朝日奈「いい加減モノクマの作るご飯も飽きてきたな」(10)

キャラ崩壊
ネタバレ要素有り

朝日奈「ということで今日は皆でジャバ鍋を作ろうよ!」

十神「ジャバ鍋、だと…?」

朝日奈「え!?もしかして十神ジャバ鍋を知らないの?」

腐川「なにを言ってるのよこの雌豚。白夜様に知らないことがあると思ってるの?」

朝日奈「雌豚って…そんな言い方はないんじゃないの!?」

腐川「な、なによ。本当は罵られて喜んでるんでしょ。罵られて感じるなんて家畜と同類じゃない!」ハァハァ

桑田「そりゃテメェのことだろ」

大神「腐川。それ以上朝日奈を侮蔑する言葉を吐くと言うならば我は黙っておらんぞ」

腐川「ひ、ひぃ」

霧切「でも、まぁ腐川さんの言うことにも一理あるわね。まさか十神家の御曹司ともあろう人がここにいる皆が知っている常識を知らないわけないものね」

十神「ふ、ふん。当たり前だ」

霧切「(愚民の文化など知るわけないだろうとか何とか言い訳も出来たのに……アホね)」

朝日奈「うーん。でもさっきの反応は知らない食べ物に対する物だった気がするよ?」

苗木「そういうならさ、十神クンに食材の準備をしてもらえばいいんじゃないかな?ちゃんとジャバ鍋に合った食材を用意できれば知ってたっていう証拠になるでしょ?」

十神「んなっ」

セレス「そうですわね。幸いにも外部との接触が絶たれていますのでネットで検索などは出来ませんし」

山田「後調べられそうな場所は図書室くらいですからそこは見張りを立てておけば大丈夫ですからね!」

セレス「私のセリフ横取りしてんじゃねぇぞこの豚野郎が!」

山田「ヒイィィイイ」

不二咲「で、でもぉジャバ鍋の材料がこんな場所にあるのかな?」

十神「そ、そうだな。勿論必要な材料くらい把握しているが無い物は集められんしな。あるならばすぐにでも用意してやるがな」

舞園「それなら大丈夫だと思いますよ?」

十神「な、なに!?」

舞園「必要な食材は言ってくれたら何でも準備するってさっきモノクマが言いに来ましたから」

江ノ島「げっ。あんたモノクマに会ったの?よくそれで平然としてられるね」

舞園「もう慣れましたから」

葉隠「舞園っちの順応加減っぱねぇ」

朝日奈「でもまぁこれで材料の心配ないね。すぐに準備してくれるんだよね」

十神「も、勿論だ。十神家の人間に二言はないからな」

苗木「(この反応からするに本当に知らないんだろうな。てか材料の準備という面倒な仕事を押し付けられたことに気づいてない。アホだ)」

大和田「でもこんな寒くも無い日に鍋か?」

石丸「確かに今日はどちらかというと暑いくらいだな!」

十神「そ、その通りだ。今日みたいな日に鍋など誰が食いたいんだ」

霧切「あら、でも勿論あなたも知ってるでしょうけどジャバ鍋は基本南の島のジャバウォック島で食べれるものよ。寧ろ暑いくらいがこの鍋にはあってるんじゃないかしら」

十神「あ、あぁ。その通りだな。勿論知っていたさ」

不二咲「それにジャバ鍋を食べると元気が出るしね」

苗木「そうだね。『体力が限界を迎えそうになっていた時に皆で食べたジャバ鍋はまさに希望だったね!あれだけ疲れてたのが嘘のように元気になって山へ採取に行ってもまだ体力があまってるくらいだったよ!流石超高校級の皆で作った鍋だったね』ていう話もよく聞くしね」

十神「!?」

苗木「ど、どうしたの十神クン」

十神「いや、今のはお前の声なのか?」

苗木「うん。そうだけど」

舞園「先程の声も素敵だと思いますけどやはり苗木君にはいつもの声が合ってますね」

苗木「え?あ、うん。ありがとう舞園さん」

苗木「(さっきボクそんな変な声出してたかな?)」

霧切「まぁそんなのどうでもいいから早く材料を取りに行ってくれないかしら」

朝日奈「うんうん!お腹も空いて来たしね!」

山田「待ってますぞ十神殿」

不二咲「え、えっと鍋とかの下準備はやっておくね!」

十神「っく!」

苗木「それじゃあ十神クンいってらっしゃい!」

葉隠「心なしか苗木っちがいきいきしてるべ」

霧切「(いつもこき使われるから追い詰められるのが嬉しいのね)」

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