美優「…えっ、と…それは…その…」
美優「……仕事終わりの、こんな時間に…二人きりでしないといけないような、内容なんでしょうか…?」
P「はい。…誰にも聞かれないほうが…良いですから」
美優「…!」
美優「そ、それって……」
P「…正直、止めようかとも思いました。俺の仕事はプロデューサーで…あなたは、アイドル」
P「こんな事言うべきじゃない、それは分かってます…」
P「でも…やっぱり、はっきりさせるべきだと…思ったんです」
美優「……」カァ
P「…美優さん!」
美優「…は、はいっ…」ドキドキ
P「あなたの…“前夫”について!!」
美優「」
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美優「……」
美優「………………えっ」
美優「……えっと…あの、Pさん…?」
P「……そうですよね、答えにくい…ですよね」
P「すみません、行き過ぎた事を…」
美優「じゃ、じゃなくてですねっ…!」
美優「…どうしてその…前の…だ、旦那さん…?なんて…」
P「美優さん…まさか、隠し通せていると思ってたんですか?」
美優「は、はあ…?」
P「…いくら俺だって気付きます、もうずっと一緒にいるんですよ!?」
美優「そ、そうですか…?」
P「ヒントはいくらでもあった…むしろ、もっと早く気付くべきだったのかもしれません」
美優「ヒント…?な、なんのことですかっ…?」
P「そもそも、出会いの時からです。覚えていますか、あの冬の日…クリスマスの夜…」
美優「……もちろんです。…忘れるはず、ありません。私が」
P「あなたが…亡き夫を想い、街に出てきていた日の事を」
美優「!?」
P「俺も忘れません…大きなクリスマスツリーの前で」
P「寒い中、何をする訳でもなくただ立ち尽くしていた、美優さん…」
P「来る筈のない誰かを、待ち続けていた美優さん…」
美優「な…あ、あれはっ……」
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