同僚Ａ「じゃあさ、営業の〇〇さん誘ってみない？」

同僚Ｂ「えーなにＡ子〇〇さん狙ってんのー！？」ｷｬｯｷｬｯ

同僚Ａ「ち、違うし！　そういうんじゃないし！」ｷｬｯｷｬｯ


ライトニングさん(……忘れ物ないみたい、かえろ)

ライトニングさん「……ぁ、お疲れ様でしたー」

「ｩｰｲ」

ライトニングさん(はぁ……今日何食べよ)

ライトニングさん「……お腹すいた」

「おい！！　ちょ、待てよ！！！」

ライトニングさん「あひぇ！？　は、はははは、ハイーっ！？」ﾋﾞｸﾝｯ

jk「やだ！　離してよ！　あんたは芳枝のとこ行けばいいじゃない！」

dk「誤解だっつってんだろ！　俺が好きなのは……ずっと前から……！」

jk「たかし……ちょ、誰か見てる」

dk「あ、スンマセン気にしないでください」


ライトニングさん「」ｶｰｯ

ライトニングさん「……！……！」ﾀﾀﾀｯ

dk「……芳枝」

jk「たかし……」

ライトニングさん(あー恥ずかしかった……)

ライトニングさん(でも……青春か、良いなぁ)

ライトニングさん(みんな今頃なにしてるんだろう……)

ライトニングさん「ﾊｧ……さみs」

ライトニングさん「」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

ライトニングさん(そうだ！　あのケーキ屋さん寄ろう！　気持ちが落ち込んだ時は甘い物が食べたくなる気がする！)

――
―

ライトニングさん「あれ？　居酒屋になってる……」

ｶﾞﾁｬｯ

ライトニングさん「ただいまー……」

ライトニングさん「ケーキ買えなかったから駅前で天津甘栗買ってきちゃった」

ライトニングさん「いい香り」ｶﾞｻｶﾞｻ

ライトニングさん「……じゃなくて先に洗濯物取り込んじゃお」

――
―


ライトニングさん「あれ？」

ライトニングさん「パンツ一枚どこいったんだろ……」

ライトニングさん「落ちて……ない」

ライトニングさん「今朝、風強かったから飛ばされちゃったかな……ﾊｧ」

ライトニングさん「まあいいや、甘栗甘栗」

ライトニングさん(そういえば昨日半沢さんやってたんだ)ﾋﾟｯ
ライトニングさん(話は難しくてよくわからないけど、楽しい気がする)


テレビ『―。』

ライトニングさん「……」ｸﾞｸﾞｯ、ﾊﾟｷｬ

テレビ『――。―。』

ライトニングさん「……」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

テレビ『―。』

ライトニングさん「……」ｸﾞｸﾞｯﾊﾟｷｬ

ライトニングさん「……」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

テレビ『――――。』

ライトニングさん(終わった……)

ライトニングさん(今日はめんどくさいからカップラーメンでいいかな)

ライトニングさん「いってきます」

ｶﾞﾁｬ

――
―

店員「ｼｬｰｾｰ」

ライトニングさん(何食べようかな)

ライトニングさん(よく考えたらカップラーメンって久しぶりだ)

ライトニングさん(！、バキのポテトチップスが残ってる！)

ライトニングさん(買っていこう、カップラーメンは……カップスパでいいか)

ライトニングさん「これください」

店員「ｯｼｬｰｽ」

ライトニングさん(？、ポットがおいてある)

ライトニングさん(……あ、お湯入れて行けるのか！)

ライトニングさん(じゃあせっかくだし)

ライトニングさん「あ、すいません、ポット借りますね」

店員さん「ｯｿﾞ」

ライトニングさん(……便利になったものだ)ｼﾞｮﾎﾞﾎﾞﾎﾞｺｰｯ

ライトニングさん(……？)ｺｰｯ、ｺｰｯ

店員さん「ｱｯｼｬｰｾｯｽﾞｷﾞﾚｯｽﾈ」

ライトニングさん「えっ」

店員さん「ｯﾕﾜｸﾏﾃﾞﾁｮｯｯﾃｯｻｲｼｬｰｾ」ｼﾞｬﾊﾞｰ

ライトニングさん「え……と」

ライトニングさん(どうしよう、麺がぐでぐでになりそうだしすごい視線が痛い気がする……)

ライトニングさん「……あ、近いんでやっぱり帰ります」

店員さん「ｯｻｰｾ！ﾎﾝｯ！ｯｻｰｾ！」

ライトニングさん(こぼさないように……)ﾁｬﾌﾟﾁｬﾌﾟ

ライトニングさん(急がなきゃ！)

ライトニングさん(……今の私、他人からみたら凄い変な人かもしれない)ﾀｯﾀｯﾀｯ

ライトニングさん(……恥ずかしくなってきた！！　光速で走りたい！)ﾀｯﾀｯﾀｯ！

ﾌﾟﾌﾟｰｯ!!

ライトニングさん「！？、きゃあっ！？ 」ﾋﾞｸﾝｯ

「ｯﾌﾞﾈｰｿﾞｯｶﾔﾛｰ！」ﾌﾞﾙﾙﾙﾙ…

ライトニングさん「す、すみません！　すみません！」ﾍﾟｺﾍﾟｺ

ライトニングさん「……あ、スープスパ」

スープスパ「ぐちゃー」

ライトニングさん「……ﾊｧ、帰ろ」

ライトニングさん「……」ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ

ライトニングさん「あ、新しくお寿司屋さんができてる……」

ライトニングさん(お寿司か……お寿司……)

ライトニングさん「……よし！」

ｶﾞﾗｯ

「ﾗｯｼｬｲ」

ライトニングさん「あ、開いてますか？」

「ｱｲﾃﾏｽﾖｰ、ｻｯ、ﾄﾞｿﾞｾｷﾆ」

ライトニングさん「あっはい」

ライトニングさん(回ってないお寿司屋さんって凄い久しぶりだな……初めて、ではないはず)

「何……握りやしょうかね？」

ライトニングさん「えと……」ｷｮﾛｷｮﾛ

ライトニングさん(！？、えっ、ぜ、全部時価！？)ﾌﾞﾜｯ

ライトニングさん(なんか凄い変な汗出てた……どうしよう)

「お決まり……ですかィ？」

ライトニングさん「えっ、や、は、……えと」ﾓﾆｮﾓﾆｮ

ライトニングさん「さっ、サーモンください！」

　　　　　「ﾌﾟｰｸｽｸｽ」

「ｸｽｸｽ」

ライトニングさん「？、？」

ライトニングさん(笑われてる……？　え、私……じゃないよね？)

「お客さん……」

ライトニングさん「あっはい」

「少々、お待ちください……」ｽｯ

ライトニングさん「あっ、はい」

ライトニングさん(奥に引っ込んじゃった……なんでだろ……)

――
―

ライトニングさん(おいしかった……)ﾌｰ

ライトニングさん(全てが予想をはるかに越えておいしかった……ちょっと高くついたけど)

ライトニングさん(サーモンは食べられなかったけど、代わりに出てきた茶碗蒸しがすごいおいしかった)

ライトニングさん(また来よう、次はサーモン食べられるといいな)

ライトニングさん「……そういえばポテトチップス買ったんだった」ｶﾞｻｶﾞｻ

ライトニングさん(……でも今はお腹いっぱいだから食べるのは後にしようかな)

ライトニングさん(公園か……)

ライトニングさん(食べ過ぎたし、腹ごなしにちょっと散歩していこう)

ライトニングさん「……ﾌﾝﾌｰﾝ」

――
―

ｱ……ｱﾝ……

ライトニングさん「？」

ライトニングさん(声が聞こえた気がする……怖い)

ｱ……ｱｯ、ｱｯ…ｲｨ…

ライトニングさん(あっちの茂みの方からだ……怖い)

ライトニングさん(ぁ、あぁ……も、もう帰ろう)

ライトニングさん(も、もしかしたら……この公園で自殺した人とかいた……のかもしれない)

ライトニングさん(……殺人事件とかもありえる)

ライトニングさん(う……わ……わ……あ……)

ｱﾝｯ……

ライトニングさん「っわあああぁあああぁ！！」ﾋﾟｭｰ

ジリリリリリリ

ライトニングさん「Zzzﾌｶﾞｯ…！？、や、やばもう１０時……」ｶﾞﾁｬｯ

ライトニングさん「あ……土曜日か」

ライトニングさん「あー……」ﾎﾞﾘﾎﾞﾘ

ライトニングさん(せっかくの休日だしお昼くらいまで二度寝しちゃおうかな……それで昼御飯は適当にマックとか行って……午後は映画でも観よう)

ライトニングさん「へへ……Zzz」


ジリリリリリリ

ライトニングさん「ｱｯﾌｧ！？　寝すぎた寝すぎた！」ｶﾞﾊﾞｯ

ライトニングさん「ふー……えっ、外暗くなってる……」

ライトニングさん「え―……」

ライトニングさん「あ゛～……」

ライトニングさん(すごいお腹減ってるし……)

ライトニングさん(寝すぎて頭が重い……)

ライトニングさん(自分の人生がどこかに飛んでっちゃったみたいな気分だ……)

ライトニングさん「……水飲もう」

ライトニングさん「ｺﾞｸｯｺﾞｸｯ……」

ライトニングさん(……実は寝てる内に記憶が飛んじゃって、本当は昼間の内に映画にも行ったしビアガーデンなんかにも行ったりしてないかな)

ライトニングさん「ｯﾊｰ……」

ライトニングさん(……ないか)

ﾗｯｼｬｰｾ-

ライトニングさん「……」ﾍﾟｺ

ライトニングさん(寝る前にコンビニに行って起きたあとすぐコンビニにくると罪悪感を感じるのはなんでだろ……)

ライトニングさん「……ーっと」

ライトニングさん(すごいお腹減ってるせいかすごい油っぽいもの食べたいぞ)

ライトニングさん「……スタミナニンニクとんこつラーメン」

ライトニングさん(家系って言うんだろうか、こんなのも置いてある最近のコンビニはすごいなぁ……せっかくだし、これにしよう)

ライトニングさん「……あ」

ライトニングさん(せっかくだし……レバニラ、餃子……あと野菜ジュース)

ライトニングさん(完璧だ！　休日を潰した借りを挽回する勢いだ！)

……ｴｰﾖﾝｾｯｻﾝﾋﾞｬﾛｯｼﾞｭｰｴｯｽﾈ

ライトニングさん「あっじゃあこれで」

ｲﾁﾏｯｴｯｶｰｴﾖｯｼｰｽｶ

ライトニングさん「あっはい」

ライトニングさん(……買いすぎたな、マツキヨで買えばポイントついたのに)

ライトニングさん「ﾊﾌｯﾊﾌｯｼﾞｭﾙﾙｯ」

ライトニングさん「ﾊﾌｯﾑｼｬﾑｼｬ」

ライトニングさん「ﾊｸﾞｯｺﾘｯｺﾘｯ」

ライトニングさん「はぁー……お腹いっぱｸﾞｩﾌ」

ライトニングさん(すごいゲップでた)

ライトニングさん「……ﾌﾌｯ」

ライトニングさん(そうだ、昨日やってたキャッツ＆ドッグ観よう)

ライトニングさん(絶対かわいいし元気で……)

ライトニングさん「アレー！？」

ライトニングさん「……ナンデ」

ライトニングさん「なんで！？」

ライトニングさん「……」

ライトニングさん(録画失敗って……これだから機械は……)

ライトニングさん「……まあいいや、ツタヤいこ」

神崎「私これでも18歳ですよ？」

ライトニングさん「何！？……まぁそれでも俺より年上なんだけどな」

神崎「え！？」

ライトニングさん「……冗談だ」

神崎「ですよね」ﾎｯ