店長「あーバイト君バイト君」
バイト「はい何ですか店長」
店長「客が絶対注文できないメニューを考えようと思っているんだけれども」
店長「何かいいアイディアはないかな?」
バイト「はい?」
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店長「いやね、よくあるじゃないか新メニュー発売!とか新聞の広告とかにさ」
バイト「ああはい、ありますね」
店長「ああいうのって、宣伝効果もあるわけじゃない?」
バイト「ええ、そうかも知れませんね」
店長「ちょっと足が遠のいてたとしてもさ、新メニュー発売!ってなったら」
店長「おっ、ちょっと寄って見るかって気になるじゃない」
バイト「ええまぁ、確かに」
店長「なもんでさ、ウチでも新メニュー発売!ってやりたいわけよ」
バイト「ええ、いいんじゃありませんか」
店長「けどさ、新メニュー作るとなったら色々新しい材料とか仕入れなきゃダメじゃん」
バイト「そりゃあまあ、新メニューですからね」
潰れるフラグしか思えん……
店長「だから、新メニュー発売!って宣伝はするけれど」
店長「それを客が注文できないならさ」
店長「実際作らなくていいから、材料費とか色々浮くんじゃないかなーって」
バイト「いや、どうやったら客が注文できないようなメニューなんて出来るんですか」
店長「だからさ、バイト君の知恵を借りたいんだよ。何かいいアイディアない?」
バイト「店長。とうとう頭がおかしくなったんですか?」
店長「時給下げられたい?」
バイト「一生懸命アイディアを出させて頂きます」
バイト「えーと、それじゃ・・・。いかにもマズそうな新メニューなんてどうでしょう」
バイト「納豆生クリームパフェとか」
店長「いやぁ、それだと客自体が寄り付かないだろう」
店長「宣伝なんだから、あくまでも新メニューは美味しそうでなくてはいけない」
バイト「そうですか。それじゃ、値段を滅茶苦茶高めに設定しては?」
店長「うーん、それもダメだな。いくら美味しそうでも値段がバカ高くちゃ」
店長「値段の高い店だ、って悪い印象持たれそうだし」
バイト「では商品名を放送禁止用語にしてはどうでしょう」
バイト「特に女性には効果ありそうですよ」
店長「うーんそれだと公告する時にモザイクがかかってしまって
宣伝にならんな」
バイト「そうですか。それなら・・・」
バイト「滅茶苦茶注文し辛い新メニューはどうでしょうか?」
店長「注文し辛い?どういう事?」
バイト「ええそうです。例えば見るだけでこっ恥かしい萌えアニメとタイアップして」
バイト「注文する時はそのアニメキャラの名前を大声で叫ばないと
注文できないようにしてやるのです」
店長「うん。それなら一般の客には効果がありそうだな」
店長「しかし、そうでない客には逆効果かも知れん」
店長「アニメキャラ目当ての客が大挙して押し寄せられては大変だ」
馬鹿にしか見えないラーメンとか言って、空の丼を出す
文句言うお客に「いえいえ、貴方が見えないだけできちんとラーメンはありますよ」という
そうして文句言ってくる客に屁理屈で色々論破して、最終的には「お客さん、全部食べましたね」と言ってお題を支払いさせる
こうして0円で代金をいただけるというわけ
そのやり取りを見ていたお客さんも楽しめて「ぼったくりラーメン」として人気商品に……
ガチでブチ切れる人がいる可能性があるのは秘密
>>17だと注文しちゃっているので「注文しようとすると店のボディーガードとしている屈強で顔が怖いお兄さんが迫ってくる」で
>>18 惜しいな強面の人の賃金が掛かるから結局マイナスだなそれだと、金を掛けない方法でないと駄目だし……そうか店長が今から屈強な肉体と強面を手に入れればいいのか。
>>19
じゃあ、「このラーメンを食べた人はこの後……」みたいな証拠写真(合成写真)を見せてビビらせて頼めなくするとか?
合成写真作るぐらいはそんなに金かからないだろう。事故にあったような写真を見せれば1発よ
バイト「うーん、案外難しいものですね」
店長「だろう?だから悩んでいるんだ」
店長「・・・しかし、注文し辛いというのはいいアイディアかも知れんな」
バイト「というと?」
店長「エロとか抜きで、
単純に口に出して言い辛いような商品名にしてしまうんだ」
店長「ヘーホンホンみたいな意味不明な感じで」
バイト「ああ、それならいいかも知れませんね」
バイト「・・・所で、ヘーホンホンって何ですか?何か元ネタでもあるんですか?」
店長「いや、何となくだ。特に深い意味はないよ」
バイト「そうですか。それじゃ、商品名を考えなくてはいけませんね」
店長「そうだな。ヘーホンホヘホンホヘホンホンなんてどうだ」
バイト「あー、いいですね。人前でとても発音する気になれません」
店長「ヘーホンホヘホンホヘホンホン下さいwwww」
バイト「wwww」
店長「さらに、実際口に出して注文する猛者も現れるかも知れない。けどその時は・・・」
バイト「どうするんですか?」
店長「まっすぐ目を見て、『は?』って言ってやればいい」
バイト「あー、キツイですねそれ」
バイト「あの商品名を二回くり返す気にはとてもなりませんよ」
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