志希「雨が降った後は晴れ」 (19)

モバマスSSです
キャラ崩壊口調崩壊誤字脱字を含むかもしれません
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ザァァァァ

猫「んにゃー」

志希「…キミも独り?」

猫「なー」

志希「同じだね。…いや、あたしはふたりになるから違うか」

猫「なー…」

志希「あたしはねー♪迎えに来てくれる誰かさんを待ってるんだ♪」

猫「みー?」

志希「ふふっ、心配ないよ。祈ってあげる、キミも素敵な飼い主に出会えるように」

猫「んなーお?」

志希「大丈夫。あたしは素敵な飼い主に出会えたから」

猫「んなー…」スリスリ


志希「あぁダメダメ。アタシはもう飼われてる側だからキミの事は飼えないんだ…ゴメンね」

猫「みー…」スリスリ


志希「雨の日に寄り添って…ふふっ、これはロマンチックじゃないね」

ザァァァァ

志希「なかなか止まないね…」

猫「なーお」

志希「まあでも、雨に濡れたいお年頃ってヤツかな…不思議と心が洗われるね」

猫「なー?」

志希「何してるのかって?そりゃキミ、アイドルだよ」

猫「なー…」

志希「あ、君も歌って踊ってみる?人気になるかもよ?」

猫「みー…」

志希「冗談だって」

志希「遅いな~…」

猫「みー?」

志希「ううん、なんでも無いよ」

猫「…」スリスリ

志希「三毛猫…オスだったらレアなのにね~。って目立つヤツは生きづらいか」ナデナデ


猫「みー?」

志希「人気者は辛いって事」

猫「みー…」

志希「分かんないよね」

志希「人生は雨宿りの連続…あたしが帰る場所はどこになるんだろうね」

猫「みー?」

志希「自分の家…ステージ…事務所…それとも…♪」






タッタッタッタ









P「はぁ…ここにいたか」

志希「あっ…P…」

P「…猫と一緒にいてあげたのか?」

志希「ううん、いてくれた」

P「…そうか」

志希「うん…」ギュッ

P「…」ナデナデ

志希「…怒らないの?」

P「…」

コツン

志希「…」

P「罰は終わり、帰ろう」

志希「…うんっ♪」

P「歩きだけどな」

志希「大丈夫」

志希「…ちょっと話していい?」

P「ああ」


志希「…ギフテッドはね、独りじゃないといけないんだ」

P「…」

志希「誰かに理解されたらその時点で凡人と変わらないし。周りにレベル合わせるために下げるのってつまんないよね」

P「…それで?」

志希「そうやって独りにして…誰とも合わせずやってきたんだよね。それしか知らなかった」

P「…」


志希「でもキミは、そのままのあたしが輝ける場所を作ってくれた。そのままのあたしと接してくれた。そのままのあたしと…そばにいてくれた」

P「…」

志希「キミが甘やかすからつい甘えちゃってさ。ギフテッドの頭は変わらないけど、心はいつの間にか…」ギュッ

P「志希?」

志希「えへへ、こんなに暖かくなったよっ♪」



P「…志希は元から暖かいさ」

志希「そーかな?」

P「ただ、その暖かさをみんなに出せなかっただけだと思う。俺は火種を用意しただけだ」

志希「…キミがそう言うならそうなのかも」

P「分かんないぞ?俺アホだし、志希の言う事たまにチンプンカンプンだし」

志希「確かにそっちはダメダメだね~」

P「だろ?」

志希「でも、キミは人と関わる天才だよ」

P「…あんまり分からん」

志希「あたしがそう言うんだから間違いないっ♪」

P「…だな」

志希「…思い出すな~あの頃」

P「あの頃?」

志希「あの頃は…どんな頃だったっけ?」

P「おいおい…」

志希「どうでもいいや」


P「…そうやって思えるぐらい今は楽しいか?」

志希「勿論」

P「そうか…よかった」

志希「比べ物になんないくらい楽しい」

P「そうなのか?」

志希「うん、それもキミがいるからかな」

P「…今日はやけに素直だな」

志希「たまにはねっ♪」

P「お、志希の看板だ」

志希「…なんかさー、こうやって街並み見てると全部夢じゃないかって思えてくるんだよね」


P「夢…かもな」

志希「…」

P「なら、夢は夢で楽しんだ方が良いんじゃないか?自覚した夢って楽しいよな」


志希「…ふふっ、ほんっとキミって面白いね~♪」

P「いや…割と真面目に言ってるんだが…」

志希「うん、そうする。夢とか現実とか関係ないよねっ♪」

P「悪夢にさせないように頑張んないとな」

志希「大丈夫、絶対ならない」

P「…自信満々だな」

志希「あたしとキミがいる限り、ねっ♪」

P「…」

志希「照れたでしょー」

P「慣れてねえんだ」

志希「ふふー♪」

志希「…この関係ってずっと続くのかな」

P「いきなり何だよ」


志希「…ちょっと怖いんだ。今が楽しいからこそ無くなるのが嫌で怖くて」

P「…」

志希「キミやフレちゃん…みーんないなくなったらって」

P「それは…」

志希「あたしね、こんなに一つのこと続けれないんだ。って知ってるか」

P「あぁ、嫌なぐらいに」

志希「だから…どうしたらいいのかな?」

P「…どうもしなくていいんじゃないか」

志希「んー?」

P「どんな志希でも俺も含めて皆志希の事が好きなんだ。いつもの様に自由気ままに生きてさ、周りにいっぱい迷惑かけてもいいからさ」

志希「…んふふ~♪」

P「…いつでもこんな気分になったら話してくれよ?心配なんだ」



志希「あたしがアイドルだから?」



P「志希だから」


志希「にゃはは~♪」

猫「にゃー」

P「ん?さっきの猫じゃないか」

志希「あっほんとだ」

猫「みー」スリスリ

P「おいおい…ウチはもう2匹いるんだから飼えないって」

志希「みくにゃん?」

P「正解、ほら…ごめんな」

猫「みー…」



P「…あぁ、俺無理だ。持って帰るぞ」ダキッ

志希「えっ?」

P「事務所で飼えないか社長に相談してみるよ」

志希「…ふふっ、キミってほんとお人好し…お猫好し?」

P「なんとでも言ってくれ、んじゃさっさと帰るぞ」

志希「りょうかーい」

猫「みー」

ーーーー
ーー

社長「ふむ…」


P「駄目ですかね?」

社長「いいんじゃないかね?彼女達も喜んでいるようだし」



みく「可愛いにゃ~!名前はなんて言うのかにゃ?」

志希「んー?まだ決めてないよー?」

フレデリカ「じゃあニャンデリカ!」

ありす「却下です。もっと可愛らしい名前を…大体それじゃフレデリカさんの猫みたいじゃないですか」

フレデリカ「一緒にライブに出たら楽しそうだな~って♪」


ありす「…流石にそれはないです」

周子「今一瞬迷ったでしょ」

ありす「しょんなことないで!…す…///」

社長「ただ、野良猫というのはリスクがある。そこをちゃんと彼女達にも伝えておいてくれ」

P「分かりました」

社長「後、ここの部屋はいいが私の部屋やPくんの部屋には入れないように」

P「了解です」

社長「よろしい、なら私にも撫でさせて~!」

猫「ふしゃー!」


志希「ダメってさ~♪」

社長「嫌われちゃったね…」

P「あはは…」

ありす「それで、名前はどうしましょう?」


P「…しろ、とかどうだ?」


みく「しろちゃん!いい名前だニャ~♪」

フレデリカ「なんでしろちゃんなの?」

P「白い毛が多いだろ?それと」

ありす「それと?」

P「志希のし とプロデューサーの ロ から取ったんだ」

P「あとまぁ346の城ってイメージにも合うしいいんじゃないか?」

志希「にゃはは~んじゃそれで決定~♪」

ありす「沢山意味が込められていていい名前ですね。流石です」

フレデリカ「ニャンデリカじゃダメだったか~…しょぼぼ~」

みく「にしても、志希ちゃんとPチャンの名前から取る~ってまるで二人の子供みたいだね」


ありす「そ、それはダメです!改名しましょう!」

フレデリカ「志希ちゃんいつ生んだの!?」

P「余計な事言うんじゃねえよ」



志希「…」

P「…志希?」

志希「子育ては大変だね、アナタ♪」

終わり

一ノ瀬志希と志希にゃんの違いでキュン死しました
こう落ち込んでる志希って何でこうも甘やかしたくなるんでしょうかね。保護欲が止まりません
フェス限志希を当てて皆もホーム画面見ようね!五回は死ぬぞ!
て事でありがとうございました

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