――――――――――西木野宅
真姫「……」
にこ「……」
真姫「……~♪」シャカシャカ
にこ「んもー! 真姫ちゃん聞いてる!?」
真姫「え? 何か言った?」
にこ「だ・か・ら、今日は、何の日か知ってる!?」
にこ「っていうかにこと二人きりなのにヘッドホンつけてるってどういうこと!?」
真姫「……あー、はいはいごめんね」
にこ「うわ、適当だし……」
真姫「で、今日は何の日か、ですって?」
にこ「そう、今日! 8月9日!」
真姫「うーん……」
「……ムーミンの日?」
にこ「え? そうなの?」
真姫「え? 違うの?」
にこ「ふふん、そんな真姫ちゃんにはこの優しいにこにーが教えてあげましょう」
真姫「……」ス
にこ「あぁん! ヘッドホンかけないでよ!」
真姫「ごめんね、冗談よ」
「で、何の日なの?」
にこ「なんと、今日は、ハグの日なの!」
真姫「……」
「そうなの」ス...
にこ「あぁぁ~ん! だからヘッドホンかけないでってば!」
真姫「……何? 8月9日だから89(ハグ)の日ってわけ?」
にこ「そういうこと!」
にこ「というわけで……」
にこ「ハグしていい、にこ?」キャルンッ
真姫「別にいいけど……いっつもしてるじゃない」
にこ「……まぁ、そうなんだけどさぁ」
にこ「ぎゅー」
真姫「……」
にこ「……」
真姫(うわ、暑い)
にこ(思ってたより暑いんですけど)
真姫(でも良いって言った以上こっちから止めてって言いにくいわ)
にこ(ハグさせてって言った以上こっちから止めてって言いにくい……)
真姫「……」
にこ「……」
真姫「あのさ……にこちゃん」
にこ「……なに、真姫ちゃん」
真姫「ちょ、ちょっとお買い物に出かけない?」
にこ「……な、なかなかいい提案だと思う~」
真姫「アイスでも買いに行くとか」
にこ「それ良いよ真姫ちゃん」
にこ「どこ行く?」
真姫「えっと、じゃあ」
ガチャンコ
真姫「近くのコンビニで……っ」
にこ「うん、コンビニ……うぇ」
真姫(クーラーが効いていない外の方が暑いかもしれないわ)
にこ(正直熱帯夜舐めてたわ)
真姫(空気がむわっとしてる)
にこ「……早く買ってこよ」
真姫「そうね」
イラッシャイマセー
にこ「て、天国!」
真姫「夏のコンビニはクーラーが効いてるわね」
「でもこうも差があると体調崩しちゃいそうだわ」
真姫「早く選んで帰りましょ」
にこ「そうだねー」
にこ「……あぁ~どれも魅力的!」
「抹茶もいいけどぉ、このベリー系も良いな~」
真姫「私はこれにするわ」
にこ「えっ、ちょっと真姫ちゃん早い」
「ん~どっちにしよ……抹茶とベリー」
にこ「……んんん」
真姫「……」
真姫「……はぁ、もう」
「じゃあ、私は抹茶にするから、にこちゃんはベリーにしたら?」
にこ「え? でも真姫ちゃん」
真姫「いいのよ、さっきのは」
「また今度買えばいいし」
にこ「……」
「……へへ」
にこ「真姫ちゃん愛してるぅ~!」
真姫「ちょ、こんなところで抱き着かないでよ!」
イロイロトアリガトウゴザイマシター
真姫「……う、やっぱり外暑い……」
にこ「……コンビニが超涼しかったから余計にね……」
真姫「……にこちゃんが手をつないでくるから余計にね」
にこ「真姫ちゃんがカッコイイことしたのがいけないと思うんだけど!」
真姫「えぇ……私のせいなの……?」
にこ「勿論! 惚れ直したんですけど!?」
真姫「……何でキレ気味なのよ」
にこ「暑いからよ! まったく!」
真姫「なら手を離してよ……」
にこ「それは嫌!」
真姫「えぇ……」
ガチャンコ
にこ「ただいま! あぁ……真姫ちゃんの部屋天国~」
真姫「……お帰り」
にこ「アイス食べよ、真姫ちゃん!」
真姫「そうね、溶けちゃうし」
にこ「はい、真姫ちゃんの」
真姫「ありがと」
「ん」ビリビリ
にこ「んふふ、おいしそ~」
にこ「そしてこっちのベリーがにこのね」
「……にこにはベリーのかわいらしさがよく似合う♪」ビリビリ
真姫「ハイハイ」
にこ「んふふ~♪」
「よいっしょっと」
真姫「……」
にこ「それじゃいただk」
真姫「いやいや、にこちゃん」
「何自然に私の足の間に座ってるの?」
にこ「だってここがにこの定位置だし」
真姫「そうかもしれないけど」
にこ「……真姫ちゃんは、嫌?」
真姫「いっ……」キュン
「……嫌じゃないけど」
にこ(おっほ、楽勝)
にこ「気を取り直して、いただきまーす」
真姫「……はぁ、いただきます」
にこ「ぁん」
「……おいひ~♪」
真姫「ん……」
真姫「……抹茶もおいしい」
にこ「真姫ちゃん、あーん」
真姫「あー……ん」
「……ベリーもおいしいわね」
真姫「はい、にこちゃん」
にこ「あ~ん♪」
「……うん! 抹茶も良い!」
真姫「そう、良かったわね」
にこ「えへへっ」
「……ありがとね、真姫ちゃん」
真姫「……別に良いわよ」
にこ(……今、照れてるな)
真姫(今絶対、照れてるなって思われたわね)
真姫「……ん」
ポタ
真姫「あ」
にこ「ひっ! な、何っ!?」
真姫「……ごめんね、にこちゃん」
「アイス垂れちゃった」
にこ「んもぉ! びっくりしたじゃない!」
真姫「……」
「……ん」ペロッ
にこ「ゃっ……」
にこ「~~っ! もう!」
「真姫ちゃんのエッチ!」
にこ「……ふん」
真姫「……ごめんね」
にこ「……」ムスッ
真姫「……ごめんねって言ってるじゃない」
にこ「別に、良いけど」
にこ「……なんか、スイッチ入った」
真姫「え? ひゃ、ちょっと」
ドサッ
真姫「……にこちゃん」
にこ「ふふ、スイッチ入れたのは真姫ちゃんなんだから」
「やめてなんて言わせn」
真姫「アイスが途中だから食べてからにしない?」
にこ「……」
「……そうね」
―――――
真姫「ふぅ、ごちそうさま」
にこ「おいしかった……」
にこ「今度は、真姫ちゃんが食べたかった方買いに行くわよ!」
真姫「そうね」
にこ「ふふ~ん、楽しみ♪」
にこ「……」
にこ(あれ、何か忘れてるような)
真姫「ふぁ……」
「もう少しして、歯を磨いたら寝ましょ」
にこ「うん……」
「……あれー」
―――――
真姫「電気消していい?」
にこ「んー」
パチッ
にこ「はー……明日の練習は10時からよね?」
真姫「そう。 だから7時には起きないと」
にこ「7……うん、そうよね」
真姫「時計はセットしておいたわ」
「……おやs」
にこ「あ、待って真姫ちゃん」
真姫「……何よ」
にこ「にこ、なんだか忘れてることがあるような気がするんだけど」
真姫「……えぇ、忘れてること?」
真姫「……今日がハグの日とか?」
にこ「あっ! そうかも!」
にこ「……ぎゅーってしながら、寝ていい、にこ?」キュルルンッ
真姫「別に良いけど……いっつもじゃない」
にこ「まぁまぁー♪」ギュー
真姫「……はぁ、まったく」ギュ
真姫「おやすみ、にこちゃん」
にこ「おやすみ、真姫ちゃん」
――――――――――
―――――――
――――
チッ...チッ...チッ...
真姫「……ん」
にこ「……~」
真姫「……」
にこ「……」
にこまき(……あっつ……)
<FIN>
規制解除嬉しいです。
くだらないネタですいませんでした。
えりのぞと悩みました。
おやすみなさい、さようなら。
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