謎の人「いやいや、そう言っちゃだめでしょ」
男「何?幻想発動って」
謎の人「読み方はアニメーション。お前が見た事のあるアニメや
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1376444535
男「アニメや?」
謎の人「シネマ、まあ映画の能力を考えてる間使えるぜ」
男「しんじられねえなあ」
謎の人「じゃあ、とあるの一方通行思い出してみて」
男「はい、なにか変わった?」
謎の人「この空き缶投げるからかわすなよ」ヒョイ
男「いきなり投げてきやがった!」
キャーーーーーン
男「え?」
謎の人「おお、いいじゃんいいじゃん」
男「うそだろ、能力が使える...!?」
謎の人「いいか?これで世界を救え」
男「はあ!?世界!?なに言ってんだ!」
謎の人「それじゃ」スーーーーーーー
男「消えた...」
男「信じるしかねえのかなあ」
男「ここは夢じゃなくて自動販売機の前だしなあ」ハァ
幼「おーい、男ー」
男「おう、幼」
幼「そこで何してるの?」
男「いや、別に何も」
幼「そっか。じゃあ帰ろ?」
男「おう」
男「帰ってきたけど、これってどんなの使えるんだろ?」
男「うーん。ザ・ワールドでも思い浮かべるか」
男「んで、あの一言」
男「ザ・ワールド!時よ止まれ!」
バアァァァァァァン
男「別に何も変わって無い気がするな」
男「あれは夢じゃないのかな?うん。自動販売機の前にいた夢なんだ」
男「マンガでも読んどこ」
男「・・・」ペラペラ
男「あ、時止めの制限時間がきた気がする」
母「男~ご飯よ~」
男「は~い」
翌日
男「やっぱり夢かなあ」
幼「ねえ、何してるの?」
男「いや、悩み事がありまして・・・」
男(待て。さすがに能力あるなんて言ったら中二臭くて恥ずかしいな)
男「いや、なんでもねえ」
幼「悩み事があるならいいなよ。心配しちゃうから」
男「わかった」
幼「さあって、学校いこうか!」
男「おう!」
学校
男「やっぱり能力のことは考えず、いつも通りの生活を送るか!」
幼「それじゃ。私隣のクラスだから」
男「それじゃあ」
友「なあ、男。転校生くるらしいぜ」
男「まじで?」
友「しかも噂じゃ超可愛いって話だ!くぅ~~、俺達のクラスにきてもらいたいぜ!」
男「確かに」
先生「HR始めるぞー。はい終わり―」
男(話すことないからってそりゃねえだろ...)
友「先生!あの転校生は!」
先生「隣のクラスだぞー」
友「そりゃねえっすよ先生!」
女「女です。よろしくお願いします」
幼(うわぁ。すっごい美少女だ)
先生(別人)「あなたは幼さんの隣ね」
女「よろしくね、幼さん」
幼「うん、よろしくね。女さん」
幼「やっぱり女さんは人気ね~」
友「どんな人だ!女さんは!」
幼「あそこで皆に囲まれてるよ」
友「あれか!」ピューン
男「早いぞ友・・・」
幼「男も来たんだ」
男「友について来ただけだよ」
幼「嘘だ~」
女「あ、男君。久しぶりだね」
男「へ?」
幼「え?」
友「え?」
女「え?って言わないでよ。幼稚園の頃の同級生でしょ」
男「え?本当に?」
友「こいつ、こんな美少女と同級生だと...!?」
男(よく覚えてられるなあ)
幼「いたっけ?幼稚園の頃」
女「いたよ~。忘れちゃったの?」
幼「ごめんね」
女「まあ、昔のことなんてアルバムぐらいにしか残らないしね」
男「友からしつこく質問された」
友『おい!あの美少女と知り合いなんだから色々知ってるよな!」
男「覚えてねえっつうの」
女「やっぱり男君も覚えてないんだ」
男「ごめん」
女「普通にしゃべっていいよ」
男「ありがと、じゃあ普通にしゃべるな」
幼「帰ったらアルバムみるね」
女「あ、二人ともさ」
男.幼「うん」
女「超能力って、信じる?」
男「!」
幼「信じないよ~」
女「そうだよね~。普通はそういうんだよ」
女「でも、もし目の前で能力を見せたら?」
幼「できるの!?見せて見せて!」
女「それじゃあ、やってみるよ」
女「ここに、一つのペンがあります」
女「これで、犬の絵を描きます」
幼「うんうん」
女「するとあら不思議」
犬「ワン!」
女「犬が出来ちゃいました!」
幼「すごーい!こんなことできるんだ!」
女「それにね!ここに予言を書きます」
女「はい!幼さんは5秒後こけます!」
幼「嘘だ~」
女「いくよ!3、2、1!」
幼「うわっ!」コテン
女「ほらね」
幼「すごーい!」
男(うそ、だろ・・・)
男(能力者がここにいるって事は・・・)
男「俺も能力者なのか・・・?」
女「何か言った?」
男「いいや、なにも」
男(なんだ?能力者ってのは何人もいるのか?)
幼「私もそんな力欲しいなあ」
女「なる方法はわからないの。私もどうしてこんな能力なのかわからないし」
幼「いつか私にも能力が!」
女「かもね」
キーンコーンカーンコーン
女「休憩終わったよ!もどろっか」
幼「うん!」
放課後
女「男君、一緒に帰る?」
男「いいぜ」
友「くそぅ!古い仲とはいえ帰りまで一緒とは!」
幼「男!かえるよ!」
男「おう!女もいくぞ!」
女「うん!」
帰り道
男「それで幼がさ...」
女「へえ」
?「ちょっといいか?」
幼「うん?」
その瞬間、ゴウッという音と共に
風の弾丸が男達をかすめていった!
女「アンタ、能力者ね」
風力使い「そうだ。俺は風を操る能力さ」
女「何が狙いなの?」
風力使い「あんただよ!女!」
女「そう」
女はペンを持ち絵を描いた
描いた物は!
女「マシンガン用意!撃て!」
その瞬間!ズダダダダダダダと銃声が鳴り響いた
まるで敵を蜂の巣にするかのような乱射
ふつうの人間ならこれで死ぬだろう
そう、普通なら
風力使い「残念だな」
幼「え!?あれだけ弾を撃ったのに!」
風力使い「俺は風を操る。風の壁を作れば無駄だしな」
風力使い「さあ、お返しだ!ふきとべ!」
女「うわぁ!」
皆が風で飛ばされた。追い打ちをかけるように風力使いは
風力使い「とどめだ!風の弾丸をくらえ!」
風力使いは風の弾丸を何十発も用意し、女達に打ち込んできた!
これで、皆が死ぬ。そう思った時だ
パチン!
誰かが指鳴らしをした。幼はそこまで覚えている
次に見た光景は
風力使い「ぐ、ぐああああぁぁぁぁ!」
襲いかかってきた風力使いが、誰かに撃たれた。いや、撃たれていた
そう、それはマシンガンのような穴のあき方。
なのに何も見えなかった。弾を撃っている様子が見れなかったのだ
女「!?」
女は驚いている。今の状況を
誰が撃ったのか。誰が倒したのか分からない顔だった
しかし
唯一、男だけは驚きがなかった
まるで、自分がやりましたとこの場で言っているかのように
男「幼、先に帰ってくれ」
幼「え?なんで?」
男「お願いだ。先に帰ってくれ」
幼「何を隠してるの?教えてよ、ねえ」
男「幼!!」
幼 ビクッ
男「頼む...こいつと話がしたい」
幼「う、うん」スタタタタ
男「さて、と...」
風力使い「なんだ...今のは......女があんなことを」
女「悪いけど、私はしてないわ。マシンガンを出しただけ」
風力使い「じゃあ、だれがやったんだよ...」
男「俺だよ」
風力使い「お前が...?」
女「男君が...?」
男「俺の能力だよ。時を止めたんだ」
風力使い「時を止めた、か...」
男「それなら、お前が出した風の弾丸もすべて消せるだろ?」
風力使い「そうか.......完敗だな...こりゃ」
男「なあ、あんたに聞きたいことがある」
風力使い「なんだ?早めにしてくれ、もう死んじまう...」
男「俺はこの能力を授かった時、世界を救えと言われた。お前らを動かしているのは誰だ?」
風力使い「名前は知らねえな...教えられるのは一つだけだ」
風力使い「アンタらが捜してんのは大きすぎる...小さいところで俺がいるんだからそうだ」
男「おい、おまえ、死ぬって...」
風力使い「安心しろ。組織が死体を片づけてくれらぁ」
男「おい、待てよ!おい!」
女「死んじゃった、わね...」
男「あいつの話じゃ組織がここに来るんだ。急いで逃げよう」
女「ええ」
男の家
男「ただいま~」
幼「・・・」
男「なんだ、いたのか」
幼「男、あなたに聞きたいことがあるの」
幼「あの時の奴は一瞬で死んだ」
幼「私は何もわからなかった。女さんも同じ」
幼「あれをやったのは、男。あなたなの?」
男「・・・」
幼「なんでよ...何で黙っちゃうの!」
幼「教えてよ...あなたのその隠してる何かを......」
男「......聞かない方がいい」
幼「どうして!?私はあなたのことを心配してるのに!」
男「だからだよ」
幼「はぁ!?」
男「俺がこれから見ようとしてんのは世界だ。女やあの風力使いよりも上、そのまた上へ」
幼「そんなのに勝てるの!?無理に決まってるじゃない!」
男「できるさ。何せ俺の能力は、幻想を自分の手にする能力だから」
幼「そんなのどうでもいい!私は、男を!」
男「ありがとな。気持ちだけで十分だ」
幼「でも、でも...」
男「さあさあ、今日は帰ってくれ。色々やらなきゃいけないことがあるんだ」
幼「......うん」
幼の家
幼「男...」
幼(男は色々抱え込んでるんだ...)
幼「男...」
幼(男は世界を敵にするつもりだ、なにもかも見るつもりで...)
幼「..や...」
幼(離れる、男が私から、私の隣にいる男が離れる...)
幼(いやだ...いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ)
幼「いやだいやだいやだッ!!!」
幼「男の行動がわかって、未来さえも見えて、彼を助ける能力」
幼「後のことはどうでもいい!男以外がなくなってもいい!だから!」
謎の人「わかったわかった。そんなに叫ぶな。隣に聞こえる」
幼「...誰よ」
謎の人「匿名希望だ。許してくれ」
謎の人「理由はあんたに能力の発動を伝えに来た」
謎の人「あんたの願い通りの能力だよ」
幼「願い、通り...?」
謎の人「あんたの能力は未来予知。考えた相手の10分後の未来が見える」
幼「たったの10分!?ふざけないで!」
謎の人「まあ待て。普通この系統の能力者は一定時間しか見る事が出来ない」
謎の人「でもな、あんたは制限時間無しだ。ずっと相手の未来が見える」
幼「制限時間、無し...」
謎の人「うーん、あと何か引っかかってるんだけどなあ」
幼「何が引っかかってるの?」
謎の人「わかんねえや。まあいい」
謎の人「まず言っておく。これは一人しか救えない、二人が襲われたとき対処不可能だ」
謎の人「大事な人のために使うのが吉だ。でも」
謎の人「守れない時だってある。それは覚悟しとけ」
謎の人「それじゃ」スーーーーーーー
幼「あんたに言っときたいことがあるわ」
幼「これで二人が襲われたとき、どっちを見るかはきまってるじゃない」
翌日
男「やべえ、遅刻しそうだな。急ごう」
幼「早くしないと遅刻するもんね~」
男「急ぎましょうか」
幼「うん」
学校
男「ああ、暇だ―」
友「お前もか、やっぱり友達同士ひまだよな~」
男「ピクッ」
友「どうした?ピクッって」
男「いや、なんでもねえ」
男(どっかから見られてる気がするな)
幼(すごい!やっぱり男をずっと見られる!)
幼(昨日はご飯食べてたりしてたのみてたし)
幼「すごい...私の望みがかなった...!」
女「どうしたの?」
幼「私、能力者になったの!」
女「しー。あんまり言っちゃダメ」
幼「女さんだっていきなり言ったじゃん」
女「知り合いだからだよ」
幼「ふーん」
女「で、どんな能力?」
幼「10分後の未来が見れる能力だよ」
女「10分後かぁ。私は描くだけだからなあ」
幼「でも、書き方を変えれば10分後に何かができるって事でしょ?」
女「そういえばそうだね」
幼「いいなあ、書いたことが現実になる能力」
学校が終わって帰り道
男「幼、今日はいい事でもあったのか?」
幼「もちろん!」
幼(男を永遠に見ていられる能力だよ♪)
男「そっか」
幼(ちょっと男の未来をっと...)
幼(男が戦ってる...そんなことさせない!)
幼「あ!買い物忘れた!買い物行くよ!」
男「え、俺もか!」
?「ここに奴がくるんじゃなかったのか・・・」
女「その相手は私でいいかしら?」
?「あんたが、女っていうのか」
女「そうよ」
?「そうか、あんたの思ってる通りやろうか」
女「そう。じゃあ遠慮なく」
女はペンを取り出し描いたのは
女「棒人間!戦え!」
そう、棒人間。形がバラバラですぐにやられるが
敵にダメージを負わせるには十分だ
?「邪魔だな。燃えろ」
その言葉と共に棒人間に炎の竜巻が襲いかかる
棒人間は燃えてチリになった
炎使い「すぐおわる、雑魚だな」
だが、燃えた棒人間は炎使いに攻撃する!
炎使い「ち、燃やしたのに!」
女「棒人間ほど書きやすいものはないわ!」
炎使い「てめえを先に倒せってか!」
炎使いは女に炎をぶつける!
女は壁を作り炎を守った!
炎使い「じゃまだなおい!」
女「それは褒め言葉としていただくわ」
女は絵を描いている!
その間にも棒人間が炎使いに攻撃をしかける!
炎使い「く!」
女「とどめ!」
描いたのは、なんと、5mの深さの落とし穴!
炎使い「なにいいぃぃぃ!?」
さらに、下には竹が入っており炎使いを刺した!
女「私はマンガをなぞっても能力が使えるんだから」
炎使い「この、この俺がぁああぁあぁぁぁ!!」
幼(やっと女さんが終わらせてくれたわね)
幼「帰ろっか」
男「良いのか?なにも買ってないぞ」
幼「良いよ。別に無かったし」
男「そっか」
幼「また今度、一緒に探そ?」
男「おう、探してやる」
幼「ありがと」
翌日
幼(駄目だ…男の未来ばっか見て少ししか寝てない……)フワァァ
幼「男を起こしに行かなきゃ……え!もうこんな時間!?」
幼「急がなきゃ!」
幼「男の未来を見て……あ!もう学校行ってる!」
幼「急いで追いかけろ~!」
男「なあ、友」
友「どうした男」
男「宿題を見せて欲しいんだが」
友「悪いな。俺もやってないんだ」
男「そうですよね」
友「そうですよね、ってどういうことだ」
昼休憩
女「……って訳で。また襲って来たわね」
男「すまねえな。一人で戦わせちまって」
女「良いのよ」
幼「何か能力の話が多いね」
男「そりゃあな。女の命狙ってる奴がいるんだから」
幼「そうだね。女さんを守って、って女さんと私だけでしょ!」
男「あ、ああ。そうだったな」
女(まだ、話してないんだ…。幼さんを連れて行きたくないんだ)
幼(男……見えてるんだよ。後10分後に、能力使うこと)
ブルンブルン
男「なんだ?うるせえな」
暴走族「おい!この学校に女ってやついんだろ!出しやがれ!」
女「あら、呼ばれた?さっさと終わらせましょうかね」
男「俺もいくぞ」
幼「私も!」
幼(わかってるの。男は幻想を操る能力。あなたが言ったじゃない)
幼(そう、きっと隠してる。今は言っちゃいけない。責めて、ついていく位がいいんだ)
女「おい!アンタかい!次の使いは!」
暴走族「そんとおりだ。早めに終わらせてえからさっさとやっちまうぞ!」
女「そう。あなたこそ死なないでね!」
女は絵を描いている!
だが、暴走族は素早い攻撃で女を攻撃した!
女「きゃっ!」
暴走族「悪いな。俺はスピードを上げる能力だ。アンタの能力じゃ俺には勝てねえな!」
女「くっ!」
暴走族「おせえなあ!」
男は動けなかった。また一(にのまえ)の能力を使えばいい。でも。
幼は見切りそうだ。風力使いの時も俺の技だと見切られた
でも、女がやられている。それを見ていられない、助けたい
心と体が逆の考え。
そんな時に、後ろから誰か来た
先生「女を助けないのか?俺が行くぞ」
先生は、暴走族の元へ行く
暴走族「なんだぁ、先行かよ。さっさと消えな!」
その素早さをいかした、風力攻撃
女、いや。男でも助かりにくい技だ
しかし、先生は普通ではなかった
風力攻撃を、先生は消し去り暴走族を殴った
そう、まるで幻想を壊すように
男(どういう事だ!?今のは上条の能力だぞ!?)
暴走族「ふざけんなよ!クソが!」
暴走族は一気に体を加速させ先生にタックルした!
先生「流石に無理だわ、これ」
ドンッという音と共に先生の体が吹っ飛んだ
女「先生!」
男「ちくしょう!」
黙って見られなかった。男はイメージする。一(にのまえ)は時を止めても攻撃しにくい。
となると、
男「ザ・ワールド!時よ止まれ!」
そうして、時が止まった
男「ザ・ワールド。奴を叩くぞ」
そう、それはスタンド。暴走族の隣まで行ったスタンドと男は、連続の殴りを始めた!
男「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ッ!」
暴走族に何十発の殴りが入った。
そして一言
男「そして時は動き出す」
暴走族は叫び声すらあげられず倒れた
そう、これで学校の件は終わった。はずだった
幼「ねえ、男。今の何なの!」
は?と男は思った。時は止まっていた筈だ。なのに、なぜその事を知っている?
女「忘れたの?ザ・ワールドは意識だけは止まって無いこと」
そう、それだけだった。男にとってはそれだけで、幼に自分の力を見せていた。
男「悪い、女。俺先に帰るな」
女「ちょっと、男君!」
男が学校から逃げるように去っていく
幼は追いかけた。男を追うように
女「さっさと学校の人達から忘れさせなきゃ」
女は関係者以外はここ10分見た物を忘れる、と書いた
男がたどり着いたのは、かつて秘密基地にしていた場所
幼と二人で隠れて作った場所だ
男「あ~ぁ。こいつはひでえよなあ」
男(隠していた秘密とはいえ、能力が2つあることに驚いただろうな)
幼「ここにいたんだ、男」
男「な、幼!なんでいるってわかったんだ!?」
幼「思い出の場所でしょ?」
幼(能力で探したんだ)
男「そうだったな……なあ、俺をおかしいと思わないか?」
幼「おかしい?」
男「そうだよ。時を止める能力にザ・ワールドをする能力。怖いだろ、一人なのに能力が2つもあるんだぜ」
幼「ううん。怖くなんかないよ」
男「嘘つけ!今ここで!幼を[ピーーー]ことも出来る!そんな能力だぞ!」
幼「ううん。男はそんな事しないよ」
幼(私が見た未来なら、逃げた。でもそんなことしない!)
男「さっさと俺から、離れろよ!」
その一声に、何の能力も発動しなかった
幼「ほら、ね?男はそんなことしない優しくて、強い人だもの」
男の脳内は幼の事でいっぱいで、能力なんか使えなかった
男「なんで、俺から離れないんだよ……」
男「なんでだよ!いずれ、いや今から俺は戦うかもしれない、なのになんで俺といるんだよ!危険過ぎるんだよ!死んじまうかも知れねえんだよ!」
男「それじゃあ、幼が傷付くだけなんだよ……」
男はわかっていた。これから酷い事が起きると、そんな悲しい事に幼をいれたくない。幼を悲しませたくない。
男は、顔に涙を浮かべた
幼「ううん。私は大丈夫。逆に、あなたの側にいれない方が私には辛いから」
幼「私はあなたの一番近くにいて、あなたの事わかってるつもり」
幼「私、能力あるし」
男は涙を流すギリギリでかすれた声でえ、と聞いた
幼「私、10分前の未来が見えるの。相手の攻撃は未来を読んでかわすから」
幼「あなたの重荷にはならない用にするよ。だから、いかせて。あなたの側に。ずっと側にいたいから」
その日、男は日が落ちるまで、泣いた
女「先生、あの時にあなたは幻想殺しを発動しました。何故です?」
先生「ああ。それ?これは幻想殺しなんかじゃない」
先生「これは右腕を自由な物質に変化させられる能力だよ。さっきはダイヤモンドにして攻撃を無効化した」
女「へえ。あなたは敵側かしら」
先生「いいや。敵でも味方でもない、中間らへんかな?」
翌日、の前
友は学校にいた
友「先生、なんであんなことしたんですか」
先生「まあ、助けたいという気持ちがな。出ちまって」
友「あなたは関係ない人なら無視する派じゃないんですか?」
先生「あいつらは関係あるだろ」
友「まあ、教師ですしね」
先生「腕を変化させる能力って言ったからいいだろ?」
友「ですけど、なぜダメージを受けたんです?
先生「ここじゃあ、あいつらの世界だ。俺の世界じゃねえ」
友「ですねえ。ま、さっさと帰って明日頑張ってくださいな」
先生「はいはい。ああ、俺の先生なら励ましてくれるんだろうな」
翌日
男「幼、ごめんな。あの時」
幼「言わなくていいよ。別に」
男「おう。ゴメンな」
幼「謝らない。さ、いこっか」
男「おう!」
男(あの時は悪かったな。幼)
男(俺は、お前を見捨てる。死んじまうと俺が耐えられねえ)
謎の人「あ、あんたらかい。用事は」
??「なあ、そろそろ良いだろう。動いても」
謎の人「いいけどさあ。アンタらの望みはなんなんだい?」
??「なにか?決まっている」
??「女の持っている本質を使うのだよ」
謎の人「本質?なんだそりゃ」
??「その本質は、すべてを司る。本来使えるのに使ってないだけなのだよ」
謎の人「彼女が?」
??「気づかないならいいのだよ。私は世界を変える」
学校
男「友、宿題を見せてくれ」
友「俺が持ってきてるわけないだろ」
男「デスヨネー」
先生「はい、授業やるぞー」
男「わすれたよ、先にいっとくけど俺宿題わすれたよ!」
先生「はい、今日は男の宿題倍な」
男「えぇ!?」
先生「じゃあ、補修受けて夕方まで帰らないか?」
男「多めでお願いします」
帰り道
男「というわけでして」
幼「私と女さんに助けが借りたいと」
女「私はいいけど」
男「ありがとうございます」
パシュン
女 バタッ
男「女!」
幼「何なの一体!」
男「時よ止まれ!」
男が時を止めた。が!
男(なんで弾が止まらないんだ!)
その止まらない弾は男に当たる!
男「ぐはっ!?」
男(死ぬわけでは、ないけど。時が、動いちまう!)
時間は動き出した。そして、幼に弾が飛び、全員が倒れた
男「くそったれ、誰かいないのか?回復系統の能力は、思いつかねえ...」
男は考えている間に、意識を失った。
女「...う、うん?私、寝てたの?」ジャラ
女「何?これ」
??「すまないね。君には右手以外を縛らせてもらった」
女「右手ですって?何でかしら」
??「君の本質を使いたいんだよ」
女「本質?」
??「そうだよ。君の本質だ。君には、一つ行っていたただきたい物がある」
女「なにかしら?」
??「君には私が最強になると書いてもらおう!」
女「なぜ?」
??「私は全ての頂点に立ちたい!絶対なる無敵に!」
女「へえ。でも願いに名前がいるわ。あなた名前は?」
??「そうだね。銃使いだ。覚えておきたまえ」
男「たく、なんだよ一体」
外に放りだされていた男と幼は助けを呼ぶヒマさえなかった
幼はまだ気を失っている
男「女は!?どこだ!」
男「滝壺だ!滝壺を思え!」
男(近くにある廃工場らへんか...よし、いこう!)
男は、一(にのまえ)の能力を考え、廃工場まで走った
別に、走らなくても時は止まっているから同じなのに
女「私に書けって言うの?」
銃使い「そうだ!書け!」
女「それはいやよ。書いたら、あなた私を[ピーーー]でしょ」
銃使い「よくわかるね」
女「そんなことなら書かずに[ピーーー]ればいいわ」
銃使い「それは困るんだ。私は最強になりたいのだから」
女「そうかい。まあいいわ。もう援軍が来たし」
銃使い「うん?」
男「ご登場。女、大丈夫か?」
女「もちろんよ」
銃使い「敵かな?いいや、的だね。すぐ打てる」
銃使い「いいかい?私の能力は火力は低くても色んな能力を付けられる。だから、さっきは時が止まっても弾が動いた」
男「てめえ、やっぱりボスキャラか!」
銃使い「始めようか。愉快なオブジェに変えてあげよう!」
>>34
女「私に書けって言うの?」
銃使い「そうだ!書け!」
女「それはいやよ。書いたら、あなた私を殺すでしょ」
銃使い「よくわかるね」
女「そんなことなら書かずに死ねればいいわ」
銃使い「それは困るんだ。私は最強になりたいのだから」
女「そうかい。まあいいわ。もう援軍が来たし」
銃使い「うん?」
男「ご登場。女、大丈夫か?」
女「もちろんよ」
銃使い「敵かな?いいや、的だね。すぐ打てる」
銃使い「いいかい?私の能力は火力は低くても色んな能力を付けられる。だから、さっきは時が止まっても弾が動いた」
男「てめえ、やっぱりボスキャラか!」
銃使い「始めようか。愉快なオブジェに変えてあげよう!」
幼「う、う~ん」
幼「あ、男達がいない!」
幼(能力を使ってっと...)
幼(な、何よこれ!男が死んじゃう!)
幼「そんな未来、変えてやる!」
幼「場所は廃工場らへん、急ごう!)
銃使い「ほらほらほら!」
銃使いは乱射して男に弾丸をぶつける!
男「残念、ベクトル変換」
銃使い「ならこの弾だ!」
男「そんなのベクトルを変えて...」
だが、打ち出された弾はベクトルの膜を抜け男に直撃した!
男「なっ!?」
銃使い「ベクトルを無視するように撃ったから。当たるよ?」
男「そうかい!ザ・ワールド!」
男は時を止めた。だがしかし!
弾は素直に飛んでくる!
男「避ければいいんだよ!」
男「さっさとたおそうか...」
だが避けたはずの弾丸は後ろから男を襲った!
男「ぐはっ!?」
ダメージで時が動き出してしまった!
銃使い「バウンド式の弾丸。時を無視するから君の打つ手を減らせる」
男「くっ...」
銃使い「とどめでもさそうかな?」
男「...なあ、ここって金属工業だったんだよな」
銃使い「そうだな」
男「そんな真ん中にいちゃあ、ダメなんじゃないの?」
銃使い「まさか!」
男「こちらの方が圧倒的に上回っている!」
その瞬間、周りにある鉄が一気に銃使いに襲い掛かる!
磁力を操っているのだ!
女の鎖も反応し、鎖がほどけた!
銃使い「くそ!溶ける弾丸だ!」
銃使いは鉄に向かって酸のような弾丸をぶつける!
そうすると鉄が溶けてなくなる!
男「とどめだ!」
男は隙のあるタイミングで殴りにかかった!
そう、それは勝利を意味する!だがしかし!
幼「男!」
男「幼、なんでこんな所に!」
その、たった一瞬。その一瞬が命運を分けた。
バアァン!
打ち込まれた弾丸は、貫通性の高い物。火力が低くても貫通すれば同じ
銃使い「悪いな。これで終わりだ」
女「男君!!」
男は、まるでマネキンが倒れるかのように。
地面へ体を付けることになった
銃使い「残念だよねえ。こんな死に方」
女「しっかりして!男君!!」
幼(男?どうしたの?起きてよ、そいつやっつけてよ)
幼(まさか、死んじゃったの?なんで?)
幼(私の、せいなの?私の?)
幼(私のせいで、男が死んだ)
幼(私の)
私の
幼(私の)
私の
幼(私の)
私のせいで
幼(男が 死 ん だ)
幼「いやあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!」
銃使い「あはは、面白いぐらい壊れちゃったねえ」
女「幼さん!しっかりして!」
銃使い「あの子も殺しちゃおっか」
銃使い「ばいばい、彼を殺した彼女さん」
弾丸が放たれた。幼なら一撃の弾丸
女「幼さん!!」
幼は死ぬはずだった。
しかし、幼からまるで膜の様なものがだされた。まるでトラファルガー・ローのルームの用だ
その膜に入った瞬間、弾丸は消えた
銃使い「なんだ、その能力は!くそ、銃もつかえない!」
銃使いは殴りにかかった。が、それはさらりと避けられた
幼は一発、銃使いに渾身の殴りを咥えた
銃使いはまるでボールかのように吹き飛んだ
幼「許さない...男を殺した...お前が殺した...仕返しだ.........」
女「幼、さん。なの?」
銃使い「くそ、ふざけるな!」
幼にまた殴りかかった銃使いだが、幼は一瞬でかわす
そして銃使いを殴った幼はこう言った
幼「私は、覚醒した。あなたの攻撃はすべて読める」
銃使い「覚醒だぁ?笑わせるなよ!」
幼「殴りにかかっても無駄。能力の無いあなたは最弱だし」
その通り、最弱の銃使いは殴りを避け続けられた
女(幼さんが!?あんなに覚えられるものなの!?)
幼「女さん。早く出てください。1分もしないうちに崩れます」
女「え、えぇ。わかったわ」
銃使い「いかせるかよ!」
銃使いは女の方へ走る!だがしかし!
幼「おそいなぁ」
銃使い「なっ!?」
ドゴォッ
今までの中で一番威力のあるパンチが脇腹に入り込んだ
銃使いは女性に殴られたとは思えないほど吹っ飛んだ。壁まで飛ばされた
銃使い「かっ、は、なんだ、あいつの能力はぁ」
幼「...帰る」
銃使い「待ちやがれ!糞やろう!」
パラ...パラパラ......
銃使い「なんだ、崩れてきている?」
銃使い「急がなければ......」
銃使いの動きが鈍い。なぜなら、体に力が入らないからだ。
幼「男、どこにいるの?」
女「幼さん!男君はもう外に運んだよ!」
幼「そう。ありがとう」
幼「じゃあ、ばいばい。銃使いさん。さっさと死んじゃえ」
そして......
ドゴオォォォン!!!!
音と共に建物が崩れる。磁力で集めたからだろう。鉄筋まで引っ付かせてしまった。
謎の人「おお、凄い凄い。よくできたねえ」
ふと現れた謎の人。
幼「...もう帰って」
謎の人「なんでだい?」
幼「内容を知ってるもん」
謎の人「ふむ。覚醒したと気づいたか」
女「覚醒って?」
謎の人「能力が強化されることだよ」
謎の人「彼女は、膜にいる間は誰も能力の使えない力を手に入れた」
謎の人「さらに、未来予知をどんな時間帯でも見れるようになった」
謎の人「つまり、たった0.1秒から10年後の未来だって見れるということさ」
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