【まえがき】

・アイドルが、だべるやきうラジオです。

友紀「第8回放送ー！」

拓海「タイトル」

友紀「え？」

拓海「タイトルコールは？」

友紀「あ、はい。姫川・向井のヒットエンドラジオー！」

拓海「どうした？　酒でも入ってんのか？」

友紀「流石に収録前には飲まないよ！？」

拓海「酒飲んでマウンド上がるピッチャーっていたからなぁ」

友紀「あたしが飲むのはマウンド降りた後だよ！」

友紀「冒頭のおたよりでもあったけどさ、みんな絶対チャンネル変えるよね」

拓海「チャンネル変える、外に出かける……あと何かあるか？」

友紀「PS4『ﾋﾟｯ』」

拓海「あー、それがあったか」

友紀「ああああああ！また火野が後逸してる！ってね」

拓海「パワフェスだな？」

友紀「マイルマンが全然打てなくてさぁ…強い選手作れないんだよ」

拓海「大人しくすけすけゴーグル使っとけよ」

友紀「やだ！！！」

カンペ『私は栄冠ナインをやってます』

友紀「あー、あのエラーまみれのね」

拓海「そんなにエラーすんのか？」

友紀「マモノ使ってるの？　って聞きたくなるぐらいエラーするからね、敵も味方も」

拓海「そこまでかよ！？」

友紀「あとね、デッドボール祭になるね」

カンペ『死球、死球、死球…出したランナーがぐるぐるしている』

拓海「高野連激怒だろそんなのよォォォ！？」

友紀「さて、そろそろ今日のゲストを出したいところだけどさ」

拓海「オウ」

友紀「今日のゲストを一言で表現するなら？」

拓海「んー……セクシー、か？」

友紀「そうだね、セクシーだね」

拓海「チャンスでキメてくれそうな感じはあるな」

友紀「じゃあそんなチャンスでキメてくれそうなセクシーさん、自己紹介どうぞ！」

新田美波「せ、セクシー？　ど、どうも、新田美波です。よろしくお願いしますねっ！」

友紀「はいー！　今日のゲストは美波ちゃんだよー！」

美波「そんなに私ってセクシー代表なのかな…？」

拓海「代表だろ」

友紀「代表でしょ！」

美波「えぇ…？」

友紀「あたしと美波ちゃんはお仕事の絡みがあったけど、拓海ちゃんと美波ちゃんってなんかあった？」

美波「この前のお仕事の時に、演技指導してもらったの」

友紀「演技指導…？」

拓海「美波がスケバンの役やったのがあったろ？　わかんねえって泣き付かれてよ」

美波「女番長の役って言われても、どうしたらいいのか全然わからなくて…」

友紀「生きた教本が同じ事務所でよかったね！」

美波「ホント助かったわ、ありがとうね拓海ちゃん」

拓海「まあアタシの得意分野だったしな」

拓海「ンじゃ、CM挟んでお便り読んでくぞ」

友紀「はーい！」

拓海「美波にも読んで貰うからな」

美波「はいっ、頑張ります！」

友紀「頑張ります！　って言うとさ、卯月ちゃんの顔が脳裏に浮かんじゃうよね」

拓海「あー…わからんではねえな」

美波「……頑張ります！（裏声）」

友紀「……うーん？似、似て、似てる……？」

美波「……ごめんなさい、私が悪かったです」

拓海「ヘコんでる奴は置いといて、一旦CM行くぞー」

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友紀「お便り読んでいきまーす！」

拓海「へーい」

友紀「ラジオネーム『やべー明雄』さんからでやんす」

拓海「語尾にやんすをつけんな」

友紀「『美波ちゃんは広島出身ということですが、カープファンなのですか？』だって」

美波「一家そろってカープファンです！」

拓海「ていうかな、思いっきり赤いユニフォーム着てるもんな」

友紀「背番号33の赤いユニフォームだね！」

拓海「今じゃどこに行ってもカープファン多いからな」

友紀「神宮だと、どっちがホームチームの応援団なのかわかんなくなるからね」

美波「あはは…」

拓海「広島県ってカープファンしかいねえのか？」

美波「流石にそんなことはないんだけど、やっぱりカープファンは多いわね」

友紀「広島はねぇ……あたしはマツダに行ったことあるんだけどさぁ……凄かったよ」

拓海「そんなに凄ぇのか？」

友紀「やべーって言葉しか出てこなかったよ。いや、やべーを通り越して、えぐかった」

美波「語彙力が失われてる！」

拓海「次のお便りは、ラジオネーム『タナキクマルマルモリモリ』からだな」

友紀「みんな食べるよ！（走者一掃）」

拓海「『みなさんは引っ張り打ちのヒットと、流し打ちのヒット、どちらが好きですか？』だと」

友紀「あー、なるほどね」

拓海「アタシは引っ張りだなぁ。ガツーンって感じでぶち抜くヒットがいいぜ」

美波「私は流して三塁線を破るヒットが好きですね」

友紀「はい二塁打」

美波「三塁線への打球って、凄くスピード感がある絵になるから好きなんですっ♪」

拓海「友紀はどっちなんだよ」

友紀「あたしはねぇ……ごめん、あえてのセンター返し」

美波「三択目！？」

友紀「左バッターがさぁ、センター返しした勢いでバットをポーンって投げて

　　　打球がマウンドを抉って思いっきり跳ねてセンターへ抜けてくのが大好き」

拓海「条件指定が細けぇ！！！」

美波「でも何となくわかるのが不思議！」

友紀「ピッチャーも懸命にグラブを出すけど、それをあざ笑うようにセンターへ抜けてく絵がたまらないね！」

友紀「3通目は美波ちゃんに読んで貰うよ！」

美波「はいっ、ラジオネーム『ハマのタヌキ』さんからですっ」

拓海「スターマンはタヌキじゃねえよ！！！」

美波「『カープのマスコットって、アレは何の生き物なのか知ってますか？　私は知りません』」

拓海「スラィリーのことか」

美波「モデルらしいモデルはいないんじゃなかったかな？」

友紀「空想の生き物ってことかー」

カンペ『セサミストリートを制作した会社が、スラィリーのデザインを手がけてます』

友紀「え！？　そうなの！？」

拓海「確かに言われてみりゃセサミストリートっぽいな…」

美波「MLBのフィリーズにもスラィリーにそっくりなマスコットがいるんですよ？」

友紀「あー、確か緑色のヤツだ…」

美波「二匹並べてみると兄弟にしか見えないんです」

友紀「今日のお便りはこんな所だね！」

拓海「スラィリーの出自が意外過ぎたぜ…」

友紀「ただの鼻ピロピロの気持ち悪いヤツだと思ってたよ…」

美波「友紀さん？？？」

友紀「はい」

美波「そういうこと言っちゃ、めっ！ですよ？」

友紀「はい。さーせん」

拓海「んじゃCM挟んでクイズ行くぞー」

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諸星きらり「がんばれ！　がんばれっ！」

友紀「いーちっ！　にーいっ！」

拓海「……何してんだお前ら」

きらり「友紀ちゃんがおなか鍛えるのを手伝ってゆー！」

拓海「……そのやり方じゃ腹直筋に効かねえな。もっと角度は浅めだ」

友紀「うぉっ！？　こ、これはキツい…」

拓海「よーし、その体勢でタイトルコールやれ」

友紀「姫川・向井のヒットぉおエンドラジオぉぉぉふっ！」

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拓海「トイレから戻ったら腹筋してたから何事かと思ったわ」

友紀「善は急げって言うじゃん？」

拓海「急ぎすぎだろ」

美波「友紀さんってそんなにお腹出てないような…？」

拓海「腹筋を割りてえんだとよ」

美波「そうなると、まずは食生活から改善していかないと……ビールは飲めないですね」

友紀「じゃあやめます」ｷｯﾊﾟﾘ

拓海「辞めるの早ぇよ！！？」

友紀「それでは次はこのコーナー。『クイズDEシンデレラ』～」

拓海「『このコーナーは、毎回ゲストにちなんだ野球クイズを出題します。見事正解すると豪華景品をプレゼント！』」

友紀「久々の説明口調ご苦労様」

拓海「だいぶ久々な気がしたぜ」

美波「そんなに久々なの？」

友紀「前回が新コーナーやって、その前が公録で特別コーナーだったから、2回飛ばしてるね」

拓海「3週間以上やってねえな」

友紀「はてさて、美波ちゃんはクイズには自信あるのかな？」

美波「うーん……それなり、ですかね？」

拓海「今日の問題見たけどよ、美波なら余裕そうだったけどな」

美波「本当かなぁ？」

友紀「ルールとしては、3問用意してある中から1問選んで答える形ね」

拓海「解けそうなヤツを選んでくれってことだな」

友紀「で、これが今日のクイズの紙なんだけど…」



【新井貴浩】　　【野村謙二郎】　　【1986年】



美波「んー……」

拓海「1986年ってなんだコレ？」

友紀「日本シリーズが第8戦まで行った年だっけ？」

カンペ『史上唯一の8回戦まで行った、カープ対ライオンズの日本シリーズです』

拓海「あー、それでか」

友紀「じゃあ美波ちゃん、この中から選んでね！」

美波「新井さんでいきます！」

拓海「まあこの中だったら一番無難だな」

友紀「それじゃあ読み上げるね、問題！」



【問題】

広島東洋カープ所属の新井貴浩選手。

駒沢大学からドラフト6位でカープに入団しましたが

大学時代の通算本塁打数はいくつだったでしょう？

A　2本

B　6本

C　10本

D　16本

友紀「というわけなんだけど」

美波「わかりました」

友紀「おっ、もう分かった？」

美波「これは結構有名な話だから、聞いたことあります」

拓海「んじゃ答えてくれ」

美波「Aの2本ですっ！」

友紀「ファイナルアンサー？」

美波「ファイナルアンサー！」

＜ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

友紀「はいお見事ー」

拓海「これは簡単すぎたな」

美波「ドラフト6位っていう、けっこう下位指名だったんですよね」

友紀「完全に素材型としての獲得だよね」

拓海「素材型の育成成功例だな」


【答え】

A　2本
　日米大学野球で打率5割と結果を出したものの、評価は決して高い選手ではなかった。

美波「これ、他の問題を選んでたらどうなってたのかな？」

友紀「じゃあ全部捲っていくね。まずは野村謙二郎」

拓海「ノムケンか…現役時代の問題なら全然わかんねえな」

美波「私も監督になってからしかわからないなぁ…」



【野村謙二郎　問題】

カープを代表する内野手だった野村謙二郎選手。

2005年の6月23日に通算2000本安打を達成しましたが

その2000本目の安打は誰から打ったでしょう？


A　川島亮

B　門倉健

C　井川慶

D　木佐貫洋

友紀「はい拓海ちゃん、立てたフラグをすぐ回収」

拓海「アタシは悪くねぇ！！！」

美波「そもそも6月23日が、どことの試合なのかがわからない…」

友紀「だよね」

拓海「何となく門倉な気がするけどな」

友紀「これ正解はどれなのー？」

カンペ『Aです』

拓海「分かるか！！！」


【答え】

A　川島亮（ヤクルト）

対ヤクルト戦（広島市民球場 ）の4回裏にて達成。

美波「この調子だと、1986年の問題も難しそう…」

友紀「どうせ解けっこない問題書いてあるだろうし、無視しとく？」

カンペ『そんな、ひどい…』

拓海「『いいえ』って答えたら無限ループになるヤツだろそれ」

友紀「無限ループされても困るのでめくるね。それーっ」ﾍﾟﾗ



【1986年　問題】

1986年の日本シリーズを限りに現役を退いた山本浩二選手。

1968年のドラフトでカープに入団しましたが

その時の背番号はいくつだったでしょう？

A　8

B　27

C　46

D　51

美波「あれ、こっちのほうが簡単…？」

友紀「えっ」

美波「えっ？」

友紀「なにそれこわい」

美波「これは27のはず…」

カンペ『正解です』

拓海「何で知ってんだよ」

美波「ママが山本浩二さんの大ファンだったから…ね？」

友紀「なるほどね」


【答え】

B　27

後に背番号8に変えている。

友紀「てなわけで、見事正解した美波ちゃんにはご褒美があります！」

美波「何が貰えるのかな？」

友紀「今運ばれてくるからね。ちょっと今回は特殊なモノだから」



ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ…

美波「特殊……え、この匂いって…？」

拓海「なんか香ばしいソースの香りがしてきたぞ」

友紀「もう分かったんじゃないかな？」

美波「もしかして……お好み焼き？」

友紀「正解ー！　美波ちゃんの出身地にちなんだモノだよー！」

拓海「おー、広島焼きってアタシ初めて見んな」

美波「広　島　焼　き　？」

拓海「ん？」

美波「拓海ちゃん、広島焼きって言葉は存在しないのよ？　広・島・風・お好み焼きよ？？？」ﾆｺｫ

拓海「ちょっ、顔が怖ッ」

美波「アーニャちゃんにしたように教いｋ……もとい、お勉強しないとダメよ？」ﾆｯｺﾘ

拓海「……はい、さっせん」

美波「それじゃあ、気を取り直して…いただきますっ」ﾊﾟｸ

友紀「お味はどうかな？」

美波「ん～！　久々に食べたけどやっぱり美味しい！」

拓海「お好み焼きにヤキソバついてるってのがアタシには不思議だな」

美波「広島県人的にはこれがデフォルトなのよ」

友紀「ボリュームがすごいよねコレ。ビール欲しくなってきたよ」

拓海「一応仕事中だぞ」

友紀「はーい。以上、クイズDEシンデレラのコーナーでした！」

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友紀「エンディングのお時間でーす」

拓海「美波、今日の感想はなんかあるか？」

美波「こんな感想で申し訳ないんだけど……ソースの残り香が凄いなぁって」

友紀「ホント凄いね」

拓海「ホントに匂いがやべーんだけど。大丈夫かよコレ？」

カンペ『あとでファブリーズしておきます』

友紀「ファブリーズでどうにかなるの？」

友紀「そういえば美波ちゃん」

美波「何ですか？」

友紀「今日はせっかくユニフォーム着て来てるのに、その選手のこと一切語らなかったね」

拓海「そういやそうだな」

美波「んー……でも今更凄さを語るよりは、プレーを観てもらった方が早いし」

友紀「菊池（涼介）の凄さは今更って感じだもんね」

拓海「侍ジャパンでも出てるしな」

美波「なのでみなさん、カープの試合を観てくださいねっ♪」

友紀「最後に美波ちゃんが可愛くおねだりしたところで締めよっか」

拓海「そうだな」

美波「何で急に二人ともそっけないの！？」

友紀「姫川・向井のヒットエンドラジオ。お相手は姫川友紀と！」

拓海「向井拓海と！」

美波「新田美波でした！」

友紀「それじゃあ次回もよろしくねー！」


拓海「ところで菊池のどこが好きなんだ？」

美波「ワイルドなところが…」

友紀「ワイルド通り越して野生児だよね」

おわり。