ル「…」
C「どうした童貞、いつになく熱心だな。今時恋文か?なあ童貞」
ル「下劣極まりない呼び方を定着させようとするな。ナナリーに説明を求められたらどうする」
C「私が資料付きで教えてやるよ。それより質問に答えろプリンスオブ童貞」
ル「お前…」
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ル「…お前を追い出す計画を建てていたんだよこの魔女が」
C「出来もしないことを。で?本当は何をしていたんだ?」
ル「…大したことじゃない」
C「ほう…これは…」
ル「!何をするC.C.!」
C「生徒会の祭をお前自ら発案するだなんて…一体どういう風の吹き回しだ?」
ル「うるさい。必要だからそうしたまでだ。いいから返せ悪食女、チーズの臭いがうつる」
C「頭を垂れろルルーシュ、決闘だ」
ル「望むところだC.C.、表に出ろ」
C「しかし筆が進んでないな」
ル「…大体の案は出切っているからな…今まで新しい祭をねじ込んでいた会長は流石というべきか」
C「真面目かよ」
ル「うるさい。最近みんな相手してくれないんだから仕方ないだろ」
C「お前はやっぱりズレてるなあ人よりちょっと斜め下に」
ル「せめて上にしてくれ、立ち直れない」
C「ならもう少し前向きに開き直れ」
ル「…」
C「…」パク
ル「チーズ臭い」
C「」ギロ
ル(本当にチーズ臭い。あいつ最近すごくいっぱい食べる)
C「む…進んでないな」
ル「…チーズ臭いぞ」
C「うるさい」
ル(…斬新でゴージャス、尚且つシンプルで抱腹絶倒必至な企画って一体何なんだ)
ル(もう25回もリテイクを食らっている。この俺がだ)
ル(流石にそろそろギアスふっかけたい、あのお祭り女)
ル(大体ゴージャス尚且つシンプルなんて共存出来るはずもない…ばかばかしい、こんな企画はリヴァルにでも投げて…)
C「ゴージャス、尚且つシンプルか…ゼロに似通ったところがあるな」
ル「なに?」
C「?、あのスーツはそういうコンセプトで作ったんじゃないのか?」
ル「」
ル「なるほど…確かにゼロスーツこそゴージャスであり尚且つこの俺の肉体美を強調すべくシンプルに仕上げた逸品、故にあのスーツこそがこのテーマに合った至高の…」ブツブツ
C「ルルーシュ、ちょっとチョロ過ぎやしないか。お前」
ル「いや、抱腹絶倒必至な部分なんてないぞ」
C「それも含めて似通ったと言ったつもりだったんだが」
ル「それにゼロスーツを企画に運用出来る訳がないだろう」
C「おっとスルー」
ル「…」
C「わかったわかった、キモいから凹むな。ロロにでもアドバイスを貰ってみてはどうだ?」
ル「あいつも同様の仕事がある」
C(これは企画自体というよりも計画中のこいつら兄弟が目的だな)
ミ「♪」
ル「いや、抱腹絶倒必至な部分なんてないぞ」
C「それも含めて似通ったと言ったつもりだったんだが」
ル「それにゼロスーツを企画に運用出来る訳がないだろう」
C「おっとスルー」
ル「…」
C「わかったわかった、キモいから凹むな。ロロにでもアドバイスを貰ってみてはどうだ?」
ル「あいつも同様の仕事がある」
C(これは企画自体というよりも計画中のこいつら兄弟が目的だな)
ミ「♪」
ル「衣装交換パーティー」
C「男女逆転祭と被るな、その上斬新でもない。埃までかぶってる」
ル「2つの意味でもろかぶり」
C「お前大丈夫か」
ル「絶対無言パーティー」
C「それ記憶に残らなかったのか…?」
ル「カレンおかえりんごカレーパーティー」
C「落ち着け」
C「パソコンは使わないんだな」
ル「…やらなくてはならないことだらけなのでな。こんなものは片手間で充分だ。モニターまで占拠されてたまるか」
C「片手間というにはお前のキャパは支配されているようだが。というかもう認めたな情けない」
ル「」ブワッ
C「言い過ぎた」ハッ
ル「謝れよ」
C「何故」
ル「…俺は一体何を」
C「もう色々ギリギリだな、お前」アムアム
ル「またチーズ…」
C「うるさい」
ル「もう体臭がチーズになってる」
C「」
ル「まあ流石に嘘だけど」
C「…」
ル「…ッ無言で腹パンは止めろ…!」
C「雨だな」
ル「ああ、洗濯物が乾かん」
C「黒の騎士団はいいのか?」
ル「抜かりない。抜かりあるのはこれだけだ」
C「まだ終わってなかったのか。もう1日が終わるぞ」
ル「まだ1日が終わるまでに7時間残っているだろう。期限までは23時間ある」
C「時間いっぱいまで考える気満々だな…何故最初からお得意の屁理屈で逃げなかったんだ」
ル「…まあ…たまにはいいだろうと…」
C「また感傷に浸りきっていたのかハナタレ坊主が」
ル「何も言い返せない」
C「おい」
ル「…」
C「おいって」
ル「…」
C「食らえ」ボスッ
ル「いだっ、何をする!」
C「暇だ」
ル「知るか」
C「学園に戻るかな」
ル「馬鹿か貴様は」
C「…」
C「全力鬼ごっこは斬新か?ゴージャスか?」
ル「!」グシャグシャ
C「…意外と古典的な男だなお前は」
C「日本の遊びだな。スザクに教わったのか?」
ル「ああ、缶けりやかくれんぼなんかもな。俺達には馴染みのないものが多いからいいと思ったんだが」
C「悪くはないんじゃないか?シンプルはこういうことを言っている気がするぞ」
ル「…これをアレンジしていけばいい、ということか」
C「ゴージャスで、抱腹絶倒必至な内容にな」ニヤ
C「…」
ル「この敷地の広さで缶けりなんてそれだけでゴージャスな気もするが」ブツブツ
C「…楽しかったか?」
ル「思い出話でもさせる気か?魔女」
C「答えたくなければ答えなくていいと言った筈だ、私のようにな」
ル「…楽しくない訳がない。友達と全力で遊んだ記憶だ」
C「そうか」
ル「何を言わせたかったんだ」
C「深読みするな。意味はない」
ル「…こんなものか」
C「ふむ、なるほど。これは斬新でゴージャス尚且つシンプルで抱腹絶倒必至な祭になっているんじゃないか?」
ル「缶けり、という題材がシンプルと同時に斬新さを補ってくれているからな」
C「範囲は学園敷地内全域、それに伴うルール改変も抜かりなし。か。仕事が早いな」
ル「閃いてしまえば後は作業だからな」
C「これなら会長様も御満足だろうな」
ル「ああ、間違いない」
C「フッ、ばかばかしい」
ル「…全くだ」
ル「…」
C「おかえり」
ル「」フラフラ
C「どうだった」
ル「ああ、通った。喜んでいたな」
C「それはよかった」
ル「嬉しそうだな」
C「何を馬鹿な。私にそんな人間臭い感情があると思うのか」
ル「どうだろうな」
C「疲れすぎて頭でもイカレたか」
ル「…そうだな。そのようだ」
C「いやに素直だな」
ル「それ程疲れすぎてるんだ」
C「そうか。じゃあ寝ろ」
ル「寝る」
C「おやすみルルーシュ」
ル「おやすみC.C.」
終わりです。
途中突然の来客により時間が空いて申し訳ない。今でもギアス大好きです。
それでは。
乙
他の話はないのかな?
>>19
近いうちにまたギアスで何か書く予定。
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