勇太「六花姫えええええええええ」 六花「ふえぇ……ゆうた!?」 (10)



勇太「六花姫えええええええええ」六花「ふえぇ……ゆうた!?」

中二病でも恋がしたい!SS



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部室

勇太「はぁ」

丹生谷「どうしたのよ」

勇太「六花はもう18歳だろ。
トマト見るだけで「魔界の聖獣」とか「緑のエレエレが私を襲う」とか、
ゆうた~私のこと嫌いになったの!?と涙目ウルウルされると気が引けるんだよ」

丹生谷「なにそれかわいい~!」

勇太「笑い事じゃないぞ!それに高1から十花さんにトマト嫌い直すようにくぎを刺されてる。さもないと部屋がー」

丹生谷「うわっ、めんどくさ!」

勇太「嫌だなあ。六花トマト嫌いだし、すぐ逃げるし。今はまだいいけど」

丹生谷「富樫君……。あ、えと、小鳥遊さん最近どう?」

勇太「相変わらずだな。熱くもなきゃ寒くもない。普通だ、普通」

丹生谷「う~ん。ん~。ん?あ!いいこと考えたかも!」

勇太「えっ!」



翌朝

六花「Zzz……」

ジリリリリリリリ!

六花「(もう少しだけ……)」

勇太「六花姫!!!!!!!!!!おはようございます!!!!!!
りっかひめえええええええええええええええ!!!!!!!!」

六花「なああああああああああぁ!?」

勇太「姫。お目が覚めましたか?」

六花「ゆ、ゆうた!?どうしたの!?その恰好!!?白馬の王子!?」

勇太「姫。おはようございます。今日も可愛らしいお顔で。ご調子はいかがですか?」

六花「な……な!邪王真眼を見くびっているのか///!?それぐらいで惑わされる私じゃない!きっと夢!」

勇太「失礼ですが、手を取り合ってくれませんか?」サッ

六花「う……うん///」ギュッ



食卓

勇太「六花姫、お座りください」

六花「な、何を企んでいるか分からんがとりあえず乗ってやろう」

勇太「ありがとうございます」ニコッ

六花「う、うん///(かっこいい……///)」

勇太「お冷です。お飲みください」

六花「(飲んでるところぐらい見ないでほしい///)」ごくごくごく

勇太「すごい!さすが六花姫!なんでもできるんですね☆」なでなでなでなで

六花「う……うん。邪王真眼は最強///(かぁ~手の温かみで熱が出そう///)」

勇太「あ~ん」

六花「(食事ぐらい一人でできるもん///)」モグモグ

勇太「よ~しよし。六花姫強いですね!」なでなで

六花「ふふーん♪ ん~~///」



勇太「最後、トマト食べれますか?」

六花「悪いが今聖獣と戦う気はない!いくらかっこよくても無理!」

勇太「姫ならいけますよ!最強ですから!」

六花「……。あの、ゆうた、そんなに私、お姫様に似てる?」

勇太「似てる……と思ったんですけど、
本当に素敵な女性ならトマトを食べて美貌満天で。
美容効果のトマトの力で覚醒すると思った僕が見当違いでした。食します」

六花「待って! あ……あの、私は、世界で一番きれい?」

勇太「トマト食べてないので、そこまでですね」

六花「うううう~~~!!! 分かった!食べる!」パクッ

勇太「おおおお!!!!」

六花「(まるで魔界を食しているような気持ち悪い感覚……。形もきしょい。
でもゆうたが喜んでくれるなら、邪王真眼の最強の力で吹き飛ばせる!)」ごっくん

勇太「すごい!」

六花「ゆうたー!私食べたー!食べたよおお!!!」ギュッ!

勇太「飲んだ!!!六花姫―!」ギュッ!

六花「きゃあああああああああ///////////////////////」

勇太「あ、そうだ。六花姫。ご褒美のキス」 唇チュウウウウウ♡

六花「!!!!!!!!?」

勇太「じゃあ学校の支度をしてください。では」

六花「(ぽーーーー。ゆうたとキスした。ゆうたにお姫様と言われた。あれ、なんか体が不動になってる)」



通学

六花「ねえねえ~~、私、本当にお姫様?」

勇太「知らんぞ。浮かれてるのか」

六花「え?でも六花姫じゃないの?」

勇太「なんだよそれ?」

六花「えっ……?」



昼休み

勇太「あ~ん」トマト

六花「(う……。うぇ……)」パクッ ごっくん

勇太「完全勝利です!ハグハグしましょう!邪王真眼好き好き」チュウウウウ♡

六花「うへへへへへ/// うへへへへへ/// あ~///」ギュッ チュ♡

六花「(うへ……。ゆうた、好きい)」

勇太「では僕は一色のところに行いきますので」

六花「ゆうた王子!あ……あの、聞きたいことが///」

勇太「なんだよ」

六花「……」




部室

丹生谷「へえ、やるじゃない?ゆうた王子!」

勇太「やめろ!恥ずかしくて思い返したくない!」

丹生谷「でもトマト食べたんでしょ!長年の悩み消えたじゃない!」

勇太「まあ、まあな。ありがとな」

丹生谷「りっかー。白馬に乗って。俺は実はお前のこと!」

勇太「やめろよ!はははは」

丹生谷「うふふっ」

六花「…………」じー





六花「(ゆうたは私のことが好き。ゆうたは私だけしか見ない。
ゆうたは私をお姫様と思っている。ゆうたが王子で私がお姫様。
だってトマト食べたから。世界で一番美人な女性だから。選ばれし姫。
ゆうたは私を愛してる。キスが嬉しかったぶひひひひひ!!!
ゆうたは皆に優しいし私にも優しい。だけど光の者と笑っていた。
仮にいなくなったらどうしよう。ううん。ゆうたは絶対と言った。
ゆうた。白馬の王子様。私と一緒にお城に住むの。」



朝食

六花「」トマト パクッ

勇太「僕はもう君だけしか見ません」

六花「えへ~/// ゆうた。言葉でないけどね。好き♡」

勇太「」チュウウウウウウウウウウ♡

六花「」チュウウウウウウウウウウ♡

六花「ゆうた~好き♡」



教室

丹生谷「おはよう」

勇太「おはよう」ニコッ

六花「きいいいいいいいいいいいいい!!!!ゆうたああああ!!!!!
モリサマに笑った!!モリサマに笑った!不倫!不倫!
ああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」

勇太「やめろ!やめろ!落ち着け!!」

六花「ゆうたが他の女に笑ったーーーー!!!ああああん!!」

勇太「バ、バカ///!」



昼食

勇太「六花姫。あ、あの、ごはん」

六花「ふーーーーーーーー!!!!ゆうたに近づく気配を感じる!ふーー!」



廊下

六花「ゆうた♡ゆうたはずっと私のことしかみちゃダメ♡
私から離れちゃダメ♡許可は下りない♡」

勇太「助けてくれ」

六花「鏡よ鏡よ、この世で一番美しいのはだ~れ♡」

勇太「はぁ。りっか」

六花「むふふ。私のこと六花姫って呼ばなきゃわかんない!」

勇太「りっかひめ!あーめんどくさい!」

くみん「ふんふんふーん」

勇太「(あ、くみん先輩) 悪い六花、教室に忘れ物だから先行ってて」

六花「ふーん」タタタタタタ

勇太「(……いなくなったか) あの、くみん先輩」

くみん「あ、とがしくーん」

六花「きいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!」

勇太「ああああ!!!いやだ!!!」



六花「ゆうた~一人になった。うひひひひ」

勇太「もう調子に乗るのはごめんだ~」


END

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