ゼロから始める奴隷商人【安価コンマ】 (207)

どんな世界でも、正直者が馬鹿を見る。

『私の力が至らず、申し訳ございません…!』

『ごめんなさい…ごめんなさい…』

『私が弱くて…ごめん…なさい…』

俺の知る聖女は崇められ、利用され、価値が無くなれば棄てられた。

無償の奉仕に救われながらも、価値が無いと知れば皆、手のひらを返し嘲笑った。

どんな世界でも、敗者は何をされても文句は言えない。

『やめろ…!やめろ…やめろぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!』

俺の知る敗残兵は、武具の練習の的にされ、陥落した街の住民は、道具として使われ、売り飛ばされた。

くだらない世界で生まれ落ち、愚かな愚かな俺は勇者などと持て囃され、剣を振るった。

幾千もの殺戮の果て、無意味な闘争だと理解した俺は、表舞台から姿を消した。

魔王軍と人類軍はその後和解、平和な世界が取り戻される。

その中でも、俺は平和に馴染むことは出来なかった。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1571672034

ある日、放浪の旅の途中で立ち寄った村を、山賊が襲った。

俺に被害が及ばないなら、気にしないつもりだった。

が、何を血迷ったのか、山賊は俺さえもターゲットに入れ、攻撃を始めた。

…なら、殺すしかないよな?

『………』

賊を一人残らず仕留め、記憶を辿る。

アジトと思しき場所には、数十人ほど囚われている人がいた。

闇を識り、効率的な戦い方、儲け方を知った俺は、その状況を利用しようと考え、ある行動を実行した。

『助けてくれて…あ、ありがとうございますっ!』

『皆、私たちもう大丈夫だよ…!』

『…安全なところまで案内する。ついて来てくれ』

…その数日後、救出した人を全員、奴隷として売り払った。

正直者が馬鹿を見て、敗者には己の境遇に抗うことすら許されないなら。

俺は卑怯者で、勝者であり続け、良心を踏み躙り生き続けよう。

…とっくの昔に、人の心なんか失ってる。

殺して、殺して、殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して。

狂気に当てられた俺が、マトモでいられるわけがねぇ。

巫山戯た力を持っていようと、心もそれに相応しい強い心があるとは限らない。

それだけの話…だ。

…まぁ、昔話はこれまでにして。

戦利品の確認でもしますかねぇ~!!!

戦利品の奴隷を三人募集
荒らしっぽい奴はすっ飛ばします

テンプレ作りました


名前:漢字はありません
性別:説明不要
種族:エルフだとかそんなん
概要:性格とかそういうの全部

錆びた檻の中に、一人ずつ少女が収監されている。

二人は鎖に繋がれて、一人は剣が肩を貫き、微動だにしない。

「またこうなった…。でも、私は諦めないもん…!」

「それを俺の前で言うか。逃げ出してもいいが、その時はお前死ぬからな」

「むむむ…」

頭の良くないハーピーが一人と、資料を漁った限りだと戦略兵器として利用されたハーフが一人。

そして、翼も尻尾も喪った、片角の悪魔が一人。

「………」

人間と魔族のハーフの少女は、死んでいるように固まっている。

呼吸音がするから生きているのは確実だが、気味が悪い。

「………!」

「おー怖い。そんな見つめられちゃドキドキしちゃうよ」

こちらを睨みつける悪魔は、身体つきが貧相で弱々しい。

この中で一番高く売れそうなのは、ハーピーの女かね?

↓2でキャラ名と選択肢を 価値が上がるのは2と3


1:売却(所有している奴隷を売り飛ばす)
2:調教(芸や知識を教え込む)
3:交流(奴隷と交流する)
4:調達(新しい奴隷を調達してくる)
5:雇用(今いる奴隷を部下にしたり、外部の人を雇う)
6:処分(必要無い奴隷を処分する)


ラミア・シェフィールド ¥1000

ラム・ダオ ¥500

キュラ ¥500

↓2 どんな調教をするか

エラーが発生したから、更新に反映されてないな
R-18はキンクリです(そもそも書けないからこっちに建てた)

「近付いたら噛むわよ!がうがう!!」

「ハーピーなのに噛む…。それはそれで凄いことだな」

簡易な医療器具を檻に用意し、消毒液をぶち撒ける。

今から怪我をするんだから、綺麗にしとかないと病気になっちまう。

「何も、取って喰おうってわけじゃねぇ。お前に一つ教えとこうと思ってな」

「お前じゃない!私はラミア!ラミア・シェフィールドって名前があるの!」

「あっそ。商品の名前なんて、売り買いする時以外はどうでもいいね」

「大人しく言うことを聞けば、それなりの待遇でもてなす。オークションまでの間だが」

「うー!鬼!悪魔!」

「言ってろ」

そんな言葉をぶつけられても、もう何も感じねぇよ。

剣を幾らか呼び出し、試しに腕を斬り裂く。

血が噴き出し、地面を濡らす。

それを見たラミアは、驚愕の表情を浮かべた。

「な、何やってるのー!?」

「お前の勉強のためだ。さっさと道具を取り出せ」

「そこの糸と針。ああ違う、それは内臓用の縫合糸だ!」

「全部同じに見えるよぉ!」

「だー!俺が指示を出すから言う通りにしろ!でないと剣一本ぶっ刺す!」

「りょ、了解ー!」

…十回ほど自分の身体を斬って、漸く処置を理解したらしい。

手間のかかる奴だ。

↓2でキャラ名と選択肢を
価値が上がるのは2と3


1:売却(所有している奴隷を売り飛ばす)
2:調教(芸や知識を教え込む)
3:交流(奴隷と交流する)
4:調達(新しい奴隷を調達してくる)
5:雇用(今いる奴隷を部下にしたり、外部の人を雇う)
6:処分(必要無い奴隷を処分する)


ラミア・シェフィールド ¥1790

ラム・ダオ ¥500

キュラ ¥500

「…来るな」

「酷い言われようだ。俺は何も悪いことしてないのに…」

「………」

おふざけに付き合うつもりはない、と言わんばかりに、悪魔は目を閉じて壁に寄りかかった。

「…何か、用?」

「用…まぁ、そんなとこだ」

つれないお嬢さんと、何を話すべきかね。

↓2 キュラと何をするか

夕方まで離脱

「トランプ?」

「やることないって暇だろ?俺もやることねぇんだ、付き合え」

「………」

枷の着いた手を前に差し出すキュラ。

やるってことで良いんだよな?

拒否権なんかねぇから、嫌っつってもやらせるつもりだったが。

「ほれ、好きなのを引きな」

「…これ」

「………」

Kのハートを引くが、何も手札を捨てない。

「俺はこれ。おぉっと当たりだ」

「…むぅ」

表情が変わらないから、面白みが無いねぇ。

↓2でキャラ名と選択肢を
価値が上がるのは2と3


1:売却(所有している奴隷を売り飛ばす)
2:調教(芸や知識を教え込む)
3:交流(奴隷と交流する)
4:調達(新しい奴隷を調達してくる)
5:雇用(今いる奴隷を部下にしたり、外部の人を雇う)
6:処分(必要無い奴隷を処分する)


ラミア・シェフィールド ¥1790

ラム・ダオ ¥500

キュラ ¥500

↓1 コンマ一桁分信用度と価値(こちらは一桁の10倍)が上昇

「………」

「何か喋れよ、おい」

転がったまま動かないラム・ダオに、言葉を発するように命令する。

「…あ?うー?」

命令だから従うのか、声を上げた。

…感情など何一つ感じられず、マトモな言語ではなかったが。

「それにしても、ラム・ダオか」

どっかの国で、儀式用の生贄を殺す道具だったはずだ。

こいつに殺された奴は、どっかの神様に捧げられる生贄ってことか?

だとしたら、洒落た名前じゃねぇか。

↓2 どんな調教をするか

「………」

「ほう、やれば出来るじゃねぇか」

人語を解することすら出来ないとなれば、商品価値はどん底まで落ちてしまう。

せっかく手に入った物なら、高く売り飛ばしたい。

そう思い、読み書きなどを教えているのだが、随分と呑み込みが早い。

「これは?」

「リンゴ」

「これは?」

「骨」

「お前の名前は?」

「ラム・ダオ…?」

これだけ呑み込みが早ければ、一芸を仕込むのも良いかもしれないな。

↓2でキャラ名と選択肢を
価値が上がるのは2と3


1:売却(所有している奴隷を売り飛ばす)
2:調教(芸や知識を教え込む)
3:交流(奴隷と交流する)
4:調達(新しい奴隷を調達してくる)
5:雇用(今いる奴隷を部下にしたり、外部の人を雇う)
6:処分(必要無い奴隷を処分する)


ラミア・シェフィールド ¥1790

ラム・ダオ ¥1210

キュラ ¥520 信用度 2/100

「近付くんじゃなーい!」

「あ?今度の応急治療の練習、お前の身体でしてやろうか?」

「ひー!!!」

指鉄砲を作って、ラミアに向ける。

これだけじゃまだ何も起きないが、とりあえずはビビるようだ。

「…それで、今回は何するのよ!?変なのはやらないからねっ!」

「そんな決定権がお前にあると?」

「ありません!」

解ってるならよし。

↓1 どんな調教をするか

「ほれ、ガキンチョでも解けるレベルの問題だ。さっさと解け!」

「解りません!!!」

何で即答してんだよ、一時間みっちり教えたじゃねぇか。

「私の馬鹿加減嘗めないでよ!何たって、子供の頃からずーーーっと奴隷だったんだからねっ!!」

「自慢することじゃねぇだろ!!!」

それでも、諦めずに奴隷の地位を脱しようとするのは賞賛に値するが。

割と大物になる予感がするな。

まぁ、それはそれとして勉強はしてもらう。

「この問題、明日の飯までに全部解けよ」

「死ぬ~~~!!!」

正答率は10%ちょいでしたちくしょう!!!

↓2でキャラ名と選択肢を
価値が上がるのは2と3


1:売却(所有している奴隷を売り飛ばす)
2:調教(芸や知識を教え込む)
3:交流(奴隷と交流する)
4:調達(新しい奴隷を調達してくる)
5:雇用(今いる奴隷を部下にしたり、外部の人を雇う)
6:処分(必要無い奴隷を処分する)


ラミア・シェフィールド ¥1910

ラム・ダオ ¥1210

キュラ ¥520 信用度 2/100

「…命令なら、従う」

「命令なら、か。素直だな」

「死ぬ気は無い。だから従う」

「…ただ、それだけ」

足を抱き抱え、檻の片隅にちょこんと座るキュラ。

その目はこちらを見つめているが、生気は感じられない。

まぁ、当たり前か。

↓1 どんな調教をするか

「…火を起こすのなんて、魔法で良くない?」

「そういやそうだ」

キュラが片手に持っている木の枝が、瞬間的に発火して燃え尽きた。

うーん、こいつも封魔の剣ぶっ刺した方が良いか?

…いや、そこまで強くないだろうし放置で良いだろ。

「でもまあ、魔力消費無しで火を起こせるのは、後々役立つ可能性があるかもしれない。とりあえずやるぞ」

「…了解」

数本の木の枝と藁を用いた方法、火打ち石を用いた方法を教える。

こいつも物覚えが良いな、感心感心。

開幕から5ターン経過したのでちょっとしたイベントを挟みます


ラミア・シェフィールド ¥1910

ラム・ダオ ¥1210

キュラ ¥1240 信用度 2/100

「………」

「…ほう。小規模なキャラバンか」

大木の頂点に立ちながら、双眼鏡で周囲を観察する。

谷を繋ぐ橋を、数台の馬車が通っていた。

用心棒が数人いるが、このご時世では皆貧弱な奴しかいない。

戦争があった時はかなりレベルが高かったが、平和な今では全体的に練度が落ちるのも当然か。

「どうしようかな。あの程度なら、片手間に潰せるだろうが…」

あまり暴れすぎると、警戒されて俺の拠点も見つかるかもしれない。

ふーむ、悩ましい。

↓2 キャラバンを襲撃するか
しない場合は拠点に戻るかキャラバンにどんなアプローチをするかとかを記入

「キャラバンさーん!ちょっと良いですかー!?」

昔の言動を思い出しつつ、精一杯猫を被る。

流石に堕落した俺でも、今の傲岸不遜な物言いは不味いことは解るぞ。

「こんな山奥で人に会うとは珍しい」

「俺は近くで猟師をやってるんです。もう10年になりますかね…」

「10年!?こんな若いのに大したもんだ!」

「父さんが死んだので、俺が後を継ぐしかなかったんです」

「ところで、皆さんは今、何を輸送してるんですかね?」

「何か売り物があるんでしたら、商品を拝見したいのですが」

「おっ、客だったのか。えーと、商品はだな…」

小規模だから、あまり上等な物は扱ってないだろうがな。

↓1 コンマ判定
↓2 買う商品 買わない選択肢も○ 奴隷を買う時は個数のみで 後で安価を出します


01~30:日用品
31~70:日用品とどこでも売っているような奴隷
71~99:日用品とちょっと珍しい奴隷も扱っている
00:…魔王様がなんでいんの?

「普通の日用品しか運んでないんだ。悪い」

「いえ、大丈夫です。…これとこれ、あとこれを全部ください」

「保存の利く穀物と乾燥肉、あとドライフルーツ。…と、女物の服?」

「妹が多くて…狩りとかは男の仕事なので、俺が継ぐしかなかったんですが」

「なるほど。ほれ」

「ありがとうございます」

…即興で思いついた嘘だが、何とかなったな。

備蓄しておいて損はないから、この買い物は正解かもしれないな。

↓2でキャラ名と選択肢を
価値が上がるのは2と3
次回イベント(魔王城or王都訪問)まで残り5ターン


1:売却(所有している奴隷を売り飛ばす)
2:調教(芸や知識を教え込む)
3:交流(奴隷と交流する)
4:調達(新しい奴隷を調達してくる)
5:雇用(今いる奴隷を部下にしたり、外部の人を雇う)
6:処分(必要無い奴隷を処分する)


ラミア・シェフィールド ¥1910

ラム・ダオ ¥1210

キュラ ¥1240 信用度 2/100

「命令、待機中」

「…お利口さんだな。流石、戦略兵器様だ」

素直に命令を聞かないと、甚大な被害を生み出してしまうからか。

精神的な調教は完全なレベルで実施されたようだ。

その技術が欲しいが、各地を転々としたこいつの情報など、微々たるものだった。

…俺が勇者だったことを知られたらちょっぴり不味いが、肩にあの剣を刺してる間は大丈夫だ。

…これ、フラグとかいうやつになったりしないだろうな?

↓1 どんな調教をするか

書いてませんが、調教の成否はそのコンマで決まってます
価値の上がり方も、そのコンマの10倍上昇になってます


「笑顔、作れるか?」

「笑顔?理解不能」

「ほら、ニコッ」

「………」

「こう?」

「おぉふ…」

作り笑顔でも、それが出来るなら価値が上がると、そう判断して教えようとしたのだが。

割と破壊力あるな…俺の歪んだ笑顔がここまで可憐になるか。

「えーと、もうちょい口角上げて。目尻もちょっとだけ上げるんだ」

「了解」

「………」

あーヤバい、スマイルコンテストで優勝取れるんじゃねぇかなぁ。

↓2でキャラ名と選択肢を
価値が上がるのは2と3
次回イベント(魔王城or王都訪問)まで残り4ターン


1:売却(所有している奴隷を売り飛ばす)
2:調教(芸や知識を教え込む)
3:交流(奴隷と交流する)
4:調達(新しい奴隷を調達してくる)
5:雇用(今いる奴隷を部下にしたり、外部の人を雇う)
6:処分(必要無い奴隷を処分する)


ラミア・シェフィールド ¥1910

ラム・ダオ ¥2060

キュラ ¥1240 信用度 2/100

因みに今の奴隷達の価値って相場的にどうなの?

>>70、高級品なのが10000くらいです
安いのはとにかく安い パン一つ分で数十人買えるレベルには安い奴隷もいます
最高級だと10万とか行きます 踏んでたら安価下

「またトンチキなこと教えるの?」

「トンチキとはなんだトンチキとは」

そろそろ、厳しく当たる必要があるかもしれないな。

どちらが上か、今自分がどんな状況か。

それを身に沁み込ませないと、良からぬことが起きるやもしれん。

…まぁ、それは今考えることじゃないか。

↓1 どんな調教をするか

「ハヤシライス…?作り方知らない…」

「作り方はこのメモに従えば良い。味見は俺がするが、処理するのはお前だからな」

「…自分のご飯なら、手は抜けない」

「俺のなら抜くんだな」

「…たぶん抜かない」

あからさまに嘘の雰囲気が漂っているが、スルーを決め込む。

調理工程を見ているが…おい、野菜を全部適当に切って入れるな。

目分量で調味料入れるな!

初っ端から強火でバーニングさせんなゴラァ!!!

「………」

「不味い」

「だろうな!!!人参のヘタがそのまま入った飯とか初めて食ったわ!!!」

貧相な食事には慣れっこだが、これはヤバい。

後日、俺は腹痛で寝込みました。

↓2でキャラ名と選択肢を
価値が上がるのは2と3
次回イベント(魔王城or王都訪問)まで残り3ターン


1:売却(所有している奴隷を売り飛ばす)
2:調教(芸や知識を教え込む)
3:交流(奴隷と交流する)
4:調達(新しい奴隷を調達してくる)
5:雇用(今いる奴隷を部下にしたり、外部の人を雇う)
6:処分(必要無い奴隷を処分する)


ラミア・シェフィールド ¥1910

ラム・ダオ ¥2060

キュラ ¥1340 信用度 2/100

↓2 調達手段を選択


1:近くの拠点に赴いて購入or誘拐
2:輸送中のキャラバンor賊のアジトから強奪
3:近くの拠点を襲撃
4:その他(方法を記入)

です ↓1 アジトの規模をコンマ判定


01~30:ゴミ
31~70:それなり
71~99:かなりの規模
00:もはや要塞

「さて、と。お仕事を始めさせていただきましょうかね」

今回の犠牲になってもらうアジトは、とある鉱山の開発時に利用された廃村だ。

数世紀前に打ち捨てられたため、利用価値は無くなっている。

そのため、こういう輩が拠点として利用する場合があるのだ。

「建物は専ら石造り。俺の剣だと、切断する時に音が出そうだな」

奴隷が保管されているとすれば、数十人程度か。

殆ど売り払うとして…二人くらい手に入れば御の字かね。

…ふう。

今から虐殺パーティーが始まるとなれば、気分が高揚するな。

正義のヒーローを気取るつもりはないが、世間の印象的にはこういう調達手段の方が好感度が上がるだろう。

商売って信用とか印象が命だから、しょうがないんですよ。

↓1 アジトを攻略する手段と同時にコンマ判定


01~10:やらかして奴隷も全員お陀仏
11~70:奴隷だけは何とかなった
71~99:賊の保有していた戦利品も回収
00:王様とかに恩が売れそうなお宝発見

ゾロ目なので追加判定 ↓1 合計で100を超えたら00判定に書き換えます

「襲撃?」

「ああ。今から封魔の剣を抜く。そうしたら、お前は魔力をまた使えるようになる」

「その力を上手く使って、賊だけを殲滅しろ。奴隷は駄目だ。OK?」

「解った」

「自爆魔法は絶対に使うなよ。簡単な魔法なら許す。炎魔法とかそういうやつな?」

「うん」

愛用の剣を一本取り出し、ラムに持たせる。

そして、敵陣深くに突っ込ませた。

「俺もヤバい時は援護してやる。だから、その価値を示せよ?」

二本の剣柄を繋ぎ合わせ、弓に変える。

それを片手に、俺は小高い丘から眺めていた。

「ぐぅぅぅぅ………」

右腕から溢れ出す魔力が、自分の身体を作り変える。

混沌に呑まれた腕から憎悪が形を成し、右腕と剣を包む。

ぐちゅり、ぐちゅりと音を立て、歪な大剣が作られた。

丘から飛び上がり、アジトの中心に降り立った私は、その剣を横に一薙ぎする。

命令を果たすため、ただそのためだけに、賊を殺す。

眼前で惚けていた男の頭部が弾け、上半身が吹き飛ぶ。

後ろにあった建物にヒビが入り、風に吹かれるように消し飛んだ。

その一瞬の光景は、恐怖を伝染させる。

自分の命だけはと逃げる賊を捕捉し、一人一人、丁寧に大剣で潰し、斬り裂き、刎ねる。

数分もしたら、命が消えていた。

「…何だこれは。流石の俺でも、ちょっとはたまげたなぁ」

昔戦った魔王…程ではないが、四天王とかその辺りに匹敵する実力は垣間見えた。

今回は目立った負傷をしていないが、資料の情報が確かなら、尋常ではない継戦能力と回復能力を持っているわけだ。

「…こりゃ、俺でも殺すのはちと苦労するな」

丘から飛翔し、更地寸前のアジトに向かう。

賊はいねぇがぁ、奴隷はいねぇがぁと徘徊するラムがいた、怖いわ。

「あ。命令、遂行した」

「あー、お疲れ。左手に矢が刺さってんぞ。ほれ」

「本当だ。いつの間に攻撃されたのか不明…」

矢を引き抜くと、肉が蠢いて穴を塞いだ。

この再生能力なら、魔力が尽きるまでお相手する必要がありそうだ。

「主、この建物」

「ひっ…」

「奴隷と…おぉ!色々金になりそうな物があるな!」

結構良い収入になりそうだ。

ラムさんありあとあす!

↓1、2 入手した戦利品 ↓1のコンマ×50が奴隷を売って得た金

奴隷は別で安価を出します(小声)
今回の安価は道具とかの方です

この時間だとまだ当分来なさそうなので先に出す予定の安価全部出しておきます
金額ゾロ目ボーナスの戦利品と新しい奴隷二つの安価です
合計で戦利品二つと奴隷二つが残っております 女王様とか如何にも珍しい感じのはゆるして

なかなか来ないので今回に限り連投可です

賊の頭領が利用していたと思しき部屋を隈なくチェックする。

頑丈に守られた宝箱が、床下の隠し部屋から出てきた。

「ほれチョッキン」

剣で錠前をぶった斬り、乱暴に蓋を蹴り上げる。

キラッ☆と宝箱の蓋は空に消えた。

「偉い豪奢な装飾がされた指輪だな。どっかの王族の物か…」

指輪の記憶を辿っていくと、昔勇者として行動していた際に立ち寄った小国の光景が映った。

「………っ。あの、滅んだ国の宝具か…」

世話になった国の遺物と知れば、ほんの少しは感傷に浸る。

狂っていようが、心は在る。

痛みを感じないとは限らないんだ…。

「…と、これは商売許可証か。たぶん獲物になった商人のやつだな」

「まぁ、俺も持ってるんだけどな。予備に持っておこう」

私、勇者時代のコネや権力を利用する強かさは持っております。

そうでないと、こんな商売やっておりませんわ。

「さっき見た限りだと、使えそうな奴隷は二人、か。檻もそろそろ満員だな」

よし、残りはいつもの奴に売り付けるか。

「ひい…ふう…みい…。こんなに貰って良いのか?あんなショボい奴らで」

「構いませんよ。なんせ、今回頂いた奴隷の中に、お得意様の好みがいたらしくて」

「その人からの御礼もこちらに。今後とも宜しく、との言伝も預かっております」

「おぉ…」

麻袋いっぱいに詰まった宝石。

これ貰って良いの?良いのか。

「あいよ、んじゃ俺はこれで。いつもの場所に置いてるから、拾ってってくれ」

「いつも助かります」

「二名様ごあんなーい」

「ごあんなーい」

俺の真似をするように言ったからか、ラムは可愛らしい声で調達した奴隷を放り投げる。

無表情なのは減点だぞ。

「助けられたと思ったら、また奴隷か」

「良心の欠片も無い奴だ…!」

良心が欠片でも残ってりゃ、こんな仕事しねぇだろうに。

…どっちも男か。

女ほど高くは売れないが、刺さる奴にはとことん刺さる。

男の調教とか面倒くさいんだけど、やるしかねぇか。

↓2でキャラ名と選択肢を
価値が上がるのは2と3
次回イベント(魔王城or王都訪問)まで残り2ターン

所有財産 ¥23850


1:売却(所有している奴隷を売り飛ばす)
2:調教(芸や知識を教え込む)
3:交流(奴隷と交流する)
4:調達(新しい奴隷を調達してくる)
5:雇用(今いる奴隷を部下にしたり、外部の人を雇う)
6:購入(必要な機材を購入したり、拠点の設備をアップグレードする)
7:処分(必要無い奴隷を処分する)

所有アイテム一覧

衣服(女物)
亡国の指輪
商売許可証
宝石類(¥3000)

奴隷一覧


ラミア・シェフィールド ¥1910 10/100

ラム・ダオ ¥3010 信用度 10/100

キュラ ¥1340 信用度 12/100

ジーン・リーナス ¥500

アンセル・ネイガー ¥300

そういや今更だけど主人公はラムの事情をどこまで把握してるの?
安価下

>>108、『人間と魔族のハーフ』、『自爆魔法と回復魔法を使う戦略兵器』、『命令に従順』、『勇者を殺すように命令されてる』の四点だけです
細かい背景は全く知りません 踏んでたら安価下

「ご飯、もっと欲しい…」

「死なない程度には食わせてるんだから、文句言わないでもらえますかね?」

「むー…」

パタパタと足を動かし、抗議の視線をぶつけるキュラ。

全然怖くないです…。

「…ご奉仕するって言ったら、増やしてくれる?」

「お前に価値があるって分かれば、その時は相応の待遇を受けられるぞ」

「………」

睨んだって何も出ないからな。

↓1 キュラと何をするか

↓2まで 話題をクレメンス… お任せなら勝手に話題決めます

「お前、なんで羽根とか無いんだ?理由はなんとなく分かるが、一応な」

「…それを答えたら、良いことある?」

「飯が増えるかもしれない」

「…なら、答える」

そう呟き、キュラは徐ろに服を脱いだ。

ガリッガリのペッタペタでやんの…。

露出された背中と尾?骨付近には、醜い縫合痕があった。

「…悪魔の身体は、薬になる。そんな噂」

「知ってるよ。なんかいかがわしい儀式にも使われるのもな。そのために売られたってわけか」

「…ん。痛かった」

「そりゃ、奴隷に麻酔なんて金の掛かることはしないだろ。死んでないだけ運が良いと思え」

「必要な分剥ぎ取ったら、そのまま殺す業者だっているんだ。それに比べれば、まだマシな方だ」

「…物知りね」

「…こう見えて、この商売をする前は世界中を飛び回ってたんだ。闇の部分も良く知ってますよ」

いつだって、人間が愚かなのは変わらないんだよな。

尾てい骨って漢字で打てないんかい


「ほれ、回答したご褒美のジャーキー」

「………!」

手のひらサイズの乾燥肉を手元に投げつけると、一心不乱に食らいつく。

以前より食生活はマシのはずなのに、どんだけ腹減ってたんだ。

「…ご馳走さま」

「じゃあ次の質問な。何でも学べるとしたら、何を学びたい」

「どうでもいい。…生きられればそれでいい」

「欲の無い女だ」

「…悪魔が皆、強欲なわけじゃないの」

「さいですか」

↓2でキャラ名と選択肢を
価値が上がるのは2と3
次回イベント(魔王城or王都訪問)まで残り1ターン

所有財産 ¥23850


1:売却(所有している奴隷を売り飛ばす)
2:調教(芸や知識を教え込む)
3:交流(奴隷と交流する)
4:調達(新しい奴隷を調達してくる)
5:雇用(今いる奴隷を部下にしたり、外部の人を雇う)
6:購入(必要な機材を購入したり、拠点の設備をアップグレードする)
7:処分(必要無い奴隷を処分する)

所有アイテム一覧

衣服(女物)
亡国の指輪
商売許可証
宝石類(¥3000)

奴隷一覧


ラミア・シェフィールド ¥1910 10/100

ラム・ダオ ¥3010 信用度 10/100

キュラ ¥1410 信用度 19/100

ジーン・リーナス ¥500

アンセル・ネイガー ¥300

2ラミア

そういえばジーンのほうが少し高いのは何でだろう?

>>122、合法ショタでホビットなのでショタコンケモナーにぶっ刺さるため、割高です

「ご飯ー!美味しいご飯いっぱいくださーい!」

「あるじゃん。お前の両腕とか」

「流石に自分の身体は食べないよっ!???」

なんだ、食わないのか…。

「そんな露骨にがっかりしないでも…」

「一度ドラゴンが延命のために尻尾食うとこ見たからな。まぁ、お前の肉がどんな味だとかは心底どうでもいいし、さっきのも演技だ」

「性格悪いよね!!!」

「うっせ」

今更なこと言うなし。

↓1 どんな調教をするか

ゾロ目なので追加で(勝手に)覚えます ↓1 何を覚えるか

「楽器なんて弾けないよぉ…!」

「見てこの手!こんなので持てるとお思いですかー!!?」

「つべこべ言わずにやるんだよ。嫌なら飯はキュラお手製の物にしてやる」

「わぁぁぁぁん!!!凄い虐められるー!!!」

喧しい女だなクソ。

「…分かりました。やりますので、ヤバいご飯は勘弁してください!!」

結果で判断するから頑張ろうな。

「やっぱり無理~…」

「チャレンジ精神は大したものだが、技術の方は別問題か…」

「それ以前の問題!!!」

フルートとバイオリンを片付けながら、ラミアはピーピー文句を言う。

喧しいって言ってるでしょうが。

「とりあえず駄賃な」

「………」

「…お肉!?良いのっ!?」

「さっさと食え。そして感謝して崇めろ」

「ありがとうございます神様!!!」

…やっぱ馬鹿だな、こいつ。

「主、手紙」

逃走の意思が見られないラムの鎖を外し、拠点内でのみ行動を自由にさせた。

すると、簡単な雑務を勝手にこなしてくれる。

そこまで命令してないんですけど…。

「手紙か…。あぁ、王都と魔都から来たやつだな」

「…パーティーか。しかもダブルブッキング。日程調整はそっちでやれっつの…」

あー面倒くさい…でも行かないといけない。

…どうしようかな。

↓2 王都と魔都どちらに向かうか 向かわないのも○

勇者だってバレるとラムが自爆してくるだろうし行ったらまずいのでは
というか勇者殺害命令って撤回できないの?
安価なら魔都

>>134、最初期に実行された命令なので、かなり強制力が働いてます
勇者の能力は物体の記憶を辿る能力ですので、改竄は不可能です
その手の能力に長けた人や、なんでも出来る完璧魔王様に頼むのが吉です

↓3まで 魔王とその他魔王組キャラを募集
魔王は王様と対を成す存在なので女性固定です

「あー!なんかおめかししてるー!?」

「………」

「武器があれば抜けられるのに…」

「枷を付けられたら、どうしようもないさ」

「主、お供」

「三者三様に喧しいこった」

パーティーに普段のだらしのない服装で出席するわけにゃあいかねぇ。

こういう時のために、大枚叩いてスーツを購入しておいて良かったわ。

「いーなー!美味しいご飯食べ放題なんだろうなぁ!!!」

「ご飯…」

うるさい言うとるやろがい。

↓1 誰か一人だけを連れて行けます 連れて行かないのも○

「ラム・ダオ、後ろに乗れ。…ああ、あの剣は突き刺しとくから、そこは宜しく」

「了解、主」

「お土産お願いします!!!」

「毒キノコ大量に持ち帰ってやる」

俺の言葉を聞いたラミアは硬直し、口笛を吹き始める。

…全く吹けてないぞ。

ラムのお召し物は奴隷用のショボい服だけだがまぁ、良いだろう。

立場上俺は着飾ったが、奴隷のこいつが着飾る必要なんてないからな。

もし、会場で喧嘩を売る馬鹿がいたなら、その時は総出でいてこますだけだ。

隣町まで馬を走らせ、待ち合わせ場所で待機する。

数分後、骸骨がチャラい感じでやって来た。

その関節には、一枚のメモが挟まっている。

「なになに…『リッターマン八号の再召喚を利用して魔王城まで送りますので、捕まってください』と…」

「カタカタカタ」

「毎回毎回変な方法で送るのな」

「あう」

剣の鍔を引っ掛け、ラムを猫を抱えるように浮かばせる。

そのまま片手で服を掴み、骸骨の頭蓋を鷲掴みする。

「ほれほれさっさと送らんかい。ここで待つのも暇なんだよ」

指で叩いて催促すると、視界が真っ暗になった。

「ノータイムで転送するなクリストファー!骨全部粉に変えて植物栽培に利用するぞ!?」

「連れてけって言ったのあなたじゃないですか」

「ワンクッション置けよ!!!」

「相変わらず我儘な人だ。…いや、元はあんなに真面目君だったのに…」

「昔話はやめろ」

煎餅をバリボリ食べながら、やれやれとクリストファーは首を振る。

ローブを羽織った骸骨にしか見えないが、これでも割とやる男だ。

…男?

「ところで、その奴隷はお幾らで売ってるんですか?」

「まだ決めてない」

「ほうほう。10000イェンで買いますけどどうですか?」

「…ちょっと考えさせて」

そんな高値で買うの?

…そんな価値あんの?

「ほっ…ほほほほほ本日はっ…魔王主催パーティーにお越しいただき…あああありがとうございましゅっ!!」

「ま、またやっちゃったぁ~…」

「何噛んでるんだよ」

「ひゃー!?どうして来たんですかー!?」

「お前が呼んだんだろ魔王様がよぉ!!?」

あたふたしてるビビりウーマンが、魔族を統べる王『ユリアーナ』。

こんなナリして半端じゃないほど強いのだが、髪が黒色なところを鑑みるに、まだヤバい方は寝ているようだ。

「今宵の宴は、心置きなく楽しむ場だ。存分に語らい、飲み明かし、親交を深めていくと良い」

頼りない魔王様をフォローするのは、我らが歌姫『ミス・コントラファ』。

こいつの歌声はむず痒くて苦手だが、まぁいい女だとは思う。

すぐ操ろうとしてくるから関わりたくないけどな!!!

…何人か見知った顔がいないな。

仕事にでも出掛けたのか?

魔王城パーティー残り時間 3ターン
↓2 誰とどんな会話をするか

10000イェンてどれくらいなんだ
1イェン=1000円くらい?
安価下

>>148、1イェン=100円くらいです
1イェンでパン一個分とかそれくらいの価値で、最底辺の奴隷は1イェンあれば数十人買えます 更新はおしまいです

「で、なんでこいつをそんな高値で買おうとすんの?」

「ふわふわ」

横腹を貫通する剣を見やり、クリストファーは咳払いをする。

「そりゃ、彼女が希少品だからとしか言えませんね。利用価値があるなぁと思っただけです」

「10000イェンとか馬鹿みたいな値段を付ける理由としたら、ちと不十分な答えだぜ」

「困ったなぁ。私は彼女の実力を評価してるんですよ。我らの拠点を幾つも消し飛ばした化け物を、ね」

「戦争にも投入されてたのか。…まぁ、資料には数年前から取引されてることが記載されてたんだ。おかしいことじゃねぇか」

「パーフェクトゾンビを作りたいんですよねぇ」

「お前のゾンビ、塩とかニンニク食わせたらお陀仏じゃん」

「それを克服させたいんですよ。これの魔法を応用して」

「なるほど」

↓2 ラム・ダオを売るかどうか 取引をこちらから持ち掛けるのも○

「じゃあ、取引成立としよう。俺の付けてた値段の三倍以上で売れるなら願ったりだ」

「…そんな安かったんですね。やっぱ値下げお願いします」

「もう取引成立してるんで無理」

鞄から書類を取り出し、双方のサインを記入する。

これで、商談は成立した。

「これが手錠の鍵。この封魔の剣は俺の持ち物だから回収する。丁重に扱えよ」

「こっちも、売った商品が問題を起こすのは困るんでね」

「解ってますとも。次会う時には死体になってるでしょうが」

「どう使おうが気にしない。所詮売り物だ」

「主?」

「次から持ち主はこの骸骨だ。そういうことで」

「うん。よろしく」

「よろしくお願いします」

魔王城パーティー残り時間 2ターン
↓2 誰とどんな会話をするか

料理を片手にぶらついていると、魔王様は玉座にちょこんと座っていた。

お前主役のくせに何縮こまってんだ、もっと堂々としろや。

「ゆゆ勇しもがっ」

「俺の名前は呼ぶな。ここが更地になってほしくないならな…」

「は、はひ…」

口を塞いでいた手を離し、ハンカチで拭う。

「…お前さ、そんなビビりなくせに良く王様やれるよな」

「…い、一番強かったので…」

最強なら王様になれるのか…俺もエントリーしときゃ良かった。

「ユリアーナ、普段は何してんだ?」

「ふ、普通にお仕事してるだけですよぅ…」

「例えば?」

「支配地域の収支報告の確認と税金の調整、獣害対策の遠征の先導、諸外国との外交、輸送ルートの構築、輸出入品の監査とかそれくらいしかやってません…」

「…そういうのって、王様がやることだっけ」

「脳筋しかいないから、私が頑張るしかないんですぅ…」

大変なんすね。

魔王城パーティー残り時間 1ターン
↓2 誰とどんな会話をするか

「さて、宴もたけなわでそろそろさよならするわけだが…」

「だが…」

「………」

「………?どうしました?」

「ヤベェ、言う言葉が見つからねぇ」

今まで、別れを言う時は死別する時だけだった。

襲撃された故郷の人々や、俺の腕の中で死んだ聖女。

皆、皆、死んでいった。

今生の別ればかり、経験した。

「うぅ…ん…」

だから、解らない。

↓2まで 何か言うことがあれば

↓2までだからどちらも言うんやで
10分待ってこなかったら進めます

「…あー…」

後頭部を掻き、視線を逸らす。

今から言うものが俺らしくないことを、俺が一番知ってるからな。

「…その、何だ。これから生活も結構変わるだろうが、戦うこと以外にも楽しいこととか見出せよ?」

「楽しいこと?は分からない…」

「うぐ。…また俺の商品になったりは勘弁してくれよ。面倒見れねえ」

「うん。今までありがとうございました」

にっこりと微笑み、ラム・ダオは礼をした。

初めて、彼女が自分の意思で行動した。

…初めて、自発的な笑顔を見た。

ちゃんと笑えるんだな、お前…。

「…あのー。遠回しに私に牽制球投げるのやめてくれません?」

「…いい雰囲気を壊すなよ」

「それは申し訳ない」

「…おい。帰りは徒歩になるのか?これ」

「あっ。私としたことが、帰宅手段をど忘れしてました」

「クリストファーのやり方だと、復路はどうしようもないことは解ってたよクソが…!」

「痛い痛い痛い!!頭蓋骨粉砕しようとしないでください!」

魔王城の正門前で、取っ組み合いを始める。

ここからだと数日掛かるんだよ!!!

「…あのぅ。わ、私なら一瞬で送迎出来ますよ…?」

「魔王様、いくら彼が相手だからって態々動く必要はありません」

「原因はクリストファー…ですよね…」

「はい。私はやっぱり引き止めません」

「くくく。王自らが動かずとも、妾が送るから問題無い」

「絶対襲ってくるからお前に住所教えたくない」

「…うー。妾の誘いをどうして断るのだ!?絶世の美女の婿になれるのだぞ!!」

「…傀儡にされるのは御免です」

「しーなーいー!いくら妾でも、想い人にそんな鬼畜なことしないわ!」

「とにかく嫌です。ユリアーナ、頼んだ」

「は、はいぃ。住所をお願いします…」

「ぴにゃこらぴにゃこら」

「ホムホムホラホラ…分かりました」

ユリアーナは頷き、手を地面に翳す。

「いっせーの!」

弱々しい叫びの直後、景色が毎日見ていたものに変わった。

「じゃあ、私はこれで…」

その後、顔を隠したユリアーナは姿を消す。

…その魔法俺に教えてよ。

「…なんか人数少ないね?なんでなんで!?」

「売ってきたんだよ。10000イェンで売約してきた」

「そんなあっさり言うの…!?」

「いつも言ってんじゃねぇか。お前らは商品に過ぎないって」

「うー…。ラムちゃん、酷いことされないよね?」

「知らん」

明日は我が身とも知れないのに、良く他人の心配が出来るものだな。

↓2でキャラ名と選択肢を
価値が上がるのは2と3
次回イベント(某街攻防戦)まで残り5ターン

所有財産 ¥33850


1:売却(所有している奴隷を売り飛ばす)
2:調教(芸や知識を教え込む)
3:交流(奴隷と交流する)
4:調達(新しい奴隷を調達してくる)
5:雇用(今いる奴隷を部下にしたり、外部の人を雇う)
6:購入(必要な機材を購入したり、拠点の設備をアップグレードする)
7:訪問(他の地域を訪問する)
8:連絡(自身の拠点にいないキャラと交流する)
9:処分(必要無い奴隷を処分する)

所有アイテム一覧

衣服(女物)
亡国の指輪
商売許可証
宝石類(¥3000)

奴隷一覧


ラミア・シェフィールド ¥1910 10/100

キュラ ¥1410 信用度 19/100

ジーン・リーナス ¥500

アンセル・ネイガー ¥300

「俺に何か用か?」

「さあ?暇人が何するかなんて、本人にだって分からねぇもんだよ」

「巫山戯た男だ…」

「そうぷりぷりしなさんな。血管切れるぞ」

「誰が原因だと…」

はあ、と溜め息を吐いたアンセルは、手錠の着いた手で頭を抱える。

一体誰がここまで追い詰めたんだ!?

俺か。

↓1 アンセルと何をするか

「…学びたいこと、だと?奴隷の身の俺に、変なことを訊く」

「暇だからしょうがねぇだろ」

「…そうだな。俺が求めているのはただ一つ。力だ」

「力が無ければ、何も守れない。俺自身の命さえな」

当たり前のことを仰る。

「力を手にして、お前は何をするんだよ」

「…まずは、貴様を打ち倒して自由になる」

「ハッハハハハハ!!俺を倒すとは大きく出たな…!」

高い目標を立てるのは良いことだが、それで心が折れたら堪ったものじゃねぇぞ?

俺も昔は力を求めてた…手の届く範囲にいる、大切な人を守るために。

でも、その人が死んだら、手にした力はどう使われると思う?

…それは、考えておくべきだぜ。

↓2でキャラ名と選択肢を
価値が上がるのは2と3
次回イベント(某街攻防戦)まで残り4ターン

所有財産 ¥33850


1:売却(所有している奴隷を売り飛ばす)
2:調教(芸や知識を教え込む)
3:交流(奴隷と交流する)
4:調達(新しい奴隷を調達してくる)
5:雇用(今いる奴隷を部下にしたり、外部の人を雇う)
6:購入(必要な機材を購入したり、拠点の設備をアップグレードする)
7:訪問(他の地域を訪問する)
8:連絡(自身の拠点にいないキャラと交流する)
9:処分(必要無い奴隷を処分する)

所有アイテム一覧

衣服(女物)
亡国の指輪
商売許可証
宝石類(¥3000)

奴隷一覧


ラミア・シェフィールド ¥2540 10/100

キュラ ¥1410 信用度 19/100

ジーン・リーナス ¥500

アンセル・ネイガー ¥330

「おはようNo.4」

「おはよう」

「ツッコミが欲しかったんだがねぇ」

「必要無いことはしないよ」

澄まし顔のホビットは、水を飲んでそう答える。

「ところで、この乾燥肉は自作かい?それとも、他所で買ったのかい?」

「既製品を買っただけだが」

「それは勿体ない。自作すれば、鮮度も味も段違いなのに」

「俺にそんな技術ねぇよ。殺すこと以外は大したことないんだ」

「俺は狩りに関して一家言持っててね。許可してくれれば、何匹か獲ってくるけど」

「奴隷を自由にさせる奴がおるか。それに、弓とかはここに置いてないぞ」

「俺の弓剣なら貸し出せるが」

「…それは使えないね」

なんだ、使えないのか。

↓1 ジーンと何をするか

「料理だぁ?俺は普通に作る以外はしてねぇよ」

「保存食の作り方を伝授するだけさ。とは言っても、これじゃ難しいがね」

「手錠は絶対に外さん」

「…分かってる。口頭で説明するから、どうにかして覚えてくれ」

「へいへい」

空返事で返し、ジーンの指示に従うが、思ったよりも手間の掛かる作業が多い。

水を抜いて、調味液の味を調えて、適切な時間だけ浸し、乾燥するまで天日干ししたり、室内で干したりと、物によって方法が全く違う。

「全部液にドボンして乾かせばいいだろ…」

「水分が残っていたら雑菌が繁殖するよ」

「はぁ…こういうチマチマした作業は苦手なんだよなぁ…」

…料理って難しいね。

↓2でキャラ名と選択肢を
価値が上がるのは2と3
次回イベント(某街攻防戦)まで残り3ターン

所有財産 ¥33850


1:売却(所有している奴隷を売り飛ばす)
2:調教(芸や知識を教え込む)
3:交流(奴隷と交流する)
4:調達(新しい奴隷を調達してくる)
5:雇用(今いる奴隷を部下にしたり、外部の人を雇う)
6:購入(必要な機材を購入したり、拠点の設備をアップグレードする)
7:訪問(他の地域を訪問する)
8:連絡(自身の拠点にいないキャラと交流する)
9:処分(必要無い奴隷を処分する)

所有アイテム一覧

衣服(女物)
亡国の指輪
商売許可証
宝石類(¥3000)

奴隷一覧


ラミア・シェフィールド ¥2540 15/100

キュラ ¥1410 信用度 24/100

ジーン・リーナス ¥570 信用度 12/100

アンセル・ネイガー ¥330 信用度 8/100

「今日の肉なんか美味しくない…」

「不味くて悪かったな。これは試作品なんだよ」

「いつもの肉がいい!」

「無限にあるわけじゃないから駄目」

「むぅー!」

羽根をパタパタ羽撃かせ、抗議するラミア。

それを無視して、俺も一口肉を食べる。

うん、スッゲェ不味い。

↓1 ラミアと何をするか

「魔術書???」

「魔法、お前何も知らんだろ」

「知りません!」

「俺の魔法はたぶん、俺以外使えないからな。こういう本を使って覚えるしかねぇんだ」

「馬鹿の私が理解出来るわけないよ!?」

始まる前から決めつけるなよ。

「馬鹿でもどうにかなるもんだ。さっさと読めホラホラ」

「………」

「なるほどなるほど」

「…魔法って面白いっ!」

「五月蝿いから急に叫ぶな」

「燃えろー!ドーン!」

「熱いなオイ。細切れにするぞ…?」

「ごめんなさーい!!!」

人に向けて魔法を撃つか普通。

…なんで魔法はすんなり覚えたくせに、勉強は全然出来ないんだ?

↓2でキャラ名と選択肢を
価値が上がるのは2と3
次回イベント(某街攻防戦)まで残り2ターン

所有財産 ¥33850


1:売却(所有している奴隷を売り飛ばす)
2:調教(芸や知識を教え込む)
3:交流(奴隷と交流する)
4:調達(新しい奴隷を調達してくる)
5:雇用(今いる奴隷を部下にしたり、外部の人を雇う)
6:購入(必要な機材を購入したり、拠点の設備をアップグレードする)
7:訪問(他の地域を訪問する)
8:連絡(自身の拠点にいないキャラと交流する)
9:処分(必要無い奴隷を処分する)

所有アイテム一覧

衣服(女物)
亡国の指輪
商売許可証
宝石類(¥3000)

奴隷一覧


ラミア・シェフィールド ¥3520 15/100

キュラ ¥1410 信用度 24/100

ジーン・リーナス ¥570 信用度 12/100

アンセル・ネイガー ¥330 信用度 8/100

無駄に清潔になった牢屋の中で、獣人が瞑想をしている。

面白半分で氷を頭に乗せると、身体が跳ねた。

「なっ何するんだ!?」

「ちゃんと集中出来てるか確かめただけ」

「集中してても、こんなことされたら気が逸れるだろ…?」

「じゃあ俺にやってみてよ。…ほれ、いいぞ」

両腕を横に広げ、掌を天に向ける。

その上では、二本の剣がふわりと浮いている。

「………」

恐る恐る、アンセルは首元に氷を乗せる。

俺はピクリとも反応せず、不動のままだ。

「…貴様、凄い奴だな」

「だろ?」

「…我慢してただけかよ…!」

そんな一瞬で明鏡止水の境地に達するわけないだろ。

↓1 どんな調教をするか

「…俺の得意なのは斧とかなのに…」

「はい二本追加」

「これ以上は無理だ…!」

四本の剣でジャグリングするアンセルの表情は、非常に険しい。

まぁ失敗するまで延々と増やすんですけどね。

「ぐ…う…」

「ふらついてるぞ。体勢を整えろ!」

「だから無理だ…っ!」

「いってぇ!!」

取り損ねた剣が、弧を描いて天井、床、俺の身体に突き刺さる。

今日の飯は抜きにしないと…。

「理不尽だな貴様…!?」

「俺の所有物だって言ってんだろが…」

↓2でキャラ名と選択肢を
価値が上がるのは2と3
次回イベント(某街攻防戦)まで残り1ターン

所有財産 ¥33850


1:売却(所有している奴隷を売り飛ばす)
2:調教(芸や知識を教え込む)
3:交流(奴隷と交流する)
4:調達(新しい奴隷を調達してくる)
5:雇用(今いる奴隷を部下にしたり、外部の人を雇う)
6:購入(必要な機材を購入したり、拠点の設備をアップグレードする)
7:訪問(他の地域を訪問する)
8:連絡(自身の拠点にいないキャラと交流する)
9:処分(必要無い奴隷を処分する)

所有アイテム一覧

衣服(女物)
亡国の指輪
商売許可証
宝石類(¥3000)

奴隷一覧


ラミア・シェフィールド ¥3520 15/100

キュラ ¥1410 信用度 24/100

ジーン・リーナス ¥570 信用度 12/100

アンセル・ネイガー ¥830 信用度 8/100

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