【艦これ】 青葉「司令官の秘密!」 (33)
鹿島「提督さんの秘密...ですか?」
青葉「はい!実は司令官にはちょっとした秘密がありまして...」
鹿島「それって私が聞いちゃっても大丈夫なんですか?」
青葉「いや~、まぁ秘密と言っても確信があるわけじゃないんですけどね。ほら、司令官ってまだ20代なのに少将じゃないですか?」
鹿島「はい、海軍史上最年少での就任だと聞いてます。でもそれは提督さんが優秀だからでは?」
青葉「いやいやいや、冷静に考えて20代なのに少将って絶対おかしいですよ!そりゃ戦術面はなんの問題もない、それどころか難関海域を次々と突破する優秀さはありますけど...」
鹿島「海軍も実力主義になったってことですよ!」
青葉「でもでも、そもそも要職につかなきゃ司令官としての実力があるかどうかなんて分からないじゃないですか!」
鹿島「それは...士官学校で優秀な成績を修めたとか」
青葉「無くはないかもしれませんけど~。う~ん...」
鹿島「そんなに疑うなら聞いてみたらいいじゃないですか!その驚異的な出世の秘密を教えてください!って!」
青葉「うぅ...でも青葉、この件には深い闇がありそうで怖いんですよ...うっかり下手なことを言ったらもう日の目を拝めなくなりそうな予感が...」
鹿島「そ、そんなわけないじゃないですか」
青葉「じゃあ代わりに聞いてきて頂けませんか!?お礼は間宮券でしますから!」
鹿島「う...ま、まぁ私も少し気になってましたから、聞いてきてあげますよ」
青葉「やったー!青葉ここで待機してますから、また答えを聞かせてください!」
鹿島「やっぱり引き受けるんじゃなかったかなぁ...」
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タイトルに青葉とか付けときながらメインは鹿島です
~執務室~
鹿島「提督さん、失礼します」
提督「どうぞ。どうした?今日は非番だったはずだけど」
鹿島「ちょっとお尋ねしたいことがありまして!あれ?ところで曙ちゃんはどちらへ?今日は秘書艦の当番でしたよね?」
提督「曙なら7駆の皆と間宮じゃないかな?えらい仕事が早く終わったもんでご褒美に間宮券あげたんだ。で、尋ねたい事ってのは?」
鹿島「他に人がいないならちょうどよかったです!実は、提督さんの出世の秘密を教えて欲しくて!」
提督「...」
鹿島「て、提督さん?」
提督「あぁ、すまんすまん。出世の秘密ってのは...この年で将官になったことについてか?」
鹿島「は、はぃ!その、士官学校で物凄く優秀だったのかなぁ...なんて」
提督「士官学校時代の成績は、悪くはなかったけど特筆するほどよくもなかったな」
鹿島「...?」
提督「ならなんで将官に...って考えてるのかな?」ニヤ
鹿島「あの、提督さん、結構ダメな話なら私何も聞かなかったことにしますから、もうやめませんか?」ビクビク
提督「んー...別にダメな話ではないかな?ダメっちゃダメなんだけど結果オーライ的な...」
鹿島「それってどういう...?」
提督「なぁ鹿島、俺のことどう思ってる?」
鹿島「えっ、あ、提督さんの事は優秀で部下思いで、それでいて上層部への顔も広くて、円滑な人間関係を構築する事に長けたとても優れていて、かつ素敵な人だと思います!」
提督「ふむ」
鹿島「あの...提督さん?」
提督「あぁいやなに、君にだけなら話してもいいかなって思ってさ。出世の秘密」
鹿島「いいんですか...?」
提督「うん。でも、イメージ変わるかもよ?俺のこと軽蔑すると思うし」
鹿島「そ、そんなことありません!どんな秘密があっても、今までの実績を見れば提督さんの優秀さは一目瞭然です!秘密が怖いものじゃなければ...」
提督「はは、別に怖いことじゃないよ?しかし改まって話すとなるとちょっと恥ずかしいな...」
鹿島「えー!ここまで引っ張っといて言わないとかはナシですよ!」
提督「まぁなんだ、援交みたいなもんだよ」
鹿島「エンコウ...?」
提督「知らないのか。鹿島が健全でよかった...」
鹿島「えっ、エンコウって不健全なことなんですか!?」
提督「不健全も不健全。まぁ自分の性を売った見返りに報酬を貰うんだよ」
鹿島「性を...売る...ってことは提督さんはあの屈強な上官たちに...」ブルッ
提督「まてまて軍隊だからってすぐに同性と結び付けようとするな」
鹿島「えっ?じゃあ」
提督「異性だよちゃんと。と言っても俺をここまで引っ張れる役職の方だからな。50代だった」
鹿島「ご、ごじゅう...」
提督「軽蔑したろ?鹿島達を引っ張る提督は、中老の女に体を売ってここまで昇進したんだ」
鹿島「いや、軽蔑っていうより色々とスゴイって感想しか...情報量が多すぎて処理できません」
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鹿島「なんでそこまでしてここに来たんですか...?」
提督「んー、理由は2つある。1つは、艦隊運用がそれなりの階級じゃないと出来ないのは当然なんだが、階級なんて事実上年齢が上がらなければ殆ど上がることのないものだろ?となると、無能な上の人間の艦隊運用を指を加えながら見てないといけないわけだ。それが我慢できなかった。
2つ目は君たちを不当に扱う司令官が許せなかった。一般的にブラック鎮守府と呼ばれるところの話は士官学校にも届いていてね。その話を聞くたびに胸糞が悪くなったもんだ。
俺が着任の時に言った言葉、あったろ?『俺は君たちの為だけに学び、努力し、ここへ来た』って。あれは嘘偽りのない本心なんだ。俺は君たちの為なら何でもする。君たちを不当に扱うやつは絶対に許さない」
鹿島「提督さんが私たちのことをそこまで思ってくれてたなんて...感激です。それで...それからどうしたんですか?」
提督「まぁ必死に昇進出来ないか模索したな。とにかく上の人間に気に入られようと努力したよ。その成果は今も実ってるから無駄じゃなかったな。」
鹿島「確かに大規模作戦がある度に山ほど資源が送られてきますもんね...側から見たら元帥の息子かってレベルですよ」
提督「まぁそれもありがたいんだが、なにより一番効果的だったのがさっき話した援交だな。俺がまだ士官学校にいたころさ、俺が後々お相手することになった50代の女性中将がいたんだ。俺は閃いたんだよ。こいつは利用できるって。
それから俺はとにかく中将に覚えてもらえるように、その人の講義だけは常にトップを獲ったし、積極的に話しかけて荷物持ちみたいな事もしてた。まぁそんなことしばらくしてたらプライベートの話も多少はするようになるわけだよ。提督君は彼女いるの?とか、いた事は?みたいな。もちろんこれは俺に気があるとかじゃなくて、甥っ子にでも話しかける感覚だ。
だから俺はそこの返答の随所随所に中将への好意を思わせるような発言を含ませてさ、ハハ、今思い出しても笑える。普段はお高くとまってる中将がちょっと照れてんだぜ?鹿島も知ってるだろ?あのショートヘアの若作りしたババアだよ」
鹿島「あぁ...言われてみれば提督さんに熱い視線を送ってたような...提督さんも中将が視察に来た時はもてなし方が他とは違いましたよね」
うわスマホだと改行の感覚が分からんからめちゃくちゃだな...
ちょっと改行し直してくる
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鹿島「なんでそこまでしてここに来たんですか...?」
提督「んー、理由は2つある。1つは、艦隊運用がそれなりの階級じゃないと出来ないのは当然なんだが、階級なんて事実上年齢が上がらなければ殆ど上がることのないものだろ?となると、無能な上の人間の艦隊運用を指を加えながら見てないといけないわけだ。それが我慢できなかった。
2つ目は君たちを不当に扱う司令官が許せなかった。一般的にブラック鎮守府と呼ばれるところの話は士官学校にも届いていてね。その話を聞くたびに胸糞が悪くなったもんだ。俺が着任の時に言った言葉、あったろ?『俺は君たちの為だけに学び、努力し、ここへ来た』って。あれは嘘偽りのない本心なんだ。俺は君たちの為なら何でもする。君たちを不当に扱うやつは絶対に許さない」
鹿島「提督さんが私たちのことをそこまで思ってくれてたなんて...感激です。それで...それからどうしたんですか?」
提督「まぁ必死に昇進出来ないか模索したな。とにかく上の人間に気に入られようと努力したよ。その成果は今も実ってるから無駄じゃなかったな。」
鹿島「確かに大規模作戦がある度に山ほど資源が送られてきますもんね...側から見たら元帥の息子かってレベルですよ」
提督「まぁそれもありがたいんだが、なにより一番効果的だったのがさっき話した援交だな。」
「俺がまだ士官学校にいたころさ、俺が後々お相手することになった50代の女性中将がいたんだ。俺は閃いたんだよ。こいつは利用できるって。」
「それから俺はとにかく中将に覚えてもらえるように、その人の講義だけは常にトップを獲ったし、積極的に話しかけて荷物持ちみたいな事もしてた。まぁそんなことしばらくしてたらプライベートの話も多少はするようになるわけだよ。提督君は彼女いるの?とか、いた事は?みたいな。」
「もちろんこれは俺に気があるとかじゃなくて、甥っ子にでも話しかける感覚だ。だから俺はそこの返答の随所随所に中将への好意を思わせるような発言を含ませてさ、ハハ、今思い出しても笑える。普段はお高くとまってる中将がちょっと照れてんだぜ?鹿島も知ってるだろ?あのショートヘアの若作りしたババアだよ」
せやな 量減らして投稿します
鹿島「あぁ...言われてみれば提督さんに熱い視線を送ってたような...提督さんも中将が視察に来た時はもてなし方が他とは違いましたよね」
提督「あたぼうよ。一度堕とした女は最後まで面倒みないといけないからな。てか大丈夫か?我ながら話しすぎた感はあるし、もうこの辺でやめても...」
鹿島「提督さん...正直...凄く面白いのでもっと聞かせてください!」キラキラ
提督「お、おう」
提督「そうだな...まぁ俺を異性として意識させてからは簡単だったよ。
たまの外出日に中将をデートに誘ったら無理くり時間作って来てくれてさ、自分より圧倒的な権力を持つ人間が自分のために動く事の快感って言うのかな?凄く満たされるものがあってさ、そりゃもう俺も当初の目的なんか忘れて中将にドップリハマっちゃってさ」
鹿島「30個も離れてる相手にハマれる提督さんが分かりません...」
提督「まぁあるんだよ、魅力がさ」
提督「肉体関係まで持ち込んだら、次は信用の獲得だ。肉体関係もある程度の信用はいるけどさ、俺は中将を俺に依存させるくらいの信用が欲しかったんだ。なんせ忘れかけてたとはいえ目的は昇進だからな。」
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~ホテル~
中将『提督くん...』
提督『どうしました?』ギュッ
中将『私、もうこんな歳だし、どこまで君に本気になっていいのか分からないの。君は私のことを本気で想ってるって言ってくれたけど、こんなに歳の差があると信じられない自分もいて...ごめんなさい...』
提督『中将...』チュッ
中将『ん...なに?』
提督『愛してます』
中将『何回も聞いたわ。ありがとう』
提督『俺は本気です。中将、もしよかったら、これ...俺と結婚してください。俺、それなりに貯金もしてますし、実家に帰れば持ち家も畑もあるんです。だからそこでゆっくり暮らしませんか?』
中将『指輪...あなた本気なの?』
提督『ずっと言ってるじゃないですか...俺は本気で中将の事を愛してるんです』ギュッ
中将(...)
中将『一度考えさせてちょうだい。また後日、必ず返事するわ』
提督(チッ)
提督『はい...信じてますから』
ーーーーーーーーーーーーーーー
鹿島「えっ、普通に純愛じゃないですか...提督さん、出世のためなんて言い訳して中将にお近づきになりたかったんですね...」
提督「んなわけあるか。それからな...」
ーーーーーーーーーーーーーーー
中将『提督くん、急に呼んじゃってごめんなさいね』
提督『いえ!中将がお呼びとあらば何処へでも!』
中将(提督くん...ごめんなさい。あなたを信じたい。信じたいから、試させてもらうわ...)
中将『実はね...赤ちゃんが出来たみたいなの』
提督『え...』
中将『私元々生理不順が多くて、まだ閉経していないことはあなたも知っているでしょう?けど、私もまさかこの歳でできるとは思ってなくて...』
提督『や...』
中将『...?』
提督『やったぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』ギュッ
中将『キャッ!?提督くん!?』
提督『だ、だって!俺たちの子供ですよ!?俺、中将と一緒になるならもう子供はダメかなって思ってたから...』グスッ
中将『...』
中将『ごめんなさい...』
提督『...?』
中将『妊娠したのは嘘。元々同期だった子にあなたのこと相談したの。そしたら、昇進目当てに近づいて来てるんじゃないかって言われて...。
子供を妊娠したって言えば逃げるんじゃないかって...
私だってあなたのこと信じたかったのよ?けど、そんなこと言われたら...』
提督『ごめんなさい』ギュッ
中将『!?どうしてあなたが謝るの?悪いのはあなたを信じられなかった私なのに...』
提督『いえ、元々そういうことを疑われても仕方ない関係だったんですよ』
中将『そう...よね。じゃあもう...終わりかしら...』
提督『いえ』
中将『!』
提督『俺はあなたを愛してます。だけど、今それを周りが受け入れてくれないのなら、全てが終わってからにしましょう。』
中将『提督くん...私に力になれることはある?あなたを騙したことを償わせてちょうだい...』
提督『なら...俺に艦隊運用を任せてくれませんか?』
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提督「って感じで実権を握った。けど意外と上の説得は簡単だったんだぞ?俺は元々信用あったし、中将も若作りしてっからエロオヤジ達に人気だったんだ。そんな彼女が推薦する俺を跳ね除けるわけないよなぁ?」
鹿島「なんというか...言葉も出ないゴミっぷりですね...。子供が出来たって言われた時は内心どうだったんですか?」
提督「ハハ、鹿島くん、これが初めてだったとして、初めてなのにこんなにうまくことが運ぶと思うか?」
鹿島「おぉ...」
提督「子供が出来たとか借金が出来たとか、こっちの生活に影響を及ぼすようなことを急に言いだした時は、だいたい試されてるんだよ。その経験があったから、ガキの話をされた時は「貰った」って思ったな」
鹿島「ちょっと...この話は誰にも言わないでおきます...」
提督「おう、やめとけやめとけ。俺に好意を抱いてる艦娘が中将を海に沈めかねないからな」
鹿島「ほんとにやりかねないから怖いですよ...じゃあ失礼しました」
提督「ほーい、またなんか聞きたかったらおいで」
ーーーーーーーーーーーーーーー
鹿島「ちょっと...この話は誰にも言わないでおきます...」
提督「おう、やめとけやめとけ。俺に好意を抱いてる艦娘が中将を海に沈めかねないからな」
鹿島「ほんとにやりかねないから怖いですよ...じゃあ失礼しました」
提督「ほーい、またなんか聞きたかったらおいで」
ーーーーーーーーーーーーーーー
青葉「鹿島さん!どうでした!?」
鹿島「青葉さん、間宮券はいらないです...今回のお話はなかったということに...」
青葉「えっ!ちょっと待ってくださいよ!なんで顔が赤いんですか!?少しでもいいから聞かせてくださいよー!」
終わり
依頼出してくる
このSSまとめへのコメント
良いねえw強い悪は賢くも誰かの為だけに
使うからこそカッコいいw
アフターが見たいような、このまま終わりでいいような微妙な感じ。