最原「楓のパンツで作ったマスクが欲しい」 (31)

最原「という訳だからパンツ頂戴」

赤松「いいよ、終一くんのパンツと交換ね」

最原「やった! 交渉成立だ!」

百田「」


注意
・最原くんと赤松さんがイチャイチャするだけ
・才能育成計画時空
・話に前後のつながりがない
・キャラ崩壊、口調が怪しい
・なんでも許せる方向け




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―好きな匂い―

赤松「終一くんの匂いがする……」

最原「あ、ごめん。そんな臭いの渡しちゃって」

赤松「ううん、大丈夫。私この匂い好きだから」

最原「う……///」

最原「ぼ、僕も、楓の匂い……好きだよ」

百田「」

最原「ああ! もう辛抱たまらない!!」モグモグ

赤松「私のパンツ、マスクにするんじゃなかったの?」フフッ

最原「あまりにもパンツがいい匂い過ぎて……」

赤松「しょうがないなぁ……また明日もパンツあげるね」

最原「いやっほう!」

百田「」

春川「」

最原「あれ、二人とも頭抱えてどうしたの?」パンツモグモグ

赤松「何かあったなら相談に乗るよ?」パンツクンカクンカ

パンツと聞いて思わず駆けつけてきた伝説の初代パンツハンター「……オモシロイ」


―手をつなぎたいです―

春川「あいつらってさ、昔付き合い始めたころは」

赤松『て、手をつなぎたいです!」

最原『は、はい!』

ギュ……

最原・赤松『……///』

春川「って感じだったのに」

百田「何時からこうなっちまったんだろうな……」

百田(終一と赤松が付き合い始めて半年たった)

百田(付き合う前はクラス全員がさっさとくっつけと思いながら見守っていた2人だが)

赤松「不思議だなぁ、こうやって隣に座ってるだけなのに、好きっていう想いがどんどん沸いてくる」

最原「じゃあ、こうやって手をつないだらどうかな?」

赤松「ん……あふれちゃうよ……」

百田「」

春川「」

百田(今ではとんでもないバカップルっぷりを発揮している)

―早起き―

東条「最近の最原くんは早起きね、感心だわ」

王馬「赤松ちゃんに起こして貰ってるんじゃないの~?」

星「あんまり迷惑かけんなよ」

赤松「うーん、むしろ最近は終一くんのほうが先に起きてるんだよね」

キーボ「そうなんですか、最原くんは朝が弱いと聞いていましたが治ったんですね」

夢野「朝の8時に集合なのに8時の放送で起きてると聞いた時は、この男何を考えているんじゃと思ったわい」

最原「朝起きた時目の前に楓がいるのがうれしくてっさ、早く起きればそれだけ長い間楓の寝顔を見る事ができるから」アハハ

茶柱「朝起きたときにって、え? 赤松さん何処で寝てるんですか……?」

赤松「一番安心できる場所、かな」

東条「コーヒーは全員ブラックでいいかしら?」

星「ふっ、甘すぎるぜ……」

天海「ブラックなんすけどね」

―キス―

アンジー「是清ー。楓が何処言ったら知らないかー?」

真宮寺「赤松さんは見ていないけど、最原くんがピアニストの研究教室に向かって行ったのはみたヨ」

アンジー「なるなるー。じゃあ楓はそこだねー」

真宮寺「ククク、あの二人は本当に仲がいいネ」

真宮寺「ああ! 探偵とピアニストという二人の才能がどんな物語を作っていくのか興味深いヨ」

アンジー「気になるなら是清も一緒にいこー」

真宮寺「まあ、時間もあるしかまわないヨ」

アンジー「そんな訳で楓の教室に着いたよー、楓ーいるー?」ガチャリンコ

真宮寺「ノックぐらいしたらどうだい?」」

最原「……ん……んちゅ」

赤松「ちゅ……んん……ぺろ」

アンジー「おおー、神ってるねー」

真宮寺「おや、凄い場面に遭遇したネ」

最原「んん……ん」

赤松「……んちゅ」

アンジー「……」

真宮寺「……」

最原「いや、出てってよ」

真宮寺「観察しがいがあってネ」

アンジー「主はいいました……もうちょっと続けろと……」

赤松「じゃあもうちょっと」チュ

最原「か、楓……ん」チュ

―エロ本―

王馬「赤松ちゃん! この前最原ちゃんがエッチな本を買ってたよ!」

ゴン太「えええ!? 最原くんがそんな本を!?」

キーボ「またそんな適当な嘘を言って、赤松さんとお付き合いしてる最原くんがそんなもの買うわけないじゃないですか」

王馬「恋人がいたってエロ本は別なんだよ! そんな事も分からないからお前はキーボなんだよ」

キーボ「僕自身を悪口のように使わないでください!」

ゴン太「紳士はそんな本読まないんだよ!」

赤松「この前全部燃やさせたばっかりなのに……」ギリッ

王馬「え?」

赤松「王馬くん、ありがとう、ちょっと私行ってくるね!!」ダッシュ

キーボ「あ、赤松さん!? 王馬くんの何時もの嘘ですよ!?」

ゴン太「そんな……最原くんが本当にそんな本を……?」

王馬「燃や……させた?」

その後泣きながら何かを燃やす最原くんの姿が目撃されたとかなんとか……


―部屋着―

ドア<コンコン

春川「赤松、この前押し付けられたクラシックのCDも返しに来たよ」

ガチャ

赤松「あ、春川さん。立ち話もなんだし部屋に入って」

春川「ねえ、赤松」

春川「あんたなんで男物のシャツを着てるの?」

赤松「最原くんに貰ったんだ」ムフー

春川「……ああ、そう」

赤松「このCDどうだった? 春川さんが好きそうな曲を選んだんだけど……」

春川「確かに気に入った曲ばっかりだったよ、超高校級のピアニストってのはの音楽の好みまで分かるんだね」

赤松「そんな事ないよ、春川さんがこういう曲が好きかな~ってほとんど勘で選んだようなものだし」

赤松「よかったら他の曲も聞いてみない? 春川さんにおすすめしたい曲がまだまだ沢山あって」

春川「ねえ、赤松」

赤松「ん、何? 曲のリクエスト?」

春川「リクエストじゃなくて、そこの棚にあるゴミは何? ストローとかティッシュとか」

赤松「それは終一くんコレクションだよ」

春川「……ん?」

赤松「彼氏コレクションだよ、みんなもやってるでしょ?」

春川「………ふぅん」


―コンサート―

最原「楓からピアノのコンサートチケットを貰ったからピアノを弾いている楓を見に行ったんだ」

百田「おおー、赤松のコンサートか」

百田「何時も研究教室でピアノ弾いてるし、頼めば何でも弾いてくれっから忘れがちだけどコンサートは何時も満員になるような奴なんだよな」

最原「ドレス姿でピアノを弾いてる楓は何時も以上に綺麗だったよ」

百田「赤松に悪い男が付かねぇか心配になったか?」

最原「その心配はしてないよ」

百田「してねえのかよ? 彼氏としちゃあ心配になるもんじゃねえのか」

最原「楓に近づいた男全員のスキャンダルを掴んで脅したからね、誰も楓には近づかないよ」

百田「……お、おう」

最原「それに楓のコンサートには出来る限り行って関係者の人とも友達(意味深)になって何かあったら連絡をもらえる事になってるしね」

百田「むしろ赤松の事心配しまくってんじゃねぇか……」

最原「そんな事ないよ」



―雨だれ―

赤松『ショパンの雨だれの旋律の眠るときに思い浮かべるとよく眠れるんだ』

最原「って言うからこの前弾いてもらったんだけど、心地のよい旋律が本当に気持ちよくて」

最原「気がついたらぐっすり寝ていたんだ」アハハ

百田「赤松のピアノを聞きながら眠るなんて贅沢な野郎だな」

最原「何故か起きたら裸で縛られてたけどね」

百田「!?」

最原「執拗にペットボトルに入った水で僕の体をぬらしハァハァいいなが写真を撮ってたよ……」

最原「あれ、どうするつもりなんだろう……」

白銀「ちなみにその時使われたカメラは地味に私が貸した自慢のカメラだよ」

東条「写真の現像は私がしたわ。その、最原くんもやっぱり男の子なのね……///」

百田「何を見たんだ東条……?」



―月の光―

赤松「~~~♪」演奏中

百田「……」

春川「――いい演奏だね……」

最原「」ガタッ

百田「どうした終一?」

最原「演奏をしている楓があまりにも綺麗で……」

最原「見てたらムラムラしてきたから」

最原「ちょっと楓のおっぱいを揉んでこようかと思ってね」グッ

百田「赤松にぶっ飛ばされるぞ?」

―だが奴は、ハジケた―

最原「」モミモミモミモミモミ

赤松「~♪」

百田「本当に行っちまったし、赤松は気づいていないのか? いや普通は気づくよな……」

百田「ん? 終一の手が赤松の腹に……」

最原「」お腹モミモミモミモミモミ

ドゴォ!

赤松「お腹は止めてッ!!!」

最原「ご、ごめん」

百田「……赤松のあんな大きな声初めて聞いた……」

春川「なんて早い肘うち、私じゃなかったら見逃しちゃうね」


―ラブホテル―

赤松「終一くんがホテル街を歩いていたとタレこみがありました」

最原「何時もの浮気調査です」

赤松「う~~~!」頬膨らませ

最原「あ、その顔かわいい。じゃなくて伯父さんの所に来た浮気調査で依頼立ち寄ったんだよ。この説明何回目だっけ?」

赤松「……分かってるんだけどさ、やっぱり不安になっちゃうし……」

最原「ごめんね、不安にさせちゃって……」

赤松「ううん、私が勝手に不安になっちゃってるのがダメなんだよ」

最原「僕は楓以外の人とそういう事するつもりはないよ」

赤松「そ、そうだよね。私も終一くん以外とするつもりないし」

赤松「で、でもそういう所に入るのはまだダメだからね!!」

最原「……『まだ』なんだ」

赤松「え、あ、その……そういうことは……さ」

赤松「聞かないでよぉ……///」

最原「……」

最原「楓。キスしてもいい?」

赤松「ええ!?」

最原「今、凄く楓にキスをしたくなったんだ。いいよね?」

赤松「………うん」


―怖い夢―

赤松「ごめんね、こんな夜遅くに来て貰っちゃって……」

最原「構わないよ。それにしてもいきなり涙声の楓から電話がかかってきてびっくりしたよ」

赤松「怖い夢見ちゃって……もうどんな夢なのかは忘れちゃったんだけど夢の中の私は「終一くん助けてっ!」何度も叫んでる事だけは覚えてて」

赤松「それで気がついたら終一くんに電話してたの、ごめんね……」

最原「誰だって怖い夢を見ることぐらいあるよ。むしろキミに一番最初に連絡してもらえてうれしいよ」

最原「まあ、窓から侵入なんて泥棒みたいな事は初めてだったけど……」

赤松「両親は寝てたから……」アハハ

赤松「終一くん、朝までずっと一緒にいてくれる? 1人になると変な事を考えて怖くなるから……」

最原「いいよ、キミの中の恐怖が消えるまでずっと一緒にいるよ……」

赤松「ありがとう、終一くん」チュ

最原「ぁ……」

赤松「……したくなっちゃった」

最原「……うん、僕ももっとしたい」


―暖かい手―

赤松「終一くんの手、あったかいね」

最原「楓の手も凄くあったかいよ。この暖かくて綺麗な手からあんなも素敵なピアノの音色が奏でられるんだね」

赤松「そんな、褒めすぎだよ、私なんてまだまだなのに」

最原「この手を握ることが出来るのは、僕だけって考えていいんだよね」ニコ

赤松「そうだよ、終一くんだけなんだから」

最原「……」

赤松「……」

王馬「……」

最原・赤松「うわぁ!(きゃあ!)」

王馬「あ、驚かせちゃった? ごめーん。俺の事は気にしないでチューでもなんでもしちゃっていいよ」

最原「し、しないよ!」

赤松「え、しないの?」

最原「……後でします」

王馬「やっべえ、こいつらマジで面倒くせぇ」ウワァ



―オギャみがバブい―

百田「終一と赤松って普段どんな会話してるんだろうな?」

春川「どうしたのいきなり? あいつらの会話なんて禄でもないと事気にして」

百田「いや、気にならねえか? 普段食堂とか教室とか俺らがいる前でしてる会話と二人きりのときだけでしてる会話が違うかどうか」

春川「別に、私は気にならないけど?」

百田「まっ野次馬根性で気になってるってだけだけどよ」

春川「はぁ、あきれるわ」

百田「そういう訳だから今2人がいる終一の研究教室まで来たぜ」

春川「どうして私まで……」

百田「まあまあいいじゃねえか、ちっと除くだけだからよ」チラッ






赤松「はーい、終一くーん、あーんちまちょうね~」

最原「あーん、おいちいでちゅー」

赤松「いいこでちゅねー」ナデナデ

最原「ママのおっぱい吸いたいでちゅー」

赤松「おっぱいは夜まで我慢って約束でちゅよー?」

最原「今吸いたいでちゅー」

赤松「もうー仕方ないでちゅねー」

パタン






百田「………」

春川「………」

百田「………俺の親友は何処にいっちまったのかな……?」

春川「………」


―儀式―

キーボ「最原くんどいてくださぁああああい!!!!」

最原「え? うわぁああっ!!」

ドンガラガッシャーン

赤松「終一くんがゴミ袋を持ったキーボくんに突撃されたー!!」

最原「痛てて……キーボくん。いきなり突撃してこないでよ……」

キーボ「す、すみません! 王馬くんに転ばされて……」

王馬「はぁ? 鉄屑が勝手にバランス崩して勝手に倒れただけだろ? 俺のせいにすんなよ!」

赤松「大丈夫? 終一くん……とキーボくん」

最原「ゴミ袋の中身がかかって臭い……うわっ! カップラーメンが頭に……」

赤松「だ、大丈夫!? やけどしてない!?」

最原「うん、もう冷めてたから大丈夫。でもついてないなぁ、カップラーメンが頭にかかるなんて……」

霧切「探偵の儀式よ」スッ

最原「え!? 霧切さん? どこから」

霧切「探偵である以上カップラーメンが頭にかかる事を避けることはできなかったのよ」

最原「……えぇ……」

赤松「そんな事より早くシャワー浴びて着替えたほうがいいよ」

キーボ「掃除は僕が責任を持って行いますので、本当にすみませんでした」

最原「そうだね……汚いし臭いし、ついてないなぁ」

赤松「じゃあ私が洗ってあげるよ」

最原「う、うん。ありがとう……」

霧切「……私もそうすればよかったかしら……」

―ロマン砲単騎突撃―

赤松「終一くん」ニコニコ

最原「……はい」

赤松「正座」ニコニコ

最原「……あの、ここプールのなか……」

赤松「何度もいわせるの?」マガオ

最原「はい……」ゴボボボ

赤松「頭を下げてみんなにごめんさいしようねー」←最原の頭を抑える

最原「ゴボボボガボボ!!」ジタバタ

赤松「」

最原「ンゴバガバンゴボ゙!!」ジタバタ

茶柱「赤松さん! それ以上は男死が相手でもいけません!!」

アンジー「終一が死んじゃうよー?」

夢野「んあー?」

最原「」シーン

赤松「」

茶柱「赤松さぁぁあああああん!!!!」



※死体は発見されませんでした。


―リフォーム―

赤松「終一くんの研究教室って。落ち着いた雰囲気の部屋で私好きだなぁ」

最原「映画とかに出てくる、いかにも探偵って感じの部屋だよね」

赤松「終一くんの事務所とは違うの?」

最原「僕の事務所じゃなくて伯父さんの事務所だよ。ビルの2階にあるんだけど、もっと小さくてごちゃごちゃ物が置いてあるかな」

赤松「うーん、それじゃあピアノを置くスペースはないかなぁ…」

最原「それだったら1階にあったラーメン屋がつぶれてそのままだからそこを借りるのはどうかな?」

赤松「元々お店だったなら広いだろうし、ピアノを置くにはぴったりかも」

最原「ピアノを置くならいつでも楓のピアノが聴けるね」

赤松「それだとリフォームも必要かな、ピアノをいつでもってなるよ部屋を丸ごと防音にすることになるよ」

最原「丸ごと…かぁ、お金ってどれぐらいかかるんだろう」

赤松「部屋を丸ごと防音にするなら結構かかるみたいだよ、お母さんが前に言ってた」

最原「それとピアノの代金もだね。楓が弾いてくれるならいいピアノにしたいな」

赤松「流石に家のピアノを持っていくわけには行かないしね」

天海「あの、お二人とも?」

天海「結構凄い会話してることに気づいてます?」

最原・赤松「?」

天海「ああ、そうっすか……」

天海「……妹に会いたい……」



―狭い―

赤松「狭いところで二人っきりだとドキドキしちゃうね」

最原「そ、そうだね……」

赤松「ふふっ、終一くんの胸の鼓動が聞こえる。私が一番大好きな旋律」

最原「……」

赤松「終一くん……してくれる? 私が今キミとしたいと思ってる事」

最原「楓……」

最原「とりあえずロッカーから出て話さない?」

赤松「やだ」

最原「暑いしホコリっぽいし、いいことなんてないからさ」

赤松「やだ」

最原「どうしても?」

赤松「んー」ギュー

赤松「ぎゅって抱きしめて……鼓動を感じてるとね……好きって感じるの……」

赤松「だから、もうちょっといいよね♪」

最原「今日は甘えん坊だなぁ……」ギュー

ロッカーの外

東条「掃除ができないわ」

入間「俺様の発明でロッカー毎こいつらを掃除してやろうか?」

星「……やっちまえ」




―相談―

最原「実は最近楓の事で困ったことがあって……」

春川「………?」

百田「今なんて言った?」

最原「楓の事で困ったことがあったって相談なんだけど……」

春川「……百田」

春川「……今の何語?」

百田「わからん、日本語に近かったんだが……」

最原「日本語だよ!」

百田「終一が赤松の事で相談……困ったことがある……?」ガクブル

春川「あんたがそんな事考えるなんて……」ガクブル

百田「いや、今のはやっぱり日本語じゃなかった。多分スワヒリ語あたりなんだろう」

最原「そうしてそんな話になるんだよ! いいから僕の話を聞いて……」

最原「この前楓がインタビューを受けた雑誌が発売したんで買ってきたんだどさ」

最原「ちょっと、これを見てもらいたいんだ」

百田「天才ピアニスト赤松楓の特集&独占インタビュー」

春川「噂の恋人について赤裸々の告白!」

百田・春川「………恋人……?」

最原「写真つきで本名も書いてあったよ……」

百田「お、おお……」

春川「……さすがにこれは……」


―その頃の赤松さん―

白銀「ねぇ赤松さん、この雑誌に書いてある恋人って最原くんことだよね?」

赤松「うん、そうだよ」

白銀「優しくてかっこよくて頼りになる、のろけまくりだね地味に独り身には大ダメージだよ」

入間「あいつは優しいっつーかヘタレだろ」

夢野「探偵の事ならともかく他の事は頼りになるのかのぉ?」

茶柱「赤松さんが好きなるような魅力が最原さんにあるんですか? 転子にはさっぱり分かりません」

赤松「それは、分からなくていいよ」

東条「どうして? 恋人に魅力が無いって言われているのに」

赤松「だ、だって、最原くんの魅力を私以外が知ってたら困るし……///」

茶柱「」表情が死んでいる

アンジー「主は言いました、いい加減にしろよバカップルめと」

白銀「あはは……ごちそうさま……」

白銀「それにしても最原くんもよく了承したよね」

赤松「え?」

白銀「……え?」


―宇宙飛行士の旅立ち―

百田「いよいよこの日がきたんだな……」

春川「あんたが本当に宇宙に行く日が来たんだね」

百田「ったりめぇだろ! 俺は宇宙に轟く百田解斗だぜ!」

春川「知ってるよ、あんたは宇宙に行くことを何時も願っていた。あんたの今までの努力が今日に繋がったんだから」

春川「本当に、おめでとう」

百田「お、おう。ハルマキに素直にそういわれると調子が狂うな……」

春川「何? 殺されたいの?」

百田「ははっ、そういう所はかわんねぇなぁ……」

百田「……今までハルマキには散々迷惑をかけちまったな……」

春川「は? いきなり何? あんたがそんな事言うなんて……体調でも悪いの? これから宇宙行くのに大丈夫?」

百田「大丈夫だよ。珍しいってのは認めるけどよ」

百田「俺が宇宙飛行士の勉強で疲れたときや訓練で倒れたとき。ハルマキは何時も傍にいてくれたよな」

百田「お前はスパルタだからな、大抵の場合ケツ叩かれてちゃんとしろって怒られたばっかりだったけどよ」ハハッ

百田「あーつまりだ、ハルマキが傍で支え続けてくれた事に本当に感謝してるんだよ」

春川「……別に、やりたくてやっただけだし」


百田「今日から1年間、俺は宇宙で暮らす」

春川「……うん」

百田「IP電話とかで話をすることはできるが会う事はできねえ」

春川「……うん」

百田「1年間、お前を1人にしちまう」

春川「……知ってるよ。あんたがプロジェクトに選ばれたときに、そう聞いたから……」

百田「その間にお前の前にいい男が現れてお前がそいつを好きになるかも知れねぇ」

百田「だが! 俺はお前が好きだ! そんな事には耐えられねぇ! だから!」




百田「魔姫、俺が宇宙から戻ってきたら結婚してくれ」




春川「ぁ……あ……」

春川「……ほ、本当……に…?」ポロポロ

百田「こんな事、嘘で言うわけねえだろ……」

百田「そ、それで。どう、なんだよ……」

春川「――はい、喜んで――」

春川『――はい、喜んで――』

最原(花咲くような笑顔で春川さんが答えると同時に周りから歓声が上がった)

最原(今の二人のやり取りは、とある悪の秘密結社の総統により生中継で放送されたいたのだった)

最原(そんな悪の総統は後に語る)

悪の総統「俺の大好きな百田ちゃんが宇宙に飛び立つ前の勇士をみんなに見て貰いたかったんだよ。決して百田ちゃんが春川ちゃん1人だけを呼び出していた事なんて知らなかったよ」

悪の総統「ああ、今回の件は流石の俺も宇宙センターの人たちに話は通してたよ」

悪の総統「これが原因でロケット発射が中止になったりしたら俺の大好きな百田ちゃんが宇宙にいけなくなっちゃうからねー」

悪の総統「だから今回の中継は宇宙センターの人たちが全員知ってたよー」

悪の総統「本人以外はね」ニヤリ

最原(らしい。勿論これが嘘か本当かは誰にも分からない)

最原(それを推理するよりも真実を知って大暴れする春川さんを止める方法を考えるよりも先に)

最原(2人のやり取りを見ながら羨ましそうな目でこちらを見ている楓に、ポケットの中の四角いケースに込めた)

最原(僕の長年の想いをどう伝えるかを考えるので僕の頭の中は一杯だった……)

唐突な百春で終わる。

以上です、ありがとうございました。

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