藍子「それじゃあ問題です！」

藍子「私が美穂ちゃんを漢字一文字で表すと何？」

美穂「えー、なんだろう」

藍子「これね、絶対当たらないと思う」

美穂「えー、そんなに当たらないの。なんだろ、、」

美穂「結構難しいね、これ」

美穂「ん〜〜、、顔！！」

藍子「おしい！！」

美穂「おしいの！？」

美穂「え！？何！？じゃあ、目！」

藍子「おしい！おしいよ美穂ちゃん！」

美穂「え〜〜、、鼻」

藍子「おしい！」

美穂「口！」

藍子「おしい！」

美穂「体！」

藍子「違う」

美穂「あ、違うんだ」

美穂「ん〜〜、どこだろ？」

美穂「眉？」

藍子「お！！」

藍子「正解！！！！」ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ!ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ!ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ!

美穂「えーーー、なんでーーー、なんでよーーーー」ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ!ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ!ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ!

美穂「うるさいよ！なんでそれプロデューサーさんから借りてきたの！！！」ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ!ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ!ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ!

藍子「それでね、何で眉かというとね」

美穂「スルーなの！？」

藍子「美穂ちゃんは眉に出るんだよね」

美穂「え？眉？ここ？」

藍子「そうそう。髪あげてるのもいいね」

美穂「あ、ありがと」

藍子「美穂ちゃんは表情が眉に出るよ」

美穂「えー、そうかな？」

藍子「そうそう。キリッっとしたりほんわりしたり」

美穂「ほんわかした……眉？」

藍子「そうそう。それで眉です」

美穂「ん〜〜、なんか納得できないけど、まあいっか」

藍子「そうそう。無事正解ってことですね」

美穂「あんまり無事じゃなかったと思うけど」

美穂「そういえばこの前ちょい足しグルメってのを見たんだ」

藍子「ジャムに紅茶とかですか？」

美穂「紅茶にジャムじゃない？今度アーニャちゃんの所にいこうね」

藍子「そうだね！」

美穂「って、いや、そうじゃなくて」

美穂「そこでカップ焼きそばにコーヒーってのやってたんだ」

藍子「ダバダバになりません？」

美穂「ダバダバ……？あっ、いや、液体じゃないよ！粉だよ！粉！」

藍子「粉かー。美味しいんですかそれ？」

美穂「いや、あんまり美味しそうじゃなかったよ」

藍子「えー、でもいけそうじゃない？焼きそばにコーヒーだよ」

美穂「確かに焼きそばとコーヒーだけど……」

藍子「いける！いけるって！焼きそばにコーヒーって事は、大体小麦にコーヒーみたいなものだし、それはもうパンにコーヒーだよ！」

美穂「全然違うような気がする」

藍子「あれ？焼きそばって小麦だったっけ？」

美穂「小麦じゃない？……そば粉？」

藍子「んー、分かんないですね！まあ、多分パンでしょう」

美穂「パンじゃないよ」

藍子「他には何があったんですか？」

美穂「他には……、ヨーグルトにのりたまとかやってたよ」

藍子「ここにちょうどヨーグルトとのりたまが……」

美穂「なんであるの！？」

美穂「え！？藍子ちゃん、それ足して食べるの！？」

藍子「食べないよ！これは後で未央ちゃんと茜ちゃんにあげるの」

美穂「餌付けするの？」

藍子「未央ちゃんにヨーグルトあーんする」

美穂「いいなあ。私も響子ちゃんにあーんしようかな」

藍子「茜ちゃんにはのりたまをふりかける」

美穂「それは意味が分からないよ、藍子ちゃん」

藍子「それで、ヨーグルトにのりたまだっけ」

美穂「うん。でもあんまり美味しくなさそうだよね」

藍子「え？」

美穂「何でヨーグルトの蓋開けてるのかな、藍子ちゃん？」

藍子「だって美穂ちゃんが食べたそうにしてるから……」

美穂「してないよ！？」

藍子「えー、でも案外いけるよ、多分」

美穂「あっ！そう！未央ちゃんはどうするの？あーんするんでしょ」

藍子「あーんするから大丈夫。中身減っててもバレない」

美穂「うっ。確かに」

藍子「それでのりたまはどれぐらいかけるの？」

美穂「分からないよ。やった事ないもん。どのぐらいかける？」

藍子「ざー」ｻﾞｰ

美穂「多い多い多いよ！！」

藍子「え？そう？」

美穂「なんでそんなに不思議そうなの！？」

藍子「おー黄色くなったね」

美穂「黄色くなったね、じゃないよ！ヨーグルト埋まってるよ！」

藍子「大丈夫だよ。きっと美味しいって」

美穂「えーー、絶対美味しく無いって」

藍子「ほら、食べよ。スプーン持って」

美穂「う、うん。このぐらいでいいかなぁ？」

藍子「足りないよ。ほら、私のあげる」

美穂「私のスプーンの上にすくったヨーグルト乗っけないで」

藍子「いけるいける」

美穂「うわぁ。真っ黄色だよ」

藍子「ほら、いくよ。せーの」

美穂「…………」

藍子「…………」

美穂「…………」

藍子「…………」

美穂「…………!!!!」

美穂「ん〜〜！！ん〜〜〜！！！！！」

美穂「んぐっ、んぐっ、んぐっ」

美穂「ぷはぁ」

美穂「いや、ダメだよこれ。ダメ」

藍子「なんかこういうお菓子あったきがするんですけど」

美穂「ない！ないって」

美穂「なんかね、ヨーグルトの酸っぱさの後にのりたまの甘みがこない？」

藍子「ちょっとわかる」

美穂「なんかこう、北欧にいっぱいいるひよこが……」

藍子「北欧にひよこっているのかな」

美穂「北欧のアルプスにいっぱいいるひよこが白い酸の濁流に飲まれてる感じが」

藍子「どんな感じなのそれ」

美穂「えー、もう食べたくない」

藍子「案外いけるよ。私もう３口目だよ」

美穂「えー……」

藍子「んー、割と……いや、でもあんまり美味しくは無いかな」

美穂「なんで美味しく無いといいながらそうもりもり食べてるの」

藍子「あ、未央ちゃんの分なくなっちゃっいました」

美穂「なくなって良かったと思うよ」

藍子「んー。でももういいかな」

美穂「ほら、やっぱり美味しく無いんだって」

藍子「そうだね。もう食べないと思う」

美穂「あ、未央ちゃん来た」

藍子「ふふっ。じゃあウィッチの集いはここで解散ですね。またやりましょう」

美穂「もうこんな黒魔術はやりたくないけどね」

藍子「未央ちゃーん！ヨーグルト食べませんかー！」

美穂「いつの間に二つ目を取り出したの！？」