P「ぷちどるぱわー」 (12)

それはある冬の日のこと。


P「ぷちどるの力がアイドルに宿っただって!?」バタン

小鳥「あ、プロデューサーさぁん! た、助けて下さ〜いっ」ピヨピヨ

P「こ、小鳥さんが浮いてる……!? まさかこれが!?」

小鳥「自分で制御できないんですぅぅうぅ」ピヨピヨ

P「なるほど、これがぷちどるぱわーですか」

小鳥「冷静に分析しないでぇぇぇ……きゃぁ!?」クルン

P(なんと……今日は黒か)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1374581061

P「となると律子は……律子〜?」

律子「はい? なにか用でも?」

P「おお、律子おはよう。随分機嫌悪いな」

律子「周りの惨状見れば誰だって……はぁぁ」

P「で、お前はどうなんだ。ちっちゃんの力は何だった?」

律子「特に何も」

P「え?」

律子「だーかーらー、特に何もないです」

律子「むしろハリセンより重い物が持てなくなりました。業務に支障が出まくりですよ」

P「なんと。なら、力仕事は俺に言えよ」

律子「ふぇ?」

P「持てないんならしょうがないだろ。俺がやる」

律子「え、あの、その、あ……ぁりがとぅござぃます」プシュー

P「二人がこんなだと仕事が忙しくなりそうだな。そういえば肝心のアイドルたちはどうなんだ?」

真「あ、プロデューサー! おはようございまーす!」ドスドス

P「」

P「おお、まこ……と? だよな?」

P「なんだか随分横に広くなっちゃってまぁ」

真「これでも朝一番よりはだいぶ違うんですけどねー」

P「うん、ならもうちょっと頑張ってくれ。昼から撮影だろ」

真「はーい。せっかくだから完璧にダイエットしますよ!」ドスドス

P「一人目からこれかよ……不安しかないぞ」

P「……そういえば、雪歩の姿が見えないな。真と一緒だと思ったんだが」

P「おーい、雪歩ー?」

雪歩「は、はいぃぃぃ」

P「なんでそんな隅っこにいるんだ。ちょっとこっち来てくれないか」

雪歩「で、でも、その」

P「ん? ……雪歩、そのお尻に見えるのはもしかして」

雪歩「ご、ごめんなさいぃぃ。朝起きたら急に生えててっ」

P「なんと、尻尾雪歩とは」

小鳥「既に録画済ですよ」

雪歩「ひっ……と、撮らないで下さいぃぃぃ」

P「さすが小鳥さん、仕事がお早い」

P「しかし、尻尾か。これで後耳が揃えば……ん、耳? 耳と言えば」

千早「あの、プロデューサー」

P「おお、噂をすれば……ふおっ!?」

千早「へ、変な声を出さないで下さい」

P(ケモ耳ちーちゃん)ジー

小鳥(ちーちゃん可愛いっ)ジー

千早「あ、あまり見ないで下さい。どうやっても髪型が直らないんで困ってるんですから……」

P(困ってるちーちゃん)

小鳥(最高ですね)

千早「……向こうで本でも読んでます」

P「行っちゃった」

小鳥「行っちゃいましたね」

P「ていうか小鳥さん、もう大丈夫なんですか」

小鳥「いえ全然。未だ制御できません。でもチャンスは逃しませんっ!」ドヤァ

P「なるほど。頑張ってくださいね」

響「はいさーい!」

P「お、響か。響は泣くと動物を呼べるんだよな」

響「!? い、いきなり何言ってるんだプロデューサー」

P「地方営業なんかで急に動物が必要になった時とか便利そうだな。頼むよ」

響「だから何なんだー!? 勝手に納得するなー!」

P「お、あそこにいるのは貴音と亜美真美か」

P「おーい、三人で何を……ってゲーム?」

貴音「おや、貴方様。ご機嫌麗しゅう」

亜美「」チーン

真美「」チーン

P「二人とも白目向いてるな」

亜美「お姫ちんに……」

真美「ボコボコにされたYO」

亜美「百戦百敗とか」

真美「酷すぎるぅぅぅ!」

貴音「今日は調子が良いようです」

P「貴音はゲームの才能に目覚めたのか。亜美真美は……特に変わりなさそうだな」

亜美「そーだね」

真美「ハズレなんてつまんないよー」

P「まぁ、明らかにマイナスよりはマシだろ」

亜美「でもさーマイナス特性のぷちなんて居たっけ?」

真美「ひびきんのも考えようによっちゃプラスでしょ?」

P「ちっちゃんの非力とかは純然たるマイナスだろう」

伊織「……あんたたち、何話してんの」

亜美「あ、いおりんおっはー」

真美「やよいっちもおっはー」

やよい「うっうー(低音)みなさんおはようございますー」

亜美「ん?」

真美「あれ?」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom