晶葉「できたぞ助手! アイドルのバブみが無限になるスイッチだ!」 (10)



 ・下品です。


晶葉「できたぞ助手! アイドルのバブみが無限になるスイッチだ!」

P「さすがあきえもん! 相変わらず原理も理屈もとんとわからんが、欲望渦巻く芸能界の軋轢に疲れ果てた俺のために、至高のリラクゼーション時間をありがとう! 狂気と狂想の狭間に垣間見える気まぐれな優しさに、俺の涙腺もナイアガラ!」

晶葉「マッドサイエンティストA・Iに不可能はない! というかこの発明は私の我慢がとうとう限界に達した証だと思ってほしい」

P「?」

晶葉「記憶がないかもしれんがな、助手。お前は営業の合間にラボにやってきてはこの部屋の片隅で、疲れ果てた顔でデレステを起動し、『Yes! Party Time!!』のイベントVerをうつろな目で見つめながら、ママがいっぱい、僕はいっぱいいっぱい、とかいってマックシェイクをドーピングしてるんだぞ?」

P「たとえそれが事実だとしても、マックシェイクを飲む行為をドーピングに例えるんじゃねーよ。ドナルドに謝れ」

晶葉「マックシェイクは母乳を飲む速度と等しくなるよう、綿密な計算の上で生産されている。つまり成人男性が日常的に摂取可能な商品の中では、限りなく母乳に近い食品だ。それを吸いながらのYPTは、現代社会における合法ドラッグではないのかね?」

P「どう考えてもドーピングだったわ……ドナルドごめんなさい」

晶葉「わかってくれて何よりだ。視界の端でシェイクをキメるジャンキーにはいい加減、辟易していたからな。さあ受け取るがいい、助手。このスイッチで見事、更生を果たすのだ」

P「いや更生は無理でしょ」

晶葉「なぜだ」

P「え? だってバブみが無限になるんでしょ?」

晶葉「そうなればシェイクを卒業できるだろ?」

P「ああ、そういうこと……」

P(代替品であるシェイクの代わりに、バブみが無限になったアイドルを直接ちゅぱれってことか……発想がやべーなこいつ)危険思想

晶葉「ところで誰に使うつもりなんだ?」

P「ここは王道にして正道、天の道をゆく桃華といいたいところだが、みりあの全てを許し慈しむあの包容力も捨てがたいし、薫の天真爛漫と母性がフュージョンしたら完全無敵じゃん? けど七海の滑舌で鼓膜をとりょとりょにされたい俺も心の中にいて、普段は飄々としたライラさんの口元が母性で微笑む瞬間を目に焼き付けたいとも思ってるんだけど、舞ちゃんによしよしナデナデいい子いい子されるのもたまらないし、雪美の膝でごろごろにゃんにゃんも最高なんだろうけど、やっぱり菲菲のフェイフェイをふぇいふぇいしたいのもあって、マザー橘に叱られるという夢も捨てがたく、正直なところ13歳の聖のワンダフルボディ(82/59/86)に何もかもを包まれたくもある」

晶葉「通報しました」防犯ブザー

P「気持ちはわかるけどひどくない?」

晶葉「さっさと出て行け。スイッチを使う前に早苗さんに捕まって、ソイツを没収されても補填はしないからな」

P「兵貴神速! 兵貴神速!」

晶葉「ちなみにスイッチの効果対象は、押した時点で一番距離が近いアイドルだ」

P「こうしちゃいられねぇ……事務所に直行だ!」

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