「悠貴っ!」
「やぁっ……離して下さいっ!」
そう叫びながら、両手は掴んで離さない
私も必死に抵抗するが、まるで縫いつけられたように体は動けず、男の人の力にはまったく敵わない
(なんで……)
(どうして……)
(誕生日だからって、信じてプロデューサーさんの部屋に入ったのが間違っていたの?)
「悠貴のパンツ、悠貴のパンツ……」
「や、やだぁ、パンツ脱がさないで……」
「こ、これが悠貴の……」
クチュクチュ
プロデューサーさんの指が私の中へ侵入する
「あぁ……ッあ、や、やだぁ──」
その指は最初、入口を広げるように動き、私の中から液体があふれるようになったら、奥へ奥へと侵入する
「……っ────、はぁ! はァっ……はぁッ──!!」
「悠貴っ、悠貴っ」
やがて手の動きは止み、指は離れていった
そして足元でカチャカチャとベルトを外す音がする
(え──何)
「いいものをプレゼントしてやろう」
(そう言ったプロデューサーさんは、私の秘部に何かを当てる)
「え……」
次の瞬間だった
はぴばー悠貴
でも一旦寝てきます
ガチャ
「へぇ、ここがプロデューサーさんのお家なんですかっ?」
「ははっ、何もないだろ?」
「い、いえ、キチンと片付いていていいと思いますっ!」
「ということは、悠貴の部屋は……」
「ふゅーふゅふー」
「それでごまかしているつもりか?」
そう言って軽く私を小突く
「えへへっ」
あ、ベッドだ
いつもプロデューサーさんはここで寝ているのかな?
そう思いながらベッドに近づいた時、プロデューサーさんは後ろから私を押し倒してきた
「あ゛ぅっ! っあ゛、くっ……う・・、うぁ゛ァッ──」
「これが悠貴の膣内……キツくて熱い……」
「痛い、痛いっ!や、だめッ……あくぅっ──ぬ、抜いて。お願いします、抜いて下さいっ!」
「あぁ、ヌクさ。悠貴の膣内でな」
(え……それって……)
そう思った時には、プロデューサーさんは私の腰を掴み、動き始めていた
「悠貴……悠貴っ!」
「はぁ……はぁ、はぁッ――――い、痛いッ!」
(や……、なッ! なんで……わ、私にこんなのをッ……――――!?)
「俺の……俺だけの悠貴にしてやる……」
「やァ……は、はげし──せめて……んッ、ゆ、ゆっく……だめっ、待って、だめ、待っ…………っ!! …………ぁッ」
「どうだっ、どうだっ!これで一生オレのモノだからなっ」
「痛っ、はぁ、はぁッ……っああ、止め……あ! あう――ッ!」
(ひ、ひどい……ひどいよぉ……)
怒り
悲しみ
絶望
やるせなさ
さらに……
それでもプロデューサーさんを信じたいという気持ち
そういった愛憎すべてが、私の中で渦巻いていた
そして
「悠貴っ!悠貴っ!」
上擦ったプロデューサーさんの声
「あひィ!や、ダメっ……ゆ、ゆっく……あぁッ──!」
私の中をピストンするスピードの上昇
「悠貴っ、出すぞっ!」
痛いながらも、ふつふつ湧いてくる大きな何か
その何かが爆発しそうになったとき、私の中で何かが弾けたような感覚がした
それに伴い
「あ……っ、はぁ、はァっ……、あ!? やっ──……何っ! や、やだぁッ!!」
「……ぅ…………────っ、ふぁ? ──ひあ、ああ゛ぁッ──────!!」
私の中で何かおっきい波みたいなのが来て、それが納まったらまるでフルマラソンの後みたいに腰が抜けどっと疲れてしまった
それが「絶頂」だというのを知ったのは、さらにプロデューサーさんから犯される回数を重ねた時だった
「まだ終わりじゃないからな」
そう言いながら、再び私の中に何かが入ってくる
「え、や、やだァ……ふ……ァ、あああああっ!」
数年後、妊娠した私はプロデューサーさんと一生を過ごすことになった
おしまい
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