝いてる…それこそ…眩んでしまうくらいに…)

小鳥(……………………)

ーーーーー

「お、音無くん!?」

「なんですか?」

「まさかキミが765プロの事務員として来てくれるとは…」

「なんというか…このまま諦めることが出来なかったんですよね」

「しかしキミはアイドルは…」

「だから事務員として来たんですよ、アイドルとして輝くことは出来なかったけどこれから輝ける人がここに来た時に支えてあげてその子が輝くのを手助け出来ればと思ったんです」

「そうか…そういうことならば!アイドルはまだいないがよろしく頼むよ音無くん!!」

「はい!プロデューサーさん!!いえ…社長!!」

ーーーーー


小鳥(私はアイドルとしては全く売れなかった、でもだからと言って今の私が嫌な訳じゃない、むしろそのおかげで今の私があるんだって思うくらいに今は楽しい)

小鳥(大切な765プロの仲間達の笑顔を見るのが嬉しくて仕方が無い、だから後悔なんてしてない、あの子達といつまでも一緒にいられるわけじゃないけど別れが来るその日まではずっとあの子達の笑顔をが見られるように頑張らなくちゃ)

小鳥「よし!!音無小鳥!ファイト!オーーーーー!!!」


THE END









音無小鳥!ファイト!オーーーー!!


美希ビクッ

美希「な、なんなのなの…?」

THE END

一応大筋とは関係ないけど後日談的なのを用意しておりますので少ししたら投下します


~7年6ヶ月5日後~

「美希!おめでとう!」

「美希ちゃんおめでとう!」

「おめでとう美希、これからも頑張ってね」

「「んっふっふ~ついにミキミキもお嫁さんですか~」」

「でも油断してたら奪っちゃうかもYO→」

「かもYO→」

「何馬鹿なこと言ってんのよ!ふぅ…おめでとう美希、まさかあなたがアイドル引退してすぐ結婚するとはね」

「あらあら~お姉さん美希ちゃんに先越されて悲しいわぁ…」

「なんか生々しいですよあずささん…にしてもおめでとう!美希!まさか美希に負けるとはねー!」

「美希!おめでとうだぞ!」
「ヂュイッ!」

「真…おめでたい日でございますね」

「うっうー!美希さんご結婚おめでとうございますー!ほら!伊織ちゃんも!」

「お、おめでとう美希…なっ何よニヤニヤして!」


「美希ちゃん…結婚おめでとう」

「小鳥…」

「美希ちゃん今とてもキラキラしてるわよ、本当に…眩しくて全然見えないわ」グスッ

「……ありがとうなの、ねえ何年も前だけど二人で話したこと…覚えてる?」

「忘れるわけないじゃない、あの時の美希ちゃんの言葉に私がどれだけ元気を貰ったか」

「私も…あの時小鳥とお話出来てとても元気を貰ったの、そのお礼を言いたいの」

「それこそお互い様よ、どうしてもお礼を言いたいのならその代わりにその元気をまた…他の子達にもわけてあげて頂戴」

「私に…出来るかな…」

「うん、美希ちゃんなら出来るわよ、だってこんなにキラキラ輝いてて綺麗なんだし、そんな美希ちゃんが皆を支えられないなんてことはないわよ」

「そう…だね、うん!私頑張ってみる!」

おーい!美希ー!

「ふふっそろそろ時間なんじゃない?」

「うん、行って来るの」

「頑張ってね、ああ…あの人多分ガッチガチに緊張してると思うからしっかりリードするのよ?」

「そういうところはいつまで経っても頼りないの」

「ふふっそんなところも含めて惚れたんでしょう?」

「もちろんなの」

「じゃあ!行ってらっしゃい!」

「うん!行って来るの、あと最後に一つ」

「なぁに?」

「これからあなたの後輩として頑張っていくので宜しくお願いします!」タタタッ

「ふふっこちらこそ」


「おまたせ!ハニー!」

「お、おう遅かったな」

「女は準備に時間をかけるものなの、それにしてもハニー緊張しすぎじゃない?」

「しょうがないだろ、こんなの初めてなんだから」

「私だって初めてなの…」

「そうは言ってもな…」

「ねえハニー?」

「ん?なんだ?」

「ハニー!だーい好きなの!!」

「…………おう、俺も大好きだ」

「うん!これでいつものちょっと頼りないけどかっこいいハニーなの!」

「ちょっと頼りないは余計だ」

「えへへ♪じゃ行こう?」ギュッ

「ああ!行くか!」







ねえハニー見ててね、ミキはこれからハニーのためにキラキラ輝くの、眩しくったって目を閉じちゃダメなの


ずっと…ずっと一緒だよハニー!



THE END

見てくれてた人がいるかどうかはわからないけど読んで頂いてありがとうございます

美希はPがもらって行くようなので雪歩は貰って行きますね

次は雪歩メインを書く気でいるのでその時まで

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