ゲンドウ「冬月、レイを起こしてくれ」 (11)
第壱話
使
徒、襲来中
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冬月「使えるのか?」
ゲンドウ「死んでいる訳ではない」
ゲンドウ「予備が使えなくなった、もう一度だ」
レイ「貴方バカァ?」
レイ「サードの性格からしてああなる事は事前に想定できたはずよね?」
ゲンドウ「・・・」
レイ「それに病人である私に再度出撃命令を出すなんてどういう神経をしてるわけ?」
ゲンドウ「・・・」
レイ「最初からセカンドを呼べばよかったのにね」
ゲンドウ「・・・」
レイ「まぁ今回の事は不問にしましょう」
ゲンドウ「ふぅ・・・」
レイ「それより、サード!」
シンジ「えっ」
レイ「男なら弱音をはかない!」
シンジ「見たことも聞いたこともないロボットに突然乗れって言われれば誰だって言いたくなるよ!」
レイ「貴方本当にバカね」
シンジ「・・・」
レイ「さっきも言ったけどセカンドは今ドイツにいるの」
シンジ「うん」
レイ「そして私は病人、後方支援程度ならできると思うけど」
レイ「現状、貴方しかまともに戦える人がいないのよ」
シンジ「だけど・・・」
レイ「詳しい事はりっちゃんに聞けばいいから」
リツコ「レイ、私の事は赤城博士と呼ぶようにってなんども言ってるでしょう?」
レイ「だってそっちの方が呼びやすいし」
シンジ「わかった、乗るよ」
レイ「よろしい」
レイ「そういうわけだから零号機の出撃準備お願い、支援に回るから」
ゲンドウ「零号機は凍結中だ」
レイ「まじ?」
ゲンドウ「本当だ」
レイ「それを先に言ってよ・・・」
オペ子「初号機、発進準備完了」
ミサト「かまいませんね?」
ゲンドウ「使徒を倒さぬ限り我々に未来はない」
冬月「碇、本当に良いんだな?」
ゲンドウ「」
ミサト「発進!」
「15年振りの使徒襲来か」
「零号機の修理費及び、君の息子が初陣で壊した初号機の修理費、国が一つ傾くよ」
「聞けばあのおもちゃ、君の息子に与えたそうじゃないか」
「親子揃っていくら使えば気がすむのかね」
「それに君の仕事はそれだけではない、人類補完計画」
「忘れられては困るよ」
ゲンドウ「わかっております」
全てはゼーレのシナリオどおりに
キール「碇、後戻りは出来んぞ」
終わり。
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