ベルトルト「マルコの好きな人かー」(103)
マルコ「当てたら100円あげる」
ベルトルト「まじで!?」
アルミン「それは当てるしかない」
ユミル「どうせクリスタだろーはいはい100円よこせーー」
ライナー「なっ…マルコはクリスタが好きなのか!?」
マルコ「ち、ちがうよ!クリスタはあまり話さないし…」
ベルトルト「うーん…マルコかぁ…マルコ…マルコか」
アルミン「…あ、わかったかも!」
マルコ「アルミンなら当てちゃうかもな…。よし、耳打ちでどうぞ!」
アルミン「ふふっ当てちゃうよ~…」ゴニョゴニョ
ユミル「あっ耳打ちかよずりー!きこえねえし!」
アルミン「…」ゴニョゴニョ
マルコ「うん…うん…」
アルミン「……かな?」
マルコ「あー…ごめん、違うよ」
アルミン「え!?嘘!?これが違うんだったら全く分かんないよ」
ライナー「アルミンがわかんねーんだったら俺等もわからねーだろこれ…」
ユミル「アルミンはなんて言ったんだ?」
アルミン「ミーナかサシャって」
ベルトルト「うわっぼくミーナかと思ってたよ。違うんだ…」
マルコ「うん、残念ながら。二人ともいい人だとは思うけどね。友人としては好きだよ」
ユミル「…おいマルコ。嘘はつかないな?答えを言ったらそうだって認めるな?」
マルコ「もちろん」
ユミル「よし!お前等!片っ端から女子の名前全部出すぞ!」
アルライベル「「「おー!」」」
マルコ「ひえー…」
ベルトルト「ミカサ!」
マルコ「それはジャン」
アルミン「アニかな?」
マルコ「うーん、違うかな」
ユミル「まさか…ハンナ?」
マルコ「そんなはずないだろう…」
ライナー「……ユミル?」
ユミル「なっ…ラ、ライナーてめぇぶっとばすぞ!!///」
アルミン「ユミル…顔に血液が集中してきているよ…」
ベルトルト「そのほかにはモブとかモブとかモブがいるけど…違うだろうし」
ライナー「じゃあやっぱユミルか」
ユミル「ラ、ライナーてめえ!!///」
マルコ「ううん、違うよ。ユミルは大切な友人」
ユミル「埋まれ」メコォ
ライナー「」
アルミン「ライナーが机にめり込みやがった…」
ベルトルト「ラララ、ライッ、ラァイ、ライナー?!!」
ユミル「くそっ死ね!ライナー死ね!」
ライナー「いい圧力をかけたなユミルよ」
ベルトルト「ライナーかっこいい!かっこいいよぉお!!」
ユミル「……もういいよお前等…ホモしとけ…」
アルミン「ユミルも相当ホモの堪え性つけたよね。すごいや」
マルコ「ほぼ毎日このメンバーでいるもんね。いやでもつくと思うよ」
ユミル「…もうなんだかんだいって見てるのが楽しくなってきた」
アルミン「それは駄目だ。腐ってはいかん、腐ってはいかんぞ」
ライナー「…ていうか結局マルコは誰が好きなんだ?」
ちょっと遅れたけどホモ注意です。
ライナーとベルトルトは既にできあがってます。
トイペでコロッケ作った人?
ユミル「…ああ駄目だアルミン。最悪だ…私はもう腐っているかもしれない。そんな考えが今…」
アルミン「ユミルもか…はぁ…まさかマルコの好きな人ってさ、」
マルコ「うん」
ユミル「ジャン?」
アルミン「ジャァン?」
ライナー「えっジャン?」
ベルトルト「あのジャン?」
ユミル「おい、どうなんだよマルコ…私たちはジャンだろうが誰だろうがぜってー応援するから…」
>>14
そうです。
今回はアルミンはトイペは使用しません
マルコ「…」
アルミン「そっか…うん。分かった!絶対応援するから!!」
ベルトルト「そうだよ!絶対絶対応援する!!」
ライナー「同性愛がなんだ!親友がなんだ!好きなんだろ?まかせろって!」
マルコ「いや、ジャンはねえっしょ」
ユミル「ナンダッテー」
ベルトルト「えっじゃあ誰なの?女じゃなくてジャンじゃなくて…」
ユミル「もう言えって。私たちの仲だろ?」
マルコ「う、ん…でも恥ずかしいな…」
アルミン「さっきの言葉聞いただろう。誰だって応援するってさ」
マルコ「うん…ありがとう…はぁ、僕もずいぶん涙腺が緩くなったもんだ…」ウルウル
ライナー「おいおい泣くなよ…俺だって涙もろいんだから…」グッ
ユミル「で、誰なんだよ。エレン?コニー?フランツ…はないな。ダズとかサムエル…トーマス…」
アルミン「こらユミル。急かしちゃだめだよ。言いにくくなっちゃう」
ベルトルト「マルコほら、ハンカチ。ラ イ ナ ー のハンカチ」
マルコ「ありがとうベルトルト…気持ちだけもらっとくよ…それより唇噛みすぎて血出てるからそれ拭きな」
ベルトルト「通りでなんか鉄の味がするはずだ」フキフキ
ライナー「で、誰なんだよ?」
マルコ「えっとね…」
アルミン「わくわく」
ユミル「どきどき」
ベルトルト「ライナーだったら応援できないな…うわぁ、誰だろ」
ライナー「はっは、俺だったりしてな」
ベルトルト「ふばっ!!?」
アルミン「ねえよ」
マルコ「…ん、だよ」
ユミル「え?すまん、聞こえなかった」
マルコ「ううっ…」
アルミン「ご、ごめん…ライナーの冗談で聞こえなかった…」
ライナー「すまん!!たのむ、もう一回!」
ベルトルト「僕からもお願いします!」
マルコ「…ス…ん」
ユミル「す、ん?すん?」
マルコ「…ス…か、ん」
ライナー「すかん?…すかん!?すかんってなんだ!!?」
アルミン「ああもうライナーうるさい!きこえないよ!」
マルコ「いいよアルミン。僕の声が小さいんだ。よし!言うぞ!」
ユミル「ああ、なんだ。こっちがドキドキしてきた」
ベルトルト「僕もなんか汗が…」
アルミン「君は毎日汗かいてんじゃん…」
マルコ「えっと…僕が好きなのは」
ライナー「お、おう」
マルコ「キース!!教か、ん…」
アルミン「ん?」
ベルトルト「ごめん聞き間違えたかも…」
マルコ「…キース教官」
ユミル「わーーお」
ライナー「そうかそうか!!キース教官かっこいいもんな!!」
ベルトルト「えっらいなっ!?」
アルミン「それは想像してなかったよ…」
マルコ「だめ、かな…」
ユミル「…よし、お前等」
ベルトルト「うん」
ライナー「おう!」
アルミン「おっけー」
ユミル「我らが大親友マルコ様の恋だ!ぜってー実らせるぞ!」
マルコ「……え、え?」
ユミル「おいおい。言っただろ?応援するって」
マルコ「あ…」
アルミン「ふふ…親友だろう?まかせてよ」
ライナー「俺たちがいるんだ。もう両思いだって気持ちでいてもいいんだぞ」
マルコ「いや…それは無理」
ベルトルト「僕もできる限り頑張る。だからマルコ、僕らを信用してくれ」
マルコ「ううっ…皆…ありがとう、ありがとう…」グスッ
ユミル「泣き虫だなマルコ!誰かさんのが移ったんじゃないか?」
マルコ「ははっ、そうかも…」ズッ
ベルトルト(アルミンだ)
アルミン(ベルトルトしかいねーわ)
ライナー「うーん、でもキース教官か…なかなか話すこともできないし難しいな」
ユミル「ていうかなんでキース教官に惚れたんだ?ライナーの言ってるとおり全然接点ねーし」
マルコ「うーん…僕もいつの間にか好きだったから分かんないな…」
ユミル「おおう…そっか。なんかいいなそういうの」
アルミン「じゃあ好きなところは?」
マルコ「えっと…キース教官って皆に厳しいだろ?」
ベルトルト「うんうん」
マルコ「そのせいで訓練兵はキース教官に不満たらたらじゃないか。陰口言ってる人もいれば変な噂を流してる人もいるぐらいで…」
アルミン「確かに正直好かれてはいない、かな」
マルコ「だけど前さ、書類を教官の所に持って行ったとき教官の机の上に僕ら訓練兵の長所が書かれたノートがあったんだ。流石に細かくはなかったけど」
ライナー「ほう」
マルコ「教官は教官なりに僕らのこと思ってくれてるんだ。本当はいい人なんだよ」
ユミル「私の中で教官の株爆上がりしてる」
ベルトルト「確かに教官はいい人だよね」
アルミン「あ、そういえば前ジャンとエレンが喧嘩して窓ガラス割ったとき、二人を怒った後教官が処理してた」
ライナー「あ、それ寮でのあれか」
アルミン「そうそう」
ベルトルト「キース教官…いい人だね」
マルコ「やっぱり僕の好きな人だよ。教官…」
ユミル「どうする?こっちからうごかねーと教官と付き合うなんて無理だぞ」
マルコ「つつつ付き合うなんて!そんな!僕が教官となんてもったいないよ」
ユミル「はぁ?応援するっつっただろ。徹底的にやってやるからな」
ベルトルト「そうだよ。絶対付き合わせてみせるよ。だってうちには…」チラッ
アルミン「我らが参謀…僕、がいるからね」
マルコ「すごい…自分で言ってるのに全然うざくない…頼りがいがあるよ…」
ライナー「アルミンマジックだ。アルミンは何しても許されるんだよ」
マルコ「なるほど」
ユミル「さーてと。どうしようか。教官にでも会いに行くか」
マルコ「ひい!?そんなの無理無理無理!」
ベルトルト「あっ!急いだ方が良いよ。あと少しで夕飯だ。皆来ちゃうよ」
ライナー「…夕飯の時に誰かが騒いだら教官って来るよな?」
アルミン「!!なるほど…ライナーごめん。実はこっそり君は役に立たないと思ってたよ。ごめんね」
ユミル「でもなんだ?誰かに暴れてもらおうってか?」
ライナー「むう…そのつもりだがやはり駄目か?」
ベルトルト「いや、まって。食堂の音が聞こえるってことはそこそこ近いところに教官はいるってことじゃないか?」
アルミン「そう。その通りだよ」
マルコ「なるほど…」
アルミン「じゃあ作戦を練ろうか」
ユミル「!良い案がある。耳貸せアルミン」グイッ
アルミン「え?」
ユミル「………」ゴニョゴニョ
アルミン「…うわ、ユミルらしい作戦だね。でも…うん、やってみようか」
ユミル「ベルトルさんとライナーも耳貸せ…」ゴニョゴニョ
ライナー「…えぐいな」
ベルトルト「…マルコには言わないの?」
マルコ「うんうん。気になる…」
ライナー「マルコにばれちゃいけない作戦なんだ」
マルコ「なるほど」
アルミン「マルコそろそろ文末なるほどでしめるのやめてよ」
マルコ「バレた?」
ユミル「なるほどなるほど言い過ぎだっての」
タッタッタッタ
ベルトルト「皆来たみたいだ。じゃあ作戦通りで」
ライナー「おう」
マルコ「…不安だなぁ」
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エレン「アルミン今日もライナー達と食うのか?」
アルミン「うん!ごめんね」
エレン「おー?いいけど…なんだ、最近お前等すげー仲良いな」
アルミン「まあね」キラキラ
エレン(なんだよ…ちょう輝いてんじゃねーか…俺も新しい友人…)
ミカサ「エレン、今日も二人で食べるしかない。二人で。私寂しい」ニコニコ
エレン(…無理か)
ミカサ「じゃあ、いただきます」
エレン「はぁ…いただきます…」
ライナー「いただきまーす」
ユミル「うん。なかなか美味だな」
ベルトルト「お世辞でもそれは認めないぞ」
アルミン「パン固くて前歯折れそう…」
マルコ「スープにひたせばやわらかくなるんじゃない?」
ユミル「…アルミンいくぞ」コソコソ
アルミン「…分かった」コソコソ
アルミン「マルコ、僕のパンあげる。固すぎ」
マルコ「ええ!?そんな、ちゃんと食べなきゃ」
アルミン「いいよ…固すぎて…」
マルコ「そう、分かった。ちょっとだけもらうよ…」ガリ
マルコ「いっ…!?」
ユミル「いけ、ライナー」コソコソ
ライナー「…おう」コクッ
ライナー「おい!!マルコてめえ歯痛めたんじゃねーか!!?歯は踏ん張るのすげー大切なんだぞ!!?」
マルコ「ちょっとライナー、声でかいよ!」
ベルトルト「きょ、教官に言って保健室に連れて行こう!!」
マルコ「何をっ……ハッ!!」
マルコ(まさかこれが…作戦…?)
アルミン(マルコ…)ニコ
ユミル(マルコ…)ニコニコ
マルコ(皆…)
キース「なんだ?教官と聞こえたが…」ガタッ
マルコ「!」ドキーン
>>37
訂正。
歯は踏ん張るのすげー大切なんだぞ→歯は踏ん張るのにすげー大切なものな
んだぞ
母からの入れ知恵。歯は大切
アルミン「マルコが歯を痛めました。コレはとりあえず見といた方が良いのではないかと」
キース「ふむ…アルレルトが言うのなら見て損はないかもしれんな。よし、ボット。行くぞ」
マルコ「え、あ、はい!」
ライナー「やったなマルコ…」
ベルトルト「頑張れマルコ…」
ユミル「本番はここからだぞ」
アルミン「ちょっとでも距離を縮めるんだよ…」
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マルコ「…」
キース「…」
マルコ(駄目だ、話しかけられない…ごめん皆…)
キース「…ボット」
マルコ「え、あ…はい?」
キース「歯を痛めたんだったな」
マルコ「そうですけど言うほどいしたことないですよ…」
キース「どれ、歯を見せてみろ」
マルコ「えっ」
キース「なんだ、早く見せろと言っている」
マルコ「でも……っ、はい…」アーン
キース「…私には何がどう悪いかわからんな」
マルコ「やっぱそうですよね。食堂に戻ってもいいでしょうか」
キース「そうだな。戻って構わんぞ」
マルコ「はい、ではありがっ!?」グルグル
マルコ(急にお腹が痛くなったよ!?なにこれ…ちょっ、痛い!!)グルグル
キース「どうした。早く戻らないのか」
マルコ「うう…うぐぅ…」シャガミ
キース「…なんだ、次は腹痛か?」
マルコ「すいまぜん…うぅ」グルグル
キース「貴様のような軟弱な兵を育ててるつもりはないのだがな……行くぞ」
マルコ「うっ、教官、ありがとうございます…」ギュルギュル
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ユミル「さっきアルミンが渡したパンは私がサシャから無理矢理奪った物だ。あいつ夜食とか言って盗んだパン保存してんだよ」
ベルトルト「あっ、だから配膳の時サシャと話してたんだ」
ライナー「保存って…そりゃ固いわ」
アルミン「マルコが飲んでたあの水。あれ三日前の水ね」
ベルトルト「!?」
ライナー「おいおいマジかよ…。腹痛にするとか言うからどうするんだって思ったら…」
ユミル「水くみのバケツで三日前から持ち手壊れて使われてないのあるだろ?あの中にちょびっと残ってた水を使わせてもらった」
アルミン「マルコには申し訳ないけど…こうするしか手がないからね」
ベルトルト「マルコごめんね…絶対この機会をいかしてくれよ…」
ライナー「罪悪感しかねーわ…マルコ頑張れ!!頑張れよ!!!」
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ー医務室ー
キース「…誰もいないのか?まあいい。貴様はベッドに寝ておけ」
マルコ「はい…ありがとうございます」モゾモゾ
キース「医務官がいないのは困るな…来るまで私がここにいるか」
マルコ「あの、僕は一人で大丈夫です」
キース「体調不良の訓練兵を一人にするわけないだろう。貴様はそんなことも分からないか」
マルコ「いや、すいません……ふふっ」
キース「ほう?笑う余裕があるようだな」
マルコ「いや…そういうわけでは…」
キース「…私に病人を叱咤する趣味などない」
マルコ「はい。分かってます」
キース「分かってます、か。…隣座るぞ」ドカッ
マルコ「どうぞ」
マルコ(すごい。教官と二人きりだぁ。ユミル達ありがとう!)
キース「…ボット訓練兵」
マルコ「?なんでしょうか」
キース「貴様は訓練によく励んでるようだな」
マルコ「いえ、それほどでもないですよ」
キース「正直貴様には飛び抜けた実力が一切ない」
マルコ「…自分でも分かっています」
キース「なに、誰もがアッカーマンのようになれるわけではない」
マルコ「ですがこのままでは僕は」
キース「そうか、ボットは憲兵団志望だったな」
マルコ「…そうです」
キース「大丈夫だろう」
マルコ「えっ」
キース「そのままでいい。貴様ならいける。手を抜くことを知らない馬鹿正直者だからな」
マルコ「きょうかっ…!」
キース「まあ私の言葉を信じたところで何も変わらないだろうが…」
マルコ「僕は馬鹿正直者ですから。絶対行けるって信じますよ。教官の言葉を信じます」
キース「なるほどな。この馬鹿め。ならばさっさと憲兵団に行ってもらおう」
マルコ「ふふ。分かりました!行きます!」
キース「ふっ…」
マルコ(うわあ教官笑った!やった、やったよ皆!)
キース「ボットよ」
マルコ「はい?」
キース「私と一緒にいて寝苦しくないか?」
マルコ「えっと…それはどういう意味で?」
キース「私は訓練兵に嫌われているからな。そんな奴が横にいてはゆっくり寝れないだろう」
マルコ「それもどういう意味か分かりませんね」
キース「なんだと?」
マルコ「だって僕は教官好きですし」
キース「!」
マルコ「……あっ!!いや…その…」カァァ
キース「そうか…嘘じゃないと信じさせてもらおう」
マルコ「う、嘘じゃないです!だって僕は馬鹿正直者って教官がおっしゃったじゃないですか!だからこそ僕は憲兵団に行けるって信じたわけだし…」
キース「そうか…なんだ、こう言われると嬉しい物だな。所詮私も人ということだ…」
マルコ(ああ、どうしよう?こんなチャンス二度とないよなぁ…。もう全部言っちゃおうかな…)
マルコ(そうだ。もうこんなチャンスない。言おう。僕の気持ちを言ってしまおう。よし!皆、見ててくれ!僕は告白する!)
マルコ「あのっ教官!!」
キース「む?」
マルコ「僕、教官が……はうぅ!?」ギュルルル
キース「なっ…どうした!大丈夫か?」
マルコ「は…と、トイレ行っても良いでしょうか…」ギュルル
キース「ああ、早く行ってこい!」
マルコ「すいません…」タッ
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ートイレー
マルコ「うああ!僕のばかぁ!馬鹿やろう!!」ジャーー
マルコ「もう駄目だよ…もうあんなに思い切れないよ…」
マルコ「ううっ…」
マルコ「教官…」
キース『こう言われると嬉しい物だな』
マルコ「あのときの教官笑ってかっこよかった…ふふ」
マルコ「僕はやっぱ見てるだけで幸せかもな」
マルコ「よし、早く教官のとこに戻ろう!」
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ー医務室ー
マルコ「教官!すいません。ただいま帰りまし、…た」
医務官「ああ、キース教官なら私が来たからもうどっかに行かれたぞ」
マルコ「あ、ああ…そうですか」
医務官「さて、どうだ訓練兵。もう大丈夫か」
マルコ「あ、ああ、はい…食堂に戻って良いですか…」
医務官「んー。ただの腹痛だったんだな。よし、いいぞ。戻りな」
マルコ「ありがとうございます…」
マルコ「失礼しました」ガチャッ
医務官「はーい」
マルコ「…」バタン
マルコ「…そりゃそうだよなあ」
マルコ(教官言ったもんな、医務官が来るまでって)
マルコ(でも、来たとしても僕が戻ってくるまでは医務室に絶対いると思ってた)
マルコ(僕は…)
マルコ「…自分に甘えすぎていたのかな」
ー食堂ー
ユミル「…ん?おい、あれ」
ベルトルト「んー?あっ」
ライナー「マルコじゃねーか」
アルミン「結構時間経ってるし成功したんじゃないかな?」
ユミル「だな!ここだマルコ!こいこい」
マルコ「…うん」
アルミン「マルコ…?」
ベルトルト「なんか元気ないけど…まさかあのお水のせいかな、ね、ライナー」
ライナー「そしたら医務官がほっとかねえだろ」
ベルトルト「そっか!確かにそうだねライナー!さっすがだねライナ-!ライナ-!」
ユミル「医務官がいなかった可能性もあるだろ腐れホモ共が」
ライナー「なるほど、そういう考えがあったか」
ベルトルト「な、泣かないでライナー…!論破されたって僕が着いてるから!ずっとそばにいるよ!」
ユミル「こいつこんなんじゃなかった。こいつほんの前まではこんなんじゃなかった」
アルミン「で、マルコ。どうしたんだい?」
マルコ「…夢見すぎてたよ」
アルミン「それは…えっと、どういう?」
マルコ「あのね、医務室に行ってる途中急にお腹が痛くなったんだ」
アルミン「うんうん。作戦だしね」
マルコ「ああ…あれ仕掛けられてたのか…。でね、医務室に行ったら医務官がいなくて」
ユミル「うお、マジでいなかったのかよ!好都合じゃねーか」
マルコ「そしたら教官が、医務官が来るまで一緒にいるって行ってくれてそれまでずっと話してたんだ」
ベルトルト「へー、良い感じだったんだ」
マルコ「でも、またお腹痛くなっちゃってトイレに行ったんだ。そして戻ってきたら教官はいなくて医務官だけがいた」
ユミル「えーっと…つっまーり、…最後にまともな会話ができなかったのがいやだったってことか?」
マルコ「それもあるけど…」
アルミン「無言でいなくなったから自分のことは特別視してはいないんだと改めて気づかされた…ってかんじかな」
マルコ「っ……うん。うっ…ん」グス
ベルトルト「マルコ…」
ユミル「おい、お前等。さっさと食器片付けていつもの中庭行くぞ」
ライナー「分かってるよ。俺等の可愛い友人の泣き顔は公開するようなもんじゃあない」
アルミン「皆の分の食器はぼくが持ってくよ。先に中庭行ってて」
ベルトルト「分かった。よし、行こうか」
マルコ「みん、な…ありがとっ…う…」グスグス
コニー「んおー?なんだお前等。もう片付けてんのか?」
サシャ「どっか行くんですか?」
ユミル「うるせーなてめーら!どうだっていいだろ!」
エレン「どっか行くのか?」
ライナー「ああ、ちょっとな」
エレン「俺もついていって…」
ベルトルト「ごめん…それは」
ミカサ「無理」
ベルトルト「あっ、台詞とられた」
エレン「…ああ、今日も相変わらずスープ薄い」ズズッ
クリスタ「ユミル、マルコうつむいてるけどどうしたの?さっきも医務室行ってたけど」
ライナー「クリスタ、女神ってのは空気を読む…いや、心を読めての女神なんだ。もっとさらなる高見を目指してくれよ。女神のたまごちゃん」
クリスタ「めがみ?たまご?何いってんだこいつ」
ジャン(やべえええええ聞こえちゃったあああああマルコ教官好きなのおおおお?)
マルコ「…っ、う」グス
ジャン(どうしようどうしよう最近俺とつるんでくれねーと思ったらあいつ恋してたあああ)
ジャン(…)
ジャン(応援ソングでも作るか…歌詞かこ)
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ー中庭ー
ユミル「さーて…ほら、マルコ。ここのベンチ座れよ」
マルコ「…うん」ストン
ベルトルト「ほら、テイッシュ」
マルコ「…うん」ズビーズビズビー
ライナー「ほら、俺の胸」ガバァッ
マルコ「…うん。うわぁああああん!!うええええんんん…きょっ、きょうかっ…うえああああああん」
ユミル「よしよし」ナデナデ
ベルトルト「マルコ、大丈夫だよ。なかなか笑顔を見せない教官が笑ってくれたんだろ?少なからず他とは違う思いを抱いてるはずさ」
マルコ「僕はそうおもえなっ…うわああん、わあああああん」
ライナー「教官本当は一言言いたかったんじゃないか?でも仕事中だしそう好きにできなかったのかもしれん」
マルコ「でもっ…でもぉっ…ふ……うわあああ」
ユミル「そっ、そういえばキース教官が前、他の教官にボット訓練兵はまわりをみることに優れているって言ってたぞ!!」
マルコ「ユミルが聞いたのがたまたま僕のことだっただけだろ…びえええええええ」
ベルトルト「うーん…でもそれはないと…」
アルミン「はぁっ…おーい、片付けてきたよー!」タッタッ
ユミル「お!アルミン!」
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