モバP「美波先生のプロデューサー講習」 (26)
微エロ注意
オチは Bad end
会議室
ちひろ「これからPさんには、より良いP生活を送るための勉強をしていただきます」
モバP「……はい」
ちひろ「元気がありませんね。体調でも悪いんですか?」
モバP「いや、昨日も遅くまで残業だったせいか、中々疲れが取れなくて……その、元気が出ないんですよ」
ちひろ「ああ、なるほど。では支給品としてスタドリをお渡ししますので、これを飲んでしっかり勉強してください」
モバP「お気遣いいただきありがとうございます。じゃ、いただきます」
ちひろ「………………」(野獣の眼光)
モバP「ぷはっ、やっぱり疲れたときはこれに限るっ!飲んで数秒後で効能を発揮する謎成分が、身体の疲れを綺麗に拭い去るぅ!」
ちひろ「それは良かった……では元気が出てきたところで、本日の講師をご紹介します。第一種P管理士の資格をお持ちである、P研究の第一人者──新田美波さんです」
美波「新田美波です。僭越ですが、今日はPさんの講師として指導にあたりますので、どうぞよろしくお願いしますっ!」
モバP「えっ、講師ってまさか……美波がやるの!?」
美波「美波、じゃダメですよ!美波先生、です!」
モバP(やたらと気合いが入った様子の美波は、いつにも増して真剣な表情で僕を叱った。ハーフリムの眼鏡をかけ、胸元を少し開けたシャツにタイトなペンシルスカートという服装をしているせいか、その叱咤にもリアリティがあるというか、ぶっちゃけ実際に教師として日頃から教鞭を取っていると言われても素直に納得できるレベルだった。まあ、こんなにセックスアピールの強い教師がいたら、勉強なんか手につかないだろうけれど……特に背中から尻にかけてのラインなんか、反則もいいとこだ)
モバP(蠱惑的といってもいい魔性の色気を放つ彼女を直視するのが怖くて、僕はふいに彼女から目を逸らした)
モバP「で、でもさあ、自分の担当アイドルを先生と呼ぶのは、ちょっと抵抗があるんだけれど」
美波「Pさんっ──!!」
モバP「は、はい!」
美波「私がこの部屋に入った瞬間から、もう講習は始まっているんですよ!きちんとした姿勢で講習に臨まないとダメじゃない!」
モバP「すいません、美波先生!以後気をつけます!」
美波「…………もう一回お願いします」
モバP「えっ、どの部分を?」
美波「おほんっ……私の名前をもう一度復唱してください」
モバP「美波先生」
美波「リピートアフターミー(ネイティブ)。美波先生、今日はやさしくしてください」
モバP「美波先生……今日はやさしくしてください」
美波「もっと恥じらいながらっ!今日はやさしくしてください」
モバP「ぐっ……きょ、今日は……やさしく、してくださいっ」
美波「ベリーグッドッ!この調子なら今日の講習も大丈夫そうですね」
モバP「……あのさ、今のやり取りって講習になにか関係あるのか?」
美波「あります!大ありですっ!Pとアイドルという関係性を取り払い、講師と受講生という立場を明確にするにも、さっきのやり取りは必要不可欠なんですから!」
モバP「そうか。ならいいんだけど」
美波「なにか不満でも?」
モバP「い、いえ……なにもありません」
美波「よろしい。ではそろそろ、講習の方に移りたいと思います──ちひろさん、約束のモノはまた後ほど(小声)」
ちひろ「わかってます……ごゆっくりとお楽しみください」
モバP(そう告げて、ちひろさんは部屋から出て行った。すると美波は扉の前まで近づくと、鍵をかけてドアノブを念入りにチェックし始めた。その様子を見て、何故かとても不吉な予感がしたけれど、所詮予感は予感でしかないのだから、変に身構える必要もない。念の為、理由だけ聞いておけばいいだろう)
モバP「どうして鍵なんかかけるんだ?」
美波「……講習の邪魔になるような人が入ってきたらいけませんから」
モバP「なるほど。勉強に集中できるようにという、先生の粋な計らいってことか。いやー、細かなところにも気を配るその精神……僕も見習いたいね」
美波「ふふっ、褒めても『私からは』なにも出ませんよ」
モバP「ん……?今のちょっとおかしくないか?先生から出ないんだとすると、じゃあどこの誰からナニが出るんだよ」
美波「決まってるじゃない。Pさんからですよ」
モバP「僕から?てことは……ようするにアレだろ。指導を進めていくうちに、感謝の言葉が出てくるってことだな」
美波「……そういうことにしておきましょう」
モバP「なんだよ、やたらと言葉を濁すじゃないか。あんまり隠し事ばかりしてると、こっちも変に勘ぐっちゃうぜ」
美波「勘ぐるんじゃなくてまさぐってほしいです」
モバP「だよな、勘ぐるよりまさぐる方がエロいし有意義だよな……って、今なんてった!?」
美波「はいっ、それではこれより第一回P講習を開始したいと思います」
モバP「ちょって待て!まだ話は途中で────」
美波「私語は慎むようにっ!」
モバP「わかったから!そんなに近くに寄らなくても聞こえてるから!」
美波「近い……?本当に近いっていうのは、せめてこれぐらいじゃないと」
モバP「近い近い近い!当たるし、くっつく!これから勉強を始めようってときに、この距離はおかしいって!普通こういう講習って、講師と受講生が対面になるもんだろ!なんで肌が密着するぐらい隣に座ってるんだ!」
美波「あれ、Pさんはもしかして、私が隣に座るのは嫌なんですか?好きでもない女の子と隣り合って勉強すると集中できません?」
モバP「滅相もございません!美波先生を嫌いになるなんて、例え天地がひっくり返ろうとありえません!」
美波「なら良かった。じゃあ、気を取り直して────」
モバP「さらっと流してるけど、離れようとはしないんだな……」
美波「隣は不満?なら膝上にでも座ります?」
モバP「上っ!?そんな座り方されたら、もう勉強どころじゃないだろ!別の講習がスタートしちゃうよ!」
美波「では、ちょっと失礼して────」
モバP「やめろやめろやめろ!ストップ!ナチュラルに騎乗しようとしなくていいから!隣で十分満足できてますから!」
美波「そうですか。ならこの位置で勉強しましょうねっ」
モバP「……したたかにもほどがあるよ。全く、早く勉強を始めようぜ。遊んでばかりいると、ちひろさんに叱られちまう」
美波「ふふっ、怒られちゃうのは可哀想なので、そろそろ最初のテーマに参りましょうか。初めは『スカウト』です」
モバP「まずは基本中の基本。Pとして必須のスキルから始めようってわけだな」
美波「その通り!どれだけ素晴らしいダイヤモンドの原石を見つけても、それを入手できなくちゃ磨くこともできませんから……Pさんには、このスカウトについて学んでもらいます」
モバP「よしっ、なんか段々やる気が出てきたぞ!どんな課題だってドンとこい、だ!一から勉強し直して、Pとしての一つ上の男になってやる!」
美波「その意気ですっ、Pさん!早速ですが、実践に移りましょう。私をスカウトしてください」
モバP「えっ……?座学とかやらないの?」
美波「そんなの必要ありません。ほら、習うより慣れよとも言うじゃないですか。百回聞くより、一回試した方が実践的ですし、本番で絶対役に立ちますから」
モバP「まあ、そう言われてみれば……下手に資料とか読み込むより、まだ見ぬアイドルの卵を口説く練習をしていた方が、講習としては正しい気もするな」
美波「ええ、その通りです。趣旨も理解していただけたみたいだし、早速やってみましょう」
モバP「えーっと……アイドルに興味はありませんか?」
美波「ダメっ!もっと気持ちを込めてください!」
モバP「そう言われてもなあ……もっと具体的に教えてもらえないと、こっちもどういう方向性で勧誘すればいいのかわからないよ」
美波「でしたら、私をナンパするつもりでやってみるというのはどうでしょう」
モバP「つまり、口説き落とせってこと?」
美波「そうです。ほらっ、私の目を見て──」
モバP「……っ!!」
美波「相手と喋るときは自分の意思が伝わるように、しっかりと目を見て話さなくちゃ」
モバP(真横で、しかも肌が密着するほどの近距離にいるせいで、シャツの胸元から下着が丸見えだった。おかげで、変に意識しているつもりなんて微塵もなかったのに、清楚な水色のブラジャーの谷間から目が離せなくなった。ほど良い起伏のある胸は珠のように瑞々しく、触れれば吸い付くのではないかと思うぐらい、艶やかだ。もし仮に許されるのであれば、衝動のまま、本能のまま、ここに手を突っ込んでみたい。そしたら、どれだけの快楽を得ることができるだろう)
モバP(何故かわからないが、妙に身体が熱い。それも普段の数倍以上に。いつも魅力的なアイドルたちを相手にしながらも、しっかり自制心を保てているというのに、今日はどこか変だ。不幸にも股座のぶつは既にいきり勃っているので、美波が下を向いたら最後、男の性とも呼べる醜い生理現象を堂々と晒し出してしまうことになる。そうなれば、もはや講習とか勉強どころの騒ぎじゃない)
モバP(なんとしてでも隠し通さないと──!!)
モバP「あっ……その、ちょっといいか」
美波「はい、なんでしょう」
モバP「講習開始早々、非常に言いにくいんだけど、催してきちゃってさ……少しトイレに行ってきてもいいかな」
美波「ふふっ、途中退室は認められていませんよ」
モバP「そ、そこをなんとか────」
美波「どうしようかなぁ……じゃあ、こうしましょう。トイレに行って、ナニをするつもりなのか教えてくれれば、退出を許可します」
モバP「なにって……トイレに行ってすることなんか一つしかないだろ」
美波「ええ、もちろんわかってますよ。こんなに大きくしちゃったら、することは一つしかありませんから」
モバP「────っ!!??」
美波「ホントはもっと段階を踏んで、レッスンするつもりだったのに……せっかちなんだから」
モバP「あの、いや、そのっ──!!これは生理現象というやつで、美波が近くにいるから仕方なく……!やらしい気持ちとかは決してないから、心配しないでくれ!」
美波「へえ……やらしい気持ちもないのに大きくなっちゃうなんて、Pさんはケダモノね」
モバP(ぐいっと顔を寄せ、美波は僕の股座のぶつをじっと見つめた。身の危険を感じたので逃げようとしたものの、時既に遅し。右手はがっちりと掴まれ、振り解こうにも身体が軽く痺れた状態になっているせいか、力が入らない。そんな僕の態度を愉しみ、弄ぶかのように、美波は妖艶に舌なめずりをした)
モバP(ぬめりと唇に舌を這わせる仕草は、まるで蛇のよう。唾液がグロスの役割を果たしているせいか、ピンク色の口紅が先ほどより艶やかで、映えて見える。喉をごくりと鳴らし、僕をゆっくりと床に押し倒すと、彼女は恍惚とした表情を浮かべた)
モバP(それはこれまでどの表情より、喜びに満ちたものだ。少なくとも、僕はこんな美波を見たことはなかった)
美波「ほら、これで顔を逸らせなくなった」
モバP「くっ……!!」
モバP(側頭部に手を添えられたことで、首を逸らすこともできない。今できる最大限の抵抗は、なるべく目を合わせないよう、宙に視線を向けることだけ)
モバP(予感がある。目を合わせてしまったら最後、僕は彼女に捕食される。雌豹に狩られる草食動物の如く、抵抗を許されることもなく、ひたすら蹂躙されるんだ)
美波「ねえ、Pさん」
モバP「ぐっ……くうぅ……」
美波「こっちを見て」
モバP「なに言ってんだ、お前……自分がなにをしようとしてるのか、わかってんのか」
美波「自分がなにをしようとしてるのか、本当にわかってる人なんている?」
モバP「知るか。こっちは問答してるわけじゃねえんだよ」
美波「冷たいんですね。身体はこんなにも熱くなってるのに」
モバP「それは僕の意思じゃない。大方、さっきちひろさんから貰ったスタドリに、変なものでも仕込んだんだろ。そうでないと、辻褄が合わない」
美波「………………」
モバP「だんまりか。沈黙するってことは、肯定してるってことで……いいんだよな」
美波「Pさんは知ってますか」
モバP「…………」
美波「うるさい人を黙らせるのに、最適な方法」
モバP「────っ!?」
モバP(そう告げて、美波は僕の口を塞いだ。自らの口で蓋をして、塞いだ。それはキスというより、人工呼吸といってしまった方が余程適切だと思えるくらいに、野生的で獣染みたものだった。口に吸いつく感触がやけに艶めかしく感じられる。吸ったり、啜ったり、舐めたりを繰り返しながら、十秒ほど経過した後に、美波はようやく僕の口から離れた)
美波「ぷはっ──!ほら、喋れなかったでしょ」
モバP「あ、当たり前だろ……こっちは口を塞がれて──!!」
美波「まだ自分の立場がわかってないんですね、Pさん」
モバP「なっ……!どういう意味だ」
美波「今は講習会の真っ最中。Pさんは受講者で、私は講師……受講者が講師の言うことを聞くのは当たり前のことなの」
モバP「この後に及んでなに言ってるんだ……今のお前を先生だなんて呼ぶやつがいるもんか」
美波「反抗的な態度……これはきちんとした教育が必要かしら」
モバP(ぎらりと目を妖しく光らせ、美波は再び顔を近づけてきた。身じろぎして必死に抵抗を試みたが、もはや身体は言うことを聞いてくれない。女の美波でも簡単に抑えつけることができるぐらいなのだから、今の僕がどれだけ弱い立場なのかは明らかだ。そのことをしっかりと理解した上で、美波はゆっくりと行為に及ぼうとする)
モバP(先ほどとは打って変わって、今度はじっくりと舐るように、味わうように唇を合わせてきた。固く閉じた唇の先を舌でなぞりながら、その奥に侵入するための隙間を探している──そのことを察した僕は、全力で歯を食いしばって耐えた。だが、美波はこちらの気持ちを嘲笑うかの如く、巧みに舌を動かして、いとも簡単に侵入ってきてしまう)
モバP「────っ!!」
美波「────んふっ、んっ、んん」
モバP(口内に侵入ると、執拗に舌を絡ませてくる。何度も、何度も、逃れようとすればするほど、しつこくねちっこく。こちらの後頭部を抱え、貪るように啜り犯す様は、第三者から見れば、酷く滑稽だっただろう。なにせ愛を確かめているのではなく、愛を押し付けているのだから)
モバP(始めは嫌悪感しか覚えなかった行為も、口内を犯されるにつれて段々と快感になってきた。なってきてしまった。柔らかい舌と生暖かい唾液の感覚から生じる快楽を、絶え間なく与えられているんだ。我慢ができるはずもない。だから、こうして美波が押し付けてくる愛に身を任せてしまうのは、自然なことなんだ)
モバP(目を閉じて、こちらも行為に応える。すると僕が舌を動かし始めたことに気がついた美波は、より強く求めてきた。唇を離したり、近づけたりして強弱を加えてみたり、互いの唾液を与え合ったりしていると、頭の奥が柔く痺れてぼうっとしてきた)
モバP(美波の唾液には、男を惑わせる成分でも含まれているんだろうか。目が覚めているのに、まるで夢でも見てるみたいだ)
モバP(どれだけの時間が経ったかわからないぐらい行為を続けたあと、美波はそっと唇を離した。その際、名残惜しむようゆっくりと離れたせいか、唾液が糸を引いていた。白く、半透明な糸──行為の証が、切れることなく二人を結んでいる。それを見て、僕は思った)
モバP(この糸は、二人を結ぶ赤い糸なんだって)
美波「ほら、資料で見るより……ずっと良かったでしょう?」
モバP「………………」
美波「沈黙は肯定、でしたよね。さあ、どうしますか。これよりもっと実践的なレッスンも用意してますけど、受講されます?」
モバP「…………します」
美波「ん……?ちゃんと聞こえるような声で言ってくださいっ」
モバP「受講、します。だから……やさしくしてください、美波先生」
美波「はいっ、よく言えました。それじゃあ、これからもっとすごい実習を──」
モバP(美波が僕の股座に手を伸ばしかけた瞬間、扉を強く叩く音と共に、部屋の外から聞き慣れた声がした)
凛「プロデューサー、助けにきたよ!いるのなら返事して!」
美波「っと、思ってましたけど……残念、邪魔が入っちゃいました。今日の講習はここまでということで」
モバP「美波……」
美波「大丈夫、機会はまだまだたくさんありますから。Pさんが望んでくれさえすれば、私はいつでも指導しちゃいますっ」
モバP「僕は……僕はっ……!」
美波「あなたは私の大切なプロデューサーであり、大事な受講生でもあるんですからねっ。忘れたりしたらダメですよ」
モバP(行為のときとは違う、切なげな瞳で見つめ合ったあと、美波は窓から外に飛び出す。それとほぼ同時に、凛が扉を蹴り破って中に入って来た)
凛「大丈夫?変なことされてない!?」
モバP「……ああ。なにもなかったよ……なにも……」
凛「良かった。ちひろさんから聞いたよ、変質者が押し入ってきたって。早苗さんにも連絡しておいたから、もう心配ないと思う」
モバP「…………悪い、迷惑かけたな」
凛「いいよ、これぐらい」
モバP(その後、間もなくして早苗さんがやって来て、現場の検証が行われた。しかし、手がかりらしい手がかりはなにもなく、事件は闇に葬られることになった)
モバP(真実を、当事者たちの記憶に残したまま…………)
とある一軒家前
モバP(僕は嘘をついた)
モバP(事務所に変質者が押し入ってきた、なんて事実はない。もちろん、ちひろさんから講習に誘われたことも、美波に押し倒されたことも、話していない。何故正直に話そうとしなかったのかは、自分でもわからなかった)
モバP(あれだけのことがあったというのに、日常に大きな変化ない。しいて言えば、事件から一週間後、ちひろさんが本人の希望で違う部署に異動になったぐらいだろうか)
モバP(変わり映えのしない、刺激のない毎日……)
モバP(うすらぼんやりとして掴みどころのない日々を過ごす中、ある日突然、僕宛ての手紙が舞い込んできた)
モバP(それは、例の講習会が再び開催されるという報せだった)
モバP(差出人は、もちろん──────)
モバP「………………」
モバP(インターホンを押す手が震える。心臓はばくばくと脈を打ち、鼻息が荒くなっていく)
モバP(結局誰にも打ち明けることができなかったが、あの日以来、頭の中は常に美波のことでいっぱいになり、他のことが考えられないようになってしまった。まるで媚薬でも飲まされたかのように、骨の髄まで彼女を求めている自分がいたんだ)
美波「いらっしゃいっ、Pさん」
モバP「……久しぶり」
美波「ふふっ、時間ぴったりですね。こういうときは十分前ぐらいに来ておかなきゃ、勉強したいって姿勢を見せられませんよ?」
モバP「……次から、気をつける」
美波「ええ、ぜひそうしてくださいっ。では、立ち話もなんですし……そろそろ講習の方に入りましょうか」
モバP(堕ちていく音がする)
モバP(この気持ちが恋なのか、愛なのかはわからないけれど、これから築かれる二人の関係が清らかなものにならないことだけは、はっきりとわかる。そして、いずれ破綻することも目に見えて明らかだ)
モバP(でも、それでいい)
モバP(今、至福の快楽を得ることができれば────僕は満足だ)
モバP「美波先生……今日はやさしくしてください」
モバP(背後で玄関の扉が閉まった気配がした)
モバP(一度だけ立ち止まり、振り返りもせずまた歩き出す)
モバP(もう戻れないと悟りながら踏みしめたフローリングの床は、やけに冷たかった)
Bad end…
健全と不健全の境を計りたかったので
展開が胸くそ寄りなので、もうちょっと注意入れといた方が良かったかも…すいません
依頼出してきます
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