エレン「奇行種が現われた!?」阿部さん「やらないか」 (53)


進撃の巨人SS


エレン「奇行種が現われた!?」江頭2:50「ドーン!」

エレン「奇行種が現われた!?」江頭2:50「ドーン!」 - SSまとめ速報
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http://www.youtube.com/watch?v=qgiOKM9O3sM

エレン「くそ!」

アルミン「エレン危ないよ!」

アルミン「青いつなぎを着ている巨人なんて聞いたこがない!」

エレン「だからって見過ごすわけにはいかねーだろ!」

アルミン「……ちょっと待って。あの青いつなぎを着た巨人の様子がおかしいよ!」

エレン「なに!?」

阿部さん「……」

巨人「……」

阿部さん「いいのか? ホイホイついてきちまって。俺は、巨人だってかまわないで食っちまう男なんだぜ?」

巨人「……!」

エレン「巨人があの奇行種に突っ込んでいった!」

アルミン「もしかして、あの奇行種を僕たちと同じ捕食対象として捉えたの!?」

阿部さん「ほーう。それじゃあ、とことん。楽しませてもらうからな」

阿部さん「ふ!」

巨人「!?」

エレン「すげー!」

アルミン「巨人とは思えない俊敏な動きで背後を取った!」

阿部さん「ショータイム☆」

エレン「あいつ……なんか下半身から男性器を取り出したぞ!」

アルミン「それを巨人の肛門辺りに目掛けて……!」

ブスリ♂

巨人「アー!」

アルミン「え!? きょ、巨人が行動不能になっちゃった!」

エレン「どういうことだ! 巨人の弱点は一箇所だけじゃないのかよ!?」

アルミン「わからない……でも人類があの部分を攻撃できたことは一度もなかったから!」

アルミン「きっと、あそこも巨人の弱点なんだよ!」

エレン「これは人類の大きな一歩に繋がるかもしれないな!」

阿部さん「なんだ? もう逝っちまったのか?」

巨人「……」ピクピク 昇天

アルミン「ん?……あ、あれは!?」

エレン「鎧の巨人だと!?」

鎧の巨人「……」

阿部さん「ウホ、いい男」

鎧の巨人「……」ビク

エレン「逃げるんだ奇行種!」

アルミン「君には厳しい相手だ!」

エレン「そうだ! あいつは皮膚が堅いんだ!」

エレン「だから、攻撃してもムダなんだ!」

阿部さん「ほーう。それじゃあ、俺のイチモツとお前の皮膚どっちが硬いかな?」

鎧の巨人「……」フ

エレン「あいつ! 特攻体勢に入りやがった!」

アルミン「鎧の巨人の突破力は異常だよ! 早く逃げて!」

ドシン!

阿部さん「……はは、随分と暴れ馬だな」

鎧の巨人「!」

エレン「あいつの突進を体で受け止めやがった!」

アルミン「なんてパワーだ!」

エレン「そして、そのまま背後に回った!」

アルミン「でも、無理だよ!」

アルミン「鎧の巨人の装甲を貫くことはまず不可能だ!」

エレン「確かに大砲をくらった程度じゃびくともしなかったからな……」

エレン「けどあいつなら、あいつならきっと!」

阿部さん「おいおい。もうちょっと力抜けって」

鎧の巨人「……!」ジタバタ

阿部さん「ふ!」

アルミン「あ、いった!」

ブスリ♂

鎧の巨人「アー!」

エレン「すげー! あの巨人の装甲を貫きやがった!」

アルミン「鎧の巨人もなんだか嬉しそうに頬を染めてるよ!」

鎧の巨人「……」ピクピク

ビシャシャァァン!

ドーン!

アルミン「ま、まさか……」

エレン「うそ、だろ?」

50m級「……」

阿部さん「こいつは少し大きな獲物だな」

エレン「今度こそ、もうだめだ」

アルミン「勝てないよ……」

阿部さん「おいおい。諦めるにはまだ早すぎるぜ?」

エレン「お前……やる気なのか?」

アルミン「無理だよ!」

阿部さん「……」タッタッタッタ

エレン「あ、ちょっと待てよ!」

アルミン「どうすつつもりなんだろう……」

エレン「あの体格差をどう覆すっていうんだ!」

阿部さん「……近くでみると本当に大きいな」

阿部さん「これは腕がなるぜ」

50m級「……」

阿部さん「それじゃあ、とことん楽しませてもらうからな?」

阿部さん「ふ!」

アルミン「! ご、ゴキブリみたいな動きで巨人の足から上へと上っていっている!」

エレン「なんて機敏な動きなんだ!」

50m級「……」ジタバタ

アルミン「あんなに巨人が暴れているのに気にもしないで上へと進んでいっているよ!」

エレン「なんて腕力なんだ!」

お前いい加減にしろよ
短い上にクソつまらないスレばっかり立てやがって

>>23
テメェのせいで>>1が書くのやめちまっただろうが
どう落とし前つけんだおい

アルミン「あ! ちょうど尻の部分まで到達したよ!」

エレン「もしかして、掘るつもりなのか!?」

阿部さん「いくぜ」

ブスリ♂

50m級「アー!」

エレン「逝ったぁぁぁ!」

ドシン

50m級「……」ピクピク

エレン「すげーよ……すげーよ!」

アルミン「どうやら彼は僕たちの味方みたいだね!」

エレン「あぁ! 間違いない!」

エレン「あいつは人類の希望だ!」

>>26

ごめんよ。飯食べてただけなんだ。

エレン「おいお前! ちょっといいか?」

阿部さん「どうかしたのか?」

エレン「お願いがあるんだ!」

エレン「俺と一緒に巨人共を駆逐してくれ!」

阿部さん「駆逐?」

阿部さん「よくわからないが、とりあえずここにいるやつら、全員食っちまっても構わないってことか?」

エレン「大体その解釈で合ってるぜ!」

阿部さん「パラダイスじゃねーか。いいぜ協力してやる」

エレン「本当か!?」

エレン「俺の名前はエレン。お前のことはなんて呼べばいいんだ!?」

阿部さん「俺のことは阿部と呼んでくれ。よろしくな」

エレン「アベか! 一緒に巨人を倒そうな!」

エレン(その後俺とアベの快進撃が始まる)

エレン(一年が過ぎたことにはもう巨人のほとんどがアベによって絶滅の危機に瀕していた)

エレン(アベはほぼ年中無休で働き巨人を倒していた)

エレン(そして、今日最後の巨人を討伐することに成功する)

阿部さん「ハァハァハァ」

巨人「……」グッタリ

エレン「やった……みたいだな!」

エレン「やったぞ! 巨人を全滅させてやった!」

一同『うぉぉぉぉ!』

>>23

あなたの言っていることは真摯に受け止めさせてもらいます。

確かに面白くも無いスレを立てすぎたのかもしれません。

反省して次に生かしたいと思います。

ミカサ「まだ、絶滅していない」

エレン「え?」

ミカサ「……ふ!」

阿部さん「グフ……」

阿部さん「……く」ドシン

エレン「おい! ミカサお前! 阿部のうなじを削ぎ落としたのか!?」

ミカサ「……」

エレン「聞いているのかよミカサ!」

ミカサ「……私も出来ることなら殺したくは無かった」

ミカサ「けど、実際に彼のことを怖がっていた人物が大勢いてこういう対処をせざるを得なかった」

ミカサ「アベの事をよく思っている人物より。悪く思っている人間のほうが多くてこういう結果になった」

エレン「そんな……嘘だろ?」チラ

一同『……』

エレン「みんななにか言ってくれよ!」

エレン「アベのおかげでこうして巨人を倒すことが出来たんだぞ!」

エレン「なのにこんな仕打ちってあんまりだろ!」

阿部さん「いいんだ……」

エレン「お前、まだ意識があるのか!?」

阿部さん「俺は世間から見れば異端な存在」

阿部さん「こうなる運命は必然だったんだよ……」

エレン「そんな! お前が巨人だっただけでなんで殺されなきゃならないんだよ!」

阿部さん「それに、俺を殺すことはみんなが決めたことなんだろ?」

阿部さん「だったら、大人しく従うだけさ」

エレン「ふざけんな! 俺は……俺はそんなのに賛成していない!」

http://www.youtube.com/watch?v=b7Hx_NAFtcg

BGM Kiroro Best Friend

阿部さん「そんなことより……こいつを、見てくれ。どう思う?」

エレン「……」

エレン「凄く……大きいです……」ホロリ

阿部さん「嬉しいこと、言ってくれるじゃないの?」

エレン「お前と俺は親友だろ!?」

エレン「こんなのいつだってずっとだって言ってやる!」

エレン「だからそんなお別れみたいな顔するなよ!」

訂正 阿部さん「嬉しいこと、言ってくれるじゃないの……」

エレン「なぁ……覚えてるか?」

エレン「一緒に立ちションしたときのこと……」

阿部さん「あぁ。今でも鮮明に覚えているぜ」

エレン「……俺、あんなに楽しい立ちションは初めてだったんだぜ!」

阿部さん「……」

エレン「それからあれだ」

エレン「一緒に海で遊んだときのこと!」

エレン「俺、海が初めてで怖かったときにお前、一緒になって泳いでくれたよな……」

阿部さん「……」

エレン「……」

エレン「これから先も、もっといっぱい思い出を作ろう!」

エレン「俺ら、まだまだ全然遊んでいないじゃないか!」

エレン「だから……お願いだよ……死ぬなよ……」

阿部さん「……グフ」

阿部さん「どうやら、俺の体はそろそろ限界のようだ……」

阿部さん「最後にアルミン……」

アルミン「わかってるよ」

アルミン「エレン……これ」

エレン「これは……俺の身長に合った青いつなぎ?」

アルミン「うん。僕が頑張って作ったものなんだ」

アルミン「アベさんに頼まれてね」

エレン「お前……」

阿部さん「……」ニコ

エレン「……もう時間が無いから言いたいことだけいう」

エレン「俺は、仲間を失って、辛いときや悲しいときいつもお前の笑顔に助けられた」

エレン「感謝しても仕切れないくらいだ……」

エレン「だから……」

エレン「俺、もっと強く生きるよ」

エレン「お前に負けないくらい、いい男になるから!」

阿部さん「次に生まれ変わったときには……」

阿部さん「人間同士で出会えるといいな」

エレン「おう!」

阿部さん「ふふ……」グッタリ

エレン「……」

アルミン「逝った、みたいだね」

エレン「アルミン行こう。俺らの報告を待っている人たちは大勢いる」

アルミン「う、うん。そうだね」

ミカサ「エレン」

エレン「お前は悪くない」

ミカサ「……」

エレン「……さぁ行こう」

エレン(その後、アベの功績が称えられることは無かった)

エレン(歴史は改変され、調査兵団のみでの活躍により巨人は駆逐されたとなっている)

エレン(アベの存在は世界から抹消され、砂埃のようにどこかへ消え去っていた)

エレン(しかし、俺の心にはしっかり刻まれている)

エレン(アベが俺らを巨人の支配から解放してくれたと)

エレン(そして、どれだけ偉大でどれだけいい男なのかを俺は知っている)

エレン(……あいつはこれで満足だったのだろうか)

エレン(いや、そんなことは今更考えても仕方が無い)

エレン(俺はどうしているかと言うと——)

マサキ・ミチシタ「ウホ、いい男」

エレン「や・ら・な・い・か」

エレン(公園のベンチに座る。自動車の修理工になっていた)

ミカサ「もっと早くにあいつを始末しておけばよかった」

end

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