P「私たちには新地開拓は必要かなーって!」 (19)

律子「は?」

P「私たちには新地開拓は必要かなーって!はいたー…」

律子「不愉快ですからやめてもらえません?」

P「うっうー…(落胆)」

律子「新地開拓ってどういうことですか?辞書には載っていないようですけど…」ピラピラ

P「この際、新規開拓と言ってもいいさ」

P「新しいことをアイドルにさせてみようかなーって」

律子「面白そうですね。どういう案があるか聞きましょう」


ピロリロリロ


P「あ、もう終業時間か。もういいや帰るわ」

律子「えっ」

P「この話を始めるとながくなりそうだしぼくかえる」

律子「ちょっと!」

呼び止めたのに、素早く荷物をまとめて足早で事務所を出て行かれてしまった。
彼は本当にアイドルに何か新しいことをさせたいのかしら?
しょうがなく自分だけで話を進めておこうと思い、
今は帰宅して、明日話し合うために自分なりのアイディアをタイピングしているところ。
えっと、この売り出し方をさせたいのはどの子だったかしら。
仕事の疲れがあるし、パソコンのモニターを見続けているせいで目がショボショボする。
頭の中にあることをキーボードに打ち込むだけの作業もままならなくなってきた。
一旦リラックスしようと目と目の間を摘みながら体を後ろに倒したとき、
背中が椅子の背もたれに当たる感触を感じることなく睡魔にスッと引き込まれてしまった。

律子「いけない、眠っていた…今、何時?」


律子(うたた寝だったのになんでベットの上で起きたんだろう…)


…………


律子「あれ…ここどこ…」

律子「とりあえず、携帯でどこかを調べ…あれ?あれ?」


いつも肌身離さず持っている携帯電話がない。
周囲を見渡しても薄暗いし、近くにはベッド以外の物がない。
混乱していると、遠くから何かが聞こえてくる。


??「探し物はなんですくぁ、見つけにくい物ですか♪」


歌声は聞こえてきただけではなく、近づいてきていることが分かった。

??「すぉれより僕と踊りませんかぁ」

??「夢の中へ夢の中へ♪」


誰かが歌で状況を説明してくれたようだ。
多分、夢の中なんだろう。


律子「この声と歌は…なんだ真美だったのね…え?」

亜美「んっふっふ~♪」

律子「亜美なの…」

亜美「ようこそ律ちゃん!…in ワンダーランドー!」

律子「ごめん、やらなきゃいけないことあるから帰して」

「ようこそ」と歓迎したからには何かに巻き込むつもりなんだろう。
だからベッドから降りるのを嫌がっていたけど、結局引きずり下ろされてしまった。
亜美に手を引っ張られながら薄暗い中を歩いていると天井から紐が垂れているのが見える。


律子「暗いのによくどこを歩けばいいとか分かるわね」

亜美「でも、この部屋は暗いと足元とか危ないかんね。
   この紐が電気のスイッチなんだよー」グイッ

すると、たちまち明るくなり、窓がなければベッド以外何も置いていない殺風景な部屋にいることが分かった。
が、亜美が立っている場所の床がパカッと開いて直立不動のまま落ちていった。
もう何がなんだか分からない。
不思議なことだが部屋には電灯がないけど、明るくなったおかげで向こうにはドアが見える。
亜美はあそこから出るつもりだったんだろう。
ふと思いついたことだが、夢の中で寝てみたら起きられるかもしれない。
それを実行しようと思い、踵を返してベッドへ向かおうとしたときだった。


亜美「りーいっちゅわあん…逃がさないよぉ…」


私は亜美に足首を掴まれ、引きずり込まれてしまった。

やっぱり?
正直説明するのが辛くて地の文書いたんだけど表現がなんか痛々しい気がしてた
書き直して出直すわ

地の文じゃなければ台本にすればいいってくらいは分かるかなーって

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