【安価・コンマ】能力バトル (45)



──異能バトル。

どこかの誰かが憧れた幻想。

そして、

どこかの誰かが叶えた幻想。



今、この世界は10人の異能者を迎えて夜が明ける。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1558710981

この世界にはいくつかのルールがある。

召喚された者には異能力が付与される。

最後の1人になるまで戦いは続く。

生存者の戦意が喪失したなどの原因により決着がつかない場合は再び10人になるように異能者が増員される。

この戦いで死んだ者は現実世界でも死に、最後まで残った1人には『ありとあらゆる願いを叶える権利』を与えられる。

キャラクター安価

名前
性別
容姿
特徴
備考など

>>4->>6

名前 松原 早耶
性別 女
容姿 ショートカット 甘ロリ
特徴 ぶりっ子
備考など アイドル

名前 高坂飛鳥(こうさか あすか)
性別 女
容姿 赤髪のポニーテールの爆乳
特徴 姉御気質で喧嘩早い。だが、面倒見がよく情に熱い。家族とは喧嘩中の不良女
備考など ガサツで細かいこと気にしなく女扱いされなくとも気にしない…と思われているが内心は結構乙女である。

名前 桜海里沙
性別 女
容姿 傷だらけ火傷痕だらけで片目片腕が欠損している銀髪ロリ
特徴 臆病で命令されると逆らえない
備考 非処女子持ちの13歳

名前 須藤 隼人(すどう はやと)
性別 男
容姿 黒髪短髪、長身で筋肉質
特徴 穏やかで温厚。船が好きで自衛官志望。文武両道の高校生
備考など 精神力が強く、めったなことではへこたれない

何のために生まれてきたのか、これから生きていく価値はあるのだろうか。

そう考え始めたのは腹に刃を入れるよりもずっと前である。

桜海 里沙(おうみ りさ)という名をつけられた時には我が子の行方もわからなかった。

里沙「私は……普通の女の子になりたい」

彼女の願いは目や腕、身体の傷を治し、過去と決別した桜海 里沙として生きることである。

少し眠っていたようだった。夢から覚めるとそこは見慣れない場所だった。

ゴーストタウン。一目見れば喧騒が聞こえてくるような街並みに、人の気配は全くなかった。

心地よいそよ風に髪がなびく。

今だけは、失われた純潔や視力、腕の一切を忘れることができた。

もしもこの世界にいるのが私だけなら、それはどんなに幸せなことだろう。
里沙はそう考えていた。

『ようこそ! 桜海 里沙さん!』

脳に直接声が響いた。

里沙「……?」

元から賢くはなかったが、ついに頭まで壊れてしまったかと思った。

〈声〉は淡々とこの世界について、能力バトルについての説明をしている。そして里沙に授けられる能力についても言及し始めた。

高坂飛鳥 >>5

須藤隼人 >>7

の異能力を募集します

>>13->>16の中から選びたいと思います

心も読む異能

まだ相手を見ることで心 思考が読める
物に触ることで残留思念が読み取れる

再生能力
自他問わず傷や病気などを回復させることができる

炎を自由自在に操る能力
火力は数千度まで自由に扱える

異能を打ち消す異能

高坂 飛鳥の異能力
>>14
再生能力


須藤隼人の異能力
>>15
炎を自由自在に操る能力

里沙「勝てば願いは叶う」

里沙はこれまでの人生で『勝つ』という経験をしたことがない。そもそも勝負事になるようなことがなかった。

里沙「私なんかに……。それでも」

生々しい傷跡が多く残るその足でゆっくりと歩き出した。

街を抜けると住宅地に出た。外れには小山と学校らしき建物が見えた。

里沙は臆病だが、自らの願望を叶えるためにはそれを飲み込む覚悟はできていた。

そして里沙が向かう場所は……

住宅地
学校


>>20

学校

できる限り大きな道を避け学校へ向かった。

門に校名は書かれておらず、具体的な地名や地域を探ることはできなかった。
コンクリート製の古ぼけた校舎に、雑草の生い茂る校庭、他には体育館や物置小屋のようなものも見えた。

校庭の隅を歩いていると、校舎の正面玄関から何者かが向かってくるのが見えた。

里沙は身構えた。普段は身を置いている施設の人間とすら接することのない上に今出会おうとしている相手は害意を持つ可能性が高い。緊張が高まるのは至極当然である。

校庭と門との間に植えられている木々や雑草の青い匂いが鼻に不快感を残した。
じんわりと汗をかいて固唾を呑み込んだ。

相手は確実に、ゆっくりとこちらに向かっていた。里沙はそれから発される悪意を知っていた。過去の経験から、自分が嬲られるのだと無意識に萎縮していく。



向かってくる能力者の
名前
性別
容姿
特徴
備考など
>>24

>>23

切助「おーい! おーい!」

爽やかな笑顔で里沙の方に手を振る青年の名は先崎 切助(さきざき きりすけ)。傷害の罪で何度も警察沙汰や酷い時には裁判や施設入りをした不良だ。

里沙「……!」

里沙は切助から感じるプレッシャーが弱まったのを感じた。

切助「いやあ、安心したよ。僕以外の人と会うのはここに来て初めてだから」

切助「おっと、驚かせてゴメンね! 僕は切助。大丈夫、敵じゃないよ」

降参したかのように両手を上げてみせた。それは発言と違わない心からの態度だった。

里沙は戸惑っていた。


行動>>26

これはどっちの行動?
安価下

里沙の行動で
>>28

あと里沙の能力って何?決まっていたっけ?
安価↓

里沙「あなたは……なぜここに?」

切助「

寝ぼけてました

里沙「あなたは……なぜここに?」

切助「学校に来たら他に誰かいると思ったんだよ。そして、君が来た」

切助は微笑んで里沙に手を向けた。右手首に引っ掻いた跡がいくつか残っているのが見えた。

里沙「……私は桜海 里沙」

切助「里沙ちゃんか。いい名前だね」

ふと思い出す。周りの大人は皆、いい名だと褒める。ただし里沙はそれを誇らしく思うことがなかった。

里沙「……」

切助は里沙の欠損や傷跡を気にすることなく接していた。

切助「さあ、学校の中でも見に行く?」

里沙に背を向けた切助はゆっくりと校舎に向かって歩いていく。

太陽が昇りつつあり、校庭には強く日が差す。里沙の銀の髪はとても美しく輝いていた。

切助「来ないの?」

振り向きざまに彼はそう言った。


里沙の行動>>33

ついていく

里沙「……行きます」

校舎内部は世間一般のそれと違わぬ内装であった。ただ、備品などは無機質に最低限のみが置いてある。机や椅子も使用の痕跡がなく人の気配を感じさせないものとなっていた。

昼間といえど廊下は少し薄暗く不気味な雰囲気を漂わせていた。

切助「いやあ、最初に見つけたのが里沙ちゃんでよかったよ」

里沙「……?」

切助「里沙ちゃん、おとなしい子だよね。怖い人だったらどうしようって」

それは里沙も同じだった。普段から人との関わりがない彼女は今、奇妙な安堵感を覚えていた。

非常に静かなこの場所には、既に切助と里沙以外にもう1人の能力者が潜んでいた。

それに気づくわけもなく、2人は探索を続ける。

切助「里沙ちゃん、もしも願いが叶うならどうする?」

唐突な質問に里沙は困惑した。

里沙「……よくわかりません」

切助「そっか。僕もよくわからないな」



能力者の
名前
性別
容姿
特徴
備考など>>37

名前水野 千夏(みずの ちなつ)
性別女
容姿赤髪のポニーテール 肌は少し日焼けしている
特徴 高校生で陸上部のエース 性格は気さくな姉御肌
備考など 能力は鋭い爪と牙を持つ人狼に変化できる

入り口とは反対側、校舎の奥側には保健室や教材室などが並んでいた。そして異常なのは壁や床一面に鋭いもので傷つけてあったのだ。

里沙「これは……」

切助「争った跡だよね。……そこに血が。いや、見ない方がいいかも」

その光景は見慣れていた。切り傷に血。里沙の過去と同じだし、そのような状況にも臆病ながら動じることはなかった。


里沙の行動>>39

血を舐める

里沙「……まだそんなに時間の経っていない人の血」

指先にほんの少しつけた血を舐める。味と見た目でそれを特定したのは、過去に似た経験があったためだ。

切助「な、舐めたの……? 大丈夫?」

里沙「平気です」

切助「驚いたな。この血をたどって行けば誰かいるかもね……」

その言葉には里沙に先導させるという意図があるのを彼女自身気がついていた。この先には、他の能力者が最低1名いることに他ならない。無理もない考えだと里沙は思った。


里沙の行動>>43

あえて何も言わずに先頭になる

里沙はあえて先頭に立った。傷の上を歩く。特に異変はない。

里沙「多分、大丈夫です」

振り向かずゆっくりと進み始める。敏感になった聴覚には切助の足音もしっかりと届いている。

それは突然現れた。タイミングをうかがっていたかのように教材室から狼と人を掛け合わせたような化け物が飛び出してきたのだ。

そして里沙はすぐに理解した。それは彼女に向かって何らかの意思を持って突進しているのだと。

里沙「ぅ……!」

里沙の行動>>45

無防備にぶつかりに行く

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