モバP「デコっ可愛がり」 (49)
case1.松尾千鶴
モバP「千鶴たそ~」
千鶴「止めてください......恥ずかしいじゃない、嫌じゃないけど」
モバP「千鶴は可愛いなぁ!」ナデナデ
千鶴「何で撫でるんですか......手、暖かくて気持ちいいかも」
モバP「手が暖かいと心は冷たいらしいけどな」ナデナデ
千鶴「少なくともあなたは例外です、ハッ!」
モバP「(・∀・)ニヤニヤ」
千鶴「全部、聞いてたのね」カァァ
モバP「独り言ならもう少しエレガントにすべきだな」ナデナデ
千鶴「前言撤回、あなたやっぱり意地悪です///」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1373130583
モバP「意地悪多いに結構」ペタペタ
千鶴「おでこ、触らないでください」
モバP「撫でるのは良いのに?」ペタペタ
千鶴「あんまり、好きじゃないんです」
モバP「良いじゃないの、賢そうだし」
千鶴「あぅぅ......////」
モバP「言いたい奴には言わせておけば良いんだよ」
千鶴「でも、やっぱり私には無理」
モバP「雛祭りのイベントだって良かったじゃないか」
千鶴「あれは、皆がいたから」
モバ「誰が欠けてもあのイベントは成り立たなかったよ、もっと自信を持ちなさい」
千鶴「......いきなりは、無理です」
モバP「謙虚なのは良いんだけどなぁ......」ウゥム
ーーあなたがこうして誉めてくれるだけで、私には十分なんて言える訳ないじゃないですか......ーー
case1.終わり
と、まぁこんな感じに毎回オデコがチャーミングなアイドル達を愛でていきたいと思います。
短くてすいません!
えろげはしたことないんだ、ごめんね
ながらでだらだら投下するよー
case2.首藤葵
【AM06:30】
モバP「zzz...」
目覚まし時計「起きたくないのね、わかるわ!」
モバP「んむぅ......あと40分ー」
目覚まし時計「起きる気ないのね、わかr」ポチ
モバP「zzz......」
ドア「ガチャ」
葵「もう、また目覚まし停めてるっちゃ!」
モバP「zzzz」
葵「ほら、P!起きるっちゃ!」
モバP「んむぅ......エナドリのウォッカ割りとか無理だわぁ」
葵「訳のわからないこと言ってないで早く起きる!遅刻するとよ!?」
モバP「あふぅ......」ムクリ
葵「ほら、朝御飯出来てるから顔洗ってきて!」
モバP「......はい」ノソノソ
葵「はぁ、毎朝の事だから慣れたけど相変わらずPは朝弱いっちゃ」
【AM07:30】
モバP「おはようございます、葵さん」
葵「まったくもう......毎日これなんだから!」
モバP「いやぁ、面目ない」
葵「今日はあたしも学校なんだから、早く朝ごはん食べるっちゃ!」
モバP「葵さん、実はまだ僕食欲がイマイチ......」
葵「何言ってるけえ、食べないと力でないよ☆」
モバP「......はい」
【AM07:30】
モバP「おはようございます、葵さん」
葵「まったくもう......毎日これなんだから!」
モバP「いやぁ、面目ない」
葵「今日はあたしも学校なんだから、早く朝ごはん食べるっちゃ!」
モバP「葵さん、実はまだ僕食欲がイマイチ......」
葵「何言ってるけえ、食べないと力でないよ☆」
モバP「だけど」
葵「どーせカロリーメイトとか食べるんでしょ?栄養偏るっちゃ!」
モバP「はい......」
葵「はい、召し上がれ☆」
モバP(それにしても、毎朝よく料理とかする気になるなぁ)
〈ごはん〉
粒が立っていて美味しい、量多し
〈鯖の味噌煮〉
生姜の千切りと一緒に煮込んである。
〈小松菜の煮浸し〉
鰹節をたっぷりと添えて。
〈味噌汁〉
シンプルに豆麩と豆腐のみ、お好みで山椒をかける。
モバP「ふぅ、いただきます」
葵「いただきます!」
【AM08:30】
モバP「ご馳走さまでした」
葵「お粗末様でした!」
モバP「今日は夕方から料理番組の収録ですね、遅れないように事務所に来てください」
葵「わかってるっちゃ、Pは心配性なんだから」
モバP「形式的に言ってるだけです、心配はしてませんよ」
葵「それじゃあ先に学校行ってくるね!」
モバP「行ってらっしゃい、気をつけて」
ドア「ガチャ」
モバP「ふぅ、僕も一服したら出社しましょう」カチャ
【AM09:00】
モバP「おはようございます」
ちひろ「おはようございます、Pさん」
モバP「うぅ、お腹が重い...」
ちひろ「葵ちゃんですか?」
モバP「えぇ、朝なのに茶碗一杯も食べされられました」
ちひろ「それ、普通なんじゃ...」
モバ「彼女を預かるまては朝食を食べる習慣が無かったので、普通でも僕には重いです」
ちひろ「まぁ、食べても事務所でカロリーメイトとコーヒーでしたよね」
モバP「食欲もないし、面倒でしたので」
ちひろ(この人自分の事には本当にむとんちゃくだからなぁ...)
モバP「昼には弁当まで作ってくれてるんですよ、よくやるなぁ」
ちひろ「でも、葵ちゃんと住むようになってからPさん健康になったんじゃないですか?」
モバP「自分ではあまり自覚がありませんが」
ちひろ「いやいや、顔色なんか別人みたいですよ」
モバP「はぁ...」
ちひろ「以前は目の隈も凄かったですし」
モバP「まぁ、担当アイドルを放っておいて夜更かしってのもアレですからね」
きうけい
>>17はポイーで
モバP「まぁ、言われてれば最近調子が比較的いいかもしれません」
ちひろ「それにしても、最初は葵ちゃんと住むと聞いたときは驚きました」
モバP「仕方がないでしょう、自分が彼女の信頼を得れてない以上は」
ちひろ「まぁ、仕事中に栄養失調で倒れればねぇ」
モバP「......すみません」
ちひろ「冗談です、でも私達全員心配したんですよ」
モバP「面目ない」
ちひろ「葵ちゃん『こんな生活してるPのこと放っとけないっちゃ!』ですものねぇ」
モバP「冗談かと思ったらガチで女子寮引き払ってて......」
モバP「まぁ、幸い彼女はまだ13歳ですからスキャンダルにはならないでしょう」
ちひろ「......わかりませんよ?」
モバP「幾らなんでも有り得ませんって」キッパリ
ちひろ(なんで、うちのプロデューサーは全員鈍感なんでしょうねぇ)
モバ「ところで、今晩は時間ありませんか?」
ちひろ「あるにはありますが、どうかしたんですか?」
モバP「えぇ、実はですね......」
ーーーー
ーーー
ーー
ー
【PM12:40】
葵「でさぁ、今日もPは起こすのに一苦労だったんよ」
友1「相変わらず葵ちゃんの従兄さんはグウタラだなぁ」
葵(本当は従兄じゃないけどね)
友2「毎日弁当作ってるんでしょ?私達ほぼ給食なのに」
葵「あ、でも仕事してるときは別人みたいにかっこいいよ!」
友1「ぞっこんですなぁ」
友2「というか、これって同棲じゃいの?」
葵「......えっ?///」
???「同棲......どうせいっちゅーねん、ふふっ」
友1「今誰彼居なかった?」
葵「気のせいじゃない?」
友2「友1貴女疲れてるのよ」
友1「納得いかない、それはそうと実際のところ葵ちゃんは従兄さんの事どうなのよ?」
葵「えっ、どういうことっちゃ?」
友2「好きってことじゃない?」
友1「ちなーみに、従兄妹は結婚できるらしいよ!」
葵「け、結婚!?」
友2「話聞いてると最早事実婚だけどね」
葵「あ、あたしとPはまだそんな......」
友1「『まだ』ですって聞きました奥様?」
友2「聞きましたわよ奥様」
葵「二人とも悪乗りし過ぎけえ///」
友1(かわいい)
友(可愛いなぁ)
友1「でもまぁあまり悠長にしてるのもアレかもよ」
友2「鉄は熱いうちに打てって言うしねぇ」
葵「......そうなん?」
友2「社会人だったら大人の女に会う機会も多いだろうしねぇ」
友1「結局、ライバルはそれなりにいるかもしれない訳よ」
葵「仕事馬鹿のPには考えられないと思うなぁ」
友1「甘い!甘いよ葵ちゃん!」
友2「大丈夫、そんな甘ちゃんな葵を私は応援してる」
葵「ぐぬぬ......」
【PM18:00】
アナウンサー「以上、首藤葵ちゃんのお手軽料亭レシピコーナーでした!」
コメンテーター「いやぁ、まさかトマトにワサビ醤油とはねぇ」
アナウンサー「本当にマッチしてて驚きました」
モバP「お疲れ様です、葵さん」
葵「まぁ、これくらいの仕事あたしに懸かれば朝飯前っちゃ☆」
モバP「それにしてもトマトにわさびとは盲点というか、流石ですね」
葵か「幼稚園の時に試してね!初めて実家のレシピに採用されたときは嬉しかったよっ♪」
モバP「そんな昔から料理してたんですね」
葵「今度Pにも作るけえ、期待していいとよ!」
モバP「それはそうと、今日は先に帰ってて貰えませんか?」
葵「ん、お仕事?」
モバP「えぇ、遅くなりそうなのでお夕飯も大丈夫です」
葵「わかったっちゃ、あんまり遅くしちゃ嫌よ?」
モバP「えぇ、善処します」
【PM19:30】
葵「なーんてね、Pは嘘を吐くのが下手すぎっちゃ」
葵「保護者としてはPの非行を見過ごすわけにはいかんとよ!」
葵「都ちゃんから貰った探偵衣裳も着込んだことだし、尾行開始っちゃ!」
モバP「あ、ちひろさんどうも」
ちひろ「お待たせしました」
葵「えっ?」
モバP「今日はよろしくお願いします」
ちひろ「はい、任せてください!」
ナニガイイデスカ?
カンタンナモノデオネガイシマス
葵(Pもちひろさんも私服だった)
葵(考えてみれば職場の同僚同士、そういう関係でも不思議じゃない)
葵(私みたいな方言混じりな田舎者の小娘なんて眼中になくても当然だよね......)
葵(その日、私は帰るなり夕飯も食べずに寝てしまった)
【翌朝AM08:00】
葵(起きたくない)
葵(仮病、使おうかな)
葵(今日くらい、Pには自力で起きてもらおう)
葵(それくらい、良いよね?)
モバP「葵さーん、朝ですよー?」
葵(っ......)
モバP「珍しいですね、貴女が寝坊なんて」
葵「具合わるいけえ、今日は放っといて欲しいっちゃ」
モバP「嘘ですね、いつもの癖で左目が少し震えてます」
葵「そんなわけ......あっ」
モバP「予想通りでしたね、起きましょう」
葵「先に仕事行ってて、後から追い付くよ」
モバP「駄目です、今日は僕が作った朝ごはんを食べてもらうんですから」
葵「Pが、朝ごはん?」
【AM08:30】
葵「嘘、P料理できない筈じゃ」
モバP「昨日の夜、ちひろさんに無理言って教えて貰ったんですよ」
葵(!?)
モバ「付け焼き刃なので期待されると困りますが食べて下さい」
葵「アハハハハッ!そういうことだったけえ!」
モバP「?」
葵「うぅん、なんでもない。でもごめんね、P」
モバP「ますます事情が分からなくなったんですが」
葵「気にしなくていいから、それより早く食べたいっちゃ!」
〈ごはん〉
明らかに水の入れ過ぎ、おかゆと見間違う外見
〈目玉焼き〉
焦げが酷い
〈サラダ〉
大きさが不均等、盛り付けはまぁまぁ
〈味噌汁〉
ドス黒い、墨汁と見間違えそう
葵「......」
モバP「その、昨日は上手くいったんですけどね」タハハ
葵「......」モグモグ
モバP「ちょっと!?無理しなくていいですって!?」
【AM08:40】
葵「ご馳走さまでした!」
モバP「あ、あのお味の方は......」
葵「ご飯は水多すぎ、幾らなんでも好みの範囲でフォローできないっちゃ」
モバP「......ですよねー」
葵「目玉焼きも、焦げが香ばしい範囲を越えとるよ?」
モバP「......はい」
葵「さらだは及第点だけど、味噌汁はこれ味噌しか入れてないでしょ?」
モバP「ごめんなさい......」
葵「でもね......」ズズー
葵「今まで食べたどのご飯よりも幸せな気分になれたっちゃ♪」
モバP「!!」
葵「でも、何で急に料理なんて始めたの?」
モバP「そうですねぇ......話せば長くなるのですけど」
葵「私は今日はオフだから大丈夫よ?」
モバP「僕ね、食べることってあんまり好きじゃ無かったんですよ」
葵「......そんな人射るの!?」
モバP「居るんですよ、希にね」
葵「かなこちゃんとかみちるちゃんを見てると想像できないっちゃ」
モバP(流石にその二人は別のような気もするけど)
モバP「僕の両親は会社を経営してました、会うことも月に数回位でした」
葵「そんなに少なかったの!?」
モバP「今だったらネグレクトとかに分類されるんでしょうね」
葵「その頃からカロリーメイトばかり食べてたの?」
モバP「いいえ、家政婦が作ったものを食べてました。味は普通だった気がします」
モバP「でもね、凄く僕は食事の時間が嫌いだった」
葵「P......」
モバP「一人で食べるご飯は死ぬほど侘しくて、味気なかったんですよ」
葵「だから、ご飯が」
モバP「欲しいものは殆ど手に入りました、でも家族の団欒だけはどれだけ望んでも無理だったんです」
モバP「大学生になってある程度自由になった。そしたら食事が凄く煩わしく感じたんです」
葵「そんなことって!」
モバP「でもね、今は僕食は細いけど食べることは好きですよ」
葵「どうして?」
モバP「葵ちゃんのお陰ですよ」
葵「あたしのおかげ?」
モバP「初めて人と朗らかに談笑しながらする食事をしました」
葵「うん」
モバP「もちろん、葵さんの作るご飯が美味しいのも事実です。でもそれ以上に葵さんと食べる食事は美味しかった」
葵「私と一緒に......?」
モバP「えぇ、食事に栄養士補給以外のいみを見出だしてくれたのは葵さんなんです」
葵「そっか......」
モバP「だから、何かお礼がしたくて。他のプロデューサーに相談したら僕が料理をして感謝を表現すべきとアドバイスされました」
葵「なるほどねぇ」
モバP「でも、流石にこの料理は問題外ですけどね」タハハ
葵「ねぇ、P。週末は私達オフだったよね?」
モバP「え?確か二人ともオフですけど、それが何か?」
葵「二人でご飯作ろうよ!」
モバP「二人で、ですか?」
葵「うん、だってーーー」
ーー二人で作れば、もっと美味しくて楽しくなるっちゃ!ーー
case2.終わり
はい、葵ちゃん篇終了っす。
本編にある通りモバPは複数います。
実家暮らしの人、独り暮らしすると人とご飯食べたくなるよー
読んでくれてありがとうございました、次の投下は来月になっちゃうかも。
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません