μ's「山の怪異」(40)
サンシャインが海だったので今回は山です。過去にあげたものを再編集して新規も入れております。オリジナル要素、キャラ崩壊注意です。では、参ります
~プロローグ~
【ラブライブ】に向けて再び歩み始めた穂乃果たちμ's
そんな中、地区予選の曲は「未発表の曲に限る」と新しいルールが発表されたの
予選まで1ヶ月もないのにどうしよう・・・でもそんな中
絵里「合宿よー!!」バァァァン
絵里ちゃんのひと言で私たちは、また真姫ちゃんの家の別荘で合宿することになった
【今回は山にある別荘だそうだ】
別荘に着いた。相変わらず大きいなー、中も広ーい
穂乃果「お金持ちの家でよく見る奴」キラキラ
穂乃果「そして、暖炉!」キラキラ
凜「スゴイにゃー、初めて暖炉みたにゃー」キラキラ
穂乃果「スゴイよね!・・・ここに火を」
真姫「点けないわよ」
穂乃果&凜「えー!?」
真姫「まだそんなに寒くないでしょ、それに冬になる前に煙突を汚すと」
真姫「サンタさんが入りにくくなるってパパが言ってたの」
穂乃果「パパ・・・」
凜「サンタ・・・さん」
ことり「素敵!」
海未「優しいお父さんですね」
真姫「ここの煙突はいつも私が綺麗にしていたの」
真姫「去年まで、サンタさんが来てくれなかったことは無かったんだから」
真姫「証拠に中見てごらんなさい♪」
Thank you!
真姫「ンフフ」ドヤァ
真姫ちゃんの意外な一面を見た気がした・・・正直・・・カワイイ
穂乃果たちは練習、海未ちゃんたちは各々の作業に別れた。でも
6人「す、スランプー!?」
海未ちゃんたちどうしても新曲のイメージがわかないんだって
そこで3人ずつのグループに分かれて作業がはかどるように協力しよう!ってなったの
穂乃果、ことりちゃん、花陽ちゃん
海未ちゃん、希ちゃん、凜ちゃん
絵里ちゃん、にこちゃん、真姫ちゃん
みんな、ファイトだよ!・・・でもまさかあんな目に合うなんて夢にも思わなかったんだ
~lily white サイド~
海未「さぁ!2人とも行きますよ!」
凜「にゃ?どこに?」
希「作詞の手伝いやないの?」
海未「決まっているでしょ!そこに山があるんですよ」
海未「登るのです!!」
凜&希「え」
~Printemps サイド~
ことり「テント設営完了だね♪」
穂乃果「うん」
花陽「はい」
ことり「うわぁ、思ったより中広いね」
穂乃果「ホントだ」
ことり「じゃあ早速」
穂乃果「ZZZ」
ことり「穂乃果ちゃん!?・・・はぁ」
花陽「穂乃果ちゃん寝ちゃったの?」
ことり「うん・・・まぁでも・・・眠くなっちゃうよね」
その後・・・
ことり「ZZZ」花陽「ZZZ」穂乃果「ZZZ」
~BiBi サイド~
絵里「テントの中でって中々よね」
にこ「何それ?ダジャレ?」
絵里「ち、違うわよ」
真姫「・・・」
絵里「どう?何か手伝えることない?」
真姫「・・・今のところは大丈夫よ」
にこ「・・・」
こうして、各々課題に挑む・・・そして夕刻・・・【怪異が目を覚ます】
【山道の怪異】
~山道~
凜「ふにゃ~」フラフラ
海未「凜大丈夫ですか?」
凜「うん」
希「もう少しやからガンバロ」
凜「うん!」
よし頑張ろう!そう思った時
――・・
凜「にゃ?」
何か聞こえたような気がした
‐イ
凜「・・・やっぱり何か聞こえる?」
オーイ
凜「誰かが呼んでる?」
凜はその声のする方へ行ってみた
オーイ
凜「ここかな?」
道から少し離れた谷底から聞こえる
そこを覗き見た
もうすぐ夜になろうという薄暗くなった山道、その中で【それははっきり見えた】
オーイ、コッチニコイヨー、グハハ
凜「何・・・あれ?」ゾクッ
それはとても奇妙な姿をしていた
昔時代劇で見た古い服、坊主頭で目の位置がおかしい。頭もデコボコしている
凜を呼んでるの?
凜「(あれってまさか・・・お)」
ガシ
凜「ひっ!」ビクッ
海未「凜、良かった」
希「凜ちゃん1人になったら危ないよ」
凜「あ・・海未ちゃん・・・希ちゃん」
海未「さぁ、もう少しです。行きましょう」ニコッ
凜「あ・・・あの・・あ」
希「凜ちゃん」ギュ
凜「あ」
希「【見たらあかんよ】」ボソッ
凜「それって・・・!?」
凜「(希ちゃんの手・・・震えてる)」
海未「さぁ凜」ギュ
凜「海未ちゃん(震えてる)」
凜たちは【アレ】を見ないようにして帰りを急いだ・・・その間も
オーイ、コッチニコイヨー、グハハ
オーイ、オーイ、グハハ
あの不快な声は着いてきた
オーイ
海未「今回の経験は大変有意義でした」
コッチニコイヨー
希「フフフ、海未ちゃんが満足やったらうちらも頑張ったかいがあったやん?」
グハハ
凜「でもスゴク疲れたよー」
オーイ、コッチニコイヨー
オーイ、オーイ
グハハハハ
海未たち「はぁ・・・はぁ・・・」
気が付くと私たちはテントを立てた場所まで戻っていた
あの不快な声はいつの間にか聞こえなくなっていた
あれは一体何だったのか・・・そんなことを考えるよりも
海未「一刻も早くみんなの元に戻りましょう」
希「そうやね・・・カードもウチにそう告げてるんよ」
凜「かよちん」
私たちは疲労を押して仲間の元に戻ることを決めた
当たりはすっかり夜になっていた
【山の怪物】
~少し前・夕暮れ~
真姫「・・・」
にこ「・・・」
絵里「」オロオロ
絵里「ね、ねえ」
にこ&真姫「んぅ?」
絵里「こ、このままだと火を消した時真っ暗よね?」
真姫「何?まずいの?」
にこ「まさか、苦手なの?」
絵里「ま、まさか・・・待っててね、ちょっとだけ・・・ね?」スタスタ
にこ&真姫「?」
テント「」ガサガサ
パァァ
真姫「ふふ、絵里にあんな弱点があったなんて」クスクス
にこ「この年にもなって暗いのが怖いなんて」
にこ「ねぇ、真姫ちゃん」
真姫「ん?」
にこ「歌詞作りあんまり無茶したらダメよ」
にこ「倒れたら元も子もないんだから」
真姫「うん」
にこ「何かあればこのにこんにーに任せなさい」ドヤァ
真姫「それは大丈夫です」キッパリ
にこ「ぬぁんでよ!」
私たちはそんな話をして楽しんでいた
にこ「そろそろかな♪」ガサゴソ
真姫「?」
にこ「はい真姫ちゃん」スッ
真姫「これは?」
にこ「焼き芋よ、焚火といったら焼き芋でしょ」
真姫「ふ~ん」スッ
真姫「あち、あちち、フーフーフー」
真姫「はい」パカッ
にこ「え?」
真姫「・・・」
にこ「ありがと」
モグモグ
ガアーガアーガアー
バサバサバサ
にこ&真姫「!?」
絵里「な、何!?」ファサ
にこ「と、鳥みたいね」
真姫「はぁ・・・びっくりした」
絵里「ね、ねぇもうテントに入りましょ?ね?」
にこ「そ、そうね」
真姫「分かったわ」
そうして私たちはテントで休むことにした。疲れていたのかそのまま眠ってしまった。テントの明かりは点いたままだった
~しばらくして~
ノソ・・・ノソ・・・ノソ
???「・・・」
絵里「スースー」
にこ「むにゃむにゃ」
真姫「・・・」
グラグラグラ
にこ「!な、何」
絵里「どうした・・きゃああああ!!」
真姫「わ!」
私はその悲鳴を聞き飛び起きたそして【そこを見た】
私たちのテントを【何かが揺らしていた、とても大きな何かが】
絵里「ででで、」ガタガタ
にこ「っ!」
真姫「早く!」
私たちは咄嗟にテントから出た。そして【それを見た】
それはとても奇妙な外見をしていた。白く縦長い太い棒のような【ナニカ】
口があり歯が鋭く目は無かった
絵里「ひっ!」
にこ「あ・・あ」
真姫「・・・」
私たちは目の前の状況に只々唖然としていた
絵里「にににげ・・・なきゃ」ガクガクガク
でも全員その場から動けなかった
もし逃げきれなかったら・・・そう思うと怖くて動けなかった
ナニカ「・・・」ガサガサ
その【ナニカ】は私たちのテントを興味深く漁っていた
リス「」トコトコトコ
ナニカ「」ガシッ
リス「!?」
真姫「!」
ナニカ「・・・」ガパッ
ガブ
絵里「ヒッ」
グチュ、ボリ、バリ、グチュ、ミチュ
にこ「うっ・・・」
当たりに漂う強烈な鉄の匂い・・・血だ、そして肉を骨をかみ砕く音
この【ナニカ】は肉食だ、もしかしたら私たちも・・・
額を背中を冷たい汗が伝った
ナニカ「!」ヒョイ
【ナニカ】が懐中電灯?を手に取った
ナニカ「%$#&?」カチカチ
にこ「?」
ナニカ「」ギロ
絵里「ひっ!」
ナニカ「”#$%&¥*イ?」
にこ「な、何?」
真姫「しっ!ちょっと黙って」
私は全神経を研ぎ澄まし【ナニカ】が何を言っているのか聞き取ろうとした
ナニカ「コレモラッテイイ?」
BiBi「!?」
今確かにそう聞こえた・・・人の言葉?
絵里「あ・・その」
にこ「い、いいわよ好きなだけ持っていきなさい」
にこちゃんがそういうと【ナニカ】は懐中電灯を手に取り
ノソ・・・ノソ・・・
そんな足音を立てながら【ナニカ】は森の奥へ消えていった
絵里「は・・・あぁ・・」ペタン
にこ「ふぅ・・はっ、はっ」
真姫「はぁ・・・はぁ・・・」
私たちは眠ることもできず身を寄せ合い震えていた
この別荘には何度も来ている。でもあんな化け物は初めて見る
私たちの持ち物に興味がある感じだった、それにさっき、確かに人語を話した
ダメ・・・考えがまとまらない・・・誰か・・・
ガサガサ
BiBi「」ビクッ
希「はぁ・・・はぁ・・・」
絵里「の・・・ぞみ?」
希「何が・・・あったん?」
絵里「う・・・」
BiBi「うわああああん!」
私たちは安心から声を上げて泣いた
【ぼぎわん】
―――――・・・・――――
ことり「ん・・・」
私は目を覚ました
ことり「何か聞こえる」ファサ
花陽「ZZZ」
ことり「・・・え」
私は自分の目を疑った、私たちは川原の端にテントを立てたはず
でも川の水はテントまで届くほど増水していた
ことり「っ!」ゾク
私は花陽ちゃんを起こした
花陽「うん・・・どうしたの?」
ことり「大変なのスグにここからはな・・・あれ?」
花陽「?」
ことり「【穂乃果・・・ちゃん?】」
ことり「穂乃果ちゃん!どこ!どこなの!?」―――・・・‐--
当たりに呼びかけるが返事が無い
花陽「ど、どうしよう」――――・・ギャー
ことり「・・・ねぇ何か聞こえない?」
花陽「え」
ことり「川のほうから」
花陽「!?」
【白い布に覆われた何か】が大量に川を流れている
その中の1つに手のようなものが見えた
ことり「人?・・・赤ちゃん!?」ダッ
花陽「ことりちゃん!」
私は服が濡れるのも構わずバシャバシャと音を立て【その白い布を】抱きかかえた
ことり「ヒッ!」
白い布に覆われていたのは確かに赤ちゃんだった・・・
でも、グジュグジュに膿んで腐っていた、そして【動いていた】
ことり「きゃああああああ!!!」
私は腰を抜かしてその場に尻もちをついた
花陽「ことりちゃん!?大丈夫!?」
花陽ちゃんが私をテントまで運んでくれた
ことり「はぁ・・・はぁ」ガクガクガク
花陽「うぅぅ・・・」ガクガクガク
異様な光景、異常な状態、私たちはテントの中で只ただ震えていた。その間も
オギャーオギャーオギャー
赤ちゃんの声が聞こえる・・・でも【あれは】・・・
恐怖が私たちを包んでいた
しばらくして・・・
バサッ
ことりたち「ヒッ!」
凜「ハァ・・・ハァ・・・かよちん・・・ことりちゃん」
海未「大丈夫ですか」
ことり「・・・凜ちゃん?・・・海未ちゃん?」
花陽「うぅぅ・・・うわああああん!凜ちゃぁあああん!」
ことり「怖かったよぉぉおお!」
私たちは安堵から2人に抱きついた
海未「もう大丈夫ですよ」
凜「急いでここから離れないと」
ことり「待って、穂乃果ちゃんが穂乃果ちゃんがいないの」
海未&凜「な!?」
海未「っ!3人はここにい」
バシャン
海未たち「」ピシ
刹那・・・一瞬・・・瞬く間・・・そんな言葉が相応しいほどの時間で私たちの全神経は【そこに集中した】
バシャン、バシャン
【何かがいる・・・ここに向かって来ている】
そう思うも体が動かない、声も出ない
バシャンバシャンバシャンバシャン
・・・【来た】
???「」
海未たち「・・・」
【今後ろにいる】
むせ返るような腐臭漂う空気が【何かがいることを私たちに認識させる】
そして・・・
ピタピタピタ
スッ
ピト
ことり「!!???きゃああああああ!!!」
海未&凜「!!」ダッ
ことりの悲鳴と共に我に返った私たちは2人の手を握りしめて全速力でそこから離れた
後ろは振り向かなかった・・・振り向けなかった、でもしっかりと握った手の温もりがほんの少し安心感を与えてくれた
~西木野別荘~
希「海未ちゃん!」
絵里「大丈夫!?」
海未「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・」
凜「ゼェ・・・ゼェ・・・おえ・・・ハァ・・・」
花陽「」:放心状態
ことり「ヒューヒューヒュー」
真姫「不味いわ!ことりゆっくりゆっくり息をして」
ことり「ヒューヒュー・・・はっ・・・ハァ・・・ハァ・・・」
真姫「良かった、花陽は?」
にこ「大丈夫よ、ちゃんと息してるわ」
海未「ハァ・・・ハァ・・・」フラフラ
希「海未ちゃんどこ行くんや!?」
海未「穂乃果・・・が穂乃果が・・・」
絵里「穂乃果?穂乃果がどうかしたの?」
ことり「行方・・・不明・・なの」
にこ「な!?」
海未「穂・・・乃果」
絵里「ダメよ」ガシッ
希「海未ちゃんも、もうボロボロや無理はしないで」
海未「で、でも・・・穂乃果・・・が」
真姫「明日の朝みんなで捜索しましょう。もう夜も遅いし・・・それに」
凜「どうしたの」ハァハァ
希「・・・えりちたちもウチらと同じ化け物を見たらしいんよ」
花陽「そ、そんな」マッサオ
絵里「穂乃果ならきっと大丈夫よ、だから海未少し休んだ方がいいわ・・・ね?」
海未「うぅぅ・・・穂乃果・・・・穂乃果」ポロポロポロ
その頃
穂乃果「ZZZ」
ピタピタピタ
???「・・・」ジー
穂乃果「・・・ん」
???「・・・」
穂乃果「・・・君は誰?1人?」
???「」コクン
穂乃果「そっか・・・お父さんとお母さんは?」
???「」フルフル
穂乃果「そっか・・・おいで・・・お姉ちゃんと一緒に寝よ?」
???「」コクン
穂乃果「・・・冷たいね・・・寒かったんだね、お姉ちゃんが暖めてあげるね」ギュ
???「・・・」
穂乃果「朝になったらみんなで君のお父さんたちを探してあげるからね」
穂乃果「だから・・・スースー」
???「」スッ
穂乃果「ZZZ」
ガシッ
ズーズーズーズー
チュンチュン
穂乃果「・・・んあ」パチ
穂乃果「ん~なんか変な夢を見たような・・・あれ?」
穂乃果「みんなどこ?それに」
綺麗な花畑
穂乃果「わぁ~キレイ」キラキラ
少ししたら真姫ちゃんの別荘に戻った。みんな驚いた顔で穂乃果に抱きついてきてビックリした
海未ちゃんは泣きじゃくって穂乃果のシャツはぐしゃぐしゃになった
そして昨日遭ったことを話してくれた。穂乃果自身も不思議な体験をしたので驚きよりも正直怖さの方が勝っていた
こうして穂乃果たちの合宿は終わった
真姫「今回の件で皆には迷惑をかけてしまったわ」
真姫「あの別荘?もう2度と行かないわよ・・・多分」
真姫「それよりも、これからレジャーなんかで山にキャンプに行ったりする人も多いと思うけど」
真姫「気をつけてね・・・そこには【ナニカ】いる」
~別荘より西の山~
鹿の死体「」
猪の死体「」
熊の死体「」
ノシ・・・ノシ・・・ノシ・・・ノシ
以上になります。色々な会談話を基に作成しましたので所々おかしいと思いますがご了承ください。
前作で指摘してくてた方々ありがとうございます。では!
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