従者とのひと時【安価スレ】 (208)
付き従うメイドたちと仲良く暮らすスレ。エッチなのは初めてなので拙くてもお許しを。
↓5までのメイドを全員採用予定。もしかしたら増えるかも。
テンプレ
名前:
容姿:
性格:
来歴:
始めるのは夜からです。先に安価を済ませるだけなので、ご了承ください。踏んでるだろうから安価下。
――たちの食事は、専らつばさたちの仕事だ。
どうしても作ることが出来ない場合は、インスタント食品で賄うがそんなことは極稀だ。
六人分の料理を作るのは、中々手間が掛かるもの。
三人で手分けして作業をするがそれでも、一時間近く要する時がある。
「お水のお代わりは必要ですか?」
ピッチャーを持ち、隣に佇んでいた京が問う。
それに――は頷いて答えると、京は空いたコップに水を注ぎ、目の前に置いた。
「えっほえっほ」
とことことダイニングとキッチンを往復する凛。
食事が盛られた皿を運んでいるようだ。
手伝おうと席を立つ――だが、皆から制止される。
仕事を取るな、と言われたら、渋々従う他なかった。
三人ずつ向かい合って、大きな机を囲んで食事を行う。
本日の昼食はボロネーゼとコンソメスープ、海藻サラダとパンナコッタの四品だ。
――はまず、琥珀色のコンソメスープに手を付けた。
ブイヨンと野菜の旨味が、口の中で弾ける。
ご家庭でこのようなレベルの高い食事を味わえることに感謝しながら、順につまんでいく。
他の人たちも満足しているようで、特に凛は、もの凄い勢いで口の中にかき込んでいく。
そんな食べ方だとソースが跳ねるのではないか、と心配したがどうやら杞憂だったようで、一滴たりとも跳ねることはなかった。
↓2 誰とどんな会話をするか。
「ふえっ…?お買い物、ですか?」
「も、勿論構いませんけど…。未亜さんたちの方が…良いのではないでしょうか…?」
そんなことはない、と――は否定する。
すると。
「わ、分かりました…!尽力させていただきます…!」
前髪で隠れているが、目からは確かな決意を感じられた。
「…ふむ。どうですかな?つばさ氏」
「これは不味いなぁ…。アピールする必要があるかもしれない」
――の隣にいる未亜とつばさは、何やら相談会を開いていた。
↓2 誰とどんな会話をするか。
「ご主人様、スープ空だけど飲む?」
「パンナコッタを食べるなら、ソース掛けちゃおっか?」
「「空いた皿持っていくよ?」」
「むっ…」
「むぅ」
食事中に、何かと世話を焼いてきた二人。
有難いのだが、少し食べづらくなっていたりする。
でも、賑やかなのも悪くない、と――は思い、クスリと微笑んだ。
↓2 誰と何をするか。イベントも可。
「皿洗い終わりました」
「ありがとうございます」
未亜が皿を洗浄し、朝に使っていた乾燥済みの皿を京に渡す。
片付けくらいなら、と――もキッチンに近寄った。
だが、運悪く足を滑らせてしまう。
――は京にぶつかり、その衝撃で皿が宙を舞う。
「あわわ…!」
「むん…!」
緑、未亜、つばさは一つずつ皿を掴んでいる中、凛だけは隼の如き俊敏な動きで、残りの皿を回収した。
一枚も割ることがなく、事なきを得たのだが。
「ん…。ご主人様…っ。ご自重を…」
――は京とぶつかった際に、偶然頭を京の胸に方に投げ出されてしまった。
突然のアクシデントに対応出来なかった京は、それを避けることは叶わなかった。
そして、吸い込まれるように頭は豊満な胸の間に埋もれた。
ジャージ越しで感じる柔らかさに頭全体が包まれる。
柔軟剤と、香水のような香りが鼻腔を擽る。
それをただ、他の四人は呆然と見ることしか出来なかった。
↓2 誰と何をするか。イベントとかも可。
書類仕事をした後、つばさがお茶を淹れてくれて一緒に休憩
少し眠くなってきたところ、つばさが膝枕してくれることに
社会人にするか大学生にするかでお悩み中。どっちでも、二十歳程度なのは確定です。
少しだけ意見の募集をば。
勝手に社会人と思い込んでたけど、プロローグ見ると大学生の方がしっくり来るかもですね
大学生に一票
じゃあ大学生で進めていきます。
大学で出ていた課題を済ませるため、自室に籠る。
量はそれほどでもないのだが、レポートを書くのはそれなりに面倒だ。
一時間ほど作業に耽っていると、ドアがノックされた。
「ご主人様、今いいかな?」
大丈夫、と――が言うと同時に、ドアが開かれる。
右手には、ビスケット等の甘味が握られていた。
「課題お疲れ様。そろそろ疲れた頃だと思って、お菓子を持ってきたんだ」
「少し、休憩した方がいいんじゃないかな?」
ふと時計に視線を移すと、もうすぐ16時を回るところだった。
もうそんなに時間が経ったのか、と内心驚き、つばさの提案を受け入れた。
「うんうん。ずっと勉強したりっていうのは大変だからね」
「お茶を淹れてくるから、少しだけ待ってね」
そう言うと、つばさは小走りで一階のキッチンに向かった。
「お待たせ。ミルクティーで良かったかな?お砂糖とかまだいる?」
ティーカップに注がれたミルクティーからは、仄かに湯気が立っている。
軽く啜り、味を確認する。
ミルクのコクと甘みが、働きづめだった脳に染み渡る。
「大丈夫?良かったぁ」
美味しいから大丈夫、と返されたつばさは安堵の息を漏らす。
ビスケットとミルクティーを交互に口に入れる。
数分後、疲れたからなのか、睡魔に襲われた。
「あぁ…。勉強をしてたら眠くなるよね」
「…わ、私の膝で良ければ、貸すよ?」
頼んでも良いのか、と――が問う。
それに、つばさははにかんで快諾した。
「よい…しょ…。固くはない…よね?」
大丈夫だ、と――は答える。
「ふふ…。なら良いんだけど。お休み、ご主人様」
「…いや、――。ゆっくり休んでね」
膝枕と頭を撫でられる心地良さに意識を委ね、――は眠りについた。
↓2 誰と何をするか。イベントも可。次の行動は夜の時間帯となります。
イベントってメイド間のやり取りみたいな、主が出ないパターンも可?
踏んでたら安価下
>>63、明らかにおかしいもの以外であれば全然大丈夫です。
二時間ほどの仮眠を取り、――は課題を終わらせる。
つばさはゴミの処理とティーカップの洗浄に向かった。
やることが無くなったので、――はリビングでテレビでも見ようと階段を降りた。
「…ふえぇ!?」
階段を降り、風呂場の横を通ったところで、緑とばったり出会ってしまった。
緑からは白い蒸気が上っており、肌も赤みが差している。
服装もキャミソールとショートパンツと非常にラフで、間違いなく風呂上がりの恰好だ。
「ご、ごめんなさいぃ~…!」
顔が真っ赤になった緑は、逃げ出すように自分の部屋に入っていった。
言っては何だが、緑の胸は京とタメを張れるほど大きかった。
眼福である。
↓2 誰と何をするか。イベントも可。これで一日は終わります。
風呂から上がり、寝間着に着替えた――はリビングに向かう。
冷蔵庫で冷やしていたスポーツドリンクを口にする。
火照った身体がクールダウンしていくのを実感出来る。
そして、テレビを見ようとソファーに向かうのだが、既に先客がいたようだ。
「それでね、私は…」
「…な、なるほど…」
ソファーに座り、チョコレートに舌鼓を打っていた未亜と緑がいた。
談笑していたようだが、何を話していたのか気になるので、混じってもいいか訊く。
それを、二人は受け入れた。
↓2 誰とどんな会話をするか。
「す、好きなお菓子…ですか?」
「それは気になるね。何が好きなの?」
「あ、私はケーキとかが好きだよ。今度買ってくれないかな?ご主人様?」
考えておく、と返し、――も緑の答えを待つ。
しどろもどろになりながらも、緑は頑張って返答した。
「え、えっと。…あっ…。和菓子と、お母さんが作ってくれてた…蓮根餅…が…」
途中から涙を浮かべていたが、どうにか伝えることだけは出来た緑。
鼻を啜り、ティッシュで涙を拭った。
「あ…ごめんね…。辛いこと思い出させちゃったね…」
「い…いえ…。私こそ…すみません…」
何度も頭を下げる緑を、二人は必死で宥めた。
↓2 誰とどんな会話をするか。この安価で本日の行動は終了します。
会話を終えた緑たちは自室に戻った。
――も、明日に備えて眠りにつこうと部屋に足を運ぶ。
布団に潜り、目を閉じる。
その数分後、ウトウトしてきた時。
不意に、ドアが開いた。
「…起きてる?――くん」
入ってきたのは、未亜だった。
こんな時間に何用か、と起き上がって未亜を見る。
すると、未亜は脇目も振らずに、――に抱き着いた。
突然の行動に、――は慌てる。
だが、未亜は涙ぐむ様子を見て、動きを止めた。
「…ごめん…。緑ちゃんと話をしてて…パパたちのこと、思い出しちゃってさ…」
その言葉を、何も言わずに――は聴き留める。
「…パパは…癌で…いなくなっ…てぇ…。ママ…も、部活から帰ったら…冷たくなっ…てて…」
「でも…!こうして…触れてる――くんの身体は…あったかくて…優しくて…」
「生きてる…って…一緒にいる…って…。実感出来…るから…」
痛みも苦しさも感じないが、力が強くなっていくのを感じる。
苦しくない筈なのに、胸が締め付けられるような感覚がする。
「――くんは…一緒にいてくれる…よね…?いきなりいなく…なったり…しないよね…?」
そんなことは絶対にしない、と――も胸付近にある未亜の頭に手を回す。
「うん…。うん…!約束だよ…!」
そのまま、未亜は――の胸元で静かに泣き続けた。
「…何か、湿っぽくなっちゃったね」
落ち着いたのか、目尻に涙の跡が残っている未亜は、――のベッドに腰掛けていた。
その手は、――の手に重ねられている。
「…ふふ。心配してくれてありがと」
「もう大丈夫だから。…もしかしたら、また胸を借りるかもしれないけど」
「…うん。やっぱり、――くんといれて良かった。改めて、そう思うよ」
「おやすみ、――くん。大学、頑張ってね」
微笑みを湛えたまま、未亜はドアを閉めた。
講義を終えた――は、大学の正門を潜る。
午前中で終わったからか、少々日差しがきついようだ。
今日は特に課題は出なかったが、来週に小テストがあるらしいので、対策勉強をするべきなのかもしれない。
冷たい珈琲を飲み干しながら、何をするか思考する。
空を飛ぶ飛行機の音が、耳を劈く。
その音で、思考が中断させられた。
↓2 誰と何をするか。イベントも可。
――が帰宅すると、リビングのテーブルでメイドたちが討論をしていた。
議題は『メイド長に相応しき人物とは?』というものだった。
「家事全般が出来るつばささんかと」
「いやいや、一番年長の京さんだよ」
「京。一番大きいし」
「えっと…。つばささん…だと思います…」
「うぅん…。見事に二分されてるなぁ」
「あ、ご主人様おかえりなさい」
ただいま、と返した――は荷物をソファーに置く。
「ご主人様はどう思う?」
非常に珍しい、凛からの質問。
この場合、問われているのは『誰がメイド長になるべきか』だろう。
どう返答するべきか、――は頭を悩ませた。
「…あの…。ご主人様、お弁当を忘れていませんでしたか…?」
おずおずと前に出て、そんな言葉を発した緑。
昼までだったから必要無かったと返すと、緑は慌てて謝罪する。
これによって、――の回答が有耶無耶にされたからなのか。
結局『そんなことを考える必要は無い』結論に至ったようだ。
↓2 誰と何をするか。イベントも可。
なにやら緑と凛になつかれたつばさ。面白がって未亜まで「つばさおねーちゃん」とつばさにじゃれつきだす。混じりたそうに眺める京
大学にて授業中、謎のテロリストが襲撃
浴場にて入浴するメイド達。
その中で京・未亜・緑の(胸の)戦力差に項垂れるつばさ。
凜を見て一度は元気を出すも、よくよく考えて更に凹むハメに
テロリスト(フリーダム凛)
テロリスト(幼なじみメイドs……昔から主や幼なじみsを知ってる人に取っては爆弾級の衝撃)
とか?(無理があるかな)
では>>85で進めます。
「ふぅ…」
ゆっくりと湯船に浸かる京。
大きな胸がぷかぷかと浮いている。
「ぐぬぬ…」
それを、顔を少し水中に入れながら凝視するつばさ。
その隣には体操座りをしている緑と、俯せで浴槽の縁に身体を預けている未亜がいる。
凛は、もう一つの湯船のジャグジーで遊んでいる。
つばさは圧倒的な戦力差を目にして、K.O.直前になっていた。
スタイルには自信があったのだが、どう足掻いても京には勝てず、緑にも勝てず、未亜には僅差で敗北している。
「…でも、凛さんになら…」
そう思い、チラリと凛の方を見るが。
「…小さいんだから、需要が違うじゃない。はぁぁぁぁ…」
京>緑>未亜≧つばさ>>>凛の現実を思い知り、項垂れたつばさだった。
↓2 誰と何をするか。イベントも可。風呂イベがあったので夜の時間帯となります。この行動で一日終了です。
そろそろ暑くなってきたので、毛布を仕舞って掛け布団だけにする。
消灯しようとスイッチに手を掛けた瞬間、勢いよくドアが開かれる。
「一緒に寝よう?」
ちょこんと立っていたのは、パジャマにナイトキャップを被っていた凛だった。
――の目の前まで歩み寄り、手を握ってくる。
男女七歳にして席を同じうせず、という諺を思い出す――だったが、そんな意識がどちらにも無いのなら問題無い。
そう判断し、身体を横にずらした。
「ありがとう」
そう呟いた凛は、――の背中に抱き着き、穏やかな寝息を立て始めた。
烏が鳴き始める、黄昏時がやってきた。
腕を伸ばし、席を立つ。
他の学生も同じように席を立ち、談笑しながら教室を出ていく。
窓から見える夕暮れは、排気ガスによるものなのか少しぼやけていた。
忘れ物が無いか再確認し、階段を降りていく。
近くを通っている電車の音が、不思議と澄み渡って聞こえた。
↓2 誰と何をするか。イベントも可。
「つばささん…。おしるこ、美味しかったです。ありがとうございました…」
「ご飯、ご飯」
「えっ?美味しかったなら良かったけど。…って凛さん!スカート引っ張らないでぇ!」
「お肉ー」
調理中に頭を下げながらお礼を言う緑と、食事をねだる凛。
食器に料理を盛り付け、必死につばさは応対する。
「人気者だねぇ、つばさおねーちゃん?」
「未亜ちゃんまでおちょくるのぉ!?」
やいのやいのと騒ぐメイドを、遠くから眺める女性が一人。
「…私はもう、そんな歳ではないですから」
交ざらないのか、と――が問うが、京は柄じゃないと否定する。
しかし、視線が忙しなく動いていたのを、――は見逃さなかった。
「…正直に言えば、羨ましいです。ああやって笑い合える友人はいなかったですから」
「失言が過ぎましたね。洗濯物を取り込んできます」
そう言って、京は庭に出ていった。
↓2 誰と何をするか。イベントも可。今は夕方~夜の時間帯となります。
「うぅぅぅ…」
「…気持ちは分かるよ、つばさちゃん」
「羨ましいぃ…」
「誰を連れていくのかを決めたのは、ご主人様です。恨みっこ無しでしょう」
テーブルに突っ伏している未亜とつばさ。
彼女たちの横に、京は冷えたジュースを置く。
「分かってますよ…。でも、このままじゃ――が…」
「…事故とはいえ、緑ちゃんはキスまで進んだ。私たちがそれを超えるには…」
「…アレしかないのかな?」
「忠告しておきますが、その時は嫌われる可能性があることを承知の上でするのですよね?」
「…無理」
「嫌われるのは嫌だね…」
大きな溜め息を吐き、二人はジュースを飲み干した。
一方、凛は。
「…羨ましい」
右手にスマートフォン、左手にチョコフレークの袋を持ち、そんな言葉を呟いた。
画面には、パーティーで出てくるであろう料理の画像が映っている。
「…タッパー渡しておけば良かった」
そう言い、分かりやすく落胆した。
↓2 誰と何をするか。イベントも可。これが終わるとメイドが出てきます。
そろそろパーティーも終わりに差し掛かってきた時、緑は両親と話をしていた。
「ええっ…雰囲気が変わった…ですか?」
「うむ。ABCで言えば、どこまで進んだ?」
「え、えっと…。…A、ですかね?」
「あらあら…。初々しいわねぇ」
「私たちは若さ故の過ち…とも言えるな。あっという間に結ばれてしまったよ」
「もっと押しても良いのだぞ?――はそこまで、自分から近づくタイプではないからな」
「孫が見れる日、楽しみにしてるわね」
「えぇぇぇっ!?」
素っ頓狂な声を上げる緑。
何を話しているのか気になるが、触れてはならない事情な気がした。
「…しかし、本当に緑くんは変わったな。何というか、色気がぉっ!?」
「あなた、いけませんよ?」
「そのつもりで言ってはいない…!?私は母さん一筋んにぃ!?」
突然、母がヒールで父の足をぐりぐりと踏みつけた。
本当に何を話しているのだろうか。
気になりながらも、――は色々な食事を味わっていた。
パーティー後、――たちは車に向かっていた。
そして、乗り込もうとした時。
父親にそれを制止され、車から二人の女性が出てきた。
「今日のパーティーに呼んだのは他でもない。彼女たちを見せるのと、顔が見たかったのだ」
「さあ、挨拶をしてくれ。七海くん、世璃くん」
「私は高波七海と申します。よろしくお願いしますねぇ、ご主人様」
流麗なカーテシーをするのは、水色の髪が美しいメイド、高波七海。
その隣にちょこんと立っていた少女が、カーテシーが終わると同時に口を開いた。
「私は鬼姫世璃。よろしく。…先に言っておくけど、腕が無いからって気を遣わなくていいから」
「片腕でも、出来ることはあるわ。だから、そんなことは気にしないで、仕事を与えて大丈夫だから」
ペコリとお辞儀をするメイド、鬼姫世璃。
パーマがかった金髪と、凛に負けず劣らずのちんまりとした身体。
そして、本来ならばそこから伸びているであろう右腕が無かった。
服の中に隠しているのなら、相応の膨らみがある筈だ。
しかし、そんなものはどこにもなかった。
冗談などではない、と内心思いながら、――はこれからよろしく、と答えた。
↓2 誰と何をするか。イベントも可。季節は未だに夏でございます。
「新人さん、いらっしゃーい!!!」
翌日、実家から戻ってきた――たちは、帰宅と同時にクラッカーの迎撃を受けた。
「ビックリしたわぁ…」
「…賑やかね。いつもこうなの?」
コクリと――は頷く。
呆れたような表情を一瞬した世璃だったが、程なくして微笑んだ。
「…まあ、悪くないかもね」
「七海さんはこっちの席、世璃ちゃんはこっちね」
「緑さん、ご主人様。パーティーへの御出席お疲れ様でした」
「既に着替えの用意は済んでいますので、自室に向かってください」
「おみやげ。プリーズ」
「あ…。少しだけですけど、お菓子貰ってきました」
「グッジョブ」
いつもの賑やかさが戻ってきたことに、懐かしさを覚えた――だった。
↓2 誰とどんな会話をするか。イベントも可。この安価含め三回歓迎会の安価があります。
フレンチトーストをつまんでいた――は、緑を除いたメイドたちがいなくなっていることに気付く。
ふと気が付くと、上階から何やら騒いでいる声が聞こえてくる。
何かしているのだろう、と待つこと数十分。
全員が全員、ドレスに身を包んで登場してきた。
「ど…どう…かな…?」
クルリと一回転してみせたつばさ。
スカートが翻り、太腿がチラリと見える。
着用しているのは藍色の『フィット&フレアー』で、首元のペンダントがアクセントになっている。
「私にドレスは似合わないような。…まあ、いっか」
次に姿を見せたのは、黒色の『フィッシュテール』を着ている未亜。
胸元の布は大きなバストに押し上げられ、ヒップはスカートで大きさが隠されている。
照れているのか、頬は仄かに赤みが差していた。
「…私がこのような衣装に身を包むことなど、無いと思っていましたが」
仏頂面で出てきた京は赤色の『Xライン』のドレスを身に纏っていた。
未亜を上回るバスト、ヒップをこれでもか、と強調していた。
彼女もこれを着るのは本意ではなかったようだが、悲しいかな。
そういったことに疎い――でも思う程に似合っているのだ。
「ドレスを着るなんて初めてだわ…」
モジモジとしている世璃は、青色の『エンパイア』を着ていた。
彼女に合うサイズのものが、これしかなかったらしい。
「な、何よ。笑いたければ笑えばいいじゃない…。お子様にはお似合いって…」
顔を背ける世璃を、他のメイドが宥める。
彼女を除いて、似合っていない、と思っている人は誰一人いなかった。
「似合ってます?」
紫色をした『Aライン』のドレスに身を包んだ七海は、頬を紅く染めながら前に出る。
ゆったりとしたドレスが、豊満なボディを隠している。
流石に、京のようにラインを見せるのが恥ずかしかったようだ。
「どや」
最後に仁王立ちするのは凛。
彼女もまた、白色の『エンパイア』を着ていた。
ちんまい彼女もこれしか着ることが出来なかったらしい。
うんうんと頷く――に、凛は満足したのか姿を消した。
↓2 誰とどんな会話をするか。イベントも可。
ドレスを見せ終わったメイドたちは、元の衣装に着替えるため再度二階に戻った。
二人きりになったリビングで、緑がぼそりと呟いた。
「…皆、綺麗でしたね。私と違って…違って…うぅ…」
パーティーの時のあの姿を知っている――は、それは違うと言い切る。
あの時の緑も、同等かそれ以上に輝いていた。
それは、――だけでなく誰もが思っていた紛れもない真実だ。
――はそう、確信していた。
「…私の姿も可憐だった…ですか…?」
「あ、ありがとうございます…。でも…」
「そんな言葉を私に使っていたら、安っぽくなっちゃいますよ…?」
「だから、もっと相応しい方に…。…ふぇ…?」
「ほ、本当に美しかった、ですか…」
――の言葉に驚いた緑は、顔を隠して横を向いた。
「み、見ないでください…。今の私は…」
「今の私は…きっと、他の人に見せられない顔をしてますから…」
手で覆いきれていなかった緑の耳は、真っ赤に染まっていた。
↓2 誰とどんな会話をするか。イベントも可。これが歓迎会のラスト安価です。
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