モバP「鏡の大迷宮」 (9)

https://twitter.com/hikokin/status/1090988237970173952?s=21
彦二さんという方のこちらのツイートを見たこと、そして今年は「星のカービィ 鏡の大迷宮」15周年ということで居ても立っても居られないので書きます

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1556197950

モバP(以下P)「しっかしちひろさんも高い買い物しましたねぇ」

ちひろ「えへへ…アイドルの子達の姿を写すには、これくらいの方が良いかと思いまして…」

P「まあそれに関しては私も同意しますよ。凄く立派な鏡ですもん」

ちひろ「そ、それでですね、Pさん…」

P「…肩代わりならしませんよ」

ちひろ「ギクッ…あ、あはは、で、ですよねー…はぁ」

P「…はあ…半額だけですよ」

ちひろ「ありがとうございます!」

まゆ「…うふふ…」

ちひろ「あら、おはようございます、まゆちゃん」

P「ん、おはようまゆ…おや、珍しいな。今日はリボンするの逆なんだね」

まゆ「ええ、偶にはまゆもイメチェンしようかと思いまして…うふ、うふふ…」ニコォ…

ちひろ「…⁈」ゾクッ

P「…そうかい」

まゆ「ああPさん…Pさん…❤️」

ちひろ「あ、貴女…本当にま」

P「ちひろさん」

ちひろ「ぐっ…」

まゆ「はぁい、何でしょうPさぁん?❤️」

P「3日前、俺と昼飯食ったよな?あの時俺たち何食べたか覚えてるか?」

ちひろ「えっ、そんなこと…」

P「大丈夫ですその時は乃々も輝子もいました」

ちひろ「あ、ああそうですか…」

まゆ「ええ、覚えてますよ?まゆはハンバーグ定食のハーフ、Pさんはビーフカレーですよね?」

P「…残念だったな、俺達が食べたのはまゆ特製の弁当だ。愛情たっぷりのな」

ちひろ「!?」

まゆ「…」

P「お前、何者だ?」

まゆ「…ズルい」

P「…?」

まゆ?「私ばっかりPさんにお弁当食べてもらえてズルい私ばっかりPさんとお仕事に連れてってもらえてズルい私ばっかり愛する人に触れ合えてズルい私ばっかり友達と仲良くできてズルい私ばっかりズルい私ばっかりズルい私ばっかり私ばっかりズルいズルいズルいズルい」ブツブツブツ

ちひろ「ひぃいっ⁈」

P「…お前、まゆじゃないな?よく見なくても目は澱んでるし、服の色がちょっと赤黒いし、声も何だかいつもより妖艶だし…。もう一度聞く、お前は何者だ?」

まゆ?「ピタッ…まゆは…まゆの心の闇、です…」

P「心の?」

ちひろ「闇?」

まゆ?「ちひろさんが買ってきた鏡…実はとある異世界への入り口となっていましてねぇ…」

P「…は?」

まゆ?「自分の心の中で強く望んだものが映し出され、それを現実に変える事の出来る並行世界『鏡の国』に行けるという、素晴らしいものなんですよぉ」

ちひろ「で、でも貴女は、まゆちゃんの心の闇って…」

まゆ?「ああ、今は映った者の悪意や欲望を増幅し、その影を映し出して実体化する、という能力が備えられているんですよぉ。…こちらの世界のまゆはこちらのPさんへの愛が強すぎたんでしょうねぇ」

ちひろ「そ、そんな…ま、まさかアイドル達のことを考えて買った鏡が…こんなことになるなんて…」ガク…

P「…なるほどな。嘘じゃなさそうだ。…で?お前は何をしにこの世界に来た?ついでにまゆも何処へやった?」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom