由比ヶ浜「ｽｰｽｰ」

八幡「い、今ならやれるか？」

八幡「ふー…」ｽｯ

由比ヶ浜「」ﾋﾟｸﾝ

八幡「…殺気に気がついたのか？」

雪ノ下「本当にケモノみたいな人ね…」

由比ヶ浜「…」

八幡「だ、だめだもうお終いだ…」

雪ノ下「いえ、いけるわ」

雪ノ下「この奉仕部に大量に仕掛けてある爆弾を爆破させるのよ」

雪ノ下「爆弾ならきっとバレないわ」

八幡「幸い由比ヶ浜も移動する分には起きないみたいだしな」

雪ノ下「消し飛ばすなら今しかないわ」

八幡(本当にこれでいいんだろうか…)

八幡(しかしヤらなきゃやられる)

雪ノ下「幸い平塚先生の死体もここにあるわ。由比ヶ浜さんと揉み合いになり爆破したことにしましょう」

爆音が鳴り響き奉仕部がある部屋とその周りは消し飛んだ

八幡「すげー爆発だぜ…いくら頑丈な由比ヶ浜でもここまでまでされたら流石に」

雪ノ下「そんな…」

由比ヶ浜「ギルルグルギ…やっはろーギガ」ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ…

雪ノ下「まさかあんな状態でも生きてるというの？」

相模「ふふふ…あんなボロボロの状態なら討伐は簡単にできそうね！私が討伐して懸賞金を楽にもらうんだから」

由比ヶ浜「ｸﾞﾙﾙﾙ…」ｼｭｰｼｭｰ

相模「片腕、片目もなく剥き出しの脳みそ、全身の皮膚も爛れてボロボロの化け物なら楽にやれるわ」

相模「機動力もなさそうだしこんな楽なこ」ﾌﾞﾁｨｨｨ

由比ヶ浜「ｶﾞﾌﾞｶﾞﾌﾞ」

相模「わ、私の腕が…そんな…そん…」

八幡「まだそんなに速く動けるのか」

雪ノ下「攻撃翌力も健在なのね…」

葉山「そうでもないみたいだよ。相模さん如きを瞬殺できず君たちも動きを追えてる」

葉山「確実に弱ってる…が相模さんを食べたことで回復を少ししてるだろうね」

相模「た、助け…だれか」ﾌﾞｼｭｰｰｰｰ

相模「ち、血が足りな…」

相模「」

葉山「どうやら元々貧血だったようだね」

陽乃「あーあ死んじゃったかな？気絶してるだけかな？どのみち食べられちゃうんだろうけど」

由比ヶ浜「ﾑｼｬﾑｼｬ」

由比ヶ浜「ｼｼｼ」

葉山「出血は止まったようだね…他はボロボロのままだし体力までは戻ってない」

陽乃「やるなら今のうちね」

葉山「ふっ…」っ刀

由比ヶ浜「ギガ！」

葉山「よし！行ける！指を切り落としたぞ！」

陽乃「蹴りがくるわ！」

葉山「ぬぅお！！」

八幡「ひ、人が数メートルも吹き飛んだ…」

雪ノ下「ここまでボロボロなのにどうして」

陽乃「や、やばいわね」

葉山「ゲホッゲホッ…大丈夫です。何とか防御して耐えられました」

陽乃「よく見てみなさい…腕がへし折れてるわ」

葉山「え？うわぁぁぁぁ」

陽乃「ロケットランチャーを撃つわ！砲撃翌用意！」

大岡「大和仇！！」ﾄﾞｶﾞｰﾝ

由比ヶ浜「ギィーーーーー！！」

由比ヶ浜「ぅぅぅぅ」

雪ノ下「頭が少し消し飛んでるわ…」

八幡「もう両腕もねぇし足もほぼ消し飛んでる」

由比ヶ浜「ぐうぉぉぉぉぉ」ﾋｭｯ!

陽乃「え？」

大岡「」ﾊﾟｰﾝ

陽乃「頭が消し飛んだ？」

雪ノ下「ね、姉さん」

陽乃「あら？私は下半身が消し飛んでるのね…隼人は上半身が消し飛んでるわ」

陽乃「私はもうじき死ぬわ…雪乃ちゃん。今ならヤレる…隼人の刀で彼女の首を…斬るの…よ」

陽乃「」

八幡「俺がやる…戸塚達の敵討ちだ」

由比ヶ浜「ひ、ヒッキー…どぼじで…」

八幡「すまん由比ヶ浜！別の形で会いたかった」

由比ヶ浜「わだじは…ひっギーぃが好きなだけ…なのに」

雪ノ下「…彼は私のよ」

由比ヶ浜「ぜんぶ…ぉまえのせ…ぃ…ヒッキーをか…えせ」

由比ヶ浜「」ﾋｭｯ!

雪ノ下「ｷｬｧｧ!」

由比ヶ浜「ごぉぉ…ぅぅﾊｽﾞｼﾀ…ﾅﾝﾃﾞ」

八幡「それがお前の優しさなんだよ…餌を普段から与えてた雪ノ下はお前のご主人だったんだ…雪ノ下がずっと畜生のお前に爆弾を使わなかったように、お前も攻撃できなかったんだ」

由比ヶ浜「ヒッキー…」

八幡「俺もケジメをつける！眠れ！地獄で反省したらまた会おうぜ！」っ刀

由比ヶ浜「ぃゃだ…ﾋｯｷｰ…ｱﾅﾀﾄツガイになり…たぃだけなのに…いゃだ死にたくない…ﾅﾝﾃﾞﾅﾝﾃﾞﾅﾝﾃﾞ」

ｽﾊﾟﾝ

由比ヶ浜の首「ﾕﾙｻﾅｲ…ﾉﾛｯﾃﾔﾙ」ﾌﾞｩｫｫｫﾝ

八幡「な、なんだこの黒いモヤは」

材木座「反省の色一切なし！地獄ですら生ぬるい！その魂は今消しとばしてやろう！」ﾃﾔｧｧ

由比ヶ浜の魂「ｵｫｫｫﾝ消えてたまるか…何度でも蘇りお前らに絶望を」

由比ヶ浜の魂「ぬぁぁぁぁぁ」

由比ヶ浜「」

材木座「魂の大半を消しとばしたが…多少地獄へと逃れたようだ」

材木座「悪き魂の残りが地獄で反省してくれれば良いのだが」

八幡「ありがとう材木座」

雪ノ下(助かったのね…)

数年後

八幡「いろは…元気な子を産めよ」

いろは「ひーひーふー」

雪ノ下は冥界からやってきた由比ヶ浜の呪いを受けてしまいその魂が汚染されて消え去った
しかし流石陽乃さんの妹、由比ヶ浜の残りの魂を道連れに消え去ったのだ

俺は同じ傷を持つ一色いろはと幸せな家庭を築いている

完