魔導士──自らの魔力によって、不可思議な現象を引き起こす力を持つ人間。
ほとんどの魔導士は、魔導具と呼ばれる特別な道具を使い、様々な現象を引き起こす。
主人公は残念ながら、魔導士の才能は無い。魔力を持っていないからだ。
だが……彼または彼女には『魔導書』がある。
無尽蔵の魔力を持つ、何も書かれていない白紙の魔導書を…………
魔導士になりたい主人公が、白紙の魔導書を安価とコンマで埋めていくスレです。
◇魔導書の埋め方◇
1.クエスト、イベントをクリアして魔導ポイントを貯め、そのポイントで新たな魔導を手に入れる。
2.キャラクターとの交流によって、そのキャラを召喚する魔導を手に入れる。
3.魔導獲得イベントをクリアする。
大体こんな感じ。
まずは、主人公の名前と性別。
安価下2
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1487474941
これ日本人の名前?それとも西洋風の名前?
名前:ニマ
性別:両性具有
>>1はふたなりが好き。異論は認める。
>>4
言い忘れてましたが、できればカタカナ系で。
続いてステータス決め。
筋力:安価下1のコンマ十桁
体力:安価下1のコンマ一桁
精神:安価下2のコンマ十桁
器用:安価下2のコンマ一桁
幸運:安価下3のコンマ十桁
知識:安価下3のコンマ一桁
名前:ニマ
性別:両性具有
筋力/体力:60/50
精神/器用:20/60
幸運/知識:50/60
メンタル弱すぎるな? すぐ怖がるよこの子。
ラスト安価。
安価下2…容姿
安価下3…性格
名前:ニマ
性別:両性具有
年齢:16
筋力/体力:60/50
精神/器用:20/60
幸運/知識:50/60
容姿:小柄。顔に幼さが残る
性格:気弱で引っ込み思案
今さらですが年齢は16固定。それでは、始めていきます。
ニマ「うぅ~……埃っぽいなぁ……」
ボクの名前はニマ。ちょっとだけ裕福な家庭の普通の……女の子として暮らしている。
実は、ボクは両性具有だ。だから、男か女かって言われると、ちょっと迷うんだよね……心は女の子だけどさ。
ニマ「面倒だけど、早く終わらせなきゃ…」ハァ……
ボクは今、おじいちゃんに言われて屋根裏部屋のお掃除をしようとしている。
ニマ「まず、このエリアから片付けようかな」
ニマ「…………ん? なんだろ、これ?」
見つけたのは、古びた本。ボクが持つにはちょっと大きくて分厚い本だ。
ニマ「何が書いてあるのかな……?」
ちょっとワクワクしながら、本を開こうとすると……
魔導書「おい」
ニマ「…………えっ」
魔導書「そんな乱暴に扱うなよ。天下の魔導書様だぞ! 丁重に扱えや!」
ニマ「…………」
ニマ「うわあぁあああああああああ!?!?!」
魔導書「うおおおおおおお!?!!?」
~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~
魔導書「脅かすんじゃねぇよ……」
ニマ「ご、ごめんなさい……」
ニマ「あ、あの………」
魔導書「あ?」
ニマ「な、なんで喋れるの?」
魔導書「そんなの、俺が特別だからだろ。何てったって、俺を持つだけでそいつは立派な魔導士になれるからな!」
ニマ「え、えぇ!?」
魔導士……魔導士になれるの!? 魔力が無いからって諦めた、あの魔導士に……!?
魔導書「へっへっへっ、驚いてるようだな」
魔導書「とりあえず、俺をめくってみろよ。見たところ、お前魔力無いみたいだな? 俺を読めば、すぐに魔導士だぜ?」
ニマ「う、うん!」ペラ…
ニマ「…………」ペラ…ペラ…
ニマ「…………何も書いてないよ?」
魔導書「…………」
魔導書「う、ウソだろ……!?」
魔導書「………」ズーン……
す、スゴイ落ち込んでる……
魔導書「…………まぁ、こんなに長い間使われなかったら、魔導も消えちまうか……」
魔導書「…うしっ、しゃあねぇな! 消えちまったもんは仕方ねぇ!」
魔導書「お前! 俺を元の魔導がたくさんの魔導書に戻る手伝いしてくれよ!」
ニマ「え、ええ!? ぼ、ボクが!?」
魔導書「お前も魔導が使えるようになるんだぜ。悪い話じゃねぇだろう?」
ニマ「う、ま、まぁ……」
確かに、魔導士になれるなら…………
ニマ「…………分かったよ。やるよ」
魔導書「へっ、そうこなくっちゃな!」
魔導書「おっ、そうだ。多分だが……2つくらいなら魔導は作れるハズだ。ちょっとだけ文字が残ってるからな」
魔導書「お前が欲しい魔導を書いてくれ。書き方によって強さも違うから、要注意な!」
魔導安価。雷撃、魔力生成、天使の輪などなど……こういう感じのキーワードを募集。コンマ一桁の値で強さが変わる。ゾロ目だと……?
安価下1、2
『風の弾丸』Level6
周りの空気を圧縮し、回転を加えながら射出する。
強さは岩を砕くほど。同時に扱える弾数は3つ。
『結晶化』Level1
物質を結晶に変える。結晶化の時間は10秒くらいが限界。
ニマ「おおお……スゴイ……」
魔導書「まだまだこんなもんじゃねぇけどな……」
魔導書「さらに魔導を書く、または魔導を強化するには魔導ポイントが必要だ」
魔導書「魔導ポイントはクエストをすることで手に入る。どうせお前、クエストギルドに登録してねぇだろ? 行こうぜ!」
ニマ「う、うん…………」
ニマ「……なんでそんなに詳しいの?」
魔導書「俺を誰だと思ってんだよ。天下の魔導書様だぜ?」
理由になってない…………
~~クエストギルド~~
受付「いらっしゃいませ。ご用件は?」
ニマ「あ、あの……登録したいんです、けど……」
受付「失礼ですが、魔導は使えますか?」
ニマ「え、あっ、は、はい……」
受付「了解しました。すいません、魔導を使えるかどうかで、依頼も変わってきますので……」
ニマ(やっぱりそうなんだ)
受付「……登録完了しました。現在、3つほどクエストがありますが、どうしますか?」
ニマ「えっ、あ、一応、見ます……」
《クエスト》
【ゴブリンを討伐してくれ!】
依頼主:農家のおっさん
内容:ウチの農場をゴブリンが荒らすんだ。謝礼は弾むから、頼む! ゴブリンを倒してくれ!
【薬草が欲しい】
依頼主:薬剤師
内容:薬草が足りないんで、たくさん欲しい。幾つでもいいから採ってきて。
【さびしい】
依頼主:むしょく
内容:しごともない。かぞくもいない。なにもない。さびしい。だれかとはなしたい。
ニマ「(最後の明らかにヤバイよ!?)」
魔導書「(ちなみに依頼のレベルはポイントの量に関係ないからな)」
ニマ「(ちょ、ちょっと! なんでさっきから喋らないの?)」
魔導書「(喋る魔導具なんて珍しいんだよ! 目立つのはイヤだろ!)」
ニマ「(う、ま、まぁ……)」
受付「……? どうしますか?」
ニマ「え、えっと……」
どれを受ける? 受けないも可。
安価下1
~~~~~~~~~~~~
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ニマ「そんなわけで薬草を採りに来ました」
魔導書「薬草を採るための魔導は無いので、自分で頑張れよ」
ニマ「そんな…………」
どうやって採ろうかな。
1.地道に探す(同時に器用コンマ判定。60以下で成功)
2.適当に目星をつけて探す(同時に幸運コンマ判定。50以下で成功)
3.自由安価
↓2
コンマ73:失敗
ニマ「うーん……全然ないなー……」
魔導書「なぁ、帰ろうぜー」
ニマ「ま、魔導が欲しいって言ったのそっちじゃん!」
魔導書「いやだって……薬草見つかんねぇんだもん」
魔導書「あれじゃね? ここ、薬草取り尽くされたんじゃね?」
ニマ「そうなのかな……」
ニマ「……帰ろっか」
依頼に失敗しました……
※失敗した依頼は何度でも受けられます。
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