超閲覧注意!イケメン君がいっぱい登場します。千歌ちゃん達はノンケです。極度のキャラディスも含みます。何が起こっても動じない鋼の精神の持ち主以外はブラウザバック推奨。
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ところで私の秘蔵の武器である弓についてですが。
秘蔵と言えど、誰にも披露したことがないというわけではありませんし、試しに射てみたいとの申し出に応じて貸したことだってあります。
しかしながら「弦が硬すぎて数ミリも引けない」「そもそも重すぎて持てない」「こんなの扱える人間はいない」等、散々文句を言われる始末。
これまでまともに射れた方は一人もいませんでした。
確かに少々頑丈な作りとはいえ、そんな言うほどでもないと、毎回お手本を見せる羽目になるのですが……。
ギチ ギチ ギチッ
ギヂッ ギヂッッッ
ギ ヂ ッ
今もまたお手本の場面さながらに、弦を限界いっぱいまで引き絞りました。
耳元からは、両端に繋がれた弦に引っ張られて弧をしならせる弓のギヂギヂギヂという苦し気な呻き声が鳴り続けます。
狙いを定め、体勢を整え、呼吸を止めて。
何時からか、射る時に口にするようになっていたお決まりの台詞が、今回も自然と出てきました。
海未「ラブアロー……」
ギ
シュート、と呟くと同時に右手を離し、弦に添えていたバレットを射出しました。
―――
対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。
凛「……これで準備は整ったかな」
海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」
花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」
二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。
案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。
海未「ラブアロー」
凛「もうさせないにゃあああ!」
花陽を狙う私を阻止すべく、凛が突進してきました。
ですが想定内です。
弓を引く構えを解いて、迫りくる凛へと自ら踏み込み、肩を捻じ込むようにして当て身を喰らわせました。
凛「がっ! はっ……」
海未「工夫の無い特攻では止められませんよ」
凛が崩れ落ちるのを確認して、改めてライフル弾の射出を狙います。
が、当て身の衝撃で落としてしまったのか、手元から銃弾が消えていました。
海未「おや? どこに行ったのでしょう……仕方ありません。何か代用品を……お。いいですね」
辺りを見渡すと、鉄パイプが無造作に転がっているのを見つけました。
近付いて拾い上げると、直径三センチ程、長さ九十センチ程の鉄パイプは、銃弾よりも射やすそうに思えました。
やはり射るなら長物に限るという持論を持っているんですよね。完全に好みの問題でしょうけれど。
窮屈な通路を縫って進んだ先には、数十メートル四方の開けたスペースがぽっかりと空いていました。
密集した大型機器類が壁の様になって周囲を取り囲む、視界の悪いリングです。
スペースに出て、物陰や死角を探っていると、いつの間にか花陽の姿が消えていました。
高台にでも通じているのでしょうか、金属製の階段を上るカンカンという足音だけが物陰となったタンクの裏側から聞こえてきます。
凛「戦いはもう始まっているのだあ!」
海未「なるほど。花陽が身を隠せる物陰の多い戦場を選んだわけですか」
凛「自分たちに有利な戦場を選びなさいっていつも言われてたからね!」
海未「教えを素直に取り入れるのが二人の長所です。その辺り、にこも素直なら良いのですが」
凛「にこちゃんは居ないけど……二人でも、勝つから」
一秒前の談笑モードはどこへやら。
マフィア界で並ぶ者無しと称されていた私相手にたった一人で相対する凛からは、微塵も気後れする様子どころか、妥当する気満々の気概を感じます。
海未「……良い意気込みです。三人同時に相手する以上の圧力を覚えますよ」
教え子たちの成長は嬉しいものですね。
弟子に負かされることが師匠の夢と言う方もいますけど、私もその口かもしれません。
海未「がっ、あっ、あっ、」
打撃による痛覚以上に、脳が揺れ平衡感覚が狂ったことが問題でした。
歪む視界に屈しそうになりながら、足を止めてはならないとステップを踏み続けます。
追撃を防ごうと足を振り回して蹴りを繰り出しますが、既に凛は距離を取っていました。
海未(追撃する絶好の機会に身を退いている、ということは……!)
勘だけを頼りに脇へと飛び込み地面を転がりました。
同時に鳴り響く銃声。
予測も何もありませんでしたが、被弾していないことから狙撃を躱せたことを察しました。
床を一回転してから立ち上がり、銃声が鳴った八時方向へと顔を向けると、私を狙う銃口が大型フォークリフトの陰から覗いていました。
花陽「これでも当たらない……!」
海未「避けたのは完全に運です。っつう……狙撃の方角を予測したわけではありません」
凛「初めて海未ちゃん騙せたのにぃ」
海未「視線のフェイントは見事でした。ちなみに脳を揺らすなら、厚手のグローブで顎を狙うと尚良いですよ」
凛「次はそうするよっ!」
決定打を回避したことに安堵する一方、完璧に設計された一連の攻撃に思わず舌を巻きました。
ところで私の秘蔵の武器である弓についてですが。
秘蔵と言えど、誰にも披露したことがないというわけではありませんし、試しに射てみたいとの申し出に応じて貸したことだってあります。
しかしながら「弦が硬すぎて数ミリも引けない」「そもそも重すぎて持てない」「こんなの扱える人間はいない」等、散々文句を言われる始末。
これまでまともに射れた方は一人もいませんでした。
確かに少々頑丈な作りとはいえ、そんな言うほどでもないと、毎回お手本を見せる羽目になるのですが……。
ギチ ギチ ギチッ
ギヂッ ギヂッッッ
ギ ヂ ッ
今もまたお手本の場面さながらに、弦を限界いっぱいまで引き絞りました。
耳元からは、両端に繋がれた弦に引っ張られて弧をしならせる弓のギヂギヂギヂという苦し気な呻き声が鳴り続けます。
狙いを定め、体勢を整え、呼吸を止めて。
何時からか、射る時に口にするようになっていたお決まりの台詞が、今回も自然と出てきました。
海未「ラブアロー……」
ギ
シュート、と呟くと同時に右手を離し、弦に添えていたバレットを射出しました。
―――
対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。
凛「……これで準備は整ったかな」
海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」
花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」
二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。
案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。
梨子「合コン!!?」
曜「うん!」ニッコリ
梨子「ど、どうしたの?急にそんな......」
曜「いやぁ、普段お世話になってる水泳部の先輩にどうしてもって頼まれてさ~」
曜「できるだけ可愛い子連れてこいって言われてるんだ。だから梨子ちゃんにも是非来て欲しいな~、なんて」エヘヘ
梨子「無理無理無理!!私、そういうの参加したことないし!それに、私なんかが行ったら迷惑だよ!」
曜「そんなことないって!梨子ちゃんが来てくれたら男子勢大盛り上がりだって!」
梨子「......」ピクッ
曜「うちみたいな体育大学だと梨子ちゃんみたいな控えめで華奢な美少女なんて皆無だからさ。もう大人気間違いなし!」
梨子「そ、そうなのかな///」
曜「うんうん!梨子ちゃんが来てくれれば私の株もあがるからさ!私のためと思って!」
梨子「えっと、どうしよ......」
ところで私の秘蔵の武器である弓についてですが。
秘蔵と言えど、誰にも披露したことがないというわけではありませんし、試しに射てみたいとの申し出に応じて貸したことだってあります。
しかしながら「弦が硬すぎて数ミリも引けない」「そもそも重すぎて持てない」「こんなの扱える人間はいない」等、散々文句を言われる始末。
これまでまともに射れた方は一人もいませんでした。
確かに少々頑丈な作りとはいえ、そんな言うほどでもないと、毎回お手本を見せる羽目になるのですが……。
ギチ ギチ ギチッ
ギヂッ ギヂッッッ
ギ ヂ ッ
今もまたお手本の場面さながらに、弦を限界いっぱいまで引き絞りました。
耳元からは、両端に繋がれた弦に引っ張られて弧をしならせる弓のギヂギヂギヂという苦し気な呻き声が鳴り続けます。
狙いを定め、体勢を整え、呼吸を止めて。
何時からか、射る時に口にするようになっていたお決まりの台詞が、今回も自然と出てきました。
海未「ラブアロー……」
ギ
シュート、と呟くと同時に右手を離し、弦に添えていたバレットを射出しました。
―――
対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。
凛「……これで準備は整ったかな」
海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」
花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」
二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。
案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。
窮屈な通路を縫って進んだ先には、数十メートル四方の開けたスペースがぽっかりと空いていました。
密集した大型機器類が壁の様になって周囲を取り囲む、視界の悪いリングです。
スペースに出て、物陰や死角を探っていると、いつの間にか花陽の姿が消えていました。
高台にでも通じているのでしょうか、金属製の階段を上るカンカンという足音だけが物陰となったタンクの裏側から聞こえてきます。
凛「戦いはもう始まっているのだあ!」
海未「なるほど。花陽が身を隠せる物陰の多い戦場を選んだわけですか」
凛「自分たちに有利な戦場を選びなさいっていつも言われてたからね!」
海未「教えを素直に取り入れるのが二人の長所です。その辺り、にこも素直なら良いのですが」
凛「にこちゃんは居ないけど……二人でも、勝つから」
一秒前の談笑モードはどこへやら。
マフィア界で並ぶ者無しと称されていた私相手にたった一人で相対する凛からは、微塵も気後れする様子どころか、妥当する気満々の気概を感じます。
海未「……良い意気込みです。三人同時に相手する以上の圧力を覚えますよ」
教え子たちの成長は嬉しいものですね。
弟子に負かされることが師匠の夢と言う方もいますけど、私もその口かもしれません。
海未「ラブアロー」
凛「もうさせないにゃあああ!」
花陽を狙う私を阻止すべく、凛が突進してきました。
ですが想定内です。
弓を引く構えを解いて、迫りくる凛へと自ら踏み込み、肩を捻じ込むようにして当て身を喰らわせました。
凛「がっ! はっ……」
海未「工夫の無い特攻では止められませんよ」
凛が崩れ落ちるのを確認して、改めてライフル弾の射出を狙います。
が、当て身の衝撃で落としてしまったのか、手元から銃弾が消えていました。
海未「おや? どこに行ったのでしょう……仕方ありません。何か代用品を……お。いいですね」
辺りを見渡すと、鉄パイプが無造作に転がっているのを見つけました。
近付いて拾い上げると、直径三センチ程、長さ九十センチ程の鉄パイプは、銃弾よりも射やすそうに思えました。
やはり射るなら長物に限るという持論を持っているんですよね。完全に好みの問題でしょうけれど。
海未「がっ、あっ、あっ、」
打撃による痛覚以上に、脳が揺れ平衡感覚が狂ったことが問題でした。
歪む視界に屈しそうになりながら、足を止めてはならないとステップを踏み続けます。
追撃を防ごうと足を振り回して蹴りを繰り出しますが、既に凛は距離を取っていました。
海未(追撃する絶好の機会に身を退いている、ということは……!)
勘だけを頼りに脇へと飛び込み地面を転がりました。
同時に鳴り響く銃声。
予測も何もありませんでしたが、被弾していないことから狙撃を躱せたことを察しました。
床を一回転してから立ち上がり、銃声が鳴った八時方向へと顔を向けると、私を狙う銃口が大型フォークリフトの陰から覗いていました。
花陽「これでも当たらない……!」
海未「避けたのは完全に運です。っつう……狙撃の方角を予測したわけではありません」
凛「初めて海未ちゃん騙せたのにぃ」
海未「視線のフェイントは見事でした。ちなみに脳を揺らすなら、厚手のグローブで顎を狙うと尚良いですよ」
凛「次はそうするよっ!」
決定打を回避したことに安堵する一方、完璧に設計された一連の攻撃に思わず舌を巻きました。
ところで私の秘蔵の武器である弓についてですが。
秘蔵と言えど、誰にも披露したことがないというわけではありませんし、試しに射てみたいとの申し出に応じて貸したことだってあります。
しかしながら「弦が硬すぎて数ミリも引けない」「そもそも重すぎて持てない」「こんなの扱える人間はいない」等、散々文句を言われる始末。
これまでまともに射れた方は一人もいませんでした。
確かに少々頑丈な作りとはいえ、そんな言うほどでもないと、毎回お手本を見せる羽目になるのですが……。
ギチ ギチ ギチッ
ギヂッ ギヂッッッ
ギ ヂ ッ
今もまたお手本の場面さながらに、弦を限界いっぱいまで引き絞りました。
耳元からは、両端に繋がれた弦に引っ張られて弧をしならせる弓のギヂギヂギヂという苦し気な呻き声が鳴り続けます。
狙いを定め、体勢を整え、呼吸を止めて。
何時からか、射る時に口にするようになっていたお決まりの台詞が、今回も自然と出てきました。
海未「ラブアロー……」
ギ
シュート、と呟くと同時に右手を離し、弦に添えていたバレットを射出しました。
すみません。潔く書きだめて一気に投下します。HTML依頼出してきます。
http://i.imgur.com/zqI2Qlo.jpg
先原直樹・ゴンベッサ
都道府県SSの痛いコピペ「で、無視...と。」の作者。
2013年、人気ss「涼宮ハルヒの微笑」の作者を詐称し、
売名を目論むも炎上。そのあまりに身勝手なナルシズムに
パー速、2chにヲチを立てられるにいたる。
以来、ヲチに逆恨みを起こし、2017年現在に至るまでヲチスレを毎日監視。
バレバレの自演に明け暮れ、それが原因で騒動の鎮火を遅らせる。
しかし、自分はヲチスレで自演などしていない、別人の仕業だ、
などと、3年以上にわたって稚拙な芝居でスレに降臨し続けてきたが、
とうとう先日ヲチに顔写真を押さえられ、言い訳ができなくなった。
2011年に女子大生を手錠で監禁する事件を起こし、
警察に逮捕されていたことが判明している。
先原直樹・ゴンベッサ まとめwiki
http://www64.atwiki.jp/ranzers/
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