夏休みを目前に控えた高校2年のある日─
我が家の空気は親父の浮気がバレ、とてつもなく冷えきっていた。
一人っ子のオレは両親の間に流れる空気に毎日胃がキリキリする思いで耐えている…。
しかしある日、我が家の惨状を知った親戚の一家が『夏休みの間だけでも息子さんを預かろうか?』と申し出ていたらしく、二人の話し合いが落ち着くまでオレは夏休みを親戚の住む田舎町で過ごすことになった…。
8月1日 (夏休み1日目)
奈河居駅 (夕方)
(……ようやく着いた、何時間ぐらい電車に揺られてたんだろうか?)
???「やぁ、君が>>君でいいのかな?」
安価>>2で主人公の名字と名前(あまり酷かったら再安価)
黒木 弘(くろき ひろ)
黒木 弘「黒木 弘です、これから1ヶ月間よろしくお願いします」
???「そんなにかしこまらなくても大丈夫だよ、僕は君がうんと小さい頃から知ってるからね」ハハッ
藤崎 良一「君の叔父にあたる藤崎 良一だ、よろしく頼むよ」つ握手
黒木 弘「あっ……うっす」握手⊂
藤崎 良一「それじゃあ行こうか、向こうに車を用意してあるから着いて来て」
ガタンガタン
黒木 弘(電車の次は軽トラに揺られるのか…)
藤崎 良一「すまないね、今日は仕事の帰りだったから…」
黒木 弘「大丈夫っす、あの……良一叔父さんの家族は大丈夫なんすか?オレってお邪魔なんじゃ…」
藤崎 良一「そんな事は無いよ、ウチは娘と息子、祖母の四人で暮らしてるけど了承は得ているからね」
黒木 弘(……奥さんの事には触れない方が良いんだろうな)
藤崎 良一「さぁ着いたよ、ここが我が家だよ」キキィッ
8月1日
藤崎家 (夕方)
弘「はあぁ~……でっけぇ」
弘(昔の日本の屋敷ってモロこんな感じなんだろうな)
良一「元々は祖父が住んでた家なんだけど、祖父が居なくなってからお祖母ちゃんの面倒を見るために家族で引っ越してきたんだ」
良一「お祖母ちゃーん、弘くん連れてきたよ」
???「んん…?おお、おお…よくきたねぇ…」
良一「紹介するよ、みき代お祖母ちゃん…僕の祖母だよ」
弘「黒木 弘です、これからよろしくお願いします」
藤崎 みき代「よくきたねぇ…弘志や」
弘「いや、あの…弘志じゃなくて弘っす」
藤崎 みき代「そうかいそうかい……広幸はもう社会人になったのかい、おっきくなったねぇ…」
弘「いやオレはまだ高校生で…!」アタフタ
???「あーっ!!!オマエがシンセキってヤツだな!!」ビシッ
???「おれに挨拶せずに家のシキイを跨ぐなんていい度胸だな!」
弘(……中々生意気そうなガキンチョだな)
良一「こら猛(たける)!人に向かって指をささない!」
良一「ごめんねぇ…この子は猛、僕の息子なんだけどもう小学6年生になるのにヤンチャが止まらなくて…」
弘「ははっ……大丈夫っすよ、オレは弘だ、よろしくな」
藤崎 猛「おおっ!分かれば良いんだ!おれは藤崎 猛!!この家の首領だからな!覚えとけ! 」ムッフー
弘(元気な子だなぁ………ん?)
???「……あ」
弘(そういえば娘さんもいるんだっけ……あの娘がそうなのかな?)
>>6->>8で藤崎家の娘さんのプロフィール、コンマが高いのを選択
以下、キャラシート
名前(名字は固定)
年齢(13~18歳の間)
容姿
性格
好きなもの
嫌いなもの
その他補則事項
名前:花蓮
年齢:17歳
容姿:黒髪ロング、巨乳
性格:お淑やか
好きなもの:読書
嫌いなもの:お化け
名前 藤崎早耶
年齢 18
容姿 黒髪ショートカット
性格 ぶりっ子
好きなもの かわいいもの
嫌いなもの キツいこと
名前(名字は固定) 理緒
年齢(13~18歳の間) 17
容姿 黒髪ロング。平均より若干高い身長、スタイルよし
性格 ほんわか明るく元気で人懐っこい、けど意外としっかりしており気配りのできる良い子
好きなもの 料理(和食)、天文学、星
嫌いなもの タバコの匂い
その他補則事項 実はかなりの勉学家。数学や物理に特に深い興味を持ち、将来は天文学に関わる仕事につきたいと思っている
>>8は荒らしの早耶Pだから無効にしたほうがいいぞ
名前藤崎静香(ふじさき しずか)
年齢16歳
容姿 黒髪のロングの清楚な女の子
着やせしやすい隠れ巨乳(Eカップ)
性格 大人しく清楚。面倒見はいい
好きなもの 読書 静かな場所 家事
嫌いなもの うるさい場所 騒がしい人
その他補則事項 引っ込み思案ではないが、積極的に話すタイプではない。
友達はそれなりにいる
>>14
把握してるので大丈夫ですよー
良一「万葉(かずは)、こちらに来なさい」
藤崎 万葉「はい」スッ
藤崎 万葉「藤崎 万葉と申します、どうかよろしくお願いします」お辞儀
弘「あ、ああ……黒木 弘だ、よろしく」
弘(小柄だけど…まるで日本人形みたいだ、けど……こんな夏日に着物?)
良一「万葉は家に居るときはだいたいこの格好なんだ、本人は暑くないって言うけど見てるこっちが暑くなりそうだよね…」
弘(それはまぁ否定できない)
藤崎 万葉「お父さま、私だって普通の服ぐらい着ますよ?」
良一「分かってる分かってる…それじゃあ僕は弘くんを部屋に案内するから、夕飯の支度は任せたよ?」
藤崎 万葉「はい、それでは黒木さん…また後で」
猛「おれは姉ちゃんの手伝いしてくるー!!」ドタバタ
ガチャッ
良一「ここが君の部屋だよ、と言っても使ってなかった納屋を綺麗にして洋室っぽく改築したものだけどね」
良一「和室よりはこっちの方が馴染みが深いと思うから用意したんだけどどうかな?」
弘「全然大丈夫っす!むしろオレのためにここまで用意してくれるなんて、なんか悪い気がします」
良一「気にしなくて良いよ、ここは元々……」
弘「元々?」
良一「………いや、なんでもないよ」
良一「とりあえず荷解きが済んだらリビングに来なさい、その頃にはご飯も出来上がってるだろう…なにか質問はあるかな?」
弘(質問……)
良一に聞きたいことがあれば>>29、無ければ無しと書いてください
今は無い
弘「いまんとこ特には無いっす」
良一「そうか、なら切りの良いところで終わらせるんだよ」
良一「……君もご両親が大変だと思うだろうけど、ここにいる間はここを自分の家だと思ってくれていいからね」
弘「ありがとうございます、叔父さん」
弘「……はぁ」
弘 (だいぶ片付いたけどまだ残ってるな……今日のところはこれぐらいにしようかな)
弘 (……母さん達大丈夫かな、駅の見送りでもだいぶギスギスしてたからな…)
弘 (やべ、考えれば考えるほど悪い考えばっかり浮かぶな)
弘「……リビングに行くか」
8月1日
藤崎家 リビング (夜)
万葉「あっ…黒木さん、良かった…ちょうどご飯の準備ができたところです」
猛「遅いぞー!姉ちゃんのご飯が冷めちゃうだろ!」
良一「こらこら、行儀が悪いぞ猛」
弘「あはは…お構い無くて大丈夫っすよ」
万葉「それでは、皆が揃いましたので…いただきます」
良一、猛「いただきます」まーす!!」
弘「い、いただきます…!」パクッ
弘 (! 美味しい…!)
万葉「どうでしょうか? 食べれないものが分からなかったのでとりあえず肉じゃがを作ってみたんですけど…お口に合いましたか?」
弘「はい!おいももほっくほくでしっかり味も染み込んでて…すっごい美味しいっす!!」モグモグ
万葉「ほっ……良かった」
猛「姉ちゃんの料理に不味いものなんてあるか!姉ちゃんは料理すげー上手いんだからな!」
良一「ふふ、良かったね万葉」
料理後、家族会話の内容>>33
万葉のことについて
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