P「アイドルと喧嘩してしまった」 (32)
建ったら書く まずは>>2
書きためはしてないです
なおss初投下につき過度な期待はしないでください
伊織
伊織「プロデューサー、きょうはボイスレッスンをしたい気分なの。もちろんOKよね?」
俺はこのとき少し迷っていた。
IU予選の予定との兼ね合いで今日はオーディションを受ける予定だった。答えは一つしかなかった。
P「すまない、伊織。今日はオーディションを受けてもらう。」
これが後で大変なことになるとは思いもしなかったのである。
完。
伊織「仕方ないわね、早く会場に行くわよ。」
明らかに気乗りしていなかった。しかしIU予選の期限が重くのし掛かる俺達は引くことができなかった。
オーディション会場/控え室
審査員「君、気に入っちゃったよ!オーディション期待してるよ」
伊織「はい...」
いつもの調子では無かった。
>>4
徳丸さんは関係ないです。
審査員「今回のオーディション合格者は」
審査員「1番と5番の方です!それ以外の方はお帰りください。」
そこに伊織の番号は無かった。
声をかけて帰るのを促そうと控え室に入ると彼女は涙を流していた。
P「こういうこともあるさ、仕方無い。また挑戦しよう。」
そういって方にのせた俺の腕を伊織ははね除けた。
伊織「だからいったのに...!」グスッ
まあ多分人いないからゆっくり書いてく
P「落ち着けって。どんなアイドルだってこういう悔しい経験をして成長するんだから。」
伊織「私はボイスレッスンをしたいと言ったのに無理矢理オーディションに出したのはあんたじゃない!」
P「そうかもしれない。ただIUにリミットがあるのは伊織だって知ってるだろ?」
伊織「調子に合わせた提案を無視してオーディションに出しておいて負けたら私のせいにするの?
そんなやり方おかしいじゃない!あんたなんて大嫌いよ!!顔も見たくない!!!一人で帰るわ!」
いつも言い過ぎてしまう悪い癖。人を傷つけた自覚があると、言ったあとすぐに胸が痛むのは私だけかしら。
俺は事務所に帰ることすらできずに立ち尽くしていた。伊織はとっくに帰っているというのに。
確かにIUにはリミットがあった。俺はIUにばかり目がいっていたのだ。一番大切な伊織の意思すら気にせず。
P「俺はプロデューサー失格、だな。」
高木社長が言う黒井社長のそれと自分はまるで同じだった。アイドル商売道具のように使う。
いや、それで結果も出ていないのだから「それ」以下だろうか。
そんな事が頭をよぎった頃には、高木社長に話す決心がついていた。
夜/事務所
P「社長、俺は今日限りで伊織のプロデューサーを降ります。」
そう口にしたものの、涙が止まらなかった。
P「後任には...律子を...」
高木「君、少し落ち着きなさい。」
P「自分がもし伊織のプロデュースを続ければ、伊織はさらに傷つくでしょう。
ご存知の通り今日のオーディションに落選しました。今日、自分がどれだけ未熟なのかを知りました。
俺の意思は固いです。明日から伊織を律子にプロデュースさせてください!」
後悔は無かった。伊織のプロデューサーとして最後の仕事は、
伊織のプロデューサーが変わるという要件を伝える紙を張り、水瀬伊織と書かれた札を律子の元へ移すことだった。
視点すぐ変えるけどわかるよね?てか見てる人いないかwww
眠れない夜が明けた。昨日プロデューサーに掛けた言葉が心に突き刺さる。
朝一番に事務所に入ればみんなに見られずに謝れる、そんな事を考えていた。
朝/事務所
朝、いつものように掲示板を見る。そこにはこう書かれた紙が掲示されていた。
765プロダクション関係者各位
本日より、水瀬伊織のプロデュースについて、秋月律子プロデューサーが担当する旨を報告致します。
765プロダクション社長 高木順二朗
時系列その他諸々無視しています
自分の名前の札を確かめる。なにかドッキリ番組の間違いではないかと、私は事実を受け入れられなかった。
その場所は秋月律子の右隣、私の大好きなあの人の札は無くなっていた。
俺に与えられた仕事は、営業だった。
そこそこのコミニュケーションスキルがある俺には天職だと思う。
当分は続けていこうと思う。ただ気がかりなのは、事務所で伊織と顔を合わせることだった。
きっと伊織は自分を恨んでいると思い、彼女が事務所にいる時間は決まって外出した。
営業というのはあっという間に時がたつもの、夕食の献立を考えつつ、帰路についた。
小鳥さんみたいな家庭的な奥さん欲しいな、と思ったのは秘密である。
今日はレッスンで一日を費やした。寝室で考え込む。
律子が嫌いな訳ではない、というのは分かっていた。
しかし、Pの事がどうしても忘れられなかった。
ここまでランクアップできたのもPのお蔭である。
大嫌い、な訳が無かった。もっとずっと一緒にいたい。一緒にトップアイドルになりたい。
視線の先には初めてPが買ってくれた銀色に輝くティアラがあった。
一筋の涙が流れた。
明日はオフだった。来る予定がないので、朝事務所に行けば必ずプロデューサーに会うことはできる。
これからも大好きなプロデューサーとずっと一緒にいたいから...
願いは後押しとなり、決意に変わった。
朝/事務所
伊織「おはよう、プロデューサー」
声が震える。
P「今日予定入っていたのか...悪かった。すぐ空ける」
伊織「待って」
袖をつかむ。
伊織「大嫌い、なんていってごめんなさい。大嫌い、な訳ないわ。また私をプロデュースしてくれないかしら。
ずっと、待ってるから。」
言いたいことは全て言った。暖かかった。何かにつつまれる。
つつんでいたのは大好きなプロデューサー、いや、大好きな人だった。
P「悪かったな、伊織。もう逃げたりしないから。二人でトップアイドルの座を掴もう。」
伊織「これからもずっと一緒にいてくれる?アイドルでなくなっても。私、大好きだから。」
P「ああ、勿論だ。ずっと一緒にいよう。俺も大好きだよ、伊織。」ぎゅっ
伊織「ランクが上がったら、またするわよ」ちゅっ
あの日交わした約束を、俺は忘れない。
~エピローグ~
伊織「なんてことがあったわね」
P「懐かしいな」
P「でも今だって伊織の事こと変わらないぐらい好きだぞ」
伊織「....!!/////」スリスリ
P「全く甘えん坊だな、伊織は」
P「ああそうだ、腹減ったからなんか作ってくれ」
伊織「何か美味しいの作ってやるわよ!にひひ♪」
二人で過ごす幸せの日々。
今、俺と伊織の指には同じ指輪が輝いている。
3時間書いたけど疲れたわ
読んでくれた方、ありがとうございました
こんなに長くなったのは多分嫁だからです
小鳥さんはそっとしといてあげてください
とりあえず寝るけど
今度はちゃんと何人か安価とって書きます
おやすみなさい
このSSまとめへのコメント
よかった