【艦これ】提督「提督審査だって!?」 (134)
提督「ってなんのことだ?聞いた感じ嫌な予感しかしないけど」
大淀「えーとですね、今から提督が提督にふさわしいかをテストします」
提督「え、なんでいきなりそんなことしなきゃならないの?」
大淀「どうやら『提督になったもののろくに戦果を挙げることもなく艦娘とイチャついてばかりの穀潰しが増えているので、役立たずと判断された提督はサクッと首切っちゃおう!』ってことらしいです」
提督「大本営なに考えてんだ!そういうゲームだろ!」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1513188374
大淀「ちなみに審査されるのはすべての提督ではなく、『一部のこれからの戦果が見込める提督』、『元帥常連提督』、『最近3ヶ月間各サーバーにおける上位1000名以内に入った提督』を除くそうです」
提督「あれ、以外と多い...いや、少ねぇ!一体何人の提督がクビになるんだ!?」
大淀「んー、7割強はクビになるそうですねぇ」
提督「大本営なに考えてんだ!」(二回目)
提督「やべぇよやべぇよ...クビなんてことになったら... 本気でまずいじゃん...」
大淀「えぇ、まずいですね。艦娘たちにとっても」
提督「え?もしかして俺がクビになったら艦娘たちまで...?」
大淀「私と明石、間宮、伊良湖、その他の有力な艦娘以外は残念ながら...」
提督「そ、そそそそれはまずい!なんとしてでも審査をパスしないと!今から猛勉強だ!」
大淀「あれ、言いませんでしたか?審査は今からですよ?もうすぐ大本営から派遣された艦娘が審査に来ます」
提督「ンギッ!?うせやん!そういうことは早く言えよ!」
大淀(言った...はず)
提督「ぁぁぁぁ、やべぇって...」
大淀「じゃあ早速審査を始めますね~^」
提督(大丈夫だ...俺も長らく提督としてやってきたんだ...)
大淀「それじゃあお願いします!」
「失礼します」コンコン
霧島「霧島です。この鎮守府に派遣されました。本日はよろしくお願いします」
提督「あぁ、よく来てくれたな。こちらこそよろしく頼む」
霧島「ふむ、第一印象よし...と」カキカキ
提督「早速チェック始まってるー!」
霧島「冗談です」
~~~
霧島「さて、まず始めに提督には艦娘の性能についてのテストを受けてもらいます」
提督「性能?」
霧島「今からある艦娘の艦種と未ケッコン、改造最終段階におけるステータスの最大値を読み上げます。提督はそれに該当する艦娘を答える...というものです。ちなみに読み上げられるステータスは『耐久、装甲、回避、火力、雷装、対空、対潜、索敵、運』の九つです」
提督「え、なにそれは」
霧島「例えば...駆逐艦で耐久36、装甲59、回避99、火力59、雷装99、対空59、対潜59、索敵39、運59の艦娘といえば?と聞かれた場合の回答は『島風改』となるわけです」
提督「」サー
霧島「そう青い顔をしないでください。こちらもなるべく答えやすい、特徴的な艦娘を選んでいますから」
提督「お、ぉぉぉおっしゃあ、答えたる、答えてみせる!」
霧島「それと、念のためもう一度言っておきますが読み上げられる各ステータスは最大値のものです。ですので運70と言われて山城改二だった、ということもあります」
提督「最大値だな。わかった!よし来い!」
大淀「お茶が入りました~」
霧島「それでは第一問はこちらです」スッ
メモ帳「軽空母で耐久55、装甲62、回避84、火力40、雷装0、対空74、対潜0、索敵79、運84」
提督「...特徴的なんだよね?」
霧島「はい。ちなみにこちらの問題、元帥提督の一般正答率は93%です」
提督「高スギィ!」
大淀(・・・)
大淀(大丈夫ですよね?)
提督(えっと、耐久とか見てもわからん!装甲は普通...か?回避が多分高くて、火力40...高いのか?低いのか?)
提督(イヤ、そうだ!低いんだ!前に鈴谷の改二軽空母が実装されたとき...友人が50超えの火力だと言っていた!それに比べれば...40は低い!)
提督(火力の低い軽空母といったら...鳳翔とかか?いやでも装甲が62というと...)
提督「ヒントとかないのか?」
霧島「一切ありません」
提督「くっ...」
提督(...運84)
提督(幸運...空母...幸運の女神...)
提督「ズイ...」
霧島「はい?」
提督「瑞...鳳だ」
霧島「...瑞鳳ですね」カキカキ
提督(ンガァッ!!なんだ今の間!?やっちまったか!?)
提督「あ、合ってたのか!?」
霧島「すいません。回答は開示しないようにいわれていますので」
提督「なんだそれ!気分はさながらセンター試験だよ!」
霧島「そういえばもうすぐセンター試験ですね」
提督「受験生の皆、頑張ってね」
瑞鳳「ハックショーン!」
祥鳳「わっ、大きいくしゃみ」
瑞鳳「うぅ...」ズズ
祥鳳「最近寒いからね。気を付けなきゃダメよ?」
瑞鳳「それだけじゃない」
祥鳳「えっ?」
瑞鳳(この、嫌な予感は、なんだ?)
霧島「はい、それでは二問目に移ります」
提督「ヒッヒッフー,ヒッヒッフー」
大淀(提督...)
霧島「はい、二問目どうぞ。元帥提督の一般正答率98%の問題です」
提督「高すぎるわ!」
メモ帳「駆逐艦で耐久37、装甲54、回避89、火力60、雷装54、対空110、対潜72、索敵49、運71」
提督(!)
提督(イヤ、これは...わかるぞ!)
(この時間に見てる人なんていないけど)とりあえずここまで
この提督はあまり勉強しない提督なので生暖かい目で見てやってください
今気づいたけど「読み上げる」と言っときながらメモ帳だこれ
霧島のお茶目なミスってことで脳内変換よろしく
指揮官多いっすね…投下します
提督(駆逐艦で対空値110って)
提督(秋月型だ!)
提督()
提督(...えーと)
霧島「?」
提督(秋月型の4択に絞れただけでやっぱわからねぇじゃん!)
大淀(これはまずいですね)
提督(もう当てずっぽうで言ってしまおうか)
提督(4分の1..それに賭けて)
提督(イヤ...割りとタイムリーな艦娘ってことで涼月が正解だったりして)
コンコン
提督「ん?」
「しれーかーん、入るよー...」ガチャ
初雪「作戦が完了した...」
大淀「あ、遠征隊が帰ってきましたね」
初雪「ボーキサイトとってきた。から、今日はもう寝てていい...?」
大淀「いえ、防空射撃演習を同じ艦隊であと三回です。補給したらまたお願いします」
初雪「もうやだ...ブラックだ...」
なんか調子悪いから急遽iPhoneで投下するナリ
提督(初雪...か)
霧島「あの、もうよろしいですか?」
提督(もう悩んでも仕方ない!)
提督「よし、この答えは初月だ!」
はつゆき→はつづき
霧島「!」
大淀「!」
霧島「良くできました!」ニッコリ
提督「えっ」
大淀「えっ」
霧島「あっ」
提督「え、聞き間違いかな...今『良くできました』って言って」
霧島「ないです」
提督「あっ、うん...ナイミツニシトクカラ...」
霧島「すいません...」
提督(...というか今の反応ってことは一問目やっぱり間違ったんじゃねぇか!やっべーなぁこれ)
大淀(ともあれまずは一問目。やりましたね...!)
復旧したようだ
霧島「そ、それでは気を取り直して第三問。これを合わせて残り二問です」
提督「四問だけなのか!?」
霧島「はい。ステータスについての問題はあと二問です」
提督(残り二問を正解しても正答率75%ってことだ...これはまずいかも)
霧島「次はこちらです」
メモ帳「戦艦で耐久91、装甲110、回避70、火力118、雷装0、対空100、対潜0、索敵55、運108」
霧島「こちら元帥提t」
提督「ん、これは長門だな」
霧島(・・・!)
霧島「さっきまでに比べ早いですね」カキカキ
提督「これは簡単だろ~」ハハハ
大淀「!そうか」
霧島「さ、これが最後の問題です!」
メモ帳「正規空母で耐久48、装甲57、回避72、火力24、雷装0、対空72、対潜0、索敵72、運37」
提督「これは...Aquilaか」
大淀「ニヤリ」
霧島(当ててみせた!一問目の時はまずいかと思ったけれど...案外大丈夫そうね)
霧島「はい!これで艦娘の性能についてのテストは終わりです!」
提督「ふぅ、一時はどうなるかと思ったが、この調子ならいけそうだな。大淀、お茶おかわりな」
大淀「はーい」
~~~
霧島「さて、二つ目のテストは『艦娘のセリフ』についてです」
提督「へ?セリフ?なんか問題の傾向が変わったような...」
霧島「はい。この音楽プレーヤーに、ある艦娘のセリフが入っていますので、そのセリフがどの艦娘のものなのかを答えていただきます」コト
提督「なにそれ」
霧島「例えば...」スッ
iPod『私の連装砲くんのほうがかわいいに決まってるでしょ?』
霧島「このセリフは『天津風』が装備の変換時に喋るセリフです。ですのでこの問題の答えは『天津風』となります」
提督「...それって戦果と関係あるのか?」
霧島「艦娘とのコミュニケーション及び彼女らのケアも提督の仕事ですから」
提督「一応納得しておく。言っても無駄だしな」
霧島「あ、それと声で誰のセリフかが分かってしまわないようにセリフは全て吹雪がアフレコしました」
提督「なんだそりゃ!?確かにこんな声だったかなと思ったけれども!何のために声変えるんだよ!」
霧島「声で分かってしまってはそれは『セリフに関する知識』とは別ですよね?」
提督「...色々言いたいことはあるけどもういいや」
霧島「安心してください!このテストも特徴的なセリフを選んでいますから!」
提督「うーん、まぁ大丈夫...かなぁ」
霧島「それでは一問目いきます」
iPod『それっ!どーん!』
提督「は?」
霧島「こちら元帥正答率99%です」
提督「わかるか!どこが特徴的なんだよ!?」
霧島「」(無表情)
提督(完全に無表情になってるーッ!!さっきの失敗を反省し、審査官としての職務を全うしようとしているっ!)
大淀(あああ...)
提督(駆逐艦...だよな?テンション高いし)
提督(聞いたことないセリフだし...)
提督「漣...とかかな?」
霧島「漣...と」カキカキ
提督(この子反応薄くなっちゃったよぉ)
iPod『私、頑張るから、見捨てないでーッ!』
提督「比叡」
iPod『私が、守ります』
提督「三日月とかかな?」
iPod『嬉しいなぁ...どう?私に似合う?』
提督「蒼龍」
iPod『わぉ!大量大量!^』
提督「わからん!衣笠!」
霧島(!これって)
なんか書き留め消えてたからここまで
あーもう誤字やだよ
ひっそり投下
霧島「ならば...」ポチポチ
iPod『いった...そんなバカなっ!』
霧島(実際に聞くならまだしも、吹雪の声では...これは難しいはず!)
提督(・・・)
提督「ふふふ...それは君の...霧島のセリフじゃないか」
霧島「!自信満々ですねぇ」カキカキ
霧島(やはり!この司令は戦艦と正規空母、すなわち大型艦に関する知識にだけ強い!)
霧島(小型艦艇の知識に疎いようでは...)
iPod『なに?気が散るんだけど...なにがしたいの?』
提督「あっ、えー誰だっけ...」
提督「そうだ、五十鈴だ」
霧島(!?)
大淀「まぁ、そうなるな」
霧島(...たまたま...なのかしら)
iPod『私が?そう、いただいておく。この栄誉を女王陛下とあなたに...』
提督(?女王陛下...?イギリス艦...)
提督「Warspite...」
提督(こんなこと言ってたかなぁ)
霧島(正規空母の問題を誤答!やはりたまたまだったか...?)
iPod『衝突禁止!!』
提督(これもうわかんねぇな)
提督「島風」
大淀「」アセアセ
~~~
iPod『決定でいいですか?』
提督「!?...明石だ」
霧島「あー、か、し。はい!これで二つ目のテストは終了です!」カキカキ
提督「あの、最後の問題...あれってなにか『別の要素』がチェックされてたような」
霧島「霧島はいち捜査官なので問題の意図を深く理解しているわけではないのですが...最後の問題は必ず出すように言われました」
提督「あっ、う、うん」
~~~
霧島「さて、今度はですね...」
ガチャ!バーン!
夕立「提督さ~ん!今から一緒に遊びましょ?」
霧島「!」
提督「あ、夕立...今は来客中でな?」
夕立「あら?霧島...?」
提督「ああ、だから別の鎮守府の霧島で...今は客で...」
霧島(・・・)
霧島「こんにちは。いきなりだけどちょっといいかしら?」ペタペタ
夕立「わっ、な、なに~?」
霧島「ふむ...」ペタペタ
夕立「あんまり触らないで欲しいっぽい~//」
提督「あぁっ、今だけは心証良く...シテオネガイ...」
霧島(見たところこの夕立、よく育っている)
霧島(戦艦、正規空母ばかりを育てているわけでは...ないのかも)
霧島(いや、でもそれなら...先程のセリフ問題は...普通わかるはず)
大淀「」ドキドキ
霧島「すいません。急遽予定を変更して今からこの艦隊の艦娘の練度を調査したいと思います」
大淀「!!」
提督「あ、ああ!ぜひ!」
大淀「な、何で嬉しそうなんですか!」アセアセ
提督「いや、そりゃあさ?うちの艦娘の練度を見ればこの子もびっくりするでしょ」
大淀「なんですかその自信!?...ハッ!」
霧島「」ジロリ
大淀「ハ,ハハハー」
提督「さ、こっちだ。ちょうど艤装の整備をしている艦娘もいるだろう」
霧島「」スッ
大淀(ごめんなさい...みなさん)
長門「なんだ?」
提督「大本営の艦娘が審査に来ててさ~、うちの艦隊を見せてやろうと思って」
霧島「いえ、大本営ではなく...霧島はある元帥の艦娘なのですが。大本営からの指令を受けたことは事実ですが」
提督「どこぞの元帥の艦娘が審査に来ててさ~、うちの艦隊を見せてやろうと思って」
長門「...あまり恥をかかせるなよ」
霧島(む、高練度...)
提督「さぁさぁ、まだまだいるぞ!」
飛龍「どーよ!」
提督「飛龍はなぁ、うちに二番目に来た正規空母でなぁ...」シミジミ
霧島「あのー...」
提督「そうだ!うちの霧島も見せてやろう」
霧島「いや、それよりも...戦艦、正規空母以外の艦娘も...見せていただけませんか?」
提督「え?」
提督「...えっ?」
提督「いや、な、なんで...?」
霧島「艦隊は大型艦だけでは到底成り立ちません。駆逐艦や軽巡洋艦、それだけでなく特殊な艦種の艦娘の練度も評価の対象です」
提督「う、うん...じゃあ」
霧島「艦娘はこちらで指定させて頂きます」
提督「えっ」
提督「...えっ?」
霧島「まずは...初期艦の子を見せていただきましょうか。初期艦ならどの鎮守府でもそれなりに練度は高いはずです」
提督「」
霧島(この反応...やはり)
吹雪「呼びました?」
提督「おう...」
霧島(練度46...まさかまだ改だとは)
霧島「他の艦娘たちも評価しますので。どんどん呼んでくださいね」
霧島「駆逐艦だけじゃなく...軽巡、重巡、潜水艦...その他もろもろの艦種も」
提督(これってヤバイやつ?)
とりあえずこんだけ
おい!なぜ乳の話になっているんだ!
真夜中だけど投下します
霧島「そうね、それじゃあ...」
提督「」ドキドキ
霧島「隼鷹...」
提督「」ガビーン!
霧島「大潮、初霜、伊168、最上」
提督「」ガビカビーン!
霧島「あと一人...気になる艦娘もいますがとりあえずこの五人を調査したいと思います」
提督「う、うん...」
~~~
大淀「連れてきました...」(終わった...)
隼鷹、大潮、初霜、伊168、最上「」バーン!
提督(普通だよな...これくらいの練度が普通のはずだ...)
霧島(練度42、21、32、22、10...か)
霧島「貴方の着任は三年ほど前...とありますが」
提督「ああ、そうだが」
霧島「霧島の計算によると、この練度は...基準を大きく下回っています」
隼鷹、大潮、初霜、伊168、最上「」ガーン!
提督「う、嘘...」
霧島「ここの艦隊はどうやらもっぱら大型艦の育成にばかり没頭して補助艦の育成がおざなりのようですね」
提督「あ、あの」
霧島「ああ、それと...『Ark Royal』についてですが...」
提督「あーくろいやる?」
大淀「あ、それは...」
霧島「どうかしました?」
大淀「実は...うちの鎮守府にはいないんです」
霧島「...少し詳しく話していただけるかしら」
大淀「はい...」
提督「え、なに?」
大淀「実は提督は...もうお気づきのようですが、戦艦、正規空母が大好きで...それ以外の艦種を全く育ててこなかったのです」
霧島「どうやらそのようね...。でも、『例外』もいるようじゃない?」
大淀「はい、それは...」
~二年以上前~
提督『お、大淀~!みんな全然潜水艦を攻撃しないよ~!』
大淀『ちょ!戦艦や空母には潜水艦への攻撃手段はないんですよ!?1-5クリアしたかったらいい加減、軽巡洋艦や駆逐艦も育成してください!』
提督『くっ...対潜攻撃に一番優れた艦娘は誰なんだ?』
大淀『えっと、対潜トップは五十鈴ですね。とりあえず第二次改装が行えるレベル50までは最低限育成してくださいね』
提督『そ、そうだな...』
~~~
大淀『あれ、提督...五十鈴以外の対潜艦の育成はいつになったら始めるんですか?』
提督『いや、潜水艦はもう五十鈴一人で十分だし...いいだろもう』
大淀『ちょっ...それじゃいつか痛い目見ますよ!』
提督『戦艦と空母で力押しできるんだよなぁ』
大淀『もぅう!』
~~~
大淀『いいですか提督、この3-2は駆逐艦六隻の編成でしか目的地に到達できません』
大淀『今の練度では攻略は到底無理です。急遽駆逐艦の育成をお願いします』
提督『駆逐艦六隻!?ずいぶん鬼畜だなぁ...。しゃあねぇ!大淀!駆逐艦で火力の最も高い艦娘は誰なんだ?』
大淀『駆逐艦ですと...夕立ですね。レベル55まで育成すればひとまず安泰かと』
提督『よし!じゃあ夕立のレベリングだ!』
~~~
テーテテッテッテッテッテー!!!
提督『あ、夕立しか育ってないのにクリアできたぞ。しかも一発で』
大淀『』アングリ
~2016冬~
提督『第一艦隊の戦艦でゴリ押せる!大丈夫だ!』
大淀『なぜだ!なぜクリアできる!?』
~2016夏~
提督『第一艦隊に戦艦、空母六隻入れれるじゃん!機動部隊ならゴリ押せる!』
大淀『』
~2017冬~
提督『笛!笛だ!あと少しで兼さんと交換できるっ!!』
大淀『艦これやれよ』
~2017夏~
提督『おのれぇぇ!ダイソンのケツブロックが越えらんねぇぇ!』
大淀『...もう少し駆逐艦を育てていれば...回避も上がってボスマス到達が安定したのでは?』
提督『今さらレベリングなんてできるか!ただでさえアイオワが資源喰ってんだ!余計な資源はつぎ込めん!』
大淀『アチャー』
提督『うぉぉぉぉ...』
燃料18 鋼材39894
弾薬1869 ボーキサイト1128
提督『もうムリ...』バタッ
大淀『あっ...』
あまり書けなかったけどとりあえずここまで
ちなみに実体験っぽくなっちゃったけどこのお話はフィクションです
僕は駆逐艦の子達もしっかり愛しています
ダメでしょあんまり深く考えちゃー!
投下仕り早漏
大淀「...というわけでして...提督はArk Royalの存在すら知らないんです」
霧島「へぇ、ようやく痛い目を見たわけね...」
提督「アークロイヤルってなんのことだ?」
霧島「Ark Royalはイギリスの正規空母です。夏の期間限定海域を突破できなかったこの艦隊には未着任のようですが」
提督「...!あの鬼畜ボスラッシュの報酬やっぱ大型艦だったのか!」
霧島「...でも霧島の計算によると、貴方にはもう関係のない話になりそうですね」
提督「なっ!それは困る!今翔鶴型二隻目の育成してるのに!」
大淀「ついに審査官のほうから言われちゃったよ~」
霧島「すいません。いち審査官の身で出過ぎたことを言いましたが、霧島はこういった...無計画かつ自分勝手な人間を許しておけないのです!」
霧島「多様な海域に対する不用意さ、秘書艦のアドバイスにも生返事で補助艦は全く育てようとしない!」
大淀「うっわこの子すごい言うなぁ」
提督「い、いや自分の好きな艦娘をこれくしょんすることは別に悪かないだろ!そういうゲームだろう!?」
霧島「いえ、軍事費も国民の税金で賄われているのですから、いい加減な方に司令官を勤めていただくわけにはいきません!」
大淀(この世界がゲームなのか現実なのか全然わからなくなってきた)
提督「世界観が全然安定しないよ!」
霧島「コホン, まあ貴方の今後を決めるのは霧島ではありませんので...備蓄資源と装備を確認したら鎮守府内の調査を行います」
霧島「それでも結果は...覚悟したほうがよろしいでしょう」
大淀「ほんとにこの子すごい言うなぁ」(諦め)
提督「う、ぅぅ、これからは駆逐艦とかも育てるからぁ...」
霧島「秘書艦の子が散々注意してくれていたのでしょう?...ダメ男め」
提督「うわぁぁぁぁ!!」
「ちょ、ちょっと待ってえ!」
大淀「!」
提督「...瑞鳳」
瑞鳳「ダメだよっ!提督をやめさせるなんてっ!」
霧島「あら、聞いていたのかしら...ごめんなさいね。貴女の司令が仕事を続けられるかどうかは...私が決められることではないの」
瑞鳳「そ、それじゃあ提督を悪く報告しないで!お願い!」
霧島「いや、私はただ真実を...」
霧島「...!」
霧島「...どうやらこの子もよく...いや、かなり育っているようね」
大淀「あっ」
霧島(ここまで育成したのなら...一問目の性能問題で間違って答えるようなことはないはず...ただでさえ正答の隼鷹と瑞鳳ではステータスに大きく違いがあるのだから)
霧島「どうやらこの子も『例外』のようね。でも...他の『例外』とは違う...。この子についても詳しく聞きたいわ」
大淀「はい...」
~2015夏反省会~
大淀『...というわけなので、提督がe3まで行けたのは奇跡なんですよ!?わかってます!?』
提督『うーん、そうなのかぁ...』
大淀『軽空母を育てていれば、e3は越えられたかもしれなかった...ということで、早速軽空母を育成しましょう!軽空母はイベント海域では正規空母よりも重要な役割を果たします。そんな中で育っている軽空母が飛鷹と鳳翔だけで、しかも練度20程度では...次のイベントも完遂できないでしょう』
提督『そうだなぁ、一隻も育っていないのはまずいか...よし、大淀!軽空母で最も火力が高い...いやまてよ...』
大淀『?』
提督『そうそう、こいつだ、瑞鳳!こいつを育てよう!』
大淀『妙に食い気味ですが...まぁ珍しくやる気になってくれたならそれでいいでしょう』
提督《なんたってこいつは...》
《瑞鳳『練度が上がれば正規空母並みの活躍をお見せできます!』》
提督《有望株だからな!
~練度25~
提督『ふんふむ、まぁ改造した直後はこんなもんかな...』
~練度50~
提督『...?』
~練度70~
提督『...あっ』
大淀「というわけで」
霧島(ふむ、育てたものの正規空母程ではなかったため、興味が薄れ...結果、あの問題も間違えたということか)
霧島「...艦娘を下半身で贔屓しない点については評価しましょう」
大淀(下半身とか言い出したよこの子!!)
霧島「...しかし大型艦以外の話は先程から聞くに耐えませんね」
提督「い、いやそれは」
霧島「バランスよく艦娘を育てるべきなんて初心者でもわかっているのに...これでは司令官失格と」
瑞鳳「!」
瑞鳳「そんなことないっ!」
隼鷹(長い)
大潮(これが修羅場ってやつですかっ!?)
初霜(回想二回も挟まれたのだけれど...)
伊168(司令官辞めさせられるのかしら)
最上(帰っていいかなぁ)
大淀(ごめんなさい。もう帰っていいですよ)
ここまで
次回、感動(大嘘)の最終回っ...!
眠い
うちの瑞鳳はレベル83で放置してますごめんなさい
投下します
瑞鳳「確かに提督はっ...大型艦ばかり育てて...そのせいでボーキサイトや弾薬は未だに10万貯まったこと一度もない」
瑞鳳「サラトガのコンバート改二が来るや否や溶鉱炉に資源突っ込むし...二航戦はなんか十人くらいいるし」
瑞鳳「それでもやっぱり!決して悪い人じゃないっ...!」
提督「ずいほぉ...」(涙)
霧島「なっ、私は!貴女たちのことを思って言ってるのよ!?それに...貴女なら別の部隊でも十分活躍できるっ...!」
霧島「ここの司令は...大型艦の育成をすることしか考えていない!最悪この艦隊を壊滅させかねないわ!」
瑞鳳「違うよ!提督はちゃんと私たちのことを考えてくれてるぅ!」
大淀(え)
瑞鳳「提督は...育成はしないけど...ちょくちょく駆逐艦と一緒に遊んであげて、そのために...さして興味もない動物のゲーム始めたり」
瑞鳳「今風な巡洋艦の子たちと話ができるように...さして興味もない動物のアニメ見たり」
瑞鳳「のんべの軽空母たちのために...さして興味もない動物性由来のゲテモノ酒取り寄せたり」
大淀(いや、最後のはちょっと無理あるな~)
霧島(動物が好きな鎮守府なのかしら)
瑞鳳「なによりっ!私は提督の優しさを知ってるぅ!」
大淀(おっ?)
大淀(...この流れは!そうだ、スマホで...)ササッ
瑞鳳「ねぇ提督、覚えてるぅ?私が全然戦果に貢献できなくて...皆に迷惑かけてるんじゃないかって不安になって、『私じゃなくて他の子を使って』って言った時のこと」
提督「あ、あぁ...」
大淀(よし、再生!)
スマホ『ねぇどーうしてー、すーごくーすごーくー好きなーことー』
霧島「!!」←ドリカム好き
~~~
提督『お前はただ自分の前にある壁から逃げようとしているだけ...』
提督『お前はその壁から逃げたいのか?その壁を越えてやりたいと思わないのか?』
提督『お前はまだ弱いんだ。仲間のために...なんて考えるな、今はただ自分のために戦うんだ』
~~~
瑞鳳「その時はまだ...『クズのくせになにカッコ良さげに語ってんだ』としか思ってなかったけど...」
大淀(その通りなんだよなぁ)
スマホ『ただー伝ーえたーいだけなーのにーぃ』
瑞鳳「瑞鳳のために烈風とか流星改とか用意してくれたし...近代化改修の素材は天然アルフォンシーノ産...」
スマホ『るーるるーるるー』
瑞鳳「ちょくちょく失敗するたびに嫌な顔しないで励ましてくれてっ...」プルプル
スマホ『うまーく言ーえなーいんだろーぅ』
提督「ず、ずいほっ!!」
瑞鳳「そんな提督の姿を見て...瑞鳳のことをホントに思ってくれてるんだってわかったっ...」プルプル
提督「ずいほぉ!!」
瑞鳳「最近はあまり使ってくれなくなったけど...やっと瑞鳳は強くなれた...だから今、瑞鳳は...なんとしても提督のことを守るぅ!」
提督「ずいほおおお!!すまないっ!長らく待機させてしまってっ!!」ダキッ
瑞鳳「提督ぅ!!うわああ!」ギュム
大淀(うぅっ...決まったぁっ!)
パチパチパチ...
提督「?」
大淀「...!」
霧島「あなたたちの絆には...負けたわ...!」ボロボロ
提督「きっ、きりしまぁ!」
霧島「前言撤回します...貴方は身勝手な司令...それは変わらないけれど...艦娘のことをよく考えて行動できる...思慮深いっ...」ボロボロ
霧島「うぅぅっ...」ボロボロ
提督「きりしまぁぁぁぁ!!」
大淀「チョロいなぁこの子」
~~~
霧島「それではこれで審査は終わりです...。お疲れさまでした」
提督「ああ、今日はありがとな」
霧島「私の方からも...艦隊の方はともかく、良い司令が指揮を執っていると報告しておきます」
提督「それはありがたいな...」
霧島「あ!それでも、補助艦の育成を怠ってはいけませんよ!今度こそは、ちゃんと育成してくださいね!」
提督「今回はさすがに懲りた...俺も艦娘のためを思って、これからは駆逐艦や巡洋艦、その他の艦種の育成をしっかりすることにした」
霧島「それは良かった!それでは、この艦隊に幸多かれ!」ビシッ!
提督「」ビシッ!
霧島「ではお元気で!さよなら~!」チリンチリーン
大淀「チャリで来てた」
~~~
提督「よぉぉっし!これからは駆逐艦とかもバリバリ育ててくぞぉ!」
大淀(審査はどうなるかと思ったけれど、提督がついにやる気になってくれたようで...良かったかもしれませんね)
提督「ん、大淀も結構強いみたいだな。レベル35で止めてたけど...とりあえず50にはしようか」
大淀「は、はいっ!」
占守「しれー、とりあえず一周終わったっす!あと潜水艦三隻で任務達成っす!」
提督「おぉし、よくやった!...海防艦」
占守「しむしゅっす!!!」
朝潮「司令官!対潜攻撃なら、この朝潮もお役に立てます!」
提督「えぇっ...と」
荒潮「朝潮を対潜で起用するつもりならレベル85も必要よ?それより、早い段階で改造できる私を集中レベリングしてみな~い?」
提督「早いっつっても67じゃん...それより君設計図いるから...悪いがすぐに改二にはできない」
荒潮「あら残念~」
千歳「あ、提督、これから部屋で呑むんですけど、ご一緒にどうですか?」
提督「呑みたいっ、が、今夜はちょっと用があってな。また今度誘ってくれよ」
千歳「あらそうですか、ならまた誘います」
提督「おう、じゃあおやすみ」
提督(・・・)
提督「ふぅ、早く行かないとな。あまり待たせちゃ悪い...」
ガチャッ
提督「悪いっ!随分待たせた!」
~HAPPY END~
大淀「はい、このお話はこれで終わりです」
大淀「いきなりですが、あなたの艦隊にはこのお話のように低レベルのままずっと放置されている艦娘はいませんか?」
大淀「一向に改二の来ない陽炎型は?イベントで必死になって掘ったレア駆逐艦は?」
大淀「多摩改二が確定してからレベル20くらいの多摩を育てはじめた提督はいませんか?」
大淀「艦娘は皆あなたのことを」
大淀「見ていますよ?」
本当におしり
見てくれた人ありがとう
変な人が書いたSSだから整合性とか考えたらダメだよ
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません