【ガヴドロ】ガヴリール「ヴィーネに告白したら振られた」【安価】 (90)


ヴィーネ「……は? 何言ってるのよ」

ヴィーネ「わざわざ屋上まで呼び出したかと思えばさ」

ヴィーネ「そういう関係になれば、私がもっと世話を焼くようになるとでも思ったの?」

ヴィーネ「……はぁ。聞かなかったことにしてあげるわ。私はもう帰るわね」

ヴィーネ「あ……そうそう。明日提出の宿題あったでしょ? ちゃんとやってくるのよ」

ヴィーネ「じゃあね」

バタン

ガヴ「……………………」

ガヴ「ヴィーネに告白したら振られた」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1493414416


キャラ崩壊注意
書き溜めなし注意
その他二次創作に関する諸注意


ヴィーネ「ガ、ガガガガガ、ガヴに告白されちゃったーー!?」

ヴィーネ「どうしよう、告白されるのなんて初めてだったからびっくりしたわ」

ヴィーネ「思わず断っちゃうくらいにね……」

ヴィーネ「まさかガヴに告白されるなんて……>>7


>>7
1.「私もガヴが好きなのに、どうして断っちゃったのかしら……」
2.「嬉しい……でも、そういう目で見たことは無かったのよね」
3.「……気持ち悪い」
4.自由安価

1


ヴィーネ「まさかガヴに告白されるなんて……私もガヴが好きなのに、どうして断っちゃったのかしら……」

―― 一方その頃 ――

ガヴ「……………………」

ガヴ「振られちゃった、か」

ガヴ「ヴィーネも私のこと好きだと思ったんだけどな、勘違いだったか……」

ガヴ「>>11

>>11
1.「まぁ仕方ないな。ヴィーネの言った通り、もっと世話焼いて欲しかっただけだし」
2.「私の気持ちも勘違いかも知れないな。一番身近に居たのがヴィーネだった、ってだけでさ」
3.「なんでっ、勘違いさせるようなことするのさっ! ……好きに、なっちゃうよ……あんなの」
4.自由安価

3


ガヴ「なんでっ、勘違いさせるようなことするのさっ! ……好きに、なっちゃうよ……あんなの」

ガヴ「……ひっぐ、ぐすっ…………」

ガヴ「……………………」

ガヴ「あー……暗くなってきたな。流石に帰るか」

…………

ガヴ「はー、屋上から下駄箱まで歩くだけでもう疲れたな」

ガヴ「立ちっぱで泣いてたからってのもあるけど…………」

ガヴ「……ん、>>17じゃねーか。なんでこんな時間まで残ってんだ?」

>>17
1.サターニャ
2.ラフィエル
3.タプリス
4.その他

サターニャ父


ガヴ「……ん、サターニャじゃねーか。……と、誰だ?」

サターニャ「あ、ガヴリールじゃない」

ガヴ「おいそれよりこの大人の悪魔誰だ」

サターニャ父「……ご挨拶が遅れてしまったね。私はこの子の父親だ。お初にお目にかかるね、天使さん?」

ガヴ「あ、ども、ご丁寧に」

サターニャ父「つまり、大悪魔胡桃沢家の亭主さ」

ガヴ「家族ぐるみかよ」


ガヴ「(親を連れて放課後の学校……なんでこんな時間まで残ってるかは気にしない方が良さそうだな)」

サターニャ父「フフ……時にサタニキアよ、こちらが以前言っていたこちらに引き込むという天使かい?」

サターニャ「その通りよ。……流石のご慧眼ね、お父様」

サターニャ「この天使が我が支配下に落ちるのも、時間の問題だわ。なーっはっはっは!」

ガヴ「はぁ? お前父親にそんなこと言っむぐっ」モゴモゴ

サターニャ「ちょっと、余計なこと言うんじゃないわよ」ヒソヒソ

ガヴ「(……はぁ、ヴィーネとあんなことがあった後に、サターニャにこんな絡み方されるなんて……今日は厄日か)」

ガヴ「(本当のこと言ったり、いつものようにいじってもいいが、親の前じゃ可哀想か?)」

ガヴ「(どうすっかなぁ……>>24)」

>>24 ガヴの行動など


ガヴ「…………」

サターニャ「……なんかアンタ、いつになく静かね」

ガヴ「あ゛ー? お前の言うとおり、余計なこと言わないようにしてんだよ」

サターニャ「良い心がけね! ……そういえば、ヴィネットはどうしたの? いつも一緒に居るじゃない」

ガヴ「ヴィ、ヴィーネは……」

『そういう関係になれば、私がもっと世話を焼くようになるとでも思ったの?』

『……はぁ。聞かなかったことにしてあげるわ。私はもう帰るわね』

ガヴ「さ、先帰っ…………」ジワッ

サターニャ「俯いて、声震えて……まさか、泣いてるの?」

サターニャ父「サタニキアよ……天使とは言え女の子泣かせるのは、S級悪魔的行為だぞ?」

サターニャ「わ、私じゃないわよお父様っ! どうしたのよガヴリール……」

ガヴ「な、泣いてない……からっ」グスン


サターニャ「何か……あったの?」

ガヴ「何でもないってばっ」

サターニャ父「天使さん……君が俯いたのは、月乃瀬のお嬢さんの名前を出した辺りだね?」

サターニャ「ということは……ヴィネットと何かあったのね。喧嘩でもした?」

ガヴ「(喧嘩……ではないけど、仲違いって意味では似たようなもんか)」

ガヴ「まぁ……そんなとこ」

サターニャ「へぇ、珍しいわね。アンタらいつもは、おしガルーダみたいに仲が良いのに」

ガヴ「(おし鳥って言いたいのか……?)」


サターニャ父「そういうことか……。では、この†真円を描く漆黒の甘味†を君に」

ガヴ「この箱は……チョコケーキ、ですか」

サターニャ父「ああそうだ。もっとも、最初から――娘が世話になっている友人――天使さん、君に渡す予定だったのだがね」

サターニャ父「もしよければ、月乃瀬のお嬢さんに仲直りの品としてプレゼントするといい」

ガヴ「あ、有難う……ございます」

サターニャ父「お礼はいい。それよりも、これからもサタニキアと仲良くしてやってくれ。素直な良い子で、しかも大悪魔なんだ」

ガヴ「善処します」

サターニャ「ちょっと! なんでそんな場当たり的な返事なのよ!」


サターニャ父「フフ……では幸運を祈るよ、天使さん。行こうか、サタニキアよ」

サターニャ「待ってお父様。……ガヴリール、一人で大丈夫?」

ガヴ「あ?」

サターニャ「……アンタがあのヴィネットと喧嘩するなんて相当でしょ?」

サターニャ「事情は知らないけど、この大悪魔、胡桃沢=サタニキア=マクドウェルが一緒に謝ってあげるって言ってんのよ」

ガヴ「サターニャ……(確かに、一人では心細い。この明るいアホ悪魔はこういう場合心強いかも知れない)」

ガヴ「(でも、サターニャを連れてくと告白したことがバレる可能性がある……それは嫌だな)」

ガヴ「(というか一緒に行ってもらうんだから、いっそ話しておくべきか?)」

ガヴ「(そもそもこれからわざわざヴィーネの家に行くか? アレを真に受けるなら、明日は今まで通り接してくれる筈だろ)」

ガヴ「(>>31)」

>>31
1.告白のことを話し、サターニャを連れて行く
2.サターニャを連れて行くが、告白のことは伏せる
3.一人でヴィーネの家へ行く
4.行かない

2


ガヴ「(サターニャには着いて来てもらおう。でも、なるべく告白のことはバレないようにしよ)」

ガヴ「済まんサターニャ、一緒に来てくれるか?」

サターニャ「勿論よ! ……お父様、悪いけど、先に魔界に帰っててくれるかしら」

サターニャ父「いいだろう。友達を大切にするんだぞ、サタニキア」

サターニャ「わかったわ」

ガヴ「あの……ケーキ、有難うございます。絶対、成功させてみせますからっ」

サターニャ父「うむ、健闘を祈るぞ。……我、大悪魔胡桃沢の名に於いて命ず……開け、ゲートよ」

サターニャ「またね、お父様」

サターニャ父「では、さらばだ。サタニキア、天使さん」シュン

ガヴ「……良い親父さんだな、サターニャ」

ガヴ「(いい歳こいて中二病なところと、娘に"お父様"って呼ばせてるところを除けば……だけど)」

サターニャ「当ー然っじゃない。大悪魔の父親なのよ?」


―― 一方その頃 ――

ヴィーネ「っはー……。ほんっとなんでガヴの告白断っちゃったんだろ」

ヴィーネ「あの告白を受け入れてれば今頃、二人で…………」

ヴィーネ「……あんっ、ガヴ、ダメよ、そんな、付き合って初日に……////」

ヴィーネ「え? 初日だろうが、もうそういう関係になったからいいだろって? それは、そうだけど////」

ヴィーネ「……ずっと、したかったのよね?//// 実は、私も、同じ、だから……////」

ヴィーネ「はうっ!? いきなり、そんなっ、ダメよ、そこはまだ早いわっ////」

ヴィーネ「ガヴ、やめ、私、おかしく、なっちゃ、ガヴ、ガヴ、ガヴ……」

ヴィーネ「……………………」

ヴィーネ「…………やめよ。虚しくなるだけね」


ヴィーネ「明日からどうしよう……。自分で言った通り、告白を聞かなかったことにする?」

ヴィーネ「……無理よ。ガヴのことを少し考えるだけで、こんなにもドキドキするんだから」

ヴィーネ「…………私一人じゃ抱えきれないわ」

ヴィーネ「恥ずかしいし、ガヴも知られるの嫌がるかも知れないけど……誰かに相談しよう」

ヴィーネ「誰にしようかなぁ……>>37

>>37
1.サターニャ
2.ラフィ
3.タプリス

2


ヴィーネ「やっぱり……ラフィ、よね」

ヴィーネ「多少……いや、かなり導(いじ)られる覚悟はしなきゃいけないけど、正直頼りがいは断トツだわ……」

ヴィーネ「思い立ったら即行動ね。早速電話しましょう」

ピロピロピロピロwwwwゴーウィwwwwwゴーウィーwwwww

ラフィ『はいもしもし。どうしました? ヴィーネさん』

ヴィーネ『突然ごめんラフィ。大事な相談したいんだけど……今って大丈夫かしら?』

ラフィ『今ですか……>>41

>>41
1.『はい、問題ないですよ。ご用件はなんでしょう?』
2.『済みません、今はちょっと……(千里眼で見てた泣いたガヴちゃんとサターニャさんが気になります!)』
3.自由安価

1


ラフィ『今ですか……はい、問題ないですよ。ご用件はなんでしょう?』

ヴィーネ『真剣な話だからしっかり聞いてね? 実は……今日ガヴに告白されたのよ』

ラフィ『あ、遂にガヴちゃん告白したんですね』

ヴィーネ『遂に?』

ラフィ『失礼しました。続けてください』

ヴィーネ『でね……びっくりして断っちゃったのよ。本当は、その……私もガヴのことが好きなのに』

ラフィ『成る程……お互いがお互いを好きで、告白を受け入れれば丸く収まったはずが、断ってこじれてしまったと』

ヴィーネ『そうなのよ。それで、明日どんな顔でガヴに会えばいいか分からないのよね…………。どうしたらいいかしら?』

ラフィ『そうですね…………(どう答えたものですかね……>>44)』

ラフィ『>>47

>>44
1.(これは是非、天使らしくキューピットになって成就させたいですね。何より……友人同士の本気の恋、面白そうです♪)
2.(本当は私もガヴちゃんのこと好きなんですよね……)
3.(ガヴちゃんには悪いですが、これはヴィーネさんとの仲を深めるチャンスです!)
4.(友人間でカップル成立って、あまり好ましくありませんよね……。気とか遣いたくありません)

>>47 >>44を踏まえたラフィのセリフ

1


ラフィ『(これは是非、天使らしくキューピットになって成就させたいですね。何より……友人同士の本気の恋、面白そうです♪)』

ラフィ『(そのためにも、状況や当時の会話を詳しく把握したいところですね。ええ、好奇心ではありませんよ、決して)』

ラフィ『ヴィーネさん、告白を断った際の会話を……詳しくお聞かせ願えないでしょうか?』

ヴィーネ『ぅ……。必要なのよね? 分かったわ――』

少女説明中・・・

ヴィーネ『――という感じよ』

ラフィ『成る程……(ヴィーネさんにしてはキツイ言い方ですね。それだけ動転していたということでしょうか)』

ラフィ『聞かなかったことにしてあげるというのは致命的ですね』

ヴィーネ『そう……よね。酷いこと言っちゃったって自覚はあるわ』

ラフィ『ガヴちゃんがどう出るか見たいので、ひとまず明日は様子見でしょうか』


ヴィーネ『様子見……頼っていい、のよね?』

ラフィ『ええ、勿論です』

ヴィーネ『ありがと。明日はお願いね?』

ラフィ『はい。頼りにしてください♪ それでは、明日……』

ピッ

ラフィ「さて、と……。明日に向けて、少しガヴちゃんの様子を見ましょうか」

ラフィ「千里眼っ……………………見えました。おや、サターニャさんと一緒に居るようですね」

ラフィ「場所は……あれ? ガヴちゃんのアパートでなく、サターニャさんのマンションでもなく……」

ラフィ「それでいて私にも見覚えが…………っ!?」

ピロピロピロピロwwwwゴーウィwwwwwゴーウィーwwwww

ラフィ「電話っ! ヴィーネさんからっ!!」

ラフィ『はいもしもしヴィーネさんっ!?』

ヴィーネ『どうしようラフィ!? ガヴが……ガヴが来ちゃった!!』

ラフィ『(これは……想定外ですね。ガヴちゃんの性格なら今日行動を起こすことは無いと踏んでいましたが……)』

ラフィ『(読みが甘かったようですね……。サターニャさんに発破をかけられた……?)』

ヴィーネ『ラフィ、どうしよっ、ラフィっ!?』

ラフィ『(と、とにかくっ……)お、落ち着いてくださいヴィーネさんっ。>>53

>>53 ラフィのセリフや行動など

私がガヴちゃんに告白して時間を稼ぎます!!(混乱)


ラフィ『お、落ち着いてくださいヴィーネさんっ。私がガヴちゃんに告白して時間を稼ぎます!!(混乱) 』

ヴィーネ『え、な、何言ってんの!?』

ラフィ『その間にヴィーネさんはガヴちゃんと会ってどうするか考えててください!』

ラフィ『ではガヴちゃんに電話するので切りますねっ!!』

ヴィーネ『え、ちょ、ラフィ――』

ピッ

ヴィーネ「――切れちゃった。……ラフィが落ち着きなさいよぉ」

…………

ピンポーン……ピンポーン……

ガヴ「ヴィーネが出ない……。きっと私の顔なんか見たくないんだ」ズーン


サターニャ「そ、そう気を落とすんじゃないわよっ。多分トイレ入ってるとかそもそも留守とかだわ、きっと!」

ガヴ「だったら、いいんだけど…………」

ピロピロピロピロwwwwゴーウィwwwwwゴーウィーwwwww

ガヴ「ん? 電話? ……ラフィからだ」

サターニャ「……なんとなーく嫌な予感がするわね」

ガヴ「まぁ……取り敢えず出るよ」

ピッ

ガヴ『もしもしラフィ?』

ラフィ『ガ、ガヴちゃんっ!!』

ガヴ『うっさ……。どうしたの、そんなテンションでさ』

ラフィ『え、ええっと……(勢いで電話したはいいものの、告白ってどうしたらいいんでしょう?)』

ラフィ『(このままの勢いでストレートに? 気障ったらしく殺し文句を並べて……?)』

ガヴ『……ラフィ?』

ラフィ『は、はい! (ええい、ままよ!)』

ラフィ『>>60

>>60 ラフィの(ガブに告白する)セリフ ※長文可

十日近くも放置してしまいました……再開します。


ラフィ『天使学校の頃の綺麗なガヴちゃんも今のやさぐれ可愛いガヴちゃんも甘酒で酔っぱらったガヴちゃんも全部大好きです! 私と結婚してください!』

ガヴ『は!? はぁっ!? 何言ってんだよラフィっ!?』

ガヴ「(まさかヴィーネに謝りに行くって時に、ラフィから告白されるなんて……////)」ドキッ

ガヴ「(ド、ドキッってなんだドキッって……。私はヴィーネが好きなんだ)」

ガヴ「(……でも、ヴィーネは固く扉を閉ざして、私と会ってすらくれない)」

ガヴ「(そんな中、ラフィはあんなに情熱的に、け、けけっ、結婚だなんて////)」

ガヴ「(>>67)」

>>67
1.(……いや、やっぱり私はヴィーネが好きだ。ラフィには悪いが、きっぱり断ろう)
2.(ラフィは頼りになるし、ドSで腹黒い所もあるけどなんだかんだ良いヤツだってことは分かってる。……私も、ラフィのことが好き?)
3.(と、取り敢えず、サターニャに相談しよう)
4.サターニャが会話に割って入って来る
5.ヴィーネがドアを開ける

5


ガチャッ バンッ!

ヴィーネ「ガヴーーーーっ!!」

ガヴ「ヴィーネっ!?」

サターニャ「やっと出てきたわね、ヴィネット!」

ヴィーネ「はぁ、はぁ……ガ、ガヴっ」ガシッ

ガヴ「(そんなっ、いきなり手握って////)」

ヴィーネ「……やっぱり、ラフィからね」ピッ

ガヴ「……へ?(通話終了をタップした?)」

ヴィーネ「もしかして……今、ラフィから告白されなかった!?」

ガヴ「え、なんでそれを……」

サターニャ「ちょっと! ラフィエルが告白ってどういうことよ!」

ヴィーネ「サターニャは黙ってて!」

サターニャ「は、はひっ」


ヴィーネ「返事は……返事はしたのっ!?」

ガヴ「ま、まだ、だけど……」

ヴィーネ「よ、よかったぁ……」ダキッ

ガヴ「ヴィ、ヴィーネ!?」

ヴィーネ「ごめんね、ガヴ。告白断っちゃったり、さっき中々開けなかったりして……」

ガヴ「……んだよ。謝りに来たのはこっちの方だぞ」

ヴィーネ「違うのよ。実は私が悪いのよ……(……言うのよ、月乃瀬=ヴィネット=エイプリル)」

ヴィーネ「(私の、正直で、素直な、本当の、気持ちを……っ!)」

ヴィーネ「>>72

>>72 ヴィーネのガヴへ贈る愛の告白

ガヴに告白されたとき本当はすごく嬉しかったの


ヴィーネ「ガヴに告白されたとき本当はすごく嬉しかったの」

ガヴ「……は? 嘘だろ……」

ヴィーネ「嘘じゃないわよ。だって、ガヴと私の気持ちがおんなじだって、分かったんだもの」

ガヴ「っ!//// だったら、どうして……」

ヴィーネ「怖かったのよ……」

ガヴ「……何がだよ」

ヴィーネ「だって、ずっと好きだった子に告白されるなんて、あまりにも出来すぎてるじゃない?」

ヴィーネ「今まで、ガブは私のことを……ただの友達くらいに思ってると思ってたんだもの」

ヴィーネ「だとしたら、せめて友達として、一緒に居たいと考えていたの。告白されるだなんて夢にも思ってなかった」

ヴィーネ「…………びっくりしたわ。思わず正直な気持ちと逆のことを言っちゃうくらいに」

ガヴ「……それってさ、ヴィーネも、その……私のこと好きってことでいいの?」ギュウッ

ヴィーネ「っ! ……そうよ。だから、謝りたいのは寧ろ私――」

ガヴ「ちゃんと、言って」

ヴィーネ「――の方で……え?」

ガヴ「私に////」

ヴィーネ「……ふふ、そうね。そうするべきよね」ナデナデ

ヴィーネ「好きよ、ガヴ」


ガヴ「ん////」

ヴィーネ「ふふふ……」ナデナデ

ガヴ「よかったぁ(やっぱり、勘違いじゃなかった。ヴィーネも私のこと好きだったんだ////)」

ヴィーネ「ずっと心に秘めてたんだもの、何度でも言えるわ。私、ガヴが好きよ」ナデナデ

ガヴ「ヴィーネぇ////」

ヴィーネ「……いいえ、私、ガヴのこと、好きなんかじゃ……」ピタッ

ガヴ「え」

ヴィーネ「好きなんかじゃ、足りない」


ヴィーネ「私、ガヴが好き! 好き! 大好き!! 愛してる!!!!」

ガヴ「私もっ、その、ヴィーネ愛してる!!」

ヴィーネ「ガヴとずっと一緒に居たい!!」

ガヴ「もうヴィーネと離れたくない!!」

ヴィーネ「でも、私達はただの一生徒、女同士、天使と悪魔……」

ガヴ「ぅ……」

ヴィーネ「いつ、離れ離れになるか分からない」スッ

ガヴ「あっ……」

ヴィーネ「だから、ね?」

ヴィーネ「結婚して!」テニギッ

ガヴ「……!」

ガヴ「ああ!! 勿論だ!!!!」テニギッ


ラフィ「あら~。その様子では、上手くいったみたいですね」テカテカ

ヴィーネ「あ、ラフィっ!」

ガヴ「ラフィだって!?」

サターニャ「はっ。ラフィエルぅ!?」

ラフィ「おめでとうございます。ガヴちゃん、ヴィーネさんっ」

ヴィーネ「有難う……って言うべきよね」

ガヴ「いや言わなくていいだろ。あんな変な電話寄越しやがって」

ヴィーネ「発破をかけてくれたんでしょう? 私より先に告白することで、私を焦らせた」

ガヴ「はぁ……。ってことは、あの告白はやっぱ演技だったか」

ラフィ「ふふ……。さて、どうでしょう。それはお二人の幸せにとっては、瑣末なことではないですか?」

ヴィーネ「////」

ガヴ「////」


サターニャ「ちょっと! そもそも告白ってどういうことよ! 私何も聞いてないんだけど!」

ラフィエル「あら、ガヴちゃん、サターニャさんに告白のこと話してなかったんですか?」

ガヴ「……ああ。適当なこと言ってたらサターニャが着いて来た」

サターニャ「アンタがヴィネットと喧嘩したって言うから、わざわざ着いて行ってあげたんでしょーが!!」

ラフィ「ガヴちゃん、GJです! 目当てだったガヴちゃんとヴィーネさんの百面相は勿論」

ラフィ「目の前で何が起こったかまるで理解出来ていないサターニャさんの顔も見応えがありました!」

ガヴ「んなっ!?////」

サターニャ「んなっ!?//////」

ヴィーネ「まぁラフィに相談したらその辺は多分見られるだろーなーとは思っていたわよ、ええ////」


ラフィ「ところで、ガヴちゃんがずっと持ってるその箱、何ですか?」

ガヴ「ああこれか。良かったらヴィーネと仲直りのプレゼントにしてくれって、サターニャの親父さんから貰ったんだ」

ヴィーネ「……それ、もしかして胡桃沢洋菓子店のチョコケーキ?」

ラフィ「ご存知なんですか?」

ヴィーネ「ええ、魔界じゃ美味しいって評判なのよ。……もし本当に喧嘩してたとして、それ持って来られたら懐柔されちゃうかも」

ガヴ「そ、そんなに美味いのか……」

サターニャ「当然じゃない! 私のお父様が生み出したケーキよ!」

ラフィ「そんなに評判良いですのに……」

ガヴ「その娘の味覚は……」

「「「…………」」」

サターニャ「何よ! なんか文句あるの!?」

ラフィ「……悪魔にも、隔世遺伝とかあるんですかねぇ」

サターニャ「覚醒遺伝!? 何それカッコイイ!!」

ヴィーネ「言うと思ったわ……」


ラフィ「……さて、そろそろお邪魔虫は退散することに致しましょうか」

ヴィーネ「そんなっ、お邪魔虫だなんて……」

ガヴ「とか言いながら、千里眼か何かで覗く気じゃねーだろーな?」

ラフィ「流石の私もそこまで野暮なことはしませんよ……。さぁ、サターニャさん、行きますよ」

サターニャ「えー……。ガヴリールとヴィネットが付き合うことになったのは何となく分かったけど、色々と全然納得できてないんだけど……」

ラフィ「それだけ分かってれば十分ですっ♪ さ、行きましょうか」グイッ

サターニャ「ちょっ」ズルズル

ヴィーネ「待って!」

ラフィ「?」

ヴィーネ「ガヴ、このケーキ、私にくれるつもりだったのよね」

ガヴ「? そうだが」

ヴィーネ「ラフィエル! サターニャ! 勿論ガヴも、私の部屋で一緒にこのケーキ食べましょう?」

サターニャ「ふぇ?」

ラフィエル「その……いいのですか?」

ヴィーネ「いいのよ。……だって、きょっ、きょきょっ、今日は、わ、わたっ////」

ヴィーネ「私達の、カップル成立記念日パーティーなんだから!!!!!////////////」

ガヴ「紅くなるくらいなら無理して言うなよ!//////」

……………………

…………

……


――数年後――

ヴィーネ「……変わらないわね、アンタは。私と住み始めてからも、ずぅーっとゲームばっかり」

ガヴ「同棲してからもゲームは続けるって言った時、許可してくれたのはヴィーネじゃんか」

ヴィーネ「それはそうだけど……。あと、ここ3ヶ月くらい貧乏そうにしてるのはなんでよ。私より給料良い筈でしょ?」

ガヴ「」ギクッ

ガヴ「それはー、そのー、ヴィーネさんにー、高校の時みたいにー、お世話を焼いて欲しかったといいますかー」

ヴィーネ「そんなことしなくても、いつも世話してるじゃない」

ガヴ「そ、それは、そうだけど」

ヴィーネ「まーさーかー、ガチャやらパチンコやらで溶けたー、なんて言わないでしょうね?」

ガヴ「し、してない! ここ3ヶ月引いてないし打ってない!」

ヴィーネ「ほんとかしら……。じゃあ、なんでなのよ」

ガヴ「う、うぐっ」


ガヴ「……はぁ、仕様がないか。本当は明日もっと良い雰囲気で渡したかったんだけどな」

ガヴ「……ベタだけど高級レストランとかさ」ガザゴソ

ヴィーネ「はあ? 一体何よ」

ガヴ「……ん////」パカッ

ヴィーネ「こ、これって……////」

ガヴ「指輪だよ。見りゃ分かんだろ?////」

ヴィーネ「ど、どうして……////」

ガヴ「明日だろ? その……記念日////」

ヴィーネ「覚えてて、くれたんだ……////

ガヴ「勘違いするなよ//// カップル成立記念日と婚約記念日、2つ共覚えるなんて面倒だっただけだからな////」

ヴィーネ「もう、真っ赤な顔で照れ隠しなんて言わなくていいじゃない////」


ヴィーネ「……でも、嬉しい。ガヴのことだから自分で忘れてると思ったもの、ガヴが告白してくれた日////」

ガヴ「私は、ヴィーネに告白された日だと思ってたがな////」

ヴィーネ「もうっ//// ガヴったら//////」

ガヴ「ほら、さっさと左手出せ////」

ヴィーネ「……言って////」

ガヴ「ん?」

ヴィーネ「ガヴからも、言って欲しい////」スッ

ガヴ「……! ああ、分かった////」

ガヴ「結婚しよう、ヴィーネ」スッ

ヴィーネ「……はい!」


終わりです。
ここまで見てくださって有難うございました。
更新頻度がまちまちで済みません……。これに懲りずにまた次スレ立てると思うので、その際は是非お付き合いください。

以下は過去作です。

初めての安価SS(何故かこのスレより安価の出し方が上手い気がする)
ガヴリール「……私のプライバシー、どこへ行った?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1491222440/)

初めての全年齢SS(酉が何か理解してなかった)
ガヴリール「ハーレムラノベ主人公?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1490205139/)

初めての掲示板SS(この話は誰かが書かなくてはならない……という使命感があった)
ラフィエル「ガヴちゃん、セックスでもしませんか?」ガヴリール「そうだな」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1490068494/)



おつありですー。
実はガヴィーネ好きなんで書けて満足です。

あと、過去作の方から順番に手直しして、Pixivに上げようかと思ってます。
安価SSを"自分の作品"として扱って上げてしまうかは迷っていますが……。

HTML化依頼出してきます。

安価SSも>>1が大筋書くんだから>>1の作品だよ

>>88
そう言って頂けると嬉しいですー

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