速水奏「蓮藍奏の」北条加蓮「ゆるふわタイム……ってあれ?」 (18)

タイトルを思いっきりミスった前作

高森藍子「蓮藍奏の」北条加蓮「ゆふるわ?タイム」速水奏「始めましょうか」
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一応続き?ものです

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加蓮「主役の藍子がいないんだけど?」

奏「それには色々と事情があるのよ」

加蓮「事情?」

奏「このラジオの放送日は7月25日よ」

加蓮「察した」

奏「察しが早くて助かるわ」

加蓮「それで?まさかの不定期第2回からバースデーサプライズってわけ?」

奏「そういうことね。……で、何か案はある?」

加蓮「決めといてよ!!!」

奏「はい、改めまして。蓮藍奏のゆるふわタイム、第2回目。パーソナリティのこの前誕生日を迎えてた速水奏よ」

加蓮「自己主張激しくない?あ、再来月誕生日がくる北条加蓮でーす」

奏「あなたこそね」

加蓮「で、またこのラジオは企画がない、と」

奏「企画ならあるじゃない。藍子の誕生日サプライズよ」

加蓮「内容決まってなかったらそれはないと同じ」

奏「否定はしないわ」

加蓮「スタッフさんサボりすぎじゃない?前のラジオから数週間もあったのに」

奏「なんでも前回の加蓮のツッコミが好評だったから同じスタイルでいくそうよ」

加蓮「それ決めたスタッフ後で〆る」

奏「口が悪いわよ」

加蓮「誰のせいで」

奏「そもそもアイドルに〆られるのはご褒美って誰かが言ってた気がするけど」

加蓮「そんな変態いるの……?」

奏「ほら、スタッフ達も頷いてるじゃない」

加蓮「変態しかいない……」

奏「それで、案は何かある?」

加蓮「急に言われてもなぁ……当日普通に祝う予定だったし……」

奏「確かにそうよね……そういえばもうプレゼントは買ったの?」

加蓮「いや、これから買いに行く予定。買うものはほとんど決まってるんだけどね」

奏「あら、そうなの。それなら私も一緒に行かせてもらおうかしら」

加蓮「ちゃんと変装してよ?奏目立つんだから」

奏「わかってるわよ。ちゃんと大きめのマスクにサングラスして深く帽子被るわ」

加蓮「逆に目立つー」

高森藍子「ふふっ、楽しそうですねぇ……」

奏「藍子も行く?」

藍子「いいんですか?」

加蓮「私は構わないよーというか、藍子がいると抑止力になりそうだし」

藍子「抑止力?」

奏「あのファンの噂ね?」

加蓮「そうそう、声をかけないのがルールっていう…………ん?」

奏「あれ本当なの?」

藍子「んー……確かにお散歩やカフェにいても話しかけられたことはないですね……」

加蓮「……んん?」

奏「それはちょっと複雑な感じね」

藍子「はい……トラブルにならないのは助かるんですけど……」

加蓮「…………」

奏「加蓮?どうかしたの?」

藍子「加蓮ちゃん?」

加蓮「……オッケーオッケー落ち着いて私。……なんで藍子がいるの?」

奏「はぁ……」

加蓮「なんでため息」

藍子「もー加蓮ちゃん、そこはもっと大げさに驚いてくださいよー」

加蓮「え、なんで私今ダメ出しされてるの」

奏「藍子、あれ出して」

藍子「はぁい、えっと……よいしょ!」

『ドッキリ大成功』テッテレ-

加蓮「……は?」

奏「というわけで、実は藍子の誕生日サプライズと言う名のあなたへのドッキリでしたってわけ」

加蓮「いやいやいやいや」

藍子「もう少し驚いてくれると思ったんですけどねぇ」

加蓮「あのね、2つ、2つ言わせて?」

奏「どうぞ?」

加蓮「1つ目、雑すぎ!!!!」

加蓮「ドッキリにしてももう少し頑張ってよ!雑すぎてリアクション取りにくいしそもそもなんのドッキリなの!?」

奏「スタッフに聞いてよ」

加蓮「またあんたらかぁ!!!!」

藍子「もう、だから加蓮ちゃんお口が悪いですよ」

加蓮「……うん、気をつける。それで2つ目。藍子今何した?」

藍子「え?ドッキリ大成功の札を出したんですけど」

加蓮「あのね、藍子。これ、ラジオ。映像はないの」

奏「失念してたわ」

藍子「全く気がつきませんでした」

加蓮「考えたスタッフ後で〆る」

奏「2度目の宣言ね」

藍子「ただのご褒美です」

奏「ところで加蓮、あなた藍子に何をプレゼントするつもりなの?」

加蓮「藍子がいる前で言うの……?」

藍子「私も気になります」

加蓮「えー……」

奏「ちなみに私はイヤリングにする予定よ。あんまり藍子が使ってないものをって思ってね」

藍子「わぁー!楽しみにしてますねっ♪」

加蓮「うっ、微妙に被ってる……」

奏「あら、ネタ被りかしら」

加蓮「いやー……まぁ被りってわけじゃないんだけど。普段藍子が着ないような服を一通り揃えようかなーって思ってて」

藍子「私が着ないような服ですか……」

加蓮「あー……若干ギャル系?」

奏「確かに藍子にはイメージないわね……」

加蓮「でしょ?」

藍子「でも加蓮ちゃんのセンスなら安心です」

奏「それはそうね。でも服一式ってなるとサイズとか大丈夫なの?」

加蓮「そこは大丈夫。私と藍子身長とかほぼ同じだし」

奏「あら、そうなの?」

藍子「はい。同い年で身長体重利き手出身地まで同じですよ」

奏「双子か何か?」

加蓮「残念ながら誕生日は一月ちょっと違うんだよね……というか、私としては奏の体重が信じられないんだけど」

奏「アイドルがする話題じゃないわよ」

加蓮「そうはいってもさ、奏は私たちより7cmも身長高いのに1kgしか変わらないってどうなの」

奏「体格とかもあるでしょ」

藍子「確かにそう言われると少し心配になります」

加蓮「私ですら痩せすぎとか言われてるのに」

奏「そう言われても」

藍子「今度食べ放題いきます?」

加蓮「藍子と行くと数個で終わるから却下」

奏「あり得るのが怖いわね」

藍子「それでは、メールが届いてますから読みますね」

加蓮「え、届いてるの」

藍子「えっと、RN:アイオライトブルーさんから」

加蓮「うわーなんだろーすっごい知ってる気がするー」

藍子「加蓮ちゃんに質問が来てますよ」

加蓮「私に?」

藍子「えーっと……『もし他のアイドルがこのラジオと同じように組むならどんなのがみたいですか?』ですって」

奏「ユニット以外でってことかしら?」

加蓮「り……その人なんか普通のこと聞くね」

藍子「加蓮ちゃん誰かいます?」

加蓮「……そうだね。凛とヘレンさんとかどう?」

奏「ものすごい組み合わせね」

藍子「ヘレンさんすごいキャラしてますからね……」

加蓮「……なに、え、企画するの?本当に?」

藍子「スタッフさん正気ですか?」

奏「藍子、天然毒舌がまたで出てるわよ」

加蓮「あーごめん、凛こんなことになるとは思わなかった」

藍子「さて、それでは今回もエンディングの時間になりました」

加蓮「ねえ、この番組は私がツッコミ役なのは決まったの?」

奏「適役じゃない?」

加蓮「あんたがボケに回るから……」

藍子「たまにはいいんじゃないですか?奈緒ちゃんの気持ちになってみるのも」

加蓮「あ、藍子にもそう見えてたんだ」

奏「まるで美嘉を見ているようよ」

加蓮「奏は少し自重して」

奏「ふふっ、どうしようかしらね」

加蓮「はー……っと、じゃあ藍子、改めて誕生日おめでとう」

奏「おめでとう、藍子」

藍子「はい、ありがとうございますっ♪」

加蓮「ちょっとの間藍子の歳下かー」

藍子「ふふっ、でもすぐに追いつかれちゃいます」

奏「収録は誕生日前だけれどね」

加蓮「そういうこと言わなーい」

奏「ふふっ、はいはい」

藍子「はい、それでは今日はこの辺で。パーソナリティーは本日誕生日でした、高森藍子と」

奏「この前LiPPSメンバーからの誕生日プレゼントに唖然とした速水奏と」

加蓮「奏で何があったの……後で凛に謝ろうと思いました北条加蓮でした」


蓮藍奏「また来週ー」



加蓮「いやだから不定期でしょ」

奏「定番にするつもりなのかしら」

藍子「次は加蓮ちゃんの誕生日ですかね?」

凛「えっ」

奈緒「うわぁ……」

凛「え、何本当にやるの?私とヘレンさんで?」

奈緒「本当に企画化したのか……」

ヘレン「ヘーイ!!凛!行くわよ!」

凛「ちょ、ちょっと待って!」

ヘレン「世界は待ってくれないわ!ついて来なさい!」


奈緒「……ご愁傷様だ」

加蓮「正直悪かったと思ってますごめんなさい」

以上です

きっと凛ならなんとかするでしょう。なんといってもシンデレラガールですから。

藍子ちゃん誕生日おめでとうございます。こんなお話ですがお祝いということで。


では、読んでくださった方に百万の感謝を。

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