桃華「スピンオフ、ですわ!」 (16)

アイドルマスターシンデレラガールズのSSです。

短め、書き溜めありです。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1573466727

(ガチャッ)

桃華「皆さま、ごきげんようですわ!」

梨沙「あら桃華、おはよ」

桃華「梨沙さん!ごきげんようですわ!」

梨沙「はいはい、ご機嫌よ♪」

桃華「うふふ、梨沙さんはいつも……いつもお元気で…グスッ」

梨沙「ええっ!?イキナリ泣き出してどうしたのよ!?」

桃華「分かりませんわ…いつもと変わらず梨沙さんとお話しているのが、なぜだかとても得難いことのように感じてしまって…」

梨沙「なんのこと!?」

桃華「しいて言うならばそう…これまでよりも梨沙さんの声がよりクリアに耳に届くようになったと言いますか…」

梨沙「意味わかんないわよ…」

桃華「…ふぅ、申し訳ありませんわ、きっと疲れていたのでしょう」

梨沙「それならいいけど…つらいなら言いなさいよ?相談くらい乗るから」

桃華「ふふっ、ありがとうございますわ♪」

(ガチャッ)

ありす「おはようございます」

桃華「ごきげんようですわ!」

梨沙「おはよ」

ありす「桃華さんとりざざんだげでず……グズッ」

梨沙「アンタもどうしたのよ!?」

桃華「ありすさん……分か"り"ま"す"わ"……!」

梨沙「ああもう!桃華もつられて泣かないの!」

ももあり「「梨沙さんんんん!!!」」ガバーッ

梨沙「ギャー!!!泣きながら抱き着くな~!!!」



……

………

ありす「ふぅ…お騒がせしました」

桃華「もう大丈夫ですわ」

梨沙「はぁ…なんだか分からないけど、疲れてるなら今日の仕事どうにか出来ないかプロデューサーに相談でもする?」

ありす「いえ、もう大丈夫ですから」

桃華「はい、もう平常運転ですわ♪」

梨沙「そんなら良いけど…」

桃華「はぁ…貝を集めて作った花のようなお声…」

梨沙「それ褒めてんの!?」

ありす「てぇてぇ…」

梨沙「語・彙!!!」

………

桃華「そういえば梨沙さん、例の映像拝見いたしましたわ!」

梨沙「例の…ああ、アレね」

ありす「はい、2019年11月10日22時よりamazon primeにて配信開始の"Spin-off!"の事です」

梨沙「なんか妙に説明くさいケド…そうね、ついに発表されたわね」

桃華「ああいったものは見方がよく分からないので、ありすさんに登録からお手伝いしていただきましたの」

梨沙「相変わらずねぇ…ありすもお疲れ」

ありす「いえ、アカウントさえ作れば簡単に購入出来ますから」

梨沙「プライムにならないとダメとかじゃなかったっけ?」

ありす「必要ないですよ、配信しているのがプライムビデオなだけですから」

梨沙「そうだったのね、月会費も別にかかるのかと思ってたわ」

ありす「まぁそっちは別に良かったんですけど…」ズーン

梨沙「…ど、どうしたのよ、イキナリ疲れた顔しちゃって」

ありす「桃華さんが大量のアカウントを作って、それぞれで購入しようとしまして…」

桃華「やはり親友のために売り上げに貢献しておこうかと思いまして」

ありす「涼しい顔で言わないでください!というか桃華さん、昨日あれだけ言ったのに全く納得していませんね!?」

桃華「資本主義の世の中、売り上げが全てですわ」

ありす「あ~もう!!!梨沙さんもなんとか言って下さいよ!」

梨沙「桃華」

桃華「なんでしょう?」

梨沙「アタシがアカウント作り手伝うわよ!」グッ

桃華「購入はまかせろー!ですわ♪」

ありす「やめて!!!!!」



……

………

ありす「あ”~……ドッと疲れました」ゼーハー

梨沙「ごめんごめん、ジョーダンよ」

桃華「うふふ、誰も見る人のいないアカウントを量産しても意味はありませんしね」

ありす「…桃華さん、何か含みがありますね?」

桃華「含みだなんて…別に櫻井グループの全従業員に購入させるとか、そのようなことは全然全くこれっぽっちも考えておりませんわ」

ありす「…………そうですか」

梨沙(あ、諦めた)

桃華(勝ちましたわ♪)

ありす「それより梨沙さん、"Spin-off!"でのことなんですが…」

桃華「あ、わたくしもお聞きしたいことがありましたの!」

梨沙「あ、ストップ」

ももあり「「???」」

梨沙「まだ見てない人だっているかもでしょ、少し早いけどお仕事の現場に入って楽屋で話しましょ」

桃華「まだ見ていない人…?」

ありす「ちょっと何言っているかわかりません」

梨沙「なんでよ!?」

ありす「他ならぬ梨沙さんのお仕事ですよ?まだ見ていないとかあり得ません」

桃華「もしもまだご覧になっていない方がいましたら…イチゴパスタですわね」

梨沙「そんな重罪!?」

ありす「…桃華さん、それだとご褒美じゃないですか?」

桃華「ちょっと何言っているのか分かりませんわ」

ありす「なんでですか!!!」

梨沙「まぁ処刑法の話はともかく」

ありす「処刑!?」

梨沙「どうしても見れない人とかいるでしょ?それこそ桃華だってありすがいなかったら昨日見れていなかったわけだし」

桃華「うっ…」

ありす「…そうですね、仕方ありません」

梨沙「それじゃ、現場行くわよ!」

桃華「分かりましたわ!」

ありす「行きましょう」

梨沙「それじゃ、ももぺあべりー、お仕事に行ってくるわね!!!」

(バタン!)

おわりです、お付き合いいただきありがとうございました。

梨沙ボイス獲得本当におめでとう!

この先の展開もとても楽しみです。

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