モバマスSS
ど直球エロ下ネタ
物語は3月頭を想定
バカです
拝啓
お母さん、お父さん。
兵庫はまだちょっと寒いですね。
私は都内でのこれからを考えながら、仕事に、中学への予習にと忙しい日々を送っています。
都内にはもう雪は残っていません。ビル風がまだ少し冷たいかな、と感じる程度です。
日差しの暖かさに目を細めたり、枯れ落ちた葉の隙間からほんの小さな草の若芽が覗いてるのを見ると、春が来たなあとしみじみ思います。
大勢の同僚とも、ずっと近くで暮らせるようになった4月からの生活は驚くほど変化に富み、余裕が生まれた分楽しめることも多くなりました。
さて、東京ですが。春になるという草木やつくしの他にも、キノコとか色々なものが東京の地面からは生えて来るようです。
こないだ、ちんちんが地面から生えているのを見つけました。そのときのことを報告させていただきますね。
~~~~~~
橘です。時は2017年3月。私の小学校生活最後の月です。
家と事務所との約束で、私は小学生である間だけ地元から都内の事務所まで新幹線で通う生活をしておりました。
しかし、晴れて都立中に合格できたため、地元から離れることとなり、この4月からプロダクションの女子寮で一人暮らしをすることになりました。
新生活の準備を粛々と進め、最後の荷物を都内に運び込んだ日の昼下がりでした。
日によってはまだ肌寒さが空を覆い、国内でも一部の地域ではまだ雪が残るような時期でしたが、
春の足音は確かに都内には響いており、この日は18度を記録する小春日和でした。
これだけなら毎年ありがちな「ただのよくある3月の日」で終わってしまうようなものです。
しかし今年は違いました。
事務所の近くの植え込みをちらと傍目で見た時に、見慣れない植物を目の端で捉えました。
最初はつくしかキノコかと思いましたが、近づいて凝視してみるとすぐにその異様さがわかったのでした。
それはつくしでもキノコでもなく、男性器でした。
残念ながら私にはソレがついておりませんが、たしかに男性の股間にぶら下がっている、人によっては(失礼ですが)くっついているだけの、確かにアレでした。
形や役割、包茎と露茎の違い、それが女性器とどのようになってどうなるのかは流石の私でも知識として知っているつもりでした。
つまり、生殖器の知識は所詮その程度止まりだったのです。
であるがゆえに、このように地面から直接生えているタイプの男性器はノーマークでありました。
この時私は「男性器というものは地面からも生えて来るものなのだ」と初めて知るに至り、自分の知識の浅薄さに恥じ入りました。
この科学文明の情報化社会において、とかく知識というものは、実地で泥臭く収集し、統合し、分析されて体系化されるということは、特に利用するだけの人間からは忘れられがちです。
何事も最初は「わからない」ものなのです。しかし、知らないならば知ろうと、わからないならばわかろうとアプローチすればよいだけの話です。
小学校生活ももう今月で最後なわけですし「小学校生活最後の自由研究」と題して私はこの「自生する男性器」を調査することにしました。
小学生のうちに評価されなければ中学校で評価してもらいましょう。理科の評価は5間違いなしです。
えっと、これは2分野のくくりでしょうか。生物ですし。
見た所、ここ以外にこのような男性器が生えている様子はなさそうです。
触ってみました。
植物の様に表面から産毛の様なものが生えてるでもなく、少し強く触ると少々厚ぼったい包皮が手を弱く押し返して来るのがわかります。
男性器はこの様な刺激を与えると「勃起」と言って、海綿体に血液が貯まり、硬くなる現象があるのですが、
これはどうもその様な現象を起こさない様です。それともこれで既に勃起している状態でしょうか。
色は少し黄色みがかった肌色、少し薄黒いでしょうか。
我々モンゴロイドの肌の色に近いと言えそうです。
植物の葉の様なものは見当たらず、ただただ陰茎そのものが地面からにょっきと生えてきているだけです。
先端は蛇の目の様な割れ目があります。これは鈴口に当たる部分でしょうか。
目測13cmほどでしょうか。日本人成人男性の標準と言うべきサイズだそうです。
「本当に男性器が地面から生えている、だけですね」
変質者が局部のみを露出させて地面に埋まっているというトリッキーな仮説を立ててみましたが、すぐに不可能だと結論づけました。
これは本当に独立して自生している男性器だということです。
触感についてはあいにく人体から生えているタイプの男性器には触れたことがないため、それとの比較ができないのが悔やまれるところです。
「睾丸が見当たりませんね、地中でしょうか」
周りに人がいないことを確認して、周りの土ごと男性器を抜いてみました。
すると。
「ピキー!キー!キーキー!」
「えっ、えっ?」
甲高く大きな音で男性器が鳴き始めました。壊れた安物の音の鳴るオモチャのように高い音を絶え間無く鳴らし続ける男性器は、土から生えていたのを忘れたように、縦から横になりました。
直立状態と伏臥状態の2状態があると言うことでしょうか。植物と思っていたら動いたのでまたしても私は驚きます。すごい。
根に相当する部分には、人間の男性器の睾丸にあたると思しき二つほどの小さな丸みがあったのを確認できました。地中にあったために確認できなかったのでしょう。
この睾丸と陰茎全体を駆使して地を這うように移動するようです。
植物と動物の両方の特徴があるようです。光合成もするのでしょうか?緑色をしていませんから不可能でしょうか。
しかし、この鳴き声は実に……なんともうるさいです。神経を逆なでされます。地中から生えている男性器でなければ怒りに任せて地面に叩きつけて踏み潰していました。
こうなると地面に植わり直ってくれるわけではないらしく、困りました。
事務所に持ち込みましょう。莉嘉さんに掛け合って空いてる虫かごをお借りします。
もし鳴き声が止まらないようでしたら別の対策を考えましょう。
私は男性器を大事に抱え、高音がこれ以上響かないようにハンカチで男性器を包みました。
~~~~~~
事務所に着きました。階段を上るうちに鳴き声は小さくなり
やがてくぅ、くぅと喉を鳴らすような可愛らしい鳴き声になっていました。
ありす「おはようございます。珍しいものを取って来ました」
美嘉「おはよーありすちゃ……ええっ、ちょ、ありすちゃん何それ……何それェ!?」
莉嘉「うわーっ!おちんちんだー!」
みりあ「おちんちん……?」
莉嘉「野生のおちんちんだよね!?どこで見つけたの?」
ありす「すぐそこの植え込みから生えてました」
美嘉「え……地面から生えるんだそれ……」
仁奈「なんかでっけーいもむしみてーでごぜーますね!」
ありす「ともあれ、最初は植物の様だったのですが、ひっこ抜いたら動き始めました」
美嘉「いやいや、ピク◯ンじゃないんだから……」
見たこと、やったこと、感じたことをありのままの全てをお話ししました。
ありす「というわけで莉嘉さん、事務所に虫かごが余ってたらお借りしたいのですが」
莉嘉「いいよー!一番大きいの空いてるからそれでいい?」
美嘉「ちょっ、莉嘉!また虫かご持ち込んでたのアンタ!」
莉嘉「お説教は後!おちんちんのカゴ持って来るね!」
ありす「ありがとうございます」
莉嘉さんを待ってる間わたしは男性器の様子を確認しました。
先ほどの大騒ぎとは打って変わって、借りてきた猫のようにおとなしいのです。
美嘉「……ふーん、こんなになってるんだぁ……」
ありす「触ってみますか?美嘉さん」
美嘉「や、それはちょっと」
ありす「そうですか」
みりあ「触ってみてもいい?」
仁奈「になもさわりてーです!」
ありす「さわる前と触った後で手を洗った方がいいかもしれません」
みりあ「わかったよ!」
仁奈「しょーちでごぜーます!」
2人はトイレに駆け込みました。
残されたのは私と美嘉さんの2人。
ありす「……美嘉さん」
美嘉「なあに?」
ありす「正直どう思いますか、コレ」
美嘉「どうって……完全におちんちんだよね」
ありす「こうやって自立歩行するようにできてるんですか?」
美嘉「知らないよ……アタシにそんなのついてないし……第一、見たことな……いや、あ、あるけど、体にくっついてるのしか……」
美嘉(流石に生では見たことないからなぁ……もしかしたら取り外せるのかも)
ありす「そうですか……」
美嘉「ありすちゃんも、カゴに入れたら手を洗ってきた方がいいよ」
ありす「そうします。あとでおちんちんも洗ってあげます」
みりあさんと仁奈さんがトイレから戻ってきました。
少しして莉嘉さんがカゴを持ってやってきました。
莉嘉「お待たせ!ここにおちんちん入れてね!」
ありす「かたじけないです」
おちんちんをカゴに入れ、外から観察します。
……やはり見れば見るほど男性器ですね。野生の男性器なんて聞いたこともありませんでしたから、
こうやって目の前にいるのを見るとなんとも言えない感慨を抱きます。
生命の神秘と申しますか、何やらとんでもないことのようにも思えてきました。
みりあ「何食べるんだろう?」
美嘉「おちんちんって何か食べて生きてるの!?」
莉嘉「そりゃあそうだよお姉ちゃん。生きてるんだもん。きっと何か食べるよ!」
ありす「何を食べるかご存知ですか?」
莉嘉「それはちょっとわからないから、ゼリー持ってきたよ!」
莉嘉さんはそう言って、カブトムシ用のゼリーを籠の中に入れました。
男性器は鈴口をゼリーにつけると、きゅい、と鳴き、籠の隅っこで固まりました。
ゼリーには口をつけただけで、食事をする様子は見られませんでした。
仁奈「食べやがらねーですね」
莉嘉「うーん、果物だったらどうだろう?」
その後、みかんやリンゴなど、事務所にある果物を切り分けたものを次々に与えましたが、男性器はそれら全てに口をつけるものの、食すまでとは行きませんでした。
莉嘉「うーん……」
みりあ「このままじゃお腹が空いて死んじゃうんじゃないのかなぁ……」
水だけは飲むようなので、摂食が不可能というわけではなさそうなのですが、いかんせん男性器が何を食べるのかなどとんと検討もつかないので、我々は一様に頭を抱えました。
そのまま男性器は何も食べないまま、その日の終わりがやってきました。
寮に持ち込むことも考えましたが、日中のようにまた騒がれると近所迷惑では済まないので、流水できれいに洗ってあげた後、事務所に置いておくことにしました。
ありす「……おやすみなさい」
そうして自立型男性器と私の初めての邂逅は終わったのでした。
今日の分終わりです。交流会終わるまでに完成させてみせます。
ここまで読んでくださってありがとうございました。次回もどうかよろしくお願いします。
結局二本を交流会に出してしまったのでこちらは方針転換して連載とすることになりました
以下二話投稿
翌朝。
ありす「おはようございま……す……」
モバP「橘さん!虫かごの中のあれは一体なんなんだ!?」
ありす「あぁ、あれですか」
ちひろ「誰かの体の一部じゃないんですか!?なんでこれがこんなところに!?」
ありす「地面に生えてたので、引っこ抜いたら動き始めたんですよ」
P「なるほど、納得した」
ちひろ「なるほど、そんなことが……」
ありす「男性器は今どうしてますか?」
莉嘉「ありすちゃん、大変!おちんちんが……」
慌てた様子の莉嘉さんに連れられて、事務所に入ると。
ありす「そんな……」
亀頭が包皮に完全に覆われ、全体的に黒ずんで青みがかった、変わり果てた姿の男性器がそこにありました。
どうやら、一晩を越せずに死んでしまったようでした。
あの時連れて帰ればこのようなことにはならなかったのだろうか、などと、後悔が私を襲いました。
でも、何も食べないのなら、遅かれ早かれ、こうなる運命だったのかもしれません。
あの蜉蝣が、成虫後に何も食べることなく、ほぼ1日で寿命を終えるのと同じように。
みりあ「……ねえ、おちんちん、埋めてあげよう?」
仁奈「とむらってやらねーとですね」
ありす「……はい」
みりあさんと仁奈さんの提案に乗って、私は籠を事務所の外へ持ち出しました。
みりあ「バイバイ、おちんちん」
仁奈「安らかに眠りやがってくだせー」
ありす「……」
事務所の近辺はとにかくアスファルトだらけで、ちょっとした植え込みくらいしか土の露出した場所はありません。
近くとなれば、昨日この男性器を発見した植え込みしかありませんでした。まだ男性器が植わっていた頃の名残があります。
夕美さんからお借りしたスコップと軍手を嵌め、私は植え込みを掘り返します。
20cmくらいのそこそこの穴を掘って、そこに男性器を横たえてやりました。
皮は固まり、その体温ももはや感じられなくなった男性器は、そのまま土の中に葬られました。
~~~~~~~
さらに翌朝。
今日は曇りで、気圧が低い1日となると天気予報で聞いて憂鬱な気持ちになりました。私は気圧の変化に弱く、今日みたいに低気圧になるとパフォーマンスがどうしても発揮できません。
しかし私はプロですから、そんなことを言ってる暇があるなら、レッスンをやれとトレーナーさんに言われるでしょう。
身支度を整え、だるい体を押して寮を後にします。
事務所の前の植え込み。昨日、例の男性器を埋葬した箇所に目がいきました。
すると、そこには。
「こ……これは一体どういう……!?」
昨日、確かに男性器を埋葬した植え込み。
そこにはなんと、5本の男性器が、昨日見たのと同じように直立しながら自生しているではありませんか。
植えたところから自生しているのを見るに、昨日の埋葬が関係しているのは疑うべくもありません。
それがこんなにも数を増やすなんて。こんなにも早く成長するだなんて。
好奇心に任せて私が男性器に手を伸ばした刹那。
(引っこ抜いたらまた同じ運命を辿らせてしまうかもしれない……)
そう思い、引っこ抜くのはやめました。
~~~~~
ありす「おはようございます」
志希「ありすちゃんおはよ~。ん~朝のありすちゃんはいい匂いがするよ~ハスハス」
ありす「ちょっ、志希さん……」
志希「にゃはは。ごめんごめん。おはよ」
輝子「フヒ……ありすちゃんおはよう……」
ありす「おはようございます、輝子さん」
志希「ねーぇ、事務所前の植え込み見た~?」
輝子「キノコかと思ったら違ったからびっくりしたぞ……」
ありす「あぁ、あの男性器ですか……」
輝子「あんな、土から生えてくるものなのか……?」
ありす「私にはわかりませんが、事実、生えてきているので、生えるものなのでしょう」
事実は事実。きちんと受け止めねばなりません。
志希「美嘉ちゃんから又聞きけど、植わってたのを引っこ抜いたら動くようになったんだよね?」
ありす「そうです。それまではじっと植物のように動きませんでした」
志希「ふむふむ……」
輝子「抜くと動くのか……どこぞのピク◯ンみたいだ……」
ありす「でも何も食べないで、水だけ飲んで、死んでしまいました」
志希「ふむー……」
ありす「みりあさんと仁奈さんの提案で男性器を元生えていたところに埋葬したら、あのようになっていたという次第です」
輝子「なるほどな……」
志希「植物っぽい、というのは間違いなさそうだね。どうやって殖えるのか興味深いところだけど」
志希「ねえ、輝子ちゃん、ありすちゃん。土いじりにキョーミ、ない?」
志希さんの考えることはわかりませんが、輝子さんが乗り気だったので、私もついていくことにしました。
~~~~~~
輝子「うわ……本当にちんこだな……改めて見ると生々しい……」
志希「5本あるね。ありすちゃんが一昨日見たのもこんな感じだった?」
ありす「いえ、もうちょっと小さかったんじゃないかと思います」
5本の男性器の全長目測大体14cmほど。おとといの夜に死んでしまった男性器と比べるとほんの少し大きいかな?という程度です。
志希「なるほど……」
すると何を思ったか志希さんは
志希「えい!」
と、一本の男性器を引き抜いてしまいました。
途端に。
またあの甲高い耳障りな音が辺りに響き渡りました。
私と輝子さんは思わず耳を塞ぎます。志希さんは顔をしかめています。
志希「うぁー、うるさいね」
輝子「うぁ……何だこの喧しい音は……」
ありす「一昨日はこんなに激しくなかったのですが……」
持ってきていたタオルで男性器を包み、少しでも音が緩和するよう押さえつけていました。
やがて静かになり、一昨日の個体と同じようにくぅくぅと寝息のような音を立てるだけでした。
志希「さて、いろいろ調べちゃおうっと」
輝子「私も参加してもいいか……?」
志希「お好きに~♪」
自由研究の一環として自律男性器に関する事実を調査するにあたり、こんなにも頼もしい味方はいません。
私は志希さん達の邪魔にならないよう、2人の"観察"を後ろから眺めていました。
~~~~~~~
私は頭を抱えました。まさかこの日のうちにこんなに大量の情報を引き出してしまうなんて。
志希さんはともかく、輝子さんもかなり凄い方だったのですね……
輝子「んじゃ、雑に概説といこうか……フヒ」
志希「普通植物が生育するためには窒素リン酸カリの三要素が要るんだけど、
土壌を簡単に調べた結果、ここの植え込みはそれらの要素がとても低くて、
こんな厚ぼったいタンパク質の包皮を作るのには適していないはずなんだよねーってのが一つ。
何よりも窒素が圧倒的に足りない」
輝子「大豆とか……パンパ草原のアルファルファなんかは……
あの、根っこに『根粒菌』って……そういう、菌を住まわせて、だな……
この根粒菌が、空気中の窒素を……宿主の根に定着させてるんだ……
そうやって宿主たる植物は窒素を体にとりいれている……
だから、豆を植えると……土壌が肥沃になるんだ……って、それは今関係ないな……フヒ」
志希「でもこの自律男性器には根粒菌を住まわせている部位がない。
包皮とか全体に付着している菌類も人間の皮膚にいる常在菌とか、土壌中に見られる雑菌類ばかりなんだよね」
志希「極め付けはおちんちんが植わっていた周囲の土壌中の窒素量と、
そのほかの植え込みの土壌の窒素量にも有意な差は見られない。ほとんど同じ」
志希「それなのに、人間の皮膚と同じだけのこの豊富なタンパク質、
その原料になる窒素はどこからやって来たの、ってなっちゃうんだよね」
志希「考えられるのは、まず、根粒菌を介さないで直接空気中から自身に窒素をタンパク質の形で定着させること。
二つ目には、自律歩行状態で虫などなんらかを捕食する形でのタンパク質摂取。これくらいかな」
輝子「でも……コイツは……与えられたものに、何も口をつけなかった、んだよな……?」
志希「私達の観察でも結局固形物の摂食は見られなかったにゃー」
輝子「それに、残りの4本は全く動く気配がないから、植わってる状態での捕食行為も考えづらい……」
ありす「ええ、ゼリーも果物も、与えられたものには口をつけるだけで、摂食行為は見られませんでした」
志希「ってなると前者かー。にわかには信じがたいけど、空気から直接窒素をダイレクトで吸収して、タンパク質にしてるんだねー。
まー、仮説の域を出ないけど」
輝子「しかし、タンパク質の問題がどうにかなるなら、エネルギーの問題だって解決できるんじゃないかって思ったんだけどな……」
志希「どーいうわけかエネルギーの供給ルートだけは謎なんだよね。植物状態のおちんちんを観察すればまた何かわかりそうなものだけど」
ありす「はぁ……そうですか」
正直お二人の言うことの半分もピンときていなかったと思います。
~~~~~~~
結局引っこ抜いてきた男性器は志希さんと輝子さんの知的遊戯のおもちゃにされ、
色々といじくりまわされた挙句にぐったりとしてしまいました。
志希「はにゃ?もうおしまいかな?」
輝子「いや、まだまだいけそうだぞ……フヒ」
男性器といえど一応命ある存在。この2人の男性器への姿勢に、私はほんの少し、違和感を覚えました。
志希「大丈夫大丈夫、殺しはしないからさ~♪」
輝子「私達が飽きるまで、付き合って貰うからな……♪」
お二人の研究はありがたいのですが、私は男性器への同情を禁じ得ませんでした。
志希「やっぱり物は食べないみたいだね」
輝子「口みたいなところからゼリーを砕いたものを中に注入してみたんだけど……消化できないみたいだな……」
鈴口を無理やりこじ開けられ、その中にゼリーを詰め込まれる男性器はとても苦しそうに見えました。
今もかろうじて動いてはいますが、見るからに睾丸ではない膨らみが根元のあたりにありました。
志希「あと一旦引っこ抜かれるともう植物状態には戻らないみたいだねー」
輝子「土に埋めてみたけど……すぐでできちゃったもんな……」
あぁ、哀れな男性器。
~~~~~~~
結局2本目の男性器もその夜を越すことなく死んでしまい、男性器の墓が二つに増えました。
残りの4本はその場にまだ植わったまま、佇んでいます。
明日にはこの植え込みにまた男性器が増えることを考えると、ぞっとしないではありません。
私はこの自立する男性器たちの調査を、本当に続行するべきどうか迷っていました。
何だかよくないことが起きる予感がしていたのです。
今思えば、この時はまだ引き返せたのかもしれません。
今日はここまで
次回未定ですが7月25日あたりを目安に投下します
ここまで読んでくださってありがとうございました。次回もよろしくお願いします。
生存報告
精神が悪くなって文が書けなくなったのでしばらく休みます
時間が経てば治るのでお待ちください
生存報告です
9月4日を目標にしたいと思います
生存
リアルが押してて手が回らんで申し訳ないです。
生存です。
生存
ほかのSSに浮気したりすみません
生存
四月をめどに再開します
このSSまとめへのコメント
小難しい設定とかどうでもいいから話を進めないとダレる
ただただキモいだけのss
作者も精神病んでるとか言い訳しててキモい