サトシ「え?」
ピカチュウ「ピカ?」
アセロラ「うふふ♪」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1540723811
サトシ「い、いきなりどうしたの?」
アセロラ「うーん…なんとなぁく…」
アセロラ「で?どうなの?サトシ!」ズイッ
ミミたん「キュー」ズイッ
サトシ「えっと…いや…」
サトシ「そ、そういうアセロラは知ってるのかよ!」
アセロラ「うん?もちろんだよ!常識でしょ?」ウフフ
サトシ(常識……)
サトシ「お、俺だってそれくらい知ってるよ!」
アセロラ「へぇー?だったら言ってみてよ!答えあわせしようよ」ニコニコ
サトシ「いっ!?答えあわせ?」ビクッ
ロトム図鑑「サトシ。見栄を張ったロト?」
ピカチュウ「ピカー」
サトシ(えーと、確かポケモンのたまごの作り方は……)ウーン
アセロラ「どうしたのー?まさか、本当は知らないとか?」ジトー
サトシ「えっと、その……!男の人と女の人が一緒に建物に入って……」アセアセ
アセロラ「うんうん、それで?」ニコニコ
サトシ「それで……その……朝起きたらデキる?」
アセロラ「う~ん……惜しいと言えば惜しいけど……ハズレーー!!」
ミミたん「キュー!」ブー
サトシ「え!?」ガーン
ピカチュウ「ピカピ」ポンッ
アセロラ「う~ん…やっぱりサトシはサトシだねー?」クスクス
サトシ「な、なんだよー!じゃあアセロラは赤ちゃんがどうやって出来るのか知ってるのかよ!」
アセロラ「うん、もちろん!教えてあげよっか?」ニコッ
アセロラ「まずね、ヒントは"愛"だよ!」バーン
ミミたん「キュー」
サトシ「愛?」
アセロラ「うん、そうそう!赤ちゃんはね?男の人と女の人がいれば簡単にできるって訳じゃないの!」
アセロラ「お互い好きな人同士でー……」
アセロラ「……………」
サトシ「?」
アセロラ「////」ボフン
サトシ「? どうしたの?顔赤いよ?」
アセロラ「な、なんでもないよ…////」
アセロラ(うぅ…自分で言ってて恥ずかしくなってきちゃった////)カァー
サトシ「?」
ミミたん「キュー」
ロトム図鑑「アセロラ。本当に知ってるロト?」
アセロラ「し、知ってるよ!」
サトシ「それで?どうすんの?」ワクワク
ピカチュウ「ピカ?」
アセロラ「………えっとね?次は…」ドキドキ
スッ
サトシ「!」
ギュッ
アセロラ「……………」ドキドキ
ギュウ
サトシ「ど、どうしたのアセロラ?急に抱きついてきて…」
アセロラ「………サトシが教えてほしいって言ったんだし…これはもう合意だよね?」ギュッ
サトシ「ご、合意……?」ドキドキ
ピカチュウ「ピカァ////」
ミミたん「キュー」
アセロラ「サトシ…ドキドキしてるね?心臓の鼓動がアセロラまで伝わってくるよ…」ドキドキ
ドクン ドクン
サトシ「え……?」ドキドキ
サトシ(な、なんだ…?よくわかんないけどすっげードキドキする…)ドキドキ
アセロラ「………サトシにもアセロラの心臓の鼓動、伝わってる?」ギュッ
ドクン ドクン
サトシ(……何か変な感じだ…アセロラとは普通の友達だと思ってたのに…)ドキドキ
ドクン ドクン
アセロラ「……………」ギュウ
サトシ(……改めて思うと…女の子って柔らかいんだな…それにアセロラ、なんだかいい匂いもするし…)
サトシ(……ってダメだ!何か変に意識しちゃうよ!雰囲気のせいかな?)ブンブン
サトシ「……あ、あのさアセロラ?もう…」
アセロラ「……このドキドキがね?」ギュッ
サトシ「!」
ドクン ドクン
アセロラ「"愛"なんだよ」ドキドキ
サトシ「愛……」ゴクリ
ピカチュウ「ピ…」
サトシ「……うぅ……!だ、ダメだ!」バッ
アセロラ「!」
サトシ「アセロラの言うことが本当なら…このままじゃ赤ちゃんできちゃうよ!」
ロトム図鑑「安心するロトサトシ。抱き合ったくらいで子供は…」
アセロラ「……ふふっ」クスッ
サトシ「え?」
アセロラ「大丈夫だよサトシー?これだけじゃ赤ちゃんはできないよー」クスクス
サトシ「そ、そうなの……?」
アセロラ「うん、そうそう!赤ちゃんを作るにはね?」
アセロラ「……この後…キスしなきゃダメなの」
サトシ「き、キス……?」
アセロラ「……うん、そう。それも……挨拶程度の子供なキスじゃダメだよ?」
アセロラ「……もっと大人な…愛のこもった…」
アセロラ「キス」
サトシ「大人……」ゴクリ
アセロラ「……うふふ」ニコッ
サトシ「な、なに?」ビクッ
アセロラ「へっへー、サトシー?今、期待したでしょ?」ツン
サトシ「……うっ、い、いや……俺は別に…」
アセロラ「……えへへ、からかってごめんね?真っ赤になってるサトシ…可愛かったからつい」ニコニコ
サトシ「……からかう……?」
アセロラ「アセロラもねー?まだ、ママになるのは早いかなーって」
ロトム図鑑「まだ?」
サトシ「………………」
アセロラ「でもね?」
サトシ「………え?」
アセロラ「……アセロラだって…誰にでもこんなことする訳じゃないんだよ?」
アセロラ「サトシだから……」
サトシ「…………あ、あの………アセロラ…」
アセロラ「…………なに?」
ピカチュウ「チュウ」
数日後
海岸
スイレン「アシマリ!バルーン!」
アシマリ「アオ!」プワー
サトシ「おっ!また一段と凄くなったな!スイレン!アシマリ!」
スイレン「うん!」ニコッ
アシマリ「アウ!」
スイレン「……あっ、そういえばサトシ…」
サトシ「なに?」
スイレン「この間、アセロラの家に行ったんだって?」
サトシ「」ビクッ
ピカチュウ「チュウ」
スイレン「アセロラ…何か言ってた?」
サトシ「え!?な、何かってナニが!?」ビクッ
スイレン「……?えっと……ほらっ、お化け屋敷のこと」
サトシ「あ、あー!お化け屋敷な!」ポンッ
スイレン「この間のお化け屋敷、色々あったけど…ホウとスイもアセロラには感謝してた」
スイレン「だから、もう一度私からもお礼を……」チラッ
サトシ「あー、そ、そうだな!」ハハハ
スイレン「…………サトシ、何かあったの?」ジトー
サトシ「べ、別にナニも?」ハハハ
ピカチュウ「チュウ」
スイレン「……怪しい…サトシ、絶対に何か隠してる」ジトー
サトシ「な、何にも隠してないよ!」アセアセ
スイレン「サトシは嘘がヘタ。私、こう見えてもずっとサトシを見て…」
スイレン「………………」ジィー
サトシ「………………」ダラダラ
スイレン「……////」ボフン
サトシ「?」
ロトム図鑑「スイレン。さっき何か言ったロト?確かずっとサトシを見てとか……」
スイレン「な、なんでもない!早くスクールいこっ!遅刻しちゃう!////」
アシマリ「アウ」
ロトム図鑑「ロー」
サトシ(た、助かった……?)ホッ
ピカチュウ「チュウー」
ザザーン
ポケモンスクール
ワイワイ
サトシ「アローラ」
スイレン「……アローラ」ムスッ
ピカチュウ「ピカ」
アシマリ「アウー」
マオ「アローラ!スイレン!サトシ……って……どうしたの?」
サトシ「え?」
マオ「なんかサトシはちょっと元気無いし……」
カキ「元気だけが取り柄なのにな」
サトシ「ど、どういう意味だよー!」
カキ「冗談だ」ハハッ
リーリエ「スイレンは……機嫌が悪い?……のですか?」
スイレン「……だってサトシ、私に何か隠してる」
スイレン「それも……きっとバレたらマズイようなこと」ムスッ
サトシ「だ、だから何も隠してないって!」
スイレン「嘘だ。やましいことがないならそんなに焦らないハズ」ジトー
サトシ「だからさぁ」
マオ「も、もうー!ちょっとやめなよサトシ!スイレン!」
カキ「朝からケンカはよそうぜ?」
リーリエ「そ、そうです!」
マーマネ「夫婦喧嘩はイワンコも喰わぬってね」ヤレヤレ
スイレン「ふっ……!!////」ボフン
サトシ「………………」
ロトム図鑑「スイレンがショートしたロト」
ピカチュウ「ピカチュウ」
ククイ「サトシー!いるかー?」
サトシ「? なに?博士」
ククイ「ああ、今ウラウラのクチナシさんから電話があってお前に伝えてくれって頼まれたんだが…」
サトシ「クチナシさんが俺に?」
リーリエ「あの…クチナシさんって確か…」
マーマネ「うん、ウラウラ島の島キングだよ」
マオ「ウラウラってアセロラの……」
スイレン「………………」
ピカチュウ「チュウ…」
ククイ「そのアセロラって子が倒れたらしい…」
全員「!?」
サトシ「アセロラが……倒れた…?」
ピカチュウ「チュウ………」
放課後
ウラウラ島 アセロラの家
ワイワイ
アセロラ「みんなごめんねー?わざわざお見舞いに来て貰っちゃって」
ミミたん「キュー」
マーマネ「気にしないでよ!」
リーリエ「はい!私たちはもう友達ですから!」ニコッ
アセロラ「友達……」
スイレン「それに、アセロラにはこの間、お化け屋敷を手伝ってもらった恩もあるし」
スイレン「もう一度お礼を言いたかったと思ってたとこ!ありがとう」ニコッ
アセロラ「スイレン……」
アセロラ「……………」チラッ
サトシ「!」
サトシ「………………」
アセロラ「……………」
サトシ、アセロラ(この間あんなことあったばっかりだし気まずいなぁ…)
リーリエ、マーマネ、マオ、カキ「?」
スイレン「………………」
ピカチュウ「チュウ」
ワイワイ
リーリエ「それで……身体の方は大丈夫なんですか?」
シロン「コン」
アセロラ「うん、お医者さんが言うにはちょっと疲れがたまって体調悪くしたって程度らしいから…全然たいしたことないよ」ニコッ
アセロラ「ほんのすこ~し休めばすぐに回復だってさ」
リーリエ「それでも…論理的結論からいいますと、無理は禁物ですよ?」
アセロラ「うん、ありがとう」ニコッ
マオ「まぁ、でも……重病とかじゃなくて良かったよ」ホッ
カキ「まったくだ、倒れたって聞いた時は心配したよ」
アセロラ「心配かけてごめんね?」
スイレン「そんなの気にしない!…友達なら心配するのは当たり前!」ニコッ
アセロラ「スイレン……」
アセロラ(友達………)
アセロラ「………あの、スイレンってさ?……」
スイレン「? なに?」
アセロラ「……………」チラッ
サトシ「………………」
アセロラ「な、なんでもないよ…」
スイレン「………………そう」
リーリエ、マオ「………………」
リーリエ「あ、あの……マオ……私だけかもしれませんがその…」ヒソヒソ
マオ「あーうん……リーリエの言いたいことはなんとなくわかるよ。上手くは言えないんだけど……」ヒソヒソ
スイレン「アセロラ!あんまり色々気にしたら治るものも治らない!もっと気楽に!」ニコッ
アセロラ「うん…」
リーリエ、マオ(………何か空気がおかしい……?)
カキ「なぁサトシ!さっきから大人しいな?」
サトシ「え!?そ、そうかな?」ハハハ
マーマネ「うん、いつものサトシじゃないみたい。何かあったの?」
サトシ「べ、別にナニも?」ハハハ
ロトム図鑑「サトシも思春期ロトねー」
リーリエ「アセロラ!私、お見舞いに今話題のスイーツを持ってきたんです!」ドサッ
アセロラ「うわぁ……!すごい!」
スイレン「こ、これは……」ゴクリ
マオ「なかなか手に入らない極上スイーツ!さすがリーリエ…」ゴクリ
マーマネ「おいしそー!」キラキラ
リーリエ「大丈夫です。ちゃんと皆さんの分もありますよ」ニコッ
スイレン、マオ、マーマネ「ありがとー!リーリエ!」
カキ「たくっ、女子はそういうスイーツとか好きだな?マーマネまで…」
リーリエ「ではカキの分はいりませんね?」
カキ「ま、待って!食べないとは言ってない!」
マオ「やれやれ」ハァ
リーリエ「アセロラには一番いい部分を…」
アセロラ「あっ、ごめんね?アセロラ、今はいいよ…なんかちょっとまだ気持ち悪くて…」
リーリエ「そ、そうですか?」
アセロラ「ごめんね?せっかく持ってきて貰ったのに……でも、後でゆっくり食べさせてもらうからねー?アセロラは気にしないでみんなで食べてよ?」ニコッ
マーマネ「やったー!」
リーリエ「マーマネは少し遠慮してください」
アセロラ「ふふっ」ニコッ
マオ「あー…だったらこれは食べられるかな?胃に優しいし」ゴソゴソ スッ
アセロラ「! 丁度酸っぱいもの食べたいと思ってたの!ありがとうマオ!」
マオ「いえいえ」ニコッ
スイレン「酸っぱいものが食べたいなんて…アセロラ、まるで妊婦さん」ムウ
サトシ「!」
スイレン「………サトシ?」
サトシ「い、いや………」
サトシ(アセロラが妊婦だって……?まさか……)
サトシ(じゃあ……アセロラが倒れたのも……)
サトシ「………………」
スイレン「?」
ピカチュウ「ピカピ…」
ワイワイ
カキ「………さて、そろそろ帰るか…」
マオ「うん、あんまり長居してもアセロラに迷惑かかっちゃうしね」
マーマネ「だね!僕たちはもう帰るよ」
アセロラ「みんな、今日はありがとう。来てくれてとーっても嬉しかったよ!」ニコッ
ミミたん「キュー」
リーリエ「アセロラ、くれぐれも安静にして早く身体を治してくださいね」ニコッ
アセロラ「ありがとう」ニコッ
スイレン「お大事に!治ったら家にも遊びにきて!妹が会いたがってる!」
アセロラ「うん!絶対に行くよ!」ニコッ
カキ「よし、じゃあ行くか!」
サトシ「………………」
スイレン「? どうしたのサトシ?早く帰ろ」
ピカチュウ「ピカ」
サトシ「…………その……悪いんだけど、みんなは先に帰っててくれないか?」
全員「?」
サトシ「俺、ちょっとアセロラに話があるから…」
カキ「話?」
アセロラ「………………」
スイレン「サトシ、何言ってるの?アセロラは病人。そんなの迷惑…」
アセロラ「…………だ、大丈夫だよー?アセロラもサトシに話があったとこなんだ」
スイレン「………………」
サトシ「そういうことだからさ?」ハハハ
カキ「? まぁ、アセロラがいいって言うんなら仕方ないな」
マーマネ「サトシー!あんまり遅くなって博士に心配かけちゃダメだよー?」
サトシ「へへっ、わかって……」
スイレン「サトシ。それって、私たちがいないとこでじゃなきゃ話せない話なの?」
サトシ「え?」ビクッ
アセロラ「………………」
ミミたん「キュー」
スイレン「………だっておかしい!話があるならさっき話せばよかったのに!」
スイレン「サトシ…さっきからずっと俯いて無言だったし、絶対に何か隠してる!」
サトシ「い、いや…その……」
マオ「す、スイレン!ちょっと落ち着いてよ!」
アシマリ「アオオ…」オロオロ
リーリエ「そ、そうです!きっとタイミングとかタイミングとかタイミングとかが合わなくて言い出せなかっただけです!ね?サトシ」
サトシ「え?あ、うん……」
スイレン「………わかった、もういい!」プイッ
サトシ「スイレン……」
アセロラ「えーと、その…ごめんね?スイレ……」
スイレン「………謝る意味がわからない」
アセロラ「ぁ……その……」
マオ「スイレン……」
スイレン「………サトシなんてもう知らない。いこっ、アシマリ」
アシマリ「アウ……」
サトシ「……………」
リーリエ「そ、その…それでは…」ペコッ
マオ「ま、また明日ー!」
マオ「ちょっと待ってよスイレーン!」
サトシ「……………」
アセロラ「………………」
カキ、マーマネ(何がどうなってんの??)
ロトム図鑑「知らぬが仏ロト」
ピカチュウ「ピカァ」
アセロラ「…サトシ。は、話ってなに?///」ドキドキ
アセロラ(ていっても…きっとあの時の)
ピカチュウ「チュウ」
アセロラ(ことだよね?////)チラッ
サトシ「……………アセロラ…その…」
アセロラ「う、うん////」モジモジ
サトシ「………うぅ……」グスッ
アセロラ「………え?」
ピカチュウ「ピカピ?」
サトシ「ご、こめ"んアゼロラ"………おれ…」グスッ
アセロラ「え?ぇ……あ?さ、サトシ……?な、何で泣いて……」オロオロ
サトシ「あ、あの時……俺が馬鹿なことしなぎゃ……」グスグス
アセロラ(泣いてるサトシ可愛いな)キュン
アセロラ「じゃ、じゃなくてー!」ブンブン
サトシ「え?」グスッ
ピカチュウ「ピカァ…」ハァ
アセロラ「サトシ!あの時って、あの時のアセロラとのキスのことだよね?」
サトシ「う、うん……」グスッ
アセロラ「だ、だったら何で謝るの!?アセロラ、あの時も言ったよ!」
サトシ「……………」ズピー
アセロラ「アセロラは……誰とでもあんなことするわけじゃないよ!サトシだから…」
アセロラ「あの時のことは…思い出したらちょっと恥ずかしいけど…でも、アセロラにとっては素敵な思い出なの!」
アセロラ「それを……サトシにそんなこと言われたら…アセロラ、悲しいよ……」
サトシ「ご、ごめ……」
アセロラ「だから謝らないでよ!」
サトシ「ごめ…」
アセロラ「……………」ジトー
ミミたん「キュー」ジトー
ピカチュウ「ピカピ」
サトシ「」バッ
アセロラ「よし!」ニコッ
サトシ「………あのさアセロラ…」ゴシゴシ
アセロラ「な、なに?」ドキドキ
サトシ「……アセロラがそう言ってくれるんなら俺、覚悟決めたよ!」
アセロラ「覚悟……?」
サトシ「俺、ちゃんと責任とるから!」
アセロラ「責任!?」
アセロラ(! せ、責任ってまさか……アセロラと付き合うってこと!?)ドキドキ
サトシ「アセロラ!」キリッ
アセロラ「は、はい!」
アセロラ(えへへ、キスと告白…順番は逆になっちゃったけど……でも////)チラッ
サトシ「俺……」
アセロラ「う、うん…」ドキドキ
アセロラ(ごめんねスイレン?スイレンは大切なお友達だけど…でもやっぱり恋と友情は別だよね?恋はバトルなの!)
サトシ「……これから…ゼンリョクで守っていくよ!」
アセロラ「サトシ……」
アセロラ(サトシ!ゲットだね!)
ピカチュウ「ピッピカチュウ!」
サトシ「アセロラと産まれてくる子供を!」
アセロラ「う、うん!アセロラもサトシが好き…………」
アセロラ「……………………」
アセロラ「…………産まれてくる子供……?」
ミミたん「キュー」
アセロラ「ふぁ……え?な、なに?産まれてくる子供??」
サトシ「ああ!」ニッ
アセロラ「えぇ?な、なに?誰の??ま、まさか……サトシとスイレ……」ギリッ
アセロラはこんらんした
サトシ「ハハハ、なに言ってんだよアセロラ!俺とアセロラの子供に決まってんじゃん!」
アセロラ「………あ、アセロラとサトシの子供!?」
サトシ「うん!」
サトシ「………さっきスイレンがさ?アセロラのこと…妊婦さんみたいって言ってたんだ」
アセロラ「えぇ!?」
アセロラ(な、なによソレ……スイレン、アセロラのこと太ってるって言いたいの?)イラッ
サトシ「……それで俺、気づいたんだよ……アセロラ、妊娠してんだろ?」
アセロラ「…………………?」
アセロラ「…………………………!」ハッ
アセロラ(ま、まさかサトシ……あの時の…)タラッ
サトシ「……ほらっ、俺たちあの時……大人の…」
ピカチュウ「チュウ」
サトシ「……したじゃん?きっとその時に赤ちゃんがデキたんだよ////」テレッ
アセロラ「……………………」
アセロラ(ど、どうしよう……あの赤ちゃんの作り方はただ、ムードを作る為だけにそれっぽいこと言っただけなのに……)
サトシ「俺、本当は不安だったんだ…でも……」
アセロラ(サトシ、完全にアセロラのお腹の中にサトシの子供がいると思ってるよ…)
サトシ「………さっきも言った通り、今は心の底からアセロラと産まれてくる子供をゼンリョクで守りたいと思ってるよ!」
アセロラ(……大事になる前に本当のことをサトシに伝えなきゃ!)グッ
アセロラ(で、でもどうしよう……別れるって言われたら?いや、それどころか友達としても………)アワワ
アセロラ「……………………」
アセロラ「………うぅ…」ウルッ
サトシ「ど、どうしたんだよアセロラ!どっか痛いのか?」
アセロラ(……でも、本当のこと言わなきゃ……きっとサトシなら許してくれるよ!)ゴシゴシ
アセロラ「………あのね!サト……」フラッ
アセロラ「!」ズルッ
サトシ「アセロラ!」
アセロラ(ま、マズイよ!このままじゃコケ……)ヨロー
ガシッ
アセロラ「!」
サトシ「大丈夫か?」グイッ
アセロラ「あ、ありがと……」
サトシ「気をつけろよ?もうアセロラ一人の身体じゃないんだからさ?」ニッ
アセロラ「う、ぅん////」ボフン
ミミたん「キュー」
アセロラ「………ねぇサトシ」ギュッ
サトシ「ん?」
アセロラ「その……アセロラとサトシはもう…恋人同士だよね?」ドキドキ
サトシ「恋人?なに言ってんだよアセロラ」
アセロラ「!?」ビクッ
アセロラ(え?う、嘘……アセロラ、調子に乗っちゃった!?)
アセロラ「ご、ごめ……」
サトシ「俺たちもうすぐパパとママになるんだぜ?ほらっ!あれ……んーと……」
サトシ「……そう!俺とアセロラはもう夫婦だよ!」ニッ
アセロラ「ふっ!?/////」プシュー
アセロラ「//////」バタリ
サトシ「お、おいアセロラ!大丈夫か!?ま、まさかお腹の子が……」オロオロ
ピカチュウ「ピカピ…」
アセロラ(と、とりあえず……サトシに本当のことを言うのは……)
アセロラ(お付き合いしてる中でタイミング見てからにしよっと////)
サトシ「アセロラー!」ユサユサ
アセロラの家
外
クチナシ「……あー…アセロラの見舞いに来たんだが…」
クチナシ「何やってんだお前さん」
ロトム図鑑「見張りロト」
クチナシ「あ?見張り?」
日曜日
メレメレ島
アセロラ「サトシの家楽しみだねー!ミミたん」
ミミたん「キュー」
アセロラ「それにしてもサトシ……お付き合いしてからいきなり家に呼ぶなんて大胆だね。でも、そんなところも大好き////」ポッ
ミミたん「キュー」ニヤニヤ
アセロラ「うふふ、初デートが彼氏の家かぁ……今度おじさんに自慢しよっと♪」ウキウキ
アセロラ(……問題はいつ本当は妊娠なんてしてないかをサトシに言うかだけど……)ウーン
アセロラ「ま、なんとかなるよね?それより、今この時間を楽しまなきゃ♪」
ミミたん「キュー!」
アセロラ「サトシー!来たよー♪」コンコン
ガチャッ
サトシ「待ってたよ!アセロラ!」
ピカチュウ「チュウ」
サトシ「入って入って!」
アセロラ「お邪魔しまーす♪」スッ
ミミたん「キュー」フワフワ
「おっ」
アセロラ「!」
ククイ「この子か?サトシが紹介したい子って」
サトシ「うん!そうだよ!」
バーネット「女の子……あらあらサトシ…やるわねぇ?」ニヤニヤ
サトシ「へへへ」
アセロラ「あのー…サトシ?紹介って……」クイクイ
サトシ「アセロラ!この人たち、俺がアローラでお世話になってるククイ博士とバーネット博士!俺のアローラでのパパとママだよ!」
バーネット「ちょ、ちょっとサトシ!ママって///」テレッ
ククイ「たくっ!言うようになったなサトシィ!」ニコニコ
サトシ「へへへ」ニッ
ロトム図鑑「博士たちすっげー嬉しそうロト」
アセロラ(ククイ博士とバーネット博士……サトシにパパとママって言われてとっても嬉しそう……)クスッ
アセロラ(きっとサトシを大切にしてくれてるとってもいい人たちなんだ。なんだかクチナシおじさんを思い出すよ)
アセロラ「あ、あの…アセロラって言います!」ペコッ
ククイ「たまにスクールに本を届けに来てくれてる子だろ?」
アセロラ「は、はい!」
バーネット「で?アセロラ?サトシとはどういう関係?」ニヤニヤ
アセロラ「えーと////」モジモジ
バーネット「サトシのガールフレンドなんでしょ?」ニヤニヤ
アセロラ「/////」
サトシ「あのさ、ククイ博士!バーネット博士!実は……」
ククイ、バーネット「うんうん」ニコニコ
アセロラ「もぅ、サトシ!////」
ロトム図鑑「嫌な予感がするロト」
サトシ「アセロラのお腹には俺の子供がいるんだ!」
バーネット「やっぱりねー!」
ククイ「そうか!アセロラのお腹にサトシの子が……」
ククイ、バーネット「……………………」
ククイ、バーネット「は??」
アセロラ「」
ピカチュウ「ピカピ……」
バーネット「え?は?あ、赤ちゃん…?」
ククイ「……ハハハ…き、聞き間違いだよな?」
ククイ「あっ、それともポケモンのたまごの話か?それをアセロラと二人で育ててるってことだろサトシ?そうだよな?そうだと言ってくれ」
サトシ「何言ってるんだよ博士たち!ポケモンのたまごの話じゃなくて、俺とアセロラの赤ちゃんの話だよ」
ククイ、バーネット「……………………」
アセロラ「ちょ、ちょっとサトシ!」
サトシ「アセロラ、俺に任せとけ」
アセロラ「………へ?」
サトシ「今日アセロラを呼んだのは博士たちに俺とアセロラのことを認めてもらうためだよ」
サトシ「ほらっ、俺たちの歳で赤ちゃんを育ててくってのはすっげー大変なことだってのは俺だってわかる!だからさ?やっぱり博士たちに黙ってるわけにもいかないよ」
アセロラ「ぁ……いや、それはそうだけど…」ダラダラ
サトシ「大丈夫だよアセロラ」ポンッ
アセロラ「!」
サトシ「へへへ、俺たちが本気だってこと、博士たちだってわかってくれるよ」ニッ
アセロラ「サトシ……(こんな状況じゃなかったらとっても素敵なシチュエーションなのに…)」
バーネット「ククイくん」チラッ
ククイ「ああ」コクッ
ククイ「二人とも、ちょっとこっちにきなさい」
サトシ「いこうぜ、アセロラ」
アセロラ「う、うん…」
アセロラ(うわぁ…どうしよう…どんどん言い出せない状況に…)
ククイ「……さて、まずはどっから話せばいいか……」
バーネット「……………………」
アセロラ「………」ブルブル
サトシ「アセロラ」ギュッ
アセロラ「!」
サトシ「……不安なのはわかるよ。だからさ?気休め程度にしかならないもしれないけど…」
サトシ「俺が手を握っててやるよ」ニッ
アセロラ「う、うん////」ポッ
アセロラ(……って、赤くなってる場合じゃないよ!)
アセロラ(も、もう本当のこと言わなきゃ!これ以上サトシや博士たちに迷惑は…)
ククイ「なぁ…」
アセロラ「」ビクッ
ククイ「その……赤ちゃんのことだが…まずは二人とも、赤ちゃんの作り方は当然知ってるな?」
アセロラ「あ、その……えーと…」オドオド
サトシ「うん!」
アセロラ(サトシ……)
ククイ「……そうか。だったら赤ちゃんがデキるかもしれない覚悟でその……そういうことをしたんだな?」
サトシ「……正直、あの時はちょっと雰囲気?にのまれちゃったってのはあるよ」
ククイ「! サトシ!お前…」ガタッ
アセロラ「」ビクッ
バーネット「ククイくん!おさえて!最後まで話を聞きましょう!」
ククイ「そ、そうだな…すまない……」
アセロラ「」ドキドキ
サトシ「……でも今は違う、赤ちゃんは愛し合う二人にしかできない……だから……」
サトシ「俺は……アセロラと産まれてくる子供をゼンリョクで守るって決めたんだ!」
アセロラ(あ、愛し合う……アセロラとサトシが////)カァー
ククイ「サトシ。お前の心意気や覚悟はわかる、でもな」
ククイ「赤ちゃんを育ててくってのはポケモンを育てるのとは訳が違う」
ククイ「お前たち二人の力じゃ到底無理だ。早すぎる!……それにアセロラは子供を産むのにはまだ身体が幼すぎる、最悪の場合…」
サトシ「さ、最悪の場合?……なに?」ゴクリ
バーネット「ククイくん!」
ククイ「……バーネット、これから二人は子供を産むつもりなんだ。残酷かもしれないが、伝えておくべきだ」
バーネット「……………………」
サトシ「な、なんなんだよ……」
アセロラ「……………」
ククイ「……サトシ、アセロラ、よく聞け。最悪の場合……」
ククイ「……出産の時にアセロラやその子供に命の危険だってあるんだ」
サトシ「い、命の危険!?それってまさか……」
サトシ「……アセロラが死んじゃうってこと……?」ウルッ
ククイ「そうだ」
サトシ「そんな……」グスッ
バーネット「サトシ……」
アセロラ「……………」
サトシ「うぅ…ごめんアセロラ……俺、やっぱり馬鹿だよ…」グスッ
サトシ「アセロラが死んじゃうかもしれないのに……あんなことを……」グスグス
アセロラ「い、いや……その……」
サトシ「……覚悟とか責任とか簡単に言っちゃったけど……」グスグス
サトシ「……アセロラが死んじゃうのは嫌だよ……俺、どうすれば…」ズピー
アセロラ「サトシ……」ウルッ
ククイ「……サトシ、アセロラ。この件は一旦、ウラウラのクチナシさんやサトシのママも交えて……」
バーネット「あの……」
サトシ、アセロラ「?」
バーネット「アセロラ、今さらなんだけど病院は行ったの?」
アセロラ「え?」
サトシ「……病院ならアセロラが倒れた時に……」グスッ
バーネット「そうじゃなくて産婦人科よ!そこで看てもらった?本当に赤ちゃんはデキたの?」
サトシ「……どうなのアセロラ?」グスグス
アセロラ「………そ、その……」
バーネット「………言いにくいことかもしれないけど答えて。大事なことよ」
バーネット「………あなたたちが赤ちゃんを作るようなことをしたのはいつ?」
サトシ「……一週間前…」グスッ
バーネット「一週間………?」
アセロラ「……………」
バーネット「サトシ、もう一度聞くわ。赤ちゃんってどうやってデキるか知ってる?」
サトシ「へ?」グスッ
ククイ「……バーネット?」
アセロラ「……………」ダラダラダラ
サトシ「……愛し合う男と女の人が抱き合いながら大人のキスをするとその愛の証しにデキるんでしょ?」
ククイ「……キスって……サトシ、お前……」
バーネット「………ハァ…」
バーネット「………ククイくん、スクールでこういう授業もちゃんとやっておくべきね…」
ククイ「……すまない」
サトシ「?」
アセロラ「ぁ、あの………」
バーネット「………ククイくん、サトシをお願いできる?」
ククイ「……わかった」
バーネット「………アセロラ、ちょっと来てちょうだい。ここじゃ話にくいでしょ?」
アセロラ「は、はい……」スクッ
サトシ「???」
別室
バーネット「………聞きたいことは色々あるけど…まずは…」
アセロラ「……………」
バーネット「アセロラ、あなたは赤ちゃんの本当の作り方知ってる?」
アセロラ「………うん、本で読んだことあるから…」
バーネット「………ってことは、本当は妊娠なんかしてないのね?」
アセロラ「………はい…」ウルッ
アセロラ「ご、ごめんなさい……」グスッ
バーネット「……………アセロラ、私は別に怒ってないわ」ナデ
アセロラ「うぅ……ひっぐ…!」
バーネット「………教えてアセロラ?何で妊娠なんて……」
アセロラ「………この間、スクールに行った時に気づいたの……」グスッ
バーネット「………え?」
アセロラ「………上手くは言えないけど……女の勘ってやつで……」グスグス
アセロラ「………ぎ、ぎっど……!グスッ……す、スイレンもサトシのこと好ぎだがら……!」
バーネット「………」
アセロラ「………アセロラ、スクールに通ってないから……スイレンにサトシをとられちゃうと、思っで……!」グスッ
バーネット「アセロラ……」
アセロラ「な、何度も……あれは嘘って……サトシに本当のこと、言おうと思ったけど……」グスッ
アセロラ「………き、嫌われるのが……怖くっで……!」ズピー
バーネット「………」
アセロラ「………ごめんなさい…」グスッ
バーネット「………わかったわ、だからもう謝らないでアセロラ」
アセロラ「……え?」
バーネット「それにしてもやるわねーサトシ?こんな可愛い子たちからモテモテで」フムフム
アセロラ「うぅ////」カァー
バーネット「どうしたーアセロラー?赤くなっちゃって?もうサトシとチュウはしたんでしょー?」ニヤニヤ
アセロラ「し、したけど……あ、あれはアセロラが騙したようなカンジで////」モジモジ
バーネット「………まったく、さっきまで妊娠妊娠言ってたのに恥ずかしがっちゃって」フフッ
アセロラ「うぅ////」
バーネット「………ま、確かに私から見てもスイレンはサトシのこと好きかもしれないわね?」ウーン
アセロラ(……やっぱり……)
バーネット「………アセロラ、サトシが将来のパートナーとしてアセロラを選ぶかスイレンを選ぶか……もしかしたら他の子を選ぶかもしれない」
バーネット「それはサトシが決めることだし、私にとってはアセロラもスイレンもどっちも好きな人と幸せになってもらいたいと思うから…どっちも応援はするけど、どちらかに肩入れはしない!」
アセロラ「わ、わかってるよ…」
バーネット「でもね?アセロラが今回のこと、サトシに全部正直に話すんなら、私も一緒にいて助けてあげる」ニコッ
アセロラ「え?」
バーネット「………好きな人に嫌われたりするのが怖いって気持ちはわかるわ?だって私も女の子だもん」
アセロラ「……………」
バーネット「………でも…サトシはきっとそんなことでアセロラを嫌ったりしないわ。それはアセロラだってわかるでしょ?」クスッ
アセロラ「……………うん…」
アセロラ「……そうだね、だってアセロラは…サトシのそういうところも含めて好きになったんだから」ニコッ
バーネット「ふふっ」ニコッ
バーネット「……そうと決まったらサトシのところに行くわよアセロラ!全部話してスッキリして……」
バーネット「そして、今度は正々堂々ゼンリョクでサトシをゲットしに行きなさい!」
アセロラ「うん!」
帰り道
アセロラ「………ごめんね?サトシ…」
サトシ「ん?別にいいよ見送りくらい」
ピカチュウ「ピカァ」
アセロラ「そうじゃなくって、その……妊娠の件…」
アセロラ「アセロラ……嘘ついてサトシを困らせちゃって…」
ミミたん「キュー」
サトシ「えっと…それは元はと言えば、俺も勘違いするようなことしちゃった訳だし…」ハハハ
アセロラ「………サトシ、ちょっと都合がいいかもしれないけど、あのことは一旦忘れて!」
サトシ「え?」
アセロラ「………でも、アセロラはまだ諦めた訳じゃないからその……」モジ
サトシ「……………」
アセロラ「………もしその日が来たら…今度はサトシの方からしてほしいな」ニコッ
サトシ「!」
アセロラ「………なーんてね♪」クスッ
サトシ「アセロラ……」
ミミたん「キュー…」
アセロラ「はじめてーの」
ピカチュウ「チュウ♪」
アセロラ「キミと」
ミミたん「キュー♪」
サトシ「そ、その歌やめろよ~」
アセロラ「うふふ、なんで?」
サトシ「い、いやその…」
アセロラ「ん~…アセロラはただ鼻唄を歌ってるだけなんだけどなぁ?」ウフフ
サトシ「うぅ///」
ピカチュウ「チュウ」
「I will give you all my love~」
サトシ、アセロラ「え?」
ザッ ザッ
スイレン「アローラ!サトシ、アセロラ」
アセロラ「スイレン!?」
サトシ「どうしたんだよスイレン!アシマリ!」
スイレン「たまたまこの辺で釣りをしてて二人を見かけたから。ね?アシマリ」
アシマリ「アウ」
スイレン「あとは…」チラッ
アセロラ「!」
スイレン「……女の勘ってやつ」
サトシ「女の勘??」
アセロラ「………………」
ピカチュウ「ピカピ…」
スイレン「で、二人は何してたの?」
サトシ「えーと…」
アセロラ「ちょっとサトシとデートをね~♪」ニコッ
サトシ「お、おいアセロラ!」
スイレン「……ふーん…」
スイレン「あっ、そうだサトシ!良かったら家で晩御飯食べてかない?」
サトシ「え?うーん……行きたいけど、家では博士たちやロトムが待ってるし…」
スイレン「ウチから電話で博士たちに伝えればいい!今日はウチ、ご馳走なの!」
サトシ「マジ?じゃあ、悪いけどお邪魔してもいいかな?」
ピカチュウ「ピカ!」
スイレン「うん、是非来て!」ニコッ
スイレン(やった!)グッ
アセロラ「スイレーン!アセロラも行っていい?」
スイレン「うぇ!?」
アシマリ「アウ…」
アセロラ「アセロラも一度スイレンの家に遊びに行きたいと思ってたんだよねー?スイレンの妹たちにも会いたいし…」
アセロラ「お邪魔でなければアセロラも行っていいかなー?」
スイレン「う、うん…是非来て…」ニコニコ
アセロラ「ありがとう!スイレン!」ニコッ
スイレン「………………」
サトシ「みんなで食事かぁ!楽しくなりそうだなピカチュウ!」
ピカチュウ「チュウ」
サトシ「スイレンのママの料理楽しみだなー!ピカチュウ!」
ピカチュウ「ピッカー!」
スイレン(……私もいつかはサトシにスイレンの料理楽しみだなって言われるようになりたい…)ハァ
アセロラ「スイレーン」ヒョコッ
スイレン「な、なに?」ビクッ
アセロラ「………今、サトシに私の料理楽しみだなーって言われたいなぁ…とか思ったでしょ?」ジトー
スイレン(な、なんで心の声を……!?もしかしてアセロラってエスパータイプ!?)タラッ
アセロラ「うふふ、なんとなぁくだよ。ま、好きな人に手料理を褒めてもらいたいってのは、女の子なら誰でも思ってることだからねー?」フフフ
スイレン「うぅ////」プシュー
アセロラ「…なんだったら……今度アセロラがスイレンに料理教えてあげよっか?」
スイレン「え?」
スイレン「な、なんで……」
アセロラ「なんでって……友達なら当然でしょ?」
ミミたん「キュー」
スイレン「友達………」
スイレン「だ、だったら!私も今度アセロラに釣り教えてあげる!と、友達だから!」
アシマリ「アウ!」
アセロラ「本当?楽しみ!」ニコッ
スイレン「うん!」ニコッ
スイレン、アセロラ(それに………)
アセロラ(ポケモンバトルだって…)チラッ
スイレン(恋のバトルだって)チラッ
スイレン、アセロラ(ライバルがいる方が張り合いがあるからね!!)
サトシ「おーい!スイレーン!アセロラー!行こうぜー!」
ピカチュウ「ピッカー!」
アシマリ「アウ」ポンッ
スイレン「………………」
ミミたん「キュー」
アセロラ「ふふっ」ニコッ
スイレン、アセロラ「うん!!」
タッタッタ
おわり
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