~軽井沢、とあるキャンプ場~
リン「・・・ふぅ」
リン「テントの設営も終わったし、夜まで暇だな・・・」
リン「ま、のんびりと過ごしますか」
キャハハハ イクヨコナンクーン
リオ「お、子供の声が、この寒いのに元気だなぁ」
リン「親子連れかな?」
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イクゼ!オレノシュートヲウケテミロー
リン「サッカーやってんのか、えっと・・・男の子3人と女の子1人か」
リン「・・・いや、あっちの方にそれを眺めてる女の子が1人、隣にはテントの設営してるおじさんが・・・保護者かな?」
リン「って、何分析してんだろ私・・・本でも読も・・・」
ギュウウウウウウウウ
リン「へ?」
リン(その時、何故か私は冷静に分析していた)
リン(私に向かってサッカーボールが飛んできている)
リン(当然私は避ける準備などしていない、導き出される結論は1つ)
リン(あ、当たるなこれ)
ドカッ!
リン「くぁwせdrftgyふじこlpッ!!!」バタッ
リン「うう・・・まさか本当に当たるとは・・・」
リン「子供恐るべし・・・」
元太「お、おい・・・あのねーちゃん動かねーぞ!まさか死・・・」
光彦「いやまさか・・・」
コナン「とにかく行って謝るしかねーだろ」
歩美「そ、そうだね・・・」
リン「うう・・・」フラフラ
歩美「あ!起き上がったよ!」
リン(あ、あの子達がこっち来た)
コナン「あの・・・ごめんなさい!」ペコ
元太「俺達がボールぶつけちまって・・・」
光彦「すみませんでした!」ペコペコ
リン「・・・・・」
リン「まぁ・・・いいよ、幸い怪我はないし」
コナン(よかった・・・わかってくれる人だった)
リン「でもね、このキャンプ場は君たちだけの物じゃない、ちゃんと周りの人に迷惑をかけないようにしないと駄目」
子供達「はーい・・・」
リン(正直面倒だけど、キャンパーとして一応言っといた方がいいよね)
歩美「そうだ!お姉さんも一緒にご飯食べない?」
リン「え?」
光彦「そうですね!お詫びもしなきゃいけませんし・・・」
元太「来てくれるよな!」
リン「う~ん・・・」
コナン「おいお前らあんまり無茶は・・・」
リン「ま、いいけど、どうせカレー麺しか持ってきてないし」
歩美「やった!こっちだよ!」
光彦「丁度バーベキューの準備してたんですよ!」
元太「うな重ないのが残念だよな~」
リン「それじゃお邪魔するね」
コナン「そういえば、お姉さん名前は?」
リン「私は・・・志摩リンだよ」
リン(その後私はこの子達の名前を聞きつつ彼らのテントへと移動していた)
リン「へー、米花町からねぇ・・・」
歩美「うん!いつも博士が連れてきてくれるんだ!」
リン(博士・・・そんなフィクションみたいな人と知り合いなんだ・・・)
リン(それに米花町って・・・確かこの間キャンパーの人たちが噂してたな・・・)
リン(この国最大の事件多発都市とか・・・大丈夫なのかなこの子達・・・)
コナン「リンさん?どうしたの?」
リン「あ・・・いや何でも・・・」
コナン「?」
リン(そうこうしてるうちにこの子達のテントについたな)
子供達「ただいま~」
阿笠「お、帰ってきたな」
灰原「遅かったわね、ちゃんと謝って・・・」
リン「・・・ども」
灰原「・・・連れてきちゃったのね」
阿笠「すまんのぉ・・・ウチの子供達が迷惑をかけたみたいで」
リン「いえお気になさらず・・・こんなにたくさんの子供達の相手は大変でしょう」
阿笠「いえ、近所の子供達なんじゃが、こうやってたまにキャンプに連れてって挙げてるんですよ」
リン「そうなんですか・・・」(随分と気前のいいおじいさんなのね・・・)
灰原「ま、これも何かの縁だし、ゆっくりしていってちょうだい」
リン「そうさせてもらおうかな」
リン(まぁそんなこんなで夕食を一緒に食べることになったのだが・・・)
コナン「そういえば、お姉さん友達とは一緒に来てないの?」
リン「いや、1人だけど?」
歩美「え、キャンプなのに?」
光彦「キャンプって1人で来れるんですか!?」
元太「おめー友達いねーんじゃねーの?」
リン「」
灰原「やめなさいあなた達、きっと彼女はキャンプ上級者なのよ」
リン「へ?」
元太「上級者?」
歩美「どういう事?哀ちゃん」
灰原「考えてもみなさい、私達が6人がかりでやっとこなすキャンプをたった1人でやっているのよ?」
灰原「これを上級者と言わずに何というの?」
光彦「なるほど・・・確かにそうかもしれませんね」
コナン(ホントかよ・・・)
リン(そんな大それたもんじゃないんだけどなぁ・・・)
リン「っと、そろそろ私は自分のテント戻りますね」
阿笠「おお、そうかの」
歩美「え、もっとお話しようよ!この間のキャンプで事件に巻き込まれた話とか」
光彦「事件に巻き込まれた話とか!」
元太「事件に巻き込まれた話とか!」
リン「・・・あんたら呪われてんの?」
~翌朝~
リン「さて、片付けも終わったし帰るか」
歩美「あ、リンお姉さん!」
灰原「もう帰るのかしら?」
リン「うん、あなた達はもう少しいるの?」
コナン「まーね」
リン「そう、じゃあね」
元太「じゃーなー!」
光彦「また会いましょうね!」
リン「縁があったらね」
コナン「久しぶりに楽しかったよ」
コナン「事件の起こらないキャンプは!」
リン「それはもういいっちゅーねん」
ワーイ、キャンプダー!ハンザワサンノリョウリタノシミー!
イナカデハハニオソワリマシタカラネー
リン「何か賑やかになってきたな・・・とっとと帰ろ」
リン「事件が起こるキャンプってどんなのかな・・・」
オイ!ヒトガタオレテルゾ!イキシテナイ!キャー!
ハカセ!ケイサツトキュウキュウシャヨンデ
ヤッパリコウナルノネ・・・
~キャンプ場近くの喫茶店~
リン「ふぅ・・・」
リン「あの子達の事、なでしこに話したらどんな反応するかな・・・」
ピーポーピーポー
リン「ん?パトカーが店の前に止まった・・・何だろ」
ガチャ
??「あ、表の原付は君のかい?」
リン「あ、はい・・・」
リン(何だろこのポンコツそうな人・・・)
??「じゃあ君で間違いないね、僕は群馬県警の山村警部と申しますが・・・」
リン「警部?あなたが?」
山村「実はこの先のキャンプ場で殺人事件起きてね・・・」
リン「え・・・」
山村「そこでコナンく・・・目撃者の少年がその時丁度帰ったソロキャンパーの女子高生がいるって言っててね」
リン「あいつ・・・」
山村「悪いけど署まで来てくれないかな?」
リン「私はやってないですよ!」
山村「それでも一応事情聴取はさせてよ!」
山村「大体花の女子高生が1人でキャンプなんて怪しすぎるんだよ!」
リン「ああもう・・・」
リン「あいつらもう2度とキャンプするな!」
~おわり~
以上です
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